今夜はイルミネーションを灯火の代りに
Sun.07.12.2014 Posted in 恋愛
「甘酒のサービスをやっているぞ」
「もらっていく?」
「ああ。こんな寒い夜に甘酒が飲めるとは嬉しいぜ」

今日もオレは仕事だったが、夜には奴と待ち合わせてディナーデートをした。
そしてその帰りに、無料で甘酒を配っているキャンペーン所で足を止めた。

今日は特に冷え込んだので熱い甘酒がとても美味しかった。
かなり多くの人が甘酒の注がれた紙コップを受け取っていた。中には「ありがとうございます。寒いので嬉しいです」とにこやかな顔をして受け取る人もいた。

そんな光景を見るのはとても楽しい。
まろやかな酒粕の味と香りに少し酔ったようになる。胸の中まで温もる心地がして。

「冬って楽しいな」
「街が賑やかになるし、こういうイベントもたくさんあるからね」
「ああ、昨夜も楽しかった」
「そうだね。昨夜もとても寒かったのに楽しかった」

昨夜は、オレは久しぶりに(と言っても2週間ほど行かなかっただけだが)丸の内で仕事をした。
非常に気の重くなる仕事だった為に、途中で20分ほど抜け出して外の冷たい空気に当ったのだが、その時、丸の内パークビルの前に、不思議の国のアリスのクリスマスツリーが飾られているのを見付けた。

とても絶妙な気分転換だった。
オレはその可愛らしいツリーをiPhoneで撮って奴に送った。『今夜はこの辺で食事をしないか?』というメッセージを添えて。

■不思議の国のアリスのクリスマスツリーの画像はツイッターの方に上げています(余り写りがキレイでないのでブログに貼り付けると粗が目立つのでこちらでは省略させて頂きます汗)

奴は喜んで応じてくれた。
奴が来たのはすっかり夜になってからだったが、その頃にはアリスのクリスマスツリーはキラキラと輝くライトが点けられてますます綺麗になっていた。

「わあ! 可愛い!」
「写真を撮ってやる。ツリーの前に立ってくれ」
「凄い人だよ。みんな写真を撮ってる」
「だから貴方のも撮ろう」

奴は物凄く照れていたが(何しろ集まっているほとんどは女性で、写真を撮っているのも女性だったから)、いざツリーの前に立てばツリーのトップにいるチェシャ猫と同じポーズを取って撮られる気満々だった(笑)

「撮るぞ。はい、猫ポーズ!」
「にゃー」

とても可愛い写真になったのでiPhoneの待ち受けにした(大阪での写真と交互に)
「今度はお前を撮ってあげる」と奴に言われたが、レストランの予約時間を理由にオレは辞退した(恥ずかしかったから笑)

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■その日のレストランはA16(丸の内ブリックスクエア1F) 今の時期はイルミネーションを見ながら食事が出来る、上品かつ賑やかなお店。

「オレの写真ばっかり撮って!」
「貴方は可愛いからあんなところで撮ってもサマになるから良いんだ」
「お前だって可愛いよ」
「そんなことを言うのは貴方だけだから」

レストランに入って、さっそくボトルワインを注文して乾杯した。
楽しい12月を祝して。お互いの幸運と健康を願って。

窓の外にはイルミネーションが輝いていた。
そのレストランはクリスマスシーズンになると美しい中庭を見ながら食事が出来るのでカップルに人気なのだと思う(カップルに限らず、女性同士客や外国人客にも人気)

「ステキなレストランだね。賑やかで楽しいよ」
「貴方に気に入って貰えて良かった。ワインも美味しいか?」
「美味しい。オレは明日は休みだし、この綺麗なイルミネーションを見ながら酔うまで飲みたくなる」

奴はそう言ってオレをチラリと見た。
奴が飲みながらそんな発言をするのは、明日のことを忘れて今夜は心も身体も楽しみたいという気持がある証拠なのだが、生憎オレは翌日も朝早くから仕事だった。

今はどうしても仕事を優先しなくてはならないのだが、それでも不甲斐なかった。こんなロマンティックな金曜日の夜に、奴の気持を満たしてやれなくて。

こんな時、オレ達はとても相手の気持に敏感になる。相手がどんな気持でその言葉を言ったのか(あるいは黙ってしまったのか)とても良く判ってしまって。

「箱根に行くまで時間が取れなくてすまない」
「あ、良いんだ。ごめんね、今夜は十分楽しいよ。今年初めてのクリスマスパーティだね」
「はは……そうだな、そんな感じだ」

奴はオレに笑顔を向けた。
オレは奴のグラスにワインを注いだ。今年はこんなことばかりで、申し訳なくて、奴の顔を正面から見られなくて。

真っ赤なワインには金色のイルミネーションが映ってキラキラと輝いた。
それを見てオレは思った。奴はそれでも笑顔でいてくれているのだから、オレもそうしなくてはいけないと。せめて少しだけでも楽しい時間を奴と過ごしたいから。

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■海塩とオリーブオイルの掛かったチョコレートブディーノ。味の良さは無論、口どけの良いチョコレートクリームと周囲のザクザクした食感も堪らない。

「クリスマスパーティらしくケーキも食べよう」
「うん、お前が選んで」
「ここのケーキは大きいから、1つ頼んで2人で食べよう。甘さを抑えた味だから、きっと貴方も気に入るぞ」

やがて運ばれて来たケーキを見て「キャンドルがあれば良かったね」と奴は言った。火を灯せばもっとクリスマスパーティのようになったから、と。

だが、これからオレ達は2回のクリスマスパーティを予定している。ロマンティックに揺らめくキャンドルはその時に灯そうと思う。
そしてその時こそ、オレは奴の気持を完全に満たしてやれたら嬉しい。その時は奴以外のことなど一切考えないで。

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■昨夜の料理で一番気に入ったのは、柔らかくて大きなタコさん! 前菜からパスタ、メイン、デザートまで美味しいレストランでした。ご馳走様。

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という訳で、
急に寒さが厳しくなってクリスマスムードも深まったが、皆さんは風邪などひかずにお元気だろうか?

今年の冬はとても寒くなりそうだな。
もっとも来週の半ばには寒気が緩やかになるようだ。
師走は何かと外出やレジャーの機会が多いので、大雪や寒波などで気候が荒れないことを祈るばかりだ。

今夜もあたたかくしてお過ごしください。
そして明日も冷え込むようなので、風邪をひかないように楽しくお過ごしください。

年末は楽しい事がある反面、厳しい事もあるよな。
皆さんも無事に山場を越えられるように応援しております。

おやすみ。

■余談。三毛子が鼻風邪をひいて「ブシュン!」とくしゃみをする。細い子なので弱いのだろうか? 心配なので早く治って欲しい。

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