猫と飲んだ夜の話
Sun.10.05.2015 Posted in 恋愛
とある夜、仕事を終えたオレはウイスキーを飲んでいた。

そこに三毛子がやって来て、オレの膝の上に乗ってご飯の催促をした。けれども深夜にご飯はあげない事にしているので、その代わりにマタタビの封を開けてやった。

三毛子は可愛らしい姿とは裏腹に酒豪だ。
猫様よりもシロ子よりもマタタビを好んで、一袋あげてももっと欲しいと催促する。
しかし酔っ払った様子は見せない。小さな顔をこちらに向けて「もう一杯いただける?」といった感じに鈴の音のような声で「にゃお」と鳴く。

(ガーナ子はマタタビに無関心。猫様とシロ子は酔っ払ってゴロゴロと転がり始める)

「すまない、マタタビは3日に一袋だ」

オレはそう詫びて三毛子の頭を撫でた。
三毛子はとても聞き分けが良いので、オレの手に顔を擦り付けた後は、再びオレの膝の上に乗って大人しく香箱を作った。

時刻は2時。
静かだった。
奴と猫様は寝室で熟睡しているので物音一つしなかった。

「……そういえば」

オレは三毛子に語りかけた。
静寂を寂しく思ったからなのかもしれないし、iPhoneアプリで読んだホラー話を思い出したからなのかもしれない。あるいは酒の肴の代わりだったのかも。

「昨夜、奴がヤキモチを焼いたんだ。レストランで食後のワインを飲んでいたら、『お前が漫画を読むようになったのは誰かの影響?』と言って」

そう語ってからオレは笑った。
奴は本当に独占欲が強いな、と思って。「なあ?」と三毛子に同意を求めたりして。

オンライン上での交流で興味を持ったのも、その方々からオススメのタイトルを訊いたのも事実だが、奴が心配しているような思惑や経緯はまったくなかった。

だが、たとえそんな風に潔白が事実であっても、その手の不安が度々つきまとうのは仕方のないことだと思っている。オレも急に奴が新しい趣味を持ったら不安になるから。オレの知らないところで知り合った誰かに惹かれて、彼の好きなものに興味を抱いたのではないかと。

「で、ちょっと真面目にそんな話をしたらすっかり酔いが醒めたんだ。良いワインだったのに勿体ない。だけど誤解が解けたから良かったよな」

オレは身体を屈めて三毛子の頭にキスをした。
三毛子は何も言わなかった(鳴かなかった)
オレはふと、三毛子は聞き上手であると思った。オレは今、自ら抵抗なく自分の本音すらも含めてすっかりと語ったが、そういえばそんな事は今までほとんどなかったのを思い出して。

「貴方は良い話し相手だな」

オレは三毛子を腹部に抱えてソファに横になった。
しかし三毛子は逃げてしまった。「今夜はもう店じまい」とでも言うように素っ気なく、しなやかな尻尾をゆるりと振って。

「振られた……」

そろそろ眠気のピークがやって来たのでオレは目を瞑った。
眠っている間に三毛子が戻ってきてくれたら嬉しい等と思いながら、手繰り寄せた毛布を身体にかけてそのまま眠りに落ちた。

3時間ぐらいして目が覚めた。
オレの頭の右側にふわふわする毛並みがあって安堵した。

三毛子を保護したばかりの頃は奴と一緒に眠れなくなって寂しく思ったものだが、今では三毛子とも一緒でなくては寂しく思うようになった。

「寝たい相手と交互に寝られるオレは浮気者か?」

翌日、奴にそんな質問をすると奴はこう答えた。

「浮気者だね」

浮気者になるらしい(汗)
もっと奴は意地悪く笑っていた。オレに困り顔をさせて、それを楽しむように。

==========

という訳で、
今日もお仕事だったが、その内2時間ぐらいは漫画と小説を読んでいた。
オレは今まで小説ばかりだったが、漫画やアプリ系ノベルも面白いものだな。

皆さんも今日は楽しく過ごされたか?
明日の日曜日にも幸運なことがあるように祈っています。

では、今夜も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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■ま~さんへ。お返事が遅くて申し訳ありません。ハートを出す条件がオレにもちょっと判らないので(特に設定はいじっていないので)もう少々お待ちください。調べてみます。

■ゆ~さんへ。なんと、あの眉毛の白鳥さんがそんなにもレアだったとは! ありがとうございます。嬉しい情報です。自信をもって今後も仲良くします(笑)

■hi~さんへ。白鳥さん、楽しいですよ!また誘われたらぜひぜひご一緒してあげてください。デート記聞が満喫できます(笑)

■あ~さんへ。筋肉痛は大丈夫でした(笑) 本当に良い街ですね。あ~さんにとっては楽しい思い出の街なのですね。書いて下さった喫茶店などにも行ってみて、オレ達も楽し思い出を作りたいです。

■pe~さんへ。GW中は凄い混雑でボートに乗るのは厳しいですね。日頃からトレーニングしている成果です(笑)これからボート日和が続くので、また乗りに行きたいです。

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