数年前の秋に戻るタイムマシーン
Wed.10.09.2014 Posted in 恋愛
スーパームーンの夜に、ごきげんよう。

昨日の関東は生憎の曇空で月を拝むことが出来なかったが、今夜はスーパームーンの美しい姿を仰げたぜ。

今夜も昨夜の残りの月見団子を窓辺に置いた。
しかしススキは……猫様の玩具となったので今夜はナシだった。

猫様は昨夜からススキを狙っていた。
オレ達が目を離した隙に葉っぱにカミカミと噛み付いて。

「駄目だよ。スーパームーンが終わったらお前にあげるから」

と奴は言って猫様をススキから離そうとした。
しかしタイミングが悪く、猫様が葉に噛み付いた瞬間に抱き上げたものだから、花瓶(グラスだが)を倒して水をダーっと股間と床に零してしまった。

「ああ! びちょびちょ!」
「Y君、お漏らししたな!」
「冗談言ってないでタオル!」
「おう!」

猫様はビックリして逃げていってしまった。
オレは奴にムーミンのタオルを放ってやった。しかしそれでは拭い切れず、結局奴はズボンを取り替える事になった。

「ものが乾かない季節になったね。洗濯物もすぐに乾かなくなった」
「ああ、そういうところで夏が終わって秋になったのを実感するよな」
「秋だね」
「秋だな」

そして今日は、静かにスーパームーンの夜を過ごした。
ススキをもらった猫様はそれでジャレて、オレと奴はウイスキーで乾杯して団子を食べて。

ウイスキーと団子は合わなかったが(笑)
しかし奴は月に見立てた黄色い団子を嬉しそうに月にかざしていたし、ウイスキーで乾杯する時には互いの幸運を祈ったし、どちらも欠かせないものだった。

「秋には楽しい事があると良いな」
「忙しくても楽しい日を作ろう」
「そうだな。どこかに行こうな」
「今年も紅葉を見に行きたい。秋になって涼しくなった海も見したいし、TDRのハロウィンも行きたい」
「ああ、行こうな」

オレは約束の意味でウイスキーのグラスを奴のグラスに当てた。
奴は顔に笑みを浮かばせて、残っていたウイスキーを飲み干した。

秋は穏やかな日々を過ごしたくなる。
今年は夏が慌ただしかったせいもあって、なおさらゆっくりと奴と過ごしたいと思う気持ちが強い。

紅葉が色付くのはまだまだ先だが、その頃には景色のキレイなところに奴を連れて行こう。
夜の景色も美しいところが良い。そこで時間を忘れて様々なことを語らいたい。普段は口にしない事までも。

そういえば数年前、奴はデートの時に拾った落ち葉を本の栞にしていた。
オレが昔、そんな事をしていたと話したら真似をして。

「この本を見るとあの日のデートを思い出すようになるよ」

奴はそんなことを言っていた。
しかし、何の本だったか? 英文のものでシンプルな表紙の本だったので忘れてしまった。

奴に訊いたら思い出すだろうか?
数年経った今、その本を開いて落ち葉の栞があったら、まるでタイムマシーンを開いたような心地になるだろう。

今夜は奴と鉄板焼きの店に行く約束をしている。
その時に訊いてみよう。

奴が覚えているかどうか、それは明日の更新でご報告したい(笑)

秋の夜長は酒が美味くて、一人静かに飲んでいる内に過去を思い出す。
オレが落ち葉を栞にしたのは、先生と呼んでいた立場の人がそうしていたからだった。

その人はオレの母のせいで苦い思いをしたのだが、今はもうそんな事は忘れてしまっていたら良いな。
それは嫌な出来事だったが、それでもオレには最後まで親切にしてくれた。
もう年齢は60才を超えている。
連絡を取ろうと思えば取れる人なのだが、それをしてはいけないような気がして出来ない。

秋に夜更かしをして、もう忘れてしまった方が良いことを思い出す。そんなことをしているのは皆さんの中にもいるかもしれないな。

これも季節柄の流行病のようなものなのだろう。
一年に一度ぐらいそんな気持ちに掻き立てられて、だが行動できなくて、やがて忘れてしまう。来年の秋が来るまでは。

いつか朝まで起きていられるような日があったら、奴にこの話をしてみようか。
久々に飲み比べをして、その肴の代りに。

さて、明日は数日ぶりに忙しくなるのでいい加減に寝よう。

皆さんは夢の中か?
夢の中でも楽しく過ごしているか?

明日も幸運であるように祈っています。
良い目覚めと共に楽しい1日を迎えられますように。

おやすみ。

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