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シロ子の恋
Sun.31.08.2014 Posted in 恋愛
先日、実家に行った時の事だ。

シロ子に好きな子が出来たと妹から聞かされた。
相手は、妹の住むマンションの周囲に住む地域猫で、とても長い尻尾を持つほっそり美人の三毛猫らしい。

「三毛ちゃんが家のドアの前でご飯を食べていたら、それを窓越しに見ていたシロ子が一目惚れしたみたい。この間はじっと2匹で見つめ合っていたんだよ」
「シロ子、去勢してタマタマがないのに……」
「シロ子はほっそりした子が好みなのかも」
「ガーナ子はぽっちゃり美人だからな」
「三毛ちゃんを飼いたいけど、3匹になるのは厳しいし、家に来たらガーナ子みたいにぽっちゃりになるし」

シロ子にとっては悩ましい選択だな。
好みのほっそり美人をお嫁さんにもらったと思ったら数カ月後にはぽっちゃりになってしまうのだから。
……いやいや、猫を甘やかす癖を直せと妹に厳しく言わなくては。

その話を奴に伝えたら。

「会ってみたい!」

と言い出した。
それで今夜は実家に来ている。
残念ながら到着が遅くなったせいで、噂の三毛猫にはまだ会えていないが。

「明日は会えるかな?」
「必ず会えるって妹は言ってたぞ。きっとご飯をもらいに来るって」
「三毛猫って可愛いよね。オレが連れて帰っちゃおうかな」
「シロ子が泣くぞ」
「じゃあシロちゃんも連れて帰っちゃう!」
「妹と叔母さんとガーナ子が泣くぞ」

まったく奴は猫の事になると見境ない。
猫の尻追いかけ星人だ。

しかし奴の猫への探究心のお陰で、今夜は実家で新婚さんごっこが出来た。
妹は気を利かせて叔母宅に行ってしまったしな。「気にしないで居ても言いぞ」とオレは言ったが、やはり気になってしまうようだ。まあ、そうだろうな。

そんな訳で明日も妹は不在だが、それでも三毛ちゃんは来てくれるだろうか?
誰かれ構わずに餌をおねだりする子らしいので恐らくは大丈夫だろうが。

「Iちゃん(妹の名前)が作り置きしてくれたビーフシチュー、美味しかったね」
「ああ、美味しかった」
「ふふ、ここに来るとオレはお前と結婚した気分になるよ」
「そうなのか? オレ達のマンションに居る時よりも?」
「うん、ここにはお前のご家族や猫がいるせいだろうね。だから今日はIちゃんが居なくてちょっと残念だった。お前の家に来たオレを迎えてくれる人がいなくて」

夜は和室に布団を並べて敷いて、オレ達はそこに寝転がって暫く話をした。
淡く灯る和紙に包まれたテーブルライトだけを付けて、ウイスキーを飲んで、そのまま寝入ってしまうように心地良く寛いだ。

前々からだが、何故か奴は和布団に横になるとオレに身体をぴったりと寄せてくる。
だからオレは自然と奴に腕枕をする。
和布団には2人の人間を親密にする雰囲気があるようだ。そして肌を合わせたくなる艶かしい雰囲気も。

実家に来た時間が遅かったので、ゆっくりと食事をしてからシャワーを浴びたら、もう奴の眠る時間になってしまった。

本当は今夜、近くの公園で花火をする予定だった。
しかし花火可能な公園とはいえ、余り遅い時間に花火の音を響かせては申し訳ないので明日の夜に変更した。

「明日で8月は終わりだね」
「ああ。明日は絶対に花火をしような」
「楽しみなんだ」
「オレもだぞ」
「明日は猫にご飯をあげたら、今月最後のランチを一緒に食べて、帰り道に花火を買おう。それから……」

奴はそこで語るのを止めて身体を起こした。
そしてオレを見下ろしてキスをした。

オレは奴の髪を撫でた。
自分からもキスをして、「それからどうしたい?」と奴に訊いて。

「オレがどんな風に過ごしたいか気付いてよ」

奴はそう答えて笑った。
オレも釣られて笑った。
きっと奴が思い描いている明日の予定とオレのそれは同じだと思いながら。

8月最後となる日曜日は、朝から晩まで楽しく過ごそう。
9月に入ったらまた数日間は忙しくなる。
だから明日はゆっくりと食事をして、興味のままに買い物をして、情緒豊かに花火をして、たっぷりと心も身体も繋げておこう。

大好きな夏が終わってしまうのは残念だが、どうせ月日の流れるのは早い。
時間が流れるのを惜しむよりも来年の夏を待つことにしよう。また奴と2人で、今年よりも来年はもっと楽しい夏にすると約束して。

今夜も、本当は奴を抱きたかった。
オレも和布団の寝心地は好きだから。
それに和布団はベッドのように転げ落ちる心配がないので、激しい事をしたくなる衝動に駆られる(笑)

しかし何時もとは違う寝具で奴を抱っこするのは良い心地だった。

オレも奴と一緒に眠った。
だが3時間ぐらいで起きて、目が冴えてしまった。
今日はこのまま起きているのも悪くない。都心から離れた所(少なからず自然のある)で迎える朝の空気はとても気持ちが良いから。

窓の外はとても静かだ。
皆さんもまだ眠られるのだろう。
これから眠られる夜更かしの方も居そうだが(笑)

良い夢を見ているか?
8月最後の日曜日が幸運な1日となるように祈っています。
そして大切な人と楽しく過ごせますように。

では、引き続き心安からに幸せな夢を。
おやすみ。

<お礼>
昨日のエントリーではたくさんの応援クリックを送って下さってありがとうございました。最後のオヤジギャグへの評価でしょうか? また浮かんだら書かせて頂きます(笑)

■ky~uさんへ:すみません、31歳を超えた辺りからオヤジギャクが勝手に口から出る時がありまして(汗)

<余談>
シロ子とガーナ子の間に恋愛感情は一度もなかったようだ。
子供の頃から去勢したオスと避妊したメスの場合、一つ屋根の下で暮らしてもそうなるのかもしれない。たまに互いに毛づくろいをする時はあるが、別々に行動するのがほとんどだ。

しかし、それでもシロ子はガーナ子に何かあると(病院に連れて行く時など)、全身でガーナ子を守ろうとする。勇敢に妹に立ち向かって抗議の鳴き声を上げる(猫にこれをやられるとまるで悪人になった気分なんだよな。病気を治す為に病院に連れて行こうとしているだけなのに)

ガーナ子もまた、シロ子に何かあると不安そうなか細い声で鳴き続ける。

シロ子とガーナ子は恋人や夫婦にはならなかったが家族という絆で結ばれているようだ。

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Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

アヒルの挙式
Sat.30.08.2014 Posted in 恋愛
『何か必要なものはあるか?』
『今日は何もないよ』
『夜に食べるものもあるか?』
『作った。オレは今それを食べてる。お前のもあるから買ってきちゃ駄目だよ』

昨日、そんなLINEのやり取りをした後に帰宅したら晩ご飯が出来ていた。
それは嬉しい事だったが、病み上がりの奴がそんなに労働して良いものかと心配になった。

2014_08_29_0.jpg

野菜とチーズがたっぷりと入った美味しいスペイン風オムレツだった。
お世辞抜きにして言うが、これほど美味しいスペイン風オムレツを食べたのは生まれて初めてだった。オレは相当な幸せものだ(ノロケ)

「この形って、これも炊飯器で作ったのか?」
「そうだよ。炊飯器のレシピってどれも簡単なんだ」
「便利だな。オレも炊飯器で何か作ってみるかな」
「じゃあ、ご飯を炊いて」
「え」
「ずっと炊飯器で調理していてご飯を食べていないからご飯が食べたいんだ」

オレもケーキやピラフを作りたかったのだが……まあ、奴がご飯が食べたいというのなら喜んで作ってやろう(汗)

それにしても近頃の奴は料理の腕を上げた。
もともと奴は興味を持った事柄にスバ抜けた集中力を発揮してスキルを上げるタイプだが、料理も例外ではなかったようだ。

上手なのは炊飯器レシピだけじゃない。
先日は「これは上手い! もう外のは食べられん!」というぐらい美味しい『葛切り餅』や『沖縄風そうめん』も作ってくれた。写真を撮る隙がなくて、その見るからに美味しそうな写真を掲載出来なくて口惜しい。

奴は「楽しんでやっているから気にしないで」と言う。そればかりか「自分には料理の才能があるのかも」なんて事も言う。

だが、奴にばかり作らせては申し訳ないので、今夜はオレの奢りで飲みに行くことにした。
良く利用するホテルのラウンジで飲んだのだが、なんとその帰り道に、これが売られている雑貨屋を発見した。

「凄いぜ、まさかこんなところで買えるなんてな」
「運命の出会いだね」
「家にいるアヒルと結婚させよう」
「そうしよう」

2014_08_29_1.jpg

2匹になった。
共にオス。
左はアヒル子、右はダック子。
しかしどちらがアヒル子でダック子か判らなくなるので適当に呼んでいる。

結婚式にはオレも呼ばれた。
風呂に入っている奴に「今から始めるよー!」と言われて。

そりゃオレ達は大の『ごっこ遊び好き』だが、まさかアヒルの結婚式ごっこまで本当にやるとは思わなかった。
奴のSMの才能の理由はこんなところにヒントがあるのかもしれない。人並み外れたノリの良さとか、どんな物事もバカにしない柔軟性とか、想像を現実化させる行動力とか、な。

「おめでとう!」
「アヒル子、ダック子、いつまでも幸せに!」
「アヒル子とかダック子とか呼び難い名前だよな」
「お前が付けたんでしょ! 呼びにくくて悪いと思うならスパークリングワインを持って来て」

まさか玩具のアヒルの為にワインを開ける事になるとは……。
別に悪いとは思っていなかったので拒否しても良かったが(奴に「こら!」と叱られてペンペンされるので拒否できなかったと思うが)、しかしオレもくだらない遊びに悪乗りするタイプなのでワインの他にロザリオ・ビアンコ(グリーンの葡萄)も持っていった。

「豪華だね。アヒルとダックは喜んでいるよ」
「子が抜けてるぜ」
「呼びにくいんだもん」

まずはスパークリングワインで乾杯した。
アヒルの口にもワインをチョンと付けて。
その後、アヒル同士に誓いのキスをさせて、指輪交換などは出来ないので、オレ達のおしゃべりが始まった。

「風呂で食べるものっていうとグリーンの葡萄が浮かぶんだ。子供の頃に見たポルノ映画で、そういうシーンがあってな」
「子供の頃っていつ?」
「中学生だったかな」
「映画館の人、良く入れてくれたね」
「リバイバル上映でガラ空きだったし、そんなにやる気のない人だったんだろう。もっとも完全に成人指定のポルノって訳じゃなかった。ほとんどやりまくっている内容だったがそれがメインでもなくてな」
「どんな物語だったの?」
「暇と金を持て余した貴族がギリシア神話の登場人物に扮して不貞や乱交を楽しむんだ。フランス映画だった」

オレは映画のストーリーを語りながら奴に葡萄を食べさせた。
映画で金髪の女優がやっていたように、房に成ったままの葡萄を口に近づけて、それを噛ませて。

そして語るのを終えれば奴が質問した。「お風呂の中ではどんなセックスをしていたの?」

本当は風呂場でそういうシーンはなかった。
だがオレを嘘を言った。
白く泡立ったバスタブの中で身体を撫で回し、そのまま背後から繋げて湯に荒く波が立つほど激しくファックしたと。

オレがそんな嘘を言ったのは、理由を述べるまでもないだろう。
白い歯で葡萄を齧り取る奴の口元を眺めながら、奴もその女優のように欲情すれば良いと思いながら語った。

「そんな話を聞きながら葡萄を食べていると……食べているだけで興奮してくるよ」

そう奴が言った時、オレは「じゃあ同じことをするか」と言わずにはいられなかった。

バスタブの湯は泡立ってはいなかったが、これはソフトポルノ映画ではないのだから泡で隠す必要もなかった。
カメラや監督の視線を気にする事もなく自由に快楽を貪れるのだから、きっとオレが観た映画よりもずっと淫らで気持ちの良いセックスになるだろうと確信した。

波打つ湯の中でオレに身体を弄られながら、奴は低い声を浴室に響かせた。
もうオレの服はほとんど湯で濡れていた。
奴はもどかしそうにそのシャツのボタンを外していたが、オレが自らズボンのファスナーを開いて湯の中に入ったら笑って諦めた。

「お前は服を着たままお湯に入るのが好きだね」
「すっかり興奮するようになった。貴方の調教のせいだ」

「そうだった?」と奴は横目でオレを見て微笑んだ。
そしてその言葉を最後に、2匹のアヒルを浮かべた湯の中の快楽に熱中した。立ち昇る蒸気に淫靡な声を響かせて、波立たせる湯の音を激しく響かせて。

==========

しかし、行為中の荒波に揉まれながらプカプカと浮いていたアヒル達に笑ってしまった(笑)

まあ2匹の代りに初夜をやってたと思えば良いか。
今後いつまでも我が家の風呂で仲睦ましく幸せに暮らして欲しい。

ところで、動物の恋と言えば……と、続きは明日にしよう。

明日もオレは仕事だが18時頃には上がれる。
そして奴はまた食事を作ってくれると言ったので、それを励みに頑張ろう。

明日はどんな料理だろうな。
本当に楽しみだ(笑)

という訳で、今日は金曜日。
今週もお疲れ様でした。
明日からの週末は心ゆくまで楽しんで、疲れた心と身体を癒して下さい。

週末にも幸運な事が皆さんにあるように祈っています。

では、今夜も心安からに楽しい夢を。
おやすみ。

<追記>
浴場で欲情。
どうしても言いたかった。

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グラスの中で遊ぶ猫とそれを舐める猫
Wed.27.08.2014 Posted in 恋愛
『結果が出たよ。風邪だって』
『それだけ?』
『目眩は日射病だったかもしれないって。でも今日はなんともなかったよ :-)』

一昨日の事、昼過ぎに奴から診断結果がLINEで送られてきた。
予想よりもずっと軽い症状で安心した。
けれども奴は、その日は夕方で帰宅する事にした。奴の直属の上司にそう勧められて。

(オレが「今日は早く帰った方が良い」と勧めても絶対に首を縦に振らないくせに)

オレも出来るだけ早く帰る事にした。
午後の予定の幾つかを翌日に回して。
帰り道には形の良い葡萄を買って、それを見舞いの品にして。

==========

「おかえり」

奴は部屋で寛いでいるのだろうと思っていた。
だがオレが帰宅してみるとまだスーツを着たままリビングのソファで書類を広げていた。

「ただいま。身体を休ませないと駄目だろう。ずっとそうしていたのか?」
「ううん。帰ったら着替えてベッドで休もうと思っていた。でもここに座ったら猫が来て、撫でていたらここで眠ってしまったんだ。お前が帰ってくる20分ぐらい前に起きたばかり」
「ちゃんと休んでいたんだな。だがその格好じゃ寝苦しかっただろう」

奴はネクタイをきっちりと締めたままだった。
そんな状態で眠ってしまうとは、今日は(この数日は)かなりダルい思いをしていたのだろう。

オレは買ってきた葡萄を奴の膝の上に置いた。
奴は「今日もあんまり食欲が無いから嬉しいよ」と言って笑った。

この数日で奴は少し痩せた。
奴が早く元気になるにはどうしたら良いのかとオレは考えた。
暑い夏が早く終わってしまえば良いのだと思い付いたが、それはオレにはどうにもできなかった。

「……とりあえず、着替えたらどうだ?」
「そうだね。でもまだダルい。変な時間に眠ったせいかな」
「風邪をひいているしな。水を持ってくるか?」
「お願い」

猫型の製氷皿で作った氷をグラスに入れて水を注いだ。
そうやってしまってからオレは『失敗した』と思った。後から室温の水を注いだ為に猫の形が溶けてしまったから。だからそれはオレが飲んで、奴に渡す分は作り直した。今度は水の中にたくさんの氷をそっと浮かべて。

「持って来たぞ」
「ありがとう」

リビングに戻って奴に声を掛けると、奴はソファの上で身体を伸ばした。猫が伸びをするように、両手を前方に伸ばして腰を上げて。

普段、奴が猫を意識してそんなポーズを取るのは珍しくない。
だがその時はスーツ姿でしているのが珍しかった。

仕事用のきっちりとした格好をしているくせに砕けた態度をしていて、それが何やら艶めかしく思えた。ストイックな色気を感じたが故に、少しその格好を乱してやりたくなったという感じだ。

「まだ眠気があるか?」
「いや、伸びをしたらスッキリした」
「猫の伸びの効果か」
「前にも言ったけどヨガのポーズでもあって効果があるんだよ。水、ありがとう。冷えてる?」

奴はグラスを受け取ろうとしてオレに手を伸ばした。
だがオレはグラスを奴の顔前に持って行って、「猫の氷だ」と、それを見せつけた。

「可愛いね」と奴は言った。
「冷たいのが欲しいならこれを舐めた方が早いぞ」とオレは言って、奴が舐めやすいようにグラスを斜めに傾けた。

奴はぺろりと舌を出して微笑んだ。
そしてカラリと音を鳴らしながら氷を舐めた。

奴は猫になったつもりだったのだろう。
だがそれは猫にしては淫らな舌だった。もっとも猫の舌も色っぽいので似たようなものだったのかもしれない。行灯の油を舐める猫はきっと人間よりも妖艶な筈だ。だが少なくてもオレは本物の猫に舐められて欲情を覚えた事は一度もない。

「今のその舌、指で摘んでやりたかった」
「それは猫いじめだよ」
「そうだな。貴方が元気だったらいじめたのに」

恐らくオレは物欲しそうな顔目をしていたのだろう。
奴は再びカラカラと氷を舐めて、それからオレの後ろ首に手を回してキスをした。

オレが奴をいじめる代りに、奴はオレの舌に甘咬みをした。
冷たい歯は象牙質の硬さと滑らかを際立たせ、オレが獣(猫)に噛み付かれている妄想を掻き立てた。

気持ちが良かった。
キスが長くなれば舌や歯の温度は上がり、それはそのまま抑え切れない情欲とリンクした。

「R、オレに鳴いて欲しい?」
「鳴いてくれ。さっきの猫のポーズで」
「ふふ、良いよ。でも服を脱がさないで。お前も脱がないで」
「判った。貴方は病み上がりだからその方が良い」
「でも優しくしなくて良いよ」

交換条件のように今のセックスの気分を互いに囁き合った。
オレは暫し、奴の身体を気遣うのを止めた。今は奴の望む通りに、荒々しく執拗に欲情を突き立てる事に没入した。

ソファに身体を沈めた時、不意に、グラスの中の猫は溶けてカランと鳴った。
情事が終わったらまた水を作り直さなくてはならないだろうとオレは思った。

==========

「冷たくて美味しい。でも今度の氷は猫じゃないんだね」
「猫のはさっき全部使ったからな。それより具合は平気か?」
「さっき良く眠ったから元気だよ」
「どれ、熱」
「猫のポーズもしたから大丈夫」
「最強だな、猫のポーズ」

事の後、オレは奴とそんな話をしながら思った。
そろそろ夏は終わる。
夏が終わったら、もっと少し2人だけの時間を作ってどこかに行こうと。

秋には待ち遠しいイベントが幾つかある。
オレはそれを楽しみにしているが、夏の暑さに疲れた奴もきっと楽しみにしてくれているだろう。

秋の空が懐かしい。
川辺を飛んでいるトンボを追いかけたり、風にそよがれるススキの群れの中を歩きたい。
そんな風に思うのは、この夏が忙しすぎたせいだろうな。

==========

という訳で、皆さんもお元気か?

東京は急に寒くなったが、体調を崩してないか心配だ。
今週はずっと雨が続くようだが、このまま涼しい秋になってくれたら良いのにな。来週には天気が回復してまた30度を超えるみたいだが(泣)

奴のように暑さに伸びたタレ猫になりませんように。
週末もまた、皆さんの健康と幸運を祈っています。

では、今夜も心楽しくステキな夢を。
おやすみ。

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朝の爪痕
Sun.24.08.2014 Posted in SM・フェチ
日曜日の深夜に、ごきげんよう。

今朝、目が覚めたら股間の膨らみに重みと痛みを感じた。
心地良くのし掛かって来る重みと、定期的にチクリと来る痛みだ。

その時、オレはまだ完全に覚醒していなかった。
気を緩めればまたすぐに眠ってしまいそうな状態で、その得体の知れない股間の痛みを感じていた。

……奴め、休日の朝だからって積極的だな。

と、オレは夢と現実の狭間でスケベ笑いを浮かべた。
休日の朝にするのはオレ達の習慣だ。もう少し、その心地の良い甘咬みを味わったら、いきなり起きて奴に覆い被さってやろうと考えた。

しかしそう思った矢先、オレの股間の痛みはチクーッチクーッという針で刺されたようなものに変わった。そして次の瞬間にはグサグサグサッになって、オレはその激痛に反射的に身体を跳ね起こした。

「あたたたたたたた!!」

オレは奴の手を掴んだ。花を活ける剣山でも持っているのか!? と。
が、奴の手かと思っていた『重み』は、実はもふもふと毛に覆われた身体だった。そして剣山かと思ったのは獣の手の先に付いている……。

オレと猫様は数秒間見つめ合った。

猫様はオレの股間で爪研ぎをしていた。
爪研ぎというか、一部の猫は眠気を覚えると爪を出して足元をモミモミする。それは子供の頃に身に付く習性で、母親の胸を揉んで乳の出を良くしたところで乳首に吸い付いて眠る、という行為に由来しているらしい。

「オレのボンボリ(タマタマの事)は寝心地が良かったのか……。きっと匂いもオスフェロモンたっぷりで最高だったろ」

とオレは言いながら猫様の頭を撫でた。
猫様は気持ち良さそうに目を細くさせてクルルと鳴いた。

時計を見たら、時刻は9時半。
オレは猫様に股間を爪研ぎされながら勃起していた。
いや、誤解しないように。朝はいつも朝勃ちするタイプだから。まあちょっとぐらい痛みに感じていつもにも増して固くなっていたかもしれないが。

奴はとっくに起きていてベッドにはいなかった。
オレは奴の具合が気になってすぐに寝室を出た。猫様をベッドの真ん中に置いて。

「おはよう。起きるのが遅くなった。具合は?」
「おはよう。お腹が空いたからパンを食べていた。お前が起きたらまた寝室に戻るつもりだったんだよ」

奴は昨日よりはずっと元気だった。
しかし、目眩と重いダルさはなくなったがリンパが痛むのは相変わらずだったので、すぐに救急病院に連れて行こうと思った。

だが、

「大丈夫。救急だと一日分しか薬を貰えないでしょ? そうなると明後日も行かなくちゃならなくて二度手間になるかもしれないから明日の午前中に行くよ」

と奴は言った。
はじめはオレは反対した。1日診断が遅れる事で、もしかして深刻な病気だったら……と。

それに対して奴は笑った。
「昨日よりずっと具合が良いから絶対に大丈夫。せいぜい熱でリンパが腫れているか軽い耳の炎症だよ」と。

結局、オレは折れた訳だが……。
確かに今日の奴はずっと元気だった。外出を控えて涼しい自宅でゲームで遊んでいたせいもあるだろうが。

オレは過保護なんだろうか?
いまだに「もしも明日のなって悪化していたら」と心配でならない。
明日は必ず奴を朝一番で病院に連れて行こう。そして結果が出たらすぐにLINEで送って貰おう。

ところで、話はガラリと変わるが、

昨日エントリーにアヒルさんの写真を載せたが、それは本当は今日のこのエントリーに乗せる筈の写真だった。オレも暑さで頭が動かなくなっているようだ(汗)

2014_08_24_1.jpg
■今日はアヒルさんの向きを変えて

このところ奴は良く風呂に入っている。
暑くてだるい日にゆっくりとお湯に身体を沈めると気分が良くなるという理由で。そもそも北欧人は大のサウナ好きだ。奴も汗を流す事で活力の回復を覚えるのだろう。

いつもは、長く風呂に入る時には本を持って行って読書をする。
最近もそれは同じなのだが、最近ではたまに風呂場から『プー!』という音が聞こえてくる。

奴がアヒルをプープー鳴らしている音だ。
そして同時に、「あはははは! あははは!」という笑い声も聞こえる。

なんて可愛らしい事をやっているんだか。まさに童心に戻ってアヒル遊びを楽しんでいる(笑)

オレはその様子を覗き見したい誘惑に駆られて、そーっと風呂のドアを開いてしまった。しかし無言で眺めては申し訳ないので、開いたドアの向こうから「プー!!」と言葉で言って。

「わああ!! びっくりした!!」

しかし奴を物凄く驚かせてしまった(汗)
奴はサバっと湯から立ち上がって、オレにアヒルを投げつけるポーズを取った。

「すまん! 貴方が笑っていたから一緒に遊ぼうって」
「もう、ビックリしたじゃない! アヒルが化けて出たのかと思った!」
「オレも貴方もアヒルを〆た事はないじゃないか」
「この前パークタワーのラウンジでフォアグラを食べたでしょ!」

お化け屋敷も絶叫マシーンも全く平気な奴だが、いきなり背後から「プー!!」と言われると驚くようだ。
もっとも奴でなくても大抵の人間は驚きそうだ。オレなら心臓が口から飛び出る。いや、決して奴を驚かせるつもりではなかったのだぞ? 本当に覗き見に遠慮して言っただけで(汗)

「楽しそうにアヒルで遊んでいたのにすまない」
「許さない、本当にビックリしたんだから」
「そう言わないで、またフォアグラをご馳走するから。久しぶりにヒルズの生っぽいフォアグラとかどうだ?」
「反省してないね?」
「いやいや、してるぞ。貴方が許してくれるならなんでもする」
「本当に?」

オレはワクワクしながら奴の命令を待った。
背中を流せ! キャビアをご馳走しろ! ここで奉仕しろ! その他なんでも大歓迎の構えで。

しかし奴の命令はお手軽なものだった。

ピザキャットでピザを注文して。抽選で貰える猫用のピザキャットキャップが欲しいんだ!」

──いや訂正。決してお手軽ではなかった。
何しろ奴の命令は……

「当たるまでね」

キャップの当選者数はたったの10名。
キャンペーンは10月26日までだが、それまでに何枚のピザを注文したら当たるのだろうな。さすがサドの女装王様の命令だぜ(汗)

で、今夜はさっそくピザキャット!セットを注文した。
幸運にも一発で当たれば良いが、きっとこのキャンペーンには全国の猫好きが群がるのでそんな甘い考えは捨てるべきだろう。

