モノ言わぬバラの戒め
Mon.29.02.2016 Posted in 恋愛
予定以上に時間をオーバーして仕事が終った。
ほとんどの飲食店が既にシャッターを降ろしていた帰り道、閉店の後片付けをしている花屋を見付けた。

そのまま帰りたくなかったのだと思う。
オレは車から降りて花屋の店員に声を掛けた。「まだ買える?」
店員は答えた。「お安くします」

残念ながらオレの好きな花はもうなかった。
だがこの季節には珍しいバラを買えた。
小振りの蕾を幾つか残した、くすんだ紫をした淡い色のバラだ。

オレはそれを有りったけ買って深いパープルとベージュの2枚の紙に包んでもらった。
奴に渡す為だった。久しぶりのプレゼントとして、それから謝罪として。

帰宅して花束を差し出せば、奴は喜んで手を伸ばした。

「綺麗な色だ」
「気に入ってくれたか?」
「とっても」
「良い匂いだぞ」

オレは花束を奴の顔に寄せた。
花束はまだ奴には渡していなかった。オレが持ったままだった。

奴がバラの中心に顔を寄せた時、オレは両手で思い切り花束を握りしめた。バラのトゲが手に刺さらないように包まれた部分ではなく、そのもっと上を。

両の手の平に痛みが突き刺さった。
だがそれだけでは足らずに、オレは右手をそこから離し、奴の手を掴んでオレの左手の上に添えさせた。そして右手で奴の手を押さえ付けるように力を込めた。

なかなかの痛みだった。
まるで奴に戒められているようだった。
優雅に戯れながら喉が震えるような痛みをオレに与えているようだった。

「良い香り。どこに飾ろう?」
「貴方の好きなところで良いぞ」
「そう?」
「貴方に贈ったもので、貴方のものだから」

油断をすれば顔が歪んで声が漏れそうだった。
しかし何事もない表情を保っているのは心地が良かった。

それもまた奴に命令されているみたいだったからだ。
以前、奴はこうオレに言った。「オレが与える苦痛は苦痛じゃないと言うなら、声を乱すな、顔を歪めるな」

──確かあの時もオレは心の中で悔い改めていた。
この欲にまみれた卑しいオレをもっと酷く罰してくれと。あの時は確か、仕事上で交流を持った相手に少なからず惹かれた時だった。

そして今回も。
その可能性のある男と二人きりになってキスを許した事を悔い改めていた。まんざらでもなかった自分が、正気を取り戻した途端に汚らわしくて罪悪感の虜になって。

バラのトゲで睾丸と亀頭を思い切り貫いて力任せに引き裂いたら、たらもうあんな肉欲を覚えなくて済むだろうか?

オレはバラの茎を握る手にいっそう力を込めた。
深く指に刺さってあの大嫌いな血が溢れ出れば良いと思った。
いっそ貴方に気付かれて、罵られながらバラで滅茶苦茶にぶたれれば良いと思った。

そうすればオレの後ろめたい気持ちは消えるのだろうから。
それに、本当はオレにはまだ抑えきれない肉欲があることも奴に知られてしまった方が良いのかもしれないのだから。

怖くて、本当はそうは思っていないが。
今の状況を終わらせたくて刹那的にそう思うことはあっても。

奴は嬉しそうにバラの花束をリビングに飾った。
貴方は気付いていない。オレがそのバラに贖罪を願い、そのバラのトゲにはオレの血が僅かながらも付いていることを。

オレはこれからバラを見る度にこんな気持ちに駆られるのかもしれない。
何も言わないバラはオレを咎めたりはしないが、花弁の中にはオレの心の全てが口を広げているように思えて怖い。

他者に肉欲を感じても言わなければバレない?
確かにそうだ。

これからも肉欲なんてもう忘れたという顔をしていれば奴と平和な関係が続けられる?
とても円満に過ごせている今の状況から察すれば、確かにそうなのかもしれない。だがオレは本当にそれで良いと思っているのか? 本当は肉欲をむき出しにして抱きたくて抱きたくて仕方がないのだろう?

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医療プレイをしてきます
Mon.22.02.2016 Posted in 恋愛
日曜日の夜に、ごきげんよう。

昨夜、負傷した腕にとんでもない痛みが起こって、救急病院で診てもらったら絶対安静と言われた。
それで明日から数日間、本場の総合病院で医療プレイをしてくる事になった。

オレの担当の先生は奴みたいに可愛いくて誠実な人だったら良いな。
そして看護師さんは三毛子のように懐っこくて、オレのベッド(診察台)に入ってきて腕枕をねだるような……人は困るな(笑)

まあ一ヶ月もあれば完治するだろう。
症状が重い間は仕事もままならないが、運良く多忙を終えた後だったので助かった。

それにしても痛い(汗)
昨日と今日は奴に家の事を任せっきりだった。オレのやった事と言えば、洗濯機のスイッチを入れたぐらいだ。

「すまない、腕の痛みがなくなったら何でもするからな」
「大丈夫だよ。腕を動かさないようにゆっくりしていて」

今夜のメニューはツナとハムのサンドイッチだった。
オレが片手でも食べやすいようにと、奴は具を挟んだパンをクルクルと巻いてサランラップに包んでくれた。

それからジャガイモとキャベツのスープ。柔らかく煮込んだそれもまた食べやすくて美味しかった。
身体に痛みがあると咀嚼するのが億劫になるので、食べやすいものばかりを作ってくれた奴の配慮は嬉しい限りだった。

「使えなくなってみると左腕の有り難みが良く判る。そして貴方がいてくれる有り難みも」

食事中、オレがそんな事を言うと奴はニコニコと笑って「そう?」と言った。
オレはうんうん頷いた。もしも今日、貴方が居なかったら食事なんて食べられなかったと。

「他に不自由な事があったら行って。お風呂は大丈夫?」
「ああ、片手で何とか。風呂よりも、むしろ服を脱ぐのが辛い。袖を通す時に決まって酷い痛みが走るからな」
「脱ぐのを手伝おうか?」
「あー……いや、大丈夫だ」
「辛かったら言って。手伝うから」

本当は手伝って欲しかった。下心からではなく、純粋に本当に痛いから。
だが奴の前で脱ぐという行為に照れ臭くなった。数ヶ月間もキスすらしていないとそれまでの関係は初期化されてしまうものなのか、まるで片思いの相手の前で緊張するかのようだった(汗)

「この数日、貴方に何でもやってもらって済まないな。治ったら絶対に恩返しするぞ」
「楽しみにしているよ」
「医者の言うことを聞いていれば数日で治る」
「なんだか今月は、お前が困る事がいくつも起こっちゃったね」
「ああ、毎年なんだ。1月とか2月とか相性が悪いのか、良くない事が決まって起きる」

そういえば……と奴は去年の今頃を振り返って納得した。
そしてこんなことを言った。

「2月が終わるまであと少しだ。お前にこれ以上悪い事が起きないようにオレが守るよ」

とても頼もしい言葉だった。
奴を心から信頼しているオレにとって、それはどんな神様に守られるよりも安心して確信できる言葉だった。

「よろしく頼む」

オレは握手を求める為に奴に右手を差し出した。
奴は「任せて」と笑い、力強くオレの手を握った(握った後で、痛い腕はこっちじゃなかったよね?! と慌てていた・笑)

「早く春になれば良い」
「オレはもう春を感じているよ」
「そうか?」
「最近じゃ寒い日でも冬みたいな寒さにはならないからね。それに猫達が元気だ」

確かに、とオレは同意した。

今年も去年と同じように春を迎えられそうで良かった。
無事に奴が居て、猫様が居て、三毛子が居るなら、今月起きた様々なトラブルも今の腕の痛みも、別に大した事ではなかったように思えた。

==========

なんて格好を付けた事を言っても、やはり痛いものは痛いな(笑)

昨夜は痛みで大変だった。
今日もほとんど右手だけで生活している。非常に不便だ。

楽しみにしていた休日を痛みに台無しにされた悔しさは来週辺りに晴らしたい。

皆さんは楽しく過ごされたか?
また平日が始まってしまうが、今週も皆さんが幸運であるように応援しています。

今夜はゆっくりと眠って、明日は快適に目覚められますように。
おやすみ。

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お兄さまと触手プレイ
Sat.20.02.2016 Posted in 友人や家族
金曜日の夜に、ごきげんよう。

一年365日も生きていれば不運な日に出くわすこともある。
オレにとって昨日がそうだった。
仕事上で前代未聞のミスをやらかされた上に、左腕の筋を痛めて今日も激痛に見舞われている。

