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ガラスの靴に込めた願いは?
Sat.31.01.2015 Posted in 東京ディズニーリゾート
「何か夢を見たか?」

ディズニーランドデートの翌日の朝、オレは目覚めたばかりの奴にそう尋ねた。
すると奴は暫し夢の中を振り返るように首をかしげてからこう言った。

「思い出した。見たよ。お前とランドで食事をする約束をしていたんだけどオレは先に一人で先に食べちゃうんだ。食べ終わってレストランを出たら外にお前がいた。だけどそれはお前じゃなくてミスターポテトヘッドなんだけど、オレはお前だと思って話し掛けるんだ」

……意味が判らない。
奴は枕元にキラキラと輝くガラスの靴を置いて「お前とランドで遊ぶ夢を見るよ」とロマンティックに囁いて眠った筈だが、なんで先にランチを食べたりミスターポテトとデートをするんだ? もしかしてオレとミスターポテトは似ているのか?(汗)

「なんでオレがミスターポテトになんだよ」
「判らないよ。でもお前がミスターポテトが可愛いとかミスターポテトのポップコーンバケットが欲しいとかミスターポテトのお菓子を買うとか言っていたら、きっとそのせいだよ」
「オレのせいか!」

大笑いする奴を横目にオレは思った。
どうやら夢の国のロマンティックな魔法は翌日に持ち越すことは出来ないようだと。

2015_0129_2.jpg
■前車輪にくっついているのがミスターポテトヘッド。いずれオレはハンドルネームをミスターポテトRに変えようと思う。

まあ、奴はシンデレラ城でオレがプレゼントしたガラスの靴を宝物のように思ってくれているので良い。枕元に飾って眠ってくれるほど。

今月は奴の誕生日だった。
だからオレはサプライズとしてシンデレラ城で奴に「誕生日おめでとう」と告げようと思っていた。前々から何かプレゼントするつもりでいた、シンデレラ城の中にある『ガラスの靴』というショップで美しいガラス細工を買って。

「また誕生日を祝ってくれるの?」
「ああ、おめでとう。今日は何でもプレゼントするぞ」
「ありがとう! じゃあね……。待って、じっくり探してくる!」
「何時間でも探してくれ」

奴が選んだのはガラスの靴だった。
オレが「それに名前や日付を入れてくれるサービスがあるぞ」と教えると、奴は「頼みたい!」と即答した。

「自分の名前を入れるのか?」
「お前とオレの。お前からオレに、って。あと今日の日付も」
「今日が凄い記念日のように思えてきた」
「大切な記念日だよ。お前がオレを祝って優しくしてくれたことはずっと忘れない」

度々思うが、オレのちょっとした気持ちをそこまで大事にしてくれる奴の方こそが優しい。そしてオレはそんな時にこそ奴をずっと大切にしたいと心から思う。
今後はガラスの靴を見る度にそんな気持ちが胸に蘇りそうで、確かに素晴らしい記念日になったように思えた。

2015_0129_3.jpg
■職人さんはバーナーの炎を当てながら器用にミニーちゃんを作っていた。「凄いなあ……」「凄いねえ……」と、オレと奴はじーっと熱い視線で見学した(笑)

『ガラスの靴』を出てから、今回もシンデレラ城の壁画のダイヤモンドのイヤリングに触った。
今回は周囲に人が多くて一緒に手を重ねて触れることは出来なかったが、交互に互いの幸運を祈った。今日も明日も明後日も、この世界が続く限りにオレ達に毎日幸運がありますように! と欲張ってきた(笑)

それにしても今回のインパは寒かった。
クリスマスシーズンにインパしたことは何度もあるが、今回ほど風が強くて寒さを感じたことはなかった。

「寒いからあたたかいものを飲んで外で並んで、それを繰り返しているからトイレが近くなるぜ」
「オレは寒くないからいつもと同じ」
「こんなに寒いのに寒くないのか」
「平気。さっきホテルのラウンジで半袖シャツの外国人がいたでしょう? オレは日本の気候に慣れてしまったから流石に半袖は厳しいけど、長袖のシャツなら大丈夫だよ」

そんな事をニコニコと語る奴がとてもあたたかそうに思えてオレは身体を寄せずにはいられなくなった。
そして「本当にあったかい。猫湯たんぽだ」と言えば、奴は「にゃーお」と鳴いて、オレの太ももをあたたかな手でサスサスと擦ってくれた。ホカホカな一時だった。

2015_0129_4.jpg
■今回はアナ雪のパレードが一番の目的だったので昼間と夕方の2回を観てきた。見違えるほど大きく成長したオラフだが(笑)、相変わらず陽気で可愛かった。アナは可憐でエルサは麗しくて、観て良かった! と思えるパレードだった。

夜になれば更に冷え込みは厳しくなった。
今回は日帰りインパだったが、やはり今回も宿泊にすれば良かったと後悔した。ホテルに戻って熱いシャワーを浴びて、ベッドでゆったりと寛ぎたくなって(仕事の都合でどうあっても無理だったが)

しかも今回は閉園時間が20時だったので、いつもホテルに宿泊して通常閉園の22時までたっぷりと遊んでいるオレ達は物凄く物足りなく感じた。

「夢を見ている途中で起こされたみたいだ」
「まさかレストランが19時に終わるなんて。お腹が空いた!」
「最後にピザを食べたかったな。仕方がないからまだ開いてるベーカリーでパンを買って帰るか」
「そうする。車の中で食べさせてあげるね」
「帰るのがダルいな」

もっとも、それは決して不満でなく、もっと楽しみたかったという心残りからの言葉だった。

今回もとても楽しいインパデートだったから。
ホーンテッドマンションは点検の為に運休だったので何時もの場所でキスは出来なかったが、奴が帰りの車でもガラスの靴を大切に持っていたので何時もにも増して仲睦まじいデートが出来たように思えた。

2015_0129_5.jpg
■今回はのんびり散歩デートの予定だったが、またしても奴のせいで熱血アトラクション巡りになった(汗) そのお陰で混雑していたにも関わらず、プーさんのハニーハント、バズ・ライトイヤー、モンスターズインクといった人気アトラクションに乗れたが、短時間で回ったので疲れた!

「あたたかくなったらまた行こうな」
「うん、今度は泊まりで?」
「勿論だ。あと、閉園時間が22時の時な」
「次回はピザを食べようね!」
「リトルグリーンまんも!」

帰りの車の中、オレ達はそう約束してキスをした。
また少し未来の約束が出来てオレは嬉しかった。
奴はその時に今回の誕生祝いのお礼をすると言ってくれた。

「次回はお前の誕生日の月に行きたい」
「また忙しい時期だな」
「あ! でも無理はしないで。今度は暇な時期で良いよ!」
「だがディズニーランドで誕生日か。悪くないよな」
「誕生日の当日だと特別なお祝いをして貰えるみたいだからね……。当日じゃなくてもオレは今回とても嬉しかったし」

良し、次回は誕生日当日か誕生日月にしよう!!

とオレ達の意見は一致したが、その後、TDR混雑カレンダーをチェックしたら、オレの誕生日辺りは物凄く混雑する事が判明したので避ける事にした(汗)

「空いている日に生まれれば良かったぜ」
「オレは冬休み期間で、お前は春休み期間。揃って混雑シーズンだね」
「シンデレラの魔女に一回ぐらい誕生日を変えてくれってお願いしてみるか」
「ビビデバビデブー!」

奴はガラスの靴を掲げて魔法の呪文を唱えたが、さてオレ達の誕生日はヒマなシーズンに変わっただろうか?(笑)

2015_0129_1.jpg
■ランチに食べたオラフをイメージしたハンバーグセット。心あたたまる味だった。パンのシワのようなミッキーマークが今回のお気に入りになった(笑)

==========

という訳で、
あっ! という間に終わってしまったが、嬉し楽しい今年初のインパデートだった。

この度もまた、ツイッター&インスタグラムでの実況にもお付き合い下さってありがとうございました。
そして今回もまた、この長いデート話を読んで下さってありがとうございました。少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

皆さんの夢が叶う幸運が訪れますように。
寒さに気をつけて、明日からの週末を楽しくお過ごし下さい。

おやすみ。

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楽しい夢を見ていますように
Thu.29.01.2015 Posted in 恋愛
今日は風が強くて寒かったが、おまけに予想以上に混雑していたが、それでも楽しいインパデートとなった。

2015_01_28_1.jpg

アナと雪の女王のパレードは良い場所で見れたし、リニューアル後のスター・ツアーズとジャングル・クルーズの初乗りも叶ったし、それに何よりも……。

それは次回のエントリーに書こう。
今日は朝から遊びまわって流石に疲れたし、明日は仕事だしな。
奴など帰宅してシャワーを浴びたらパタンキューで、そのまま布団も掛けずに猫様と抱き合うような格好で眠ってしまった(笑)

今回も奴にとって良い思い出となったならば嬉しい。
アナとエルサに負けないぐらい仲良く出来たとは思うのだが、さて?(笑)

では、今夜はこれにて失礼致します。
ベッドに入って、今日の思い出に浸りながら眠ろう。

「今夜はこれを枕元に飾って寝るんだ」
「どうしてだ?」
「これを眺めながら眠ったら絶対に良い夢が見られる」

奴は眠る前にそんな事を言っていたが、本当に良い夢を見ていたら良いな。
明日の朝、どんな夢を見たのか奴に訊いてみよう。王子様は貴方をちゃんと見付けて幸せにしてくれたか? と。

さて、明日は今日よりも寒くなるようだ。
皆さんもお風邪を召しませんように。
明日も幸運であるように応援しています。

おやすみ。

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同棲して得たこと、失くしたこと
Wed.28.01.2015 Posted in 恋愛
それほど疲れを感じていた訳ではなかった。
だが奴が紅茶を淹れてくれている間にクッションに顔を伏せて眠っていた。ほんの少しだけ目を瞑るつもりだったのに、知らぬ内に意識が途切れていた。

「やっぱり予定を変えない?」
「変えない」
「来月でも良いんだよ?」
「今月中に行く」
「仕事を持ち帰って深夜までやっているじゃない」
「それだけ行きたいからやっているんだ。だから来月にしようだなんて言うなよ」

オレは隣に座った奴を抱き締めて猫のように肩に額を擦り付けた。
奴は呆れたように「もう、無理ばっかりして」と言いながらも了解してくれた。

たまに自分でも思う。
たかが遊びに行く為になんでこんなにスケジュールを詰め込んで無理をしないといけないのかと。
しかし、だからといって計画を中止しようかと思ってみても、それは出来なくて結局は頑張ってしまう。

こんな事はもう何度やっただろう?
こんな事は以前は絶対にやらなかった。オレは自分の時間を大切にしたかったから、誰かとの遊びの為に時間の余裕を削るなど絶対にしなかった。

==========

正直に言えば、奴と暮らすようになって間もない頃は、帰宅すれば奴の為(奴に気を使う為)に時間を割いてばかりで、一人でいられる時間がなくなって息苦しさを感じた。

それまでずっと一人で暮らしていたのだから仕方がなかったのかもしれないが、ひょっとして燃え上がる恋心に任せて同棲を決めたのは大失敗だったのではないかと不安になった。
まだちゃんと奴を愛しているのに、それでも奴を邪魔だと思ってイライラするなんて、これが原因で最悪の別れ方をしたら同棲を決意したオレは大馬鹿者だと思った。

奴は世話好きで懐こい性格なので遠慮なしにオレに絡んできた。
はじめは良かった。初々しい新婚さん気分で、オレは奴に声を掛けられる度に笑顔を向けて、奴に身体を寄せられる度にセックスをした。

しかし、その濃密な盛りが過ぎれば苛立ちを覚えるようになった。
その頃のオレは幼稚だった。
赤の他人である人間と人間が一緒に暮らすのは安易ではなく、大人としての理解や態度を要するのだという事を知らなかった。愛さえあれば円満に行くのだと思っていて。過去に一人の女性と同棲していた奴は既にそれを知っていて、苦労するのを承知でオレと暮らす事を選んでくれたのに。初めての同性との恋愛で不安も大きかっただろうに。

