マスケラ・カルネヴァーレの森
Sat.20.12.2014 Posted in 恋愛
オレはキラキラと輝くエレガントなものが好きだ。
幼い頃から習っていたクラシックバレエや、母親に連れて行かれた教会(国内外共に)が影響しているのだろう。

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■光の回廊(庭園からヴェネチアン・グラス美術館エントランスへ続く橋にかけられたクリスタルガラスのアーチ) その中をくぐった時は、不思議な世界に来た感覚になった。

『ガラスの森美術館』はそうしたもののの宝庫だった。
庭園にはダイヤモンドを散りばめたようなデコレーションやツリーがあり、ショップや美術館には優美で洗練された装飾品や美術品が並べられていた。

「太陽が出ると眩しいぐらい光るんだな」
「七色に輝いているね。どんな研磨がされているんだろう?」

ガラスの森に来たらすぐにランチを食べる予定だったが、オレ達はそれを忘れて庭を見て回った。庭園にはクリスマスのデコレーションなどもあり、空腹よりもそちらに興味を惹かれてしまった。

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■美味しいクロワッサンをプレゼントしてくれるサンタさん! ただし有料(笑)

けれど、レストランもステキな雰囲気に満ちていた。
入り口でサンタクロースが出迎えてくれて、その隣には素晴らしいガラス細工が施された鏡が飾られていた。

「あんな鏡の似合う部屋に住みたいぜ」
「豪華だね。でも今のお前の部屋に飾ってもおかしくないと思うよ?」
「ショップで売ってるのかな?」
「あったら良いね」
「あっても高そうだな……」

席に案内されるまでの間、オレ達は入り口付近に展示されている装飾品やクロワサンなどを眺めた。
そして席に着けば、間もなく2人のイタリア人によるカンツォーネの演奏が始まった。

「予想以上に良いな」
「うん、ステキな歌声」
「ヴェネツィア風といっても、もっと垢抜けていないイメージを想像してきたが、とんでもない。調度も音楽も、カメリエーレとカメリエーラの衣装もイケている」
「言うと思ったよ……。背の高いステキな男の子もいるからね」
「いやいや、本当に衣装の事だって。貴方よりもステキな人はこの世にいない」
「良く言う」

(カメリエーレ=男性給仕人、カメリエーラ=女性給仕人。ギャルソンのイタリア語版)

オレ達はクリスマスペアランチなるものを注文した。
料理が来る前にアペリティーヴォ(食前酒)のイタリアワインで乾杯。
その芳醇な味はしっとりと口の中に染み込み、今回は車で来なくて本当に良かったと思わされた。

「イタリア風のクリスマスも良いな。とても贅沢な感じがする」
「ドイツ風とは違うよね。今年のクリスマスのワインやケーキはイタリア風にする?」
「貴方の好みに任せる」
「判った。じゃあ予定通り、オレは好きなケーキの準備をするから、お前は好きなワインの準備をよろしくね」
「OK。楽しみだな」

料理はコース形式で、3種類の前菜、パン、イベリコ豚のグリエ、デザート、紅茶と続いた。

デザートはイタリアの伝統的なクリスマスケーキ、パネトーネ。
ブリオッシュの中に数種のドライフルーツを混ぜ込んで焼き上げた菓子パンだ。

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■柔らかな生クリームと酸味の効いたベリーのソースをたっぷりと付けて天国の気分。

「良い味。こういうケーキは好きだな」
「貴方はドライフルーツの入ったデニッシュが好きだからな」
「紅茶に良く合うでしょう? あ、トナカイさんをお前にあげる」
「いや、子供みたいだから良いぞ」
「ほら、2頭並ぶと可愛い!」
「……ははは、可愛いな」

オレ達の隣には40~50代のご夫婦(ではないかもしれないが)が座っていて、奥様にそのやり取りをチラチラと見られていたような気がして恥ずかしかった(汗)

で、その奥様だが、食事中にツムツムの話を始めた。
ちょうどオレ達もツムツムにハマっている最中なので思わず互いに顔を見合わせてニヤニヤしてしまった。

とは言えオレは下手なのだがな。
奴はオレと同じ日に始めたというのに70万も……いや、今日819,955も取りやがった。オレはその半分の400,281しかいかないというのに(泣)

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■この画像は昨日撮ったものです。200万超えなどどうやれば取れるのかオレには永遠の謎です。

ランチの後はショップに入った。
何か気に入ったものがあったら土産に買って帰ろうと思っていたが、気に入るものばかりで物凄く散財してしまった。

「これも欲しい……!」
「もうダメダメ。来年は引っ越しするんだから、そんなに買っちゃダメ」
「この辺の食器をまとめて買って帰りたい。こんなので優雅に食事が出来たらその日のストレスをすべて忘れられるぜ」
「今も食器が余っているんだからダメ。我慢だよ、その内に大きな家に住むんだから、それまでの我慢!」