昨夜はミスられた仕事の修正の為に深夜まで起きていた。
ボストン君も関わっている仕事だったので、彼も手伝ってくれた。

最初は2人でやっていた。オレが書類の修正をしてボストン君が確認をして。
だが、ボストン君はその流れ作業が面倒だから全部自分がやると言い出した。その方が早いからと。

オレは惨めな気分になった。
オレが雇った者がとんでもないミスをして、だのにオレはその尻拭いも出来ないのだから。

「……珈琲でも淹れるか?」
「いや、良い」
「何か手伝えることはないか?」
「ない。……いや、猫が書類を踏まないように監視していてくれ」

オレの落ち込みが声に出ていたのかもしれない。ボストン君は救いを与えるように穏やかな声で猫の世話役をオレに与えてくれた。

ボストン邸の王子様、天使子ちゃん(以降、天子ちゃん)はオレの膝の上で鈴の音のような声で鳴いた。
まだまだ仔猫だが、初めて会った時と比べれば随分と大きくなって美猫の風格も出てきた。

オレはスマホを取り出して、そのカメラで大き目をした顔をアップで撮った。
奴に送ってやる為だ。天子はこんなに美形になったぞ! とメッセージを添えて。

そんな事をしている最中、ボストン君が急に、「腕は大丈夫か?」と声を掛けてきた。

オレは焦った。さっきまであんなに罪悪感を感じていた筈なのに、天子を撫でたらすぐに猫バカのスイッチが入ってしまったのだから(汗)

「まだ痛い。湿布かロキソニンを買っておけば良かった」
「ロキソニンならあるぞ。欲しいか?」
「助かる。さっきより痛みが酷くなってきた」
「腕を動かせないぐらい痛むなら長引くかもしれんな」
「面倒だな。運転が心配だ」
「どの辺だ?」
「肩のすぐ下だ。腕の外側」

ボストン君は薬箱からロキソニンを出してオレに差し出した。予備用の分も含めて4錠。

そして痛む部分を確かめるべくオレの腕に触れた。「ここか?」と訊きながら。
少しズレていたのでオレはボストン君の腕を掴んで修正した。「ここからここの辺。さっきより痛みの範囲が広がってきた」と言いながら。

「医者に触手されているみたいだ」
「触手?」
「ああ、医者って最初に調べるだろ、こうやって」
「それを言うなら触診だろう」

オレは自分の恥ずかしいミスに気付いて思わず吹き出した。

きっと痛みで頭が混乱していたに違いない。触手と触診を間違えるなど、医療プレイも大好きなオレにとって全く有り得ないミスだった(笑)

「そうだ、触診だった」
「自分の言い間違いにそれだけ笑えるなら腕も大丈夫だな」
「いや無理。笑うと身体が振動して余計に痛む」
「なら笑うな」

オレが爆笑している間に天子は逃げて行ってしまった。
ビックリしたからではなく、オレの膝の上にいるのが退屈になったからだ。何せ同じ場所に3分も居られないぐらい活発な子だから。

ボストン君はロキソニンを飲む水を持って来てくれた。クリスタルガイザーを、ペットボトルごと。

「ありがとう。もう効いてきた気がする。痛みが少なくなった」
「じゃあ引き続き猫の相手を頼む。こっちはあと少しで終わるぞ」

オレはその晩、ボストン君に土下座をして一人で修正作業をするつもりだった。
しかし実際には……ボストン君に作業を任せて、猫と遊んで、触手ではなく触診をされて、痛み止めを貰って、再び猫と遊ぶという有り様だった。

情けない。だが救われた。とても有り難かった。

「天子ちゃんに爪研ぎを買わないか? 洒落たデザインの爪研ぎがある店を知っている」
「そうだな。あと二箇所ぐらい置いた方が良いと思っていた。案内してくれ」
「ああ、いつでも。貴方の都合の良い時に」

オレは、その爪研ぎをプレゼントしようと決めた。

オレの落ち込んだ気分をなだめてくれた天子に。そして、管理不足による失態を犯したオレに寛大な対応をしてくれたばかりか触手と触診のミスを訂正してくれたボストン君に、感謝を込めて。

しかし、実はボストン君をその店に連れて行くのはもう一つの企みがあっての事だった。

それは……次回のボストン君の猫シリーズで語らせて頂きます(いつの間に出来たそんなシリーズ)

「触手はヤバイよな。触手のあるマッドな医者による触診」
「お前は好きだろ」
「好きだ。ハードコアなエログロでよろしく」

オレ達は眠気に潰されそうになりながらグタグタな状態で仕事をやり終えた。

天子はボストン君の膝で眠ってしまった。
その寝顔はまるで親に抱かれて安眠する仔猫そのもので、ボストン君と天子は平和で幸せな絆で結ばれている事を確信できた。

==========

という訳で、
天子ちゃんがますます可愛くなって困っているオレです。あんなに可愛い子を飼うとは反則すぎる。

仕事のトラブルと腕の負傷で、またも予定していた更新が遅くなって申し訳ありませんでした。
今後はどんな短文でも出来るだけ書くようにしたいので、これに懲りずにお付き合い頂けたら嬉しいです。

ちなみに、SM話の中級編は日曜日を予定しております。今度は前編後編に別けずに、一気に書ききれたら良いな……と。またオレの事なので、熱を入れすぎる余りに長文になって別ける事になるかもしれないが。

では、明日からの週末を楽しくお過ごし下さい。
良い事がたくさんある休日になるように応援しております。

おやすみ。

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風呂で冬の終わりを惜しむ
Tue.16.02.2016 Posted in 恋愛
火曜日の昼間に、ごきげんよう。

一昨日は暑かったが昨日はまた寒くなった。
オレの実家の方では雪が降ったそうで、ますます気候の乱れを感じる昨今だ。

「とても身体が温まるんだって。風邪をひかないように」

先日のバレンタインに、奴はそう言ってオレにこれをプレゼントしてくれた。

2016_02_16_01.jpg

CLAYD(クレイド)
アメリカ西海岸の砂漠地帯で採れたクレイ(粘土)を入浴剤にしたものだそうだ。

「ありがとう。お洒落な入力剤だな」
「でしょ? 今夜さっそく使ってみて」

そんな訳でオレは、さっそくクレイドを使って湯船に浸った。入浴剤の効果が楽しみで、いつもよりゆっくり浸るつもりで本を持って。

最初は何も感じなかった。しかし10分を過ぎた頃からいきなり額からバタバタと汗がこぼれ、やがて頭も首も背中も(おそらく全身)滝のような汗を流し始めた。

凄い効果だ!!

オレは感動した。
今までにも何度か発汗(デトックス)効果のある入浴剤を使った事があったが、これはそれらの比にならない。

風呂もそれほど熱くしている訳ではない。
オレは読書をしながらの長風呂が好きなので温度はいつもそこそこにしている。

「凄いぞ、あの入浴剤!」
「気持ち良かった?」
「汗が滝のように流れてサッパリしたぜ」
「良かった! 友人が凄くお薦めしていたんだ。身体にも健康にも良いって」
「ああ、お薦めしたい気持ちが判るぜ。貴方も使ってみたら良いぞ」
「そうだね、一緒に入れば良かった」

一緒に?
本気でそう言っているのか?

と、ついオレは奴の顔を見詰めてしまった。
しかし実際にそう聞くことは出来ずに平然と話を続けた。そういえば暫く温泉にも行っていないから行きたいな、と。

「本当は年末に行く予定だったね」
「申し訳ない」
「謝らないの。春になったら行こうか? オレが忙しくなる前に」
「良いな。貴方の就職祝いを兼ねて行くか」
「嬉しい! どこの温泉?」
「貴方の行きたいところ」

今週中に行きたい温泉を決めておくと奴は言った。
奴はどこを選ぶだろう?
一箇所を除いて(怖い遊園地の近くの温泉な汗)、オレはどこでも大歓迎だ。

奴との温泉旅行は楽しみだ。
だが、やはり少し思ってしまう。
狭い風呂だが自宅で、以前みたいに一緒に入れたらな、と(笑)

==========

という訳で、
暇な昼間は終わって多忙な夜となる。

今夜は帰宅できなさそうだ。
自宅にいる奴と猫様と三毛子が、美味しいものを食べて幸せに過ごせますように。

……また奴は今夜、両手に猫で寝るのだろうな。羨ましい。

せめて今夜はオレも美味しいものを食べよう。
まだ寒いのでおでん屋も良いな。一人寂しくカウンター席に座って、かつて猫を飼っていた店主と猫の話をするのだ。

今夜も冷え込みそうなので、皆さんも風邪など召さないようにお気を付け下さい。

では、午後の幸運も祈っています。

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猫チョコクエスト
Mon.15.02.2016 Posted in 恋愛
バレンタインの夜に、ごきげんよう。

今日は朝から猫チョコレートを探し回った。
どうしても欲しい(売り切れなどで今日まで買えなかった)チョコレートは2種類あった。1つ目は猫の舌をモチーフにしたもので、2つ目は洒落た猫のイラストの書かれた缶に入ったものだ。

自宅から比較的近い百貨店で、2つ目のチョコレートを発見した。
オレ達は調子付いた。この調子で1つ目もきっとすぐに見つかると。

しかし、自宅周囲→よく遊ぶ周囲→職場周囲→と探していっても見付からなかった。それで西東京にある実家方面へと範囲を伸ばしていったのだが……それでも見付からなかった。

流石に焦った。
ここまで探してどのショップも売り切れではもう無理ではないかと。
しかし逆にムキになって、何が何でも見つけ出してやると、実家周囲(ここも売り切れだった)と、その先にまで遠征した。

そして立川。
有名デパートのバレンタイン特設会場でついに見付けた。可愛らしく舌をペロンと出しているニャンコの描かれたチョコレートを!

「……あった!」
「ついに見付けた!」
「冗談みたいだ。これは夢じゃないのか? 実はオレ達は交通事故を起こし病院に運ばれていて、これは都合良く見ている夢とか」
「不吉な事を言わないの!」

奴は肘でオレをド突いたが、しっかりと痛かった(汗)

オレ達は天にも登る気分で猫の舌チョコを買った。
3種類の味があるので、その中から2種類を選んで。

2016_02_14_03.jpg
■輝かしい戦利品!

「やったぜ。諦めないで良かった」
「欲しい猫チョコを全部買えたね!」
「良い日だ。今日のバレンタインは最高だな」

もはやオレ達にとってバレンタインとは、想い合う者達の為の日ではなく、可愛い猫チョコを買う為の日という認識だ。
だからバレンタイン当日に(それまでどこに行っても品切れで買えなかった)大本命の猫チョコを買えたのは奇跡的なぐらい幸運であり嬉しかった。

……とは言え本音を言えば、お目当ての猫チョコを買えたことよりも、今年のバレンタインも奴と楽しく過ごせたことが何よりも嬉しかった。

無事にチョコレートを買った後は、ランチに寿司を食べて、昭和記念公園を散歩して、ムーミンショップで買い物をして、近頃オープンしたばかりのMEGAドン・キホーテなる巨大ショップを見て回った。

そして最後に喫茶店でケーキとルイボスティーを頂いたのだが、その時に奴はこう言った。

「ああ、楽しかった。ゲームをしているみたいだったよ。お前の『絶対に猫舌チョコを買う!』って言葉を信じてここまで来て良かった」

凄く楽しかった、楽しいバレンタインだった、と奴は何度か口にした。
今日の出来事を語りながら度々その言葉を挟み、オレはそれを聞く度に口元が緩んだ。

貴方が喜んでくれるからオレも今日が幸せだったと思える。

と、その今までにも何度となく感じてきた法則は、これからもずっと不変であるよう思えた。

たとえ、たまには外で他の人間に気を取られても(ここだけの内緒話)
確かに貴方のいないところでも様々な出来事によって楽しくなったり嬉しくなったりするが、胸の奥にあたたかな幸福感が広がるのは貴方が幸せそうな笑顔で「楽しかった!」と言った時だけなのだから。

「またここに来ような」
「今度はたくさん買い物をしたいね」
「ああ、食料品もアルコールの種類も半端じゃなかったしな」
「ウサギやシカの肉を買ってパエリアを作って、その時に飲むワインも買いたい」
「良いな、次回は絶対にそうしよう」

今日は最後まで本当に楽しく、そして平和に幕を閉じた。
今までにも何度も奴とバレンタインを過ごしてきたが、今日のバレンタインが一番好きかもしれない。

理由は何でだろう?
良く判らない。
MEGAドン・キホーテには下ネタグッズ(非アダルトの)もたくさん揃っていて、それで盛り上がって馬鹿笑いをしたせいかもしれない(笑)

2016_02_14_01.jpg
■ムーミンショップの可愛いミムラ姉さん。奴の憧れのお姉さんだそうだ(笑)

今夜は短信で済ますつもりだったがまた長くなった。

いつもこのブログを読んで下さる皆さんに心からの感謝を申し上げます。
また月曜日が来て暫く多忙な日々を送らなくてはいけないが、皆さんの毎日が幸運であるように応援しています。

今宵も楽しい夢を。
おやすみ。

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麻縄に締め上げられた胸の遊戯 後編
Sun.14.02.2016 Posted in SM・フェチ
「戻らないとマズいぞ」
「しっ」

奴はオレの乳首を指先で転がした。いつもオレが奴にやっているように、始めはフェザータッチでゆっくり、そして乳首が固く立ってきたら責めるように。

けれど、オレは乳首は全く感じない体質だった。
だから奴の悪戯心が収まるまで黙って、静かに待っていれば良いと思っていた。

だが……こんな状況下で乳首を責められるのは初めてで妙に緊張していた。その『カーテンの向こうの連中にバレてはいけない。静かにしていなくてはならない』といった心理による拘束感のせいか、何やら心臓は乱れ、その上に存在する左側の乳首が過敏になったようにくすぐったさを感じた。

オレは身体を震わせた。
奴はそれに目ざとく気付いた。

「感じるの?」
「くすぐったいだけだ」
「へえ、前はくすぐったさも無いって言っていたよね」
「さあ?」

オレは早くこの状況から逃れたくて平然を装った。
しかし本当は、内心では非常に焦っていた。何せ今まで少しも反応したことがなかった乳首に生まれて初めて疼きを感じてしまったのだから。

男の潮吹き(射精の直後にもう一度イく)、前立腺による絶頂(いわゆる、トコロテンとかメスイキとか)は、まずは心理的なものから入ると体感しやすくなると言われている。

自分の亀頭やアナルは淫乱で、イッてもイっても責められると何度でもイく。自分がそんなド淫乱な身体になった妄想を脳に擦り込ませながらオナニーを重ねて行けば本当にそんな身体になっていくと言う。

誰かに暗示を掛けられるのも同じだ。お前は乳首だけでイくような淫乱だと言われながら乳首を弄られていると、それが擦り込まれて本当にそんな身体になってしまう場合もある。いわゆる言葉による調教だ。

オレの場合、非現実的な状況の中でまんまと奴に擦り込まれてしまったのかもしれない。尋常ではない状況は人間の脳を混乱させ、それまでと全く違う感覚を覚えさせられることがあるから。

やられた……。とオレは思った。
今度は乳首が感じるR君になるのかと。物凄く微妙な気分となった。

それは取り敢えず横に置いて、こんなところでこれ以上調教を受けるのは御免だと思った。初めて乳首で感じた顔をカーテンの向こうの連中に見られるのは絶対に嫌だったからだ。恥ずかしい話だが、観客のいる前でバージョンを捨てるのは嫌というか、そんなウブな気持ちになっていた。

「縄を解いてくれ」
「お前は感じているのに?」
「覗かれるかもしれないところで調教を受けるのは嫌だ」
「調教じゃなくて愛撫だよ。責めているんじゃない、お前が感じるように愛撫しているんだ」

奴はそんな甘い言葉をオレの耳元で囁いた。

参った。
乳首責めではなく乳首愛撫なんて、そんな事を言われたらますます疼くだろう……と、オレの心はグラついた。しかし、それでもここではダメと、絶対に流されまいと懸命に理性を留まらせた(汗)

「ダメだ。自分で解く」
「ああん、もう」

オレは奴を押しのけ、大慌てで縄を滅茶苦茶に解いた。とは言え無理に解こうとした為に縄はごちゃごちゃに絡んで、仕方がなくその上から服を着た。

「着心地悪りー!」
「ちゃんと解かせてよ。もうしないから」
「取り敢えずここから出よう。で、店から出て、帰宅したら解いてくれ」

その後、連中に冷やかされながら奴と飲んだ。
乳首への疼きがまだくすぶっていたオレは、それを誤魔化す為にたっぷりと飲んだ。

2時頃になり、客のほとんどが帰った後に奴は呟いた。

「お前が可愛くてね、お前を押し倒そうとした」
「押し倒すせるほどスペースはないだろう……」
「でね、お前のズボンを脱がしてオレも脱いで、お前の上に跨がろうって」
「それをやったら全員が覗きに来る」
「うふふ、みんなエッチだよねー」

酔っ払って陽気になった奴の肩をオレは抱いた。
酔っ払った年下の彼氏を介抱するクールなお兄さんを演じながら、実は再び胸をドキドキさせながら下半身をも熱くさせていた。

そんな事を言われたら、されたくなるだろう……と。
時と場所を改めて。
今度はもっと骨が軋むぐらい強く麻縄で縛って、完全に自由を奪って、貴方は戸惑い焦りながらも感じて逃げようとするオレを見下ろして、微笑んで……。

「……いつか、するのか?」

とオレは小声で奴に訊いた。

「するよ。今夜、帰ってからすぐにでも」

と奴は答えた。

もう2時を過ぎていた。タクシーで帰宅すれば3時近くになる。
だがオレは眠気を感じる余裕もなくなっていた。
奴に、そんな事を言われたら。

──その晩、奴はタクシーの中で眠って翌日まで起きなかった。
目覚めてから「オレ、そんな事をしたね! 楽しかったね!」と昨夜の出来事を語り、そして……。

続きはまたの機会に。

==========

予告よりも更新が遅くなって申し訳ありません。
そして、初級すぎるほど初級な話で申し訳ありません。

しかし自分の身体が変化したのが物凄く刺激的で、この出来事が忘れられない。乳首の快感なんで永久に無縁だと思っていたのだが、ただただご主人様の手腕に感服するばかりだ。

……書いていてちょっと恥ずかしかったが、これもまたマゾヒストらしいノロケの一環として(笑)

さて、明日はバレンタインだ。
オレは今日、お目当ての猫チョコレートが一つも買えなかったので明日に掛けるつもりだ。明日も奴と一緒に都内のデパ地下をウロウロするぜ!

明日こそ可愛い猫チョコをゲット出来ますように。
皆さんも幸運で楽しい1日となりますように。心よりお祈りさせて頂きます。

では、今宵もあたたかな布団に包まれて楽しい夢を。
おやすみ。

☆後編を少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。いつも応援クリックをありがとうございます。
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持って来ちゃう奴君
Sat.13.02.2016 Posted in 恋愛
出張から自宅へ戻った時の安心感は何ものにも代えがたい。
とにかくホッとする。これで心の底から休めるのだと全身から力が抜ける。どんなに寝心地の良いベッドのある高級ホテルだろうと、こんな安堵を得ることは出来ない。

「ただいま。ほら、土産だぞ」
「おかえりー! わあ、いっぱいある。なんだろう?」

奴はオレにギュッとハグをして土産の詰まった紙袋を受け取った。

紙袋の中をすぐに探るのかと思った。しかし奴は「ちょっと待っていて」と言ってリビングを出て行ってしまった。
キッチンへ行ってお茶でも淹れてくれるのかと思った。けれど、戻ってきた奴の腕の中には三毛子がいた。

「三毛子! 可愛くなったな!」

オレは再会に歓喜してそんなことを言った。

「1日で可愛くなったね」

と奴は言って笑い、三毛子のお腹をオレの方に向けて「はい、もふもふ」と言った。

1日ぶりの三毛子の腹モフモフは幸せに満ちてた。
あたたかくて柔らかくて、心と身体を強張らせていた疲労感をすっかりと溶かしてくれた。

「ああ、良い匂いだ(もふもふ)三毛子、昨夜はオレがいなくて寂しがっていただろう?(もふもふ)」

オレは三毛子にもふもふしまくりながら夫ヅラをしてノロケけてみた。
けれども奴の答えはクールだった。

「昨夜はオレとF(猫様)と三毛子の三人で寝たよ。両手に猫で楽しかった! ちょっと腕と股間が重かったけどね」

(三毛子が腕枕で眠って、猫様が股間で丸くなって眠ったらしい)

両手に猫。
オレはいまだにそんな天国を味わったことがない。
オレの扱い方がダメなのか、オレがいる時に猫様と三毛子が一緒の部屋に居るなどほとんどない。ましてや一緒に寝るなど夢の中の妄想だ。

オレの心の中に闇が生まれた。
亭主元気で留守が良いという言葉があるが、実は我が家もそうなのではないかと。オレがいない方が部屋の空気が和らいで、三人(三匹?)は仲睦まじく暮らせるのではないかと(汗)

「羨ましい。オレが三毛子を抱っこして猫様に近付くと三毛子は怖がって嫌げるのにな」
「強制的に近付けられるのがダメなんじゃないかな?」
「なるほど……。オレも三人で寝てみたい。できるかな?」
「協力する。まずはお前の部屋にF(猫様)を入れて……」

オレ達は何時の間にか『Rに両手に猫を実現させてあげよう』作戦会議を開いていた。

奴は色々と提案してくれたが、果たして上手くできるだろうか?
決行は、猫様が自然とオレの部屋に入ってくれた時になるが、そんな時が永久に来なかったらどうしよう。悲しくなるぜ(泣)

「とにかく、今日はゆっくりして。お茶が欲しいでしょ?」
「ああ、甘えさせて貰う。ちょっと着替えてくるぜ」

自室で着替えてリビングに戻れば、テーブルの上にはミルクティとビスケットの準備がされていた。

奴のオレを労ってくれる気持ちがとても嬉しかった。

しかも、それだけで十分だったというのに、奴とお喋りをしている間に、あたたかなおしぼり(ムーミン柄)や、スライスしたオレンジや、猫の写真をプリントアウトしたものや、興味深い特集のある雑誌や、友人からもらった干し芋や、胃薬や、クッションまで持って来てくれて、オレの周囲はとても賑やかになった。

「貴方も仕事の準備があって忙しかっただろう?」
「夕方には終わったから大丈夫。お前が帰って来たら何を話そうって、そればかり考えていたんだ」

今は仕事に出ていないせいか、奴は人とのコミュニケーションにちょっと飢えているのかもしれない。
だからオレが1日家を空けて帰ってくると、それまで溜めていた話題が一気に溢れてしまうのだろう。

オレはただ帰ってくるだけで奴の役に立っている、と思っても良いのだろうか?
恋人関係を解消してから度々、本当は住む場所を別けた方が良いんじゃないかと思ってきたが、そうしないでいて正解だったのだろうか?

「猫チョコ、明後日は一緒に買いに行ける?」

ニコニコしながら次々と話題を振る奴を見て、オレは無性に奴が可愛く思えた。
今もそんなにオレの帰りを待っていてくれているのかと、その感謝をたっぷりな愛情で返したくなった。

「今週末は休みだから貴方の好きなところに付き合うぞ。それと、これを渡すのを忘れていた」

オレは出張に持って行ったカバンから小箱を取り出して奴に渡した。「ちょっと早いバレンタインな。昨夜の食べ残しだが」と言って。

昨夜遅くに食べて胃もたれを起こしたチョコレートの残りだ。いや、奴にも胃もたれを起こさせようと思って渡した訳ではない(笑) 数日早いバレンタインとなるが、今はそんな食べ残しのチョコレートしかないが、奴を愛しむ気持ちを形にして伝えたくなったので渡した。

「美味しそうなチョコだね。でも濃厚そうで、こんなのを夜中に食べたら胃もたれを起こすよ」
「ああ、昨夜は参った。だけど美味しかったぞ」
「ありがとう。明日食べるよ」

奴はそう言ってチョコレートの入った箱を飾り棚の中にしまった。
去年のようにお礼のキスは貰えなかったが、奴が嬉しそうに受け取ってくれるだけで心は満たされた。

それに今年もチョコレートデートをする予定だ。
百貨店などで猫のチョコレートを見付けたら買うというデートだが、これがなかなか楽しい。デパ地下のハシゴはなかなか疲れて(バレンタインシーズンは混雑しているしな)、決まって途中でお茶休憩を挟むのだが、それがとてもカップル気分を満喫できる。

今年は日曜日がバレンタインで良かった。
昼間から奴を連れ出して1日中遊ぼう。
そろそろ春も近いし、奴に似合いそうな服を一緒に選んでプレゼント出来たら良いな。

==========

という訳で、
申し訳ない、SM初級の続きは明日になってしまいました(土下座)

どうしてもこのエントリーを先に書いてしまいたくてな。ノロケたくて(汗)
後編は明日の夕方頃を予定しております。

約束を破ったので、そのお詫びに、何かリクエストはあるだろうか? こういう話を読みたい! といったものがありましたら是非ともコメントをお寄せ下さい。どうしても無理なものを除いてお応えしたいと思います。

さて、明日と明後日は休日だ。
オレも珍しく2日連休だぞ。
この2日間は完全に仕事の事を忘れて過ごすつもりだ。

明日は、奴と一緒にボストン宅に行ってくる。
猫の相談事があるようで……というのは建前で、ボストン君は猫自慢がしたいようだし、オレと奴は彼の猫ちゃんにデレデレしたいし(笑)

そうそう、そういえば重要な事を書き忘れていた。
つい二時間ほど前のことだが、奴がキッチンで「ああーっ! 来て!」と声を上げた。

何かと行ってみたら、なんと! 猫様が尻の毛にくっつけて落としたと思われるうんこさんを奴は踏み付けていた(汗)

「やったな、ウンが付いてラッキーだ!」

とかオレは励ましたが、奴は「くちゃい! 立つ気力がなくなったから拭いて!」と言った。

まあ、うんこさんは決して良い匂いではないな(汗)
だが、夢占いでもうんこさんの夢を見るのは吉報と言われているように、うんこさんを踏むのは運の訪れだとオレは信じている(奴の為に信じる。信じないと可哀想だ)

奴の新しい仕事はきっと良いものとなるだろう。
3月になったら今のようにいつでも奴が家にいてくれる生活ではなくなるが、奴の夢が叶うように応援したい。そしていつか必ず、2人で猫屋敷を造るんだ。

長いあとがきになって申し訳ない。

今宵も皆さんが楽しい夢を見られますように。
そして楽しい週末を過ごされますように。

おやすみ。

☆申し訳ありません、後編が遅れた事を反省しておりますm(__)m
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幻のビーフシチュー
Thu.11.02.2016 Posted in お知らせ
出張先のホテルより、ごきげんよう。

お客さんから関連会社で発売しているチョコレートを頂いてさっき食べたのだが、深夜だったのが悪かったのか胃もたれした(汗)

それを奴にLINEで伝えたら「1人で食べるからだよ!」と叱られた。

そうだったな。
帰宅して奴への土産にして一緒に食べれば良かった。この胃もたれは気の利かないオレへのお仕置きか。

ところで、LINEで話した時に今夜の晩ご飯の話題が出た。

『今夜は何を食べたの?』
『寿司をご馳走になった。生牡蠣と、サザエの壺焼きも』
『ご馳走だったね』
『ああ、美味かった。貴方は?』
『近くのレストランでビーフシチューを食べたよ。美味しかった』

ビーフシチュー。

その時オレは、奴はまだあの約束を覚えているだろうか? と気になった。

あれは先月の寒い日、奴はオレに美味しいビーフシチューを作ってくれると言った……。

「楽しみだ。20時には帰る」
「判った。帰って来たら熱々の美味しいシチューがあるからね!」

オレはランチ以降は何も口にしないで帰宅した。
腹がグーグー鳴っていた。
だが、この空腹感は奴のビーフシチューをより美味しくするのだと思い、つまみ食いを我慢して、ご馳走に向かってまっしぐらに走る猫のように勢い良く玄関のドアを開いて「ただいま!」と言った。

「おかえり」

奴はオレを出迎えてくれた。
しかし様子がおかしかった。
何時もであれば、何か料理作ってくれた時の奴は必ず笑顔で「◯◯が出来てるよ!」と言うのだが、その日はそれがなかった。

オマケにビーフシチューの香りも漂ってこなかった。
……その代わりに、不吉な予感を掻き立てるように、異様な焦げ臭さが漂っていた。

「どうした? まさか失敗したとか?」

恐る恐るそう訊いてみれば、案の定だった。
奴は圧力鍋の使い方を間違えて、肉の固いシチューを作ってしまったのだった。

味見の時に失敗に気付いて更に煮込んだが、既に味付けをしてしまったルーは焦げてしまって、結局とても食べられないものになってしまったそうだ(汗)

「ごめんね。圧力鍋を使うのが久しぶりで、圧が掛かっていなかったんだ」
「いや良いんだ。鍋が焦げて大変だったろ?」
「底が真っ黒になっちゃった……」
「どれ? ああー、これは凄い! 良し、タワシで磨くか!」
「オレがやる!! お前は着替えて来て。シチューの代わりに炒飯を作ることにしたから待っていて!」

果たして鍋の底の闇は深かった(笑)

オレはササッと着替えて、炒飯を作り始めた奴の隣で鍋をガシガシ洗った。奴は「後でオレがやるからー!」と言ったが無視を通した。

しかしタワシでは分厚い焦げが取れなかったのでスプーンで掻き落とした。鍋にはちょっと傷が付いてしまったが、取り敢えずキレイになって良かった。

「こんな筈じゃなかったのに、本当にごめんね」
「良いって。炒飯、美味いぞ」
「そう言ってもらうと余計に申し訳なくなる」
「まあビーフシチューは楽しみだったけどな」
「そうだよね、お前は楽しみにしていたよね」
「また作ってくれ。圧力鍋の説明書を出しておくから」

奴は「今度こそ凄く美味しいのを作るから!」と言った。
オレは「楽しみだ」と言った。

そして今日に至るのだが……。

来月から新たに始まる仕事の準備が忙しくて奴は忘れてしまったのかもしれん。ビーフシチューのビの字も出ない(汗)

まあ良い。
代わりに今後はオレに暇が出来るので(忙しい月もあるが)、オレがビーフシチューを作ろう。今までずっとオレの為に美味しい料理を作ってくれた奴に感謝しながら。

==========

という訳で、
今回の出張にはノートPCを持って来なかったが、スマホで長文を打つのってキツいな。何度も打ちミスと変換ミスをした。息切れ。

もう2時ではないか。
明日は早いのでもう休もう。
明日は夕方まで仕事をして、東京に戻る新幹線に乗る前に奴と三毛子と猫様に土産を買うぞ。

では、皆さんも心地良くおやすみ下さい。
明日は楽しい休日となりますように。

おやすみ。

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麻縄に締め上げられた胸の遊戯 前編
Wed.10.02.2016 Posted in SM・フェチ
まだ風俗営業法のルールが厳しくなかった頃、オレと奴はたまにハプニングバーに足を運ぶことがあった。

ハプニングバーと言っても店によって中身は随分と違う。
複数の男女カップルがノーマルなセックスを見せ合っているだけの店もあれば、スワッピングで乱交をしている店もあり、セックスとSMがごちゃ混ぜになった店もあり、性交はせずにSMと露出だけをしている店もある。

オレ達が行っていたのは一番最後のSMと露出だけの店だ。
ハプニングバーが流行するずっと以前からやっていて、マニア以外の人間は絶対に入れないルールを設けている老舗だ。

そこに行けば必ずSMマニアがいて、たまに若い男が裸に剥かれて鞭で叩かれながら踊っていた。
店長はバイセクシャルで、オレは一度、危うく彼にフェラチオされそうになった。そんな危険な店で冗談でもファスナーを下げてパンツを見せたのが悪かったのだが(笑)

「浮気した」

オレが店長から逃れると奴はそう言った。
「どこがだ!」とオレは反論したが、酔っ払った奴は納得しなかった。

奴はお仕置きとばかりに麻縄を手にした。
とある有名な緊縛師のお弟子さんから縛り方を習ったばかりだったので、浮気をした(していない)オレは格好の練習を兼ねた緊縛調教材料に見えたことだろう。

「判った、家に帰ってから縛られるからな?」
「嫌だ、ここでする」
「オレを縛って晒し者にする気か? また店長に狙われるたらどうする」
「ううーん、ズルい」

奴は少し考え込んでからオレの手を掴んで「来て」と言った。
どこに連れて行かれるのかと思えば、店の奥のカーテンで仕切られた向こう側にある、衣装や道具を積んであるところだった。

「ここなら店長は見ていない」
「いきなりカーテンを開かれるかもしれないだろう」
「そんな事をしたら鞭で100叩き」
「でもここの店長はマゾだから」
「変態だからね。喜んじゃうかも」

オレ達がそんな会話をしているとカーテンの向こうから、「アンタ達聞こえてるよー!」と店長の声がした。しかし奴が早くもオレの服のボタンを外し始めて店長どころではなくなった。

「おい」
「上だけ。上しかまだ縛れないから」
「良かった。全裸に剥かれるのかと思った」
「安心したら上を全部脱いでよ。オレは縛り方を思い出しながら縛らないといけないんだから。えーっと、確かこうやって……」
「判った判った。言うことを聞くからキレイに縛ってくれよ」

奴がやったのは『後手縛り』というもので、麻縄の基本のような縛り方だ。
手を後ろに持って行かれて縛られるので抵抗ができなくなる。そして胸を誇張される格好となるので、乳首が敏感な方(乳首を虐められたい方)に好評だとか。

奴は指で縄を張りながらなかなか上手に縛った。
オレが「凄いじゃないか。気持ちの良い拘束感だ」等と褒めると、サディスティックな顔付きでニヤリと笑った。

「気持ち良い? お前の鍛えた胸が盛り上がって見えて良いね」
「格好良いか? 記念撮影をよろしく」
「良いよ」

オレは冗談で言ったのだが奴は本当にスマホを取り出して写真を撮り始めた。
もっとも、それで緊縛遊びは終わるのだと思っていた。奴はオレという実験体を上手に縛れて満足したのだから、写真を撮り終えたら解いて席に戻るのだと。

