嵐の夜の魔法
Tue.15.10.2013 Posted in 恋愛
奴に買ってもらった黒猫ポーチと紅茶に温もりながら、ごきげんよう

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■maryのハロウィン限定品。黒猫でオッドアイは珍しくて個人的にプレミア品。これを教えて下さったマキさん、ありがとうございました! 欲しいと言ったら奴が買ってくれました(笑)

「今夜は早く帰ってゆっくり鍋でも食べるか?」
「そうだね。鍋なら、すき焼きが良いな」
「判った。オレが先に会社を出るから肉や野菜を買っておく」
「ありがとう。オレも早く帰るからね。あ、ゲロルはオレが買うよ」

台風の夜は何やら楽しい。
オレは奴と電話ですき焼きの約束を交わして、仕事を早く切り上げて会社を出た。

既に雨は降っていたが、今夜から明日の朝に掛けてはもっと荒れるのだろう。
万が一の為に少々余分に食材を買った。
ついでに白ワインも買った。台風の影響で空気が湿った今夜、良く冷やしたのを一杯だけ奴と飲みたいと思った。

すき焼きはとても美味しかった。
食べる前に冷たいワインで乾杯したが、食べた後も喉を心地良く潤したくてもう一杯だけ飲む事にした。

「外、少しずつ荒れてきたね」
「ベランダに出てみるか?」
「ふふ、そうだね」

2人でベランダに出た。
嵐の夜は何となく魅惑的で心が踊る。

雨と風は多少強くなってきていた。
今後もっと酷くなっていく事を思えばはしゃいでばかりもいられなかったが、今はまだ子供のように無邪気にしていたかった。

「雨が混じった風が気持ち良い!」
「今、外を歩いたらかなり濡れるね」
「ここでもちょっと濡れるぐらいだ。ああ、何だかテンションが上がるぜ」
「あはは、もう一杯飲む?」
「グラスに注いで持ってくる」

2杯だけの筈のワインは3杯になった。
台風の風雨は魔法のように、奴の頑固な心を柔らかく溶かしてしまった(普段の奴なら絶に「駄目、1杯だけ!」と言った筈)

3杯目のワインは、嵐の空気に酔っていたオレ達をますます酔わせてくれた。
ワインを飲み干した時に何となくキスを交わしたが、雨の混じる荒い風に吹かれながらキスをするのが刺激的でエスカレートした。

「ここで?」
「口で。ベランダの電気を消すから」
「消して。でも、それだけじゃ物足りない。きっと、オレに奉仕をするお前の背中に爪を立ててしまうよ」
「ここで調教か?」
「電気を消すから。さあ脱いで、ここで全部」

ベランダの電気を消せば辺りは真っ暗になった。
だが雨は街灯によって白く輝きながら、服を全て脱ぎ捨てたオレの肌に降り注いだ。

小さなベンチに座る奴の足の合間に顔を寄せてそれにキスをした。
根本から先端まで隈なくキスをして、それから口の中で愛撫を始めた。

奴は次第に息を弾ませていった。
雨音が激しくなって行く中、オレをますます淫らな気持ちにさせるように大胆に足を開いて嬌声まで漏らした。

そしてオレの舌に先走りの液を溢れさせた頃、オレの背中に思い切り爪を立てた。
その痛みにオレが「うっ」と声を漏らせば、奴はオレをからかうように笑い声を立てて強く背中を引っ掻いた。

「こんなところでそんなに足を開いて、随分といやらしい格好だぞ」
「さっきからお前がここも舐めたそうにしているからだ」
「……ああ、その通りだ。降参するから舐めさせてくれ」
「良いよ。でも、もっと強く引っ掻くかもしれない」

奴はオレの肩に両足を乗せて尻を前の方へ突き出した。
オレは頷き、その窪みに興奮に濡れた舌先を踊らせた。片手で奴のものを擦り、もう片手で自分のものも擦りながら。

嵐の夜のベランダにて新しく付けられた傷は2つ。
1つは背中で、熱を持つほどの引っかき傷。
もう1つは左腕で、明日には消えてしまいそうな爪の形。

ベランダから引き上げる時、お互いにすっかり身体を濡らしていた。
だがそれは雨の為だけでなく、快楽に夢中になった汗の為でもあった。

「喉が乾いた。もう一杯、良いか?」

オレは全裸のまま奴にそう訊いた。
だが奴の返事は「NO」。冷蔵庫の中にたくさんあるゲロルシュタイナーを飲みなさい、との事だった。

快楽が引いたと共に、奴に掛けられていた嵐の魔法まで消えてしまったようだ。

明日の夜まで嵐が続けば良いのに。
そうすれば明日もまた楽しめそうだし、仕事も休みになりそうだ。

==========

という訳で、明日の天気が気になるところだ。
明日は交通状態が滅茶苦茶になるようなので、仕事や学校に行かれる方はご注意下さい。

それでも明日も楽しい事がありますように。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
おやすみ。

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