朝の爪痕
Sun.24.08.2014 Posted in SM・フェチ
日曜日の深夜に、ごきげんよう。

今朝、目が覚めたら股間の膨らみに重みと痛みを感じた。
心地良くのし掛かって来る重みと、定期的にチクリと来る痛みだ。

その時、オレはまだ完全に覚醒していなかった。
気を緩めればまたすぐに眠ってしまいそうな状態で、その得体の知れない股間の痛みを感じていた。

……奴め、休日の朝だからって積極的だな。

と、オレは夢と現実の狭間でスケベ笑いを浮かべた。
休日の朝にするのはオレ達の習慣だ。もう少し、その心地の良い甘咬みを味わったら、いきなり起きて奴に覆い被さってやろうと考えた。

しかしそう思った矢先、オレの股間の痛みはチクーッチクーッという針で刺されたようなものに変わった。そして次の瞬間にはグサグサグサッになって、オレはその激痛に反射的に身体を跳ね起こした。

「あたたたたたたた!!」

オレは奴の手を掴んだ。花を活ける剣山でも持っているのか!? と。
が、奴の手かと思っていた『重み』は、実はもふもふと毛に覆われた身体だった。そして剣山かと思ったのは獣の手の先に付いている……。

オレと猫様は数秒間見つめ合った。

猫様はオレの股間で爪研ぎをしていた。
爪研ぎというか、一部の猫は眠気を覚えると爪を出して足元をモミモミする。それは子供の頃に身に付く習性で、母親の胸を揉んで乳の出を良くしたところで乳首に吸い付いて眠る、という行為に由来しているらしい。

「オレのボンボリ(タマタマの事)は寝心地が良かったのか……。きっと匂いもオスフェロモンたっぷりで最高だったろ」

とオレは言いながら猫様の頭を撫でた。
猫様は気持ち良さそうに目を細くさせてクルルと鳴いた。

時計を見たら、時刻は9時半。
オレは猫様に股間を爪研ぎされながら勃起していた。
いや、誤解しないように。朝はいつも朝勃ちするタイプだから。まあちょっとぐらい痛みに感じていつもにも増して固くなっていたかもしれないが。

奴はとっくに起きていてベッドにはいなかった。
オレは奴の具合が気になってすぐに寝室を出た。猫様をベッドの真ん中に置いて。

「おはよう。起きるのが遅くなった。具合は?」
「おはよう。お腹が空いたからパンを食べていた。お前が起きたらまた寝室に戻るつもりだったんだよ」

奴は昨日よりはずっと元気だった。
しかし、目眩と重いダルさはなくなったがリンパが痛むのは相変わらずだったので、すぐに救急病院に連れて行こうと思った。

だが、

「大丈夫。救急だと一日分しか薬を貰えないでしょ? そうなると明後日も行かなくちゃならなくて二度手間になるかもしれないから明日の午前中に行くよ」

と奴は言った。
はじめはオレは反対した。1日診断が遅れる事で、もしかして深刻な病気だったら……と。

それに対して奴は笑った。
「昨日よりずっと具合が良いから絶対に大丈夫。せいぜい熱でリンパが腫れているか軽い耳の炎症だよ」と。

結局、オレは折れた訳だが……。
確かに今日の奴はずっと元気だった。外出を控えて涼しい自宅でゲームで遊んでいたせいもあるだろうが。

オレは過保護なんだろうか?
いまだに「もしも明日のなって悪化していたら」と心配でならない。
明日は必ず奴を朝一番で病院に連れて行こう。そして結果が出たらすぐにLINEで送って貰おう。

ところで、話はガラリと変わるが、

昨日エントリーにアヒルさんの写真を載せたが、それは本当は今日のこのエントリーに乗せる筈の写真だった。オレも暑さで頭が動かなくなっているようだ(汗)

2014_08_24_1.jpg
■今日はアヒルさんの向きを変えて

このところ奴は良く風呂に入っている。
暑くてだるい日にゆっくりとお湯に身体を沈めると気分が良くなるという理由で。そもそも北欧人は大のサウナ好きだ。奴も汗を流す事で活力の回復を覚えるのだろう。

いつもは、長く風呂に入る時には本を持って行って読書をする。
最近もそれは同じなのだが、最近ではたまに風呂場から『プー!』という音が聞こえてくる。

奴がアヒルをプープー鳴らしている音だ。
そして同時に、「あはははは! あははは!」という笑い声も聞こえる。

なんて可愛らしい事をやっているんだか。まさに童心に戻ってアヒル遊びを楽しんでいる(笑)

