夜通しの見送り
Wed.21.03.2012 Posted in 恋愛
昨夜奴の帰宅して時刻は2時半だった。
0時を超えることは判っていたが、まさかの丑三つ時のご帰宅。

奴はオレの顔を見るなり、「疲れたよ」と言って抱きついて来た。目の下は黒くなって、頬も今朝見た時よりも凹んでいるように見えた(汗)

「お疲れ様。夕飯を作ってあるけど、こんな時間だしな」
「眠くて食欲がないんだ。ごめんね。何を作ったの?」
「スパゲティのソースだけど、ボロネーゼを作ってみた」
「残念だな。出張から戻ったらまた作ってくれる?」

オレも残念だった。昨夜のボロネーゼは(自分で言うのもなんだが)かなり美味しく出来たので奴に食べてもらいたかった。

けれど昨夜は、奴の為に作ったのはボロネーゼだけではなかった。
夕飯が食べられない場合を考えて、こんなものも作っておいた(作っておいた、というか、作る約束をしていたものだが)

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猫型クッキー。

シンプルなクッキーは前にも作ったが、今回はちょっと凝った作り方で風味を増させて、ココア味のもの作ってみた。

今回使った猫の型は、先日の誕生日にプレゼントして頂いたものだ。
おしゃれな笑顔のマリーちゃん、優美なシルエットの猫、可愛いプチ猫。どれも素敵な猫型で、早く使ってみたくてウズウズしていた(笑)

「今から寝るんだろう? 起きたらこれを食べて行くと良いぞ」

オレはシャワーを浴びる支度をしている奴にそう言って、猫クッキーを差し出した。
すると奴は『ぱぁ~』と笑顔になって、オレの手から猫クッキーの乗っている皿を受け取った。

「ねえ、すごいよ、これ。お前が作ったの?」
「オレが作った。明日の朝も食欲がなかったら包んで持っていくか? 飛行機の中でつまんでくれ」
「持って行く。全部の種類を持って行っても良い?」
「まるごと全部持って行っても良いぞ」

まったく、本当に猫大好きな男だよな(笑)
オレも猫は大好きだが、奴の好きっぷりには遠く及ばない。
都内の街中で身体を伏せて猫の視線になっている北欧系の顔立ちの金髪の男がいたら、それはもしかすると奴かもしれません。暖かく微笑んで応援してあげて下さい。

「シャワーを浴びたら一枚食べよう」

奴はそう言ってバスルームに入った。

食欲がなくても猫クッキーなら食べられるそうだ。
ならば奴が疲れている日には猫型の何かを作るようにするかな。マッシュドポテトを猫型にするとか、パンを猫型にくり抜くとか、オレが猫の着ぐるみを着るとか……最後のは兎も角、考えてみると色々と出来そうだ。

奴がシャワーから出てきて、一緒に紅茶を飲みながらクッキーをつまんだ。
つまんだといっても、オレがココア味を、奴がプレーン味を一枚ずつ食べただけだが。

時刻は3時を過ぎていた。
だがオレも奴も目が覚めてしまって、お互いになかなか「寝ようか」と言い出さなかった。

オレはソファに座って、奴はオレの膝の頭を乗せてソファに横になっていた。
そんな風にリラックスしながら仕事の話をするのは大好きで、ふと気付けばもう4時になっていた。

「いっそ寝ないで行こうかな……」

奴はそう呟いたが、とろりとした目元を見ればやはり眠そうだった。

「少しでも良いから寝ておけ。時間になったら起こしてやるから」と、オレは奴の髪を撫でてそう言った。
しかし奴はそれに返事はせず、「お前の手が気持ち良い」と言って軽く笑った。

本当に眠らないつもりか? と思ってオレは奴の顔を覗き込んだ。けれど奴は目を瞑って、既に眠っているかのような穏やかな呼吸を繰り返していた。

奴はついさっきまで『眠くない』などと言っていたが、本当は今にも意識をなくしそうなぐらい眠かったようだ。

我慢しなくても良いのにな。
だが、我慢して貰えて嬉しかった。そのお陰で二日間の出張の前に、満足するまで身体を寄せ合って語ることが出来た。

オレはそれ以上は何も言わずにいた。
奴の髪を撫でる手の動きをゆっくりとさせて、奴が深く眠りに落ちるのを見守った。

オレは奴にクッキーをプレゼントしたが、奴はオレに思わぬ時間をプレゼントしてくれた。

ありがとう。
貴方が戻る日にはボロネーズ以上のご馳走を用意するぜ。

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一人で食べたボロネーゼ。
レシピはこのエントリー最後の<今日のレシピを見る>からどうぞ。

という訳で、オレも多忙だった今日が終わろうとしている。
明日頑張ったら奴が帰ってくるので、明日も美味しいレシピを探しながら頑張ろうと思う。
奴が帰宅するのはまた遅いので、ご馳走を振る舞うのは明後日になるけどな。

ちなみに昨夜は、オレは1時間半しか眠らなかったので眠い(汗)
だが今夜は奴がいないからな。ベッドに入ってすぐに熟睡できるのは都合が良い。一人で楽しむのも好きだが、今は春のせいか、好きな人と絡んで欲求を発散したい気分だ。

皆さんも今日はお疲れ様。
休日明けの仕事は何となくだるく感じるが、週末まであと少しなので頑張ろうな。

明日の皆さんの幸運を心からお祈りしています。
お互いに楽しい明日にしようぜ。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

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■スパゲティ・ボロネーゼ

○牛豚合いびき肉:350~400g

○オリーブオイル:適量

○ニンニク:2片
○玉ねぎ:1個
○セロリ:10cm

○ナツメグ:小さじ半分
○塩コショウ:適量

★赤ワイン:100g
★固形ブイヨン:1個
★ケチャップ:大さじ2
★中濃ソース:大さじ2

○水:100g
○トマトホール缶:1缶(400g)

○ローリエ:1枚

1、ニンニク、玉ねぎ、セロリをみじん切りにする。

2、鍋にオリーブオイルを多めに入れて弱火で熱し、ニンニクがきつね色になるまでじっくり炒める。更にそこに玉ねぎを加え、全体がきつね色になるまで炒める。更にそこにセロリを加え、全体がきつね色になるまでじっくり炒める。

3、2の中に、合いびき肉、塩コショウ、ナツメグを入れてじっくり炒める。肉汁がにじみ出てくるまで時間を掛けて炒め続ける。

4、3の中に、★の調味料を合わせたものを流し入れる。その後にトマトホール缶(手で良く潰しておく)を加え、カラになった缶の中に水100gを入れて残ったトマトと共に加える。

5、火加減を強火にしてグツグツと煮立ってきたら強めの中火にする。たまに焦げ付かせないようにかき回しながら、サラリとした汁気がなくなるまで煮詰める。

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