家族が増えました
Wed.19.11.2014 Posted in 恋愛
先日ここで語った三毛猫を保護した。
あれ以来、その三毛猫が産んだ2匹の仔猫はまったく姿を見せなくなって、奴はすぐに保護してやらなかった事を深く後悔した。

母の三毛猫(以降、三毛母と呼ぶ)はどうしても救いたいと奴は言った。
子供を産んだばかりの彼女はやせ細っていて(背中の骨が浮き出ている)、この冬を越せるとは思えないからと。

保護した後の事をオレ達は話し合った。
きっと里親はすぐには見つからないのでオレ達で飼おうと。
マンションの管理者に事情を話して理解してもらって、先住猫である猫様と仲良くなってくれるまで根気強く見守って、病気を持っていたら治療して。

だが、もしも白血病やエイズに罹っていたら?

そうなると猫様と同居はさせられない。
こればかりは祈るしかなかった。
病院に連れて行って検査をして、陰性である結果が出る事を祈るしかなかった。

奴と待ち合わせて夜間までやっている動物病院に行った。
オレも奴も野良猫を保護するのは初めてだったので、どのような検査を受けるべきなのかを獣医さんと相談して決めた。

検査はオレと奴の立会の元で行われた。
体重を測り、歯で年齢を推測して、ダニとシラミの駆除薬を首の裏側に付着させ、触診して、それから採血して、体温を測る為に肛門に体温計を挿し込んだ。

「うあ……」
「嫌そうな顔……」

肛門に体温計を差し込むのは、それに便を付着させて回虫検査をする為でもあるのだが、入れられた途端に三毛母は目を大きく剥いて逃げ出そうとした。きっと物凄く不快だったのだろう(汗)

触診と検便は共に異常なし。
後は血液検査の結果を待つのみとなった。
結果は数分後に出ると言われたので、オレ達は三毛母をキャリーバッグに入れて待合室に戻った。

「大丈夫なら良いな」
「嫌な予感はしないから大丈夫だ」
「うん。……検査が終わったら食べ物を買ってタクシーで帰ろうか」
「そうだな。オレが猫を預かっているから、貴方が適当に惣菜を買って来てくれないか?」
「判った。デザートも買う?」
「頼む。アイスでもケーキでも何でも良い」
「オレは熱い珈琲が飲みたいよ」
「オレも」
「お前はダメ」

奴はオレと話ながら三毛母の入ったキャリーバッグを大切そうに抱えていた。
「重いからオレが代わるぞ」とオレが言っても首を横に振って「大丈夫」と言うばかりだった。

5分ぐらいで結果は出た。
白血病ウイルスもエイズウイルスも陰性。
肝臓、腎臓、糖尿、貧血などなど、全て異常なしだった。

「良かった……」

オレと奴は同時に言った。
そしてすっかり心を軽くしながら不妊手術の予約を申し込んだ。
「これで安心して飼える」と、本当はまだ乗り越えなくてはならない問題はあるのだが、取り敢えず一安心して。

2014_1118_0.jpg
■長い尻尾のスレンダーなレディちゃんです。

その『乗り越えなくてはならない問題』は、帰宅した後にすぐに起きた。

キャリーバッグから三毛母を出すと、猫様はすぐさま駆け寄ってきた。
そして猫挨拶(鼻と鼻をつんつんと合わせる)をしたので、オレ達は「これはイケる!!」と思ったのだが、それもつかの間、三毛母はサーッとその場から逃げ出してフー! と猫様に威嚇した。

すると、それまで穏やかだった猫様も豹変して威嚇モードになってしまった(汗)

「やっぱりすぐに合わせるべきじゃなかったな」
「でも一つ屋根に住むんだから隠しておくのも無理だよ」
「超えなくてはならないな」
「うん、暫くは三毛を1つの部屋に住まわそう。ご飯もトイレもその部屋に置いて、そこから出なくても生活できるようにするんだ」