オレはその様子を覗き見したい誘惑に駆られて、そーっと風呂のドアを開いてしまった。しかし無言で眺めては申し訳ないので、開いたドアの向こうから「プー!!」と言葉で言って。

「わああ!! びっくりした!!」

しかし奴を物凄く驚かせてしまった(汗)
奴はサバっと湯から立ち上がって、オレにアヒルを投げつけるポーズを取った。

「すまん! 貴方が笑っていたから一緒に遊ぼうって」
「もう、ビックリしたじゃない! アヒルが化けて出たのかと思った!」
「オレも貴方もアヒルを〆た事はないじゃないか」
「この前パークタワーのラウンジでフォアグラを食べたでしょ!」

お化け屋敷も絶叫マシーンも全く平気な奴だが、いきなり背後から「プー!!」と言われると驚くようだ。
もっとも奴でなくても大抵の人間は驚きそうだ。オレなら心臓が口から飛び出る。いや、決して奴を驚かせるつもりではなかったのだぞ? 本当に覗き見に遠慮して言っただけで(汗)

「楽しそうにアヒルで遊んでいたのにすまない」
「許さない、本当にビックリしたんだから」
「そう言わないで、またフォアグラをご馳走するから。久しぶりにヒルズの生っぽいフォアグラとかどうだ?」
「反省してないね?」
「いやいや、してるぞ。貴方が許してくれるならなんでもする」
「本当に?」

オレはワクワクしながら奴の命令を待った。
背中を流せ! キャビアをご馳走しろ! ここで奉仕しろ! その他なんでも大歓迎の構えで。

しかし奴の命令はお手軽なものだった。

ピザキャットでピザを注文して。抽選で貰える猫用のピザキャットキャップが欲しいんだ!」

──いや訂正。決してお手軽ではなかった。
何しろ奴の命令は……

「当たるまでね」

キャップの当選者数はたったの10名。
キャンペーンは10月26日までだが、それまでに何枚のピザを注文したら当たるのだろうな。さすがサドの女装王様の命令だぜ(汗)

で、今夜はさっそくピザキャット!セットを注文した。
幸運にも一発で当たれば良いが、きっとこのキャンペーンには全国の猫好きが群がるのでそんな甘い考えは捨てるべきだろう。

「当たらなかったらどうする?」

オレはピザをつまみながらさり気なく奴に質問した。

「当てるんだ」

しかし奴はそう言ってニッと笑うばかりだった。
オレにはそれが恐ろしい宣告のように思えた。『当たらないなんて認めない、その認めないことをしたらお前は……』と言われた気になって肝が冷えた。

今朝は猫様の爪であって良かった。
当てられなかったらオレは奴に『チクチクと針と糸で縫われる』ことぐらいされるのかもしれん。

想像しただけでイテテと股間を庇ってしまう。
だがこの奇妙な高揚感は何なのだろう。まったく呪わしいマゾ体質だぜ。

完全に余談だが、
針と糸でおちんちんの皮の先を縫われて強制的に『包茎』にさせられて、それを笑われたり罵倒されたりすると感じるマゾヒストも居る。

流石にオレはそうはならないだろうがな。恐らく。

==========

という訳で、
毎度のことながら休日の時間の流れは早いぜ。

皆さんも今日は十分に楽しんで、十分に休めただろうか?
今週も皆さんにたくさんの幸運があるように応援しています。皆さんの大切な事も幸せでありますように。

関東では今週、天気が崩れるようだ。
関東に限らず多くの場所で気象による災害が続いている。

天気の悪い日は十分にお気を付け下さい。
そして万が一の備えも、今後も怠りなくされる事をお勧め致します。

では、今夜も心安からに楽しい夢を。
おやすみ。

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夏を見送る花火
Sun.24.08.2014 Posted in 恋愛
白バラコーヒーを飲みながら、ごきげんよう。

先日の事、奴はいきなり「あー!!!」と声を上げた。

ついに我が家にもゴキ○リが出現したかと、オレは急いでキッチンに駆け付けた(今年は例年に無く多く出現するという話を数人から聞いたが、皆さんもそう思うか?)
しかり奴は、床にしゃがみ込んでムーミンのトートバッグを抱えていた。猫様と向かい合って。

