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うらめしやの間欠泉 1
Fri.10.06.2016 Posted in SM・フェチ
【注意】フェチとSM。過去の話です。奴は登場しません。渡辺さんが登場します。

「小遣いやるって言ったらおもしれえホストの坊主が釣れた。だから今から来いよ」
「今から?」
「六本木だから30分ぐらいで着くだろ?」
「いや、急に言われても気が乗らないんですが」
「じゃあ1時間待ってやる。ちゃんとメシ代も交通費も出してやるから。あ、飲むから運転はして来るなよ」

30分伸びたのは渡辺さんなりの親切だった。どうしても無理だと言えばちゃんと判ってくれる人だが、どうもオレはあの人にちょっと甘くなる。横暴な態度ながらも素直で可愛いところもあって、おまけにサービス精神に富んだ憎めない性格をしている人だからだ。それに多少、オレ好みのハッキリとした顔立ちのスーツの似合う容姿だからでもある。

指定されたナイトクラブに行けば、渡辺さんの席には2人のホステスさんと、中性的な顔立ちの若い青年が座っていた。

「こんばんは」
「ようR、飲むだろ?」
「頂きます」
「いい酒を入れたからな、たくさん飲め」

オレが席に着くと渡辺さんはテーブルに準備されていたグラスに水割りを作ってくれた。
熟成された甘い香りのするウイスキーだった。オレはそのグラスを持って、まずは渡辺さんと、次に隣に座る青年にも乾杯を求めた。

「はじめまして。ご一緒させて頂きます」
「はじめまして。よろしくお願いします」

彼は初々しくも緊張している様子だった。
ホストらしいが、恐らく渡辺さんがホステスさんと同伴でホストクラブに行き、そこで意気投合(?)してこのクラブに連れて来られたのだろう。

そして渡辺さんがこんなシチュエーションで誰かに興味を持つのは色事が絡んでいると決まっていた。この青年には渡辺さんの気を引く何らかの性癖があり、オレが呼ばれたのは彼の性癖を見世物にする為の調教師が必要だったからに違いないと予想した。

「若いですね。21、2歳? 綺麗な顔をしているし、お店では人気でしょう?」
「いえ、それほどじゃ……」

オレが彼と話をしていると渡辺さんが割り込んできた。

「そいつ、どエムで怖い目に遭うと興奮して射精しちまうんだってよ」
「怖い目って、例えば?」
「お化け~~!」

渡辺さんは両手を前方でぶらぶらさせてオレに接近した。いわゆる幽霊の真似をして。

「ええっ? そうなの?」

オレは渡辺さんが冗談を言っているのだと思い、笑いながら彼に問いかけた。
けれど彼は笑わなかった。恥じ入るように俯き、「そうなんです……。貞子みたいに髪の長い女の亡霊に襲われることを考えるだけで興奮して……」と小さな声で答えた。

性器に触れずに鞭や恫喝だけでお漏らしをするように射精する男の話は聞いたことがあったが、お化けで射精する男は初めてだった。

彼は幽霊に金縛り状態にさせられて襲われる(犯される)状況を妄想してオナニーをするらしい。セックスも、最低でも女性が長い髪を乱して自分を犯すように騎乗位になってくれないとなかなか射精できないとか。

本当か!?
じゃあお化け屋敷に入ったらザーメンぶちまけまくりか!?

とオレはストレートに彼に問いたい気持ちを飲み込んで猫をかぶり、あくまでも紳士的な口調で確認した。「本当に? いつからそんな風に? そうなったのは何か経緯があって?」と。

彼は恥ずかしがりながらもきちんと答えてくれた。
どうやら彼は生まれながらにマゾヒストで、初めて彼を調教した女性がお尻も隠れるぐらい長い髪をしていて、良く貞子の真似をして暗い部屋で恐ろしい形相で彼を怯えさせながら強制射精をさせて遊んでいたと。

それによって彼は『お化け(お化けに扮した女性)に襲われることに性的な悦びを感じるフェティズム』を植え付けられた。
大抵は怖がらせられながら性器をしごかれて射精に至ったそうだが、物凄い怖い思いをした時には性器に触れられなくても射精したそうだ。