オレは奴に厳しくお預けプレイをされながら泣く泣く食器を諦めた。

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■オレのハートを鷲掴みにした食器。

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■きらびやかな調度に囲まれたガラスの貴婦人に祝福を。

とにかくオレ達好みのアイテムが勢揃いだった。
ヴェネチアングラス、レースグラス、マスケラ、ガット(猫)……。

ガットは奴も諦めきれず数点購入した。
ホテルに戻ってから箱から取り出して、「買っちゃった。オレの猫……」とホーッと溜息をついて恍惚としていた。どれだけ猫好きなんだろうな(笑)

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■これも欲しかったようだが次回のお楽しみにした、ふっくらニャンコ。

ガラス細工の他にも、豊富な種類のメープルシロップやジャムも販売されていた。

「友達に買っていくお土産はここで良いね」
「そうだな。オレは会社用に買っていく。あと、Tとかボストン君にも」
「荷物が多くなっちゃうね」
「全部ロッカー(無料)に預けて、夜にまとめて持って帰ろう」

メープルシロップとジャム。それらを使ったお菓子。
ここは物凄く沢山の試食があって、それぞれの味を楽しみながら買い物が出来た。

勿論、味も良い。
昨夜はウォールナッツチョコレート(クルミにチョコレートをコーティングした季節限定品)を紅茶で頂いたが、風味豊かな大人の味わいでとても美味しかった。

(余談だが、ここのレストランでメープルシロップのパフェを食べてくる予定だったのをすっかりと忘れて帰宅後にショックを受けた。皆さんはお忘れなく)

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■箱根メープルシロップの番犬くん。毎日お疲れ様です!

「そろそろ移動しないとな」
「そうだね。また夜に来た時にゆっくり見よう」
「美術館も夜に来た時にな。じゃあチケットに再入場のスタンプを押してもらおう」

時刻は3時半ぐらいだった。
オレ達は星の王子さまミュージアムに行く為に一旦ガラスの森を出る事にした。

星の王子さまとガラスの森は近くて、歩いて10分、バスで2分といったところだ。
バスの待ち時間があったので歩いて行く事にした。
山の昼の時間は短くて、その頃には日暮れて肌寒くなっていたが、都心では味わえない清らかな空気が清々しくてとても良い散歩となった。

「木の良い香りだ。たくさん空気を吸っておく。はーすーはーすー」
「吸い過ぎると過呼吸になるぞ」
「あ、この道、覚えてるよ。前に来た時に見た」
「良く覚えているな。じゃあそろそろ着くか? あ、あの和食屋!」
「あったよね!」

3年も前に一度来たきりなのにオレも奴も良く覚えていた。
果たしてその和食屋の向いには、やはりあの懐かしい門が佇んでいた。

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そして続きは、昨日のエントリーとなります。
本日も長文を読んで下さって、ありがとうございました。

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■クリスマス限定クリスタルガラスのクリスマスツリー。昼間は太陽を浴びてキラキラ。夜は照明を浴びてキラキラ。どちらも必見。

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■クリスマスにはサンタさんもいっぱいる楽しく美しい庭園でした。

明日からの週末、ご親切な皆さんに幸運な事がありますように。
明日も明後日も仕事のオレはオフィスから祈っています(笑)

休日返上のお陰で箱根に行けたのだから文句はない。
明日から12月後半だ。きっちりと良い仕事をさせてもらうぜ。

という訳で、
次回はガラスの森の夜編を書かせて頂きます。
いや、オレは予告をすると書く書く詐欺になる確立が上がるので書かない方が良いのか(汗)

お返事も長く出来なくて申し訳ありません。
あと少しだけ気長に待って頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。

では、今夜も心あたたかく楽しい夢を。
おやすみ。

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■麗しきマスケラ・カルネヴァーレ(仮面の謝肉祭) 仮面をかぶれば性別も年齢も地位も消え、ありのままの自分を開放できる。

<追記>
ご質問があったので三毛子の事を。

猫ちゃんは一泊ぐらいなら留守にしても大丈夫な生き物です。ただし水とご飯の準備はしっかりとやっています(オレ宅ではタイマー式の餌やり機を使っています) 寒さ対策も抜かりなく。ホットカーペットとエアコンを稼働させたままお出掛けします。

場合によっては友人に(お礼付きで)様子を見て貰う事もあります。前回、留守にした時にはそうしました。あの時は三毛子は家に来たばかりで、様子を確認できなくては不安で外出できませんでした。

猫様は三毛子にとても好意的です。けれど三毛子はまだ猫様を警戒して、猫様の姿を見ると「フー!」します。だからまだ部屋は完全に別けています。まだまだ気長に見守ります。間もなく仲良しになると信じて。

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