白鳥に乗ってランチデート
Fri.08.05.2015 Posted in 恋愛
お久しぶりに、ごきげんよう。

昨日で黄金週間は終わったがオレの連休は(諸事情あって)昨日から始まった。
連休と言っても3日間しかないが貰えるだけ有り難い。お陰で享楽的に過ごさせて貰っている。

時間を気にせずに好きな本を読んで、音楽を聴いて、DVDを観て、食事をして、猫を愛でる。
『猫』の中には当然だが奴も含まれている。そしてオレは甲斐甲斐しく猫達のお世話をする。休日でもあっても相変わらず下僕だということだ。もっとも世界一幸せな下僕を自負しているが。

で、奴だが、昨日は仕事だったが今日は休みだった。
天気が良かったのでオレは提案した。「ボートを漕ぎながらランチをどうだ?」と。

奴は「行く!」と即答した。
それは前々から約束していたことでもあった為に。

場所は吉祥寺の井の頭恩賜公園。
オレ達は公園の入口前でホットドッグやドリンクを買って、それから公園内の池でボートを借りた。

「手漕ぎボートでランチは難しいから足漕ぎだな」
「普通のと白鳥、どっちにする?」
「白鳥さん」
「可愛い選択だね」
「小学生の頃は夏休みに毎年乗っていたんだ。それが懐かしくなった」

2015-05-07-01.jpg
■凛々しい眉毛のイケメン白鳥さん。

白鳥ボートは30分で700円。
ランチを食べてゆっくりと過ごしたかったので1時間乗ることにした。
連休明けの為か空いていた。だからオレ達は気兼ねなく池の奥へとボートを進めて、誰もいないところで漕ぐのを止めた。

「ここでランチだ」
「風が気持ち良いね」
「ああ、だがハンドルは持ったままだな。波に流される」

食べる前に炭酸水で乾杯した。「ドイツビールの方が良いんじゃないか?」とオレは言ったが、「飲酒運転になる」と奴は言った。

いつのもデートとは違ってとても簡単なランチだったが、楽しかったので物凄く美味しく感じた。
この年令になって無邪気にピクニックを楽しむことになるとは思わなかった。奴が素朴な自然を愛する人間でなかったら、きっとオレはあんなデートに誘ったりはしなかっただろう。年甲斐もなく……などと考えてしまって。

「美味しかったね」
「ああ、凄く美味しかった」
「ふふ、ホットドッグをおごってくれてありがとう。ご馳走さま」
「気に入って貰えて良かった」

奴はオレの頬にキスをして笑った。
そして再びペダルを漕ぎ始めた。「お腹がいっぱいになったから運動するよ」などと言って。

それからは、熱血ボート漕ぎ競技がスタートされた。
インパでもそうだが、基本的に奴は物凄くアクティブな男なので身体を動かすことに夢中になる。そしてそれはいつの間にか心をメラメラと燃やす競争となる(汗)

「突っ込むな、枝に突進する!」
「もっと早く漕いで! ハンドルは右へ限界だ!」
「バイキングの血が蘇ったか!」
「あははは! ジンギスカン!」
「バイキングとジンギスカンは関係ないぞ!」

足漕ぎボートなど本当に久しぶりで、汗は出るし、ふくらはぎの筋肉は強張るし、疾走し続けるのはなかなか大変だった。
大きな枝に突進するのは免れたが、密集する細い枝々に顔面をぶたれそうになった時は本気で焦った(汗)

しかし、最近は多忙で身体を動かす機会がなかった為に思い切り汗をかいて懸命にボートを漕ぐのは楽しかった。
風がそよいでいたのが幸いだった。残り時間10分になって漕ぐのを止めた時に顔に受けた風の気持ち良さは、汗をかいていなかったら味わえないものだった。

「はあー、頑張ったね」
「ああ、勝ったな」
「何に?」
「世界中のイケメンに」
「あははは」

疲労のせいでそんな訳の判らないことを言っていると、止めたボートの側に鴨が近付いてきた。
どうやらボートに乗る人達にパン屑でも貰っているらしく人慣れしていた。奴が鴨の頭を撫でる素振りを見せると餌をくれるのかと思ってますます近くに寄って来た。

「可愛いね。パン、食べるかな?」
「食べたいから寄って来たんだろうな」
「オレ達が食べるつもりだったスコーンをあげちゃおう」
「オレ達のスコーンが……」
「でもここって鯉に餌をあげるのを禁止にしてるよね? 鴨も禁止かな?」
「ネットで調べてみる。……自粛して欲しいようだ。池が汚れる、鴨が肥満するって理由で」
「そうなんだー。美味しいスコーンをあげたかったけど、ごめんね」

奴は猫を呼ぶように鴨にチチチと言いながら手を水面に近付けた。
すると鴨は軽く飛び上がって奴の指をパクっと咥えた(とオレには見えた)

「大丈夫か!?」
「大丈夫、一瞬ちょっとクチバシが当たっただけ」
「痛くなかったか?」
「全然。クチバシの感触が可愛かったよ」
「理解しがたい可愛さだ。ビックリした。貴方の指が食われたように見えた」
「あははは! うん、食べられちゃった!」

奴はそう言って、中指の第2関節を曲げた手をオレに見せた。
オレは思わず吹いた。そんな子供っぽいことをする奴が可愛くて、奴の肩を抱かずにはいられなかった。

2015-05-07-02.jpg
■鴨さん。奴の指先にキスをするとは、オレと間接キスだな。

==========

その後は、公園から街中を歩いて、早すぎる夕食を食べて、オレ達のパンを買い直して、お茶を飲んだ。

楽しい休日だった。
しかしこんなにも楽しい日があると、連休が明けて仕事に行くのが辛くなる(笑)

まあ、明後日のことはまだ考えないようにして明日も楽しく過ごそう。
明日は奴は仕事なので今日のように朝から晩まで一緒に過ごすことは出来ないが。

そんな訳で、
世間の連休は昨日で終わったが、皆さんはその後も楽しく過ごされているか?

連休の疲れで息切れしていないか心配だ(笑)
今週の平日は明日で終わりだ。
皆さんが無事に週末を迎えられるように、明日も自宅で応援しております。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

ランキングバナーのクリックをお願い致します。
にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ 同性恋愛  国際恋愛

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。

スポンサーサイト



Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP