座り心地の良いソファ
Sun.19.04.2015 Posted in 恋愛
今日は奴とソファを買いに行った。
何軒もの家具屋を回ったが、奴が一目惚れするソファを見付けられて良かった。

「理想的な座り心地とアイボリー色だ」
「ああ、探し回った甲斐があったな。固めで沈まない座り心地が良い」
「これに合わせたクッションも欲しい」
「良いぞ。淡いアイビーかグリーンが合いそうだ」

オレ達は少し疲れていたのだろう。購入を決めて在庫の確認を頼んだ後にはソファに座り込んでいた。喉も乾いていたので冷たいドリンクのサービスが欲しかった。程よい甘さのクッキーでも添えて。

「眠くない?」

不意に奴にそう訊かれてオレは頷いた。
実はさっきから眠かった。このソファに横たわって、あるいは向こうに見えるベッドに潜り込んで、一時間ぐらい眠りたかった。

「実は昨夜、三毛子が吐いてな……」
「何時ぐらい?」
「昨夜っていうか早朝だ。5時ぐらい」
「そうだったの……。またご飯が合わなかったかな?」
「たまに吐くのは仕方がないのかもな。で、今朝は7時ぐらいに鼻を噛まれて起こされた」
「ああ……。今夜はオレがお前の部屋で寝るよ?」
「いや良い。三毛子は可愛いから、そんな事があっても構わないんだ」
「お前は本当にミケルを可愛く思っているんだね」

オレは眠気によってボンヤリしながら話をしていた。恐らく奴も同じだった。まぶたを重そうにしながら低く静かな声で話をしていた。

「このままここに転がりたい」

唐突にオレがそんな事を呟けば、「そうだね」と奴は言った。
本当にそうしたらとても気持ち良く昼寝が出来たと思う。奴を抱きしめてソファに押し倒して、あと少しだけ猫の話をして引き込まれるように眠りに落ちれたら。

しかし無情な事に、その矢先に在庫の確認は終わってしまった。
オレ達は無事に好みのソファを手に入れたが、目の前の欲望(昼寝)は叶えられなかった。

「眠い……」

オレは顔を俯かせて大きなアクビをした。
すると奴はオレの肩に腕を置いてこう言った。

「帰りはオレが運転する。早く帰ろう。三毛子は喜んでこの新しいソファに飛び乗るよ」

いまだにオレの部屋の中だけで暮らしている三毛子の楽しみになるなら早く帰らなくてはならないとオレは思った。しかも久々に運転をするクールな奴の横顔が見られるなら、むしろ得した気分になれた。

「頼む」

オレは奴に車の鍵を渡した。
奴はそれを受け取る時にオレの手を握って「任せて」と言った。

やはり少しだけここで昼寝がしたかったと思った。
奴の心地の良い温もりに包まれて眠れたら、今週の寝不足も、明日の朝の寝不足も、たった一時間で解消されるような気がした。

==========

という訳で、
皆さんも十分に眠られているか?

休日ぐらい眠い時に眠れたら良いのにな。
その時だけは猫に変身できる能力がどの人間にも備わっていたら良いのに。そうしたら家具屋のベッドで堂々と眠れたものを(きっと営業妨害の関係でそうはいかんだろうが)

明日は日曜日だ。
引き続き皆さんが楽しい休日を過ごされるように祈っています。

そして今宵も良い夢を。
おやすみ。

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