花火で祝福されたハッピーサプライズ!
Sun.26.01.2014 Posted in 東京ディズニーリゾート
アラビアンコーストで夕食のチキンカレーとサラダを食べ終えて外に出た時、突然ミッキーマウスの声が空から届けられた。

『やあ、みんな! 空を見上げてごらん。ボクからのプレゼントだよ。ハハ!』

その瞬間オレは、ミッキーは本当に魔法使いなのではないかと思った。
まさかこのタイミングに花火を打ち上げてくれるとは!

何の予告もなく始まった打ち上げ花火は奴とオレの気持ちを盛り上げてくれた。
オレ達は空を見上げて手を打った。「ステキだ! 王様(ミッキー)最高!」と。

花火はすぐに終わってしてしまったが、その王様からのサプライズプレゼントの余韻はとても大きかった。

奴は感動鳴り止まぬ状態でオレの腕を抱き締めた。
オレはそんな奴の肩を抱いて、もう何ヶ月も前から予定していた『今夜最大のイベント』の実行に移る事にした。今度はオレから奴にサプライズプレゼントをする番だ、と。

「今から付き合って欲しいところがあるんだ」
「良いよ。今度は何に乗る?」
「アトラクションじゃないんだ。ショップに」
「シーでしか買えないもの? ダッフィー?」

奴のその台詞にオレはドキッとした。
だが敢えて正解は言わずに別の話題を振って誤魔化した。奴にはそれを渡す瞬間まで全てを秘密にしておきたかったから。

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「すまない、ちょっとここで待っていて貰えるか?」
「どうして?」
「すまない。本当にすぐに戻るから」
「んー、何でだろう? でも良いよ。待ってる」

マクダックス・デパートメントストアの前でオレ達はそんな会話を交わした。
それからオレはショップの中に入って目的ものを探した。奴を余り長く待たせたくはないから素早く購入しようと考えながら。

だが、なかった。
前回までのインパでは確かに置かれていた筈の場所にそれは置かれていなかった。

オレは焦った。『売り切れか?』と。

だが近くにいたキャストに質問したところ、「ございます。出してきます」との返事を貰えてホッとした。もしも売り切れていたら、また何ヶ月もそのサプライズを奴にプレゼントする事が出来なくなるところだったから。

『あと少し。待たせてすまない』とオレは奴にメッセージを送った。
『夜景を見てる。大丈夫だよ』と奴は返事をくれたが、オレは一刻も早く奴の元に戻りたくて仕方がなかった。

そのキュートでモフモフとしたものは、オレが両手で抱えても大きく感じる程だった。
とても可愛い顔をしていた。その顔を早く奴に見せてやりたくて梱包はしてもらわずに店を後にした(大きな袋を貰っておいて発送する時にそれに包む事にした)

奴はライトアップされた港町を眺めていてこちらに背を向けていた。
都合が良いとオレは思った。
そっと奴に近付いて、奴の背中の間近に来たころで声を掛けた。「お待たせ」と。

奴はクルリと振り返った。
そして大きな目をもっと大きくさせて、「ああ!」と声を上げた。

「ダッフィー! ダッフィーだ! 凄い、こんなに大きくて、可愛い! わあー!」
「なあ、可愛いよな。こんなに可愛いとは思わなかった。買う時にニヤけたぜ」
「可愛いね。凄く可愛いよ! でもどうして? 買うなんて言ってなかったのに」

オレは特大ダッフィーを奴に渡した。
奴はダッフィーを両腕で抱き締めて、とても興奮したように「可愛い! こんなにしっかりと抱きしめられる。モフモフしていて暖かい」などと繰り返した。

その時、オレは前々から考えていた言葉を奴に伝えようとした。
だが照れ臭くて、そのムードたっぷりの言葉が上手く言えなくて、「貴方にプレゼント。いつもありがとうな、これからもよろしく」とだけアッサリと伝えてしまった。

奴は「どうして急に!? オレの方こそいつもありがとうって思っているのに」と驚きながらも満面の笑顔で言った。「でもとても嬉しいよ。もちろん、ずっと一生よろしくね!」とも。

オレが言いたかった事を奴に言われてしまって自分が情けなくなった。
どうして奴はあんなにも素直に言えるのかと。
いつもありがとう、とても感謝している、どうかこれからもよろしく、死がふたりを分かつまでオレの永遠のパートナーとしてよろしく、と。

……今までのオレならそのまま言わずに居たのかもしれない。
だがこの4年の間にオレは学んだ。
奴はオレがそんな事を言っても困ったりはせずに受け入れてくれるのだと。いや、オレがそうした事をちゃんと伝えて欲しいと望んでくれているのだと。伝えれば喜んでくれるのだと。