当時、オレはその悩みを誰かに相談しようと思った。
だがオレが奴に対してこんな気持ちを抱えている事を誰にも話したくなくて自分の胸の中に留めておく事にした。

もっともオレの苛立ちは、当然だが奴には伝わっていた。
奴はオレにストレートに訊いてきた。「最近、機嫌が悪い? 何かあるなら話して欲しい」と。

オレは答えられなかった。
自分で同棲を決めたくせに今更……というよりも、そんな事を言っては奴に申し訳なくて、それで奴を傷付けてオレ達の関係が終わりになってしまいそうで絶対に言えなかった。

だからオレは覚悟を決めた。
奴と別れたくないなら2人で暮らす事に慣れてやろうと腹を括った。
仕事以外の人間関係で大人になろうと決意したのは人生で初めてだった(笑) いや、笑い事じゃないな。恥ずかしい話だが、それまでのオレの交友は自分勝手なものばかりだった。

奴が素直で率直な性格だったのが幸運した。
奴はオレにも素直であるように求め、無言で怒るのだけは止めるようにと約束させた。無言で居られるのが一番困るから、そうされるぐらいなら怒鳴ってくれても良いから、と言って。

それから、たとえ理不尽な事で怒っていても、どうしようもないヤキモチで怒っていても、恥ずかしいぐらい幼稚な理由で怒っていても、全て許すから素直に言って欲しいと言った。

そう言って貰わないと素直に本当の事が言えなオレは、まったく子供みたいで恥ずかしい限りだが、それからちゃんと言えるようになった。言うように努力して。

ついでに、好きなればなるほど孤独に取り憑かれて離れたくなる最大の悪癖を奴に告白して、オレの言う『もう別れよう』の言葉は決して本気ではなくて本当は『もっと愛して欲しい』の意味だという事を理解して貰った。

その言葉で何度も奴を傷付けてしまった事をオレは心から詫びた。
そうしてみれば奴への気持ちが爆発したように溢れだして涙を流さずにはいられなくなった。奴まで大泣きして、2人で頭が痛くなるまで泣いた。

==========

「アナ雪のパレードが見られるって貴方は喜んでいたからな。中止には出来ない」

オレがそう言うと、奴はオレの顔を上げさせて「オレの為に?」と言った。
オレは頷きながら「オレも楽しみなんだ」と答えた。正しくは(第三者的な表現になるが)、アナ雪のパレードを楽しみにしている奴とオレがデートするのが楽しみ、なのだが。

だが奴は、今のオレは過去のオレとは違って、奴と一緒に遊ぶのが何よりもの楽しみである事をちゃんと判ってくれている。だからそんな細かな事は言わないでおいた。

本当に今は、過去の苛立ちが嘘だったかのように奴と一緒にいるのが楽しくて、そして安堵するようになった。
奴とでなければ、オレがこんな変化を迎えるのは無理だったかもしれない。誰かと恋人よりも一歩進んだ絆を結ぶ事は。

==========

そんな訳で、
今夜も遅くまで自宅で仕事をしたが、無事に全てが終わったのでアナ雪パレードを観に行けるぜ!

明日はまた、ディズニーランドより実況ツイートをさせていただきます。
明日は仕事の都合で日帰りなので余り出来ないかもしれませんが、お時間に余裕のある方はお付き合い下さい。

さて、すぐに寝よう。
寝坊したら奴に蹴り起こされる。

皆さんも良い夢を見ているか?
明日は冷え込むようだから、しっかりとあたたかくして外出して下さい。

皆さんの明日の幸運を祈っています。
おやすみ。

■追記。今回こんなにも過去の事を思い出したのは、Twitterで同棲する事に関するツイートをされた方がいたお陰です。懐かしい事を思い出し、当時の気持ちを蘇られてくれた事に感謝致します。

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今夜の相棒はストロベリーマフィン
Sun.25.01.2015 Posted in 恋愛
仕事先より、ごきげんよう。

今日の昼間は実家で(亡き父親が残した)仕事の手伝いをした。
夕方頃には自宅に戻って、奴と美味しいワインを飲んでのんびりと過ごそうと思っていた。

しかし、上司より急な召喚を受けた。
居留守を使いたかったが、とても深刻な状況だった為にどうしても出来なかった。

「すまない。借りてきた映画を観るのは来週になった」
「良いよ。古い映画でレンタル料金は安かったから」
「そうかもしれんが、残念だ」
「うん……気を付けて行ってきて」

オレは思い切り後ろ髪を引かれた。
奴を抱き締めて深くため息を吐いた。

上司の呼び出しはまるで突然やってきた嵐のようだった。穏やかな休日の夜を荒らし、愛する者との蜜の一時に雷を落とした。OMG! オレの貴重な休みが!

家を出る間際、奴はオレにオヤツをくれた。
「一息吐ける時に食べて」と、今夜の上映会で摘むはずだった、奴のお手製のストロベリーマフィンを。

「ありがとう。行きたくないが行ってくる」
「お前の顔が思いっきり行きたくないって言ってるよ」
「ははは、オレの顔は正直だな」
「頑張ってね。来週はディズニーランドでデートだから。きっと辛いのは今夜だけだから」
「アナ雪のパレードを見ような!」

オレは物凄く行きたくない気持ちを振り払うように奴を力いっぱい抱き締めた。
そして、死ぬほど行きたくない憂鬱を少しでも晴らすように奴に目いっぱいキスをした。

今ごろ奴は、三毛子と一緒にぬくぬくと寝ているのだろうな。オレも混ざりたい。

こんな召喚を受ける事は滅多にないのだが、まあこんなご時世なので仕方がないのかもしれん。物騒な事件も、頻繁な電車の遅れも、かつての日本からは考えられないほど増えたからな。

皆さんは元気で幸せに暮らしているか?
時に困難な事に遭ったり、風邪でダウンする事もあるかもしれないが、それでも楽しいこともあって幸せだと思える日々を送りたいな。

オレもなんだかんだと文句はあるが、それでも幸せだ。
来週は日帰りではあるが奴とインパデートだしな。

その幸せが幻となった消えてしまわないように今夜は仕事を頑張ろう。
明日は昼過ぎには帰れる。そうしたら楽しい半休にするぞ。

あとひと頑張り……だが、その前に奴が持たせてくれたマフィンを食べよう。

ちょうど深夜のオヤツ時間だ。
給湯室で紅茶を淹れて、慌ただしさに煮詰まった頭を休ませるリラックスタイムだ。
こんな時には程よい甘さのものが欲しくなる。マフィンを持たせてくれた奴に感謝しよう。

では、引き続き心地の良い夢を。
明日も楽しい休日となるように応援しています。

おやすみ。

(マフィンが美味しすぎて泣けてきた。物凄く奴が恋しい気分だぜ)

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雨降る夜のホラーディナー
Sat.24.01.2015 Posted in 恋愛
昨夜は奴と待ち合わせてレストランで食事をした。

フレンチ風のフルコースで、初めて利用したレストランだったが味は申し分なかった。
一番最初に運ばれてきたカリフラワーのムースから、オードブル、スープ、魚、肉、デザートのマロンプリンまで、奴は「美味しい!」と嬉しそうに食べてくれてオレも大満足だった。

2015_0122_1.jpg
■オードブルの盛り合わせ

しかし、その微笑ましい光景は、『オレのとある発言』から雲行きを怪しくさせて行った。

別に大したことを言った訳ではなかった。
そのレストランのあるホテルのエレベーターがとても暗かったので、「こんな雨の日に一人で乗ると背後に誰か立っていそうで怖かった」と言っただけだった。

けれど、近頃の奴は怖い話に積極的で(怖いホラー映画を探そうとオレが仕掛けたせいなのだが)、「そういえば……」と奇っ怪な話を語りだした。どんな話かというと……。

2015_0122_3.jpg
■お魚

==========

奴がたまに赴くところに大きな家がある。
そこは毎年クリスマスに豪華なイルミネーションを飾っていた。
トナカイのソリに乗ったサンタクロース。クリスマスツリー。プレゼント。天使。数多の星。寄せては返す光の波……。

しかし数年前からプツリと、そのイルミネーションを飾る習慣が途切れた。

理由は判らない。
ただ、本当かどうかは判らないが奴は何度か『噂』を耳にした。

離婚によって娘夫婦が出て行き、その夫婦の子供の為に飾っていたイルミネーションが要らなくなったから……と。
その子供は娘夫婦と一緒に出て行ったから?
いや、そうではなく不幸な事があり、それが原因で娘夫婦の仲は複雑となって、ついには離婚して……。

あくまでもそれは噂であり、奴はその話を鵜呑みにはしなかった。そしてほとんど忘れていた。

だが先日、今日のような雨の夜に、奴は見た。
誰も通らない雨の降る夜道に、背後から誰かが駆けて来る足音が聞こえた。雨に濡れたアスファルトを走ってパシャパシャと水音を響かせる音を。

奴は横を見た。
すると小学生の少年がその大きな家の玄関前に駆け込んだ。
その時、奴は忘れていた噂話を思い出した。そして『やっぱりでたらめだったのか』と思った。

しかし、少年はずっとそこに立ったまま玄関を開けようとはしなかった。
玄関を背にして、雨を気にする様子もなく、暗がりに表情を隠していつまでもそこに佇んでいた。


2015_0122_4.jpg
■お肉

==========

「それって……まさか」

その話を聞き終えてオレは背筋をゾクゾクさせた。
だが奴は平然としていた。「雨のせいかな? 孤独な姿に見えてね。声を掛けようと思ったぐらい可哀想だった」と言って。

どうやら奴にとっては、少年が何でもあっても構わないようだった。
相手が何であっても孤独に見えるなら優しい言葉を掛けてやりたいと、それだけのことだった。

「……そうか。まあ、本当はむやみに怖がらないでそうしてやるべきなんだろうな」
「もしかするとあの家の子じゃなかったのかもしれないしね。何の関係もない子供が雨の中をずっと走って来て、疲れたからあの家の玄関前で雨宿りをしただけなのかもしれない」

オレはその説に頷いて見せた。
だが本音では無理があるように思えた。
よりによってその家の玄関を選ぶか? 何の関わりもない子供が他人の家の玄関前まで来入り込んで雨宿りをするか? ずっと雨が降っていた日に傘を持っていないのも可笑しいんじゃないか? ……と。

しかし、そんな突っ込みを入れても意味がなかったので無言を通した。
奴にとって、その少年の正体が何であるかよりも、その少年が寂しそうだった事が気がかりなのだから。

「寒い夜に外に立っているのは辛いな」
「そうだ、お前も子供の頃にそんな経験があったんだよね?」
「良く覚えていたな。ああ、冬の遊園地で真っ暗になってもまだ待たされた」
「寒かったね」
「まあな。だが今はもう、それがどれほど寒かったのか良く覚えていない」
「そうなの?」

オレは頷いて、「今はこんなに暖かいからな」と言った。
あの時は(愛人と会っていた)父親を恨めしく思いながらこの寒さは絶対に忘れられないと思ったものだが、こんな暖かな日をたくさん過ごしたせいでその寒かった記憶が薄らいでしまった。──きっとそういう事なのだろうと、美味しそうに料理を食べている奴を見詰めて思った。

「帰るのが面倒になってきた。せっかくあたたまったのに外に出たらまた寒くなる」
「でも帰らないとね。猫達も待っているよ」
「猫の事を言われると弱い」
「ミケルがお前の帰りを待ってる。今だってきっと、早く帰ってこないかにゃーって」

今の暖かさを長引かせたくてワインをもう一杯頼もうと思っていた。だが家に帰っても暖を取れるのだからこれで切り上げる事にした。何よりも奴に三毛子の真似をされて、早く帰らずにはいられなくなった(笑)

「帰ったら猫様の腹に手を入れるぞ」
「オレも」
「寒い日は猫だよな。猫様はたまに『仕方ねえなあ』って顔をするが」
「あはは。ミケルのお腹にもモフモフしよう」
「オレも」

外は寒かった。
遊園地で待たされたあの日もこれぐらい寒かったような気がしたが、やはり今のオレはもう、正確にあの寒さを思い出す事はできなくなっていた。

2015_0122_6.jpg
■マロンのプリン。果物添え

■余談
ホテルから出る時は奴と一緒にあの暗いエレベーターに乗ったので怖くなかった……ハズなのだが、奴がオレの耳元で急にこんな事を言ったので途端に怖くなった。「もしも今、オレが幽霊に取り憑かれたらどうする?」 ……やめてくれ腰が抜ける(泣)

それにしても、今回は料理の写真と文章がまったく合っていなかったな(汗)
しかし写真もどんどんタイムリーに使ってしまわないと使えずに削除してしまうので(そういう写真が物凄く多い)、無理矢理に使わせて頂きました。文章とは別に楽しんで頂けたら幸いです。

==========

という訳で、
今週もお疲れ様でした!

今日の都内は風が強くて寒かったな。
身体を冷やしてしまった方は温かなお風呂にのんびりと浸ってぬくもって下さい(オレもさっきまで長風呂で漫画を読んでいました笑) そして風邪をひかないように、この週末を楽しくお過ごし下さい。

では、今夜も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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猫達とゴロゴロにゃう
Thu.22.01.2015 Posted in 恋愛
平日の昼間に、ごきげんよう。

一昨日と昨日の仕事は鬼のような有り様だったが、それを哀れに思った上司が「明日は休んで良いぞ(簡略)」と言ってくれた。
上司が天使に見えた。
しかし、良く考えてみれば悪魔である事の方がずっと多いので天使は取り消しにした。

何にせよ突然の休日は嬉しい。
だから今日は、奴が仕事を終えたらレストランで食事をする事にした。
食事の前は猫達を構って思いっきり寛ぐ事にして。

『明日は早く上がれるか?』
『努力する!』
『良し、誤魔化してでも早くな! 仕事が終わるのはどこだ?』
『悪い上司! ○○社だよ』
『今更だ。ちょっと離れているな。じゃあ○○駅で落ち合おう』
『判った。仕事が終わる時間が決まったら連絡するね』

昨夜は、休日が決まった途端にオレは奴に連絡した。
まったくオレは奴が大好きだ。
時間に余裕が出来るとすぐに一緒に遊んだり食事をしたいと思ってしまう。

たまには鼻の下を伸ばして一人で遊びに……なんて発想にはならない。
それはオレが一途なマゾヒストであるからという理由もあるが、30代になって多忙な日々を送っていると今の落ち着いた生活に変化を起こしたくなくなるからでもある。あとはやはり、奴を裏切りたくないし、奴と一緒にいるのが好きだからなのだと思う(最後のが一番の理由だ)

昨夜の帰宅時間は0時頃だった。
帰ってみれば奴はもう眠っていた。

だが今夜も奴はオレの為にお茶の用意をしておいてくれた。
ティーカップとティーバッグ、その隣には野菜クッキーを入れたフタ付きのガラスの器があった。そしてメッセージの書かれたメモも一枚。『お疲れ様。冷えた身体をあたためて(猫の足跡のイラスト)』

「ありがとう」と、その場に奴がいなくてもそう言わずにはいられなかった。
野菜クッキーはカボチャとヨモギで、どちらもオレの好きな味だ。

オレは着替えてハーブティを飲んだ。ぼんやりと猫の足跡を眺めながら。
本当は帰宅したら自分でうどんを作って食べるつもりだったが(お客さんに美味しいのを頂いたので)、クッキーを摘んだらそれで満足してしまった。

そもそもオレはそう生真面目ではなく、今の仕事に情熱を掛けている訳でもない。機会があれば転職を狙っているぐらいだ。
だから多忙になって苦労をするのは本望ではないのだが、しかし昨夜のように奴の思い遣りに触れると、こんな生活も悪くないと思えてしまう。

本望ではないところで見つけた予期せぬ幸せだ。
今の仕事はストレスが溜まるし不愉快になる事も少なくないが、それによって凝り固まった心を奴にじわじわと溶かされるは快感だ。

とは言え、オレはきっと転職する(笑)
そして大成功を収めて、好きなだけ猫を保護して猫御殿の奴隷になるんだ(王様&女王様は奴で、王子様&お姫様は猫達だから。奴いわく、猫達こそ王様&女王様らしいが。しかしオレ的には奴は女王様なので、猫達は天使でも良いような気がする)

さて……そろそろ起きて活動しよう。
奴は「今日は何もしなくて良いからね」と言ってくれたが、こんな時間までベッドでゴロゴロしていると流石に退屈だ。頭も重くなってくるしな(汗)

洗濯と掃除ぐらいはしておこう。
あと、三毛子のご飯を買い足しておこう。ご飯を替えてからお腹の具合がかなり良くなったからな。

皆さんは今ごろ、お仕事かお勉強だろうか?
一人で優雅に休んで申し訳ありません。しかも今夜は奴とフレンチディナーでデートだ。

いつも惚気けを聞いて頂いているお礼に、今日という天国のような日にも皆さんの健康と幸運をお祈り致します。
楽しい午後となりますように。そして、今日も寒いが風邪など召しませんように。

では、また時間があれば夜に。

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幸せが1つ増えた
Wed.21.01.2015 Posted in 恋愛
深夜のオフィスより、ごきげんよう。

今夜は急遽、泊まり込みで仕事になった。
昨日はボストン君と新年会パート2をしたので、本当はその事を書きたかったが延期させて頂きます。

もっとも、30代と40代のおっさん2人が『うどんすき』を食べたというだけの話だが。あと、新年会パート1の『中華料理』を食べただけの話も交えようかと思っている。

だから今夜は、奴と三毛子の事をちょっとだけ。

三毛子は500gほど(500g未満だが)太ってちょうど良いスレンダー体型となった。
しかし500g追加された三毛子に胸の上に乗られるとズシリと重みを感じるようになった。以前は乗られてもほとんど何も感じなかったのに。

2015_0120_2.jpg
■昨夜の三毛子 on オレの胸の上。保護したばかりの頃にはあった鼻の傷はすっかり癒えました。目はつやつや、毛もふさふさになって、ますます美人になりました。

しかしオレはその重みが嬉しい。
「平気でオレを踏み付けて行く事もあるが、その重みが何だか可愛くてな」などと発言して、「ミケルにも下僕なんだね」などと奴に言われると、惚気けている気分にしかならない。

三毛子と一緒に暮らすようになってオレの喜びが1つ増えた。
屈託なくオレに接して甘えるその姿は、オレに幸せを感じさせるほど可愛い。

なんでこんなに可愛いのかと考え込む時もある。
そういえば奴と付き合い始めた事もそんなことを真面目に考えたな……と、初々しい過去を思い出したりもして。

初めて好きになった女の子は猫だった。
なんて、どこかの同性愛者である有名デザイナーを思い出すな(笑)

三毛子と猫様との仲は、残念だが相変わらずだ。
猫様の身体が大きくて怖いのかもしれない。いまだに猫様の姿を見るとタンスの裏側などに逃げてしまう。

もっともまだ2ヶ月しか経ってない。
半年、一年と、諦めたり焦ったりせずに長い目で見守ろう。これからはずっと一緒に暮らして行くのだから。

「三毛子は元気か?」
「元気だよ。新しいカリカリを美味しそうに食べていた」
「良かった。玩具で遊んだか?」
「凄く元気に遊んだ。毛糸の玩具はもうメチャクチャだよ!」

遅い晩御飯の後に奴と電話でそんな会話をした。
実は三毛子は2日ばかりお腹を壊していた。だから動物病院の先生のアドバイスに従ってご飯を変えた。

このまま何事も無ければ良いのだが。
やはり野良猫の生活というのはとても厳しいのだろう。三毛子を保護した時の血液検査で、少しだけPCV値が低くて(貧血の疑い)、少しだけBUN値が高い(肝障害の疑い)のを指摘された。

もっとも共に基準値内ではあるので(他の数値は至って健康でもあり)、そう心配はないと言われたが、それでも今回のような事があればとても心配になってしまう。

「お腹の緩いのが続くようならまた検査をしてもらおう」と奴は言った。

そうだな。心配するよりも安全を確認するのが大切だ。
あんなに小さな子が苦しい思いをするのはオレも奴も堪えられない(きっと猫様も) だからあと数日様子を見て、場合によっては病院に連れて行こうと思う。

「また怖がるだろうな」
「うん。可愛そうだけど、万が一の事を見逃すわけにはいかないからね」
「ああ。何事もないように祈ってるが……」
「病院に行く事になったらまた2人で行こう。三毛子が怖がらないように交互に撫でたり話しかけたりして」
「そうしよう。ありがとう」
「ありがとうって、オレ達2人の子でしょう?」

そうだったな、とオレは笑った。
独り占めしないでよ! と言って奴も笑った。

三毛子を保護した時、もう何の不安もなく暮らせるようにしてやると約束した。
先に書いたが、三毛子が来てからオレの幸せが1つ増えた。だからオレも三毛子を幸せにしてやらないとな。お腹の不調など早く治してやって。

==========

短信のつもりが長くなった。
オレはもともと猫が大好きだが、更に猫が大好きな奴の影響があって、年々猫好き度が増している気がする。

猫の事を切々とブログに綴るのはちょっと照れくさいが、それだけ好きなのだし心配なのだから仕方がない。
『お腹を壊しただけかもしれないのに大袈裟な!』と可笑しく思われるかもしれないが、大目に見て頂ければ幸いだ。

今は冬だからな。
人間も猫も何かと体調を崩す時期だ。

皆さんは大丈夫か?
相変わらず風邪とインフルエンザの流行は続行中なので、酷く体調を崩してしまったら無理をせずに早く病院に行かれるようにお勧め致します。

さて、オレは仕事に戻ろう。
それにしても、三毛子がお腹を壊したタイミングで緊急要件が入らなくても良いじゃないか(泣)
今すぐに飛んで帰りたいが、この様子だと明日も遅くまで掛かりそうだ。

では、今夜も心安らかに楽しい夢を。
オレの分まで良い夢を見て下さい(笑)

おやすみ。

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もしもオレが勝ったなら
Tue.20.01.2015 Posted in 恋愛
奴が帰省して留守だった時、オレは一人で遊園地のお化け屋敷に入ったりホラー映画のDVDを観たりした。
人一倍怖がりなオレが何故そんな事をしたかと、そんな馬鹿をしたのを奴に話して笑って欲しかったからだった。

遊園地は『よこはまコスモワールド』だったが、富士急ハイランドのようなヘヴィユーザー向けではなかったので楽勝だった。もっともサイトのレビューを見て、怖くなさそうなものだけを選んだからなのだが(怖いのはどれも人気なので奴と一緒の時に乗るつもりだった←言い訳)

だが、ホラー映画はダメだった。
オレほどの怖がりになると、まずは検索をしてあらすじや最恐シーンを調べておく。更に再生中は猫を抱っこして絶対に逃さない。そして、この先どんなシーンになるのかをコマメに静止画で確認しておく。

しかしそれでもダメだった。
クライマックスの最も怖そうなシーンで再生を止めて、その先を観る事はついに出来なかった。

「……そんな事をしながら観て面白いの?」

奴が帰国して、ようやくその映画の先を観る事になった。
その前に、上記に書いたオレの『一人で怖い映画を観る時にする事』を説明したら、奴は物凄く呆れた顔をした。

「いきなり怖いシーンが出てきたらショック死する」
「一人でトイレに行けなくなるんだよね」
「一人でそんなものを観たら、トイレどころか眠れなくなる」
「一人で観なきゃ良いのに……」

奴はオレの為に、そこに至るまでのストーリーがまったく判らないホラー映画の最恐シーンに付き合ってくれた。
オレはドキドキしながら再生をボタンを押し、サッと背中を壁に押し付けて(背中に空間があると気になる)、奴の腕にしがみついた。

間もなくモニターには不穏なシーンが映し出された。
真夜中のマンションの廊下だ。
主人公の男がギ、ギ、ギ~~……っとドアを開くと、そこには!?

いよいよ来た!!
と、オレは覚悟を決めた。

心拍数が最大値となり!
怖さで伏せたくなる目を無理矢理にモニターに向けて!
奴の腕をぎゅっと掴んで!

……?
あれ??

その人影は、まったく怖いものではなかった。
では、あの無意味な盛り上げ方は何だったのだろう?
「来るぞ、来るぞ、来るぞ!!」と構えていたオレは見事にスカッと肩透かしを食らった。

それどこか、クライマックスになっても「怖い!」と思えるシーンがまったくなくて、これなら遊園地の緩い方のお化け屋敷の方がずっと怖いぐらいだった。オレは何の為にあんなに怖がって、奴が帰宅するまでずっと待っていたのだろう?(汗)

「なんだこの映画! 思わせぶりだけでどこも怖くなかったぞ!」
「怖くなくて良かったじゃない」
「ホラーなんだぞ? 怖くなくてどうする」
「怖いとトイレに行けなって本気で真っ青になるくせに」
「それがまた良いんだ」
「お前って本当にマゾだね。そこまで徹底していると感心するよ」

奴は感心しながら(呆れながら?)、映画鑑賞用に買って来た抹茶オールドファッション(クリスピー・クリーム・ドーナツの)をもぐもぐと食べた。
オレは奴のティーカップに淹れたての紅茶を注いでこう言った。「これじゃ気持ちが収まらない。本当に怖いホラー映画を借りて一緒に観ようぜ」

奴は快く了解してくれた。
「判った。今度の金曜日までに、より怖い映画を探して借りてきた方が勝ちだ!」と、爽やかに言って。

TDRインパのエントリーで判るように、奴はデカダンの雰囲気を垣間見せつつも実はリアリストな熱血青年だ。
熱血はホラーの怖さを半減させる。だがとても頼もしいので、やはりオレにとって奴は居てくれなくてならないパートナーだ。

「より怖い映画を見付けた方はなにか良い事があるのか?」
「あるよ」
「なんだ?」
「お前が勝ったらオレが半分食べたドーナツをあげる」
「ありがとうございます」

オレは奴隷根性を丸出しにしつつ必ず奴よりも怖いホラー映画を見付けてやろうと決心した。

じゃあオレが勝ったらどうするか?
奴が食べ残しのドーナツなら、オレは……きっとまた美味しいワインやランチを貢いでしまうのだろうな(汗)
流石にそれではちょっと不平等なので、食べかけのドーナツにビンタか踏み付けを追加してもらおう。「猫パーンチ! 猫キック!!」とか言ってやって貰えたらオレは天国だ。

==========

という訳で、
オレの生活の乱れはいつになったら治るのだろう?
今日ももう3時だな。

皆さんはこんな生活にならないようにお気を付け下さい。
そして冬の最も寒い時期を元気に乗り切って下さい。

明日も皆さんの幸運を祈っています。
良い夢を見て、気持ちの良い目覚めを。

おやすみ。

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フルーツバス
Sun.18.01.2015 Posted in SM・フェチ
「柚子がなかったから檸檬を浮かべたんだって」
「檸檬じゃ身体は温まらないな」
「でも良い香りだったって。喜んでいた」

奴が帰省していた時の話だ。
日本には風呂に柚子を浮かべる日があるのだと言ったら、奴の妹さんはそれを真似て檸檬を浮かべたそうだ。

楽しい話題だった。
檸檬を浮かべた入浴の状況を想像すれば真似てみたくもなった。きっとバスルームにはフレッシュな香りが広がり、それに浸した肌は瑞々しくなるのだろうと思えて。

我が家の冷蔵庫の中を覗けば、苺とグレープフルーツとラフランスとアボカドがあった。
オレはその4つを持って奴に訊いた。「どれか入れて湯船に入るか?」
奴は笑った。「アボカドはないよ!」

奴が選んだのはグレープフルーツだった。
最も無難な選択だったと思う。
それを2個、半分にカットして風呂に浮かべれば、それだけでバスルームは贅沢な雰囲気となった。

「柚子は健康的な雰囲気だったがグレープフルーツはゴージャスだな」
「実が大きいからな。それと色と匂いのせいもあるね」
「ああ、エロティックだ」
「あははは、きっとお前はそう言うと思ったよ」
「見透かしていたか。そもそも果物にはエロスなイメージがあって、それが無防備に湯船に浮かんで濡れているんだからな」

(この辺りのオレのエロティック感覚が通じなかったら申し訳ありません)

オレは奴に先に入るようにと促した。
奴は喜んで服を脱ぎ始めた。「良いの? じゃあ、お先に。髪を洗ってゆっくりと湯船に入ったら感想を伝えるね」と言いながら。

オレは食器洗いなどをしながら奴からお呼びが掛かるのを待った。
奴は丁寧に身体を洗うので入浴時間が長い。
もっとも近頃のオレは湯船にゆっくりと浸りながら小説や漫画を読むのが好きなので奴よりも入浴時間が長くなった。

(そろそろお風呂用漫画なくなるので、宜しければお勧めの青年誌系の漫画があったら教えて下さい。ジャンルは問いませんが、恋愛メインではなく既に完結しているものが良いです。シグルイは購入予定です。漫画歴が非常に浅いので有名なものでも知らない場合が多いです)

15分ぐらい経過して、奴から「R!」と名前を呼ばれた。
オレは少しニヤ付いてバスルームに入った。
グレープフルーツを浮かべた優雅なバスタブの中で、奴はどんな姿で寛いでいるのかと想像しながら。

「入るぞ」
「良いよ」
「どうだ? お、良い香りだな」

奴はバスタブの中で、4切れのグレープフルーツを全てお腹の上に置いてニコニコしていた。
色っぽいというよりも無邪気な光景だった。
それはオレの想像を遥かに超える可愛さで(笑)、オレは思わずバスタブを覗き込むようにバスタブの縁に両手を付いてしゃがみ込んだ。

「可愛い格好だな」
「エロティックじゃないの? こうしているとお腹がぽかぽかするようで気持ちが良いんだ」
「ほう。擦り付けたら肌に良いんじゃないか? 香りも移るし」
「やってみる?」

(グレープフルーツや檸檬などの柑橘系果物にはワックスや防腐剤が使われている事があるので、それを使っていないものを選んでお楽しみ下さい)

奴はお腹の上から1切れのグレープフルーツを取り、オレは横からそれを取り上げて奴の肩から腕に擦り付けた。

「ビタミンが肌に染み込んでいる感じ」

などと奴は言って気持ち良さそうにしたので、オレは首筋にも胸にも擦り付けて、その瑞々しい香りをもっと良く嗅ぐために顔を近付けた。

「ソープとは違う本物の香りだな」
「ふふ、何だか不思議な気分だ。柚子の時はこんな感じにはならなかったのに」
「どんな感じだ?」
「そうだな。楽しくてワクワクするような、綺麗に女装できそうな気持ち」

奴がそんな事を言うものだからオレも、「肌が感じているって感じか」などと言いながらグレープフルーツを塗り付けた胸から首筋を舐め上げた。

奴はバズタブに背を預けて喉を反らしながら目をつむった。
その姿はさっきの無邪気なものとは一変して、まるで昔に観た優雅な貴族生活を描いた欧州のソフトポルノに登場する人物のようだった(悲しかなバスルームの豪華さはまるで違っていたが)

「美味しい?」
「ああ、美味しくてすべすべしている」
「全身に塗り付けるつもり?」
「そうだ。次は足だ」

オレがそう言うと奴は湯の中から白い足を出して、バスタブの縁の上で左右に重ねた。
そもそも奴の足を舐めたりキスをするのが大好きなオレは、これからご馳走を味わう心地でその白い足にグレープフルーツを滑らせた。

まずは指先から足の甲に。そして、くすぐるぐらいのソフトなタッチで舌を這わせた。
奴は少し笑った。くすぐったかったからだろう。

だがその笑い声は低くて官能的だった。
オレは服が濡れるのも構わすに両手で奴の片足を持ち上げて、足の親指から膝の辺りまでツーっと舐め上げた。

奴の微かな笑い声は続いた。
それがハッキリとした笑い声でなかった理由は恐らく、くすぐったさと共に快楽を刺激される感覚が入り混じっていたからだった。

「もっと上も?」

オレが太ももにまで舌を辿り着かせてそれ以上の部分を舐めたくても湯に邪魔をされて舐められずにいた時、奴はそう言った。

オレは奴を見上げて「ああ、この上も」と言った。
すると奴は身体を起こしてバスタブの縁に座り、顕となった足の付け根にグレープフルーツを絞った。

果汁が滴ってとても良い香りがした。
それは瑞々しくて爽やかな匂いだった。なのにオレは淫靡な欲求に取り憑かれて奴のそこに顔を埋めた。

「お前は服を濡らす事に感じるフェチストだ」

行為中に奴はそう呟きを漏らした。
それは確かに当たっていて、しかしフェチストを自称しているくせにオレはそれまで自覚していなかった。

オレは嬉しかった。
自分が自覚するよりも先に奴にそれを暴かれて。

奴が帰国してから、そして今年に入ってから最初の、共に射精をした行為だった。

だがオレは迂闊だった。
その行為によって奴の軽かった筈の風邪は悪化して、オレもまた風邪をひいてしまったのだから……。

「身体の関節がちょっと痛い」
「オレは平気だよ」
「オレも熱はないんだが……喉と鼻も不調だ」
「オレからもらった風邪なのに、オレよりも重くなっちゃったね」

2人でダルい身体をベッドで休ませながら笑った。
幸いな事に、それから奴の風邪はすぐに治った。
オレにうつした事によって快癒したならオレはとても幸いだ。

今年もオレのご主人様は奴だけだ。
その魂を肉体をサド心を、心の底から慈しんで愛します。

どうぞ今年も、何かと至らぬ点があるかと思いますが、この下僕をよろしくお願い致します。

==========

という訳で、
ここでも奴様に新年のご挨拶をしておこう(笑)

もう正月ムードはすっかりとなくなったな。
百貨店やスーパーでは早くも節分が始まっている。

周囲の変化の早さは毎度のことだが、それに流されて焦らないように気をつけような。
毎日マイペースで過ごそうぜ。
先のことばかりに目を向けていると未来を作る『今』がおろそかになるからな。それで一日中考えこんで何も出来なかった……なんて日があったら勿体ないぜ。

本日の日曜日も楽しくお過ごし下さい。
皆さんにたくさんの幸運があるように応援しています。

では、今夜もあたたかくして幸せな夢を。
おやすみ。

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真夜中に猫との惚気け話
Fri.16.01.2015 Posted in 恋愛
木曜日の深夜に、ごきげんよう。

昨夜は久しぶりに奴が早く眠った。
このところは0時過ぎに眠っていたが、ようやく時差ボケも治ってきたのか(週末が近付いて心に余裕も出来たのか)、昨夜は22時に眠った。

だからオレも昨夜は久しぶりに自分の部屋で三毛子と眠った。
「三毛子、久しぶりだな」と、細くて小さくて軽い三毛子を抱っこして、布団を敷いたソファベッドに一緒に入った。

しかし照明を落とすと、三毛子はベッドの中でモゾモゾと動き出した。そのままベッドから出て行ってしまうのかと思ってオレは寂しくなった。

だがそうではなかった。
三毛子はオレの胸の上に座った。そしてキリっと背筋を伸ばして(猫背だが)、真下にいるオレを大きな目でじっと見下ろした。

……三毛子は可愛い顔をしているし、軽いのでほとんど重さを感じさせない。
だが何やら無言の圧力を感じて、オレは急に、何日間もガールフレンドを放置して何食わぬ顔で戻ってきた浮気男の気分になった(汗)
オレの恋人は奴であり、「今夜は奴と一緒に寝るからな」とちゃんと三毛子に言っていたのだが、それでも後ろめたい気分となって。

「三毛子、どうした?」

オレの胸の上で三毛子は不動で無表情だった。
そんな状態でじーっと見下されていると、『三毛子がオレを咎めているなんて有り得ない』とは思いつつも、無言の圧力に負けて自分が悪かったような気分にさせられた。決して浮気云々を認めた訳ではないんだが、勝気そうな相手の押しに弱いのはマゾのサガだな(汗)

「すまない、寂しかったな」

オレはそう言って三毛子の頭を撫でた。
それでも三毛子はウンともスンとも言わなかったので(猫だしな)、少々強引に抱き寄せて猫ちゅーをした(猫ちゅー=鼻と鼻をくっつける猫の挨拶)

三毛子はもともと猫ちゅーの好きな猫の為か、三毛子からもオレに猫ちゅーをしてくれて(またガジガジと鼻と眉毛をかじられたが)、後は仲良く眠りに就いた。良かった良かった。←浮気を許してもらえた気分

今朝、その出来事を奴に話した。

「三毛子は拗ねていたんだよ!」

と奴は言ったが、本当にそうなのだろうか?(汗)

猫は人間の心を良く察する動物である事は判っているのだが、人間に対してそこまで複雑な感情を持つものなのだろうか?
だが猫の嫉妬深さは有名だしな。それなら拗ねる事があっても不思議ではないか。しかし、オレは今まで何匹もの猫と暮らしてきたが、こんなにも密度の濃いコミュニケーションを交わせた猫はいなかった。

「そうか。じゃあ機嫌を直してくれるように玩具をプレゼントするか」
「良いね。お前のそういうマメなところって好きだよ」
「金曜日に付き合ってくれ。貴方の方が猫の気に入るものを選んでくれるから」
「判った。あ、でもマメになるのは猫にだけだよ。人間にはダメだからね」

『当たり前だ』とオレは答えようとしたが、過去に前科があるので素直に「判りました」と言って頭を下げた(過去にブログに書いたが、かつてのオレは外で良い格好がしたくて多くの人に対してもマメで奴を度々怒らせていた)

猫とは浮気しても良いそうだ。
奴も猫とは浮気するそうなので。

だが一緒に寝たり鼻をかじられたりする猫は三毛子だけにしておこう。
また暗闇の中でじっと見下されては堪らんからな。
真夜中に無表情な猫のデカ目にじっと見詰められるのは、可愛さ余ってちょっと怖かった(笑) あと、何だか申し訳なくなるから。

==========

という訳で、
今夜は仕事が終わったら奴と猫の玩具買いデートだ。
このところは自宅で過ごしてばかりだったので、久々に外で飲む開放感に酔い痴れてこよう。

皆さんも楽しい金曜日の夜をお過ごしください。
遅くまで飲まれる方は、冷え込みによる風邪にはご注意ください。

では、今夜も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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朝日が登るまで貴方の幸せを祈ろう
Thu.15.01.2015 Posted in 恋愛
奴の髪からはいつもとは違う洗髪料の香りがした。
遠い国からようやく帰って来てくれたのだという実感が沸き、懐かしさと喜びを感じずにはいられなかった。

駐車場に停めた車に奴を乗せる為にオレは助手席のドアを開いた。
その時、もう一度「おかえり」と言って奴にキスをした。

助手席には奴の好きな花束を置いていた。
奴は車に乗り込むと花束を抱き締めて微笑んだ。「綺麗だ、ありがとう!」と言って。
オレは奴に笑顔で喜んでもらえたのが嬉しくて、「どういたしまして」と答える代わりにもう一度キスをした。

奴を家まで送ったらオレは会社に戻らなくてはならなかった。
奴と共にオレも帰宅しようかと本気で考えたが、それはダメだと奴は言った。
「つれない事を言うんだな」とオレが冗談で言ったら(本当は賛成してもらえなくて少し拗ねた)、奴はオレの左腕に顔を擦り付けて「待っているから早く帰って来て」と言った。

会社に着いても仕事は一向に捗らなかった。
オレは仕事を放棄して、どうやって早く帰宅する為にスケジュールを誤魔化そうかと思案に暮れた。

予定よりも2時間も早く会社を出ることに成功した。
自宅に帰る前に奴の好きな焼き菓子とワインを買った。既にワインもシャンパンもお菓子も料理も準備していたが、それでも手ぶらで帰れるほどオレの嬉しさは半端なものではなかった。

「ただいま」

オレは大きな喜びと多少の不安を抱えて玄関のドアを開いた。

「おかえり!」

奴はすぐに玄関に来てくれた。
『2時間早く帰る』とオレがLINEを送ったせいで急いでシャワーを浴びたのか、湿った髪をして、タオル地のバスローブを着て、オレを抱き締めて「待っていたよ」と言った。

まずはシャンパンで乾杯しようと思っていた。
だが奴に力強く抱擁されたらもう身体を離すのが嫌になって、そのままキスをしながら寝室へと向かった。

オレは一気に欲情した。
だが奴は疲労の為か身体を反応させてはいなかった。
だからオレは「疲れているのに焦ってすまない」と言って中断しようとした。だが奴は「続けて欲しい」と言ってオレのネクタイを外した。

「本当に良いのか? 疲れているんじゃないか?」
「欲しいんだ、お前が好きだ。今すぐに欲しい」
「辛くなったら言うんだぞ」

オレは戸惑いを残したままインサートした。
奴はとても声を上げた。
それは確かに苦痛の声ではなく快楽の声だったが、相変わらず奴の身体はエレクトせずに、ただ濡らすのみだった。

疲労ではなく精神的なものが原因してそうなっているように思えた。
オレは何度か奴の様子を伺って中断しようかと囁いたが、その度に奴は大きく首を横に振って嫌がった。オレの首や腕を掻き毟るように腕を回して、続けて欲しいと言って。

奴のそんな姿が狂うほど可愛かった。
そしてそんなやり取りを経て、オレは何となく奴がどんな気持ちでいるのかを察した。
だから奴の気の済むまで(オレが執拗に攻め続けた末に射精するまで)続ける事にした。想いの滾りを露わにして激しく。だが言葉はずっと優しいまま、愛していると何度も囁いて。

暖房が少し効きすぎていたせいもあって互いに汗まみれになった。
奴の髪はボサボサで、眉間にはシワが寄って、頬は紅潮して、腹部はベタベタで、射精はしなくても何度もイったような姿をしていた。

奴は自分の腕で目元を覆っていた。
オレは奴が最中に涙を流していた事に気付いていたが気付かぬふりをしていたので、事後もそれは汗であることにした。

「疲れただろう? すごい汗だ」
「目に汗が入ってしみる」
「お湯に浸したタオルを持ってくる」
「早く戻って来て」
「ああ」

オレは蒸しタオルの他に冷たい炭酸水も持って寝室に戻った。
奴は白い身体を伸ばしてボンヤリとしていたが、オレが身体を拭い始めると腕を持ち上げてオレの頭を撫でた。

「気持ち良いか?」
「うん。さっきも気持ち良かったよ」
「そうか? エレクトしなくても?」
「うん。中が気持ち良かった。激しく突かれている時に中でイっていた(ドライオーガズムの事)」
「それなら良かった。そうかとは思っていたが……そういうことを何も言ってくれなかったから心配していた」

オレは本当に不安だったから情けない顔をしてそんな事を言ってしまったのかもしれない。急に奴は微笑んでオレを抱き締めてこう言った。「何も言わないで夢中で感じていたかったんだ。ごめんね」

1ミリもの息を漏らさないぐらい相手(快楽)を感じていたい時はある。
実はその晩のオレも同じだった。
途中からはほとんど容赦なく夢中で奴を抱いていた。「本当に苦しくはないか? 貴方も感じているか?」と訊いたりもせずに。奴に何か言われて中断させられるのが嫌だったから。

「向こうに居る時にお前に会いたかった」
「ごめんな。次は必ず一緒に行く」
「約束してくれる?」
「喜んで」
「ありがとう。本当に嬉しい……」
「大丈夫だぞ」

冷えた炭酸水を飲んで落ち着いたつもりだったが、その後また奴は涙を零した。
幼い頃から抱えてきた不安と、祖母さんの身体を案じる不安。帰省中はその2つと面と向き合って、たとえ幾つかの楽しい出来事があっても安堵できなかったのだと思う。

オレは心から誓った。
もう二度と、奴を一人きりにしてそんな思いをさせやしないと。
次に奴が帰省するのはとても悲しい事が起きてしまった時かもしれないから(そうならないように2人で祈っているが)、奴が泣き崩れてしまっても支えていられるように必ず傍に居ると決心した。

ベッドで再会の一時を過ごした後、オレ達は寝室のドアを開けてリビングに移ろうとした。
その時、猫様が駆け寄って来た。
猫様は奴が出てくるのをずっと待っていたようだ。
オレは思わず謝った。奴を独り占めにしてすまない、と。

「それにしても良くこんなに早く帰れたね?」
「色々と嘘を言ってな。それより、ずっと起きていたのか? 眠いだろう?」
「少し眠るつもりだったけどシャワーを浴びたら目が覚めちゃった。猫も遊んで欲しがっていたし」

そういえば奴の髪がいつもの香りに戻っていたことに気付いた。
もしかすると奴は帰国するなりまた慌ただしく帰省の話しをするのではないかと心配だったが、少なくても今はそれはないようで安心した。

改めてシャンパンで乾杯した。
用意していたブランデースプリッツァー(フルーツを漬けたブランデー)のビンも開けて、シャンパンを飲んだ後にその中の苺を奴の口に運んだ。

「美味しい! そうだ、花束はそこに飾ったよ」
「猫のミトンを見せてくれ。楽しみにしていたんだぞ」
「あはは! 良いよ、待ってね」

奴の猫のパペット劇場が始まった。
たまにオレの鼻先や頬を突きながら帰省中の思い出を語り始めた。
悲しい出来事もあったが、中には思いがけない嬉しい出来事もあって、奴はそれに少し涙ぐみながら喜びを語った。

「それだけでも帰ってみて良かったな」

オレはそう言って奴の肩を抱いた。
奴は笑顔で「そうだね」と答えた。「それでおばあちゃんにいっぱいお年玉を貰ったんだよ!」などとも言って。

(なかなか大きなお年玉で、もう人にあげるばかりとなったオレは羨ましくなった笑)

「そうだ、貯金箱を買っておいたぞ」
「ありがとう。一緒に貯めて結婚資金にしようね」
「結婚資金のだったのか?」
「違うの?」
「今年の旅行の小遣い用かと思っていた」
「新婚旅行のだよ」
「そうだったのか。じゃあもっと大きいのを買えば良かったな」

その後は奴の気持ちもすっかりと落ち着いて、通常のオレ達の会話になった。

2人で一枚の500円玉を持って貯金箱に初投入したり、今更だが「あけましておめでとう!」と言って今年もよろしくのキスをしたり、オレが試作を重ねて作り上げたホット・ココアスキーを淹れたりして(週末にレシピを公開します)、奴が自然に眠りに就いた朝方まで再会を楽しんだ。

その晩は、オレはずっと奴に触れていた。
撫でたり抱いたりしていないとまた奴が悲しそうな顔をしそうで、そうせずにはいられなかった。

奴が帰って来て今日でもう一週間となる。
だが奴はまだ不安定な気持ちを引きずっている部分があって、あれから少し夜更かしになった。

オレと気ままにゴロゴロしながら映画を観たり音楽を聴いていると落ち着くそうだ。
先日は珍しく2人でテレビドラマを観た。そんな事は今まで一度もなかったので(互いにテレビを観ないので)、新鮮といえば新鮮だった。

「今度、レンタルビデオに行きたい」
「良いぞ。もう会員の有効期限が切れているから入り直す」
「ありがとう。何作か観たい映画があるんだ」
「一緒に観よう」
「映画鑑賞用のワインが欲しいね」

それでもそんな風に穏やかに過ごしてきたので、日に日に奴の気持ちは安定して来ている。
まだ完全に元に戻るには少し時間が掛かるかもしれないが、オレは一生奴の傍にいると決めたのだから、焦らずに悠長に、今は今の奴のペースに付き合いたいと思う。

おまけに奴は体調を崩してしまった。
もうほとんど治ったが、奴にしては非常に珍しいぐらい熱を出した。

だからこの数日はブログを休んでいた。
もっともオレが奴とゆっくりと過ごしたかったからという理由もあるが。

しかし前にも書いたが、オレは書かなくなるとまったく書けなくなる。
だからブログを書く習慣がなくならない程度に、今日からは短信であっても出来るだけ毎日更新しようと思います。本当に短かな短信の日があってもお許し下さい。

そんな訳で、今後もお付き合い頂けたら嬉しいです。
今日も長くなったが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

おやすみ。
皆さんが楽しい夢を見られますように。そして明日もたくさんの幸運に恵まれますように。

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仲良く連休を過ごしています
Mon.12.01.2015 Posted in 恋愛
数日ぶりに、ごきげんよう。

奴が帰国した日からブログを放置して申し訳ない。
ツイッターも見ていて下さる方なら既にご存知かと思うが、奴が体調を崩してしまった。時差と風邪と心労が合わさった為かちょっと辛そうだ。

熱はない。
だが喉の痛みがあって、かなり身体がダルいようだ。動こうと思えば動けるが、心因的なものもあって動きたくなくてゴロゴロしていたい感じだ。

そんな奴に付きっきりだったオレも風邪をもらってしまった(汗)
奴と同じで熱はない。
だが長く寝不足が続いていたので、風邪薬(強力な喉の薬)が引き金になって眠たくて眠たくて仕方がない日々を送っている。

「……7時。まだ眠い。一日中寝ていたい」
「猫達にご飯をあげないと」
「オレがあげてくる」
「お願い。あげたらまたここ(寝室)に戻ってきて」
「おう」

(猫達にご飯をあげて戻る。奴はスースー眠っているのでオレも1時間ぐらい眠る)

「8時。まだ眠いが……そういや今日は映画だったよな?」
「うん」
「他の日にするか?」
「ううん、今日行く」
「具合は大丈夫か? 起きられるか?」
「平気。お前が着替えさせて、おんぶして連れて行って」
「良し良し。なんでもしてやるぞ」

それからまた一時間ぐらい眠ってオレ達はようやく起きた。
9時を軽く過ぎていた。
奴がそんな時間までダラダラと寝ているのは初めてだった。オレが奴の腕を持ち上げても、まるでクタクタになった猫のように手をぷらぷらさせていた。

もっとも奴が帰国した日は、夜通し泣いたり笑ったり咳き込んだり悶えたりと大変だったので無理はない。

オレも奴に無理をさせないつもりでいたが、あの日は互いにとても感情が敏感になっていた。事が終わって落ち着いてみれば、互いの声は荒れてガサガサになっていた。

奴があんなにも頑なに「眠りたくない」と言ったのも初めてだった。
祖国に帰って、とても深い心の部分に触れられたのだろう。
誰しも怒りや哀しみが原動となって滅茶苦茶になりたい気分になる時があるが、あの晩の奴はそれだった。

その話は後日にしよう。
明日からまたブログを再開して。

(この数日でまた書き切れない内容が増えた。明日からまた習慣化させよう)

==========

そんな訳で、
オレの連休は今日で終わりだった。3日連休の方々よりも一足先に明日から仕事だ。

だがこの2日間は、奴と心行くまで怠惰に眠り、話に明け暮れ、まるで現実から切り離した時間の中で過ごせたようで楽しかった。
欲を言えば明日もそんな風に過ごしたかったが、現実に帰る日があるからこそ、そんな夢のような日に喜びを感じられるのだから贅沢は言うまい。

明日はオフィスで奴を想おう。
もっとも明日は夕方で帰れる。奴のお気に入りのイタリアン料理をテイクアウトして、夜はまたのんびりと食事をしながらテレビを観るつもりだ。勿論、楽しい気分になれるようにワインも開けて。

明日には奴の体調がすっかりと治りますように。
そして皆さんも楽しく過ごせますように。

かなり風邪とインフルエンザが流行っているので体調には気を付けて下さい。
外から帰ったら、うがいと手洗いを。大切な人の為にもお忘れなく。

おやすみ。
今宵もあたたかな夢を見ような。

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おかえり
Fri.09.01.2015 Posted in 恋愛
こんな深夜に、ごきげんよう。

ついさっきまで奴と話をしていた。
オレもそろそろ眠らないといけないので細かな事は明日に書くが、

「おかえり」
と、奴に言えた瞬間が物凄く嬉しかった。
「ただいま」
と、満面の笑みで答えてくれた奴が果てしなく愛しくて、その場で力強く抱擁せずにはいられなかった。

やはりオレは奴のことが大好きなのだ。
奴はオレもネコ科の人間だと言っているが、奴の姿を見付けた時のオレは犬のように尻尾をブンブンと振り回している心地だった。

再会した時の嬉しさがまだ胸の中で疼いている。
2日続けて眠れなくて寝不足なのに今夜もまた眠れない。
どうしてくれる(笑)

今夜はオレの部屋で三毛子は一人で眠っている。
今夜だけはすまない。
朝までずっと奴の傍に居たい。
10日も離れていたのだから、今日からその埋め合わせをしないと気が済まない。

という訳で、
今夜は短信にて失礼します。

奴のことを案じて下さった皆様に感謝します。
ご親切な皆様に幸せな明日が約束されますように。
オレの愛する人に親身な思いを寄せてくださって、心からありがとうございます。

おやすみ。
奴とぬくもりながら最高に良い夢を見るぜ。

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猫のパペット劇場は間もなく公開
Thu.08.01.2015 Posted in 恋愛
奴はモニターの向こうで大きなトランクを開け、そこから様々なものを取り出してオレに見せた。

ハンドメイドの猫のミトンをパペットのように手に嵌めて「みゃーお」と鳴き、洒落た色合いのマフラーを首にクルリと巻き、砂時計を逆さにしてコバルトブルーの砂をサラサラと落とし、大切な写真を嵌め込んだフレームを指差し……そうやって帰省中に得たもの達を次々と見せてくれた。

オレはそれを映画でも観るように眺めた。
奴に声を掛けられるまで何も言わずに、ただ自ずと口元を綻ばせながら。

「ステキなものばかりでしょ?」
「ああ、他にはないのか?」
「あるけどキリがないよ。たくさん貰ったから」
「服は?」
「2枚。見たい?」
「見たい。あればデンマーク産の下着も」
「あはは! お前が日本産の下着姿でダンスしてくれたら」

飛行機に乗るまであと数時間前。
奴はいつもよりも元気だった。

「嬉しそうだな?」とオレが言ったら、「やっとお前に会えるから」と奴は答えた。
オレも嬉しくなった。だがその半面、少々心配になった。祖母さんを案じる気持ちを隠しているように思えて。オレを心配させまいとして。

オレは奴を励ますような言葉を掛けたくなった。
だが止めておいた。何かを言っても(奴がせっかく落ち着かせたのかもしれない)不安を掻き立てるだけとなったから。

「着いたらすぐにLINEする」
「気を付けて帰ってくるんだぞ」
「うん」
「帰りを待っている」
「待っていて。すぐだから……」

チャットを閉ざす前に「愛しているぞ」とオレは囁いた。
自然と出てしまった言葉だ。
急に奴が心細そうな顔をしたからだ。
祖母さんの傍から離れて奴は飛行機の中で一人きりになるのがとても可哀想に思えて、せめて心はいつも貴方の傍にいると伝えたかった。

それで画面は切れてしまったが、叶うならその瞬間、奴を抱き締めたかった。

だが、本当にあと少しだ。
奴が帰って来たらオレの手料理をふるまって(決して美味いとは言えない料理だが食後のココアでフォローする)、奴の話をたくさん聞こう。

奴が話してくれる限りに。何時間でも。
今度はモニター越しではなくオレの目の前で、猫のミトンでパペットを遊びをして欲しい。

==========

今夜は多忙でブログを書いている時間はなかった筈だが、昼間から数行ずつ書き溜めてどうにか更新できた。

嬉しいからな。
あと数時間で奴が帰ってくるのだと思えば、この気持ちを何かに表さずにはいられなくなった。

迎えに行く時間を捻出する為に詐欺まがいなスケジュールを立てたり、部屋中の掃除をしたり、自宅ディナーの準備をしたりと、昨日と今日はかなり忙しかったが、そこまでしなくては気が済まないほど奴の帰宅が嬉しい。

今夜はココアを飲んでいないが、今夜も眠れなさそうだ。

奴が出立する前にはほとんど平気で、行ってしまってから急に寂しくなって、今は眠れない。
かつてのような激しい恋愛感情はないはずだが、それでも奴が傍にいないと退屈で不安で仕方がないのは不思議だな。

オレ達はもう互いに、歯止めのない情欲を掻き立てる存在ではなくなったが、それ以上に大切で、生涯この人のことだけは絶対に何よりも大切にすると思える存在になってしまったのだから本当に不思議だ。

さて、そろそろ寝よう。
実はさっき、友人から怖い話のメールを受け取ってしまったが、三毛子を抱っこしていば平気だ。本当は奴になぐさめて欲しいが(笑)

皆さんも悪夢に負けない楽しい夢を。
明日も幸運であるように祈っています。

おやすみ。

●追記
・今夜は七草粥を作って一人で食べた。写真のリサイズをする時間がなかったので後日お披露目します。今年こそ週に3回の自炊を目指すぞ。
・奴の不在で体重が2kgも減った(汗)
・奴の不在中に色々なことがあったがブログにはほぼ奴の事しか書けなかった。ボストン君との新年会の事は後日に(彼のファンの方がいるようなので笑)
・毎度のことながら、ご返信が出来なくて本当に申し訳ありません。頂いたコメントはその日の内に読んでいます。そしてお一人お一人に深く感謝しております。ありがとうございます。

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「ただいま」が聞きたい
Wed.07.01.2015 Posted in 恋愛
ココアとはどんな味だったか、ココアを飲み過ぎて判らなくなった(汗)

しかし、とある三種類をブレンドしたらとても美味しいココアが出来上がった。
恐らくもっと美味しく淹れる方法はあるのだろうが、もう時間がないので今回はこれで完成とした。

帰宅してから黙々とココアを淹れた。
長い道のりだった。
途中、変態の友人から、「サランラップ拘束プレイをしていたんだけど、顔にラップを掛けたらまったく息が出来なくなって焦った!」等というメールまで受け取った(危険なので顔にラップを置くのは絶対に禁止!)

一段落して、オレはココアの匂いが残るキッチンでホットサンドを作った。バターを塗った食パンにゴルゴンゾーラチーズとピザ用のモッツァレラチーズを挟んで焼いたサンドイッチだ。

ゴルゴンゾーラ(イタリアのブルーチーズ)は奴が買って来てくれたものだ。
帰省する前に、奴はオレが暫く一人で過ごすのを心配して色々と買い込んで来た。ちゃんと栄養のあるものを食べるようにと言って。リキュール漬けのチェリーの入ったチョコレートも。

オレはゴルゴンゾーラが大好きなので、いつもならサンドイッチやパスタに使ったり、酒のつまみにしてすぐに食べてしまう。だが今回は少しずつ食べたので、9日目の今夜になってようやくなくなった。

ホットサンドの最後の一口を食べて、「ご馳走様、美味かったぞ」と奴に言った。
あと少しで、直接その言葉を奴に伝えられるのを嬉しく思いながら。

奴はオレに「帰って来た日の夜に食べたい」と言ったので、その料理の材料を整えた。
奴はオレに「また一緒に貯金箱をいっぱいにしよう」と言ったので、たくさんのコインが貯められる大きな貯金箱を買った。

これでいつ奴が帰って来ても大丈夫だ。今すぐに帰って来ても。

今夜は早く眠るつもりだったが、ココアのカフェインが効いてしまったのか眠気がない(笑)

皆さんは今ごろ良い夢を見ているか?
仕事始めの多忙が終わるのはまだ先だろうが、今は心安らかに休まれていますように。

さて、2時を過ぎたのでオレも休もう。
猫様も三毛子も寂しがりなので、たっぷりと撫でてから寝よう。「早くキレイなお兄さん(奴のこと笑)が帰って来たら良いな」と話しかけながら。

では、今宵も幸せな夢を。
おやすみ。

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貴方へのホット・ココアスキー
Tue.06.01.2015 Posted in 恋愛
今日は仕事始めだったが、皆さんもお疲れ様でした。

オレは朝から晩まで尽きない仕事を黙々とこなして、帰宅した時にはスーツのままソファにダイブした。一日中デスクに縛り付けられていた身体を思いっ切り伸ばして。

猫様がクルルと鳴いてオレの手に顔を擦り付けて来たのでオヤツをあげた。
そして自分の部屋に行って三毛子にもオヤツをやり、自分も口寂しくなったのでココアを淹れた。

オレにココアを飲む習慣はなかった。
だが、奴が帰省してから「ココアを淹れてもらって飲んだ」という台詞を度々言うようになり、オレはそれに感化された。

砂糖もミルクも入れないココアだ。
チョコレートに似たコクのある香りは、それだだけで程よい甘みを感じさせる。

疲れに効く飲み物であると思った。
奴もこれを飲んでいると思えば奴の温もりが感じられるようで寒さにも効いた。

「ココアって美味いもんだな」
「お前も飲むようになったね」
「貴方が帰って来たら淹れてやるぞ。横浜で買ったマグカップがあるしな」
「楽しみにしている。お前の淹れたココアは美味そうだ」

今日のチャットでは「まあな」なんて答えたが、オレはちゃんとしたココアを一度も淹れたことがない。いつも大さじ山盛り一杯のココア(森永の純ココア)に適当な量のお湯を注ぐだけだ。

しかし先日のボストン君との新年会の時、飲んだ後に入った喫茶店でもオレはココアを頼んだのだが、その時にボストン君は「アメリカで一緒に仕事をした人がココアにウイスキーを入れていた」と言った。オレはそれを聞いてそのココアがとても美味しそうに思えたので、あまり甘党ではない奴に作るココアの参考にしようと考えている。

あと、ネットでも美味しい淹れ方を調べた。
奴が帰って来るまであと僅か。その前にオレは完璧なココアを淹れて試し飲みをしなくてならない。

明日はココアの材料を買ってくる。
だから今夜はゆっくりと眠ろう。
今夜のように眠くては美味しい試作品は淹れられないから。

今宵は皆さんもゆっくりとお休み下さい。
今週を頑張れば三連休が待っているので、それを励みに(笑)

おやすみ。
良い夢を。

追記。
極上ココアが成功したらレシピをお披露目したいです。

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貴方がいないから
Mon.05.01.2015 Posted in 恋愛
「その日は迎えに行くからな」
「仕事中でしょ?」
「その日なら抜け出せる」
「うーん……判った! 迎えに来て。早く会いたい」
「良し」

奴の帰国日時が具体的に決まった。
今日で奴が帰省してから7日目だが、オレには物凄く長い時間だった。

『もしかして奴が予定通りに帰れない状況になるかもしれない』という不安があったからだ。
奴が帰国のチケットをモニター越しに見せてくれた時にはホッとしたものだが、奴の気持ちを思えば、オレは手放しに喜ぶことはできなかった。

奴は、本当は出来ることならもう少しだけでも祖母さんの傍に居たいのだから。
今は祖母さんの体調が安定しているが、この冬の厳しい寒さの中、また急変する可能性はないとは言い切れないのだから。

オレは、『良かった、早く帰って来い』と言う事も出来ず、さりとて『不安がなくなるまでずっとそこに居て良いんだ』とも言えず、不自然にならないように話題を変えた。「今日はまたスケートで遊んだか?」と、さり気なく。

「朝から遊んだよ。それから3匹の猫に囲まれながら焼きたてのチェリーパイを食べて温かいミルクを飲んだ」
「幸せだったな」
「あはは。うん、本当に。お前は?」
「オレは凄い事をしたぞ」
「どんな事?」
「一人でジェットコースターに乗ってお化け屋敷に入った」
「ええ?!」

オレは今日の出来事を話した。
横浜に住むお客さんの自宅に新年の挨拶に行ったが、せっかく横浜まで来たのでそれだけで帰るのが勿体無くて、人生初めての『一人遊園地』をした事を。

2015_0105_7.jpg
■今まで眺めるだけだったコスモワールドの観覧車に乗ってきた。高所恐怖症の気があるので怖かったが、景色の美しさに途中で怖さを忘れた。今度は夜に乗ってみたい。

奴は「オレが帰るまで待っていてよ」などと言ったが、実はオレは一番乗りたいアトラクションには乗らないでおいた。そして、遊園地の夜景を見ながら食事ができるホテルでは一番入りたかったレストランには入らないでおいた。

それぞれの一番をわざと欠いて、それは奴と一緒の時に楽しむと始めから決めていた。

それを奴に話したら、奴は納得した。「お前らしいね」と。
恐らく伝わったのだろう。遊園地で遊んでいる時も、ラウンジで食事をしている時も、ずっとオレは奴の事を考えていたのを。

「でもジェットコースターは怖くなかった?」
「怖かったぞ。かなりの速度で疾走したしな。だがこのジェットコースターには面白い秘密があって……いや、それはまだ内緒にしておく」
「ふふ、秘密を知りたかったから一緒に遊園地に来なさいって?」
「その通り」
「判った、お前とデートするって約束するよ。お化け屋敷は? 怖がりのお前が良く一人で入れたね!」
「決死の覚悟だった。正月休み最後の日で、明日からの仕事に備えてテンションを上げたくてな」
「オムツをした?」
「するか! 怖さのレベルが三段階あってオレは一番怖いレベルを選んだ。自分の足で歩いて進むタイプじゃなくてライドに乗って勝手に進むタイプだったから、ほとんど目をつむっていたら意外と平気だった」
「勿体無い!」
「怖かったんだから仕方がないだろ! 急に顔に風を吹き付けられて心臓が止まりかけたしな」

奴は呆れながらも笑っていた。
「デートの時は目をつむらせないからね!」と言って。

オレは笑いながらも、実は冷静に奴の顔を見詰めていた。
この一時だけでも奴が不安から解放されていれば良いな、と思いながら。

2015_0105_6.jpg
■噂通りに夜が美しい遊園地だった。次回は奴と来て、祖母さんに送る写真を撮りたい。

今夜は昨夜よりも長く奴と話せた。
奴の不安が晴れない限りオレの不安も晴れないのだが、それでもモニター越しにワインを飲みながらゆっくりと話が出来て楽しかった。

改めて思うが(もう何度もだが)、奴の祖母さんがずっとお元気なら良いのにな。
いつまでも今までと変りなく、奴は楽しそうに祖母さんにプレゼントやメールを送ったりして、オレはちょっと照れながら奴との2ショット写真を送ったり奴との将来を約束したりして。

それは現実的ではない希望だが、それでも願わずにはいられない。
もっともオレは現実的に、奴がどんなにショックを受けてもずっと支え続けると決心しているのだがな。

2015_0105_5.jpg
■ホテルのラウンジでアフタヌーンティーセットを頂いた。スコーンもサンドイッチもデザートも美味しかったが、やはり一人で食べるには贅沢すぎるボリュームだった(汗) 今日は気分的に無茶ばかりをした。楽しかったが。

==========

という訳で、
正月最後の休日に人生初の一人遊園地を体験することになるとはオレも思わなかった(お客さんと別れた後に思い付きでやったので)

しかし、なかなか楽しかった。
これなら一人インパ(ディズニーランドかディズニーシーで遊ぶ)も十分に出来そうだ。一人でアトラクションに並んだり乗ったりするのはちょっと照れくさくて、出来れば今後はずっと奴に付いて来て貰いたいが。

皆さんも今日は心残りなく楽しく過ごされたか?

明日から仕事が始まる方は多いかと思うが、今年一年の仕事運が好調であるように応援しています。また、金運も恋愛運も健康運も人間関係も、全てが順調でありますように。

暫くは多忙になるかと思うが、どうぞ体調に気を付けて元気に日々をお過ごし下さい。
皆様のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

では、今夜も心ゆくまで楽しい夢を。
おやすみ。

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キャンドルの灯りを消した時に
Sat.03.01.2015 Posted in 恋愛
正月只中の深夜に、ごきげんよう。

昨夜は夢を見たか?
オレは平凡な夢を見た。
オレも奴も普段着でキッチンに立っていた。
キッチンには日が差して明るくて、不安な様子はなく穏やかだった。

三毛子に朝ごはんを催促されて目が覚めた。
その時までは他の事(会話の内容や、何を作っていたか)も覚えていたが、二度寝したら忘れてしまった。

だが、オレは2度目の眠りに落ちる時にこう思った。
良かった、良い夢を見た。
だから今年はきっと悪くない日々を送れるはずだ。

その証なのか、今日は数日ぶりに奴とチャットで話をする事ができた。
奴の低くて静かな声がとても懐かしくて、オレは耳元がくすぐったくなって何を話したら良いのか判らなくなった。

「猫は元気だぞ」と、結局はそんな当り障りのない事を言った。
けれども奴は嬉しそうに笑って、「こっちにはF(猫様の事)にそっくりな猫が三匹もいるんだよ!」と言った。

奴が不安に駆られていないか心配だったが、奴は向こうでの出来事をたくさん話してくれた。
祖国の美味しい料理のレシピを手に入れた事も、兄弟の小さな娘さんとスケートして遊んだ事も、オレと2人で選んだ土産はどれも大好評だった事も、祖母さんがニットのストールを抱き締めて涙ながらもオレとの関係を祝福してくれた事も。

「オレも、祖母の涙脆いのがうつったみたい……」

奴はそう言って暫く俯いて泣いた。
傍にれば抱き寄せて背中を撫でられたものを、それが出来なくてオレはずっと奴に語り掛けた。祖母さんのあたたかな気持ちが嬉しいな。来年はオレも必ずそこに行って貴方との事を祖母さんに誓う。──そうした事を繰り返し囁いた。

「ごめん。あまり話せないのに、時間が勿体無いね」
「気にするな。目が真っ赤だ」
「あはは、恥ずかしいな。あんまり見ないで。そうだ、今回は予定通りに帰るよ。今の治療が良いみたいで、あれから安定しているようだから」
「そうか、取り敢えず安心だな」

奴は笑顔で頷いた。
その安定した状況がずっと続けば良いと、オレは愛しい人の顔を見ながら祈らずにはいられなかった。

心の支えを失くすのはどんな気持ちなのだろう?
オレはまだ判らない。
そこまで大切な人を失った事がないから。

だが大切な人が悲しんでいる姿を見るのは辛い。
力ない姿で寂しく泣かれたら、胸が痛んで堪えられない。

奴がそんな立場となった時には、奴の気持ちが判るまで奴の言葉に耳を傾けたい。
大きなものを失った穴は生涯そのままなのかもしれないが、オレもまた生涯奴の傍にいると決めたのだから。奴の胸に空いた穴と上手く同居してみせよう。

「そろそろ行かないと。また明日も話そう」
「明日も大丈夫なのか?」
「うん、また短い時間ならパソコンを借りられる」
「良かった。都合の良い時間にメールをくれ。その時間は必ず空けておく」
「ありがとう。愛してるよ」
「オレも愛してる」
「うん……」

奴はまだ何か言いたそうに唇を動かしたように思えた。
だが時間が限界だったらしくモニターの映像はプツリと切れた。

目の前が暗闇になったように感じてオレは目を閉じた。
奴は本当はもっと不安な気持ちをオレに言いたかったのではないか? などと考えながら。

その時、不意に思い出した。
キャンドルに火を灯して相手の顔を照らし、急に火を吹き消す。
そうして暗闇になった時、相手の顔のどこが一番鮮明に頭に浮かぶか。……かつて奴とそんな遊びをしたのを。

オレは「唇」と答えた。
奴は「目」と答えた。

心理テストではないので、どこを選ぶとどんな意味があるのかは判らない。
ただ今回もオレは奴の『唇』を思い出していた。
暗くなったモニターの向こうで、奴が本当はオレに話したかった事を呟いたような気がして。

明日もまた話したい。
どんな事でも聞きたい。
一人きりで過ごすのは不安を掻き立てるものだから言葉で埋めたい。
かつて貴方はオレに、不安な時にはそうするようにと教えてくれたのだから。

