寝物語の感謝は猫耳
Tue.12.08.2014 Posted in 恋愛
今日は友人との交流が多い休日だった。

昼間はボストン君と仕事のミーティングをした。
久々に彼の自宅に行ったのだが、ミーティング中に彼に30分ほどの急用が出来て、それが終わるまで待っているようにと言われてスフレと紅茶を出された。

「自家製?」
「ああ。本当は仕事が終わってから出すつもりだったが」
「ばあやのデザートを食べるのって久しぶりだ」
「ばあやって誰だ?」
「貴方」

ボストン君は呆れ顔で部屋を出て行った。

かなり以前にも書いたが、彼は料理が上手い。長期間の海外出張に何度も行っている内に外国での外食が嫌になって自分で料理をするようになった。最初から才能があったのかどうかは判らんが、15年間もマメに自炊をしていればデザートぐらい簡単に作れるようになるらしい。

スフレはとても美味しかった。
ボストン君は親切にも、残りのスフレは奴の分として持って帰れと言ってくれた。オレの経験上、料理好きの男って手料理を振る舞うのが物凄く好きだ。おだてれば三段のお節料理だって作ってくれる(笑)

嬉しかった。が、しかし、3日連続でデザートを失敗した奴に美味しい手作りデザートを食べさせたら嫌味にならないかと悩んだ(汗)

それをボストン君に言うと、彼は笑った。
で、「ゼリーが固まるようになったらオレにも食わせてくれと伝えておけ」と言って、スフレを適当な箱に詰めてくれた。

もらってしまったからには奴に食べさせるしかなかった。
それに今日は、奴と一緒にデザートを作る約束をしていたが急きょ、奴とオレの共通の友人である女装子T君が遊びに来る事になったのでスフレという手土産ができるのは有難かった。

「判った。奴に伝えておく」
「ああ」
「じゃあ帰るぜ」
「来月辺り、また皆で何処かへ行かないか? 今月はお前もオレも忙しいしな」
「良いな。時間が出来たらどこに行くか決めようぜ」

そんな会話の後にオレはボストン宅を後にしたが、なんとなく過去に皆で海に行った時の事を思い出した。

これもずっと前にブログ(旧ブログ)に書いた話だが、ボストン君は当時付き合っていたイタリア人の彼氏と一緒で、その夜は4人で豪華なリゾートホテルに宿泊した。
ボストン君カップルは洋室のベッドで眠り、オレと奴カップルは和室のベッドで眠ったのだが、その間には簡単な仕切りがあるだけなので声や物音は筒抜けだった。

で、深夜にボストン君カップルが妖しい事をし始めたのをキッカケに奴もその気になって、当時は僅かながらもネコ役も引き受けていたオレは奴の餌食となりその声をボストン君に聞かれて、その翌日の帰り、ボストン君の車の中で二人きりになった時に物凄く気まずい思いをした……という恥ずかしい思い出だ。

オレも気まずかったがボストン君もかなり気まずかったと思う。お互いにその話題には触れまいとしていたが、彼がどうにも誤魔化しきれなくなって笑い出した時にはオレは全身赤面状態になった。

今のオレはネコ役は辞退しているので、もうそんな状況にはならない。しかし、それが判っていてもそんな過去があれば気恥ずかしくなるものだ。
ボストン君はまだ当時の事を覚えているだろうか? 当時、別れ際に、「今度は旅館で皆同じ部屋で寝るか」とからかわれたものだが、その翌年はボストン君が多忙となった為に実現しなくてホッとした。

もっとも、オレと奴のヤりたい盛りは終わっている。ボストン君だって「最近は寝るより語る方が楽しい」とか言っているのできっと同じだ。
だから過去の事は忘れて来月(あるいは秋中に)はのんびりと楽しもうと思う。4人(3人になるかもしれないが)で美味しいワインと料理を堪能して、音楽や本の話を語らって。

==========

オレが帰宅して数時間後に奴はTと一緒に帰宅した。
今夜は遅くまでゲームで遊ぶと言って、お気に入りのイタリアン屋でパスタやニョッキやサラダを買って来た。

「デザートにスフレがあるぞ。ボストン君の手作り」

とオレが言うと2人は喜んだ。
奴はスフレのせいで3日連続の失敗を思い出したりはしなかったようだ(笑)
Tはボストン君と会ったことはないが、オレの話で存在だけは知っている。会ってみたいと言っているが、Tとボストン君には全く接点がないので色々と難しい。

オレはチラチラとゲームの画面を見ながら持ち帰った仕事をしたが、最新のゲームとは物凄くリアルだな。江戸時代という設定もあって、まるでNHKのドラマを彷彿させるような映像だった。