だから言った。
少々背筋を伸ばして改まった顔をして、「本当に感謝しているんだ。ああ、オレの一生のパートナーとしてよろしくな」と。

奴は、はにかんだように下唇を噛んで微笑んだ。
そして「うん、一生だね? よろしくね。あは……幸せだよ」と答えてくれた。

オレには奴のその言葉がとても嬉しかった。
オレの言った事に幸せを感じてくれて、オレの方こそ胸の中が幸せでいっぱいになっていた。

2年目を超えた頃からだろうか?
愛しているという情熱的な言葉よりも、幸せだよというあたたかな言葉により歓びを覚えるようになった。

当然、今も愛しているという言葉は大好きだが、幸せだという言葉にはそれ以上のものを感じる。
愛や愛欲よりも心の琴線に触れるものがあって、より奴を大切にしたいという気持ちにさせられる。

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「ねえ、皆が見てくれるよ」
「それだけ大きなダッフィーを抱えている人は滅多にいないだろうからな」
「ダッフィーで手を振ってあげよう」
「はは、向こうも手を振ってくれたな」
「嬉しい!」

シーは夜になるとほとんど真っ暗になる。
だが、僅かながらも奴の抱えているダッフィーに気付いた方は、みんな好意的な言葉を掛けてくれた。「可愛い!」と。

ショップから宅配センターに向かうつもりでオレ達は歩いていた(本当はホテルに一緒に帰りたかったが、翌朝も早くからランドに入ることを考えれば今夜中に発送を頼んだ方が良いと判断して)
だが、今夜から新たな家族として迎えるダッフィーとの散歩を10分程度で終わらせてしまうのは惜しくなってしまった。

「もう少し歩きたい。発送センターに着いたら暫くお別れだし、小さなダッフィーと違って一緒にインパする事とはできないから」
「良いぞ。だが重くないか?」
「全然。大きな猫と同じぐらいだよ。それに暖かいからずっと抱いていたい」

もう閉園間際だったので長く歩く事は出来なかった。
けれど、今までで最高に楽しいシーの散歩となった。
微笑みながら「オレはとても幸せなんだよ」と言ってくれた奴に、オレはとても穏やかで優しい気持ちにさせられた。少し目頭が熱くなるのを覚えるぐらい生きている喜びを感じていた。

その時刻にはほとんどの飲食店は閉店していた。
オレ達は橋の方へ寄り道をして、ハーバーを眺めるには最適なポジションに立ち止まってキスをした。

オレが奴の手を引いて中に誘って。
奴がダッフィーを抱えたまま「愛してる」と囁いて目を閉じて。
オレもまた「愛してる」と囁き返して。
それ以上の言葉は何も交わさなかったが、言葉に出さなくても、ダッフィーをプレゼントした時の言葉をさっきよりも想いを込めて伝えられたような気がした。

夜になるとシーにもたくさんのキスポイントが出来るから良いな。それもまたインパする楽しみの一つだ(笑)

今回のインパの為に残業や休日出勤をして休暇を取って良かった。
あんなにハッピーな思いが出来るならもっと頑張っても良いぐらいだ(本当にあれ以上残業が増えたら休日に動けなくなるので勘弁して欲しいが・笑)

確かずっと以前のエントリーにも書いたが、何故かインパを重ねる程に楽しさが増して行くから不思議だ。普通なら、何度も同じ場所に行けば飽きて行くものなのにな。そうなるのはやはり、夢の国には幸せな魔法に満ちているからなのかもしれない。

……なんて、たまには顔に似合わない事を書いておこう。
もっともオレは夢も魔法も信じている。絶望して神も仏もないと思った事も何度もあるが、それでも信じていたい。オレには夢があるし、いくらでも奴を幸せにできる魔法を使いたいから。

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という訳で、本当に今まで最高に楽しいインパだった。

気の早い話だがもう次回のインパを奴と決めている。
行く時期とか、攻略するアトラクションやショーとか、買うものとか(笑)

今回のインパの話題にもお付き合い下さってありがとうございます。
ツイッターでもお付き合いして頂けて楽しかったです。
タワー・オブ・テラーに乗る前には泣き事をツイートできて気が楽になりました。Level13は予想以上に怖くて、終わって階段を降りる時に本当に足がガクガクしましたが(泣)

明日も大まかにインパ編を書きたいと思います。
もう少しだけお付き合い下さい。

明日の日曜日、皆さんも楽しく過ごされますように。
明日も幸運な出来事があるように応援しています。

では、今夜も心満たされる幸せな夢を。
おやすみ。

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