meet murder my angel
Tue.23.07.2013 Posted in SM・フェチ
オレが先にシャワーを浴びて、奴が戻ってくるのを待った。

待っている間、テーブルの上にウイスキーとチョコレートを出しておいた。
奴が戻ってきたら、この静かな一室で2人きりで乾杯する為に。

「舌の上で溶ける」
「濃厚で品の良い味だな」
「まるで美味しいカカオのお酒を飲んでいるみたいだ」
「ああ、ウイスキーにも合う」

窓の外には無数の黄金色の灯りが見えていた。そしてそれらの中央には青い東京タワーがそびえ立っていた。

部屋の中は真っ暗だった。
オレ達はチョコレートを食べながら戯れ、互いのバスローブの紐を解き、ウイスキーを口に含ませて、それを互いに飲ませながらキスをした。

「酔いそうだ」
「もう酔っているでしょう?」
「まだ酔ってない」
「ふふ、嘘」

奴はオレをベッドに押し倒して微笑んだ。
オレの身体の上に乗り、手元にあったバスローブの紐をオレの首に回して喉で交差させて。

軽く、本当に軽く意識が遠くなった。
苦しさはない。
夢を見ているような気持ち良さに包まれて、オレを支配する残酷な恋人に何もかもを委ねたくなった。

「もう夢の中にいるみたいだ」
「しゃべらないで」
「夢が覚めるから?」
「しっ。お前はこのまま、静かにオレに殺されてしまうんだ」

奴はオレの耳元で優しく囁いた。
オレは頷いて目を瞑った。
激しい高揚感とは違った、静かに全身を貪られてゆくような快楽に溺れていった。徐々に肉体の全てが腐敗して自然の中へと還ってゆくような、そんな不思議な感覚だった。

奴のキスはいつもより甘かった。
チョコレートの余韻だったのかもしれない。あるいは、仄かな首の苦しさがそう感じさせていたのかもしれない。

けれど時折、奴はオレを現実へと引き戻した。
オレが夢の中に陶酔してしまわないように、オレの舌を、乳首を、男根を、猫のように尖った歯で噛み付いた。

「意地悪だな」
「……うん、意地悪だよ。お前はオレに虐められて泣いている」
「あ……凄く感じる」
「ほら、こんなに涙を垂らして、ずっと止まらない」

奴の口や手で執拗に弄ばれ、オレは先端をしとどに濡らして、何度も絶頂を吐き出したくなった。
だが、オーガズムに達する前に奴は愛撫を止め、根本をキツく締め付けて尖った歯を食い込ませた。

それは苦痛だった。
過度に焦らされる事も、針で突かれたような激痛も物凄く辛かった。

だが、オレの精神はそれを快楽として受け止めていた。
奴に牙を立てられる度に更に男根を勃起させ、もっと発狂するまで責め立てて欲しいと望んで身体を仰け反らせた。

「……いつまで泣かせたら気が済む?」
「外が明るくなるまで」
「死ぬぞ」
「殺しているから」

窓の外には美しい夜景。
部屋の中は官能の声だけが延々と続く静寂。

あれは地獄の苦痛だったのか?
それとも、天国の快楽だったのか?

もうオレには良く判らない。
一晩中オレは、その双方を感じて狂っていたのだから。

そしてようやく首のロープを解かれれば、オレは理性を失くして奴を揺さぶった。

監獄から放たれたようだった。
もう何年もセックスを禁じられていた奴隷のように、一気に獰猛な欲情に駆られて奴を激しく貫いて責め立てた。

奴はそんなオレを見上げて薄らと微笑んでいた。
『良い、もっと、オレのペット』と囁いて、オレの頭を撫でながらオレの肉体で楽しんだ。

あの夢を見ているような陶酔感は滅多に感じられるものではない。
またあんな快楽を体験できるなら、オレはいくらでも高価なプラリネを買って、奴に首を締められてやるだろう(苦笑)

やはりマゾヒストとは危険な生き物だ。
快楽の為なら本当に命を投げだせると思う。

==========

まあ、そうなったら残された奴に迷惑を掛けてしまうので、絶対に無理な事はしないつもりだがな。
奴を一人残して先に逝く事も考えられないしな。

という訳で、真性マゾヒストの方はお気をつけ下さい。
そして、昼間からこのようなエントリーで申し訳ありません。

今日も皆さんにたくさんの良い事がありますように。
今日も皆さんの幸運を応援しております。

では、また時間があれば夜に。
夜は気楽に楽しい雑談がしたいな(笑)

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