「どうした?」とオレが声を掛けると、
「猫が猫にかじられていたに」と奴は言った。

どういうことかと言えば……。

先々週、奴はオレに付き合って実家に来てくれた。
その時、実家の最寄り駅の前でハンドメイドのストラップが売られていたのだが、中に黒猫のストラップもあったので、オレは奴にそれを買ってやった。

で、奴はそれをムーミンのトートバッグに付けた。
それは近所で買い物をする時に良く使うトートなのだが、今日も買ったものをそれに入れてキッチンに置いていたら(いつもは放置したりせずにすぐに片付けるのだが)、猫様が黒猫をストラップを見付けてジャレ付いてガジガジにかじってボロボロにしてしまった……という別けだ。

「こんな所にほったらかしにしていたオレが悪いんだけどね」
「見事にやられたな。毛糸が出てお化けみたいになってる」
「黒猫のお化け……」

奴は両手で黒猫(だったもの)を持ってじっと見詰めた。
その表情は哀愁に満ちていた(汗)
しかし猫とはマスコットに飛び付く習性を持っているものであり、猫の飼い主たるものはそれを承知でいなくてはならなかった。……それでも可哀想なものは可哀想なんだがな。

「猫様って普段はあんまりそういうので遊ばないのにな」
「ライバルだと思ったんだよ、きっと」
「ああ……。そんな小さくても同じ種族だって判るのか……」
「だってオス猫だもん」

奴の認識では、オス猫とは非常に嫉妬深い生き物らしい。オレも同感だが。

そういや奴も嫉妬深い。
しかし今のオレには嫉妬する要素などまったくないのに、それでもしょっちゅう嫉妬するから凄い。

むしろ嫉妬心を煽っているのは奴の方なのに。
奴は今年も新人さんにモテモテだ。オレもオス猫になって奴の回りに寄って来る女性達にフー!! だぜ。

==========

ところで今日の土曜日、オレは仕事だった。
奴は休日だったので「夜ご飯を作っておくね」と言ってくれた。

オレはそれを励みに面倒臭い仕事を頑張った。
お客さんのところに行ったら、「夏休みに福島に行ってきたんですよ」という事でお茶うけにエキソンパイを出して頂いたので、それをこっそりと持ち帰って奴の土産にした。

そして18時頃に帰宅すると、奴は「おかえり!」とハイテンションで迎えてくれた。

「何か良いことがあったのか?」
「あったよ」
「ほー、どんな?」
「冷蔵庫を覗いてみて」

奴はオレの身体をクリルと回転させてキッチンへ向かわせた。
オレはピンと来た。きっと、ついに、完璧に美味しいデザートを作れたのだな!? と。

2014_08_22_2.jpg

(祝)奴君が作ってくれてミスが一箇所もないデザートのチョコレートケーキ!

拍手。
宜しければ皆さんも奴にあたたかな拍手をお贈り下さい(笑)

「凄い! 完璧じゃないか!」
「今度は生焼けじゃないんだよ。お前に食べさせる前にどうしても味見がしたくて一切れ食べたけど美味しかったんだ!」

奴の笑顔はいつもの100倍ぐらい輝いていた。
何度も失敗してようやく完璧に作れたデザートだったので。奴は物凄く嬉しかったのだろうな。ああ、かわゆいぜ。

今夜のご飯はピリッとスパイスを効かせたローストチキンだった。それもとても美味しかったが、それに添えられた蒸しポテトとサラダも美味しかった。

「今夜は凄いご馳走だな。大変だったろ?」とオレが言うと、
「今日も頑張ってるお前の事を考えていたら美味しいものを作りたくなったんだ」なんて嬉しい事を言ってくれた。

たまに、奴には言えない事だが、奴が家の中の事をしてくれたらと思う時がある。
もっとも奴も夢を持って仕事をしているのだから本気でそれを勧めたりはしない。だがたまに、深夜とか休日に仕事をして帰って来た時に、奴があたたかな料理で迎えてくれると、そんな甘い思いに取り憑かれる。

と、そんな話は横に置いて、夕飯を食べ終わった後、さっそく奴の手作りケーキを頂いた。

「バナナの風味だ。バナナが隠し味なのか!」
「うん。美味しい?」
「美味しいぞ。中がしっとりしていて、こんなに美味しいチョコレートケーキを食べるのhが初めてだ」
「大袈裟だな。あ、ちょっと待って。お前用に生クリームがあるんだ。それを付けて食べて」

