カレーの王子様はチョコレートドーナツを買う
Thu.31.07.2014 Posted in 恋愛
一週間ぶりの夜に、ごきげんよう。

ずっと多忙が続いていたが、一昨日と昨日はその反動のように遊び回った。

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まずは一昨日、仕事の後に奴と待ち合わせて銀座に行った。
そして老舗の寿司屋で最高の料理(寿司の他に蟹やツボ焼きなど)を堪能した後に翌日の予定を立てた。

「お疲れ様! 明日は朝から夜まで遊ぼうね!」
「ありがとう。休みなしで頑張れたのは貴方のお陰だ」
「ふふふ、オレは何もしなかったよ。明日からの2日間はお前の好きな事をして」

奴は謙遜してそう言ったが確実にオレを支えてくれた。
食事を作ってくれたし、目覚ましが鳴っても起きないオレを起こしてくれたし、シュークリームを買ってきてくれたし、寝付けない夜にマッサージをしてくれた。

どれも有難かった。
しかし一つ、オレは奴の好意を無駄にしてしまった。

「カレーが食べたい」と言ったオレに応えて奴はカレーを作ってくれたのだが、不運にもその夜は帰宅できなくなってしまった。しかもその翌日も帰宅が0時を超えた為に外で食べてしまった。

3日目に、「カレーはまだあるか?」と訊いたが、「食べちゃった」という答えが返ってきた。
ガッカリしたと共にとても申し訳なくなった。何せオレは、帰宅できなかったり帰宅が遅くなっただけではなく、奴がカレーを作ってくれた事を忘れてしまっていたのだから。

だからこの2日間の連休は奴に楽しんで貰う事にした。
一昨日は奴が「午前中だけ外国の友人を浅草に案内してくる」と言っていたのでオレも同行を決めた。そして奴とご友人に浅草名物を振る舞う約束をした。

「カレー、ごめんな」
浅草へ向かう前、車の中でオレはポツリと言った。

奴は笑った。
「また作るよ」と言って。

車を発進させる前にオレは奴を抱き締めた。「今日は楽しい日にするぞ」と、嬉しい気持ちを込めて言って。

==========

浅草の『今半』で二重丼(ステーキ丼とすき焼き丼のセット丼)を食べて、かっぱ橋を散歩して、浅草寺で参拝して、仲見世通りで土産物を買って、甘味屋でデザートを食べた。

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極めて定番的な観光案内となったが奴のご友人は喜んでくれた。難しい質問をされた時にはオレの知識不足(そして英語力不足)で答えられなかったが……。

ところで奴は浅草にはもう何度も来ているが、今回はちょっと面白いハプニングがあった。

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浅草寺の休憩所の近くには井戸があるのだが、奴がポンプを漕いで水を出していたら、それを見た外国人のファミリーが「おお! 水が出るんですか!」と寄って来た。

もともと世話好きな奴は大喜びだった。
小学生ぐらいの2人のお子さんにポンプの漕ぎ方を教えて、その様子をお父さんが写真に撮っていた。

あの親子は国に帰った後にその写真を見て「優しいお兄さんだったな」とか思い出すのだろうか?(笑)
そんな想像をすれば微笑ましくなってオレも撮影せずにはいられなくなった。奴が子供達とニコニコしている良い写真が撮れて、その好奇心いっぱいの親子に感謝した。

それから仲見世通りで買い物をしている時、オレは前々から『いつか奴にプレゼントしよう!』と思っていたものが売られている店に立ち寄った。

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黒猫の美しい扇子だ。
雷門を入ってすぐ右手にある黒田屋のオリジナル品。

暑がりの奴には去年も黒猫の扇子をプレゼントしたが、今年も黒猫の扇子を買ったので、これからは夏の恒例行事するのも悪くない。

奴はとても喜んでくれた。
「似合う? ステキ? 可愛いよね!」とハイテンションで、まるで女装している時の乙女な奴そのままで……ご友人の前でそんなに大はしゃぎしても良いのかとちょっと心配になった(笑)

……後から聞いたが、奴はご友人達に対してカムアウトはしていないが、特にそうした言動を隠すつもりもないそうだ。もしも自然に気付かれて質問されたら「そうだよ」と答えるつもりだと。オレも本当はそうしたいんだがな。

==========

場所を上野に移して、アメ横や上野公園を回って、そこでご友人達と別れた。

そこから先は2人のデートだった。
しかし時間が迫っていたので大急ぎで渋谷に移動した。

渋谷に来たのは映画『チョコレートドーナツ』を観る為だった。
予告などでとても悲しい話であることは判っていたが、予想していたよりもずっと辛い内容だった。

映画を見終わった後、ダウン症の少年マルコの笑顔や泣き声を思い出すだけで、もうそれ以上は悲しすぎて何も考えられなくなった。
悔しさや怒りも感じていた筈なのに、それらが霞むほど悲しくなった。