しかし、違っていた。
写真を撮り終えた奴はスマホをポケットに戻してオレを抱き締めた。そして耳元で囁いた。「今のお前、とても嫌らしい格好をしている」と。

奴のサディスティックなスイッチが入ったのだとオレは悟った。
そうなると奴はオレのご主人様となり、オレは奴の下僕となって奴の命令に背くことは出来なくなる。

こんなところで……。と、オレは動揺を覚えた。
何せ店長や数人の客達はカーテンのすぐ向こうにいる。カーテンを大きく揺らしたりオレが声を上げたりすれば、きっと彼等はカーテンをめくって覗きに来るに違いない。

奴をチラリと見れば奴はオレを見返した。
青いクールな目をしていた。
いつもはムーミンのように穏やかで愛嬌のある目をしているくせに。

<12日に続く>

==========

最後まで書き切るつもりだったが、長くなったし1時になったので続きは12日に書かせて頂きます。

今まで何度か続きを書かず終いにしてしまったエントリーがあるが今回は必ず書きます。もしも書かなかったら亀頭にマチ針を100本立ててSMサイトに写真を投稿する事をお約束いたします。確実に!(諸事情あって書けなかったらどうするか…)

明日と明後日は出張なるので、時間があれば何か短文を書こうと思う。宜しければお付き合い下さい。

では、今宵もあたたかな布団に包まれて楽しい夢を。
おやすみ。

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赤いガラス玉に掻き立てられた想い
Tue.09.02.2016 Posted in SM・フェチ
月曜日の深夜に夜更かしをしながら、ごきげんよう。

このところ奴は友人とゲームで遊ぶことにハマっている。
ギャンブルとかゲームセンターのゲームではなく、家庭用コンシューマー機のゲームだ。

奴の友人とは、度々このブログに登場して頂いている女装子君だ。
つい数日前も彼はオレ達の自宅に来てゲームで遊んでいった。オススメの新しいゲームソフトと一緒に妖しい手土産まで持って来て。

妖しい手土産とは、真っ赤なガラス玉の付いたピンだ。
本来それは壁などに刺す目的で使われるのだが、サド気質の強いTは別の用途で使うようにとオレ達に差し出した。

「奴隷の亀頭に10本刺してみたけど綺麗だったわ。でも出血が凄かったからRにする時は気を付けて」

Tは、今オレ達が恋人関係(正しくは肉体関係)を解消している事を知らない。相変わらずオレ達がSMやフェティッシュな行いでも仲睦まじさを保っていると信じている。

だからTは今まで通りそんな発言をしたのだが、流石にオレはギョッとした。まだ性的なものに触れたがらない奴に嫌悪を抱かせてしまったのではないかと。

オレは適当に笑って話題を変えようと思った。
けれど奴が意外な事を言った。

「ダメだよ。Rのそこにこんなものを刺したら、ボコボコして痛くてオレの中に入れられなくなる」

Tはその台詞に受けて笑い出した。
オレは自分の耳を疑いながら奴を見た。
すると奴は「ね?」なんて言って無邪気に笑った。

少しは平気になったのか?
もしもそうならオレは亀頭の全面にびっちりとピンを刺されても構わない。……と思ったが、流石にそこまでやられたら失神するので3本ぐらいに留めて欲しい。オレは痛いのは好きだが血は苦手だ(汗)

「真珠を入れるよりはずっとサマになるだろうけどな。キラキラしてキレイだ」

オレは久しぶりに奴の前でそんな下ネタを口にした。
爽快感すら感じた。やはりオレのノリとはこれだな……と、胸と下半身にジーンと熱くなるような感動を覚えた。

まあピンに関して言えば……と、この続きは後日書かせて貰います。

そんな訳で、この度はSMマニアなエントリーへの沢山のクリックをありがとうございました。
三段階に分けて書こうと思う。
まずは初級編、中級編、上級編と。

ただし上級編はオレの体験ではなく見学させて貰ったもので、非常にコアな内容となることを予めご了承願います。

さて、明日は火曜日だ。
早く週末になる事を祈りながら頑張ろうな。
週末に至るまでの日々の中にもちゃんと楽しい出来事があるように、力強く応援しております!

明日も良い日になりますように。
おやすみなさい。

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冬の休日のあたたかな一時
Mon.08.02.2016 Posted in 恋愛
日曜日の深夜に、ごきげんよう。

昨日の土曜日は昼まで眠っていた。
オレが眠っている間、奴はオレの部屋に来て三毛子にご飯をあげてくれたのだが、三毛子はオレの腕にくっついてぐっすりと眠っていたそうだ。

三毛子は小さいが暖かい。
腹の毛がほわほわしていて、そこを撫でているだけで気持ちが良くて眠くなってくる。

オレは睡眠障害の気があるが、三毛子と寝るようになってから少し良くなった。
神経が休まるからなのだろう。暖かくて柔らかなものに触れていると。

オマケに三毛子はオレの腕枕で眠るのが大好きなので、オレは就寝前のスマホが出来なくなった。
何せベッドに入るとすぐに三毛子が来て『寝よう寝よう!』と言ってくるので(言っているように見える)、オレはそのまま三毛子に腕を差し出して目を閉じることになる。

片手でスマホをいじっていた頃もあったが、そうすると三毛子の顔がスマホの明りに照らされて、可哀想で出来なくなった。

「オレが早く寝ろって言っても聞かなかったのにね」

今朝、オレが三毛子とのノロケを語ると奴はそう言った。
オレは誤魔化し笑いをするしかなかった。「昨日の横浜は楽しかったな」と、話を逸らしたりして(笑)

2016_02_07_01.jpg
■中華街。ここも冬は夕暮れるのが早い

一昨日は、奴のリクエストに応えて横浜の中華街で食事をした。
フカヒレが食べたいとの事で、フカヒレ麺、フカヒレ餃子、フカヒレスープなどなどを注文したが、中でも奴はフカヒレ餃子が気に入ったようだった。

「こんなフカヒレ餃子って初めて食べる」
「オレも初めてだ。フカヒレが中に入っているんじゃなくて、中身をグルグル巻きにしているんだな」
「縛っているみたい」
「だな。サディスティック・フカヒレ」
「ふふ。でもサドなフカヒレをオレ達が食べちゃうんだ。あーん」

2016_02_07_02.jpg
■緊縛フカヒレ。その姿と美味しさに痺れた

食べ歩くことを趣味の一つとしているオレ達は、特に美味しい(口に合う)ものに出会った時の幸福感を分かち合っていた。

フカヒレの他にも、北京ダックのビーフン、水晶餃子、大根餅、炒飯……と、完全に腹の許容範囲をオーバーするまで食べた。
横浜には余り来られないので美味しそうなメニューを片っ端から食べようとしたが調子に乗りすぎた(汗)

「苦しい。お腹がポンポンだよ」
「デザートはどうする?」
「無理だ。もう空気も水も入らない」
「まだまだ美味しそうな料理があるのにな、口惜しいぜ」

それは次回のお楽しみ! という事にして、オレ達はレストランを後にした。
そして腹ごなしの為に近辺の名所を歩いた。

「今ならレンガ倉庫のところでスケートが出来るぞ」
「良いね、やりたい!」
「山下公園を経由して、ちょっと歩くが良いか?」
「良いよ。むしろ歩きたい。歩き回ろう」

幸い、その日は暖かかった。
日が落ちるまで潮風も爽やかで、のんびりと山下公園を歩いたり、カモメの観察をしたり、子供に落書きだらけにされた象さんに跨ってお馬さんごっこなどをした。

2016_02_07_05.jpg
■子供に落書きされまくった象さん

夕暮れてゆく海を眺めながら話もした。
暖かい缶コーヒーを1本買って、それを2人で飲みながら。

「今日は遅くなっても良いの?」
「良いぞ。明日は休みだしな」
「じゃあスケートで遊んで、それからレンガ倉庫でお茶を飲んでも良い?」
「良いぞ。二年前のクリスマスで入りそびれたからな」
「あの日は混んでいて、どこにも入れなかった」

あれからもう二年も経つのかと呟けば、自ずとオレ達の会話は当時を懐かしむものへとなった。

クリスマスマーケットでグリューワインで乾杯して、ドイツ風のケーキを食べて、大きなウインナーを頬張った。
その日は雪がチラつくほど寒くてオレは奴にひっついていた。奴もオレを甘やかして、「もっとくっついて良いよ」と言ってオレの肩を抱いた。