『龍が如く 維新!』というゲームだが、やたらとマッチョな男のヌードとか、フルチンにボカシとか、変態とか、おいなりさんとか、男が男に好きだとか、そういうシーンが満載で、奴とTはきゃあきゃあと物凄く盛り上がっていた。無論、オレも仕事を放ってフルチンや尻に目が釘付けとなったが。

スフレを食べながらそんなゲームに夢中になっている2人はピュアで可愛かった。ついつい2人の人生がこれからも先ずっとこんな風に楽しくあるようにと祈らずにはいられなかった。ゲームの中の登場人物であれば、いくら奴が「良い身体~」とか言っても嫉妬しないで済むしな。

しかし、休日に入って気が緩んだせいか、これまでの疲れが出たようだ。先週は外を歩く事も多かったから、知らずの内に夏バテもしていたのかもしれない。

Tが帰った後は、オレはソファでぐったりしていた。
缶ビールを片手に半寝状態だった。目を開くのも面倒で、そのまま眠ってしまいたいぐらいだった。

「大丈夫? シャワーはどうする?」

と奴が言ってオレの頬に触れた。
オレは薄目を開いて奴の手を握った。その手がもっと冷たかったら少しは目が覚めたのにな……などとワガママな事を思いながら。

「眠い。浴びさせてくれ」
「シャワーは無理だからグラスの水を頭からかける?」
「そうしてくれ。ドバーっと」
「冗談だよ。ベッドに行こう。連れて行ってあげる」

オレは奴の肩にしがみついて寝室に行った。
そしてベッドに転がればすぐに安眠できそうだったが、そのまますぐに眠るのが急に惜しくなった。何せオレにとっては貴重な2連休の1日目の夜だったから。

「まだ寝たくない」
「でも眠いんでしょう?」
「眠らないように何か話してくれ」
「何かって、前みたいにムーミンの話とか?」
「なんでも良い。ムーミンでも、猫の話でも、貴方の話でも」

奴は少し考えた後に、「じゃあ話すね」と言った。
オレの隣に横になって、軽くオレに身体を寄せて。

「昨夜、猫が塀の上に座っていたんだ。人間みたいに片足をぶらりと下げてお尻を付いて座っていたから、写真を撮ろうと思ったけど……」

奴の話は猫のことばかりだった。
塀の上に座る猫、餌をねだって寄ってくる三毛猫、猫型のチョコレート。
オレはそれらをちゃんと聞いていた。今にもやって来そうな睡魔をスレスレのところで追い払って、奴が一つの話を終える度に簡単な感想な呟いて。

「猫……」
「うん、猫だよ」
「にゃんにゃん……」
「うん、にゃんにゃんだよ」

人間、本当に眠くなってくるとそんな意味のない呟き漏らす時がある。
しかしそんな状態になってもオレは楽しかった。窓の外から入ってくる生暖かな空気、エアコンの涼しい風、そして奴の匂い、それらを全て気持ち良いと感じながら、連休1日目の穏やかな夜を満喫していた。

「おやすみ。明日も早く帰るよ」

奴がそう囁いた。
もっと起きていたかったが、限界だった。
オレはもう開かなくなった目を擦り付けるように奴に抱き付いた。それ以降の記憶はない。すぐに眠ってしまったから。

『しまった意識が!』と半ば飛び起きた時には部屋の中は真っ暗で、隣で奴はぐっすりと眠っていた。オレは5秒ほど意識をなくしていたと思ったが、時計を見れば3時間は眠っていた。

奴におやすみのキスをして再び寝ようと思った。だが珍しく早い時間に眠ったせいか、妙に頭が冴えてしまったのでブログを書くことにした。
そっとベッドから出て、逆Vの字にした指で猫耳を作って、それを奴の頭に当ててから寝室を後にした。

しかし、こんな日に書くエントリーはまとまりがない。
それは昨日のエントリーにも言える事だが、こんな無駄話なエントリーにも最後まで付き合って下さって、皆さんに心から感謝いたします。

明日は連載の続きを更新しよう。
どんな変態な内容になっても楽しんで頂けたら嬉しいです。

さて、再び寝よう。
明日の夜は奴と待ち合わせてデートだ。
海はいつ行くのか、映画はいつ行くのか、そして秋にはどこに行きたいか、色々と計画を建てなくてはならん。

皆さんも良い夢を見ているか?
お盆の最中、皆さんも元気で楽しく過ごされますように。毎日、幸運に守られるように祈っています。

おやすみ。

<お礼!>
ma~eさん、ha~oさん、yu~uさん、ゼラチンに付いての貴重なアドバイスと応援をありがとうございます! 今週末に2人揃って休める日があるので、その時にアドバイスを活用させて頂きます。今度こそ美味しいゼリーを奴と2人で作って見せます。できた暁には写真付きで改めてお礼を言わせて下さい(笑)

本日も2つのバナーのクリックをお願い致します!
にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ 同性恋愛  国際恋愛

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。

スポンサーサイト



Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP