もしもオレが勝ったなら
Tue.20.01.2015 Posted in 恋愛
奴が帰省して留守だった時、オレは一人で遊園地のお化け屋敷に入ったりホラー映画のDVDを観たりした。
人一倍怖がりなオレが何故そんな事をしたかと、そんな馬鹿をしたのを奴に話して笑って欲しかったからだった。

遊園地は『よこはまコスモワールド』だったが、富士急ハイランドのようなヘヴィユーザー向けではなかったので楽勝だった。もっともサイトのレビューを見て、怖くなさそうなものだけを選んだからなのだが(怖いのはどれも人気なので奴と一緒の時に乗るつもりだった←言い訳)

だが、ホラー映画はダメだった。
オレほどの怖がりになると、まずは検索をしてあらすじや最恐シーンを調べておく。更に再生中は猫を抱っこして絶対に逃さない。そして、この先どんなシーンになるのかをコマメに静止画で確認しておく。

しかしそれでもダメだった。
クライマックスの最も怖そうなシーンで再生を止めて、その先を観る事はついに出来なかった。

「……そんな事をしながら観て面白いの?」

奴が帰国して、ようやくその映画の先を観る事になった。
その前に、上記に書いたオレの『一人で怖い映画を観る時にする事』を説明したら、奴は物凄く呆れた顔をした。

「いきなり怖いシーンが出てきたらショック死する」
「一人でトイレに行けなくなるんだよね」
「一人でそんなものを観たら、トイレどころか眠れなくなる」
「一人で観なきゃ良いのに……」

奴はオレの為に、そこに至るまでのストーリーがまったく判らないホラー映画の最恐シーンに付き合ってくれた。
オレはドキドキしながら再生をボタンを押し、サッと背中を壁に押し付けて(背中に空間があると気になる)、奴の腕にしがみついた。

間もなくモニターには不穏なシーンが映し出された。
真夜中のマンションの廊下だ。
主人公の男がギ、ギ、ギ~~……っとドアを開くと、そこには!?

いよいよ来た!!
と、オレは覚悟を決めた。

心拍数が最大値となり!
怖さで伏せたくなる目を無理矢理にモニターに向けて!
奴の腕をぎゅっと掴んで!

……?
あれ??

その人影は、まったく怖いものではなかった。
では、あの無意味な盛り上げ方は何だったのだろう?
「来るぞ、来るぞ、来るぞ!!」と構えていたオレは見事にスカッと肩透かしを食らった。

それどこか、クライマックスになっても「怖い!」と思えるシーンがまったくなくて、これなら遊園地の緩い方のお化け屋敷の方がずっと怖いぐらいだった。オレは何の為にあんなに怖がって、奴が帰宅するまでずっと待っていたのだろう?(汗)

「なんだこの映画! 思わせぶりだけでどこも怖くなかったぞ!」
「怖くなくて良かったじゃない」
「ホラーなんだぞ? 怖くなくてどうする」
「怖いとトイレに行けなって本気で真っ青になるくせに」
「それがまた良いんだ」
「お前って本当にマゾだね。そこまで徹底していると感心するよ」

奴は感心しながら(呆れながら?)、映画鑑賞用に買って来た抹茶オールドファッション(クリスピー・クリーム・ドーナツの)をもぐもぐと食べた。
オレは奴のティーカップに淹れたての紅茶を注いでこう言った。「これじゃ気持ちが収まらない。本当に怖いホラー映画を借りて一緒に観ようぜ」

奴は快く了解してくれた。
「判った。今度の金曜日までに、より怖い映画を探して借りてきた方が勝ちだ!」と、爽やかに言って。

TDRインパのエントリーで判るように、奴はデカダンの雰囲気を垣間見せつつも実はリアリストな熱血青年だ。
熱血はホラーの怖さを半減させる。だがとても頼もしいので、やはりオレにとって奴は居てくれなくてならないパートナーだ。

「より怖い映画を見付けた方はなにか良い事があるのか?」
「あるよ」
「なんだ?」
「お前が勝ったらオレが半分食べたドーナツをあげる」
「ありがとうございます」

オレは奴隷根性を丸出しにしつつ必ず奴よりも怖いホラー映画を見付けてやろうと決心した。

じゃあオレが勝ったらどうするか?
奴が食べ残しのドーナツなら、オレは……きっとまた美味しいワインやランチを貢いでしまうのだろうな(汗)
流石にそれではちょっと不平等なので、食べかけのドーナツにビンタか踏み付けを追加してもらおう。「猫パーンチ! 猫キック!!」とか言ってやって貰えたらオレは天国だ。

==========

という訳で、
オレの生活の乱れはいつになったら治るのだろう?
今日ももう3時だな。

皆さんはこんな生活にならないようにお気を付け下さい。
そして冬の最も寒い時期を元気に乗り切って下さい。

明日も皆さんの幸運を祈っています。
良い夢を見て、気持ちの良い目覚めを。

おやすみ。

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