「当たらなかったらどうする?」

オレはピザをつまみながらさり気なく奴に質問した。

「当てるんだ」

しかし奴はそう言ってニッと笑うばかりだった。
オレにはそれが恐ろしい宣告のように思えた。『当たらないなんて認めない、その認めないことをしたらお前は……』と言われた気になって肝が冷えた。

今朝は猫様の爪であって良かった。
当てられなかったらオレは奴に『チクチクと針と糸で縫われる』ことぐらいされるのかもしれん。

想像しただけでイテテと股間を庇ってしまう。
だがこの奇妙な高揚感は何なのだろう。まったく呪わしいマゾ体質だぜ。

完全に余談だが、
針と糸でおちんちんの皮の先を縫われて強制的に『包茎』にさせられて、それを笑われたり罵倒されたりすると感じるマゾヒストも居る。

流石にオレはそうはならないだろうがな。恐らく。

==========

という訳で、
毎度のことながら休日の時間の流れは早いぜ。

皆さんも今日は十分に楽しんで、十分に休めただろうか?
今週も皆さんにたくさんの幸運があるように応援しています。皆さんの大切な事も幸せでありますように。

関東では今週、天気が崩れるようだ。
関東に限らず多くの場所で気象による災害が続いている。

天気の悪い日は十分にお気を付け下さい。
そして万が一の備えも、今後も怠りなくされる事をお勧め致します。

では、今夜も心安からに楽しい夢を。
おやすみ。

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夏を見送る花火
Sun.24.08.2014 Posted in 恋愛
白バラコーヒーを飲みながら、ごきげんよう。

先日の事、奴はいきなり「あー!!!」と声を上げた。

ついに我が家にもゴキ○リが出現したかと、オレは急いでキッチンに駆け付けた(今年は例年に無く多く出現するという話を数人から聞いたが、皆さんもそう思うか?)
しかり奴は、床にしゃがみ込んでムーミンのトートバッグを抱えていた。猫様と向かい合って。

「どうした?」とオレが声を掛けると、
「猫が猫にかじられていたに」と奴は言った。

どういうことかと言えば……。

先々週、奴はオレに付き合って実家に来てくれた。
その時、実家の最寄り駅の前でハンドメイドのストラップが売られていたのだが、中に黒猫のストラップもあったので、オレは奴にそれを買ってやった。

で、奴はそれをムーミンのトートバッグに付けた。
それは近所で買い物をする時に良く使うトートなのだが、今日も買ったものをそれに入れてキッチンに置いていたら(いつもは放置したりせずにすぐに片付けるのだが)、猫様が黒猫をストラップを見付けてジャレ付いてガジガジにかじってボロボロにしてしまった……という別けだ。

「こんな所にほったらかしにしていたオレが悪いんだけどね」
「見事にやられたな。毛糸が出てお化けみたいになってる」
「黒猫のお化け……」

奴は両手で黒猫(だったもの)を持ってじっと見詰めた。
その表情は哀愁に満ちていた(汗)
しかし猫とはマスコットに飛び付く習性を持っているものであり、猫の飼い主たるものはそれを承知でいなくてはならなかった。……それでも可哀想なものは可哀想なんだがな。

「猫様って普段はあんまりそういうので遊ばないのにな」
「ライバルだと思ったんだよ、きっと」
「ああ……。そんな小さくても同じ種族だって判るのか……」
「だってオス猫だもん」

奴の認識では、オス猫とは非常に嫉妬深い生き物らしい。オレも同感だが。

そういや奴も嫉妬深い。
しかし今のオレには嫉妬する要素などまったくないのに、それでもしょっちゅう嫉妬するから凄い。

むしろ嫉妬心を煽っているのは奴の方なのに。
奴は今年も新人さんにモテモテだ。オレもオス猫になって奴の回りに寄って来る女性達にフー!! だぜ。

==========

ところで今日の土曜日、オレは仕事だった。
奴は休日だったので「夜ご飯を作っておくね」と言ってくれた。

オレはそれを励みに面倒臭い仕事を頑張った。
お客さんのところに行ったら、「夏休みに福島に行ってきたんですよ」という事でお茶うけにエキソンパイを出して頂いたので、それをこっそりと持ち帰って奴の土産にした。

そして18時頃に帰宅すると、奴は「おかえり!」とハイテンションで迎えてくれた。

「何か良いことがあったのか?」
「あったよ」
「ほー、どんな?」
「冷蔵庫を覗いてみて」

奴はオレの身体をクリルと回転させてキッチンへ向かわせた。
オレはピンと来た。きっと、ついに、完璧に美味しいデザートを作れたのだな!? と。

2014_08_22_2.jpg

(祝)奴君が作ってくれてミスが一箇所もないデザートのチョコレートケーキ!

拍手。
宜しければ皆さんも奴にあたたかな拍手をお贈り下さい(笑)

「凄い! 完璧じゃないか!」
「今度は生焼けじゃないんだよ。お前に食べさせる前にどうしても味見がしたくて一切れ食べたけど美味しかったんだ!」

奴の笑顔はいつもの100倍ぐらい輝いていた。
何度も失敗してようやく完璧に作れたデザートだったので。奴は物凄く嬉しかったのだろうな。ああ、かわゆいぜ。

今夜のご飯はピリッとスパイスを効かせたローストチキンだった。それもとても美味しかったが、それに添えられた蒸しポテトとサラダも美味しかった。

「今夜は凄いご馳走だな。大変だったろ?」とオレが言うと、
「今日も頑張ってるお前の事を考えていたら美味しいものを作りたくなったんだ」なんて嬉しい事を言ってくれた。

たまに、奴には言えない事だが、奴が家の中の事をしてくれたらと思う時がある。
もっとも奴も夢を持って仕事をしているのだから本気でそれを勧めたりはしない。だがたまに、深夜とか休日に仕事をして帰って来た時に、奴があたたかな料理で迎えてくれると、そんな甘い思いに取り憑かれる。

と、そんな話は横に置いて、夕飯を食べ終わった後、さっそく奴の手作りケーキを頂いた。

「バナナの風味だ。バナナが隠し味なのか!」
「うん。美味しい?」
「美味しいぞ。中がしっとりしていて、こんなに美味しいチョコレートケーキを食べるのhが初めてだ」
「大袈裟だな。あ、ちょっと待って。お前用に生クリームがあるんだ。それを付けて食べて」

生クリームを添えたチョコレートケーキはますます味わい深くなった。
奴がオレの為に甲斐甲斐しく料理やデザートを作ってくれたのが嬉しくて、オレはその気持を伝えたいが為に唐突に奴にキスをした。

しかし、
オレがちゅっとした途端に奴はパッと顔を逸らした。
『何で?』とオレと思うと、奴は「あ」と言ってオレの首筋に顔を伏せた。

「ごめん、風邪をひいたのかもしれないんだ」
「エアコンに当たりすぎたか?」
「どうなんだろう……。実は一昨日から目眩と頭痛がする。軽いんだけど、頭がぼんやりして、だるくて……」

奴のその言葉にオレはハッとした。
その症状はもしや風邪ではなく(軽度の)熱中症ではないか? と。喉や鼻はまったく無症状で、目眩や重頭感があるのが怪しく思えた。奴がそんな症状の風邪を引いた事は一度もなかったから。

一昨日といえば鎌倉の翌日だしな。
暑さに弱い奴が長い時間汗を流し続けていたのをオレは心配していたが、スポーツドリンクではなくちゃんと経口補水液(OS-1)を飲ませれば良かった。

「すまない、すぐに薬局に行ってくる」
「薬局?」
「OS-1を買ってくる。そして明日は病院に行こう」
「大丈夫大丈夫、本当にちょっとだけクラッとするだけだから。あとは元気なんだよ」
「それでも、とにかく待っていてくれ」
「一人になるのは嫌だからオレも一緒に行く」
「安静にしてないと!」
「ケーキも焼けたんだから大丈夫!」

こんな時にも発動する奴のスーパー頑固は揺るぎなかった。

結局、2人で近所の薬局に行った。
予備の分も混ぜて、OS-1のゼリータイプを4個、ドリンクタイプを4本買った。

その帰りにスーパーに寄って麦茶を買った。
もう夏の終わりも間近で今更かもしれないが、今年はまだ冷たい麦茶を自宅で作っていなかった事を思い出して。
それから花火も買った。
今年はまだ2人だけの花火大会をしていなかったから。

「今年の夏はお互いに忙しかったね」
「夏の恒例の麦茶と花火を忘れるなんてな」
「そうだね……。こんな風に、今までしていた事を自然としなくなってしまうのは寂しいね」

麦茶を買う時に「花火も」と言ったのは奴だった。
もしかすると奴は思っていたのかもしれない。「今年はいつやるの?」と。
だとしたら忘れていたのはオレだけだ。奴はオレに気を使って言えなかったのかもしれない。

忙しかったからという言い訳は、おそらく通用するだろう。
だがそれで許して貰えたら満足か? と問われたら否定するしかない。奴に寂しい思いをさせてしまったら、オレの気持ちは重くなって胸が痛くなってしまうから。

「必ず花火をしよう。来年も」とオレは言った。
「また花火の後にスイカを食べようか」と奴は言った。

一番美味しいスイカを買おうとオレは思った。
今年の夏は大した盛り上がりもないままそろそろ終わってしまうが、もう4年も続けてきた2人の行事は今年も楽しく盛り上げたい。

今年もたくさんの花火を買おう。
綺麗なのも、派手なのも、蛇花火も(笑)、そして静かなのも。
それらを終えた時に、今年も2人で夏を過ごせたという実感を感じられたらとても嬉しい。

==========

買い物から帰宅して、さっそく奴にゼリータイプを飲ませたが、明日には少しでも回復していたら良いな。

奴は「もう大丈夫!」なんて言っていたが、いつもオレに心配を掛けまいとする奴の言葉はあてにならない。奴は平気で無理をするからな。今回も2日間も具合の悪いのを黙っていた(汗) 元気になったらお尻ペンペンだ。

症状が少しでも残っていたら病院に連れて行く。点滴を打ってもらえば楽になるから。と、その前に、本当に熱中症かどうかの検査をしてもらわなくてはならん。

2014_08_22_1.jpg

という訳で、
今週は物凄く暑い日が続いたが、皆さんも大丈夫だったか?

オレの会社には明らかに夏バテの人が数人いて朝から晩までずっとボーっとしていた。
いつもならそんな態度でいたら厳しい上司に注意されるのだが、今年は仕方がないと大目に見られていた。

幸いな事に、(雨は多くなるが)来週は気温が下がるようだ。
暑さに疲れた皆さんの体調が落ち着きますように。
8月の最後の一週間を楽しく過ごせるように祈っています。

では、今夜も心安らかに幸せな夢を。
おやすみ。

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とある真夏の水曜日の鎌倉
Fri.22.08.2014 Posted in 恋愛
連休3日目の夜に、ごきげんよう。

昨日は江ノ島と鶴岡八幡宮に行ってきた。
しかし物凄く暑くて、奴は途中でバテてしまった。

2014_08_20_1.jpg
■真夏を描いた絵画のような景色だった

「座ってるだけで汗が滝のように流れてくるな」
「暑い。また海に沈んでくる」
「クラゲがいるかもしれないから遠くまで行くなよ。待て、浮き輪を持っていけ! カツオノエボシという怖い生物もいるみたいだから気をつけろ!」

人一倍暑さに弱い猫のような奴は海の生き物と化していた(つまり海猫)

もっとも暑さに我慢できなかったのはオレも同じだった。
砂浜に寝転がっている時には冷えたスポーツドリンクが離せなかったし、そろそろ海を離れなくてはならない時間になっても海から出ることが出来なかったし。

「またお盆が戻ってきて地獄の釜が開いたのか?」
「ここは鎌倉だし、妖怪がたくさんいるかもね」
「探しに行こう」
「判った」

海の家でシャワーを浴びた後、オレ達は冷房の効いたイタリアンレストランで一息ついて、それから片瀬江ノ島の探索を始めた。

炎天下のせいか猫とは出会えなかった。
時間がなくて猫が棲むところまで行けなかったせいもあるが。

この後、もう一つの重要な用事があったので長く江ノ島に滞在する事は出来なかった。
非常に名残惜しかったが、そもそも今日は猛暑で探索には向かなかったので、猫の尻を追いかけるのはまた別の日にすることにした。

「妖怪が出そうな古い神社はない?」
「その辺の小径を歩けば、いつのまにか妖怪の世界に迷い込みそうだが」
「猫の妖怪に会いたい。ちょっと試してみようか?」
「おみくじを引く前に猫の妖怪に食べられたらどうするんだ」

そう、オレ達はおみくじを引く為に鶴岡八幡宮に向かっていた。
今はオレも奴も運試しをしたい時だったので、どうせなら凶や大凶が多く出ると評判の鶴岡八幡宮で真剣勝負に挑む事にした。

2014_08_20_4.jpg
■凶運みくじの納め箱がある神社でおみくじを引くのは初めてでドキドキした

鶴岡八幡宮は大凶おみくじが多い!? & 凶・大凶運納めの箱

鶴岡八幡宮は初めて行く神社だったが、その優美な風格に感動を覚えた。
参道は長く、それを歩み終えると見えてくる真紅の鳥居は、真青の空を背景にして晴れ晴れとした美しさを誇っていた。

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■応神天皇と神宮皇后の勇ましくも瑞々しい神徳にみなぎる素晴らしい社だった

「凄い、なんてキレイなんだろう」
「一眼レフカメラを持ってくれば良かったな。どこを見ても素晴らしいぜ」
「ねえねえ、この蓮の池には河童がいるかな?」
「今日はどうしても妖怪に会いたいみたいだな。参拝の時に妖怪に会えるようにお祈りすると良いぞ」

まずは手と口を清めて参拝した。それから絵馬を書き、その後にいよいよおみくじを引いた。

「引く前に、自分に必要な言葉を下さいって神様にお願いしておこう」
「あ、そうすると良いんだ? じゃあオレも」

おみくじの前で2人で手を合わせた。
結果は神様の御心のままに、素直に聞きますのでとにかく今の自分に必要な言葉を下さいと。

そして、ちょっと緊張しながらを御神籤箱をガラガラと振って、出てきた御神籤棒を見ると……。

「吉だ!」
「わ、凄い。オレは中吉!」
「おお! 良いじゃないか!」
「お前も! 凶じゃなかったね!」

お互いの幸運を喜んだ後に、おみくじに書かれている文章をじっくりと読んだ。
おみくじは『大吉』とか『失せ物:出てくる』とかで占いが出来る一方、実はそれよりも和歌(一番大きく書かれている文章)が重要であるらしいので奴と読み解いた。

「オレも貴方もなかなか良いよな?」
「かなり良いんじゃない? 今後の幸運を信じても良さそうだ」
「2人とも凶じゃなかったって凄いな。オレ達より先に引いていた人は凶だったぞ」
「あはは、そうだね。安心してオレ達の未来を信じようよ」

正直な所、オレの仕事も奴の仕事も、この先数年間は安定しない。オレなど職業を変える可能性もある。
それに関して大きな不安を抱いている訳ではないが(当たり前だが小さな不安はある)、もしも凶や大凶が出たらそれ相応の覚悟を決めようと思っていた。

「もしも茨の道になっても乗り越えるまで一緒に頑張ろう!」
「ああ、貴方が成功するまでオレは支えて励ますぞ!」
「オレだって!」
なんて、そんな話を真剣にしながら。

だが幸いな事に、おみくじには幸運な事が書かれていた(オレの胃炎は今後も続きそうな事が書かれていたが・汗)
だからもう少し気楽に、そして仕事を楽しむ余裕を持とうという気持ちにさせられた。好きだからやろうと決めた仕事なのに、それに喜びを感じないで不安ばかりになるのは可笑しな事でもあるから。

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■階段の上にある本堂から見下ろした景色。夕刻が近づいて良い風が吹いていた

「良いおみくじが出たお祝いをしようぜ」
「賛成! まずは冷たいものが飲みたい」
「バテてるか? 参道が長くて大変だったろ。ここを出たらすぐに涼しい店に入ろうな」
「え、この神社は広くてたくさん見るところがあるのに……」
「ここもまた秋に来よう。この炎天下を歩き回ったら貴方は倒れるぞ」
「妖怪に会えそうなところなのに……」

奴はガッカリしながらもオレの意見を了解してくれた。

本当の事を言えばオレももっとじっくりと見たかった。
もともと寺院は好きだし、その広い庭を探索するのはとても楽しいから。もしかすると奴が喜びそうな、さも妖怪が潜んでいそうな古い社もあったかもしれないし。

だがこれからも来ようと思えば何度でも来られるのだから、今回は欲張らないことにした。
何より奴は、翌日も休日のオレとは違って仕事を控えていたから。

秋が深まればますます情緒豊かな社が見られる。
だからその時には鎌倉に宿泊して存分に楽しもうと奴と約束した。

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■豊島屋本店のシャッター

鶴岡八幡宮の近くには様々な店があった。
喫茶店、和洋中飲食店、漬物屋、お菓子屋、アクセサリーというかパワーストーン屋。

しかし、オレが入りたいと思っていた店はことごとく休みだった(汗)
鎌倉は水曜日が定休日の店が多い。秋に来る時には絶対に水曜日は避けよう。

ツイッターのフォロワーさんにオススメして頂いたフレンチレストラン、イタリアンレストラン。そして、鳩サブレーでお馴染みの豊島屋の本店も休みだった。

で、その豊島屋さん。本店のみで販売している『秘密の鳩コレクション』なるものがあり、その存在をフォロワーさんに教えて頂いた時にはガックリした。

「鳩クリップス、鳩カー、可愛いな。買いたかったぜ」
「今日はとっても楽しいけど、ちょっと悔しい日になっちゃったね」
「また秋に来れば良い」
「真夏の逢魔の時刻の時の方が妖怪に会えそうな雰囲気だけど、秋もきっと大丈夫だよね」

どうやら奴は、妖怪は猫と同じぐらいの確率で出現するものだと思っているようだ。
もっとも妖怪って幽霊よりも現実的だ。触れるし、気ままに人間の生活に入り込んでくるし。だから外国人がそんな錯覚を覚えても不思議ではないのかもしれん。

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■古都で遊び疲れた夜にはレトロなホットケーキが良く似合う

和食レストランで食事をして、鎌倉駅の周辺を見て回って、いよいよ奴が疲れたので早々に切り上げる事にした。
けれど最後にもう1軒だけ、今日の出来事などを語りながら珈琲を飲みたくなった。

大きなホットケーキで有名なイワタ珈琲も水曜日が定休日だった(笑)
その名物ホットケーキの話を奴としていたら妙にホットケーキが食べたくなって、そのすぐ近くにある不二家レストランに入る事にした。

「不二家レストランに入るのって20年ぶりだぜ」
「そんなに久しぶり?」
「ああ、ここって子供向けっぽいレストランだろ? 最後に入ったのは中学生の時だった。当時住んでいた家の駅前にあってな」
「じゃあ懐かしい味が堪能できるね」

奴は珈琲を、オレは紅茶を。そして2人で一人前のホットケーキを食べる事にした。

果物や生クリームたっぷりのゴージャスなホットケーキもあったが、その日はオーソドックスなバターとメープルシロップだけのが食べたかった。

そしてそれを注文して大正解だった。
温かくて柔らかなホットケーキに染みこむバターとシロップの味は最高に美味しくて、その日の疲れをすっかり忘れてしまう程だった。

「……美味しい。ホットケーキってこんなに美味しかったんだ」
「この前、貴方が作ってくれたホットケーキも美味しかったぞ」
「こんな美味しいのと比べられたら恥ずかしいよ」
「また作ってな」
「ふふ、良いよ。食べたくなったら言って」

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■歴史と風格を感じさせるペコちゃんポコちゃんの肖像画。ちょっとホラー風味なのが良い

窓の外は日が沈んでいた。
朝から昼間にかけて海で見た眩しい青空はなくなって群青色の夜空になりかけていた。

日が暮れるのが早くなった。夏が終わるのを感じた。

今年はそれほど充実した休みは過ごせなかったが、こうして奴と朝からずっと一緒に過ごして、静かに語らいながら夜を迎えられたのだから満足だと思えた。

「こういう景色を見ると帰るのが勿体なくなるね」
「そうだな。この駅がもっと静かになるまで過ごしたくなる」
「野宿して妖怪を探す?」
「蚊の標的にされるぞ」
「それは嫌だ」

笑っている奴に笑みを向けて、鎌倉探索中に買ったブレスレットを取り出した。黒猫の顔の形にカットされた石の入ったブレスレットだ。

奴はニコニコしながら左手を出した。『着けて』というように。
オレは奴の手首にそれを通した。そして黒猫の頭を撫でて、奴の手を握った。

「幸運の黒猫だ」
「今日から良いことがたくさんあるぞ」
「そうだね。それに悪い事から守って貰える」
「また会社には着けていけないアクセサリーだが」
「猫の家(アクセサリーケースの事)が賑やかになって嬉しいよ」

それは1000円ぐらいのブレスレットだったが、そんなものでも奴は嬉しそうな顔をしてくれてオレも嬉しくなった。

そういえば奴は、鎌倉でもたくさんの猫を手に入れた。
同じく1000円のトートバッグ(ツイッターに画像を載せました)、やはり1000円の小銭入れ、またしても1000円の置物。

奴は鎌倉では1000円あれば幸せと喜びを手に出来るようだ。
ミステリーの古都、鎌倉は、神秘的な猫グッズにも溢れている。秋にはまた必ず来なくてはならない。もっと猫の家をいっぱいにしてやる為に。

帰り際に鳩サブレーを買って、今回の鎌倉探索は終わりを迎えた。

おみくじを引いてきて良かった。
江ノ島から鎌倉に移動する途中、奴が射的をやって、見事に当てた(最下位賞のようなものだったが)シャボン玉をプレゼントして貰えて嬉しかった。

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■奴からもらったシャボン玉。タツノオトシゴ? 今度の休日に遊ぼう

連休も今日で終わりだった。
今年も充実した休みを過ごせた。願わくば来年は、もう少しバカンスらしい休みを過ごしたいけどな(笑)

本日も最後まで長文にお付き合い下さってありがとうございます。
日頃の感謝を込めて、鶴岡八幡宮では皆さんの幸運も祈ってきました。
金運、恋愛運、結婚運、健康運、仕事運、どの運気も上がりますように。

では、今夜も心地良く楽しい夢を。
おやすみ。

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宝石箱の中の猫達
Wed.20.08.2014 Posted in 恋愛
「今日は夜まで暑いな」
「バテそう。ピリッと辛いものが食べたい」
「カレーにするか?」
「カレーより、スパイシーなスチームローストが食べたい。良い?」

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■スパイスを効かせた雛鶏と季節野菜のスチームロースト。カレーと並んで夏に食べたい料理

今年の夏は夜になれば涼しくなる日が多かったが、今夜は夜になっても暑かった。
久々の熱帯夜だ。
オレは暑さに弱い奴を案じながら中野から六本木へと向かった。

中野にはちょっとした用事があってブロードウェイに行っていたのが(用事というかマニア向けな遊びだが)、そこは非常に物珍しくて興味深かった為に4時間ほど居座って『お宝』の本を買い漁った。

オレが児童と呼べる年齢に持っていた本がたくさんあった。
当時500円ぐらいだったミステリー小説が6000円とか、3500円ぐらいだったアート系の本が12000円とか、1500円ぐらいだったオカルト系の本が15000円とか、つくづくもっと物持ちの良い性格であれば良かったと後悔した。

それで思い出したが、オレはかつて、クイーンが初来日した時に出版された特集本とか布製シールなども持っていた。
今も持っていたらどれほどの価値になっていたのだろう? まったくオレという人間は軽率で間抜けだ。

「どうするかな、これも買うかな。セットで10000円だからお買い得だ」
「一度に買おうと思わないでまた来たら?」
「それも良いな。また付き合ってくれるか?」
「もちろん。ここは玩具と本の資料館みたいで面白い。日本のものが好きな友人へのプレゼントにもなりそうだし」

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■あの事件のあったこのショップはすっかり落ち着いていた。45万円のレトロなロボットがあって、奴と一緒にビックリ!

数時間も館内を歩き回ったのでブロードウェイ内の喫茶店で冷たいものを飲むことにした。
とても中野らしい店内のインテリアに奴は「アーティスティックだね」と面白がっていた。店長を「ちょっと格好良い人」とか言っていたのには嫉妬したが。

そして六本木へと戻ったのだが、オレは奴の目を盗んで猫のリングを買った。
もちろん奴にプレゼントする為だ。
今年はまったく夏休みらしい事が出来なかったので、せめてものお詫び……というか、楽しい気持ちになって欲しくて。

ミッドタウンのビストロでまずは乾杯した。

「スチームローストの他の料理は?」
「ラタトゥイユのスティック野菜と、フレンチフライと黒トリュフ。お前は?」
「そうだな、和牛と白いんげん豆のタリアテッレを頼むか。一皿頼んで2人でシェアして」
「美味しそうだ。お腹が空いたから早く食べたいね」

奴はそう言ってオレのグラスに2杯目のワインを注いだのだが、オレはその時、ブロードウェイで買った猫リングを奴に差し出した。

「……を買ったショップにあった。可愛いと思ってな」
「オレに? 可愛いの? 何だろう?」
「身に付けなくてもストラップに括り付けても良いと思う」
「開けてみるね」

簡素な包装を解いて奴は猫のシルバーリングを取り出した。
目にキラキラ光る石の入った猫のリングだ。奴はそうしたものを何個も持っているが(全てオレが贈ったんだが)、それらとはまたちょっと違うイメージなのが良いと思って奴にあげる事にした。

「すまない、そういうのはもう何個も持っているよな」
「何で謝るの? すごく可愛いよ。ありがとう!」
「そうか? 会社に着けていけないものを何個も贈っても仕方がないと思ったんだが、つい習慣……だな」
「ふふふ、ステキな習慣。身に着けられる日は少ないけど、オレの宝箱にたくさんの猫達がいると思うだけで嬉しいんだ」
「そうか……。良かった。で、ステキな習慣か?」
「大好きなお前に大好きな猫をプレゼントして貰うなんてとても幸せでしょう? 貰う度にとっても嬉しくなるんだよ」

オレは少々照れくさくなりながらこんなことを考えた。
奴の宝箱(アクセサリーケース)はそこそこ大きいのだが、いつか猫が溢れるぐらい猫のアクセサリーを贈ってやりたいと。何年か掛かってもしも本当にそうなったら、その積み重ねの全ては、オレにとっても幸せな思い出になりそうだ。

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■食後のチョコレートケーキは奴からのプレゼント。フォークを2つもらって一緒に食べた

「今日、楽しかったな。買い物ばっかりだったが」
「楽しかったね。明日も朝から夜までずっと一緒に遊べるから楽しいよ」
「そうだな。そして明日は、ちょっと緊張するな」
「あはは、そうだね。でもどんな結果が出ても大丈夫。オレはお前を応援するから」
「オレもどんな事になっても貴方を支えるぞ。困難のない人生なんてないんだから、困難を乗り越える事を楽しもう。見事に困難を乗り越えたら盛大に祝ってな」

「頼りにしてる」と奴は言って猫のリングを左手の薬指に嵌めた。そこにはずっと前にオレが贈った仮のマリッジリングが嵌っていてが、「こうすると二重の幸運が来るみたいだよね」と奴は言ってニコニコと笑った。

オレの贈ったものが奴の幸運となるならいくらでも贈りたいぜ。
プレゼントなんて相手の喜ぶ顔を見て幸せを感じるからこそ贈りたくものだから、奴には今後も良い顔で笑って欲しいと思う。貴方の「嬉しいよ」の言葉は、オレが仕事をする原動力にもなっているからな。

そういえば幸運の猫といえば、黒猫とかオッドアイの猫か。噂ではゴールデンチンチラは金運に良いとか色々とあるみたいだが。

そうだ、これから何年も掛けて、全ての種類の猫のアクセサリーを贈れたら良いかもしれんな。
そうすれば奴も、「今度はシンガプーラだ!」とか「今度はノルウェージャンだ!」とかで飽きが来ない。
しかしアクセサリーの猫ってそんなに種類がないんだよな。大雑把に短毛種か長毛種があるだけで(汗)

オレは赤ん坊の頃から猫と付き合いがあるが、猫のアクセサリーとも長い付き合いになりそうだ。

==========

という訳で、連休1日目は楽しかった。
中野ブロードウェイに入ったのは10数年ぶりだったが立派になったもんだな。海外にもその名は知られているようで、まんだらけの漫画館からラテン系の格好良い男が出てくるのを目撃した!