「楽しかったな」
「うん。初めて見たレンガ倉庫はとてもキレイだった。また行きたいって思っていたから今日は嬉しいよ」
「本当はクリスマスに来る予定だったのに、すまない」
「良いんだ、去年のクリスマスは平日だった。それに今日、ちゃんと連れて来てくれた」

まあな、とオレは呟いて笑った。少々照れくさくなりながら。

あれから2年の月日が経ってオレ達の関係は変わったが、相変わらずオレは奴との約束を守るのが好きだ。
もう趣味になっているのだろう。そして、奴の嬉しそうな顔を見ると安堵するからだろう。オレが奴をあんな風に笑わせられる限り、まだオレは奴と一緒に居られると。

「カモメにモフモフしたい。捕まえてきて」
「待ってろ、捕まえてくる」
「捕まりそうになったら大声で逃げって! って言うよ」
「酷いな、捕まえって言ったのは貴方なのに」
「あははは!」

忙しい時には忘れていられた。
だが楽しい時間を過ごすと思い出してしまう。
笑いながら切なくなってきた。
貴方が好きだ。

2016_02_07_04.jpg
■無防備にしていると本当に捕まえてしまうぞ。

それから30分ほどスケートで遊んだ。
楽しかったが夜風は冷たくて、その後はレンガ倉庫の中で温かなアップルパイとミルクティーを頂いた。

「美味しいね」
「ああ、温かいのが良いな」
「今日は急に横浜に行くことになって、でもいっぱい遊んだね」
「仕事が早く終わったし、天気も良かったしな。どこかに行かないと勿体無いって思った」
「誘ってくれてありがとう。とっても楽しかった」
「良かった。……これを食べたら倉庫を見て回るか。クリスマスの時は混雑していてロクに見られなかったし」
「そうしよう」

明日は仕事だからアップルパイを食べたら帰ろう。──と、カフェに入る前はそんな事を言ったものだが、食べ終わったらそれで帰るのが惜しくなった。

レンガ倉庫の中にはたくさんの雑貨やアクセサリーや衣類が売られていた。
奴に似合いそうなセーター、ブルゾン、アクセサリー、オレはそれらを奴に勧めた。プレゼントすると。

けれど奴の答えは、「買ってもらったら悪いよ」だった。

以前であれば、例えばアクセサリーを付けた貴方の首筋にキスしたい……等と言えば了解して貰えたものだが、今はその口説き文句が使えなくてなかなか難しいな。だがくじけないで頑張るぞ(笑)

それに……。
と、長くなったのでこの続きは後日に。

2016_02_07_06.jpg
■寒い冬にぴったりなホットなアップルパイだった。癖になる。

==========

そんな訳で、横浜にはまた近々行きたい。中華街で豚まん食べ歩きもしたいしな。

やはり2人で過ごせる休日は良いな。
次回の週末も仕事が幾つか入っているが、どうにか早い時間で切り上げてデートできるように頑張ろう!

今週も皆さんが幸運で健康であるように応援しています。

では、今宵も暖かな寝床で楽しい夢を。
おやすみ。

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節分祭の豆ぶつけられデート
Sat.06.02.2016 Posted in 恋愛
金曜日の夜に、ごきげんよう。
今夜は前回の続きだ。

「○○不動尊の節分祭にキティちゃんが来るんだ」
「へえ、行ってみたい」
「本当にそれで良いのか? 中に人が入ったきぐるみだぞ?」
「中に人なんかいないって、前にお前は言ったよ」
「それは……」
「あはは! 行こうよ。節分祭なんて珍しい。それに帰りにお前の実家に寄ればシロ子とガーナ子にも会える」

そんな訳でオレ達は不動尊に向かった。
大混雑しているのではないかと心配したがそれ程でもなく、ちょうどキティちゃんが豆を投げてくる位置をキープする事が出来た。

2016_02_04_02.jpg

キティちゃんの他にも年男・年女の有名人が何人か登場した。けれどオレ達は日本の芸能界に疎いので誰がどんな方なのかさっぱり判らなかった。

だが奴は言った。
「あの厚切りジェイソンって人、名前だけは聞いたことがある」と。

豆撒きが始まる前にスマホで検索したが、なるほど面白くて有能でご家族想いなアメリカ人さんなのだな。
探っていく内に面白い芸も見付けて奴と大笑いした(笑) 今後、応援していきたい。

2016_02_04_03.jpg

いよいよ豆撒きが始まった。
キティちゃんと、キティちゃんの付き人? の投げた豆は見事にオレ達の顔面に直撃した。固い豆なので痛かった(汗)

賢い方は紙袋を広げて豆をたくさんキャッチしていて、オレ達はそれを見て「その手があったか!」と悔しがった(しかし豆撒きの後、紙袋を広げるのは周囲の方々の迷惑になるのでやらないようにとお寺から忠告があった)

「おでこに当たって痛かった」
「でも結構取れたな? 貴方は何個取った?」
「えーっと、……7個」
「オレは9個。勝ったな」
「お前の歳に全然足りてないからお前も勝ってないよ」
「そこが勝敗の基準とは厳しいな」

正直なところ、こんなに盛り上がるとは思わなかった。
キティちゃん達が退場した後は「来年は誰が来るかな?」などと話し、来年も来る約束を交わしていた。

2016_02_04_01.jpg

無事に節分祭を終えた後、オレ達はお気に入りの喫茶店に行った。

そこは自宅から遠く離れている為に滅多に来られない店なので奴はとても喜んだ。
料理が美味しく、雰囲気も良く、猫のオブジェがこれでもか! と並べられているジャズ喫茶で、奴のお気に入りにならない筈がない店だ(ただし全席喫煙可能でそれだけが残念)

「今日も可愛いね」

店の前にある黒猫の看板に向かって奴は言った。
そして店内に入れば、新しい猫(の置物やイラスト)が入ってないかとキョロキョロと店内を見回して確信した。

「ここに来るのは本当に久しぶりだな」
「うん。オレはね、ハッシュドビーフが食べたい」
「じゃあオレは……カレーにするかな。あとパフェ」
「パフェは一人で全部食べられる?」
「手伝ってくれ」
「ふふ、良いよ」

オレ達はここに来ると決まってカレー系とデミグラス系を注文する。あと、その日の気分で紅茶と珈琲を選んで、甘いモノが欲しい時にはパフェも追加する。

ついでにオレの個人的な好みで言うと、ここ以上に美味しいパフェを食べた事がない。
ボリュームがあるがシンプルなのが良い。生クリームがたっぷりで、アイスはそれよりも少なめなバランスが良い。ちょっとチープな缶詰のミカンもまた官能的な甘さを醸している。

「このノートに何か書いて行く?」
「オレは良い。貴方は何か書くか?」
「うーん、今日は読むだけにする」

この喫茶店には、各テーブルに置かれて自由に書き込めるノートがある。
いろんな年代の方が気分のままにイラストを描いたりメッセージを書いたり。

初めてそれを見た時、奴はとても面白がった。
そして二本足で立っている猫のイラストを描き、『今日は恋人とはじめてここに来ました』と書いた。

オレはそれを見てニヤニヤと笑った。
そして奴のメッセージの最後にハートマークを描き込めば、奴も嬉しそうに笑い、オレ達を包む空間の温度が上がったように思えた。

なんて初々しいデートをしているんだと、少々気恥ずかしくなりながらもオレは幸せを感じていた。性愛でしか相手の愛情を測れないなんて言っていたオレが何て甘っちょろい事を……と、本当にくすぐったい気分になったものだった。

「お前のカレー、一口貰っても良い?」
「良いぞ。取り皿を貰うか?」
「このままで良い」

奴はオレの皿からカレーを攫ってモグモグと食べた。
オレは「美味しいか?」と、まるで子供に問うように言った。今も無邪気にオレに接してくる奴を少し憎く思いながら(憎さ余って可愛さ10000万倍だが)、今も奴への恋心が冷めない自分に呆れながら。

その後は再び不動尊へ戻ってたこ焼きを食べて甘酒を飲んで(良く飲み食いする日だった)、それから実家に行ったのだが、長くなったので省略しよう。

節分で豆をぶつけられて喜ぶなんて子供の時以来だったが(当時からマゾだったという意味ではないぞ、そうだったのかもしれないが)、童心に戻れる良い行事だな。

恵方巻きは突然湧いて出た得体の知れない行事だと思っているが(ち○こネタとして重宝しているが)、節分は来年もちゃんと行いたい。
厄払いになるし、奴に豆をぶつけられたらマゾ心がビンビン幸せを感じるだろうからな(笑)

==========

という訳で、
皆さんに災いを成す全ての厄も祓われますように。
遅ればせながら、邪な鬼は外! 福は内! 福を守り邪を祓う善なる鬼も内!

