ガラスの靴に込めた願いは?
Sat.31.01.2015 Posted in 東京ディズニーリゾート
「何か夢を見たか?」

ディズニーランドデートの翌日の朝、オレは目覚めたばかりの奴にそう尋ねた。
すると奴は暫し夢の中を振り返るように首をかしげてからこう言った。

「思い出した。見たよ。お前とランドで食事をする約束をしていたんだけどオレは先に一人で先に食べちゃうんだ。食べ終わってレストランを出たら外にお前がいた。だけどそれはお前じゃなくてミスターポテトヘッドなんだけど、オレはお前だと思って話し掛けるんだ」

……意味が判らない。
奴は枕元にキラキラと輝くガラスの靴を置いて「お前とランドで遊ぶ夢を見るよ」とロマンティックに囁いて眠った筈だが、なんで先にランチを食べたりミスターポテトとデートをするんだ? もしかしてオレとミスターポテトは似ているのか?(汗)

「なんでオレがミスターポテトになんだよ」
「判らないよ。でもお前がミスターポテトが可愛いとかミスターポテトのポップコーンバケットが欲しいとかミスターポテトのお菓子を買うとか言っていたら、きっとそのせいだよ」
「オレのせいか!」

大笑いする奴を横目にオレは思った。
どうやら夢の国のロマンティックな魔法は翌日に持ち越すことは出来ないようだと。

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■前車輪にくっついているのがミスターポテトヘッド。いずれオレはハンドルネームをミスターポテトRに変えようと思う。

まあ、奴はシンデレラ城でオレがプレゼントしたガラスの靴を宝物のように思ってくれているので良い。枕元に飾って眠ってくれるほど。

今月は奴の誕生日だった。
だからオレはサプライズとしてシンデレラ城で奴に「誕生日おめでとう」と告げようと思っていた。前々から何かプレゼントするつもりでいた、シンデレラ城の中にある『ガラスの靴』というショップで美しいガラス細工を買って。

「また誕生日を祝ってくれるの?」
「ああ、おめでとう。今日は何でもプレゼントするぞ」
「ありがとう! じゃあね……。待って、じっくり探してくる!」
「何時間でも探してくれ」

奴が選んだのはガラスの靴だった。
オレが「それに名前や日付を入れてくれるサービスがあるぞ」と教えると、奴は「頼みたい!」と即答した。

「自分の名前を入れるのか?」
「お前とオレの。お前からオレに、って。あと今日の日付も」
「今日が凄い記念日のように思えてきた」
「大切な記念日だよ。お前がオレを祝って優しくしてくれたことはずっと忘れない」

度々思うが、オレのちょっとした気持ちをそこまで大事にしてくれる奴の方こそが優しい。そしてオレはそんな時にこそ奴をずっと大切にしたいと心から思う。
今後はガラスの靴を見る度にそんな気持ちが胸に蘇りそうで、確かに素晴らしい記念日になったように思えた。

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■職人さんはバーナーの炎を当てながら器用にミニーちゃんを作っていた。「凄いなあ……」「凄いねえ……」と、オレと奴はじーっと熱い視線で見学した(笑)

『ガラスの靴』を出てから、今回もシンデレラ城の壁画のダイヤモンドのイヤリングに触った。
今回は周囲に人が多くて一緒に手を重ねて触れることは出来なかったが、交互に互いの幸運を祈った。今日も明日も明後日も、この世界が続く限りにオレ達に毎日幸運がありますように! と欲張ってきた(笑)

それにしても今回のインパは寒かった。
クリスマスシーズンにインパしたことは何度もあるが、今回ほど風が強くて寒さを感じたことはなかった。

「寒いからあたたかいものを飲んで外で並んで、それを繰り返しているからトイレが近くなるぜ」
「オレは寒くないからいつもと同じ」
「こんなに寒いのに寒くないのか」
「平気。さっきホテルのラウンジで半袖シャツの外国人がいたでしょう? オレは日本の気候に慣れてしまったから流石に半袖は厳しいけど、長袖のシャツなら大丈夫だよ」

