ムーミンの宝物庫
Tue.29.04.2014 Posted in 恋愛
昨日の午後に行って来ました、ムーミン展。

広いフロアに150点以上という展示数に驚いた。
原作(講談社の青い鳥文庫のムーミンシリーズ)で見たイラストがたくさんあって物凄く感動した。

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■出口付近にあるムーミンの立像。誇らしい瞳が魅力的だった

「これって『たのしいムーミン一家』の1章のイラストだ」
「ああ、雪に埋もれた家だ。おお、これも見たことがあるぞ」
「凄い、みんな本物なんだ。これが印刷されているんだ」

オレ達は声を潜めながらもはしゃいでいた。まるで遊園地に来たかのように。奴などムーミンと同じ色の目を大きく開いてキラキラと輝かせていた。

原画は大きめのもの、とても小さなもの、カラーのもの、下絵の鉛筆描きが残っているもの、細密なもの、簡単なデッサンのものと、実にバラエティだった。
場内は思ったよりもずっと広くてイラストが延々と続いていたが、最後の一枚まで興味深く観賞できた。

どれも素晴らしくてな。
アニメーションのムーミンにはない、大自然の楽しさや美しさばかりか謎めいた(たまに怖く感じることすらある)雰囲気まで描かれていて、それを文章とイラストに描き切ったトーベ・ヤンソンは、大自然の霊感を得て数々の創作を生んだ素晴らしいアーティストだったと改めて思わされた。

気に入ったイラストを熱心に眺めている30代ぐらいの男性がいた。
だが奴も彼に負けないぐらい熱心だった。
自分の大好きなイラスト(スナフキンが旅立って涙するムーミン)を見つけた時には、まるで故郷を懐かしむような感慨深い瞳をしていた。

「来て良かったな」
「うん、ここから出たくなくなるよ」
「ここっていうか、ムーミン谷に住みたいな」
「住みたいね」

良い行いをしていれば死んだ時に天国に行けるというが、オレ達が死んだらムーミントロールの世界に行けたら良いな。ニョロニョロになってムーミン達の冒険を眺めて、たまに発電してムーミン達に悪戯をしたい(笑)

そんな話をしながら『ニョロニョロのたね』という大粒のタピオカとフルーツの入ったドリンクを飲んだ(正体不明のニョロニョロは種から生まれるそうだ)

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■ニョロニョロのたね。奴はグレープフルーツミルクを、オレはストロベリーバナナを注文。美味しかった。

会場から出てしまうのが名残惜しかった。
時間のある時にまた来て、原画を表示しながら語られる朗読をゆっくりと聞きたいと思った。

それにしても、奴はとても楽しそうだった。
会場を出てしまってもその余韻を長く感じていて欲しくて、ムーミンのグッズをたくさん買おうとオレは奴に提案した。自分達のばかりでなく、友人にもご家族にもプレゼントしようと。

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■出口前の一角にあるムーミン谷のジオラマ。様々な名場面から作られているのだが、これは恐ろしいモランに怯えるムーミンのシーン(たのしいムーミン一家の6章)

しかしオレ達は、出口の先にある物凄い数のグッズを前にして途方に暮れた。
どれも北欧のムードを感じさせる素敵なものばかりで、しかし全てを買ったらかなりの金額になって、では何を優先して買えば良いのか判らなくなって(笑)

「ブルーベリージャムは欲しい。ここ限定のチョコレートと缶入りのクッキーも。原画イラストのは貴重だ」
「画集も絶対に欲しいよ。そういえばマグカップも、この間ブルーのムーミンが欠けちゃったじゃない? だから新しいのが欲しい」
「タオルと鏡も良いな。クリアファイルもあるぞ」
「クリアファイル、オレのも取っておいて。ねえ、クッションだって」
「良いな、ソファに置きたいぞ」
「ねえねえ、こっちにはこんな可愛いのが」
「それも良いな」