そんなこともあるのかとオレは感心した。
同時にフェチズムの世界はやはり計り知れないと、感動すると共に少し肌が粟立った。

「珍しいな。本当に怖い思いをするだけでイッちゃうんだ」
「だろ? だから見せてみろって言ったんだ。こんな性癖のヤツって初めてで本当かどうか判らねえし、たくさん小遣いやるから見せろって」
「まったく貴方は……」
「お前だって見たいだろ? だからこれからホテルに行こうぜ」
「ホテルって、まさかオレに幽霊の役をやらせるんじゃないでしょうね? 長い髪のカツラなんてかぶりませんよ」
「ぶわっはっはっは! お前がお化けって良いな! Rやれ、貞子のカツラ買ってやる!」
「やりません」
「ち、仕方ねえから、この2人も一緒に連れて行くぞ。2人とも髪が長えしな」

そう言って渡辺さんは同席させている2人のホステスさんを見た。

お2人は、「ええー、私達が幽霊になるんですか!?」と言いながらも、渡辺さんの小遣いに興味があるからなのか、それよりも純粋にホスト君を怖がらせる事に興味を持ったからのか、どちらかは判らないがまんざらでもない様子だった。

かくしてオレ達5人はホテルのスイートルームに入った。

それぞれが準備に取り掛かった。
ホステスさん達はセットした髪を解いて貞子風にして、オレは部屋の照明をホラー映画風にして、ホスト君は細い身体をベッドに横たわらせて、渡辺さんはソファで酒を飲んでオレ達に「酔い潰れるから早くしろよ」と催促した。

それからオレにはもう一つの役目があった。ホスト君の性感帯を探って、そこをどう刺激してやれば良いのかをホステスさんに伝えることだった。
その為にオレはベッドに横たわるホスト君の全身に触れた。指先のみのフェザータッチで、あくまでも髪の毛がくすぐっている感じで触れて、ホスト君の性感帯の全てを把握した。

「とても敏感ですね。背中からうなじ、首筋から頬、耳、指先から腕を伝って肩、太ももから足の指先まで全部感じる。特にここ、貴方も自分で言っていたけど乳首が感じやすい。こうやって乳首を下から上へとなぞられるとゾクゾクするでしょう?」

ホステスさんや渡辺さんが見ている前でオレにそんな事を言われて、その時点でホスト君の性器は先走りの液を垂らすほど昂ぶっていた。
良い手応えだった。見られる事でも感じる体質なら今夜の見世物は成功するだろうとオレは思った。

そしていよいよ幽霊に犯されて射精する青年のショーは始まった。果たして今夜は手で触れられずとも射精するか?

「ふふふ、可愛いから襲って食べちゃうわよ」
「私の爪で引き裂くわね」

ホステスさん達は髪を垂らしながらノリノリでそんな事を言った。けれど……。

「あの、すみませんが無言でして欲しいんです……。本当に映画の貞子みたいに、黒目を限界まで下に向かせて、ほとんど白目になった目をバサバサに乱れた髪の隙間から覗かせて……」

と、ホスト君には不評で仕切り直しとなった。

「最近のS女って言葉責めとか言って無駄なしゃべりが多いんだよな。それよりムードを出せって」
「しー、静かに」

オレは酔っ払ってグダグダ言う渡辺さんの口を押さえて静観の体勢に入った。今までにも生々しいショーはたくさん見てきたが、こんなショーを見るのは初めてだったので久々に興味津々だった。

静まり返った部屋の中、白く浮かび上がるベッドには一人の男が横たわり、それに二人の女の亡霊が不気味に髪を揺らしながら襲い掛からんとしていた……。

さすが二人のホステスさんは売れっ子なだけに頭の回転が良かった。ホスト君の要求も、オレのアドバイスも的確に掴んで、まるで女優のように亡霊になりきった。
二人の長い髪がホスト君の頬や首筋に絡み付き、身体を動かす度にくねって皮膚を撫で回し、徐々にホスト君は恐怖の呟きと快楽の喘ぎをないまぜにさせた。

<続きは明日の20時に>

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