そんな事をニコニコと語る奴がとてもあたたかそうに思えてオレは身体を寄せずにはいられなくなった。
そして「本当にあったかい。猫湯たんぽだ」と言えば、奴は「にゃーお」と鳴いて、オレの太ももをあたたかな手でサスサスと擦ってくれた。ホカホカな一時だった。

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■今回はアナ雪のパレードが一番の目的だったので昼間と夕方の2回を観てきた。見違えるほど大きく成長したオラフだが(笑)、相変わらず陽気で可愛かった。アナは可憐でエルサは麗しくて、観て良かった! と思えるパレードだった。

夜になれば更に冷え込みは厳しくなった。
今回は日帰りインパだったが、やはり今回も宿泊にすれば良かったと後悔した。ホテルに戻って熱いシャワーを浴びて、ベッドでゆったりと寛ぎたくなって(仕事の都合でどうあっても無理だったが)

しかも今回は閉園時間が20時だったので、いつもホテルに宿泊して通常閉園の22時までたっぷりと遊んでいるオレ達は物凄く物足りなく感じた。

「夢を見ている途中で起こされたみたいだ」
「まさかレストランが19時に終わるなんて。お腹が空いた!」
「最後にピザを食べたかったな。仕方がないからまだ開いてるベーカリーでパンを買って帰るか」
「そうする。車の中で食べさせてあげるね」
「帰るのがダルいな」

もっとも、それは決して不満でなく、もっと楽しみたかったという心残りからの言葉だった。

今回もとても楽しいインパデートだったから。
ホーンテッドマンションは点検の為に運休だったので何時もの場所でキスは出来なかったが、奴が帰りの車でもガラスの靴を大切に持っていたので何時もにも増して仲睦まじいデートが出来たように思えた。

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■今回はのんびり散歩デートの予定だったが、またしても奴のせいで熱血アトラクション巡りになった(汗) そのお陰で混雑していたにも関わらず、プーさんのハニーハント、バズ・ライトイヤー、モンスターズインクといった人気アトラクションに乗れたが、短時間で回ったので疲れた!

「あたたかくなったらまた行こうな」
「うん、今度は泊まりで?」
「勿論だ。あと、閉園時間が22時の時な」
「次回はピザを食べようね!」
「リトルグリーンまんも!」

帰りの車の中、オレ達はそう約束してキスをした。
また少し未来の約束が出来てオレは嬉しかった。
奴はその時に今回の誕生祝いのお礼をすると言ってくれた。

「次回はお前の誕生日の月に行きたい」
「また忙しい時期だな」
「あ! でも無理はしないで。今度は暇な時期で良いよ!」
「だがディズニーランドで誕生日か。悪くないよな」
「誕生日の当日だと特別なお祝いをして貰えるみたいだからね……。当日じゃなくてもオレは今回とても嬉しかったし」

良し、次回は誕生日当日か誕生日月にしよう!!

とオレ達の意見は一致したが、その後、TDR混雑カレンダーをチェックしたら、オレの誕生日辺りは物凄く混雑する事が判明したので避ける事にした(汗)

「空いている日に生まれれば良かったぜ」
「オレは冬休み期間で、お前は春休み期間。揃って混雑シーズンだね」
「シンデレラの魔女に一回ぐらい誕生日を変えてくれってお願いしてみるか」
「ビビデバビデブー!」

奴はガラスの靴を掲げて魔法の呪文を唱えたが、さてオレ達の誕生日はヒマなシーズンに変わっただろうか?(笑)

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■ランチに食べたオラフをイメージしたハンバーグセット。心あたたまる味だった。パンのシワのようなミッキーマークが今回のお気に入りになった(笑)

==========

という訳で、
あっ! という間に終わってしまったが、嬉し楽しい今年初のインパデートだった。

この度もまた、ツイッター&インスタグラムでの実況にもお付き合い下さってありがとうございました。
そして今回もまた、この長いデート話を読んで下さってありがとうございました。少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

皆さんの夢が叶う幸運が訪れますように。
寒さに気をつけて、明日からの週末を楽しくお過ごし下さい。

おやすみ。

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