では、その部屋はどこにする?
と相談した結果、なんとオレの部屋になった。
奴の部屋には猫様がしょっちゅう出入りするし、リビングやサービスルームも猫様の遊び部屋であるから。

「おおー、オレの部屋か!」
「お前の部屋で生活したらお前に一番懐くかもしれないね」
「ははは、そうかそうか」

ずっと前にもこのブログに書いたが、オレは密かに自分の猫を飼うことに憧れていた。
三毛猫はオレと奴の猫だが、それでもオレの部屋で飼うとなると、やや『オレ寄りの猫』という感じがするではないか。

猫様も今ではオレと奴の猫なのだが、それでも猫様は奴と親子であるかのようにそっくりだし(本当に良く似ている)、圧倒的に奴に懐いている。オレと奴が出会うずっと前から一緒に暮らしているのでオレには立ち入れない絆で結ばれている。

オレはワクワクした。
オレの猫! むちゃくちゃ可愛がってやるぜ! と。

だが奴に言われた。
「過保護にして太らせないでね」と。
シロ子が太ったのはオレのせいではないのに、まったく信用がないようだ(汗)

本当はシンガプーラ(プーラ子)か、ラグドール(ラグ子)か、アビシニアン(アビ子)か、ロシアンブルー(ロシ餡子)などを飼おうと計画していたが、三毛子ちゃんに飼い主になれと(三毛子が飼い主か?)ご指名して頂いたので、過去の計画はきっぱりと忘れる事にした。

飼い主(下僕?)としては取り敢えず、できるだけ早くシャンプーしてあげようと思う。何ヶ月も外で暮らしていた為に毛が灰色になっているから、キレイに洗ってもっとキュートなレディちゃんにしてあげたい。

「ところで、名前は?」
「三毛子」
「もう!」
「いやいや、本名はミケルちゃんだ。だが呼び名は三毛子」
「ミケルって可愛いじゃない、どうして本名で呼ばないの?」
「三毛子の方が可愛いから」
「まったくもう、お前の猫の名前のセンスだけは判らないよ」

オレの部屋に大きなクッションなどを並べたら、三毛子はそこに上がって寛いでくれた。
大きなあくびを何度もして、身体をのびのびと伸ばして。
ずっと寒いところで警戒しながら暮らしていたから、温かな部屋で腹いっぱいにご飯を食べたら眠くなってしまったのだろうな。

オレと奴はこっそりと、交互に三毛子の様子を見に行った。
三毛子も今日は検査を受けて疲れているのだから本当は静かにしてやった方が良いのだが、どうしても気になって。

「可愛いな。顔が小さくて目がデカい」
「痩せすぎだからちょっと太らせないと」
「そうだな。……はは」
「急に笑って、どうしたの?」
「子供が出来たみたいだな、って」
「あはは。実はオレもそう思っていた。お前と二人で病院の診察券を受け取った時にね」

そもそも猫様はオレと奴の息子という事になっている。
だから三毛子も今日からオレ達の新しい子供ということで間違いない。

今度は女の子だ。
猫様を嫉妬させないように気を付けながら、めいっぱい可愛がるぞ! クリスマスにはちゃんとプレゼントも用意してな。

そうだ、今日を三毛子の誕生日にしよう。
11月18日生まれの蠍座ちゃんだ。ミッキー&ミニーと同じ日だぜ!

2014_1118_1.jpg
■オレ達の娘をよろしくお願い致します!

==========

という訳で、
猫様はまだ三毛子を気にしてオレの部屋の前をウロウロしている。
完全に馴染むまで2ヶ月ぐらい掛かるかもしれないが、気長に見守るつもりだ。

今日は世間でたくさんの大きな出来事があったが、オレ宅でも大きな出来事があった。

さすがに今日はオレも疲れた。
これを書き終えたら早々に休もう。
明日は早く起きて、十分に三毛子を撫でてから仕事に行きたい。

皆さんも良い夢を。
明日も楽しいことがあるように祈っています。

おやすみ。

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