==========

という訳で、
今日は初詣で奴の事をしっかりと願ってきた。

奴が「オレの分のおみくじも引いてきて!」と言っていたので引いてきたが、結果は……なかなか良いはないか! といったところだった。

早くも正月は3日目を迎える。
皆さんも楽しく過ごされているか?
まだまだ休みは続くので(今日から仕事始めの方は本当にお疲れ様です汗)、残りの休日も快適に愉快に温かくお過ごし下さい。

では、明日も猫達と共に皆さんの幸運を祈っています。
今宵も良い夢を見られますように。

おやすみ。

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初夢の中で貴方に
Fri.02.01.2015 Posted in 恋愛
元旦の早朝。
今年もオレは初日の出の写真を撮るために見晴らしの良い所へと出向いた。

昨夜は友人や奴とチャットをしていた為に2時間も眠っていなかったが、早朝の空気は眠気を払ってくれた。例年よりも遥かに冷え込んでいた為に。

何人かが集まっていた。
犬を連れている人、友人グループ、カップル、三脚にカメラを立てている人。
しかし、その内の数人は寒さに耐えかねてコンビニに逃げ込んだ。あと、日が昇る位置にいやらしく浮かぶ雲の層があって初日の出は見えないだろうと諦めて帰る人もいた。

確かに太陽が登った瞬間を拝むことは出来なかった。
だが徐々に雲の層は散って、間もなくまぶしい陽光が放射状に広がった。

途端に身体が温かくなった。
太陽は偉大だと改めて思わされながら、今年も無事に自然の恩恵を全身に浴びられた事に感謝した。

そして……奴の事を思い出していた。
遠くへ行ってしまった途端にオレを無気力にしてくれた奴は(帰って来たらオレを陽気にしてくれるのだろう)、オレにとって恩恵と呼べる存在であると。

2015_0102_2.jpg
■今年の元旦も晴々しい空でした。

帰宅して部屋の暖かさにホッとした。
猫様と三毛子に「あけましておめでとう。今年もよろしく」と挨拶をして、それから熱いココアを淹れて飲んだ。

あまり眠っていなかったせいで眠気に襲われた。
部屋に戻って少し仮眠する事にした。
オレがベッドに横になったら三毛子がやって来たので、抱き寄せて一緒に眠った。

……その1時間後、郵便屋さんが来て起こされた。
そのまま起きようかと思ったが眠気に耐え切れずにまた眠った。

……その1時間後、友人から電話が掛かってきたがスルーした。
そこで起きるつもりはなかった。まだまだ物凄く眠くて。

……その3時間後、クロネコさんが来て起こされた。
猫様と三毛子にご飯をあげて(お節の代りに美味しいおやつを添えて)、オレも昨夜送られて来たおせち料理を広げて頂いた。

奴にメールを送った。おせち料理と初日の出の写真を添えて。
『今朝は凄く寒かった。貴方がいたらきっと寒いと言ったはずだ』

その後、奴から返信が来た。
『オレが居なくて残念だったね。オレも残念だよ。寒がりなお前の手をあたためてあげたかった。それに、その美味しそうなおせち料理を一緒に食べたかった』

本当に残念だった。ようやく奴に『寒い』と言わせる絶好のチャンスだったのだから。
それに、奴に手を握られながら、元旦の朝日にその幸せを感謝したかった。奴も同じように幸せであるようにと願いながら。

2015_0102_1.jpg
■おせち料理。今年は一人おせち。保存食感覚で申し込んでしまったが、寂しいので誰か一緒に摘みませんか?

それからまたウトウトして寝た。
今日のオレは猫と同じぐらい眠った。
とにかく眠くて眠くて、まさしく正真正銘の寝正月だった。

こんな正月の過ごし方は初めてだった(汗)
これまでは毎年、『元旦だからこそ!』というノリで遊び回っていたのだが……。寝正月に幸せを感じるようになったのは年齢のせいかもしれん。

夜ご飯の時間となって三毛子に鼻を噛まれて目を覚ました。
既に日は暮れて窓の外は真っ暗だった。
元旦を無駄にしたような、タイムワープしたような、微妙な気分に陥った。

「明日は外出するぞ。初詣でたこ焼きを食べて、実家に来るちびっ子達にお年玉をあげるんだ」

オレはご飯を食べている猫様の頭を撫でながらそう言った。
その時もまだ眠かったが、今もまだ眠い。
31日の年納め参拝の時に飲んだ甘酒に眠くなる薬でも入っていたのか?(笑)

まあ、明日は実家に帰った後に友人と遊ぶし、明後日はボストン君と新年会だ。
明日から嫌でも忙しくなる。
今年は故郷に帰った奴の事を案じながら静かに過ごすのも悪くなかったように思う。

夕方頃に奴の夢を見た。
特に何の特徴もなく家の中で一緒に過ごしている夢で、それは現実のように思えた。

今夜は初夢となる訳だが、オレは富士や鷹や茄子の夢よりも奴の夢が見たい。
奴と茄子を食べながら鷹が舞う富士山の頂きを制覇する夢ならもっと歓迎だが。

皆さんも今夜は良い夢を。
皆さんに幸運を引き寄せる吉夢が見られますように。

さて、軽く熱燗を飲んでまた寝よう。
今日のオレは猫だ。
夢の中で貴方に撫でてもらおう。

おやすみ。
明日も喜びに満ちた1日となりますように。

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薄白い月の味
Thu.01.01.2015 Posted in 恋愛
空はまだ青くて白い月が浮かんでいた。
オレが「月」と言うと奴も空を見上げて「月」と言った。

「ああいう月、どういう味だと思う?」
「味?」
「ああ、舐めてみたらどんな味がすると思う? オレは薄い塩味だと思うんだ。厚さも薄くてパリパリしてな」
「……そうだな、オレは薄い甘い味だと思う。ひんやりしていて」
「お洒落だな。そんなお菓子があったら美味しそうだ」
「なにか意味があるの? 甘いと答えた人はサディストだとか」
「ははは、それはない。ただ子供の頃からずっとオレは薄い塩味だと思っていたから、貴方はどうなんだろうと思って聞いてみたんだ」

奴とそんな話をした事を、オレは朝食を食べながら思い出していた。

母国へと出立する前、奴はオレに食事を作ってくれた。
メニューは、ポテトとチキンのトマトスープ。それから手作りのライ麦パンと、同じく手作りのドレッシングを掛けたサラダ。その前日、「明日は空港に行く前にどこかで食べるか」とオレは言ったが、奴は自分で作ると言ってそれらの料理を作ってくれた。

とても美味しかった。
いつもと変わらぬ朝の光景で、その数時間後には奴が帰省するような雰囲気など少しもなかった。

食事の後、奴は言った。
「ちょっと行ってくるからね。向こうに着いたらすぐに連絡するよ」

確かに『ちょっと』と言える日数なのかもしれないが、それにしては距離が遠くて、だからオレは違和感を覚えた。そんな軽い挨拶だけで行ってしまうのか? と。

だが不愉快になった訳ではない。
不安を感じた訳でもない。
オレは違和感を感じながらもすんなりと受け入れて、「ああ。待っている」と答えた。

それから奴はオレの車に乗って空港に行った。

館内で珈琲を飲んだ。
クリスマスに初めて横浜に行ったことや、仕事の事や、帰国してからの事などを話しながら。

それはまるで普通の休日にするような会話だった。
互いに寂しがることもなく、心配のあまりに感情的になる事もなく、笑顔で、時間が来るまで取り留めもなく話をした。

やがて奴が飛行機に乗る時間がやって来た。
奴はオレがプレゼントした猫の模様の入った腕時計に目をやり、「そろそろ行かないと。見送ってくれたお礼ね」と言って伝票を取った。

オレはその伝票を奪った。「その金で妹さんにアイスクリームをご馳走してやれ」と言って。
すると奴は笑って頷いた。「帰国したらお前にもアイスクリームをおごるよ」と言って。

とてもアッサリとした(楽しかったとも言える)何事もない別れだった。
互いに互いの姿が見えなくなるまで手を振った。最後の最後まで笑顔で。

奴の姿が見えなくなってもオレは数秒間は笑顔だった。
しかし、それが過ぎた時、顔がこわばりながら表情が失くしてゆくのを感じた。

奴が行ってしまったのだと実感したからのかもしれない。
なんだか急に無感覚になって、表情を浮かべているのもダルいような無気力になってしまった。

普通と変わらない雰囲気で会話をしていたからオレの気持ちも平穏であるのだと思い込んでいたのかもしれない。ちょっとした違和感を覚えても、奴は暫く遠い国に行ってしまうが、どうせすぐに帰ってくるのだから平気だと。この何年間、オレ達は何日間も離れて過ごす事がなかったから実感が沸かなかったのかもしれない。

車に戻って、オレは暫くボンヤリした。
そういえば奴が出張で海外に行った時、帰国した時にはオレは迎えに行って車の中で何度も何度もキスをした事を思い出しながら。

新年を迎えて数日経ったら、またそんな風に再会できたら嬉しい。
その時は本当の気持ちのままに。貴方がいなくなるとオレはとても寂しいと口にして。

キスはできなくてもハグぐらいすれば良かった。
貴方の帰りを待っていると囁いて、オレが貴方を案じている気持ちを伝えれば良かった。

もしかして奴に薄情なヤツだと思われただろうか?
何年も一緒に暮らしていればこんなものだと。

その後、奴からメールが来た。
大切なご家族は随分と老いて痩せてしまったように思えて、心寂しくてオレに会いたくてたまらないと。

そのメールを読んでオレは胸が痛くなった。
確かにたった数日経てば再会は叶うが、どうしてこんなに遠い場所に奴はいるのだろうかと。

そんなに遠い所に行ってしまうのならもっとキスをすれば良かった。
離れている時間が少しでも埋められるぐらい、身体を重ねて長く抱擁すれば良かった。

メールで伝えられることはあまりにも少ない。
それでも貴方の帰国を喜んで微笑んでいる祖母さんは幸せなのだと、それだけでも貴方をしっかりと抱き締めて言ってやりたい。

今夜も白い月を見たが、それは冷たくてほとんど味がないぐらい甘いように思えた。

==========

日本が新年を迎えた時に奴からメールが来た。
添付された写真の奴は祖母さんの肩を抱いて笑っていたので少し安心したが、祖母さんの健康と奴の幸運を祈らずにはいられない新年となったぜ。

猫達は元気だと写真付きで返信したら奴は喜んだ。
奴にはいつでも喜んでいて欲しい。
それは今年も変わらないオレの大切な願いだ。

皆さんの願い事も必ず叶う1年になりますように。
大きな夢も、ささやかな夢も、全てが叶って皆さんと皆さんの大切な方々が幸せになりますように。

充実した良い1年にしような。
自分の事も他者の事も思いやって、心が満たされる幸福な1年に。

新年を迎えたこの夜、みんながあたたかくて楽しい夢を見られますように。
おやすみ。

(このエントリーの前に、新年のご挨拶をさせて頂いております。合わせて読んで頂けたら嬉しいです)

■今年の抱負! 大きく持とうぜ!
奴が楽しく平和に暮らせるように、どんな事があっても目的を全うするように頑張ります。よりプロフェッショナルなビジネスマンとなって大成して猫屋敷を作ります。そして今年こそ年末ジャンボの1等と前後賞を当てます(宝くじは15年ほど買っておりませんが笑)

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謹賀新年
Thu.01.01.2015 Posted in お知らせ
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のお祝辞を申し上げます。

旧年中はたくさんのご訪問を頂き、誠にありがとうございました。
本年も時間の許す限り、様々なエントリーを更新して行きます。
本年もまた変わらずお付き合い頂けたら嬉しいです。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願い致します。

2015_0101_1.jpg

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今日は自宅と実家の掃除を頑張った。
そして生まれて初めて自分で年越し蕎麦を作って食べた。妹のアドバイスで卵と海老と小松菜と天花を乗せたが、かなり美味しく出来上がった(笑)

なかなか充実した年越しを迎えられたように思う。
皆さんも気分良く新年を迎えられたか?

新年になっても皆さんが健康で幸運であるように祈っています。
今年は様々な願い事が成就する満ち足りた1年となりますように。

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