そういえば珈琲キャンディの包みも秋色だ
Mon.09.09.2013 Posted in 恋愛
大人しく自宅で奴の帰りを待っているつもりだった。
だが、友人と仕事の話をする為に外出したら、その帰りに奴と待ち合わせたくなった。

奴の仕事が終わるまでまだ2時間あったが、買い物などをして時間を潰せば良いと思った。そろそろ秋物のニットが欲しかったし、今夜の食材も買わなくてはならなかったから。

奴にメールした。
『今、◯◯にいてこれから買い物をする。会社の近くで待ち合わせないか?』

20分ぐらいして奴から返信が来た。
『今の仕事が終わる場所は◯◯だけど、近くのホテルのラウンジで良い?』

オレは『OK』と返信して買い物の続きをした。
ついでに、奴に秋物のパンツなども一枚買って。ハロウィンを思わせるオレンジとブラックのストライプのボクサーパンツを(笑)

2013_09_09_2.jpg

奴は予定よりも10分も早く来てくれた。
オレが待っているから急いでくれたそうだ。

「何時間でも待ってるから、急がなくても良かったんだぞ」
「まだ本調子じゃないお前を長く外出先で一人には出来ないよ」
「もう普通に車の運転ができるぐらい回復したぞ」
「オレが心配している限り無理をしちゃ駄目」

奴に案じて貰える幸福感にカクテルで乾杯したかった。
だがオレは車で、奴にも余り飲むなと言われていたので我慢した。

30分ぐらいラウンジで話をした。
まずは奴にパンツを渡して(奴は秋のインパに穿いて行くと言った・笑)、仕事の事や、今夜の料理の話をした。

区切りの良いところでラウンジを出て車に乗ったが、その時オレは不意に眠気を感じて、ペリエではなく珈琲を飲めば良かったと思った。

「大丈夫? 帰ったらオレが淹れてあげる」
「ありがとう。じゃあ帰るまで頑張ろう」
「あ、待って」
「ん?」
「珈琲、あるんだ」

奴はオレが車を発進させようとするのをストップさせて、自分のカバンの中をゴソゴソと探った。
そして、春頃に買った猫の肉球ポーチを出して、そこから珈琲キャンディを1個取ってオレに差し出した。

「それ、まだ使っていたんだな」
「ずっと使ってるよ。学校にキャンディを持って行くのにちょうど良くて」
「学校で可愛いとか言われるだろう?」
「言われる」
「可愛いからな。包みを取って食べさせてくれ」
「だからずっと使っているんだ。あはは、良いよ。じゃあキスして食べさせてあげる」

奴は赤い包みを取り、唇に珈琲キャンディを挟んでオレにキスをした。
オレは奴からキャンディを受け取っても暫く奴を離さないでいた。珈琲の甘い味に染まった奴の唇が美味しかったから。

「噛んだね」
「すまない、美味しそうな感触で」
「退屈でストレスが溜まってサドになった?」
「だったらどうする?」
「どうしようね。お仕置きしちゃおうかな」

奴はニッと微笑んでもう一個、珈琲キャンディを取って自分の口に入れた。

オレは車を発進させて思った。
奴はやはり根っからのサドか? と。
それと、可愛いと言ったのはそんなポーチを愛用している奴の事だったのにな……と。

今年のハロウィンには秋色のパンツを穿いたサディスティックな白猫がはしゃぎ回りそうだ。美味しいお菓子を買っておいてやらないとな。

という訳で、
今夜はすっかり秋を思わせるな。
皆さんも涼しい夜風に当たりながら心地良くお過ごし下さい。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

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