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猫のいない夜に猫を撫でる方法
Thu.28.05.2015 Posted in 恋愛
●猫達のトイレ模様(うんち表現あり)

<ガーナ子>

うんちをした後は必ずお尻を綺麗に舐めるので臭くない。

だが、トイレの砂かけは物凄く適当。砂も何もないトイレのへリの部分を手でサッサとやって終了。うんちはまるで砂の中に隠れなくて無意味。

<シロ子>

うんちをしてもお尻を舐めないので臭い。たまにガーナ子が舐めてやるがすぐに逃げる。妹が尻を抑えて無理やり拭くこともあるが、その後は凄い恨みがましい声で鳴いてダッシュで逃げて行く。

トイレの砂はちゃんと掛ける。

<猫様>

うんちをしたら必ずお尻を舐めるので綺麗。しかし長毛種ゆえに、たまにお尻の毛にうんちをくっつけてブラブラさせていて美貌が台無し。

トイレの砂はちゃんと掛ける。

<三毛子>

うんちをした後、ちゃんとお尻を舐める時もあるが舐めない時もある。しかし舐めない時もオレの部屋の床に『尻ずりずり(この動画の3倍の素早い動きで!)』をやって拭うので綺麗。けれどその場合、床にうんち筋が出来るのでオレが消毒して磨いている(泣)

トイレの砂は完璧に掛ける。完璧というより、親の敵かと思うぐらい何度も何度も何度もザッカザッカザッカザッカ……と延々と掛けるので、深夜にそれをやられるとうるさくてオレが起こされる。それが寝不足の原因になる場合もあるが可愛いので怒れない。だがそろそろ何らかの対策が必要かもしれん。

==========

「トイレの仕方を見ても猫って個性豊かだよな」
「生まれてすぐに親と離れ離れになった猫と、離れないで親にトイレの躾を教わった猫の違いなのかもね」
「なるほどな。本当はどの仔猫も親と長く一緒に居たいんだろうな」

今夜は仕事の帰りにビールを飲んだ。
オレが三毛子の『尻ずりずり』の話をしたのをきっかけに猫の話題がメインとなった。

ところでオレは数日後に出張を控えている。
それなりに長い期間、奴と猫達と離れなくてはならなくて寂しい。

それを奴に言ったらこんな答えが帰ってきた。

「オレの友人も猫が大好きで出張が辛いって言っていた。彼は寂しい夜、自分のスネ毛を猫だと思って撫でるんだって。お前もそうすれば……」

奴の台詞が終わらない内にオレは笑った。「判った、オレもそうするぜ!」と。

「やったら感想を聞かせて」
「ああ、股間の毛と撫で比べて、どちらがより気持ち良かったか報告する」
「あはは、楽しみにしてるよ」

退屈なばかりだと思っていた出張に楽しみが出来た。
自分のスネ毛を猫の代わりに撫でるのと、それを奴に報告する、2つの楽しみが。

==========

という訳で、
また多忙期に突入だ。
更新がままならない日が増えるが、気が向いた時に覗きに来て頂けたら嬉しい。

では、今宵も楽しい夢を。
おやすみ。

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we love moomin house
Thu.28.05.2015 Posted in お知らせ
「また満席だね。たくさんの人が並んでいるし」
「どれぐらい待てば入れるのか聞いてくる。……1時間半待ちだって」
「TDRのアトラクション並だ」
「仕方がないから他のレストランに行くか」
「うん……。せめてショップでクッキーとパスタを買うよ」

これまでにソラマチのムーミンカフェの前で何度そんな会話をしてきたことか。

その内にオレ達は『行ってもまた混雑しているから無理』という認識が刷り込まれて、この数ヶ月はソラマチに行くことがあっても「ムーミンカフェに入ろう」という台詞は出てこなくなっていた。

だが先月から、予約制の個室コースが出来たとの情報を得て、オレと奴は嬉々としてさっそく申し込んだ。

まだ広く知られていないせいか予約は簡単に取れた。
何度行っても入れなかったオレ達にしてみれば物凄く奇妙な感じがして、「本当にこれで大丈夫なのか?」と不信感が拭えなかった。

2015_05_27_01.jpg

そして当日、受付の方に「予約した者ですが……」と声を掛けてみたら本当に店内に案内して貰えた。
オレ達は接待などでそれなりのレストランを利用しているが、それらどんなレストランに入った時よりも今回は嬉しかった。なにせ、およそ2年越しで入店が叶ったのだから(笑)

さて、料理やサービスの方だが……。

個室は、せいぜい半個室かと思っていたがしっかりとした個室だった(木製の壁は薄いので大声で騒ぐのは禁物) しかもシンプルながらも清潔感があって、可愛らしいインテリアが並べられていた。

2015_05_27_02.jpg

個室は2人~4人まで利用可能。
これは2人か3人で利用する場合の限定サービスなのかもしれないが、食事の前にキャラクターのぬいぐるみを連れて来て空いている椅子に座らせてくれるサービスがあった。これには奴が大喜びだった。「パパと一緒に食事が出来る!」と(笑)

スタッフさんは、とても愛想が良くて笑顔が可愛らしかった(男女スタッフ共に!)
丁寧で明るい接客、そして次々にオマケ(コースター、陶器のフィギュア、キャンディ!)を出してくれて、楽しい雰囲気を大いに盛り上げてくれた(30代の男がオマケに喜ぶとは。すっかり童心に帰らせて貰ったぜ)

料理は、実はオレは全く期待していなかった。
あくまでもこうしたレストランは可愛い盛り付け等を楽しむのであり、味はファミレスぐらいだろうと。

だが、予想したよりもずっと美味しかった。
レバーのパテ、北欧伝統のライ麦パン、フィンランドの家庭料理には欠かせないサーモンミルクスープ、カリカリに焼いたサーモンの皮(船の帆に見立てている?)、香ばしく焼き上げたチキンソテー、ムーミンのクッキーが可愛いミニサンデー。

2015_05_27_03.jpg

「このスープって懐かしい味がする」
「こういうのを飲むは初めてだが物凄く美味いな」
「作ろうか?」
「作れるなら作ってくれ」
「作り方を調べて美味しいのを作るよ」

奴はとても楽しそうに食事をしていた。
同じ北欧でもフィンランドとデンマークの食文化は違うが、それでも似た部分はあり、そこに懐かしさを感じているようだった。

食事の後、ここに来たら必ず注文すると決めていたスペシャルデザートが登場した。

ムーミンハウスのパンケーキ!
ムーミンママが焼いてくれた(こうした場所ではこういった事を信じて食べるのも重要だと思っている)ホカホカのパンケーキだ。

2015_05_27_04.jpg

2015_05_27_05.jpg

「豪華だ!」
「7枚重ねだぞ、凄いボリュームだな」
「このハウスの中は?」
「ただの飾りじゃないのか?」
「違う、三段になっていて、それぞれ違う種類のケーキが入っているんだ」
「おおー! ティラミス、ブリュレ、ベリームース!」
「オレ達だけで食べきれるかな? 猫を連れてくれば良かった」
「大丈夫だ。猫は食わないから連れて来ても無駄だったぞ」

積み重なったパンケーキは一見凄い量に思えた。
しかし程よいバターの風味に満ちた食感は重くなくて、サイズも小さい為に、コース料理を食べた後だというのに意外とアッサリと食べ切ってしまった。楽しい雰囲気に乗せられて食欲を刺激されたせいもあるのかもしれない。

「でもお腹がいっぱいだ」
「だがこれから歩くからちょうど良いだろう」
「そうだね。あ、ここを出る前にまた少し買い物がしたい」
「良いぞ。またパスタでも買うのか?」
「ううん、ミムラねえさんのぬいぐるみが可愛かったから欲しいんだ」

美人で可愛いミムラねえさんを抱っこしてニコニコしている奴もまた可愛くて美人だった。

そんな奴を眺めながらオレは不意に思った。スカイツリーには多くの欧州人もやって来るが、やはり奴が一番可愛くて美人だと。

2015_05_27_08.jpg

念願のムーミンハウスカフェを後にしたオレ達は、これまたおよそ2年越しで入館が叶ったすみだ水族館を楽しんだ。
こちらも入るタイミングを逃し続けてオレと奴の間では幻の存在となっていた。

中は、小規模ではあるが美しく、面白く、美味しそう(笑)な水中生物達が張り巡らされたガラスの向こうで泳いでいた(歩いていたり←伊勢海老やカブト虫、頭をにょきっと出していたり←ちんあなご、クエエエエー!と鳴いている←ペンギンさん、のもいた)

2015_05_27_06.jpg

しかし長くなったので、そちらの話はまたの機会に。

兎に角、2つの2年越しの念願が叶った楽しいデートだった。
たった1日だったが心から楽しめた日があればまた仕事を頑張れ……いや、正直に言うが、むしろ仕事に行くのが面倒になる(汗) 毎日こんなに気ままに楽しく過ごせたらと思ってしまって。

しかし多忙が続けば誰もが思う事なのだろう。
もっとも多忙であるからこそ楽しい日が何倍にも楽しく思えるものでもある。

これからも、どちらの時間も大切にしよう。
忙しくても楽しくても、オレに取って両方とも必要な時間なのだから。

==========

という訳で、
今回のエントリーはムーミンフェチストな皆さんに楽しんで頂けたら嬉しいです。

明日辺りにインスタグラム(ツイッターにもシェアします)にブログに掲載しなかった写真をアップしておきますので、興味のある方はそちらもご覧下さい。

ところで今日も休日だったが、今日は奴がいなかったのでダラダラと過ごすばかりだった。
だがこんな日も必要だよな。何もしないことに充実感を得られる日もある。

それで、大変に申し訳ありません。
ダラダラしすぎてコメントの返信が半分も書けませんでした。度々のことで自分も呆れていますが、明後日に返させて頂く事に致します。何度も延期して申し訳ありません。

では、今宵も皆さんが良い夢を見られるように祈っています。
おやすみ。

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二年越しの約束を果たせたデートの前振り
Wed.27.05.2015 Posted in 恋愛
「お疲れ様でした。では次回は28日に」

昨日の夜、オレはそう挨拶をしてオフィスを後にした。
その時、思わず拳を強く握らずにはいられなかった。『これで今日の仕事は終わって2日連休に突入だ!』と心の中で声を上げて。

寄り道をせずにすぐに帰宅した。
「ただいま」と言って玄関のドアを開けば、ちょうどそこにいた奴が「お帰り!」と元気に言った。

「終わった、これで明日と明後日は休みだ!」
「良く頑張ったね! いっぱい眠っていっぱい遊んで!」
「開放感で魂が口から出て行きそうだぜ!」
「ダメダメ、飲み込んで飲み込んで!」

奴はオレの抜け出る魂(冗談だが笑)を押さえ込むようにオレにキスをした。
その途端オレはムラムラして、奴を抱きしめて腰をグリグリと充てがった。

「硬いのが当たってるよ」
「そこも解放された」
「あはは、そういえばずっとしいてなかったね」
「したい、今すぐにしたい」

オレはそう言っていきなり奴を抱え上げた。
奴は笑いながらオレに寝室に連れて行かれてあっという間に服を脱がされた。

久々のベッドの上でのコミュニケーションだった。
オレも奴も限界まで興奮を昂ぶらせて、思いつく限りの愛の言葉を言いながら激しく肉体を繋げた。

物凄く気持ちの良い一時だった。
終わった後も互いに幸福感からの笑みを浮かべて幾度となくキスとハグを繰り返した。このところの慌ただしさのせいで、オレはこんな安堵と楽しみが自宅にある事を少し忘れていかのかもしれない。

「明日は本当に休み?」
「ああ、オフィスを出る時に2回も確認した」
「ははは、慎重だったね」
「もう何度も休日を取り上げられて、すっかり人間不信だ」
「お前の休日を信じてずっと待っていたオレのことは信用して良いよ」
「ああ、貴方だけだ」

寝室にペリエを持ち込んで、それを飲みながら明日(火曜日)の確認をした。

明日の午前中、オレは歯医者に行く。
その後で待ち合わせて、ずっと行きたかったのに行けなかった場所でデートをする。
予約は取っているので混雑を心配する必要はない。あとは明日になって急に風邪をひいていなければ……。

などと話をした矢先、奴は急にオレの身体にバサッと毛布を掛けた。急に風邪を引かないようにとの配慮で。

「蒸し暑いぐらいだから大丈夫だぞ」
「エアコンを付けているせいで肩が冷えているよ。さっき汗をかいたら余計に冷えたんだ」
「判った、風邪のせいで明日の休日がダメになったら悲しいから毛布を被っておくぜ」

それは本当に冗談での会話だった。
しかし運命というものは物凄く意地悪で、なんと今朝、オレは喉が痛くて身体が熱っぽかった(汗)

「絵に描いたような不運だな!」
「あんな話をしたのがいけなかったのかも」
「いや、単純に休日に入って緊張が緩んで発熱したんだと思う。幸い熱は低いから余裕で行けるぞ」
「寝てないと!」
「無理だ。気分は元気すぎて寝ていられない。それに自分で判るが、この手の熱や喉の炎症はすぐになくなる」

本当に? と奴は言ったが、本当に歯医者が終わる頃には熱も喉の痛みも消えていた。
自分ではまったく意識していなかったが、気を使う仕事がずっと続いていたせいでストレスを受けていたのだろう。

ご経験のある方もいらっしゃるかと思うが、無自覚なストレスによる自律神経の乱れというものは結構ある。その緊張がピークに達した時や、それを終えた時などに、それまでの忍耐がプッツリと切れて熱を出したりする。今回のオレもきっとそれだったのだと思う。

「体調が回復して良かった」
「ああ、先日は肺炎に罹ったお客さんと会っていたから、実はちょっと不安だった」
「本当に大丈夫?」
「ドクターに聞いた。診察はしていないが、症状も潜伏期間もまるで違うから心配するなって」
「良かった。お前が肺炎になったら心配でベッドにもオフィスにも行けなくなるよ」

奴はオレの為にホッとした顔をしてくれた。
オレは不謹慎ながらもニヤニヤとしながら車を発進させた。そこから楽しいデートを開始させて。

==========

そう言えば、一昨日は大きな地震があったな。
オレはその時、六本木のスウェーデン大使館の近くをお客さんと歩いていたのだが、同時に立ち止まって「地震!」と叫んだ(寸秒も違わない見事なハモリだった)

2015_05_25_1.jpg

揺れが止まってからお互いに会社などに連絡をして無事を確認した。
オレは奴にもLINEを送った。奴も出先で無事であって安堵した。南北線が止まって困っていたが。

大震災以来の大きな揺れで、正直なところ怖かった。箱根の大涌谷の事もあるから余計に。

皆さんは大丈夫だったか?
ご自身は無論、大切な人や大切な品々も。

もう大きな地震は起こらないと良いな。
箱根の山も噴火しないで静かに収まってくれるようにと切実に祈るばかりだ。

さて、今日は平日の真ん中の水曜日。
今週の後半はますます幸運に恵まれるように皆さんを応援しております。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

■今日のエントリーの続きは明日の更新にて。コメント返信も、度々申し訳ありませんが明日とさせて頂きます。今夜は奴と遊びすぎてこんな時間になってしまいました(笑)

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女豹の瞳
Mon.25.05.2015 Posted in 恋愛
今日は久しぶりにクラブかフェティッシュバーに行こうかと思ったが、オレがちょっと息切れを起こしていたので、大人しくホテルのラウンジで軽食を摘みながらシャンパンを飲むことにした。

「明日が終わったら2日連休だ」
「今回は大変だったね」
「労働内容はともかく、眠気がな」
「明後日はゆっくり休んでいなくて良いの?」
「ああ、どうせ歯医者(クリーニング)があるから、その後に行こうぜ」

今夜もオレは奴との遊ぶ約束をキャンセルしてしまった。こんな事を繰り返している内に呆れられないかと心配だ。
だからその埋め合わせに、火曜日には奴の大好きなところ(大好きなのにまだ行っていないところ)に行く約束をした。今度こそ必ず! と、心から誓って。

「無理をしなくて良いよ」
「体調は良いんだぞ」
「そう? 一昨日は怖い夢を見たって言ったじゃない」
「ああ、猫様と三毛子が黒ずんだゾンビ猫になって、オレ達も早く逃げないとゾンビに襲われるって夢な」
「可笑しい。でも疲れているとそんな切羽詰まった夢を見るよね」
「仕事が間に合わないかもって焦っていたからな」

そんな話をしながら、オレは組んでいた足を無意識にブラブラさせていた。
奴はオレの足に触れた。「座ることにも疲れているんじゃない?」と言って。

疲れている……というか、確かに座りっぱなしで凝っていたかもしれなかった。
だからもうバーから出る事にした。自宅してシャワーを浴びて、あとはソファでゴロゴロしながら猫達と遊ぶことにして。

帰宅して、予定通りにシャワーを浴びてソファでゴロゴロした。

奴と別の部屋で過ごすのは寂しかったが、オレは自分の部屋で三毛子と遊んだ。三毛子は昼間、この部屋にたった一人(一匹)きりで過ごしているのだから、その寂しさや退屈を埋めるように撫でたり抱っこしたり猫じゃらしをパタパタさせたりして、思う存分に猫可愛がりをした。

しかしその最中、仕事の電話が掛かってきた。
オレは立ち上がって仕事用の携帯電話をデスクの上から取ろうとした。

その時、オレの股間付近にあったマタタビを含んだ猫用のボールが足元に転がり落ちた。
すると三毛子は反射的にそれに飛び付いた。ボールを猫パンチで弾き飛ばすと共に、オレの脛に見事な引っかき傷を4本も負わせてくれながら。

手加減なしに引っ掻かれたのでかなり痛かった。しかし股間をやられなくて幸運だったのかもしれない(汗)

「三毛子にやられた」

オレは奴のいるリビングに行って引っかき傷を見せた。

「ああー!! 血が滲んでるよー!」

奴は急いで傷口を洗ってくれた。
猫様は同情してくれたのか、オレの足を舐めて「大丈夫?」と言ってくれるようにクルルと鳴いた。
奴と猫様という二匹のニャンコに案じて貰えて嬉しかった。

「痛々しい傷になったなあ」
「三毛子に調教されちゃったね。オレですらお前にこんな傷を付けた事はないのに」
「いやいや、確かに見た目で言えばそうだが、貴方の鞭の方がずっと痛かったぞ」
「そう?」
「ああ、比較にならない」
「この傷よりも痛かったなんで……」

奴はオレに詫びるのかと思った。
だが違っていた。「ふふふ、三毛子は可愛いけどお前のご主人様はオレだからね」と満足そうな顔をした。

まったくサディストというものは残酷で独占欲が強い(汗)
まあ、それが好きだからオレはマゾである事に大満足しているのだがな。

しかしこの傷、明日や明後日まではピリピリしそうだ。
それでも三毛子が可愛くて一言も「三毛子め!」とは言えないオレは、猫に対してもマゾなのだろうな。

==========

そんな訳で、
皆さんも猫と遊ぶ時にはお気を付け下さい。

女の子の猫ほど爪が鋭くて攻撃に容赦が無いように思える(女王様だ) マタタビで酔わせている時には特にご注意下さい。瞳孔が開いた目を爛々とさせて、獲物を狙う女豹のように獰猛になります。

さて、明日の仕事が終わればデートだ。
次回はキャンセルなしで楽しむぞ。これ以上奴につまらない思いをさせたくないからな。

明日から平日が始まるが、今週も皆さんにたくさんの幸運があるように応援しています。
仕事も勉強もはかどりますように。家族や友人や恋人と楽しい語らいが出来ますように。

おやすみ。

■コメントへのお返事は26日の夜に返させて頂きます。遅くなって申し訳ありません。

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眠い夜の I LOVE BANANA
Sun.24.05.2015 Posted in 恋愛
持ち帰った仕事がようやく終わった。
昨夜の夜更かしのせいか今夜は妙に眠くて辛かった(汗)

オレ一人だったら確実に途中で眠ってしまっただろう。
救われた。奴と、奴の作ってくれたバナナパウンドケーキに。

2015_05_23_1.jpg

バナナの甘い香り。
メープルを含んだパウンドの柔らかな口当たり。

それはまるで奴の優しさのような味だった。
不意に奴がオレの部屋をノックして、紅茶と共にバナナパウンドケーキを差し入れてくれた時には感動の涙が込み上がるようだった。

「ありがとう!」

オレは思わず奴の両手を握った。
そんな不意打ちの差し入れをくれるなんて余りにも嬉しくて(キッチンから漂ってくる甘い香りにヒシヒシと予感してワクワクと期待していたが・笑)

「眠気覚ましになったら良なと思ってね」
「なったぞ」
「オレはこれで寝るけど、無事に終わるように夢の中で応援しているよ」
「ありがとう。明日は予定通りの時間に終わらせるから、絶対にどこかに行こうな」
「うん、応援してるよ」

おやすみ。
オレは奴を抱きしめてキスをした。
たったいま眠気覚ましになったと言ったばかりだったが、オレも一緒に寝室に行って眠ってしまいたいぐらい目がショボショボしていた(笑)