昔よりもオタク心を刺激する幅広いジャンルの店が出来ていたな。
実はオレは少し前から鉱石の収集を始めているのだが、今日はなかなか立派な水晶クラスタ等を見つけたのでそちらも購入した(オレの鉱石への関心はツイッターでフォローして下さっている方ならお気付きかもしれないが)

猫グッズのショップも数軒あったので、また奴と行ってみたい。
いつもとはまったく違った雰囲気の場所でショッピングデートするのは新鮮で楽しかった。

皆さんも今日は楽しい1日を過ごされたか?
お盆が終わってまだ2日目で、連休が恋しい方も多いだろうな(笑)

明日もオレ達は面白い場所に行くので、そこで皆さんの幸運を祈って来ます。
まだまだ残暑は続きそうだが、元気に楽しく毎日を過ごされますように。

では、今夜も心ゆくまで楽しい夢を。
おやすみ。

■猫のオムニバスは明後日、更新致します。明日は明日の日記を書きます。

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パンケーキを焼く猫様
Mon.18.08.2014 Posted in 恋愛
『何か土産は?』
『今夜は何もいらない』
『判った。あと40分で帰る』

通常、オレが仕事で奴が休みの日(あるいは奴が早く帰宅している日)にはLINEでそんなやりとりをする。
そして、奴が『何もいらない』と言う場合には、奴が何か作ってくれている。

今夜の料理は何かとオレは楽しみに帰宅した。
今夜の食事はシーフードたっぷりのリゾットだった。そして食後にはなんと、奴の手作りデザートが用意されていた!

「凄いぜ、炊飯器で焼いたんだ?」
「パンケーキだよ。見て、ふっくら焼けた。今度は成功した!」
「やったなY君! 良い匂いだ!」
「ふふふふふふ、もっと褒めて褒めて」

大きな白い皿の上には半球形のパンケーキが焼き上がっていた。
オレ達はそれの前で抱き合ってじゃれ合った。

表面は程よい狐色。
その上に生クリームやメープルシロップやバターやアイスクリームやプリンをトッピングして食べて欲しいと奴は言った。

「プリンまであるのはゴージャスだな」
「上手く乗せて食べてね。じゃあパンケーキを切るよ」
「オレも一緒に切る」

オレ達は2人で一本の包丁を持ってパンケーキをカットした。
ふんわりとしたそれはサックリと切れた。
しかし中はちょっと生焼けで、カスタードクリーム状の生地がトロリと出てきてしまった。

「また失敗した……」

それを見た途端に奴がうなだれた(汗)
これを4度目の失敗にさせてたまるかとオレはすかさずフォローした。「これぐらい大丈夫だ。半生チーズケーキとか半生チョコケーキとか流行っただろう? それと同じだから失敗じゃない!」と。

「でもホットケーキで半生ってあった?」
「なくても食べてみて美味しかったらそれで良いんだ」

オレはまだ何もトッピングされていないパンケーキをフォークに刺して一口食べた。
問題なく美味しかった。
確かに粉っぽさはあったが、シロップや生クリームを掛けてしまえば簡単に誤魔化せる程度だった。

「……本当に美味しいの? バナナチョコレートの時みたいに無理してない?」
「本当に美味しいぞ。切ってやるから貴方も食べてみれば良い」
「うん。……あ、ついでに蜂蜜をかけてプリンを乗せて」
「自分で好きなように乗せた方が良くないか?」
「ううん、自分でやると思い切って生クリームとかプリンとか乗せられないから」

オレにデザートを作ってくれるようになった奴だが、本人は今もそれほど甘いものは好きでない。
オレが甘いもの好きだという事だけでわざわざ作ってくれている。レシピを見ながら素材を買って、粉を測って、クリームをホイップさせて。
それはひょっとして物凄く深い愛情なのではなかろうかと思う。そしてオレはニヤニヤと顔を歪ませずにはいられなくなる。

「生クリームをホイップさせるのは大変だったろ?」
「そうでもないけど、猫がボウルを覗き込んだ時に顔に飛沫が飛んでビックリして逃げていった」
「あっはっは、猫様が大変だったか」
「オレがキッチンに立っていると必ず来るからね。その内、デザートの作り方を覚えてお前に作ってくれるかもしれないよ」
「楽しみだ」

帰宅したら奴と猫様の手料理が待っているなんて素晴らしい楽園だ。
オレが多忙になったせいで料理を作る回数が増えた奴には申し訳ないが、今後も色々な料理とデザートを作ってくれたら……なんて甘えてばかりじゃいけないな。

「今週、時間が出来たらオレも何か作ろう」
「リクエストして良い?」
「良いぞ。何だ?」
「まずは一緒にゼリーを作ろう。それから……」

オレは2つのリクエストを了解した。
作って貰うものも良いものだが、オレの作ったものを食べたいと言って貰うのも悪くない。
しばらく料理をしていないが、感謝と愛情を込めて失敗しないように、少しでも前よりも美味しく作れるように頑張ろう。

その前に、明日の夜は奴とデートだ。
明日が終わったら明後日は休みだ(歓喜!!)

明日の仕事が終われば楽しい事が待っている。
今年のお盆は仕事だらけで奴に寂しい思いをさせてしまったので、これから秋に掛けて奴孝行(親孝行)をしてやろう。

お盆も、近所の町内会の祭りも終わって、夏の終わりを肌で感じる。

明日からは皆さんも忙しくなるのだろう。
連休中は存分に楽しまれましたか? 今夜はゆっくりと眠って、また明日から有意義な日々をお送り下さい。

夏が終わって秋になっても皆さんが幸運でありますように。
今夜も心地良く楽しい夢を。

おやすみ。

==========

今夜はオムニバスで4つの話を書くつもりだったが眠いので休ませて頂きます(汗)
残り3つは明日の夜が明後日に。

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電話よりもオレを選んだ瞬間
Sat.16.08.2014 Posted in 恋愛
イタリアンレストランでコース料理を食べて帰ってきた夜の事。

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テーブルの上には奴のトートバッグが置いてあり、その上には黄色いアヒルが乗っていた。
見たことのないアヒルだったのでオレは奴に訊いた。「買ったのか?」と。すると奴はこう答えた。「◯◯町の雑貨屋で一個50円で売られていたんだ」

50円なら10匹ぐらいまとめて買ってくれば良かったにと思った。10個のアヒルを浮かべて風呂に入る奴の姿はきっと可愛かったから。

それを奴に伝えると、奴は照れた顔で笑った。「そうだね、ホテルに持って行って広いお風呂に浮かべてお前とアヒル釣りも出来る」等と言って。

だからオレは仕事の帰りに、奴がアヒルを買った雑貨屋に立ち寄る事にした。10個と言わずに残っているアヒルを全部買って来てしまおうと密かに決めて。

「猫も遊ぶかな?」
「紐で括ってぶら下げたら遊ぶかもな」
「ふふ、可愛いだろうな」
「嬉しいか?」
「うん、ありがとうね」

レストランで食事した夜は帰宅してもワインを飲みたくなる。
その日も例外ではなくグラスに注いだ赤ワインを飲みながらオレ達は語らっていた。

そしてそんな日は、いつもより官能的な気分になる。
オレ達はアヒル風呂の話をし始めた辺りから身体を寄せていた。笑いながらキスをして、抱擁して耳に愛撫をして。

「今夜のワインは蜂蜜漬けの林檎みたいな味だね」
「甘いが嫌いじゃないだろう?」
「好きだよ」
「オレも好きだ」

オレの手は奴の胸に触れ、その指先がうごめく度に奴は身体を震わせていた。笑顔で話す言葉に乱れる吐息を混じらせて。

もう間もなくソファに沈む筈だった。
しかしその寸前のところで奴の携帯が鳴った。22時近かったので無視すれば良いものを……とオレは思ったが、友人の思いの奴は律儀に『応答』をタップした。

電話の相手は親しい友人のようだった。
奴はオレの頭を撫でながら話をし始めた。『ゴメンね!』と手でジェスチャーを寄越して。

こんな時、オレはとても悪趣味な人間となる。
オレは許さなかった。
オレの大好きな静かにささやくような低い声を向けられている相手に嫉妬を覚えて奴を独占してやりたくなった。

オレはさっきの続きをした。
猫が強引に懐に入ってくるように奴のシャツをめくり上げて胸の突起物に唇をくっつけた。そして尖らせた舌先でそれを押しつぶすように舐め回した。

『こら!』

奴は声には出さずに表情でそう言った。
だがオレは止めなかった。奴の下半身にも手を伸ばして無言の抗議をより激しくさせた。

奴の言葉数は減った。
迂闊に口を開ければ電話口で喘ぎ声を出してしまうかもしれなかったからだ。それに会話に集中出来なくなってしまったから。
清廉潔白な愛なんてこの世にはない、ザマミロ! と、オレはそんな気持ちで奴のズボンのファスナーを降ろした。今度はそれを口に咥えて達するまで離さないつもりで。

実際のところ、やろうと思えば電話をしながらでも仕事をしながらでもセックスは出来る。
「どうしても声が漏れちゃう!」なんてエロ小説やエロ漫画だけの話で、冷静さを失わない限り喘ぎ声を隠すなんて簡単なのだから。ピークが来るまで咥えさせておいて射精の衝動が来たら電話を切って本腰を入れたら良い。

だが奴はそうはしなかった。
電話での会話を疎かにして、オレの愛撫にいちいち反応していた。
それは、『こら!』などと訴えながらも、その状況に誘惑されて楽しんでいたからに他ならない。

なかなか動かない口。曖昧な返答。
奴はオレの髪を握ってビクビクと腰を蠢かせていた。

オレはそんな奴の反応を楽しみながら更に責め立てた。口ばかりでなく手も使って奴の泣き所を扱き、今にも訪れそうなフィニッシュを口の中で受け止めようとした。

その時、奴は早口で「ごめん、猫が緊急事態だから切るね!」と言った。
そして携帯を放り投げ、荒々しく両手でオレの髪を掴み、「ああ! ああ!」と大きく喘いだ。

その豹変にオレは驚かされた。
だが、とても嬉しかった。

奴は電話よりもオレとのセックスを選んだ。
そう選択した瞬間、静かな声は淫らな喘ぎへと変わった。スイッチを切り替える前の出来事(電話)など、もはや奴の頭には一片も残っていないかのようだった。

オレは奴のそれから口を離した。
愛していると伝える為にキスをして、それから身体を深く繋げる為に奴に覆い被さった。

セックスに刺激を求めるなら、たまには多少の障害があった方が良いのだろう。
拘束されながらのもどかしいセックスも、相手を奪う事に躍起となり、荒くれたケダモノとなって激しく燃えられるのだから。

2014_08_15_1.jpg

その2日後。
オレは奴に場所を教えてもらって雑貨屋へ行った。

するとそこはシャッターが下りていて閉店の紙が貼られていた。
アヒルが50円と安かったのは閉店投げ売りセールだったからのようだ。

「OMG! あの時もっと買っておけば良かった!」
「失敗したな」
「50円の玩具を一個だけ買うのって恥ずかしかったし……」
「安くて気に入ったものは大人買いするように!」
「今度からそうする!」

倹約家の奴が珍しく浪費に賛成した出来事だった。
もっともアヒルがもっと高かったら「一個で良いよ」と言っただろうけどな(汗)

仕方がないので風呂に浮かべた一個のアヒルを奪い合うゲームでもするか。セクハラ攻撃歓迎というルールを設けてな。

==========

という訳で、お盆の連休中だがいかがお過ごしだろうか?

