休日の夜の飲み物
Sun.15.09.2013 Posted in 恋愛
昨夜、奴の帰宅は遅かった。
だが帰ってくるなりキッチンに入って、『学校の友達に教えてもらったジュース』を作りはじめた。

「どんなジュースだ?」
「すぐに出来るから。美味しいんだよ」
「買い物袋から生姜が出てくるのは見たぞ」
「ふふふ」

奴が鍋でコトコトと作っていたものを冷凍室に入れて10分ぐらい、オレ達は冷蔵庫の前に椅子を持ってきておしゃべりをした。

持ってきた椅子は一つだった。それにオレが座り、奴はオレの膝の上に座った。そして今日の出来事を話し、明日を心配した。明日は立川のムーミンショップに行く予定だが、果たして台風は大丈夫だろうか? と。

やがてタイマーが鳴って、奴は冷凍室から取り出した黄金色の液体に冷たい炭酸水を注いだ。

「ジンジャーエールか?」
「正解。友達が水筒に入れて持ってきたものを飲ませてもらったら美味しかったんだ。だからレシピを教えてもらった。お前にも飲んで欲しくなって」
「ありがとう。貴方がそう言うなら凄く美味しいんだろうな」

オレ達は場所をリビングに移してジンジャーエールで乾杯した。

「今週の収穫に」
「楽しい週末に」
と言った後に飲んだジンジャーエールは、蜂蜜、生姜、スパイスの風味に富む、今夜の蒸し暑さを忘れさせれくれるサッパリとした美味しさだった。

「美味いな。炭酸とスパイスが効いていて最高だ」
「でしょ? 本当はハーブも入れた方が美味しいんだけどね」
「オレにもレシピを教えてくれ。ハーブ入りのを作ってみたい」
「良いよ。オレが学校で忙しい時に作っておいて」
「了解」

オレは奴に感謝のキスをした。
軽くキスをしてすぐに会話に戻るつもりだったが、奴の柔らかな唇が冷ややかでスパイシーな味に染まっているのが刺激的で長く長くキスをしてしまった。

そしてそれだけでは飽きたらず、ジンジャーエールのグラスを奴の唇に寄せ、それを口に含んでくれるようにと促した。
奴は細めた目に挑発的な色気を宿し、オレを見つめたままニッと微笑んでグラスに唇を付けた。

途端に官能的な気分になった。
オレは奴の口に含まれたジュースを奪って飲み下した。
更にもう一度奴にジュースを口に含ませ、奴にも含むように言われ、徐々に互いを求めて強く抱きしめ合って、貪り合うようなキスをした。

「ジンジャーエールでも酔えるんだね」
「甘くてスパイシーな味は性欲を刺激するぞ」
「ふふ、そうだね。凄くお前が欲しくなったよ」
「オレもだ」

部屋の照明を少し落として、互いに相手の服のボタンを外した。
そして酔ったように熱くなった身体を絡ませて全身の肌を擦り合わせた。

テーブルの上にはまだジンジャーエールが少し残っていた。
欲するままに快楽を楽しみ、想うがままに愛しさを滾らせ──その後にまた飲もうとオレは思った。きっと炭酸が抜けて少しぬるくなっているだろうが、それでも心地良く乾いた喉を潤してくれるだろうと思って。

==========

今日と明日は台風。
明日は東京に直撃との予報。ムーミンショップに行くなら今日行ってしまうべし。

皆さんも外出の際には足元にお気をつけ下さい。
今日が楽しい休日となるよに応援しております。

では、時間があればまた夜に。

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