しかし、口を動かしていれば何とか眠気に堪えられるものだ。
濃く淹れてもらった紅茶も効いた。
パウンドケーキはまだ半分残っているので、残りは明日の夜、奴と一緒に頂こう。

さて、眠ろう。
皆さんは良い夢を見ているか?
明日の日曜日も、楽しい事がたくさんあるように祈っています。

では、引き続き幸せな夢を。
おやすみ。

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金曜日の夜は週末の話をしよう
Sat.23.05.2015 Posted in 恋愛
『今夜は外で食べないか?』

今夜はそんな予定ではなかったが、オレはLINEで奴を誘った。
奴は了解してくれた。今夜の食事の準備はまだしていないからと言って。

2015_05_08_3.jpg
■生ハムと水牛のモッツァレラチーズ。これらとワインがあれば楽しく生きていける気がする。

予約したレストランで待ち合わせた。
数日前から奴が食べたがっていたタリアテッレのあるイタリアンレストランを予約した。それが少しでも”埋め合わせ”になれば良いと思って。

「ワインはオレが決めて良いか?」
「任せる。食事のメーニューはオレにちょうだい」
「ああ、好きなのを注文してくれ」
「嬉しいな。ここの料理は大好きなんだ」

金曜日の夜に相応しいちょっと豪華で楽しいディナーだった。
イタリア産の赤ワインと共に食べる料理は美味しくて、楽しい話題が途切れることなく次々と続いた。

2015_05_08_4.jpg
■ピッツァは週末のテンションにピッタリ。

しかしオレは、”それ”をいつ切り出そうかと迷っていた。
どうせなら食事の前に言ってしまった方が良かったかと、すっかり酔いの開放感に上機嫌となった奴を目の前にして後悔していた。

だが、そのタイミングは向こうからやって来た。
奴が言い出したのだ。「ねえ、明日は楽しみだね!」と。

ついに言わなくてはならない時が来たと、オレは観念した。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら奴に告げた。「すまない。明日と明後日は仕事が入って、予定していたオレの爺さんの家には行けなくなった」と。

「……そうなんだ」

それまでニコニコと笑っていた奴はありありとその表情を萎ませた。
……すまない! オレはその台詞を心の中でも口でも何度も繰り返した。どうしても断れない仕事だったとか、来週には必ず行けるからとか、そんな言い訳を並べながら。

2015_05_08_5.jpg
■レモンクリームのタリアテッレ。レモンの爽やかな酸味を効かせた夏に似合うクリームパスタ。

かなり昔のエントリーに書いたが、オレの父方の爺さんの家は今、誰も住んでいない状態で放置されている。
オレは以前からそこの整理などを頼まれていたがなかなか手が付けられず、今回ようやく(法的な問題を先に片付けて)出向く事が可能となった。

その時は一緒に行こうと、前々から奴には言ってあった。
まだそれほど開拓されていない自然の多いところにある一軒家なので(小規模だが山も所有している)、オレ達はちょっと冒険心をくすぐられていた。
オレが幼い頃に遊んでいた公園を見に行こうとか、夜には近くの古い旅館に泊まって怪談話を楽しもうとか、そんな無邪気な計画もしていた。

「すまない。もっと早く言えば良かったんだが言い難くて」

オレは頭を下げた。
しかし奴はすぐに許してくれた。「お前が言えなかった気持ちってオレには良く判るから」と言って。

「そうなのか?」
「どうして急にレストランに誘ってくれたのか不思議だった」
「ああ……」
「良いよ。気にしないで。違う日に行けるんでしょう? その日を楽しみにしているよ」

奴のそんな優しい言葉に、オレはもう一度謝らずにはいられなくなった。
今日はワインだけのつもりだったが奴の好きな珈琲を注文した。それからデザートも。明日の予定をなくしてしまったから、せめて今夜、少しでも多く楽しい気分になって欲しくて。

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■カンノーリ。イタリアの伝統的なデザート。

「明日と明後日、せっかくの休みなのに退屈にさせてしまうな」
「仕事をしたり友人と遊んでリしているよ」
「ごめんな。明後日の帰りは夕方だからどこかに遊びに行かないか?」
「そうだね。考えておく」
「そうしてくれ」

今回の急な仕事は色々と不運が重なって決まった。
奴にも申し訳ない事をしたが、父方の親戚の方々にもお詫びを申し上げなくては(汗)

しかし、予定は延期となったが楽しみだ。
山にはオレの父方の墓地もあるのだが、亡くなった父や祖父や祖母をはじめとするご先祖の皆様に奴を紹介しようと思っている。

父が生きていればいつか奴と会わせることになるだろうと覚悟していたが……。残念なような、ホッとしたような。

まあ、墓で挨拶をして、天国からオレ達を見守って貰うか。

==========

という訳で、
明日も仕事なので皆さんの幸運を会社から祈っています。

楽しい週末をお過ごし下さい。
お疲れの方は眠気がなくなるまでゆっくりとお休み下さい。

では、今宵も心穏やかに楽しい夢を。
おやすみ。

☆昨日のエントリーではたくさんの応援クリックをありがとうございました! 嬉しかったです(笑)

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Queen's Rose Garden
Fri.22.05.2015 Posted in 恋愛
今日は奴と一緒に旧古河庭園に行った。
春のバラフェスティバルが開催中で、美しい洋館の庭には多種多彩な薔薇の花がたくさん咲いていた。

「薔薇ってこんなに種類があるんだな。美智子妃殿下、外国の有名女優の名前の薔薇までもある」
「そういえばオレのお客さんが薔薇を育てるのが好きでね。比較的簡単に育てられる薔薇もあれば、とても難しい薔薇もあるって言っていたよ」
「そうだ。そういえば叔母さんの旦那さんも薔薇を育てるのが好きで同じことを言っていた」
「薔薇を趣味にしている人って結構いるんだね」
「手間隙かけてこんなに美しい花が咲いたら、その感動が忘れられなくなるのかもな」

オレ達は薔薇にちなんだ話をしながら庭園を回った。
想像したほど薔薇は咲いてはいなかったが(咲き乱れている状態なのかと思っていた・笑)、それでも十分に撮影を楽しんだり、多彩な薔薇の麗しさに心を潤すことが出来た。

それに、オレも奴もお気に入りの薔薇を見つける事ができた。

オレはブラックゴールドという、表弁は黒ががった真紅で裏弁はゴールドイエロー、茎は太くで大きな棘がたくさん付いている、サディスティックな雰囲気の薔薇に惚れ惚れした。

2015_05_21_01.jpg
■ブラックゴールド(フランス)

「お前らしい」
「だよな、オレの好みだよな」
「花と棘、どっちに惹かれたの?」
「両方」
「これを鞭にしたら物凄く痛いだろうね」
「ああ。傷だらけになるな」
「ブラックゴールドの鉢があるなら買って育ててみたい?」
「自分を傷付ける凶器を自分の手で育てるのか。良いな、それ」
「マゾヒスト」
「一生の病だ」

奴はオレを横目で見詰めて微笑んだ。
オレは本当にその誘惑に取り憑かれてしまいそうだと思った。

ネットで探してみれば簡単に鉢は見付かった。ただし今は完売で12月に再販されるらしい。
そして地面に植え替える必要はなく、初心者でも無理なく育てられる……等と知ってしまったら本当に買ってしまいそうじゃないか(笑)

来年の春にはワイシャツに血を滲ませながらサラリーマンをやっているかもしれん。都内でそんな男を見かけたら、冷ややかに笑って見守って下さい。

「オレはこの薔薇が好きだな」

そう言って奴が指さしたのは、オレとは裏腹に可憐な白い薔薇だった。

2015_05_21_02.jpg
■フレンチレース(アメリカ) 少しピンクがかったホワイトローズ。

「これは高貴で可憐な薔薇だな。猫様みたいだ」
「あはは、そうだね。こんな薔薇を部屋に飾れたら素敵だろうな」
「部屋の雰囲気が変わるだろうな。明るく華やいだ感じになる」
「良いね。ブラックゴールドと一緒に育ててよ」
「薔薇を育てるのはオレの担当なのか?」
「うん、白薔薇の棘も味わいたいでしょう?」

奴のそのセリフにオレは肩をすくめた。
自分を責める道具となる薔薇を自分の手で育てろなんて最高にサディスティックな命令だと思いながら。

「綺麗に咲かせたらご褒美はあるか?」
「スコーンを焼いてあげる」
「丹精込めて薔薇を育てて背中を傷だらけにされてスコーンか……」
「じゃあ紅茶も淹れるよ。思い切り調教された後に紅茶とスコーンを与えられるなんてお前の好みでしょう? お前は背中の痛みに耐えながらスーツを着て行儀良く椅子に座って、焼きたてのスコーンにクロテッドクリームを塗って顔を歪めながら食べるんだ」

オレは否定できなかった。生憎、心の底からナルシストでありマゾヒストだから。

「その通りだな」と了解して奴にジェラートを勧めた。
初夏の強い日差しに主(奴)を晒しては下僕失格であると、自然とそんな使命感に掻き立てられて。

幻想的なほどに明るい庭園で興奮を覚えさせられるとは思ってもみなかった。
しかし悪くない。
将来造る猫屋敷には、小さくても良いので薔薇を植えた庭が欲しい。

2015_05_21_03.jpg
■コンラッド ヘンケル(ドイツ)

==========

という訳で、
きっとあの場であんな破廉恥で変態な話をしていたのはオレ達だけだろう。
純粋に薔薇の美しさを堪能する為に集ったマダムとマドモアゼルとムッシューの方々に心からのお詫びを申し上げます。

しかし楽しかった。
たくさんの蝶が飛び交いながら蜜を啜る姿なども見れて心底優雅な一時が過ごせたぞ。

惜しむらくは、混雑の為に洋館の中に喫茶店に入れなかった事だ。
また来年もオレと奴の都合が合えば行きたいものだ。
取り敢えず今年は、野外で食べたローズとソルトのジェラートで満足しておこう。

さて、明日の金曜日が終われば週末だ。
今週最後の平日が幸運な日となるように応援しています。そして楽しい週末をお迎え下さい。

では、今宵も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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カカオポリフェノールの抗ストレス効果
Thu.21.05.2015 Posted in 恋愛
水曜日の深夜に、ごきげんよう。

週の半分が過ぎると少し気楽になれる。
おまけに明日の勤務時間は13時までなので週末が目前であるように思える。

眼精疲労にはチョコレートが良いとお客さんから聞いた。
長時間のPC業務に眼の奥に痛みを感じていたオレは、それを鵜呑みにして帰りにブラックチョコレートを2枚買った。

帰宅すると奴は猫様の頭で撫でながらソファで寛いでいた。
いつもならオレが「ただいま」と言えば奴は玄関まで出迎えてくれるのだが、今日は猫様を膝の上に乗せていた為に来てはくれなかった。

我が家のルールで、猫を膝の上に乗せている人間は猫を優先する事になっている。

例えば猫が膝の上に居る間にお茶が飲みたくなったら、猫を膝の上に乗せていないもう一人の人間に「お茶が飲みたい。淹れてきて」と言うことが出来る。膝の上の猫を放り出すことにならないように。そして言われた側は素直に従わなくてはならない。猫様は奴の膝が大好きなので、ほとんどオレが言われる側となるが。

「お帰り、お疲れ様」
「ただいま。猫様は貴方に甘えているな」
「眠たいんだよ」
「溶けそうな顔をしていて可愛いな」

オレは猫様の喉元を撫でた。奴の頬も。
そして、そういえばポケットにチョコレートが入っている事を思い出して、一欠割って奴の口の中に差し込んだ。

「……甘い。中がトリュフなんだね」
「美味いか?」
「うん、これを食べながら帰ってきたの?」
「ああ、眼精疲労に良いって聞いてな。貴方もPCを使うから目が疲れているだろう」
「へえ……そういえば目の疲れがなくなった気がする」
「そんなに即効か!」

オレ達は笑ってキスをした。
互いにチョコレートの味になった唇を重ねて。そしてもう一度「お帰り」「ただいま」と言った。

奴は間もなく寝るところだったので、オレは着替えもせずにリビングの椅子に座って話をした。
明日はどうする? という話だ。
せっかく早く帰れるのだからどこかに行きたくて。

「やっぱり薔薇を見に行こうよ」
「ああ、ぎりぎり間に合ったな」
「久しぶりに一眼レフを持って行こうかな」
「奇遇だな。実はオレもそうしようと思っていたんだ」
「ふふふ、気が合う記念に帰りに乾杯しようか。オレがおごるよ」
「いや、オレが」
「オレ。たまにはおごらせて」

久しぶりに強引な奴もまた魅力的で、オレは従う事にした。
店も奴が決めると言ったが、奴のことだから薔薇を見た後に入るのに相応しいお洒落な店にするような気がする。それとも薔薇を鞭にするようなSM的な店だったりな(笑)

どちらでも嬉しい。
明日の夜を楽しみにしよう。

==========

という訳で、
春の花の季節はそろそろ終わりだ。
もっとも、雨の降る時期になれば紫陽花が咲いて、奴とのデート場所には困らなさそうだが。

緑の多い場所は空気が澄んでいてやはり良いものだ。
皆さんもたまにはそういう場所に行っているか?
眼精疲労にチョコレートは効果的なのかもしれないが、目に優しい自然の中でゆっくりと癒やされることも必要なのだろうな。

皆さんも余り無理はされませんように。
明日も皆さんの幸運を祈っています。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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昼間のバーで
Wed.20.05.2015 Posted in 恋愛
その休日の昼間は副業の打ち合わせをしていた。
しかしオレの上司でありパートナーであるボストン君は、このところ起きた諸事情によって不機嫌だった。

それほど態度に出している訳ではなかった。
だが長く一緒にいればちょっとした様子の違いにすぐに気付くものだ。

だからオレは訊いた。「どうしたんだ?」
彼は話した。てっきり「大した事じゃない」と素っ気なく言われるのかと思っていたのに、部外者であるオレに詳しい事情を。

打ち合わせの後はボストン君と別れて別の友人と遊ぶつもりだった。
だがそれは止めて彼に付き合う事にした。打ち合わせが終わっても「じゃあオレはこれで帰る」とは言わないで、他愛もない会話を続けて。

その内に彼は言った。「──そんな事情でオレが預かっているバーがある。店内の様子を見に行くがお前も来るか?」と。
オレは「行く」と答えた。深い事情のあるの物件の中に入る好奇心も掻き立てられて。

2015_05_18_1.jpg
■写真はイメージです。

ありきたりなバーだった。
しかし立地条件は良くて、すぐに引き取る会社は決まるだろうと思えた。

カウンター内には置きっぱなしのボトルが何本もあったのでオレ達は勝手にそれを開けた。オレはボンベイ・サファイアを。ボストン君はミネラルウォーターを。

「貴方が酒を飲まないのは車だからか。何ならオレがそれを飲んで代わりに運転するぞ?」
「オレは良いからお前は飲んでろ」
「オレより酒が好きなくせに」
「今はお前の方が飲んでいるぞ」

「どうかな? この前は銀座のママさんが貴方に挨拶していたし」とオレは言ってカウンターの椅子に座った。
ボストン君は先にボックス席の椅子に座って、その店に関する書類を眺めていた。

オレは暫く黙っているべきだったのかもしれない。
だが無言でいるのは勿体ないような気がして「話しかけても良いか?」と訊いた。
彼は「構わないぞ」と答えた。だからさっきの話の続きをした。また他愛もない日常の出来事などを。

「こんなに良い場所にあるならオレも借りたかったな」
「飲み屋をやりたいのか?」
「いいや、奴がスイーツ作りにハマっていてさ。店を出すならこんな場所も良いなと思って」
「出すつもりなのか?」
「もしもの話だ」
「スイーツなら別の場所の方が良いだろう」

ボストンはそう言って手頃な地名を2つほど上げた。それから言った。「お前はYと一生付き合っていくみたいだな」

オレは笑って頷いた。
だが何となくずっと遠い過去を思い出した。
もう戻れない時の事を。当時のオレがやらかした数々の恥ずべき行為を。夢中で彼を追っていた筈なのにオレが天邪鬼だった為に心にもない事を言ってすれ違って、ほんの一瞬で終わってしまった交わりを。

不意に寂しさが忍び込んだ。
だがオレは話題を変えた。それらは全て幻だったかのように消えて色彩すら失ってしまった事なのだから。今ではオレも滅多なことでは思い出す事もなくなって。

「もしも借りたくなったら貴方に相談するから乗ってくれ」
「良いぞ」
「ところで、予定の決まっている出張は大阪だけか?」
「来月のヨーロッパは他の人間に任せる事にしたからな」
「飛行機で行くんだよな? 気を付けてな」
「ああ、またYに土産を買ってくるぞ」
「奴にだけ? オレにはないのか?」

オレは軽い冗談で言った。
だがボストン君は少し考えこんで「どんなものが良い?」と言った。「大阪は滅多に行かないから思い浮かばない」と。

適当に酒でも買って来てくれれば良いものを。駅で売られている赤福でも大歓迎だ。

だがオレも少し考えてしまった。どうせなら前々から興味のあったものを頼んでしまおうと。それはちょっとばかり非現実的なものだし、物が物だけに変に意識して躊躇したが。

「じゃあ、指輪」
「大阪に行って指輪か?」
「ああ、大阪でしか売っていない指輪なんだ。幸運のお守りでな。知る人ぞ知るってヤツだ」
「どんな指輪だ? 行ける場所にあるなら買って来てやる」
「本当に?」
「指輪のサイズは?」
「○号。メモってくれ」
「記憶した」
「奴のはオレより1サイズ小さい」
「Yのもか」
「当たり前だろう」

オレはボンベイ・サファイアのグラスを彼のミネラルウォーターのグラスにぶつけた。商談成立の乾杯の意味で。
ボストン君は軽く笑った。「幸運のお守りが効いて、お前達2人でスイーツの店が持てたら良いな」と言って。

そうだな。
奴はともかくオレがスイーツ屋をやるなんてそれこそ非現実的だが、もしもそんな事になっても嬉しいよ。本当に、嬉しい。

その後、帰る前に一時間ほど喫茶店に入った。
そこでボストン君に勧められた焼きリンゴとサワークリームのスイーツは甘酸っぱくて美味しかった。

オレ達は他愛もない話の延長で、そのレシピを探った。
探るまでもなく簡単に作れそうだったのでオレから奴に作ってやろうと思った。
美味しく作れて奴に喜んで貰えたら嬉しい。

==========

そんな訳で、今週も早く終わって欲しいな。

今は薔薇のシーズンだとか、そういえばそんな話もした。
去年からとある場所に薔薇を見に行きたいと思っているが、果たして今年こそ行けるだろうか?

皆さんもご多忙な日々を過ごされていると思う。だからこそ休日は楽しく有意義に過ごせるように祈っています。
今週の平日が終わるまであと3日。幸運に恵まれた日々になりますように。

では、今宵も心穏やかに幸せな夢を。
おやすみ。

■数々のコメントをありがとうございます。週末にご返信を予定しております。

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アタリはどれだ?
Mon.18.05.2015 Posted in 恋愛
日曜日の深夜に、ごきげんよう。

一昨日の金曜日の話だ。
オレは仕事が終わってすぐに自宅に帰ったが、大宮から戻らなくてはならなかったので奴の方が先に帰宅していた。

「ただいま」と玄関を開けてみれば、バニラと洋酒の甘い香りがふわりと漂ってきた。
そういえば奴はデザートを作ると言っていた。どうやら本格的に趣味になったらしい。

「お帰り! 手が離せないから着替えて来て!」

キッチンの方から奴の声が聞こえた。
オレは素直に了解した。先日と同じように今夜のデザートもサプライズなのだから「手伝うか?」等と無粋な事は言わないようにして。

「そっちに行って良いか?」
「ごめん、まだ時間が掛かりそう」
「判った。じゃあ先に風呂に入ってくる」
「ごめんね!」
「ちなみに何分ぐらい入っていて欲しい?」
「30分! 長い?」
「いいや、のんびり入ってくるぜ」

オレが着替えても奴のデザート作りはまだ終わらなかった。
どうも手こずっているようだったので、オレは時間を潰す為に長風呂を決めた。
久しぶりに小説を持ち込んで(ホーソーン短編集)、奴のデザートの完成を祈りながらアヒルさんと一緒に風呂に浸った。

(過去に書いたアヒルさんは今も風呂に浮かんでいる。オレはプープー鳴らすのが好きで、奴はアヒル釣りが好きだ。しかしラブホでのアヒル釣り競争はまだ実現していない)

ラパチーニの娘(短篇集の中の1作)を読み終えて少し経った頃、「出てきて良いよ!」とドアの向こうで声がした。
ずっと待っていたオレはすぐに風呂から出た。そしてリビングに入ってみれば、テーブルの上には大きさ皿に盛られたたくさんのシュークリームがあった!

2015_05_15_1.jpg
■たくさんの内の4つ。もっと大きな皿に並べれば良かったと後悔。

「凄いな! ちゃんとしたシュークリームだぜ!」
「初めて作ったから大きさも形もバラバラだけどね」
「いやいや、これはきっと美味しいぞ。食べて良いか?」
「食べて。味見はしたけど、美味しくなかったらごめんね」

オレは山盛りの頂上のシュークリームを取った。
そして一口……食べようとした時は奴がこう言った。

「その中に1つ、ハズレがあるよ」

ハズレ??
オレはシュークリームにパクリと齧りついた。
しかしそれは普通の、とても美味しいシュークリームだったのでハズレとは思えなかった。

「美味い! 洋酒が効いてるぜ。それにバニラも……これはブランデーとバニラビーンズか?」
「正解! お前の好みにしようと思ってね。バニラビーンズにもこだわったんだ。カスタードクリームに合うマダガスカル産を選んで」
「凄いな、プロのパティシエみたいだ。ケーキ屋のより美味いぞ!」
「ふふふ、生クリームとカスタードクリームを混ぜ合わせるのが大変だった。実は最初に失敗して……またスーパーに材料を買に行って作りなおしたんだ」
「そんなに大変な思いをして作ってくれたのか! どうりで美味いはずだ…… ところで、これはハズレじゃないよな?」
「うん、アタリだね。ちゃんとクリームが入っているから」

なるほど。
ハズレとは、クリームの無い皮だけのシュークリームが1個だけ紛れているという事だった。何でも、クリームが足りなくなって皮だけのが1個でき上がったので、こうしてゲームにしたらしい(笑)

2015_05_15_2.jpg
■中には美味しいクリームがたっぷり。洋酒を効かせたシュークリームは初めてだったが、かなり美味しかった。

「だが、これは皮も美味いからハズレって感じじゃないぞ」
「皮だけのシュークリームを引いたらがっかりするじゃない?」
「いいや、全然。皮だけのも食べたい。どれだ?」
「オレにも判らないからハズレが出るまで食べて」
「良し。ハズレじゃなくてアタリだ」

その晩に食べたシュークリームは4つ。
そんなにシュークリームを食べたのは生まれてはじめてだったが、洋酒とバニラを効かせて甘さを控えたアダルトな味わいだったので軽く食べられた。もっと食べようと思えば食べられたが美容と健康の為に控えた。

「明日まで保つから残しても大丈夫だよ」
「そうか。じゃあ明日は紅茶を淹れてゆっくり食べよう。今日は早く食べたくて何の飲み物も用意しなかった」
「あははは、そういえばそうだね。こんなのって初めてだ」
「ブランデーとバニラビーンズの香りに負けた」
「明日も今よりも味が落ち着いてもっと美味しくなっているよ」

翌日に食べたシュークリームは本当に更に美味しくなっていた。
皮は適度に水分が抜けて良い歯ざわりに、クリームも甘さがまろやかになって舌で溶けるようだった。

夕御飯にデザート。奴には色々と美味しいものを作って貰って感謝の言葉が尽きない。そのお礼がしたいと思いつつ、今のオレは時間がなくて外食に誘うばかりだ。

だがいつか必ず、奴が喜んでくれるものを作りたい。
かつてはオレもチョコレートケーキなどを作っていたのだから出来るはずだ。ネコ型のケーキは難しそうだがネコのデコレーションのカップケーキぐらいなら……もしも作れたら久しぶりにここにお披露目しよう。

本当に作れたら、奴は喜んでくれるだろうな。

ところで余談となるが、
シュークリームを食べた後は奴とゆっくり過ごすつもりだった。
しかし友人(ボストン君じゃない友人)に「どうしても来て!」と言われて、奴と共にカラオケ屋に行って相談事に乗ってやることにした。

その途中、友人がオレに「朋ちゃん、歌って!」と言ったので、オレはかなり久しぶりに I BELIEVEを歌った。
すると何故か奴がそれを気に入って、後日、原曲の入っているCDを購入した。

「貴方がそういう曲を気に入るって珍しいな」
「そうだね。でも印象的だよ。他の曲も良いし」
「へえ。日本の曲って話題の為にしか聴かないが(今はそれすらしなくなった)、良さそうなのを思い出したら貴方に教えるぞ」
「ありがとう。楽しみにしてる」

人の好みって、たまに突然変異を起こす時がある。今までとまった違ったタイプのものを急に気に入ったりして。

今回の奴はそんなものだったのだろう。
もっとも趣味の幅が広がるのは良い事だ。それだけ楽しい事(楽しく過ごせる時間)が増えるのだから。

その内、奴もカラオケで朋ちゃんなどを歌うようになるのだろうか(笑)
その時には盛大な拍手を送ってやろう。奴の声はとても低いので、かなりキーを下げて……ひょっとするとまったく別の曲に聞こえてしまうかもしれないが。

==========

という訳で、
早くも週末が終わってしまったな。
しかし幸運な事にオレは明日休日だ。今日の日曜日に出勤した代わりに。

この週末の出来事は明日の更新の時に書かせて頂きます。
今後は短信であってもできるだけ更新をしようと思っているが、やはり過去と環境が大きく変わったせいで難しいな(汗)

皆さんも楽しく週末を過ごされたか?
今週もたくさんの良い事があるように応援しています。

では今宵も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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関東各地で今年初の真夏日
Fri.15.05.2015 Posted in 恋愛
今日は暑かった。
出会うお客さんとは先ずは天気の話となり、照り付ける日差しの強さに全身が乾燥するようだった。

2015_05_14_1.jpg
■アークヒルズのテラスにいる方々はみんな夏の装いをしていた。

この暑さは昨夜から部屋を蒸し暑くさせていた。
そのせいで三毛子は、いつもならオレのベッドでオレの腕や肩に頭を置いて眠るのに、昨夜はの整理タンス上に乗って眠った。

「親離れしてしまった……」
「猫は暑がりだから仕方がないよ」
「そうだが。もしかして秋になるまでタンスの上で寝るつもりか?」
「タンスの上はひんやりしていて気持ちが良いからね」
「それは困る!」
「困るって言われても困るよ。じゃあお前が冷凍室に入って身体を冷やしておく?」

奴は冷たかった。きっとオレの親馬鹿ぶりに呆れたのだろう(汗)

しかし秋まで一人寝しなくてはならないのは寂しい。肩や腕に冷えピタを貼っておけば、三毛子はまたオレにくっついて寝てくれるだろうか? あるいは、冷房を効かせて布団の中に誘導するのも手だな。良し、なんとかなるだろう。

と、立ち直ったところで今夜は寝よう。
今日は外にいることが多くて軽く夏バテを感じている(というか寝不足に暑さはキツイな。ミミズのように干からびるかと思った)

明日もかなり気温が上昇するようなので、皆さんも熱中症や紫外線にはお気をつけ下さい。
暑さに弱い方は塩と水分の補給、あるいは日傘などをお忘れなく。

明日も皆さんの幸運を祈っています。
そして楽しい週末を迎えられますように。

おやすみ。

<余談の薀蓄>
夏日:日最高気温が25度以上の日
真夏日:日最高気温が30度以上の日
猛暑日:日最高気温が35度以上の日

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オレと彼の喜びを持ち去った黒い車
Thu.14.05.2015 Posted in 恋愛
今月中盤の多忙を終えて、ごきげんよう。

仕事の後に飲んだ紅茶は格別に美味しかった。
その喫茶店にはボストン君の案内で初めて入ったが、じっくりと淹れた紅茶(アールグレイ)の渋みすらも最高のアクセントとなる類まれな美味しさだった。

「……美味しい!」

オレが乏しい知識を以って紅茶を絶賛するとボストン君は満足そうに笑った。その紅茶を淹れたカウンターの中の礼儀正しく上品そうな青年は知り合いだとかで、自慢気に。……一種のノロケだな(汗)

「この店は最近知ったのか?」
「ああ、紅茶にうるさい外国人の顧客に連れて来られた」
「なるほど。で、あのカウンターの子とはいつから知り合いだ?」
「連れて来られた時からだ。知り合いといっても、その顧客を通して会話をしたぐらいだぞ」

それにしては『お気に入り』であるような口ぶりだったがな? 大台を超えてもまだ現役なようで何よりだ。

もっとも、そんな事をオレが言ってもボストン君は「もう枯れている」と答えるばかりだ。確かに去年、欧州人の彼氏と別れてから特定の相手を作っていないようだが、そろそろ落ち着きたい年齢となってやっぱり日本人が良くなったか?

まあ、ボストン君のプライベートに首を突っ込むのはほどほどにしよう。
仕事絡みの付き合いが10年以上にもなると相手の生活上の変化が少し気になるものだ。しかし、彼が欧州人達に熱を上げているのにはほとんど無関心だったが、急に日本人に熱を上げると妙に気になるのは何でだろうな。

「ここはスコーンも良いぞ」
「へえ。テイクアウトはできるか?」
「Y(奴)に土産か?」
「ああ、ここで熱いのを食べるのが一番美味いんだろうが」
「ならスコーンと一緒にジャムも買って行くと良い。確か5種類ぐらいある」
「オススメは?」

ボストン君のオススメで……というか、彼は奴にスコーンとジャムをご馳走してくれた。「土産に持って帰れ」と言って、オレの紅茶代と共に支払ってくれた。

ちなみにジャムは、ジンジャーのジャムとマーマレードのジャム。
クロテッドクリームと一緒にスコーンに付けて食べるととても美味しいとの事で、オレも楽しみにしながら自宅へ持って帰った。

ボストン君と別れてタクシーで帰宅した。
昨日からの多忙のせいで重い眠気が襲ってきて危うく熟睡するところだった。

「ただいま」

オレが帰宅すると奴は猫様を抱っこして玄関まで出迎えてくれた。
奴の顔を見てオレは急に思い出した。それまで眠気で忘れていたが、奴にスコーンとジャムの土産がある事を。

"スコーンを温めて一緒に食べよう。"

オレはその言葉と共に奴に紙包みを渡そうとした。
しかしそれが見当たらなくてギョッとした。確かにボストン君から渡された筈の紙包みが、オレの手にもカバンの中にもなかった。

サッと血の気が引いた。
間違いない。オレはタクシーの中に忘れてきてしまったのだ。

「ああ……やっちまった」

オレはそう呟いてその場にしゃがみ込んだ。

「どうしたの?」

奴はオレを心配して同じようにしゃがみ込んだ。

「……貴方にな、土産があったんだ」
「え」
「ボストン君と美味しい紅茶の店で仕事の打ち合わせをして、彼が貴方への土産にって、スコーンとジャムを買ってくれたんだ」
「わあ!」
「だが、すまない。オレはそれをタクシーに忘れてきた」
「ええー!」

ごめん、疲れていて眠くて……。とオレが顔を伏せて呟くと、奴は同情してくれて「良いよ! それよりタクシーの会社は覚えている? そうだ、領収書を見れば!」と言ったが、こんな時に限ってオレは面倒臭くて領収書を受け取っていなかった(泣)

「残念だったね……」
「貴方への土産だったのに。すまない。ボストン君にも謝らないと」
「彼には謝った方が良いね! オレは気にしてないからね。でもスコーン……凄く食べたくなっちゃった。食べられないと思ったら……」

奴の気持ちは物凄く良く理解できた。
食べたい! と思ったものが食べられないと無性に食べたくなるものだ。

オレは奴に、近々その喫茶店でご馳走すると約束した。
しかし実はその店の名前や場所を明確に覚えていないのでボストン君に訊かなくてはならない。だが、「買ってもらったジャムをタクシーに忘れました」とかボケた事を抜かすオレに、あの意地悪い人がちゃんと教えてくれるのか不安だ(汗)

「眠いとロクな事にならんな」
「そりゃそうだよ。今週末はしっかり休もうね」

ソファに顔を突っ伏したオレの頭を奴が撫でた。

そうしよう。
今週は金曜日は夕方前に仕事が終わって、土曜日は完全に休日だ。
週末まであと少し。奴の励ましを支えに頑張ろう。

==========

という訳で、
皆さんも忘れ物にはお気をつけ下さい。

オレは○ザエさんのように財布を忘れて愉快でいられるようなポジティブ人間にはなれない。奴が「それでも喜べ、お前はマゾだろう!」と鞭でしばいてくれるならできそうだが。

来月頃からは梅雨に入る。
傘の忘れ物が多発する季節だが、オレは何本の傘を失くすか楽しみ……ではなく、スーツの袖に縫い付けてでも一本たりとも忘れないように努力しよう。

まあ、取り敢えず、財布と携帯と免許書だけは忘れないようにしたいな。
明日の木曜日、皆さんが忘れ物をして困ったりしなういように応援いたします。

では、今夜も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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母の日の2つのサプライズ
Tue.12.05.2015 Posted in 恋愛
昨日は母の日だったのでオレ達はレストランで乾杯した。
何故オレ達が? と言えば、お互いが『母親的な立場』も担っているからだ。

オレの仕事が終わったのは20時過ぎで、休日だった奴と21時にレストランの前で落ち合った。
待ち合わせた時間が遅かったのでシャンパンを飲んで軽食を摘むだけのパーティだった。

「慌ただしくてすまない」
「良いよ。それより、ラインでも言ったけど、今日はここではデザートを食べないで帰ろう」

"もしかして何か用意してくれたのか?"

オレは奴にそう訊こうかと思った。
しかし『それ』はきっとサプライズなので言わないことにした。

==========

帰宅してみれば部屋の中には甘い香りが漂っていた。
「良い匂いだな」とオレがさり気なく言えば、奴は笑って、「先に着替えて来て!」と言った。

「貴方は?」
「オレは後で」
「何かするなら手伝うぞ?」
「ううん。さ、着替えて来て」

奴はオレの肩を押した。
オレはサプライズが弾ける瞬間を素直に待つことにした。

着替えて、顔を洗って、リビングに入る前に念の為に奴に声を掛けた。「入っても良いか?」

「良いよ!」と元気な返事がした。
なのでリビングに入ってみると……。

テーブルの上にはこんがりと焼けたマフィンがズラリ。
その手前で奴は紅茶ポットを持って、「いつもありがとう」とオレに向かって言った。

2015_05_10_1.jpg
■ズラリの内の一個。良い色、良い香りだった。

「ありがとう、凄い美味しそうだな!」
「ふふふ、初めて作ったけど結構おいしく出来たよ」
「ああ、匂いだけで美味しいって判るぞ」

オレは奴に感謝のキスをした。喜びと愛しさをたっぷりと込めて。
奴も満面の笑顔でオレを抱き締めてくれた。「これからも美味しいものを作ってお前に食べさせてあげるよ」などと言って。

マフィンは本当に美味しかった。
程よい甘さ、程よい焼き加減、程よく柔らかな食感。

奴は料理を作る度に腕を上げている。
料理の本を見ながら初めて作るものでも美味しく仕上げる。毎度なにかしら失敗するオレとは違って(汗)

「貴方の料理を食べられるオレは幸せだ。こんなご馳走に有りつけるなんて思わなかった」
「大袈裟だな。簡単に作れるんだよ」
「いや、美味しい。店に出せるレベルだぞ」
「あはは。美味しいものをしょっちゅう食べているお前にそう言ってもらうと自信が持てるよ」
「店を出したいな。貴方が作ってオレが裏方をして」
「それ楽しそうだね! それならネコ型のマフィンを作って売り出したいな」
「ネコ型……可愛いが難しそうだな」

時刻はもう23時を超えていたが、その晩だけは奴も夜更かしをして母の日の団欒を楽しんだ。

『店を出す』という話は半分は冗談だが、もしも奴がその気になったら……という感じで、オレは翌日いそいそと店を作るシステム(必要な資格や設備等)を調べた。
気が早いというか、本当に半分冗談なのだが、奴とそんな暮らしをするのも楽しそうだと思えばオレの悪乗りは止まらなくなる。子供が「大きくなったらパン屋さんになる!」といった可愛らしい希望にワクワクする心地となって(笑)

「猫マフィンが作れたら店の名前を考えておけよ」
「判った! 可愛いのを考えておくから、お前は店舗探しをよろしくね」
「任せろ」

オレ達が今も仲良しでいられるのは、こうした子供っぽい夢を良く話しているからなのかもしれない。
奴が猫のお菓子屋さんなら、オレは……と、これはさすがに告白するのは恥ずかしいので伏せておこう。だがこんなオレにも実は純粋な夢があってな。

==========

余談。

三毛子は小さな少女のようだが実は母猫だ。
仔猫達はとても哀しい事に、オレ達が保護する前に行方不明をなってしまったが(過去に書いた通りです)

だから三毛子にも母の日のプレゼントを用意した。
三毛子の大好きなササミのおやつと、三毛子を愛してくれる方から頂いたネズミの玩具を。

三毛子は大喜びだった。
奴の手から美味しいササミを貰い、一休みした後にはネズミの玩具でおおいに遊んだ。

……三毛子の遊びの邪魔をしないようにオレ達は退散して、2時間ほど経って、オレは三毛子の様子を見に戻った。

三毛子は遊び疲れて眠っていた。
そしてその側には、三毛子に散々弄ばれたネズミが酷い姿になって転がっていた。

2015_05_10_2.jpg
■すまないネズミさん!

「あああ酷いぜ……はらわたが……」
「三毛子は狩りが上手なんだね……」

オレと奴はネズミさんをそっと回収した。
三毛子の遊び相手になってくれた事に感謝して、これをプレゼントして下さった方にお詫びをして。

しかし三毛子に取っても楽しい母の日なって良かった。
オレ達にとってはなかなか衝撃的なサプライズとなったが(汗)

来月の父の日には猫様にプレゼントをしよう。
猫様は生涯独り身で子供を作った事はないが、オレと奴をあたたかく包んでくれる父性があるので問題ない。

==========

という訳で、
おっと夜更かしをしすぎたのでもう寝る。

皆さんも良い夢を。
明日も皆さんが幸運であるように祈っています。

おやすみ。

■コメント欄、ツイッターなど、色々とお返事&お伝えしたいことがありますが、明日の夜までお待ちください。申し訳ありません。

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猫と飲んだ夜の話
Sun.10.05.2015 Posted in 恋愛
とある夜、仕事を終えたオレはウイスキーを飲んでいた。

そこに三毛子がやって来て、オレの膝の上に乗ってご飯の催促をした。けれども深夜にご飯はあげない事にしているので、その代わりにマタタビの封を開けてやった。

三毛子は可愛らしい姿とは裏腹に酒豪だ。
猫様よりもシロ子よりもマタタビを好んで、一袋あげてももっと欲しいと催促する。
しかし酔っ払った様子は見せない。小さな顔をこちらに向けて「もう一杯いただける?」といった感じに鈴の音のような声で「にゃお」と鳴く。

(ガーナ子はマタタビに無関心。猫様とシロ子は酔っ払ってゴロゴロと転がり始める)

「すまない、マタタビは3日に一袋だ」

オレはそう詫びて三毛子の頭を撫でた。
三毛子はとても聞き分けが良いので、オレの手に顔を擦り付けた後は、再びオレの膝の上に乗って大人しく香箱を作った。

時刻は2時。
静かだった。
奴と猫様は寝室で熟睡しているので物音一つしなかった。

「……そういえば」

オレは三毛子に語りかけた。
静寂を寂しく思ったからなのかもしれないし、iPhoneアプリで読んだホラー話を思い出したからなのかもしれない。あるいは酒の肴の代わりだったのかも。

「昨夜、奴がヤキモチを焼いたんだ。レストランで食後のワインを飲んでいたら、『お前が漫画を読むようになったのは誰かの影響?』と言って」

そう語ってからオレは笑った。
奴は本当に独占欲が強いな、と思って。「なあ?」と三毛子に同意を求めたりして。

オンライン上での交流で興味を持ったのも、その方々からオススメのタイトルを訊いたのも事実だが、奴が心配しているような思惑や経緯はまったくなかった。

だが、たとえそんな風に潔白が事実であっても、その手の不安が度々つきまとうのは仕方のないことだと思っている。オレも急に奴が新しい趣味を持ったら不安になるから。オレの知らないところで知り合った誰かに惹かれて、彼の好きなものに興味を抱いたのではないかと。

「で、ちょっと真面目にそんな話をしたらすっかり酔いが醒めたんだ。良いワインだったのに勿体ない。だけど誤解が解けたから良かったよな」

オレは身体を屈めて三毛子の頭にキスをした。
三毛子は何も言わなかった(鳴かなかった)
オレはふと、三毛子は聞き上手であると思った。オレは今、自ら抵抗なく自分の本音すらも含めてすっかりと語ったが、そういえばそんな事は今までほとんどなかったのを思い出して。

「貴方は良い話し相手だな」

オレは三毛子を腹部に抱えてソファに横になった。
しかし三毛子は逃げてしまった。「今夜はもう店じまい」とでも言うように素っ気なく、しなやかな尻尾をゆるりと振って。

「振られた……」

そろそろ眠気のピークがやって来たのでオレは目を瞑った。
眠っている間に三毛子が戻ってきてくれたら嬉しい等と思いながら、手繰り寄せた毛布を身体にかけてそのまま眠りに落ちた。

3時間ぐらいして目が覚めた。
オレの頭の右側にふわふわする毛並みがあって安堵した。

三毛子を保護したばかりの頃は奴と一緒に眠れなくなって寂しく思ったものだが、今では三毛子とも一緒でなくては寂しく思うようになった。

「寝たい相手と交互に寝られるオレは浮気者か?」

翌日、奴にそんな質問をすると奴はこう答えた。

「浮気者だね」

浮気者になるらしい(汗)
もっと奴は意地悪く笑っていた。オレに困り顔をさせて、それを楽しむように。

==========

という訳で、
今日もお仕事だったが、その内2時間ぐらいは漫画と小説を読んでいた。
オレは今まで小説ばかりだったが、漫画やアプリ系ノベルも面白いものだな。

皆さんも今日は楽しく過ごされたか?
明日の日曜日にも幸運なことがあるように祈っています。

では、今夜も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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怒られた奴君
Sat.09.05.2015 Posted in 恋愛
今日の昼間は気ままに散歩をした。
しかし一人きりの外出はなかなか退屈で、何かある度に奴にラインを送った。

『○○公園に来た。ランチをどこで食べるか検討中』
『派手な大道芸人さんが練習をしている』
『何かの番組のロケをやっているぞ』
『今年初のラムネを飲んだ! いまいちヌルいが美味い!』

などなど。

それに対して奴は返信をくれた。
奴は仕事中なので『返信無用』と言っておいたのに、律儀に全てのメッセージに返信をくれた。

『メンチカツは?』
『どんな芸をしているの?』
『ドラマの撮影? 誰が有名な人がいる?』
『良かったね! オレも飲みたかったよ』

しかし、実は奴は多忙の最中だった。
すぐにミーティングルームに移動しないといけない時にもニコニコとオレに返信を打っていた為に同僚に注意された。「Y君、急いで!」と。

注意と言っても笑顔で肩をポムポムされたぐらいだが、それでもダメじゃないか(笑)
そんな風に怒られた奴の顔を想像して、ついニヤニヤしてしてしまったオも相当な悪趣味だが。きっと奴は屈託ない笑顔で素直に謝ったのだろうな、と。

『怒られちゃった :-D』
『怒られたのにそんな笑顔の顔文字はダメだろう :-D』
『そうだよね。でも楽しかったんだ。お前とラインで話していた最中だったから、お前と仲の良い事を冷やかされたみたいでね』

なるほど!
しかしそんなことを言われたらオレは上司として奴に注意することが出来なくなるぞ。オレも一緒に喜んでしまうからな。

夕方には奴と待ち合わせてディナーデートの約束をしていた。今日で終わるオレの連休の締めくくりに冷たいシャンパンで乾杯しようと。

その再にちょっとしたことがあったが、それは次回の更新の時に。

2015_05_08_1.jpg

連休中は天気に恵まれて幸運だった。
暑くなると辛いものが食べたくなるが、昨日はタイ料理店で思い切り辛い料理を食べて、オレも奴も口から火を吐くかと思った(笑)

「こんなに辛いなんて思わなかった!」
「ああー、汗が出る。凄く辛くて思考が止まったぞ。辛いのを解消するにはどうすれば良いのかすぐに出てこなかった。水を飲めば良いのに、もち米を食べたら熱くて余計に辛さが酷くなって」
「あはは! お前のために熱いスープを貰ってきてあげる」
「サドだな!」

たった3日間だったが楽しい連休だった。
本音を言えばこのまま一ヶ月ぐらい遊んで暮らしたいが、取り合えずまた明日から始まる仕事を頑張れそうだ。

明日と明後日の週末も休みだったら5連休になったのにな。非常に悔しい(泣)

==========

という訳で、
明日の週末は楽しくお過ごしください。
オレはいつものオフィスより皆さんの幸運と健康を祈っています。

では、今宵も心穏やかに幸せな夢を。
おやすみ。

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白鳥に乗ってランチデート
Fri.08.05.2015 Posted in 恋愛
お久しぶりに、ごきげんよう。

昨日で黄金週間は終わったがオレの連休は(諸事情あって)昨日から始まった。
連休と言っても3日間しかないが貰えるだけ有り難い。お陰で享楽的に過ごさせて貰っている。

時間を気にせずに好きな本を読んで、音楽を聴いて、DVDを観て、食事をして、猫を愛でる。
『猫』の中には当然だが奴も含まれている。そしてオレは甲斐甲斐しく猫達のお世話をする。休日でもあっても相変わらず下僕だということだ。もっとも世界一幸せな下僕を自負しているが。

で、奴だが、昨日は仕事だったが今日は休みだった。
天気が良かったのでオレは提案した。「ボートを漕ぎながらランチをどうだ?」と。

奴は「行く!」と即答した。
それは前々から約束していたことでもあった為に。

場所は吉祥寺の井の頭恩賜公園。
オレ達は公園の入口前でホットドッグやドリンクを買って、それから公園内の池でボートを借りた。

「手漕ぎボートでランチは難しいから足漕ぎだな」
「普通のと白鳥、どっちにする?」
「白鳥さん」
「可愛い選択だね」
「小学生の頃は夏休みに毎年乗っていたんだ。それが懐かしくなった」

2015-05-07-01.jpg
■凛々しい眉毛のイケメン白鳥さん。

白鳥ボートは30分で700円。
ランチを食べてゆっくりと過ごしたかったので1時間乗ることにした。
連休明けの為か空いていた。だからオレ達は気兼ねなく池の奥へとボートを進めて、誰もいないところで漕ぐのを止めた。

「ここでランチだ」
「風が気持ち良いね」
「ああ、だがハンドルは持ったままだな。波に流される」

食べる前に炭酸水で乾杯した。「ドイツビールの方が良いんじゃないか?」とオレは言ったが、「飲酒運転になる」と奴は言った。

いつのもデートとは違ってとても簡単なランチだったが、楽しかったので物凄く美味しく感じた。
この年令になって無邪気にピクニックを楽しむことになるとは思わなかった。奴が素朴な自然を愛する人間でなかったら、きっとオレはあんなデートに誘ったりはしなかっただろう。年甲斐もなく……などと考えてしまって。

「美味しかったね」
「ああ、凄く美味しかった」
「ふふ、ホットドッグをおごってくれてありがとう。ご馳走さま」
「気に入って貰えて良かった」

奴はオレの頬にキスをして笑った。
そして再びペダルを漕ぎ始めた。「お腹がいっぱいになったから運動するよ」などと言って。

それからは、熱血ボート漕ぎ競技がスタートされた。
インパでもそうだが、基本的に奴は物凄くアクティブな男なので身体を動かすことに夢中になる。そしてそれはいつの間にか心をメラメラと燃やす競争となる(汗)

「突っ込むな、枝に突進する!」
「もっと早く漕いで! ハンドルは右へ限界だ!」
「バイキングの血が蘇ったか!」
「あははは! ジンギスカン!」
「バイキングとジンギスカンは関係ないぞ!」

足漕ぎボートなど本当に久しぶりで、汗は出るし、ふくらはぎの筋肉は強張るし、疾走し続けるのはなかなか大変だった。
大きな枝に突進するのは免れたが、密集する細い枝々に顔面をぶたれそうになった時は本気で焦った(汗)

しかし、最近は多忙で身体を動かす機会がなかった為に思い切り汗をかいて懸命にボートを漕ぐのは楽しかった。
風がそよいでいたのが幸いだった。残り時間10分になって漕ぐのを止めた時に顔に受けた風の気持ち良さは、汗をかいていなかったら味わえないものだった。

「はあー、頑張ったね」
「ああ、勝ったな」
「何に?」
「世界中のイケメンに」
「あははは」

疲労のせいでそんな訳の判らないことを言っていると、止めたボートの側に鴨が近付いてきた。
どうやらボートに乗る人達にパン屑でも貰っているらしく人慣れしていた。奴が鴨の頭を撫でる素振りを見せると餌をくれるのかと思ってますます近くに寄って来た。

「可愛いね。パン、食べるかな?」
「食べたいから寄って来たんだろうな」
「オレ達が食べるつもりだったスコーンをあげちゃおう」
「オレ達のスコーンが……」
「でもここって鯉に餌をあげるのを禁止にしてるよね? 鴨も禁止かな?」
「ネットで調べてみる。……自粛して欲しいようだ。池が汚れる、鴨が肥満するって理由で」
「そうなんだー。美味しいスコーンをあげたかったけど、ごめんね」

奴は猫を呼ぶように鴨にチチチと言いながら手を水面に近付けた。
すると鴨は軽く飛び上がって奴の指をパクっと咥えた(とオレには見えた)

「大丈夫か!?」
「大丈夫、一瞬ちょっとクチバシが当たっただけ」
「痛くなかったか?」
「全然。クチバシの感触が可愛かったよ」
「理解しがたい可愛さだ。ビックリした。貴方の指が食われたように見えた」
「あははは! うん、食べられちゃった!」

奴はそう言って、中指の第2関節を曲げた手をオレに見せた。
オレは思わず吹いた。そんな子供っぽいことをする奴が可愛くて、奴の肩を抱かずにはいられなかった。

2015-05-07-02.jpg
■鴨さん。奴の指先にキスをするとは、オレと間接キスだな。

==========

その後は、公園から街中を歩いて、早すぎる夕食を食べて、オレ達のパンを買い直して、お茶を飲んだ。

楽しい休日だった。
しかしこんなにも楽しい日があると、連休が明けて仕事に行くのが辛くなる(笑)

まあ、明後日のことはまだ考えないようにして明日も楽しく過ごそう。
明日は奴は仕事なので今日のように朝から晩まで一緒に過ごすことは出来ないが。

そんな訳で、
世間の連休は昨日で終わったが、皆さんはその後も楽しく過ごされているか?

連休の疲れで息切れしていないか心配だ(笑)
今週の平日は明日で終わりだ。
皆さんが無事に週末を迎えられるように、明日も自宅で応援しております。

では、今宵も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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猫と歩む
Sat.02.05.2015 Posted in 恋愛
「見てくれ、これ」
「iPhoneの充電コード? 何があったの?」
「良く見ると小さな噛み跡がたくさんあるだろう」
「本当だ!」
「三毛子なんだ。カミカミするのが楽しいらしくてな。だがお陰で中の線が切れて充電できなくなった」
「あーあ!」

オレ達は笑った。猫が何をしても大抵は叱ったりはしないで(人間側の管理不足でのことなら尚更)笑い話にする。「噛み跡が可愛い」とか「オレを噛めば良いのに」とか言って。

猫との生活は本当に良いものだ。

猫は可愛いばかりの生き物ではなく、良く言われているようにお金は掛かるし、トイレやおゲロの掃除をしなくてはらならいし、どんなに忙しくても撫でたり遊んだりする時間を割いてやらなくてはならない。しかし、それでも一緒に暮らしていると心の拠り所になるし励みにもなる。そしてたくさんの忘れ難い思い出にもなる。

2015_05_02_0.jpg
■カミカミの跡。

実家で一緒に暮らしてきた何匹もの猫達。
今の実家にいるシロ子とガーナ子。
10年程前に当時の彼氏と江東区の神社で拾った猫の姉妹。
奴の連れ子(笑)の猫様。
奴と一緒に保護した三毛子。

オレはどの猫の事も覚えている。
一番最初に飼ったのはオレが幼稚園児の頃に父方の爺さんから番(つがい)で貰った三毛猫と白猫だった。やがて三毛猫は三匹の仔猫を産んだ。そしてそれら猫達の事を思い出せば当時のオレの暮らしぶりも鮮明に思い出せる。

しかし思い出は決して楽しいものばかりではない。
猫と共に生きてきた中、いくつかの特に忘れ難い出来事があるのだが、その内の1つが猫に先立たれた時の事だ。オレや妹や彼氏を置いて猫が先に虹の橋を渡って行ってしまった時の悲しみは、余りに辛くて何日も涙を禁じ得なくなる。

オレも奴も猫が大好きだ。
そして今まで何匹もの猫達と暮らしてきた。

そんなオレ達だからたまに漏らしてしまう言葉がある。
「オレよりも長生きしてくれたらな」

本当に猫が人間よりも長寿になったら、しっかりと財産を残してやらないと野良猫になってしまう。だから人間の方が長寿で良かったのだ。
だがそれでも思ってしまう。逝かれる時が辛くて、オレよりも長生きしてオレよりも先に逝かないでくれ、と。

「オレ達が死ぬ時に一緒に来てくれたら良いのにな」
「うん」
「長生きしろよ」
「猫又になってね」
「尻尾が2本になった猫様ってステキだな」
「三毛子の長い尻尾が2本になってもステキだよ」

(猫又:尻尾が2本ある猫の妖怪。人間よりも長寿で人間よりも強くて賢いので余裕で一匹で行きていける)

2015_05_02_1.jpg
■美尻尾の三毛子お嬢様。

今日も、ある話題をキッカケに奴とそんな話になった。

そんな儚い話をすれば奴は涙目になった。猫様はそろそろ14歳になるので、その時の事を思えば覚悟など出来ずに悲しくなって。
それから、オレ達の猫をたくさん可愛がってくれた方の大切な猫が昨日、虹の橋を渡ってしまった為に。

とても可愛い猫ちゃんだった。
その報せを聞いた時、オレは仕事中だったが涙を浮かべずにはいられなかった。
一度も会ったことはなかったが何度も話を聞いていたので愛着を抱いていた。そしてその飼い主さんの心情を想像すれば切なくて、自ずと涙が目に溜まった。

深い悲しみは安易に癒えるものではない。
そして猫と暮らした日々を思い出しながら涙して過ごす時間は、たとえ喪失感に胸に穴が開いてしまいそうになっても大切に過ごすものであるとオレは思っている。そうやって愛していたものを天の国へと見送るのだから。

だから飼い主さんに早く元気になって下さいとは言えない。
けれど先に召された猫ちゃんに願う。
どうか後に残してきた飼い主さんを見守ってくれますように、と。

猫は自分を大切にしてくれた飼い主には深く情を抱くものだから、飼い主さんが幸せな日々を過ごせるように守って下さい。

そして猫ちゃんも、天の花園で楽しく元気に過ごして下さい。飼い主さんの愛情(祈り)をたっぷりと振りかけた美味しいご飯を食べながら。

==========

今夜は虹の橋を渡って行った猫達の安堵を祈って頂けたら嬉しいです。よろしくお願い致します。

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貴方の耳に、ピアスか肉球か
Fri.01.05.2015 Posted in 恋愛
「そっと毛布をめくってみろ」
「そーっと……」
「可愛いだろう?」
「ふふふ、親子みたい」

昨日の朝、オレの腹に抱き付いている三毛子の姿を見て奴は笑った。そして言った。「猫は幸福と快楽を求める生き物だ」と。
それに対してオレが「オレ達もそんな幸せな生き物になりたいな」と言えば、奴は「そうしよう」と言ってオレのベッドに潜り込んで来た。

奴いわく、オレの腹は温かくて気持ちが良いそうだ。手も気持ちが良いが、気持ちの良いところを撫でられると性的な気持ち良さに変わって眠れなくなってしまうそうだ。

「じゃあ貴方の気持ちの良いところを撫でてやる」
「三毛子が逃げちゃうよ」
「三毛子は昨夜から何度も撫でたから今度は貴方の番だ」
「そうなの?」
「ああ。猫は尻尾の付け根をくすぐると気持ち良さそうに尻尾を振るが、貴方はここか?」
「くすぐったい! あはは、くすぐったいよ」

奴が声を上げたものだから三毛子はベッドから出て行ってしまった。けれどもオレは奴の尾てい骨をくすぐり続けた。幸福と快楽に満ちた幸せな休日な朝の為に。

昨日は1日中家の撫で過ごす予定だった。
だがセックスの後でカーテンを開けばとても良い天気で、こんな休日に外出しないのは勿体なくなった。

「どこかに行こうぜ。貴方の好きなところで良い」
「それならここに行こう」

奴は機種変更したばかりのiPhonで何かを検索してその画面をオレに向けた。
オレは了解した。そこは最近行ったばかりの街だったが、奴が楽しそうに「ニョロニョロのたねを飲むんだ」と言うのでそこが一番楽しめるように思えた。

(ニョロニョロのたね:ムーミンカフェかムーミンスタンで販売している、タピオカに似ているがもっとモチモチしているものが入っているドリンク)

2015_04_30_2.jpg

「車を停めたら何か食べよう。オレも貴方も朝食を食べてないからな」
「猫にはちゃんとあげたのにね。美味しそうなレストランをネットで探してみる」
「オレ達は猫の召使だからな。頼んだ」
「どんな食事が良い? イタリアン? 和食? アジアン?」
「貴方の好きなところで良いぞ」

『貴方の好きなところで』
その台詞はオレの口癖のようなものだ。ほとんどのデートでそう言うものだから奴に心配されたことがあった。『今のお前は多忙だから、本当は疲れていてデートするのが億劫なんじゃない?』と。

当然だがそれは違う。
単純に奴の喜ぶものを食べて欲しいからだ。奴が「美味しい!」と満面の笑顔で食べてくれるとオレも嬉しくなるから。
仕事の付き合いで特に美味しいレストランを紹介された時にはオレが決めるが、それ以外は奴に任せている。「焦らないでじっくり選んで良いぞ」と言って。

昨日も奴がレストランを決めた。
しかし残念ながら外してしまった(汗)
いつもなら料理の写真をここに掲載しているが、そんな訳で今回は割愛させて頂きますm(__)m

「ごめんね。味付けが半端だったね。塩味も薄すぎたし」
「いや、そう悪くはなかった。それにデザートの小さなチーズケーキとアールグレイは美味しかったぞ」

天気の良い休日だったので、その街はどこも賑わっていた。
オレ達は食後の腹ごなしに駅周辺の商店街を歩いたが、古めかしい雰囲気に包まれたそこには凄い行列が出来ていて名物のメンチカツが良い香りを漂わせていた。それに、たい焼き、アップルパイ、小籠包……。

「食べたいな……」
「だけどお腹がいっぱい。さっきのレストランってボリュームがあったから……」

どちらからともなく言った。「今度ここに来る時には商店街で食べ歩きをしよう」と。

今は人との交流やもネット上でもたくさんの飲食店情報が得られる時代だが、たまには自分の足で歩いて美味しそうだと思ったところに入るのも良いのかもしれない。行き当たりばったりで楽しく食欲を刺激してくれる店に。

2015_04_30_1.jpg

商店街で奴のTシャツを買って(奴の一番好きな服はTシャツ笑)、それからニョロニョロのたねのあるショップに向かった。

とても小さな店内だが可愛らしいムーミンクッキーやグッズが売られていたので幾つか購入した。
そして期間限定味のニョロニョロのたねを飲んだ。2人で「モチモチする」「モチモチ」とか言いながら。

「飲み終わったらどうしよう?」
「まだ帰るには早いな。もうちょっと買い物をして公園に行って、最後に喫茶店に入るか?」
「それも良いね。そうだ、ここに良いアクセサリーショップがあるって聞いたんだけど……」
「何か欲しいのか?」
「うーん、悩んでいるだけどね」
「何を?」
「ピアスってどうかなって」

ピアスって、もしかしてオレの乳首に刺すピアスをついに買うのか!?

と、オレはギョッとしたが、そうではなかった(汗)
実は奴は、前々からピアスに魅力を感じていたらしい。特に女装をする時、耳にキラキラとダイヤモンドのように輝くピアスがあったら……と。それから先日行ったジブリ美術館で見付けたトトロのピアスがとても可愛かったから、と。

「そうだったのか!」
「うん、言えなかったけど」
「何でだ? オレが反対すると思ったから?」
「反対する?」
「……うーん、勿体無いからな。だって貴方の耳たぶってふっくらしていて可愛いから。すまない、古臭い人間で」
「ううん。耳たぶもお前に愛されて嬉しいよ」
「すまない。もうちょっと考えてみないか?」
「そうだね。そうするよ」

結局、昨日はピアスを買わずに帰った。
だがこの先どうなるのだろう?

オレの好みを奴に押し付けては申し訳ないが、それでもやはり勿体無いと思ってしまう。奴の耳たぶは猫の肉球のようで、それにキスをしたりカミカミと甘咬みするのがオレは大好きだから。

しかし奴の耳にクールに輝く宝石が嵌っているのも魅力的かもしれない。
確かにそれがあった方がエレガントだ。そしてオレは高価なピアスを貢ぐ為に奴隷のように働いて……という妄想は取り敢えず横に置いていおこう。オレか奴か、考えが変わるかもしれないのだから。

2015_04_30_3.jpg

その後、公園で大道芸人のマジックを見て(面白かった)、珈琲の美味しい喫茶店で一服した。
その辺の事も書くつもりだったが、明日も早くから仕事なので今夜はこれで終わりにしよう。

さて、5月になったぞ。
いよいよ連休が始まるぜ! とハッスル出来ないのは、きっと明日も3日も4日も6日も仕事だからなのだろう(泣)

また休日に奴を一人にしてしまう。
オレがこんな立場じゃなければどこかに連れて行ってやりたかった。本当に申し訳ない。

せめて毎日、奴に土産を買って帰ろう。
トトロがお気に入りならトトロを捕獲して連れて帰ってやろう(猫バスとセットで欲しいな)

そしてこの忍耐の時期が終わったら羽根を伸ばして奴と好きなところに遊びに行くぞ。それを夢に、今は頑張ろう。2人で猫屋敷を築く為に。

==========

という訳で、
だらだらと書き綴った長文をお読み下さってありがとうございました。

明後日から連休に入る方々が楽しい毎日を過ごせますように。連休に入らない方々も楽しく過ごせますように(笑)

では今夜も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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