官能小説
Sat.13.07.2013 Posted in 恋愛
その小説を読み切るのはあと少しだった。
残り1ページ。
オレは一気に読んでいた物語のクライマックスシーンに夢中になっていた。

けれど、
その酔いしれるような感覚を破るようにドアがノックされた。
オレは本の文字から目を離せぬまま「ああ」と返事をした。
するとドアの向こうで、「終わったよ」という奴の声がした。

『早く終わったな』と言おうとして時計を見たら、自分が思っていた以上に時間が経っていた。
一気に読んでいたつもりで、実は物語の要所要所で様々な妄想を抱いて時間を費やしていた事に気付いた。

オレは本をデスクの上に放ってドアを開けた。
「お疲れ様。退屈して待っていたぞ」と言って、奴を抱きしめた。

「ごめんね。何をしていたの?」
「小説を読んでた」
「どんな?」
「官能小説。ポルノ小説だ」

奴は笑ってオレにキスをした。
オレは奴を自分の部屋の中に誘いながら、『もうこれ以上待てない』とばかりに奴の身体に手を這わせた。

「ポルノ小説を読んで興奮してたんだ?」
「いや、そんなに熱心に読んでいた訳じゃない。ボンヤリ眺めながら貴方とする事を妄想していた」

熱心でなかった訳ではない。
だが嘘でもなかった。

なにしろオレは、本にではなく、本に書かれている以上に淫らな事を奴としている妄想の方に熱中して興奮していたのだから。

読書の続きはオレのベッドで。
官能小説よりも淫らに、激しく。

「意識を失くすまで」
「眠りにつくまで」

ベッドの中でオレ達はそう囁き合った。
その言葉を最後に獣になって、噛みつき合うようなキスをした。

==========

そして今朝の目覚めは極上。
これから深夜まで仕事だが良いテンションを保っていられそうだ。

皆さんも充実した3連休最初の土曜日をお過ごしください。
オレと同じく仕事の方はお互いに頑張りましょう(笑)

今日もたくさんの幸運に出会えて、楽しい一日になりますように。

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