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持って来ちゃう奴君
Sat.13.02.2016 Posted in 恋愛
出張から自宅へ戻った時の安心感は何ものにも代えがたい。
とにかくホッとする。これで心の底から休めるのだと全身から力が抜ける。どんなに寝心地の良いベッドのある高級ホテルだろうと、こんな安堵を得ることは出来ない。

「ただいま。ほら、土産だぞ」
「おかえりー! わあ、いっぱいある。なんだろう?」

奴はオレにギュッとハグをして土産の詰まった紙袋を受け取った。

紙袋の中をすぐに探るのかと思った。しかし奴は「ちょっと待っていて」と言ってリビングを出て行ってしまった。
キッチンへ行ってお茶でも淹れてくれるのかと思った。けれど、戻ってきた奴の腕の中には三毛子がいた。

「三毛子! 可愛くなったな!」

オレは再会に歓喜してそんなことを言った。

「1日で可愛くなったね」

と奴は言って笑い、三毛子のお腹をオレの方に向けて「はい、もふもふ」と言った。

1日ぶりの三毛子の腹モフモフは幸せに満ちてた。
あたたかくて柔らかくて、心と身体を強張らせていた疲労感をすっかりと溶かしてくれた。

「ああ、良い匂いだ(もふもふ)三毛子、昨夜はオレがいなくて寂しがっていただろう?(もふもふ)」

オレは三毛子にもふもふしまくりながら夫ヅラをしてノロケけてみた。
けれども奴の答えはクールだった。

「昨夜はオレとF(猫様)と三毛子の三人で寝たよ。両手に猫で楽しかった! ちょっと腕と股間が重かったけどね」

(三毛子が腕枕で眠って、猫様が股間で丸くなって眠ったらしい)

両手に猫。
オレはいまだにそんな天国を味わったことがない。
オレの扱い方がダメなのか、オレがいる時に猫様と三毛子が一緒の部屋に居るなどほとんどない。ましてや一緒に寝るなど夢の中の妄想だ。

オレの心の中に闇が生まれた。
亭主元気で留守が良いという言葉があるが、実は我が家もそうなのではないかと。オレがいない方が部屋の空気が和らいで、三人(三匹?)は仲睦まじく暮らせるのではないかと(汗)

「羨ましい。オレが三毛子を抱っこして猫様に近付くと三毛子は怖がって嫌げるのにな」
「強制的に近付けられるのがダメなんじゃないかな?」
「なるほど……。オレも三人で寝てみたい。できるかな?」
「協力する。まずはお前の部屋にF(猫様)を入れて……」

オレ達は何時の間にか『Rに両手に猫を実現させてあげよう』作戦会議を開いていた。

奴は色々と提案してくれたが、果たして上手くできるだろうか?
決行は、猫様が自然とオレの部屋に入ってくれた時になるが、そんな時が永久に来なかったらどうしよう。悲しくなるぜ(泣)

「とにかく、今日はゆっくりして。お茶が欲しいでしょ?」
「ああ、甘えさせて貰う。ちょっと着替えてくるぜ」

自室で着替えてリビングに戻れば、テーブルの上にはミルクティとビスケットの準備がされていた。

奴のオレを労ってくれる気持ちがとても嬉しかった。

しかも、それだけで十分だったというのに、奴とお喋りをしている間に、あたたかなおしぼり(ムーミン柄)や、スライスしたオレンジや、猫の写真をプリントアウトしたものや、興味深い特集のある雑誌や、友人からもらった干し芋や、胃薬や、クッションまで持って来てくれて、オレの周囲はとても賑やかになった。

「貴方も仕事の準備があって忙しかっただろう?」
「夕方には終わったから大丈夫。お前が帰って来たら何を話そうって、そればかり考えていたんだ」

今は仕事に出ていないせいか、奴は人とのコミュニケーションにちょっと飢えているのかもしれない。
だからオレが1日家を空けて帰ってくると、それまで溜めていた話題が一気に溢れてしまうのだろう。

オレはただ帰ってくるだけで奴の役に立っている、と思っても良いのだろうか?
恋人関係を解消してから度々、本当は住む場所を別けた方が良いんじゃないかと思ってきたが、そうしないでいて正解だったのだろうか?

