声と声のエクスタシー
Wed.19.12.2012 Posted in SM・フェチ
「今日はオレの方が早く帰るから何か作る。何が良い?」
「そうだな……。でも大丈夫? お前、声がかすれているよ」

電話で奴にそう指摘されて、そういえば喉がガサガサしている事に気付いた。
昨夜は夜更かしをした上に、今日は乾燥したホールでしゃべりっぱなしだったせいだ。

「水でも飲んでおけば大丈夫だ。で、何が良い?」
「こってりしたものが食べたい」
「例えば?」
「えーっとね……。濃い目のソースのボロネーゼ。パルミジャーノ・レッジャーノの粉チーズをたっぷりと掛けて」

オレは了解して電話を切った。
こってりしたものが食べたいなんて奴も疲れているのだな……と思いながら。

買い物をして、帰宅して、まずは野菜を刻んて、次に肉を炒めて、それらをじっくりと煮込んで、なかなかイケるソースを仕上げた。

奴が帰ってくるまでオレも自宅で仕事を進めた。
膝の上に乗ってきた猫様を撫でながら、黙々と。

1時間半ぐらいして奴は帰って来た。
「ただいま。ああ、いい匂いがする!」と言って。

玄関まで猫様と一緒に出迎えに行ったら、奴は大荷物を抱えていた。
そして疲れたような顔をして、天井に向かって「ふう」と溜息を吐いた。

「重かっただろう?」
「電車が混んでいたからちょっと大変だった」
「部屋に運ぶのを手伝う」
「ありがとう」

奴の部屋に入って荷物を下ろすと、奴はそのままソファベッドに転がった。

オレは奴の顔を覗き込んで「少し休むか?」と声を掛けた。すると奴はいきなりオレに抱き付いて、「平気。ご飯が食べたい。でも少しだけこうしていたい」と言った。

「無理するなよ」
「立ちっぱなしだったから身体を横にすると気持ちが良いんだ」
「足をさすってやるか?」
「お前だって疲れているでしょう? やっぱり声がかすれているよ。でも良い声」
「そうか?」
「もっと聞きたい、もっと何か言って」

奴にそんな事を言われて、オレはちょっと調子に乗って奴の耳元で囁いた。他愛のない言葉や、少しいやらしい言葉も。

奴はオレを抱き締めたまま可笑しそうに笑っていた。
だがその声は、オレが奴の足に手を這わせた頃から悩ましいものへと変わっていった。

声と舌で奴の耳を愛撫すればオレの興奮も昂ぶっていった。
奴はオレの声に感じてくれたようだが、オレは奴の気だるそうな声に感じていた。

オレも奴も一気に火が点いた。
疲れている時とは、どうしてあんなに快楽に夢中になってしまうものなのか。

「このまま眠るか?」
「……ううん、お前の作ってくれたボロネーゼを食べる」
「良し、スパゲティを茹でて、ソースを温めてくるぞ」

2012_12_19_1.jpg

久しぶりの自炊ディナーを白葡萄のスパークリングジュースで乾杯した。

今夜のボロネーゼは奴の口に良く合たようだった。

「これが食べたかったんだ。会社に居る時からずっと!」

奴はそう言いながらこってりスパゲティに濃厚な粉チーズをたっぷりと振りかけた。

よしよし、食欲があるのは良い事だ。
明日も忙しいがオレも奴も元気に頑張れるぞ。
何せ食前にベッドで楽しむ余裕まであったぐらいだしな(笑)

だが今夜も早めに寝ておこう。
たくさん身体を動かした後は、身体に良いものを食べて、睡眠を取って身体の全てを休ませる。それ以上の健康法はないだろうからな。

多忙な毎日を過ごされている皆さんも体調には気を付けて下さいね。
明日は20日で、いよいよ師走も大詰めだ。風邪でダウンしている場合じゃないからな(笑)

という訳で、今年最後の締め括りを楽しく過ごそうぜ。
毎日、皆さんにたくさんの幸運があるように祈ってます。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
おやすみ。

<お詫び>
この多忙の為にツイッターやコメント欄への返信がまったく出来なくて申し訳ありません。時間に余裕のある時に返させて頂きますので、もう少しだけお待ちくださいm(__)m

今夜は楽しい夜だったね!明日も頑張ってね! と思って下さる方はバナーのクリックをお願い致します。久しぶりに自炊が出来て大満足な夜でした。ありがとうございます、明日も頑張ります!
にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ 人気ブログランキングへ

★コメントはこちら携帯版)へどうぞ。

Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP