眠れない夜の右手の習慣
Tue.30.09.2014 Posted in 恋愛
実家に帰った時の事。
枕が変わると眠れなくオレはその晩も眠れなかった。

そこでオレはオナニーをした。
それが最も手っ取り早い睡眠誘導手段であるから。
市販の眠剤を用いることも出来たが、あれを使うと眠気が酷くて翌朝起きれなくなるので、身体に優しい方法で眠りにいざなわれる事にした。

翌朝、オレは奴に言った。
「貴方って本当に寝付きが良いな。オレは眠れなくてオナニーをしてようやく寝たぞ」

すると奴はこう言った。
「また? 前から思っていたけど、お前はずっとそんな感じなの? 友達の家に宿泊する時も?」

オレは正直に答えた。
普通の友人の家でもオナニーをした事があると。
そして更に馬鹿正直に、その恋人でもなんでもない友人とセックスに及んでしまった事もあったと。

「浮気したの?」
「いや、誰とも付き合っていない時の話だ」
「……ふうん?」
「本当だ、信じろ」
「判ったよ。それで、どういう経緯でセックスに? お前がオナニーをしているのがバレて?」
「ああ、オレは友人の隣で寝ていて、背中を向けてしていたんだ。だが腕の動きで気付かれたんだな」
「気付かれたんだなって、そんなの当たり前じゃない。お前の事だから見て欲しくてしたんじゃないの?」
「ないない、さすがのオレでも普通の友人相手に露出マゾになる気はない」

奴は深くため息を吐いた。
『信じられない、この人って変態じゃない?』といった顔つきでオレを見ながら。

ここでしっかりと言っておくが、そのオナニーはオレにとって睡眠誘導手段に過ぎなかった。
友人を誘うつもりはなかった。結果的にはそうなってしまったが、誘いたいならもっと単刀直入に誘う。相手がまだ眠っている早朝にモゾモゾと仕掛けたりはせずに堂々と。

そもそもオレは露出では興奮しない。
人目があると気が散って萎える。
電車や夜道でチンコを出したいとは思わないし、公開セックスをして誰かに見て欲しいとも思わない。

しかし奴にはそれが理解できないようだ。
『眠れぬ夜にはオナニー』というのは定番だというのに。
……もっとも、それが友人宅でとなると……良く考えてみれば理解できない方が当然だな(汗)

「考えたが、やっぱりオレがおかしいな」
「うん」
「貴方は友人の家で一度もオナニーをしたことはないんだな?」
「ないよ」
「そうか」
「お前ももうしちゃダメだよ。したらお尻を斧で割るよ」
「怖い事を言うんだな」
「当たり前だ。オナニーはオレの前でだけするように。一人でするのも禁止」
「一人でもダメなのか!」
「心配だからダメ。それと、過去の事でも他の人とセックスした話はもうしないで。嫉妬する」

奴は軽くオレの首を締めて、それからオレを抱き締めた。
オレは奴に申し訳ない事をしたと反省しながら奴を抱き締め返した。

何年経っても奴の嫉妬心と独占欲は消えないらしい。
しかしそれはオレも同じなので奴が「一人でオナニーするのは良いよ」と命令を解いてくれるまでは奴の命令を厳守することにした。

そうした方が良いよな?

と、オレが奴の背後のダンボールに入っているシロ子に視線を向けると、シロ子は「あたりみゃえだ」と呆れたような顔をした。

2014_0928_1.jpg

シロ子にも呆れられるとは情けないぜ。

そういえば、少し前のエントリーに書いた『シロの恋』は散ってしまったようだ。あの三毛子が妹宅に来なくなってな。

どうやら近所の一軒家に住む猫好きさんが、妹がやっていたご飯よりももっと美味しいご飯をあげるようになって、三毛子はすっかりそちらの通い妻になったようだ。

「あたしも三毛ちゃんの為にいろんなご飯を買ったのに!」

と妹は悔しがっていたが、シロ子はもっと悔しい……というか寂しい思いをしただろうな(汗)

その話を奴にしたら、奴はシロ子に顔をくっつけて、「シロ子にはボクがいるよ。ボクはシロ子を愛しているからね」と言った。
しかしシロ子は奴の鼻先を手のひら(肉球)でぎゅーと押し返した。『無用』とクールに拒むように。

「シロちゃん格好良いね。ヒゲも立派だ」
「オレの猫だからな。オッドアイで美形だし」
「妹さんの猫でしょ?」
「シロ子の肥満の責任は飼い主のお前にある! とかいつも貴方は言ってるじゃないか」
「それはお前を虐めたいからだよ」

秋になって奴のサド心も豊作なようだ。
もっとも奴はちゃんと判っている。オレもシロ子の飼い主であり、シロ子を可愛がっていると。

もしかするとシロ子はまだ、急に来なくなった三毛子をまだ待っているのかもしれない。
だがその寂しさを埋めてやりたいと思っている人間(下僕)は何人もいるのだから、それでも幸せな日々を送っていると信じたい。

そうそう余談だが、
その後、オレ達はダンボールのシロ子を撫でながら秋のレジャー計画を建てた。

「10月のその日に連休は取れそうか?」
「まだ判らないんだ。○○さんと○○さんの都合次第だ」
「そうか、今年はハロウィンイベントに参加したいよな。去年は出来なかったから」
「したい。最悪、日帰りになっても良いから行きたい」
「どうせならランドとシーの両方に行きたいな。ランドでハロウィンのダンス、シーでジェラトーニ」
「行きたいね!」

さて、どうなることやら?
はっきりと予定が判るのは次の日曜日だ。
何とか奴も休日が取れるように、今週は仕事の合間に神社で手を合わせてこよう。

==========

という訳で、
早いもので明日で9月は終わりだ。

皆さんも慌ただしくお過ごしだろうか?
せっかくの秋なので心のままに過ごしたいものだが、なかなかそんな贅沢な時間は持てないものだな(笑)

それでも皆さんの毎日が豊かであるように祈っています。
健康であり幸運でありますように。

では、今夜も心穏やかに楽しい夢を。
おやすみ。

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