生クリームを添えたチョコレートケーキはますます味わい深くなった。
奴がオレの為に甲斐甲斐しく料理やデザートを作ってくれたのが嬉しくて、オレはその気持を伝えたいが為に唐突に奴にキスをした。

しかし、
オレがちゅっとした途端に奴はパッと顔を逸らした。
『何で?』とオレと思うと、奴は「あ」と言ってオレの首筋に顔を伏せた。

「ごめん、風邪をひいたのかもしれないんだ」
「エアコンに当たりすぎたか?」
「どうなんだろう……。実は一昨日から目眩と頭痛がする。軽いんだけど、頭がぼんやりして、だるくて……」

奴のその言葉にオレはハッとした。
その症状はもしや風邪ではなく(軽度の)熱中症ではないか? と。喉や鼻はまったく無症状で、目眩や重頭感があるのが怪しく思えた。奴がそんな症状の風邪を引いた事は一度もなかったから。

一昨日といえば鎌倉の翌日だしな。
暑さに弱い奴が長い時間汗を流し続けていたのをオレは心配していたが、スポーツドリンクではなくちゃんと経口補水液(OS-1)を飲ませれば良かった。

「すまない、すぐに薬局に行ってくる」
「薬局?」
「OS-1を買ってくる。そして明日は病院に行こう」
「大丈夫大丈夫、本当にちょっとだけクラッとするだけだから。あとは元気なんだよ」
「それでも、とにかく待っていてくれ」
「一人になるのは嫌だからオレも一緒に行く」
「安静にしてないと!」
「ケーキも焼けたんだから大丈夫!」

こんな時にも発動する奴のスーパー頑固は揺るぎなかった。

結局、2人で近所の薬局に行った。
予備の分も混ぜて、OS-1のゼリータイプを4個、ドリンクタイプを4本買った。

その帰りにスーパーに寄って麦茶を買った。
もう夏の終わりも間近で今更かもしれないが、今年はまだ冷たい麦茶を自宅で作っていなかった事を思い出して。
それから花火も買った。
今年はまだ2人だけの花火大会をしていなかったから。

「今年の夏はお互いに忙しかったね」
「夏の恒例の麦茶と花火を忘れるなんてな」
「そうだね……。こんな風に、今までしていた事を自然としなくなってしまうのは寂しいね」

麦茶を買う時に「花火も」と言ったのは奴だった。
もしかすると奴は思っていたのかもしれない。「今年はいつやるの?」と。
だとしたら忘れていたのはオレだけだ。奴はオレに気を使って言えなかったのかもしれない。

忙しかったからという言い訳は、おそらく通用するだろう。
だがそれで許して貰えたら満足か? と問われたら否定するしかない。奴に寂しい思いをさせてしまったら、オレの気持ちは重くなって胸が痛くなってしまうから。

「必ず花火をしよう。来年も」とオレは言った。
「また花火の後にスイカを食べようか」と奴は言った。

一番美味しいスイカを買おうとオレは思った。
今年の夏は大した盛り上がりもないままそろそろ終わってしまうが、もう4年も続けてきた2人の行事は今年も楽しく盛り上げたい。

今年もたくさんの花火を買おう。
綺麗なのも、派手なのも、蛇花火も(笑)、そして静かなのも。
それらを終えた時に、今年も2人で夏を過ごせたという実感を感じられたらとても嬉しい。

==========

買い物から帰宅して、さっそく奴にゼリータイプを飲ませたが、明日には少しでも回復していたら良いな。

奴は「もう大丈夫!」なんて言っていたが、いつもオレに心配を掛けまいとする奴の言葉はあてにならない。奴は平気で無理をするからな。今回も2日間も具合の悪いのを黙っていた(汗) 元気になったらお尻ペンペンだ。

症状が少しでも残っていたら病院に連れて行く。点滴を打ってもらえば楽になるから。と、その前に、本当に熱中症かどうかの検査をしてもらわなくてはならん。

2014_08_22_1.jpg

という訳で、
今週は物凄く暑い日が続いたが、皆さんも大丈夫だったか?

オレの会社には明らかに夏バテの人が数人いて朝から晩までずっとボーっとしていた。
いつもならそんな態度でいたら厳しい上司に注意されるのだが、今年は仕方がないと大目に見られていた。

幸いな事に、(雨は多くなるが)来週は気温が下がるようだ。
暑さに疲れた皆さんの体調が落ち着きますように。
8月の最後の一週間を楽しく過ごせるように祈っています。

では、今夜も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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