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ようこそ友人
Thu.06.08.2015 Posted in 恋愛
50日ぶりに、ごきげんよう。

そろそろブログの再開を……と数日前から考えていたが、これまでの事をどう説明しようかと悩んでいた。

言わなければ何も伝わらないのは世の常だが、こちらも身の上を隠してブログを書いている立場である以上、話せる範囲のみで語ることにした。

はじめに言ってしまうが、
オレと奴は恋人関係を解消した。

その理由は奴の気持ちにある。
奴はとても悲しい出来事があって一ヶ月近く母国に帰っていた。
本当は一週間で日本に戻る予定だったが、その出来事が引き金となり、それまで心の中に積み上げてきた家族に対する葛藤や後悔が吹き出てしまい、とても帰れる状態ではなくなってしまった。

自分を責める余りに無気力になった。
自分が家を出てからの間ずっと家族を苦しめていた事に苛まれ、その気持ちは自分が幸せに過ごしてきた日本での時間を呪うようになった。

そして、性的な事に嫌悪的な意識を持つようになった。
誰にも触れられたくない、誰にも触れたくない、と。
男の場合、心理的なことが原因でインポテンツになるが、それとはちょっと違うが似たようなものだ。

「だから別れても良い」

そう奴は言ったが、オレにはその台詞が冗談にしか聞こえなかった。

奴が心にもない事を言っているように聞こえた訳ではない。
しかし実感がなかったというべきか、それとも永遠に続くと思っていた今の環境を失うなど有り得ないと心の限りに反発した為か、「判った」とは答えなかった。

「戻れないかもしれない」

と更に奴は言った。
それでもオレは答えを変える気にはならず、こんな事を考えていた。

本当はオレも性的なものに嫌悪感を抱くことが度々ある。
まるで躁鬱の様に、一時間前までは穴という穴に突っ込みたかった筈が、一時間後にはあらゆる性行為に嫌悪を抱き自分が無性(性を持たない者)であれば良かったと思ったりする。

だから奴の性を嫌悪する感情(感覚)は良く理解できた。
理解できるからこそ奴が嫌がる限りは絶対に奴に触れないでいる自信があった。もしも奴が最後の最後まで治らなかったら、オレはオナニストに徹するのも良いかと。それに性を満たすのは性交や手淫などによる射精だけではない事も判っているから。

それから、明らかに笑わなくなった奴を放っておけなかった。
大きな目を開いたままじっとしている姿は途方に暮れた猫みたいで、触ったら逃げるのならば傍で危険がないように見守っていたくなった。

「オレが傍にいると気になるか? 今も傍にいるが」
「いや、それはない」
「なら良かった。じゃあ付き合っていることに負担を感じるか?」
「うん。お前にすまないし、怖いし……」
「何もしないって約束しても怖いか?」
「ごめん」
「良いぞ、正直に話してくれ。じゃあ、オレが此処を出て、他の人と付き合うのは?」

オレの最後に質問に対して、奴は膝の上に拳を作って「嫌だ」と言った。
それを聞いてオレは安心して言った。「判った。じゃあ貴方の言う通りにしよう」

貴方の負担になるなら別れる。
ただし今までと同じように一緒に住んで浮気はしない。

「そんなの悪くて出来ない。セックスをしないと愛を信じられないとお前は言っていた」

奴はそう言ったがオレは断固としてその約束を交わさせた。
奴が了解してくれないと、オレは本当にどうしたら良いのか判らなくなるので強引に了解させた。「貴方の愛だけは信じられるから。こんな事は初めてだが」と、決して嘘ではない事を言って。

──今からオレと貴方はこのマンションの部屋をシェアす友人という関係だ。

そう奴に告げると奴は無言でオレを見上げて眉間にシワを寄せた。
だが「他所に恋人を作らない約束をした、ちょっとおかしな友人だ」と付け加えれば、目を伏せて「ありがとう」と呟いた。

奴との関係がこんな事になった訳だが、オレはほとんど動揺しなかった。

あんなに誓い合って仲睦まじく暮らしていたのだから今更何も恐れることはないと確信できた為か、唐突だったせいで他人事に思えて実感できなかった為か、連日の暑さで感覚が鈍っている為か、実は呆れた事情で職業を変えたばかりで慌ただしくて繊細な事に神経が行き渡らなくなっている為か、そのどれかは判らないが(或いは全てか)、こんな時にこんな事になったのは悪いタイミングではなかったように思う。

しかし……。
これを書いている今になって不意に思ったが、かつてオレは手が早くて、良いなと思って友人になった相手と片っ端から寝ていた。好みでもなんでもない相手とも夜に二人きりでいればセックスをしていた。

当時の恋人はそれに激怒してこう言った。「友人のままで良いじゃないか、なんで身体の関係を持たないと気がすまないんだ?」

まったく当時のオレはがっつき過ぎだった。だがそうしないといけないような頭の可笑しいルールに縛られていた。
だから、友人になる筈だった相手と尽く寝たせいで普通の友人というものがいなかった。

それが今回は、恋人だった筈の相手が普通の友人になるのだ。普通ではないが、とにかく触れられない関係の友人になる。

ひょっとして因果応報みたいなものか?
そうなのかもしれない。
もしもそうなら精算するのにどれだけのものを払えば良いのだろうな。

==========

この件に関する話は以上で終わらせて頂きます。

このエントリーへのコメント等はお控え下さい。
オレ達を案じてくれてのことだとは判るし感謝もしているのですが、『きっと大丈夫、信じています、応援しています』といった励ましや希望に満ちた予想は、今は受けとりたくないので、我が儘を言って申し訳ありません。

==========

という訳で、
今後はこのブログをどうするか、だな。

ニャンコ(奴)との交友日誌にでもするか。
ツイッター(インスタグラム)には少し書いたが、『今日のニャンコへの土産』とか、『今日のニャンコのご飯』とか。

濃密な一ヶ月を過ごしたせいで気が緩むようなものだけを書いていたい。
どうせ焦っても何もならないのだから気ままに……『フリ』だけでもそんな風に過ごしていたい。

ところでオレは数日前にKindle(fire HDX 7)を購入した。
最初にインストールする本は何にしようかと選んで、何故かさいとうたかお氏のサバイバルになった。我ながら「何で?」と思っているぜ(笑)

久々のエントリーを読んでくれてありがとう。
また適度にお付き合い頂けたら嬉しい。
そういえば後編も書かなくてはならないな。

では、おやすみ。
今宵も皆さんが良い夢を見られますように。

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