地域によってはガード役となる鬼も招くべし……と聞いた事があるので、そのように豆撒きをさせて頂きます。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

■ジャズ喫茶の料理の写真はいつものようにインスタグラムにアップしています。ご興味のある方はお立ち寄り下さい。

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焼餅はチーズに乗せて食べてしまった
Thu.04.02.2016 Posted in 恋愛
平日の夕方前に紅茶を飲みながら、ごきげんよう。

昨日は午前中で仕事を終わらせて奴の用事に付き合った。
奴はそろそろ始まる仕事の為に新しいスーツを仕立てたのだが、それに合わせるネクタイと靴をオレの意見を参考にして揃えたいと言っていた為に。

スーツはスレンダーで上品な印象のラインで、それを着込んだ奴は嬉しそうに顔をほころばせた。しかし時折見せる目の輝きには新しい仕事への意欲を感じさせ、オレはそれに見惚れていた。

けれども、
『大丈夫か?』という不安もオレは感じていた。

奴の仕事は完璧なのでそれに対してではない。もっと個人的な、こんなにステキな奴が新しい職場で誰かに誘われたりしない訳がない、といったノロケとも言われそうな不安だ。

「良い靴を選んでくれてありがとう」
「あとはネクタイだな」
「どこのショップに行く?」
「すぐそこの」

買い物を終えた後、オレ達はホテルのラウンジでチーズを摘みながら紅茶を飲んだ。
奴の新しい職場の話を中心に、様々な事を語らいながら。

「新しい職場でも貴方はモテるぞ」

オレはさり気なくそんな事を言った。
すると奴はほとんど関心なさそうに「そんな事ないし、そうなっても関係ない。それよりもこの後、猫を見に行かない?」と言った。

非常に素っ気ない、奴らしい返答だった。
奴はこういうことにはとても正直なのでオレは素直に信じることにした。きっと誰かにアプローチされても、「こめんね、好きな人がいるんだ」とハッキリと言ってくれるだろうから。

その返答を聞いてオレは今更ながら新年(もう2月だが)の意欲を掻き立てられた。奴の為にも今年はもっと売上を伸ばそう! と。

「猫か、猫カフェとかペットショップに行くか」
「この近くだとどこにあるかな?」

オレ達はスマホを取り出し、猫を求めて検索を始めた。
その最中、オレは不意に思い出した。そういえば今日は節分祭であり、実家の近くの寺に大きな猫が来るということを。

「良い猫が来るぞ」
「え?」
「実家の近くだが行くか?」
「良い猫がいるなら行く。って、どういう事?」

続きは明日の更新で(笑)

==========

という訳で、最近では珍しく2日連続更新をしてみた。
激動の1月が終わり、2月はそこそこ時間に余裕が持てるので嬉しい。

やはり楽しい時間をキープできないと脳が停止する。楽しい事をやってこそ生きている喜びは得られて仕事にも恋愛にも意欲的になれる。楽しく笑える時間を失うと(少なくてもオレは)全てを失くしたも同然となる。

だから今後は、前々からやってみたかった事に思い切って挑戦してみようと思う。
知り合いとの共同作業となるが、その内容は後ほど(1~2ヶ月先になるかもしれないが)、こちらでもご報告いたします。

さて、節分も終わって次はバレンタインだ。
今年も奴と一緒にスイーツショップを回って、たくさんの猫チョコをゲットしよう(笑)

では午後も楽しく、夜は淫靡に、皆様の幸運を祈っています。

■チーズを摘んだバーのご案内はインスタグラムにて。
https://www.instagram.com/r_agna0318/

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2016年 初TDRデート
Thu.04.02.2016 Posted in 東京ディズニーリゾート
節分祭の夜に、ごきげんよう。

先月の下旬、ディズニーランドに行ってきた。
冷たい雨の降る日だったので園内はとても空いていて快適といえば快適だった。特に日が落ちた後は、通常であれば40分以上待ちとなる人気アトラクションすらも5分以内で乗れる程だった。

「奇跡の日に当たったな」
「でも雨の降りが強くなって冷えてきたね」
「ビッグサンダーマウンテンで凍死するかと思った」
「ダンボでも震えていたよね」

(ビッグサンダーマウンテンは野外を走るジェットコースター。ダンボは野外の空をグルグル飛ぶ)

今日は乗り放題だ!!
と、オレ達は喜々としてその2つのアトラクションを続けて3回ずつ乗った。しかしオレが寒い寒いと弱音を吐いたので(軟弱者です。いや本当に寒かった!)、以降は室内のアトラクションを回ることにした。

その日の寒さを利用すれば今度こそ奴に「寒い!」と言わせられるかと思ったが、失敗したしな。ならばこれ以上寒い場所に居る必要はない、と。

「本当は寒いのにやせ我慢しているんだろ?」
「違うよ。本当に平気」
「じゃあ背中に手を突っ込ませてくれ。凍ったみたいに冷たくなっているぞ」
「良いよ」
「……そうアッサリと了解されてもな」

そんな会話をして間も無く、灰色のTシャツ一枚姿の外国人に遭遇してオレは信じざるを得なくなった。北の国の人間の耐寒性って本当に半端じゃない。オマケにそれは、日本に20年ぐらい住んだぐらいでは失われない機能のようだ(汗)

そんな訳で、次はバズ・ライトイヤーに乗った。これは同乗した相手と点数を競うことが出来るので盛り上がった。

「もう二度と出来ないだろうな、こんなに続けて何度もバズ・ライトイヤーに乗れるなんて」
「そうだよね。今日の内に腕を磨こう!」

一回目の勝負はオレの勝ちだった。
スコアは、奴が1万点未満、オレが5万点以上。

そもそも奴はシューティング系ゲームが苦手だ。今は上達したが、かつてはシューティングギャラリー(ライフル銃で的を撃つゲーム)で一発も当てる事ができなかった。

しかし、奴は非常に頑張り屋さんだ。
オレに負けたのを悔しがって、「何かコツがあるはずだ!」と言いながらスマホで攻略方法を検索し始めた。
それが効果的だったようで、最後の勝負では、何と奇跡の9万点代を弾き出してオレを打ち負かした!

「やられた!!」
「あはは! 油断しすぎたね?」
「オレも勉強すりゃ良かった。どうやったらあんなに高得点が出るんだ?」
「良いよ、教えてあげる」

お兄さんぶるのが大好きな奴は得意顔でレクチャーを始めた。オレはその顔を、心の中でニヤニヤしながら眺めた。

その後、故意に避けていたホーンテッドマンションに乗る事になった。
どうして避けていたかと言えば、ここは『キスをする恒例の場所』だったからだ。

「ホーンテッドマンションにも乗ろう」と言ったのは奴だった。ガラガラに空いているのだから乗らないと勿体無いと笑顔で言った。

オレの遠慮などまったく考えていなかったのかもしれない。あるいは考えていたからこそオレを誘ったのかもしれない。
何せ奴は、ライドがひっくり返る例の場所でオレの肩に頭を乗せてきた。仔猫(三毛子)が甘えるように、柔らかな髪の毛をフワフワとさせて無邪気に笑いながら。

キスは、出来なかった。
だがオレは多少の驚きと共に幸運な笑い声を上げた。

ライドの構造上、奴を抱き寄せる事は出来なかったが、それが出来たならそうしていたと思う。「乗って良かった、楽しいな」と、自分の心の内を奴の耳元で告げて。

今回も最高に楽しいインパデートだった。
一月も仕事のスケジュールがグチャグチャで、ひょっとして行けないかもしれないと焦ったが、何が何でも行こうと決意して行ってきて良かった。

「奇跡のインパに乾杯!」

パークを去る前、オレ達はコーラとホットココアで乾杯した。

楽しかったが寒かった!
今度は暖かい日に来よう!

静になって行くパークを眺めながら、そんな約束を交わして。

==========

そんな訳で、
冬場の氷雨の降るパークは最高です。
手足が凍るように冷たくなるのさえ我慢できればアトラクションに乗り放題だ。

また来年の1月下旬にガラガラTDRデートを行いたいです。

さて、かなり久しぶりの更新になった。
まだこのブログを読んで下さっている方々に心からの感謝を申し上げます。

ありがとうございます。
今後もマイペースで、仕事や趣味を頑張りながら続けていく予定なので、今後もどうぞよろしくお願い致します。

ところで急に寒くなったが、体調を崩したりしていないか?
今年に入って早くも一ヶ月が過ぎた。
これからも皆さんが健康で幸運であるように応援しております。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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