「猫チョコ、明後日は一緒に買いに行ける?」

ニコニコしながら次々と話題を振る奴を見て、オレは無性に奴が可愛く思えた。
今もそんなにオレの帰りを待っていてくれているのかと、その感謝をたっぷりな愛情で返したくなった。

「今週末は休みだから貴方の好きなところに付き合うぞ。それと、これを渡すのを忘れていた」

オレは出張に持って行ったカバンから小箱を取り出して奴に渡した。「ちょっと早いバレンタインな。昨夜の食べ残しだが」と言って。

昨夜遅くに食べて胃もたれを起こしたチョコレートの残りだ。いや、奴にも胃もたれを起こさせようと思って渡した訳ではない(笑) 数日早いバレンタインとなるが、今はそんな食べ残しのチョコレートしかないが、奴を愛しむ気持ちを形にして伝えたくなったので渡した。

「美味しそうなチョコだね。でも濃厚そうで、こんなのを夜中に食べたら胃もたれを起こすよ」
「ああ、昨夜は参った。だけど美味しかったぞ」
「ありがとう。明日食べるよ」

奴はそう言ってチョコレートの入った箱を飾り棚の中にしまった。
去年のようにお礼のキスは貰えなかったが、奴が嬉しそうに受け取ってくれるだけで心は満たされた。

それに今年もチョコレートデートをする予定だ。
百貨店などで猫のチョコレートを見付けたら買うというデートだが、これがなかなか楽しい。デパ地下のハシゴはなかなか疲れて(バレンタインシーズンは混雑しているしな)、決まって途中でお茶休憩を挟むのだが、それがとてもカップル気分を満喫できる。

今年は日曜日がバレンタインで良かった。
昼間から奴を連れ出して1日中遊ぼう。
そろそろ春も近いし、奴に似合いそうな服を一緒に選んでプレゼント出来たら良いな。

==========

という訳で、
申し訳ない、SM初級の続きは明日になってしまいました(土下座)

どうしてもこのエントリーを先に書いてしまいたくてな。ノロケたくて(汗)
後編は明日の夕方頃を予定しております。

約束を破ったので、そのお詫びに、何かリクエストはあるだろうか? こういう話を読みたい! といったものがありましたら是非ともコメントをお寄せ下さい。どうしても無理なものを除いてお応えしたいと思います。

さて、明日と明後日は休日だ。
オレも珍しく2日連休だぞ。
この2日間は完全に仕事の事を忘れて過ごすつもりだ。

明日は、奴と一緒にボストン宅に行ってくる。
猫の相談事があるようで……というのは建前で、ボストン君は猫自慢がしたいようだし、オレと奴は彼の猫ちゃんにデレデレしたいし(笑)

そうそう、そういえば重要な事を書き忘れていた。
つい二時間ほど前のことだが、奴がキッチンで「ああーっ! 来て!」と声を上げた。

何かと行ってみたら、なんと! 猫様が尻の毛にくっつけて落としたと思われるうんこさんを奴は踏み付けていた(汗)

「やったな、ウンが付いてラッキーだ!」

とかオレは励ましたが、奴は「くちゃい! 立つ気力がなくなったから拭いて!」と言った。

まあ、うんこさんは決して良い匂いではないな(汗)
だが、夢占いでもうんこさんの夢を見るのは吉報と言われているように、うんこさんを踏むのは運の訪れだとオレは信じている(奴の為に信じる。信じないと可哀想だ)

奴の新しい仕事はきっと良いものとなるだろう。
3月になったら今のようにいつでも奴が家にいてくれる生活ではなくなるが、奴の夢が叶うように応援したい。そしていつか必ず、2人で猫屋敷を造るんだ。

長いあとがきになって申し訳ない。

今宵も皆さんが楽しい夢を見られますように。
そして楽しい週末を過ごされますように。

おやすみ。

☆申し訳ありません、後編が遅れた事を反省しておりますm(__)m
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