彼氏のおもてなし
Mon.20.01.2014 Posted in 恋愛
今朝は奴の手作りのライ麦パンを食べた。
奴は早くから起きて焼いてくれたので、オレも負けじとスクランブルエッグとサラダを作った。

ゆったりとした休日の朝だった。
休日出勤が多くなった昨今、あんなにも優雅に朝食を摂ったのは物凄く久しぶりだった。

「朝食が美味しいと、新鮮なミルクやグレープフルーツジュースが欲しくなる」
「そういえばジューサーが欲しい。あれがあれば新鮮なジュースが作れる」
「インパから戻ったら買うか。あと雌牛を一頭」
「お前の部屋で飼うの? 毎朝、乳搾りをするのは楽しそうだけどね」

奴の笑い声を聞いているのが今朝のオレの楽しみだった。
ゆっくりと時間をかけて朝食を食べながらたくさんの話をした。先週の事、昨日の事、今日の事。

今日は奴の買い物の付き合いをした。
「インパの準備って、何を買うんだ?」とオレが訊くと、
「ウェットティッシュと、万が一の為の絆創膏。新しいピルケースも欲しい」と奴は答えた。準備の良い男だ。

しかし、買い物リストの中にパンツがなかった。
オレは思わず、「服とかパンツは?」と訊いたが、
奴の答えは、「初売りの時に買ったから要らない」というクールなものだった。

まったく、奴め。
久しぶりにインパしてホテルに宿泊するのをワクワクしている男心(男の下心)が判らないようだ。
まあ、当日はまた可愛い耳やら尻尾やらを買うだろうので、現地で男心(男の下心)をワクワクさせながら買い物をするのも悪くない。

外出したのは昼前だった。
ウェットティッシュは普通のを買ったが、絆創膏はディズニープリンセスのを買った。「これ可愛いね」と奴が言って。

ついでにこんな事も言っていた。
「お前が怪我をしたら貼ってあげる。鞭の痕にも貼りたいな」

きっとオレは近日中に鞭で打たれるのだろう。
しかも痕が残るほどのキツイ鞭を。
プリンセス絆創膏を使いたいという奴の欲求を満たす為に……。

他にもインパに関係のないものも買って(マウスとか、マウスパッドとか)、ランチ時間になったのでホテルのレストランに入った。

今日は何故かオレも奴も欧風カレーを食べたがったのでカレーを注文した。
奴はポーク&オニオンのカレーを。オレはビーフカレーを。

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食事を終えた時の事、
「紅茶とケーキを注文しない?」と奴が言った。

いつもならオレの方からその台詞を言うので意外だった。
オレは喜んで了解した。「貴方からケーキを誘ってくるなんて珍しいな。疲れているのか?」と訊きながら。

「そうじゃないけどね。ここのケーキは美味しそうだから、お前にご馳走したくなったんだ」
「クレープのが美味しそうだな。だけどご馳走してくれるのは良いぞ。苺たっぷりのタルトも美味しそうだが、貴方にどうだ?」

オレは今でも奴にお金を使わせるのが苦手だ。
これもまたオレのくだらない意地なのかもしれないが、同じ会社で互いの給料を知っている為に、どうしても申し訳なく思ってしまう。

だが、奴はサッとキャッシャープレート(会計の時にレジに持って行くテーブル番号が記載されたプレート)を取った。猫パンチのような素早い動作で。
オレは思わず「あ!」と声を出した。
奴はニッと笑って言った。「今日はオレがおごる」と。

「なんで?」
「年末年始にお前に美味しいものをおごって貰ったお礼だよ。それとね……」
「気にする事はないのに。あと、なんだ?」

オレは軽く身を乗り出した。
奴はバッグの中から赤い包みを取り出して、それをオレに差し出した。

「プレゼント?」
「そうだよ。開けて」
「誕生日でもないのに? それとも何かの記念日だったか?」

オレは焦った。もしや奴との重要な思い出を忘れてしまったのかと。
奴はそんなオレを面白がるように笑った。「良いから開けてみて」と言いながら。

箱の中身は手袋だった。
しかもペッカリー革の、おそらく高価な……。

「急に、どうしてだ? まさか最後の(別れの)贈り物とか言うんじゃないだろうな?」
「まさか! オレの誕生日にとてもステキなものを貰ったから、すぐにお礼をしたくなったんだ。頑張っているお前を応援したいと思っていたしね。あ、申し訳ないけど、それは新年特売価格で買ったんだ。お前が思っているほど高くないよ! ごめんね!」

奴はニコニコしながらそんな事を言った。
オレは物凄く嬉しくて、奴に向かって頭を下げずにはいられなくなった。

「ありがとう。大切にする」
「夜のシーは寒いでしょ? それを使って」
「使わせてもらう。ありがとうな。仕事も頑張るぜ。残業した夜もこれがあれば寒くない」
「あはは。喜んでもらえて良かった。でもねえ、もう頭を上げてよ。お前を虐めているみたいじゃない?」

それは思わぬ不意打ちのプレゼントで、奴の暖かな愛情がたっぷりと篭められているように思えた。
手袋に触れながら、嬉しすぎてオレの胸はドキドキしていた。
そして何故か、『この人には一生頭が上がらない。一生尻に敷かれたままだ。一生虐めてくれても良い』等とも考えていた(笑)

オレが最高に誰かを愛していると思うと、自ずとそういう気分になるのかもしれんな。
マゾヒズムはこういうところにストレートに現れるもんだ。
逆にサディストの方は、「一生こいつを支配してやる! 虐めて可愛がり尽くしてやる!」とか思うのだろうな。

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結局、今日のランチはデザート込みで奴におごって貰った。
とても楽しいランチだった。いや、幸せなランチだった。
かなり久しぶりに完全に仕事を抜きにした休日に、こんなにも嬉しい事があってオレは幸運だった。

今日はなんて良い日なのかと思った。
……しかし帰宅して掃除をしていた時の事、ちょっとしたアクシデントが起こった。

奴は掃除機を掛けていたのだが、猫様に顔を向けて何かを言った時、運悪く掃除機の吸い込み口の真下にティッシュボックスがあって、まだまだ残っていたティッシュを一瞬でズボボボボボー! と全て吸い取ってしまった(汗)

「あああああ! カラになっちゃった!」
「すごかったな! 一瞬でなくなったぞ!」
「まだ半分以上あったのに勿体無い」
「掃除機の音が可笑しくないか? 詰まったんじゃないか?」
「故障したかな!?」

奴は慌てて掃除機からホースを抜いた。するとそこにはティッシュがビッシリ……。

オレ達はホース(正確にはホースとボディの繋ぎ目)に詰まったティッシュを指を突っ込んで取り除いた。「休日にはこんなアクシデントも楽しいものさ」と笑って語りながら。

結局、そんな事まで楽しい1日だった(笑)

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皆さんも、掃除機を使いながら何かに気を取られる際にはご注意下さい。
掃除機の中に指を突っ込むのはなかなかフェティズムを感じさせてくれたが、どちらかと言えばスカトロ系行為を思わせたので。

今日の日曜日、皆さんも楽しく過ごされたか?
今日も仕事や勉強だった方は、お疲れ様でした。今日の頑張りが後日の楽しみになるように応援しています!

明日から平日が始まるが、今週もたくさんの幸運な出来事がありますように。
今週も寒い日が続くようだ。体調を崩さないように元気に頑張ろうな。

では、今夜も心地の良い幸せな夢を。
おやすみ。

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