チョコレート色の投網
Fri.21.11.2014 Posted in SM・フェチ
■このエントリーは、『コーヒー色の誘惑』の続きです。

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「その代わり、最後にちょっとだけ好きなように遊ばせて」

奴はそう囁いてオレの目を覗きこんだ。
もう一刻も早く解放されたかったオレは、その『遊び』の内容を聞くよりも先に了解するしかなかった。

「判ったから、早く」
「ふふ、良いよ。射精できないのが辛いんだね。胸が汗ばんで光っていてキレイだ」

しかし奴はそれからも暫く執拗にオレの亀頭をグリグリと撫で回した。
苦痛と同列である強い快楽だった。
オレは顔を歪ませ、奴はそんなオレの顔を見下ろしながら、胸に浮かんだ汗を長い舌で舐めとった。

「少しだけ待っていて。オレが戻るまで萎えさせたらダメだよ」

ようやく奴はオレを解放して部屋から出て行った。
しかし奴はまだ最後に何かを企んでいるようだった。

今度はなんだろう? まさか……?
オレは奴が戻って来るのを、恐れと興奮に乱れた気持で待った。奴が命じたように、一物を萎えさせないように自分の手で扱きながら。

「お待たせ。寂しかった?」

奴が戻ってくるまで2分も掛からなかった。
奴は手に2枚のチョコレート色のストッキングを持っていて、それをオレの顔にパラリと垂らして笑みを浮かべた。

オレは、自分の予想が当たってしまった事によって、より恐れと興奮を刺激された。
やはり奴はオレに復讐するつもりなのだと、あの時オレがした事をすっかりとオレに返すつもりなのだと理解した。

「珈琲色のネイルの次はチョコレート色のストッキングか。美味しそうだな」

オレはそんな余裕のある台詞を言ったが、オレの事を良く知る奴には動揺を悟られていたかもしれない。何しろ奴は勝ち誇った目をしていたから。

「これも秋の色だね。お気に入りの色なんだよ」
「それで、どうするつもりだ?」
「ええと、こうして片手にかぶせて、その中にローションを注ぎ込むんだったよね?」
「……」
「あ、でもちょっとアレンジしようか。もう1本のストッキングを使って……」

奴は1枚目のストッキングでオレの手首を縛り上げた。
オレはギョッとして「オレはそこまでしなかったぞ」と言ったが、「倍返しだ」と奴は言って結び目をギュッと強く締め上げた。

奴は部屋を出る前に『最後にちょっとだけ好きなように遊ばせて』と言った。
だがオレは覚悟しなくてはならないと感じた。『ちょっと』では済まされないだろうと。

奴は手袋をするように右手にストッキングをかぶせて、その中にローションをタップリと注ぎ込んだ。
そしてそれでオレの亀頭を擦った。
そっと、とても優しく。
だがストッキングの微妙にざら付く感触は敏感な亀頭には十分過ぎるほど刺激的で、それまでされていた手のひらでの攻撃がとても可愛らしく思えた。

「ふふ、お前の一番感じるところを撫でであげるよ。その姿が可愛いから、たっぷりと」

発狂するような快楽だった。
奴は指を伸ばしてストッキングをピンと広げ、そこでオレの亀頭を左右に、上下に、斜めに、くまなく擦り付けた。

声を押し殺すのは無理だった。
身体のビク付きも、亀頭を擦られる度にペニスの根本から沸き起こる射精寸前のわななきも、我慢するのは無理だった。

オレの亀頭は魚を捕らえる投網に包まれて蹂躙されているようだった。
溢れるローションでヌメヌメと滑らせ、ササクレたシルクのザラ付きで執拗に責め立てる。
奴は、速度を変えて、握る力を変えて、あらゆる角度から延々と亀頭を擦って、全身から汗を垂らして悶え狂うオレの姿をサディスティックな眼差しで見下ろしていた。

「さあ、最後はどうしよう? あまり虐めたら痛くなってしまうよね」

奴はそう言ってストッキングを着けていない手で亀頭を撫でた。
ザラ付く刺激がなくなってオレはホッとして全身から力を抜いたが、それもつかの間、またすぐに奴はストッキングを着けた方の手で亀頭を撫でた。

そしてそれを幾度も繰り返した。

初めは、ストッキングのない方の手に交換されると安堵したが、感触の違う刺激を交互に何度も繰り返されていると、亀頭は物凄く敏感になり、ストッキングを着けた方に交換された時に過剰な快楽に襲われて本当に発狂しそうになった。声はひっきりなしに上がり、身体と一物の痙攣は止まらくなって。

「死ぬ!」
「オレに殺される?」
「殺してくれ、早く!」
「Yに殺されたいって言って」
「Yに殺されたい、貴方だけに殺されたい」

拷問だった。
たいていの蝋燭や鞭の調教が生ぬるく感じるぐらいの厳しさだった。

だが、拷問の末には頭が真っ白になるぐらいの快楽が待っていた。
通常のセックスやオーラルでは絶対に得られない、底なしの気持ち良さに全身が震えて止まらなくなった。

「……上手に出来た?」
「……上出来だ」
「ふふふ。照れてるの? 顔を隠さないで」
「無理だ」
「ふふふ。隠してるとお前の顔の上に座って飲ませるよ」
「どっちを?」

奴が何をオレに飲ませると言ったのかは控えておこう。
もっともこの時は飲ませられなかった。
その代りに風呂場に行って、オレが盛大に飛ばした精液をそれで洗い流された。そこでまたオレは興奮したのだが、キリがないので省略しよう。

飲ませられた話はまたいつか。
そんなフェチなご要望があれば、だが(笑)

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長いフェチ話にお付き合い下さってありがとうございました。

明日も皆さんの幸運をお祈りしています。
急に寒くなったが、エロスの神のムンムンとした熱気が皆さんを風邪から守ってくれますように。

おやすみ。

<余談>
こういう射精の直後にも扱き続けていると、いわゆる『男の潮吹き』が起きるらしいが、オレは物凄く敏感になって我慢できずに逃げ出してしまうので一生無理な気がする。

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