オレはほとんど仕事だが、それでもそれなりに楽しく過ごしている。
お盆後と秋には連休があるので、それを楽しみに今は頑張る事にした。奴と休日が擦れ違ってしまうのは寂しいけどな。もっとも有給を利用してもらって一緒に遊ぶつもりだが。

貴重な休日にもこのブログに訪れて下さってありがとうございます。
感謝を込めて、お盆休みは残すところ2日となるが、この週末はとびきり幸運な日となるように祈っています。

では、今夜も心安らかに楽しい夢を。
おやすみ。

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馬と縄 .3
Fri.15.08.2014 Posted in SM・フェチ
奴はオレの両手首をネクタイで縛った。
それは恐らく『手錠』の代わりだった。

そしてそのネクタイの端を掴んでベッドルームへと移動した。
どうやら舞台は『満員電車』から『取調室』へと移った様だった。

「座りなさい」

奴の口調が変わった。
口調だけではなく顔付きや仕草も。

それは、ここから奴が主導権を握るシーンになる事を意味していた。派手な化粧、いかがわしいコスチューム、悩まし気ではあるが冷たく見下す目。それらに似合いのイカレた取り調べをオレにするシーンに突入すると。

オレはベッドの脇にあるソファに座った。
本当は取調室にあるような簡素な椅子と机が欲しかったが仕方がなかった。
そして「電車の中じゃ恥ずかしいからここに誘ったのか?」と薄笑いを浮かべて言えば即座にビンタが飛んで来た。奴の骨ばった大きな手でピシャリと打たれて頬が痛んだ。

「怖い婦警さんだな」
「尋問を始めるわ。質問された事以外は何も言わなくて良いの。まずは身体検査だから立ちなさい」

奴は片手でオレの頬を掴んだ。
奴の口調はすっかりコスチュームに似合ったものになっていた。奴は日本人の男よりもずっと低い声をしているが、その声で女性的な言葉を使うと妙に艶かしくて変態臭くなる。

オレはゾクゾクしながら眼球だけを動かして奴の顔から足先を眺めた(上を向かされていたので実際には腰までしか見られなかったが)
理想通りの変態婦警だった。どぎつい香水とエロティックなガーターストッキングとピンヒールがないのは惜しかったが、口紅を厚塗りした唇とシャドウを塗りたくってキツく強調された目だけでイかされそうだった。

「たった今座らせたくせに立てって? 手際の悪い婦警さんだな」

そんな生意気な発言をすれば2度目のビンタが飛んで来た。いや、左右の頬を往復したから3度目もだ。

余計な事を言うから……と思われるかもしれないが、故意に奴(サディスト)を怒らせる発言をしてプレイを盛り上げるのはオレ(マゾヒスト)の役目だ。SMは小説や映画を創作するようにアドリブで状況を盛り上げた方が面白い。M(受け身)だからマグロのようにボーっとされるがままではS(責め身)のテンションを下げるばかりとなる。

オレは立ち上がった。
すると奴は品定めするようにオレをじっと見詰めて、そのまま片手でオレのシャツのボタンを外していった。

良い雰囲気だった。
だが、どうせならもっと過激にしてくれても構わなかった。近頃は多忙のせいでストレスが溜まりまくっていたので、頭の中を壊してくれるような異常な状況を楽しみたかった。

だからオレはもっと『余計な事』をした。
拘束された腕で奴の片腕を掴んで無理矢理に胸に手を突っ込んだ。すると奴は反射的にオレの襟元を掴んでシャツを力いっぱいに引き裂いた。

ボタンが何個か弾け飛んだ。
ボタンが縫い付けられていた辺りの布は少し裂けてもう着られる状態ではなくなった。

オレは身が震えるような歓喜を覚えて下半身を勃起させた。
服を引き裂かれる興奮はたまらなくて、もっと乱暴な事をされたくなった。
乳首を優しく感じさせてくれるような愛撫は無用だった。オレは下衆な犯罪者なのだから人間以下の酷い扱いをして欲しくなった。

「優しく尋問する必要はないみたいね?」
「激しい方が感じるだろう?」
「尋問もいらないみたいね」
「ああ、早くアンタに挿れたい」

オレは馴れ馴れしく奴にキスをしようとした。だが奴はそれを躱して、オレのシャツを乱暴に(縛られた腕の位置まで)脱がした。

「あとは自分で脱ぎなさい。下着もよ」
「手錠(ネクタイ)が邪魔で脱げない」
「ナイフを持ってくれば良かったわ」
「なくて良かった。きっと腕まで切られた」

奴は室内を見渡して『何か使えるもの』を探した。しかし見付からなかったので、オレの腕を縛っているネクタイを解いて、今度はそれをオレの首に巻き付けた。

それは『いくら引っ張ってもそれ以上は締め付けない縛り方』で作った首輪だった。
オレは犬になった気分で奴の命令に従った。まずは中途半端に脱がされたシャツを完全に脱いで、それから靴下と靴を……脱ぐつもりだったが、奴に「靴は履いたままでズボンと下着を脱ぎなさい」と言われたので、ズボンと下着を脱いで靴下と靴だけを履いた格好になった。

「あはは、情けない格好ね」

奴は笑った。
オレも恥ずかしい気持ちを誤魔化すように笑った。
しかしそれでこの場が和む筈はなく、奴はオレの足を蹴飛ばした。「床に手を付きなさい。馬みたいに」と笑顔を消して言った。

犬ではなく馬になるように命じたのは欧州の貴族趣味なSMに憧れる奴の趣味だったと思う。しかしそれ以降の行為は残酷でえげつなかった。

奴は四つ這いになったオレの顔面に爪先を突き出した。
オレはそれを『主の足にキスをしろ』の意味だと受け取って唇を寄せた。しかしその途端、奴は足の裏でオレの頬を踏み付けた。吊り上がった大きな目に悪趣味な笑みを浮かべて。

「勝手な事をしちゃダメじゃない」
「口で言ってくれないと判らない」
「何も言われなくても察しなさい」
「無理だ」

そして今度はオレの背中を踏みつけながら力いっぱいに首輪を引っ張った。オレが苦痛に声を漏らせば「馬は人間の言葉をしゃべらないのよ」と言ってオレの背中に跨った。

背中にズシリと奴の体重がのし掛かった。
奴が皮膚を突き刺すようなピンヒールを履いていないだけマシだったのかもしれない。何しろ奴はオレの背中の上で、ドスドスと尻をバウンドさせたり背中に両足を乗せて全体重を掛けたりと、やりたい放題だったから。

「歩け。遅いわ、走りなさい!」
「重いから無理だ!」
「またしゃべったわね? 馬の自覚のない馬なんて変なの。そうだ、こうしてあげる」

奴はオレの背中に跨ったままオレの首輪(ネクタイ)を外した。そして今度はそれを猿轡のようにオレの口に噛ませて背後からグイグイと引っ張った。

「ふふ、手綱が出来たわよ。あはは、お馬さん、良く似あってるわ。さあ走って」

奴のサディスティックなテンションはオレを貶めれば貶めるほど上がった。
オレの背中の上で「右へ行け、やっぱり左だ。ほら止まって後ろを向け」とメチャクチャな命令を下しながらオレの尻を手で叩いた。

「少しは自分の立場が判った?」

奴はオレの顔を覗き込んで悩ましく厚い唇を尖らせた。
オレは息を切らして額に汗を浮かばせていた。おまけに口は括られていたし、背中に重いものを乗せて固い床を長く歩いた為に膝はジンジンと痛んでいた。

だからすぐに返事が出来なかったのだが、奴はそれがお気きに召さなかった。「そろそろ許してあげようかと思ったのに返事が出来ないのね?」と言って、オレの背中から降りて、オレが脱いだズボンか黒革のベルトを引き抜いてそれでオレの尻を軽くペチペチと叩いた。……どうせ初めから許すつもりなどなかったくせに。

「もっと躾けてあげる。馬の以下の家畜としてよ。そうね、まずは……飼い主であるアタシの匂いを覚えなさい」

奴はベッドに座ってオレをその前まで四つ這いで歩かせた。そして再び足をオレの顔に寄せた。今度はさっきとは違って鼻をふさぐように。
オレは奴の命令通りに素足の匂いを嗅いだ。さっきまで息切れしていた事も忘れて、その汗と体臭が混じった独特の匂いを放つ足に官能を掻き立てられながら。

そんな事をしていればフェチストであるオレは匂いを嗅ぐだけでなく無性に舐めたくなってきた。
勝手な事はするなと奴に命じられていたが、あれだけ頑張って馬になったのだからそろそろこれぐらいのご褒美は良いだろうという甘い考えを浮かばせて。

オレは誘惑に負けて奴の親指を舐めた。
決してご馳走とはいえない味なのに(埃すら付いていて)、それが強烈な媚薬であるかのように一気にオレを興奮させた。

しかし案の定、すぐさま奴の叱咤が飛んで来た。
「馬の鳴き声も出来ないくせに」と言って、黒革のベルトでオレの背中を強かに叩いた。

それから先は更に過酷な馬の調教だった。
奴は中世の勇ましい姫君にでもなったつもりだったのか、鞭を片手に手綱を握ってオレを厳しく躾けた。「ヒヒーンと鳴きなさい。そして走れ!」と命令しながらオレの尻を力いっぱいに打ちまくった。

尻を丸出しにした靴下と靴だけの格好でヒヒーンと鳴く。それは冗談でやるなら笑えるだろうが、冗談では済まされない状況でやってはまったく笑えなかった。
ひたすら羞恥と苦痛に襲われて本気で許しを乞いたくなった。たかが『ごっこ遊び』なのだから辛いなら止めれば良いのに、その判断もできないほど真剣になって。

「アタシと遊びたいんでしょう? そんなんじゃファックは無理だわ。ほら、鳴きなさい」
「ヒ、ヒーン、ヒヒーン」
「あら息切れしてる。またアタシの足の匂いを嗅がせてあげるから元気になりなさい」

尻は真っ赤に腫れ上がっていたと思う。炎が点いたように熱くなっていた。
何度も同じ箇所を打たれると次第にそこは麻痺してくるものだが、それと同時に発狂したように高揚して「もうどうにでもしてくれ!! もっと!」と自ら苦痛の中に飛び込みたくなるから不思議だ。

「もっと大きく鳴け。そして走れ!」
「ヒヒーン!」
「あっはは! 良いぞ、もっとだ!」

奴はすっかり奴隷馬に乗る女王様だった。
そしてオレは馬奴隷としてほぼ完成していた(ほぼ、と付けたのは一生完成しないからだ)

奴はようやく満足した。
「よし、どうどう」と言ってオレの背中から降りて、真っ赤に腫れた尻を撫でた。その生々しい感触を楽しむように。

奴が降りた途端、オレはその場で身体を崩した。
一瞬、勝手にそんな事をしてしまった事を責められるのではないかと思ったが、奴はオレを咎めたりはしなかった。

「躾が効いて少しは良い子になったみたいね。ちょっとだけ可愛がってあげたくなったわ」

奴は優しげな声でそう言ったが、サディストの『可愛がりたい』というセリフほど信用できないものはなかった。絶対にその真逆の事をされるに決まっているのだから。

「ご褒美にファックか?」

どうせならもう徹底的に好きにすれば良いと、オレはそんな気分でまた減らず口を叩いた。
すると奴は笑った。オレの言葉を無視して、「ここにこんなものがあるわね。取り調べの道具にしょうかしら」と言って、冷蔵庫の横にある販売機を指さした。

それはラブホテルに良く置かれているアダルトグッズの販売機だった。
中には、ローション、数種のローターとバイブ、コンドーム、女性用ランジェリー、衛生用品、酒のツマミなどが入っていて、小銭を投入して欲しい商品のボタンを押して購入するものだ。

取り調べの道具? これが?

