後から来る羞恥心にご用心
Thu.11.12.2014 Posted in SM・フェチ
昨夜は奴がマカロニグラタンを作ってくれた。
黒胡椒入りのウインナーを使った、ミルクとチーズの風味がたっぷりの美味しいグラタンだった。

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「生き返る。今日は寒かったし、夕方からずっと空腹だったし」
「キャベツのスープも温かくて美味しいよ」
「ああ、スープも頂きます。……はぁ、ここには天国があるぜ」

オレはスープを数口飲んでボンヤリとしてしまった。まるで口から魂が抜け出たように。スープがとても美味しくて、温かくて、ホッとして脱力した為に。

「今夜は良く眠れそうだ」
「今夜は早く眠るんだよ」
「ああ、そうする」
「箱根に行く前に体調を崩さないようにね。今夜、早く眠ったら明日もご飯を作ってあげる」

明日もこんなに美味しい夕食が食べられるなら、オレは素直に奴の言うことを聞くしかなかった。

だから昨夜はいつもより早くベッドに入った。
それまでホットカーペットの上で寝ていた三毛子を抱っこして、一緒に布団に入って「おやす」と三毛子の鼻先にキスをした。

早く布団に入ったからと言ってすぐに眠れた訳ではない。
オレは本格的な眠気が来るまで三毛子に話しかけていた。三毛子の小さな頭を撫でながら、「明日も奴が美味しい料理を作ってくれるぞ」などと。

そして今夜、奴は約束通りに作ってくれた。
昨夜の残りを上手に使って、ウインナーとキャベツのペペロンチーノと、アボカドのサラダを。

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「今日も昨日と同じサラダでごめんね。本当はアボカドでスープを作りたかったんだけど、時間がなくて」

奴はそんな事を言ったが、謝ってくれるなんてとんでもなかった。忙しいのにスパゲティとサラダまでも作ってくれて、それだけで十分にオレにとっては凄いご馳走だったのだから。

奴に「ありがとう」と言って抱きしめずにはいられなかった。
奴はその抱擁を「外は寒かったね」と誤解したが、オレはそれを訂正しないでおいた。昨日も今夜も温かな食事を作ってもらえて嬉しかったから、その感謝を言葉ではなく行為で返そうと決めたから。

「アボカドのスープって美味そうだな。どうやって作るんだ?」
「友人が美味しいって教えてくれたんだ。レシピはネットにあるって」
「そうか。土曜日はオレも休みだから、オレが作るかな」

さっきレシピを確認したが、アボカドスープのレシピはそれほど難しいものではない。
だが、そんな簡単な料理を作ると言っただけで喜んでくれた奴が、オレにはとても愛しく思えた。

スープの他にも何か作ろう。
奴は久しぶりにパンを焼くと言ったので、それらに合うメインディッシュが良いな。

「早く土曜日にならないかな」
「お前は久しぶりの休みだね」
「ああ。だから楽しく過ごしたいぜ」
「どんな風に過ごす? お前の過ごし方に付き合うよ」

食後、食器を片付ける前にそんな話をした。
もっとも来週は箱根を控えているので土曜日は自宅でゆっくり過ごそうかと思っている。別にどこかに行かなくても、家で奴と過ごし、猫様と三毛子を可愛がるだけで十分に楽しい過ごし方となるのだから。

「家にいたい。良いか?」
「付き合うよ。今月の半ば以降はとても忙しくなるから、今度の土曜日はゆっくりしよう」
「ああ、廃品回収のものだけをまとめておくか」
「クリーニングに行ってコートも取ってこないと。箱根に行くときに来て行くやつ」
「箱根といえば、毛糸のパンツは本当に穿いていくのか?」
「え? あはは、どうしよう」

おい、そこで否定しないとオレは期待してしまうぞ。

それにしても奴は優しいよな。
猫ちゃんの毛糸のパンツにまで欲情する変態に呆れずに付き合ってくれるのだから。
しかし貴方が何でも許してしまうと、その内にオレは真っ赤なズロースやドロワーズなどもプレゼントしてしまいそうだ。

ストレスのせいかオレは年々おかしな方向に向かっているような気がする。
ストレスとは人間の変態性を育むものなのだろうか?
しかしストレスには下着が良く効くのだ。この歳になって、まさか下着愛好家の気持ちが判るようになるとは……。

一時はまともにローライズボクサーパンツが大好きだった。だが、確かに今もそれは大好きなのだが、どちらかと言えば……いや、これ以上自分の恥ずかしい趣味を晒すのはやめておこう。読者様を失ったら悲しいので。

だが、奴がフリルたっぷりの真っ赤なデカパン(もといズロースとかドロワーズとか毛糸のパンツとか)を穿いて尻をもっこりとさせていたら可愛いと思う。
その時には口紅も真っ赤で派手なのを塗って欲しい。ブロンドの髪をモコモコに盛り上げて、アイラインを引いた吊り上がった目でオレを見詰めて欲しい。そうしたらオレは、どんなに疲れていても貴方の奴隷になるから。いつも奴隷だが。

……ああ、そうか。
最近はテンションが盛り上がらないと思ったら、こういう妄想をしなくなったからだ。

性欲って男にとって(女性にも?)本当に偉大な原動力となるものだ。
こんな枯れた気分の夜も、そんな妄想をすれば途端に気力が満ちてくる。奴が眠った後に元気になっても意味がないのだが(笑)

土曜日に、それとなく奴に話してみるか?
『貴方は猫ちゃんの毛糸のパンツを持っているが、それを穿いて鞭を持ったらとても魅惑的な女王様になるだろう』

……同意してもらえる気がしない。爆笑されそうだ(汗)

せめて真っ赤なズロースにしておくか。あれならレトロなゴスロリ風の女王様という事で納得してもらえる筈だ。
手には乗馬用の鞭を握ってな。足には奴隷を踏み付けやすい乗馬ブーツが良いぞ。で、こんな事を書いていたら本当に奴にやって欲しくなってきたではないか。

今日は短信の予定が、デカパン妄想が楽しくて長文になった。
ブログを書いているとたまにこんなことがある。
好きな事を書き綴っていると自分の本当の気持ちが出てきて、多忙などで忘れていたことを思い出す。

もう師走も半ばだ。
ここまで来たら必要以上に焦っても仕方がない。
オレは元からそんなに真面目でもなく、足を地に着ける気もない享楽的な人間だしな。どんな結果になっても笑って乾杯してやろう。

だから今度の土曜日は、いつものオレに戻って過ごしたい。
奴に猫ちゃんの毛糸のパンツを穿いて鞭を握って欲しいと頼むのも良い。猫様を観客代わりにしてレトロで滑稽なSMショーをやってな(奴が乗ってくれたら嬉しいが笑)

そういえば、奴と長く一緒に住むことによって自分の弱さを口に出せるようになったが、逆に、色艶事は照れくさくて言い難くなった。
以前はオフィスでもバーでも道端でも、ところ構わず『貴方とすぐにセックスしたい』とか『ホテルに入ったら女王様になっておしっこを引っ掛けてくれ』とか口に出せていたのにな。

これはひょっとしてマンネリの始まりか?
長い付き合いの後にくる羞恥心は危険サインだな。

そういえば以前、奴が、『ちょくせつ話しにくいことがあったら、オレが寝ている時に枕元に手紙を置いて』と言っていた。

これから書いてみるか。
目覚めた奴が興奮するような破廉恥な頼み事を。
オレへのクリスマスプレゼントはそれが良いと最後に書き添えて。

==========

今夜は料理で惚気けて終わる予定だったが物凄く脱線した。
独り言に等しい変態のつぶやきを、最後まで聞いて下さってありがとうございました。

皆さんも気を焦らせ過ぎないようにお気を付け下さい。
真面目に仕事に取り組むのも大切ですが、必要以上に無理をしたり気張ったりせずに、楽しんだり休んだりする事も忘れないで下さい。

12月も半ばだ。
クリスマスまで2週間もないぜ。
1年で最も華やかなこの季節、皆さんに大きな幸運があるように祈ってります。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
ゆっくりとお休み下さい。

■仕事上で予定外の事があり、まだお返事が出来ずに申し訳ありません。週末までお待ち頂けたら嬉しいです。毎度の事でとても心苦しいですが、よろしくお願い致しますm(__)m

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