二組の布団を並べて
Sun.29.07.2012 Posted in 恋愛
「シロ子、やっぱりお前に似てる」

シロ子が部屋から出ていった後、奴はそんな事を言って笑った。

「似てるとは思えないけどな」
「顔付きが似てるよ。こんな顔」

奴はそう言ってシロ子の顔のマネをした。だが、それこそ全く似ていなくてオレは吹き出した。

「似てない」
「嘘だ、猫の顔マネは得意なんだよ」
「後でオレが学生の頃に使って鏡を貸してやるから、先にここに布団を敷くぞ」
「以前オレが泊まった時みたいに敷くんだね? 手伝うよ」

別の部屋の押入れにある客用の布団を二人で運んだ。
そして、まず先にオレが一組目の布団を敷いて、次に奴がオレを真似て二組目を敷いた。

「上手いじゃないか」
「ベッドのシーツを伸ばすのと変わらないね」
「同じような布で出来てるからな。ああ、寝心地も良いぞ」

オレは奴が敷いた方の布団に横になった。
奴も「どれ?」と言って、オレの隣に横になった。

「ふふ、本当だ。気持ち良い」
「ベッドとはちょっと違う寝心地だよな」
「面白いよ。布団の下にある畳の匂いも好きだな。自然な香りがして」

奴がゴロリと身体をこちらに向けたので、オレは奴の肩を抱いた。

そして少し話をした。
今夜の花火大会はとても賑やかで華やいでいた事を。けれど今はとても静かで何の音も聞こえないという事を。

「……今日も楽しかったぞ」

オレは奴の髪を撫でた。
実家の部屋にいるせいかウブな気持ちになって、少し緊張しながら。

すると奴も何やら照れくさそうに微笑んで唇を噛んだ。「そうだね……」と小さな声を返事をして。

暫く忘れていた初々しい興奮を覚えた。
奴の額にキスをして、「電気を消すぞ」と囁けば、奴と初めてそうした時の事を思い出した。
あれは山の上にある欧州風のリゾートホテルでの事で、オレも奴もとてもぎこちがなかった。

もっとも昨夜は、初々しいムードだった割にはオレも奴も淫らに腰を揺らしたが(笑)、それでも最後まで新鮮な気持ちだった。

なかなか興奮が尽きなくて、自然と眠りに落ちるその時まで続けた。
あんなにも興奮したのは、そして感じたのは、正直に言うがかなり久しぶりだった。

(余談:興奮の余りに布団をぐちゃぐちゃにして、翌日はシーツやパッドの全てを洗濯機に放り込む事になった。おまけに奴の声が大きくて、ここで急に妹や叔母が帰って来たらどうするかとドキドキした・汗)

「ぐっすり眠れた」
「オレも」

翌朝の目覚めは良かった。
いつもならベッドの上でするキスを、その日の朝は布団でした。

それからオレはキッチンで朝食を作った訳だが……その辺の話はまた時間に余裕のある時に。

さて、今週は物凄く楽しい週末だったぞ。
単に実家で過ごしただけだが、何となく新婚ごっこをしているみたいでな。

皆さんも楽しい休日を過ごされたか?
明日はまた平日となるが、今週も充実した良い一週間にしような。

今週も皆さんに幸運なことがたくさんあるように祈ってます。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

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