オレは首を傾げた。
まさかローションを自白剤ということにして無理矢理に飲ませるような事は……などと想像したら、途端に嫌な予感がした。

「お前にどれを使おうか?」

そう言って奴は販売機の前にしゃがんだ。
そしてこんな提案をした。「どれを使うかお前に決めさせてあげるわ。目隠しをして好きなボタンを押すのよ。出てきたものを使うから」

オレはギョッとして販売機の中身の確認をした。

ローターとバイブは絶対にマズイと思った。女性用ランジェリーも絶対にやめて欲しかった。
しかし今の奴なら、例え一番無難なピーナツ類(酒のつまみ)を当てたとしても最悪な使い方をしてくれるような気がした。

<続く>

==========

毎度のことながら展開が遅くて申し訳ありません。
連載は5まで続きそうです。

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寝物語の感謝は猫耳
Tue.12.08.2014 Posted in 恋愛
今日は友人との交流が多い休日だった。

昼間はボストン君と仕事のミーティングをした。
久々に彼の自宅に行ったのだが、ミーティング中に彼に30分ほどの急用が出来て、それが終わるまで待っているようにと言われてスフレと紅茶を出された。

「自家製?」
「ああ。本当は仕事が終わってから出すつもりだったが」
「ばあやのデザートを食べるのって久しぶりだ」
「ばあやって誰だ?」
「貴方」

ボストン君は呆れ顔で部屋を出て行った。

かなり以前にも書いたが、彼は料理が上手い。長期間の海外出張に何度も行っている内に外国での外食が嫌になって自分で料理をするようになった。最初から才能があったのかどうかは判らんが、15年間もマメに自炊をしていればデザートぐらい簡単に作れるようになるらしい。

スフレはとても美味しかった。
ボストン君は親切にも、残りのスフレは奴の分として持って帰れと言ってくれた。オレの経験上、料理好きの男って手料理を振る舞うのが物凄く好きだ。おだてれば三段のお節料理だって作ってくれる(笑)

嬉しかった。が、しかし、3日連続でデザートを失敗した奴に美味しい手作りデザートを食べさせたら嫌味にならないかと悩んだ(汗)

それをボストン君に言うと、彼は笑った。
で、「ゼリーが固まるようになったらオレにも食わせてくれと伝えておけ」と言って、スフレを適当な箱に詰めてくれた。

もらってしまったからには奴に食べさせるしかなかった。
それに今日は、奴と一緒にデザートを作る約束をしていたが急きょ、奴とオレの共通の友人である女装子T君が遊びに来る事になったのでスフレという手土産ができるのは有難かった。

「判った。奴に伝えておく」
「ああ」
「じゃあ帰るぜ」
「来月辺り、また皆で何処かへ行かないか? 今月はお前もオレも忙しいしな」
「良いな。時間が出来たらどこに行くか決めようぜ」

そんな会話の後にオレはボストン宅を後にしたが、なんとなく過去に皆で海に行った時の事を思い出した。

これもずっと前にブログ(旧ブログ)に書いた話だが、ボストン君は当時付き合っていたイタリア人の彼氏と一緒で、その夜は4人で豪華なリゾートホテルに宿泊した。
ボストン君カップルは洋室のベッドで眠り、オレと奴カップルは和室のベッドで眠ったのだが、その間には簡単な仕切りがあるだけなので声や物音は筒抜けだった。

で、深夜にボストン君カップルが妖しい事をし始めたのをキッカケに奴もその気になって、当時は僅かながらもネコ役も引き受けていたオレは奴の餌食となりその声をボストン君に聞かれて、その翌日の帰り、ボストン君の車の中で二人きりになった時に物凄く気まずい思いをした……という恥ずかしい思い出だ。

オレも気まずかったがボストン君もかなり気まずかったと思う。お互いにその話題には触れまいとしていたが、彼がどうにも誤魔化しきれなくなって笑い出した時にはオレは全身赤面状態になった。

今のオレはネコ役は辞退しているので、もうそんな状況にはならない。しかし、それが判っていてもそんな過去があれば気恥ずかしくなるものだ。
ボストン君はまだ当時の事を覚えているだろうか? 当時、別れ際に、「今度は旅館で皆同じ部屋で寝るか」とからかわれたものだが、その翌年はボストン君が多忙となった為に実現しなくてホッとした。

もっとも、オレと奴のヤりたい盛りは終わっている。ボストン君だって「最近は寝るより語る方が楽しい」とか言っているのできっと同じだ。
だから過去の事は忘れて来月(あるいは秋中に)はのんびりと楽しもうと思う。4人(3人になるかもしれないが)で美味しいワインと料理を堪能して、音楽や本の話を語らって。

==========

オレが帰宅して数時間後に奴はTと一緒に帰宅した。
今夜は遅くまでゲームで遊ぶと言って、お気に入りのイタリアン屋でパスタやニョッキやサラダを買って来た。

「デザートにスフレがあるぞ。ボストン君の手作り」

とオレが言うと2人は喜んだ。
奴はスフレのせいで3日連続の失敗を思い出したりはしなかったようだ(笑)
Tはボストン君と会ったことはないが、オレの話で存在だけは知っている。会ってみたいと言っているが、Tとボストン君には全く接点がないので色々と難しい。

オレはチラチラとゲームの画面を見ながら持ち帰った仕事をしたが、最新のゲームとは物凄くリアルだな。江戸時代という設定もあって、まるでNHKのドラマを彷彿させるような映像だった。

『龍が如く 維新!』というゲームだが、やたらとマッチョな男のヌードとか、フルチンにボカシとか、変態とか、おいなりさんとか、男が男に好きだとか、そういうシーンが満載で、奴とTはきゃあきゃあと物凄く盛り上がっていた。無論、オレも仕事を放ってフルチンや尻に目が釘付けとなったが。

スフレを食べながらそんなゲームに夢中になっている2人はピュアで可愛かった。ついつい2人の人生がこれからも先ずっとこんな風に楽しくあるようにと祈らずにはいられなかった。ゲームの中の登場人物であれば、いくら奴が「良い身体~」とか言っても嫉妬しないで済むしな。

しかし、休日に入って気が緩んだせいか、これまでの疲れが出たようだ。先週は外を歩く事も多かったから、知らずの内に夏バテもしていたのかもしれない。

Tが帰った後は、オレはソファでぐったりしていた。
缶ビールを片手に半寝状態だった。目を開くのも面倒で、そのまま眠ってしまいたいぐらいだった。

「大丈夫? シャワーはどうする?」

と奴が言ってオレの頬に触れた。
オレは薄目を開いて奴の手を握った。その手がもっと冷たかったら少しは目が覚めたのにな……などとワガママな事を思いながら。

「眠い。浴びさせてくれ」
「シャワーは無理だからグラスの水を頭からかける?」
「そうしてくれ。ドバーっと」
「冗談だよ。ベッドに行こう。連れて行ってあげる」

オレは奴の肩にしがみついて寝室に行った。
そしてベッドに転がればすぐに安眠できそうだったが、そのまますぐに眠るのが急に惜しくなった。何せオレにとっては貴重な2連休の1日目の夜だったから。

「まだ寝たくない」
「でも眠いんでしょう?」
「眠らないように何か話してくれ」
「何かって、前みたいにムーミンの話とか?」
「なんでも良い。ムーミンでも、猫の話でも、貴方の話でも」

奴は少し考えた後に、「じゃあ話すね」と言った。
オレの隣に横になって、軽くオレに身体を寄せて。

「昨夜、猫が塀の上に座っていたんだ。人間みたいに片足をぶらりと下げてお尻を付いて座っていたから、写真を撮ろうと思ったけど……」

奴の話は猫のことばかりだった。
塀の上に座る猫、餌をねだって寄ってくる三毛猫、猫型のチョコレート。
オレはそれらをちゃんと聞いていた。今にもやって来そうな睡魔をスレスレのところで追い払って、奴が一つの話を終える度に簡単な感想な呟いて。

「猫……」
「うん、猫だよ」
「にゃんにゃん……」
「うん、にゃんにゃんだよ」

人間、本当に眠くなってくるとそんな意味のない呟き漏らす時がある。
しかしそんな状態になってもオレは楽しかった。窓の外から入ってくる生暖かな空気、エアコンの涼しい風、そして奴の匂い、それらを全て気持ち良いと感じながら、連休1日目の穏やかな夜を満喫していた。

「おやすみ。明日も早く帰るよ」

奴がそう囁いた。
もっと起きていたかったが、限界だった。
オレはもう開かなくなった目を擦り付けるように奴に抱き付いた。それ以降の記憶はない。すぐに眠ってしまったから。

『しまった意識が!』と半ば飛び起きた時には部屋の中は真っ暗で、隣で奴はぐっすりと眠っていた。オレは5秒ほど意識をなくしていたと思ったが、時計を見れば3時間は眠っていた。

奴におやすみのキスをして再び寝ようと思った。だが珍しく早い時間に眠ったせいか、妙に頭が冴えてしまったのでブログを書くことにした。
そっとベッドから出て、逆Vの字にした指で猫耳を作って、それを奴の頭に当ててから寝室を後にした。

しかし、こんな日に書くエントリーはまとまりがない。
それは昨日のエントリーにも言える事だが、こんな無駄話なエントリーにも最後まで付き合って下さって、皆さんに心から感謝いたします。

明日は連載の続きを更新しよう。
どんな変態な内容になっても楽しんで頂けたら嬉しいです。

さて、再び寝よう。
明日の夜は奴と待ち合わせてデートだ。
海はいつ行くのか、映画はいつ行くのか、そして秋にはどこに行きたいか、色々と計画を建てなくてはならん。

皆さんも良い夢を見ているか?
お盆の最中、皆さんも元気で楽しく過ごされますように。毎日、幸運に守られるように祈っています。

おやすみ。

<お礼!>
ma~eさん、ha~oさん、yu~uさん、ゼラチンに付いての貴重なアドバイスと応援をありがとうございます! 今週末に2人揃って休める日があるので、その時にアドバイスを活用させて頂きます。今度こそ美味しいゼリーを奴と2人で作って見せます。できた暁には写真付きで改めてお礼を言わせて下さい(笑)

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スイーツ モデラート
Sun.10.08.2014 Posted in 恋愛
数日ぶりの夜に、ごきげんよう。

ブログを書きたい気持ちはあるが忙しい。
休日なら時間の余裕はあるが身体がダルくて……等と言うと歳を感じるぜ。まだまだ24時間働けるぐらい若いつもりなのにな。

という訳で、最近の話を。

三日前、奴は帰宅の遅いオレの為に夜食を作ってくれた。
メニューは白身魚とチーズのリゾット。しかも手作りデザートまで付けてくれた。

「オレは先に寝てるけど、デザートは冷蔵庫に入れておくからね」
「デザートって何を作ってくれるんだ?」
「内緒だよ。でもお前の好きなもの」
「ありがとう。楽しみで仕事を頑張れる」
「頑張ってね。愛してるよ」
「オレも愛してる」

会社の廊下でコソコソとそんな会話をするのは楽しい。
で、その癒やしの一時の後、オレは奴の夜食とデザートを励みに深夜までの仕事を頑張った。

ところが22時を過ぎた時、奴からLINEが送られてきた。

『デザート失敗した。食後のデザートが欲しかったら自分で買ってきて』

奴にしては素っ気ない文章だった。おそらく頑張って作ったデザートが失敗してガッカリしたのだろう。オレにも申し訳ないとか思って(汗)

『残念だが嬉しいぞ。本当にありがとうな』
『ごめんね。固まらなくて失敗したんだ。冷蔵庫に入れたままだから、そんなものでも良かったら舐めてみて』

舐めてみて……? まるで猫に対する態度だ。
オレはそんな事を思いながら仕事をした。失敗したデザートは何なのかを訊くのを忘れた事を思い出して、ならば舐めてみようと決心して。

そして帰宅して舐めてみたら、それはミルクプリンだった。
とても良い味付けだったので非常に惜しかった。惜しくてオレは、そのミルク味の液体を飲み干した(笑)

「ゼラチンの使い方を間違えたみたい」
「プリンにならなくて残念だったな。全部飲んだが美味しかったぞ」
「え! 全部飲んじゃったの!?」
「ああ」
「わあ、ゴメンね!」
「なんで?」
「捨てるのが悔しくて冷蔵庫に入れておいたんだけど、失敗したものをお前に飲ませる事になって」

ただ固まっていないってだけで美味しかったのだから何の問題もなかったのにな。
しかし奴はこう言った。「お詫びに、今夜こそ美味しいデザートを作っておくよ!」と。

「嬉しいが、貴方も忙しいだろう?」
「大丈夫。ミルクプリンの他にも作りたいって思っていたデザートがあるんだけど、それはミルクプリンよりずっと簡単だから」
「そうか? でも疲れていたら無理をしないようにな」
「うん。でもきっとお前が喜ぶものだから作りたいよ」

奴にそんな事を言われたものだからオレは期待してしまった。
その日もどんなデザートを作るのかは『帰ってからのお楽しみ』となったが、子供っぽいことにオレはそれでますますワクワクさせられた。

その日は前日よりも早く帰宅できた。
奴はまだ起きていた。
オレが帰ると「おかえり!」と猫様を抱っこして出迎えてくれた。

「良い匂いがするぞ」
「ご飯はチキンライスのクリームソース添えにしたんだ」
「ご馳走だな!」
「明日は休みだからね。ワインとデザートもあるよ」
「デザートは何だ?」
「見る?」
「見る」
「冷蔵庫の中」

オレは着替えを後回しにして冷蔵庫を見に行った。
奴が頑張って作ってくれた美味しいオヤツはなんだろう? と扉を開けば、なんとそこには、カラフルなカラースプレーが振りかけられたチョコレートバナナが2本並んで入っていた。

「凄いぜ! 美味しそうだ!」
「ふふふ、今夜はちゃんと出来たんだ。夏祭りのシーズンだし、お前はそれが大好きだからね」
「ありがとう、最高だ。ご飯を食べたら頂くぞ」

オレは感謝のキスを奴の頬に降らせてからキッチンテーブルに就いた。
奴は既に食事を済ませていたが一緒にワインで乾杯してくれた。チョコレートバナナが可愛く作れた事を祝って(笑)

そして食後、奴は冷え冷えのバナナチョコレートをブルーのガラス皿に乗せて持って来てくれた。
オレはそれを拍手で迎えた。奴の得意そうな笑顔が可愛いな、とか思いながら。

「ありがとう。頂くぜ」
「どうぞ。チョコレートが冷えてるよ」
「ああ、美味しそうだ」

オレは幸せな気持ちでチョコレートバナナに齧りついた。すると冷たいチョコレートがパリパリと割れて、その中から……奇妙なほどにブヨブヨとなったバナナがドロリと口の中に入ってきた。

え!??

オレは暫し言葉を失った。
これはチョコレートバナナだよな? チョコレートバナナのバナナってこんなにブヨブヨして水っぽかったか!? と、混乱してしまった為に。

奴はオレの感想を待っているようで、ニコニコしながらオレをじっと見ていた。
……非常に言い難かった。
ひょっとしてこれは……こんなにもブヨブヨしているのは、もしや失敗したからではないか? 等と言うのは(汗)

しかし言わなくてはならなかった。
チョコレートバナナは2本あって奴も食べるのだから。オレが「完璧!」とか誤魔化して言っても奴が食べれば失敗に気付いてしまうのだから。

「……これは、こういう柔らかいバナナになるレシピなのか?」
「え?」
「バナナが凄く柔らかいんだ。柔らかいというかドロっとしてチョコレートから出てくる」
「ええ!?」

オレはかなり言葉を選んで言った。しかし奴は焦り顔でチョコレートバナナに齧りついた。

「なんで……レシピ通りに作ったのに」

奴はショックを受けたようで、可哀想で見ていられなかった。何せ昨夜も失敗して、今夜はそのリベンジでもあって、成功したと思っていたのに実はまた失敗していたのだから(汗)

「味は良いぞ。チョコレートもわざわざ湯煎して作ったんだろう? 美味しいぞ」
「ブヨっとしていて良くないよ。どこで失敗したんだろう?」
「甘くて良いじゃないか。ちょっと熟しすぎたって程度だ」
「あ、ラップに包むのを忘れてた! あと時間を起きすぎたのかな……」

奴は失敗の原因解明に必死になってオレの慰めがまったく耳に届かないようだった(汗)

余程ショックだったのだろう。
しかし、確かに失敗は失敗だったのだろうが、どちらも味は悪くなかった。それに何より、オレの為に作ってくれたのが嬉しかった。ミルクプリンとかチョコレートバナナとか、オレが喜びそうなものをわざわざ選んでくれて。

「貴方はもう食べないのか? オレが貰うぞ」
「ブヨブヨしているからお前も無理に食べないで」
「美味いから食うぞ」
「美味しくない。あ! そんなに一気に食べちゃって……」

奴は申し訳無さそうな顔をしたが、オレは構わずに1本と半分のチョコレートバナナを食べた。
まあ正直に本音を言えばブヨブヨのバナナの食感はちょっと「うっ」と来た。しかし、冷たいチョコレートは余りにも美味しかった。奴の親切な気持ちも愛しくて残せる筈がなかった。

「ごめんね。昨日も今日も失敗して」
「忙しい時にあれだけ美味しいものを作ってくれたんだから十分だぞ」
「お前が美味しいって言ってくれると逆に申し訳ない気持ちでいっぱいになるよ」

奴はオレを抱き締めて頭を撫でた。
奴にご飯もデザートも作ってもらって、抱擁と愛撫(撫で撫で)までしてもらって、オレはとても満足していた。
奴は最後まで「ごめんね」と言っていたが、オレも負けじと「嬉しかったぞ」を繰り返し言ったので、その気持が少しでも伝わったなら良いのだが。

で、今日(8月10日)

オレが仕事から帰ってシャワーを浴びてソファに座っていると、奴はその隣に座って「ねえ、お願いがあるんだ」と言った。

「何だ?」
「明日は休みだよね?」
「ああ、休みだぞ。何かやっておいて欲しい事があるのか?」
「ううん、オレも出来るだけ早く帰ってくるから一緒にデザートを作って欲しいんだ」

2日連続で失敗したのをそんなに気にしているのか……とオレは思った。
しかし、そうではなかった。何故なら奴は、こう言ったのだから。

「どうしてゼラチンが固まらないのか原因が判らない。今日はゼリーを作ったんだけどまた固まらなかった。だから明日、一緒にレシピを確認しながらゼリーを作って欲しいんだ」

……2日連続ではなく3日連続だった(汗)

実はこのエントリー、昨日更新するつもりだったが最後の数行のところで眠気に負けて出来なかった。で、今日は昨夜の内容のまま更新する筈だったが、奴の(デザート失敗の)記録が塗り替えられた為に加筆が必要となった。

「今日も作ってくれたのか!」
「冷蔵庫に美味しい梨ジュースがあるよ」
「固まらなくてジュースになったんだな……」
「悔しいよー!」
「良し良し」

風呂から上がった後、オレは梨ジュースを飲んだ。コラーゲンタンパク質(ゼラチン)入りだから健康にも美容にも良い筈だ。

今夜も奴に感謝せねばなるまい。
今夜もオレの為に、休日だというのに梨ジュース……というか梨ゼリーを作ってくれた。それにアボカドとトマトのスパゲティも作ってくれた。

この夏にはバカンスが取れそうになくて腹立ちを覚えていたが(もっとも長期連休など数年前から取れていないが)、こうして奴がオレに楽しい気持ちでいられるようにと振る舞ってくれるお陰でまだまだ頑張れそうだ。

秋には10倍返しをしてやろう。
休みがないお陰で給料だけは多く入るので、それで今月の穴埋めが出来ればと……。

1年で最も楽しいシーズンだというのにバケーションを満喫させてやれないのは余りも不甲斐ないからな。オレがそんな事を謝れば奴は「それでも楽しいよ」と言ってくれるのだが、それで納得してしまっては情けない。

だから来月には必ず。
そして今月も小さな事しか出来ないが、奴に楽しい夏を過ごせたと思って貰えるように頑張ろう。いや頑張ろうというか、一緒に楽しみたい。

幸い、奴は友人と遊ぶ為にゲーム機を欲しがった。
今日はそれをプレゼント出来た。
しかし、今後は奴の友人が頻繁にオレ達の家に遊びに来そうだ(汗)

友人というのは、元々はオレの友人だった女装子ちゃんだ。けれど奴とパーティやイベントで顔を合わせている内に、彼はオレよりも奴と仲良しになってしまった。奴もそれまでにいないタイプの友人が出来たものだからかなり気に入っていってな。

「貴方とTって仲良しだよな」
「彼とは気が合うんだ。オレに何の遠慮もなく素直にものを言うところも気に入っている」
「ふーん」
「妬いてる?」
「妬いてる」
「あはは、お前も素直になったね。でも彼と恋愛するなんて少しも想像できないよ」

まあ、確かにそうなのだろう。
あの2人は正真正銘の友人であるとオレも言い切れる。見ていれば判るから。しかし嫉妬というものは……いやいや、無意味で非生産的な嫉妬は止めておこう。オレもオレでそれなりに交友関係を持っているし、それもまた必要なものだからな。奴だって同じなんだ。

と、えらく長くなってしまった。
こんな長文の雑談に付きってくれてありがとうございます。

お盆が終わればそこそこ時間に余裕ができるかと思います(ボストン君がいきなり無茶を言わなければ)
なのでこれからはまたちょくちょく更新する予定です。どうぞよろしくお願い致します。

さて、もうお盆だな。
皆さんも様々な行事で忙しくなるかと思うが、暑さや湿気に体調を悪くされないようにお気をつけ下さい。そして楽しいお盆休みをご満喫下さい。

では、また明日の夜に。

今夜も皆さんが楽しい夢を見られますように。
おやすみ。

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馬と縄 .3(一時的にクローズ中)
Thu.07.08.2014 Posted in SM・フェチ
.2の続きでしたが一時的にクローズします。

理由は、深夜2時から書き始めて頭がぼーっとしていた為に表現が在り来りになった不満と、照れと恥ずかしさから奴のステキさを書き切れなかった不満があるからです(笑)

勝手ながらの決定ににお詫びを申し上げます。
内容の変化(お馬さんごっこ)はありませんが描写はかなり変わるかと思います。

大変に申し訳ありませんが、どうぞご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

==========

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馬と縄 .2
Mon.04.08.2014 Posted in SM・フェチ
奴は澄ました顔で部屋に入ってきた。
しかし肩幅のある奴には女性用の婦人警官のコスチュームは窮屈そうで胸元を大きく開いていた。さらにスカートは一昔前のキャバクラ嬢のように下着が見えてしまうぐらい短かった。

おまけに舞台用のような派手な化粧をしていた。そんな色のコスメばかりを買って来たオレも同罪かもしれないが、それにしても古い洋画に登場する娼婦そのものだった。

目眩がするほどの香水の匂いがないのは残念だった。
と、オレがそんな事を考えていたら、ピタリ。奴は足を止めてオレに背中を向けた。

ストーリーは始まった。
奴は満員電車に乗り込んだ婦人警官であり、オレは電車の座席に座って雑誌を読んでいる不埒な男だ。

衣装もシナリオも舞台もお粗末な『お芝居ごっこ』だった。
なのにオレは興奮していた。
手にしていた雑誌(ルームサービスのドリンクのカタログ)を放ってさっそく奴の背中に近付き、30秒程は無言を守って、それから手の甲でさり気なく奴の臀部の膨らみに触れた。

奴が振り返って横目でチラリとオレを見た。
オレはシラを切って手を離し、奴が前に向き直るまで視線を逸らした。

そんな事を2回繰り返した。
『ストーリープレイはなりきらなくては面白くない』という鉄則もあるが、こういう『ごっこ遊び』が大好きなオレはほとんど真剣に自分の役を演じていた。そして奴も、オレに負けないぐらい演技派だったのはオレと同じように楽しんでいたからだったのだと思う。

3回目の時は、オレは手を離さなかった。
奴に訝しげな目を向けられても尻の曲線を撫で続け、そればかりか自分の固くなったものまで押し付けて腰を揺すった。

「はっ」と、呆れたのか怒ったのかどちらとも取れる溜息が奴の口から漏れた。
しかしオレの演じている痴漢は馬鹿で楽観的なので、それを感じている息だと思い込んで行為をエスカレートさせた。

『そんな短いスカートを履いているのはここを弄って欲しかったからだろう?』と心の中で囁いて、強引に右足を奴の両足の間に割り込ませ、中指を奴の股間に滑り込ませた。
すると奴はオレの手を握った。猫のように吊り上がった目でオレを見下すように睨み付けて、オレの手の甲に爪を立てて。

現実ならば、いくら馬鹿な痴漢でもそこで自分の身の危険を感じて止めるだろう。だがこれはどこまでも都合の良い『ごっこ遊び』だ。
オレは奴に手を掴まれたまま尻の割れ目から股間を撫で回した。右手を奴の胸に当てて制服の上から乳首までも弄りながら。

(オレ好みの)淫らな女装婦警に痴漢を働いている事にも、これから厳しい取り調べが待っている事も、酷くオレを興奮させた。
奴は……婦警さんがそんな事ではいけないのだが、奴もしっかりと感じて下半身と胸の突起物を固くさせていた。だがオレの破廉恥な行為に流されたりはせずに、あくまでもクールな表情を保っていた。

その表情を崩してやりたくなってオレは奴のストッキングを引っ張った。引き裂く為にだ。

すると、途端に来た。
突然、奴はこちらを向いてオレの腕を掴んだ。
奴らしい馬鹿力だった。そして造作もなくオレをオレを壁に押さえ付けて、オレの頬を片手で掴んだ。

ついに痴漢は強い婦人警官に囚われてしまった。

だがオレは全身に鳥肌が立つほどゾクゾクしていた。
完全に男にしか見えない長身でド派手な女装趣味の変質者は綺麗な顔をしているが、とんでもないサディストで猟奇的願望すら持っているのかもしれないのに、オレは心を開いて歓迎していた。さあ好きなように嬲ってくれと。

「変態」

奴は冷めた口調でそう呟いた。
オレはすぐさま跪いて床に頭を擦り付けたい衝動に駆られた。だが、それではすぐにオチが付いてしまうつまらない遊びになってしまうので故意に抗った。顔を押さえている奴の手を振りほどいて、逆に奴を壁に押さえ付けようとして。……もっともオレは『やられ役』なので力を加減したが。

しかしオレは『ごっこ遊び』に入り込んだ(楽しんでいる)奴を甘く見ていた。シャワーを浴びる前の「にゃいよー」などと言った可愛らしい奴はもうどこにもいなかった。

奴はすかさずオレの股間を握った。
オレは反射的に声を上げて身を屈めた。本当に潰されるかと思うほどの強い力で容赦なく握られて。

こんな遊びにそこまで本気でやるか!?
とオレは思ったが、そこまでやってこそ面白くなるのが『ストーリープレイ』なのだから仕方がなかった。

だがオレは『玉』に痛みを感じながら少々臆した。
出だしからこのリアリティ。では『取り調べ』が始まったらどうなるんだ? と。
奴はツンと顎を上げた顔でオレを見下ろしていた。ピッと伸ばした背筋からも眼差しからもサディスティックなムードを全開にして。

そんな状況だというのにオレは子供の頃に観た、某国軍の親衛隊のサドで変態でキチガイなポルノ映画を思い出していた。今の奴はその登場人物にそっくりだと。暢気に構えていた訳ではない。オレは何故か緊張すると逆におかしな事ばかりが頭に浮かぶ。

奴は、辛うじて婦警のシャツの胸元を合わせていたネクタイを片手で引き抜いた。

オレはそれが合図に思えた。
厳しい折檻を開始させる無言の合図だと。

<注意:ごっこ遊びの時以外では、『短いスカートを履く=痴漢されたい意思表示』などとは思っておりません。合意の上での遊びだからこそそんな破廉恥な思いに取り憑かれるのです>

==========

マニアの悪い癖で細かな事までも書きたくなってしまい、連載は4回に長引きそうです。

そして今回は変態シーンに入る前で終わってしまって申し訳ありません。今回のも十分に変態かもしれませんが。

続きは6日の夜を予定しております。
奴と一緒にちょっと遅い土用丑の日を楽しむ予定で、鰻を食べてM精力満タンにして頑張ります。

おやすみなさい。
今夜も明日も良い夢を見て下さい。

<希望的観測の余談>
今月も何かと忙しい日々が続いておりますが、来月からこそは本当に仕事が安定しそうです。長かった……。オレがこんなにも真面目にサラリーマンをするなんてもう二度とないだろう。

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