キリがなかった。オレは見るもの全てを奴に買ってやりたくなった。

グッズコーナーをぐるぐると回って、もう幾つカゴの中に放り込んだのか判らなくなった。
オマケにオレはすっかりと混乱して、一番のお目当てだった筈の腕時計(奴にプレゼントしたかったもの)の存在を忘れてしまった。あの時計は原画展でなくても買えるから良のだが……。

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■原画のラベルのジャム。今朝トーストに塗って食べたが美味しかった

「ああ、楽しかった」
「ムーミン可愛かったな」
「スナフキンが素敵だった」
「浮気」
「ヤキモチ? あはは、愛しているのはお前だけだよ」

車に乗った奴の膝の上は買い物袋だらけだった。
ムーミン展のお隣には北欧展があって、そこでも変わった顔の猫のぬいぐるみやデンマークのパインチーズなどを買ったから(パイン入りのクリームチーズだが物凄く美味しいです。ムーミン展に行かれる方は、そのついでに是非)

普段は財布の紐の硬い奴も昨日は緩みまくりだった。
会社の同じ部署の人間にあげるお菓子を買って、オレへのプレゼントまで買ってくれて。

楽しかったからだろうな。
もっとも、オレも楽しかった。ようやく奴に4月のプレゼントを渡せたし(本命の腕時計は後日になったが)、何より奴の嬉しそうな姿を見られて幸福すら感じた。

奴の大切な思い出のあるムーミンの原画を一緒に見る事が出来て本当に良かった。
奴の幸せな思い出はオレも大切にしたいから。奴が子供の頃に感じた淡い喜びを守るように。

今回の展示会でも奴が初めて父親に買ってもらったムーミンのお菓子を見つけることは出来なかった。だがこれかもオレは、それよりもたくさんのムーミンのお菓子を買ってやりたい。幾つになっても、オレが80歳になって奴が77歳になっても。

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■ジオラマの一部、ボートを漕ぐリトルミイ

「たくさん買ったな。ぜんぶ飾れるか?」

帰宅してから、オレは奴の髪を撫でてそう訊いた。
すると奴はニコリと笑ってこう答えた。

「オレ達の家をムーミン谷にするにはまだまだ足りないよ」

なるほど、確かに。

やっぱりあと一度は行っておくか。
買おうか買うまいか悩んで買わなかったポスターがあるしな。あと、ガチャもやり損ねたし。
それと『ニョロニョロのたね』も展示会限定味がたくさんあったので(限定味以外のものはいつでもムーミンカフェで飲める)、それもついでに飲んでおきたい。

という訳で、昨日は充実した休日を過ごせた。
今年のGWはオレは仕事ばかりで3日しか休めないが、奴とムーミン展やスカイツリーに行けるので何とか頑張れそうだ。

皆さんも楽しく過ごされているか?
オレと同じように忙しくされている方、あるいは勉強に追われている学生さんも、何かとても楽しい事があるように応援しています。

では、時間があればまた夜に。
更新は出来る時にしてしまおうと決めたので(笑)

引き続き楽しい祝日の夜を!
美味しいものを食べような。

<余談的アドバイス>

グッズは、本当に選ぶのに苦労するので、これから行かれる方は覚悟の上でどうぞ。しかしムーミン好きな方ならお隣の北欧展にも間違いなく誘惑されるので、それも覚悟して行かれて下さい(笑)

写真撮影は禁止だがジオラマのあるところだけは可能です。

順序良く並んでいると時間が掛かるので、並ばずに空いているところから観るべし(並ぶ必要はないとガイドでも言っているので)

ヤンソン氏が来日した際に描いたスレンダー美形のスナフキンは必見。

<私信>
Ma~iさん、予想以上に素晴らしかったです。今日など1時間待ちだったそうで、オレ達は平日を狙って行って正解でした。グッズは買い切れなかったので、また後日行ってみようかと思います(笑)

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