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ちいさなおうちデート
Sun.10.01.2016 Posted in 恋愛
それはまるで童話に登場するような小さな扉だった。
オレ達は『小さくなるキノコ』でも食べた心地でその扉を開いた。

「頭をぶつけるよな」
「うん」

奴は茶色のニット帽を被った頭を両手で抑えながら小さな扉をくぐり、オレはその後に続いた。するとその先には、童話の世界、あるいは懐かしの幼稚園の教室を思わせる光景があった。

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■かなり身体を屈めないと入れない小さな扉

そこは先日(二ヶ月程前)、友人に連れられて来た吉祥にあるカフェだった。
『ハティフナット 吉祥寺のおうち』
そこが古いアパートを改装して運営されている風変わりなカフェだと奴に話せば、奴は興味を持って「オレも行きたい」と言い出した。

しかし、女装子の友人とその姉の3人で来た時にはそれほど感じなかった気恥ずかしさを、奴と一緒のその日にはヒシヒシと感じる事となった。理由は、その店が余りにもファンシーだった為に男2人で入るには……。

いやいや、オレがこういう固定観念を持ってどうする。リボンやフリルやプーさん大好きな男子の気持ちを拒んだり否定したりしないぞ。自分の姿形が何であれ、行きたい場所には平然と行くべきなのだから。

それに、今までも何度かこういうシチュエーションで新しい店に飛び込んできたが、その度、それまでは知らなかった楽しさを覚えて奴と盛り上がる事が出来た。こうした『興味のままの行動も』また、奴との関係を良好に保っているコツの一つなのだと思う。

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■童話のようなイラストが壁にたくさん描かれている他、ちょっと面白い作りの店内には様々な絵画やオブジェも飾られている。猫もたくさんいた

「可愛いね」
「料理も可愛い味だぞ」
「お前が写真で見せてくれたチャイが飲みたいな」
「飲んでみてくれ。シナモンが効いていて懐かしい味がするぞ」

奴も最初はちょっと照れくさそうにしていたがすぐに慣れた。壁のところどころに黒猫が描かれているのを発見して、「猫の写真を撮ってくる!」と店内を堂々と歩き回ったりもした。

注文したチャイとケーキは奴の口に合ったようだ。
そもそも奴はチャイが大好きだ。近頃はとある専門店を贔屓にしていたが、今回飲んだチャイはそれとはまた違ったノスタルジックな気分に浸れる美味しさだと称えた。

2016_01_07_02.jpg
■チャイとアイスロイヤルミルクティー。どちらも懐かしい味。手前にある『A-2』と書かれた木製のスプーンはテーブル番号、これを会計の時にキャッシャーに持って行く。

「確かに一番最初に飲んだチャイってこんな味だった」
「流行によって変わっていくものって多いよね」
「そうだな。あのラーメン(後日語ります)もそうだ。当時のラーメンって確かにあんな味だった」
「急に今、その味に出会うとおかしな気分になるね。当時の事を色々と思い出したりして」

それからオレ達は過去話をした。
幼い頃の楽しかった遊び方、その頃の先生、当時使っていた弁当箱……。

「壁に落書き、イケないんだ~」
「落ちた梅の実で書いていたんだが、そのガリガリ削れる感触が気持ち良くて止められなかったんだ」
「当時からフェチストだったんだね」
「そういう事になるのか……」
「どういう落書きをしたの?」
「ロボット」
「どんな?」
「スケベロボット」
「え?」
「近所にK君という可愛い年下の男の子が住んでいてな。毎日のようにその子を誘ってロボットを描いたんだ。描き上げると最後に股間に大きなチ○コを付けて『スケベロボットだー!』って大はしゃぎした」
「年下の子を誘ってそんなものを描いていたなんて、お前って変態だ!」
「しー! そんな大きな声で言うな! だが当時のオレは物凄く内気で大人しくて、K君も似た子で、そんなオレ達が唯一心の底から楽しめる遊びだったんだ」
「……そ、そうだったの。当時から変態遊びが唯一心底楽しめることだったんだ……」
「否定できない」

ファンシーなカフェでするような話ではなかったが、なにせオレ達はいつもこうなので仕方がない。
幸い、ランチ時間を過ぎていたので店内は空いていた。もしも隣や向かいの席に他のお客さんが座っていたら、こんなにも自由(真実)な話は出来なかったと思う……。

いや、そんな話ばかりをした訳ではないぞ。
ちゃんと可愛らしい話もした。幼少期の天使のような容姿をしていた奴が数人の友人達との遠足先でお手洗いに困り、キラキラと凍り付いた水溜りの上に野……奴の名誉の為にやめよう。「野」だけで内容を察せられた方には拍手をお送りしておきます。

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■『苺ちゃん』と『チーズケーキなプリン』どちらも美味しかった。このような雰囲気の店だから甘そうに思われそうだが甘さ控え目。

「どうしてそんな事ばかり思い出すんだろう……」
「まあ子供って行動が素直だからな。オレの教室にはチ○コを出して振り回している馬鹿もいた」
「そうだね。オレの友達はお尻を出していたよ」
「オレはそういうの、あんまり好きじゃなくて女子と一緒に嫌な顔をしていた。チ○コってもんはこっそりと出すからこそ淫靡な気持ちが昂ぶって良いんじゃないかと」
「オレも好きじゃなかったな。そうだよね~」

決して周囲には聞こえない声で話していたが、やはりファンシーなカフェで盛り上がるような話ではなかったと思う。以降気を付けます、申し訳ありません。

まあ正直に言って、幼稚園に通っていた頃の思い出のほとんどはどうしようもないものばかりだ。だから当時を思い出せばそんな話しか出てこない。汚いか、スケベか、怖い。またこんな話を書く機会があったら、今度は「怖い」をテーマにしてみよう。

==========

という訳で、
この年末年始は仕事で時間も心も押し潰されそうだった。しかし発作を起こしたように「どこか行こう、どこでも良い」といきなり言い出すオレの身勝手な行動に付き合ってくれた奴君のお陰で、何とかパンクせずにやり過ごせた。

こんな状態はあと何日ぐらい続くのだろう?
まあ、それでも適度に変態とミーハーを楽しんで、藻掻きながらもお客の拡張を成しているので、意外と今の状況(仕事)はオレに合っているのかもしれない。マゾは生意気でしぶとい生き物だしな。

オレ達もそれなりにクリスマスや大晦日を楽しんで、初詣にも行ったのだが、ブログを書く時間がなくて写真だけが溜まりまくっている(汗)
旬を過ぎた内容のエントリーでも良いかな? 今年もぼちぼちと時間を繋ぎあわせて更新していきたい。

遅くなったが新年のご挨拶を。
新たに迎えたこの年が、皆様と皆様の大切な方々にとって幸運に満ちた一年となりますように。

今年も何卒、よろしくお付き合い願います。

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