オレも酷くやるせない気持ちとなったが、奴はそれ以上だった。
「どんな障害を持っていてもどんな環境で育ったとしても、優しい愛情に包まれればあんなに嬉しそうに笑って、周囲の人々を幸せにしてくれる天使になれるのに」と、そんな事を言って涙した。

夕食は静かなレストランで食べる予定だった。
だが何でも言えるように(泣くことも出来るように)、騒がしいレストランに変更した。

「賑やかなお店にして正解だった」と奴は言った。騒音が心の中に入ってきて少しは元気になれるから、と。

イタリアンやリゾート料理を平らげた後、その店名物の大きなデザートを注文した。

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「ハニトーだ。蜂蜜と生クリームとアイスクリームがたっぷりで美味いぞ」
「凄い! パン丸ごと一斤に甘いものがこんなに乗ってるなんて2人じゃ食べきれないよ!」
「ダメだ、残すな!」
「料理をもっと少なくすれば良かった!」

騒音に近い大賑わいの店内でオレ達は大声で話したり笑ったり(映画のとある2人や社会に対して)怒ったりした。

奴はすっかり元気になった。
だが、会計が済んで外に出たらまた涙声となった。「映画が終わってもう2時間以上経つのにまだ泣けるなんて」と囁いて。

それはオレも同じだった。
スクリーンで見た悲しみや喜びはちょっと時間が過ぎれば呆気無く消えるものだが『チョコレートドーナツ』は違っていた。食事の後も、今日も、マルコの姿を思い出せば途端に悲しみが込み上げる。

オレは奴の肩を抱いて歩いた。
渋谷は夜でも相変わらず人が多かったが、誰に好奇の目で見られても構わなかった。

車の中に戻って奴の頬にキスをした。
奴はきっと自分の過去をも思い出していただろうので優しくしたかった。
家に帰るまでの距離が長く思えてホテルに行った。
奴が寝付くまでずっと抱き締めて。今日あった数々の出来事──悲しい事と楽しい事の両方を静かに語り合った。

「でも楽しかったよ」
「そうだな」
「楽しいというか、悲しい気持ちを思い出したりもしたけど、それでも幸せだった。今のオレは幸せだから」
「ああ、実はオレもそんな事を感じていた」
「あはは……。そうだ、明日の帰りにお前にお土産を買って帰るよ」
「仕事の帰りに?」
「お前は明日も休みでしょ? だからね。チョコレートドーナツを。2つ買うから一緒に食べよう」

楽しみにしている。
オレは心の底からそう思った。
そして今の自分がどれほど恵まれているのかを噛み締めた。今は幸せだと言って傍に居てくれる可愛い人が居るのだから。

これでカレーの償いは出来ただろうか?
チラリとそんな考えが浮かんだが、幸せを噛み締めた日にそんなセコい感情を持ち込むのは嫌で頭から消した。

とても満たされた休日だった。
だから、本当は今日の更新では先日の連載の続きを書くつもりだったが、久しぶりの休日がこんなにも幸せで良かったという気持ちが鮮明に残っているうちに書いてしまいたかったので、勝手ながら変更した事をお詫び致します。

次回の更新では続きを書かせて頂きます。

それからこの数日の間に数名の読者様からご質問を頂いたのですが、過去語りの続きもそろそろ再開いたします。
今後はテンポ良く書きます! 書く書く詐欺をやらかす前に約束が守れるように(笑)

==========

長い話を読んで下さってありがとうございました。

明日も皆さんが幸せでありますように。
感謝を込めて祈らせて頂きます。

おやすみ。

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馬と縄
Wed.23.07.2014 Posted in SM・フェチ
「凄いね、このホテル。旅館みたいに部屋が2つもある」
「大きな風呂にはスケベ椅子もあるぞ」
「壁に大きな鏡……あ、コスプレ衣装は無料でレンタルだって」

オレ達は遊園地に来たかのように、初めて入ったそのラブホテルの部屋の探索をした。

地方にある、いわゆる昭和センスの残るラブホテルだった(最近改築したようで設備は全てキレイだった)
山の麓にあるコテージタイプのホテルにはたまに物珍しい部屋があるものだが、そこは一昔前のラブホの特徴を全て詰め込んだ感じだった。小奇麗なブティックホテルばかりの都内ではもうお目にかかれないマニア向けだ。

「こんな部屋でキスをすると自分じゃなくなる感じがする」
「コスプレしてもっと別人になるか?」
「恥ずかしいよ」
「カタログを見せてくれ。猫耳はないか?」
「えっと、にゃいよー」

奴のその『にゃいよー』にオレはヤられてしまった。
じっとカタログを見てどれを借りようかと本気で悩んだ。残念ながら猫耳は本当になかったが、定番のナースや婦警やエプロンなどがあって大いにオレのフェチ心(スケベ心)を刺激してくれた。

「どれが良い?」
「本当に借りるの?」
「こんなホテルには滅多に来ないから馬鹿みたいになって楽しみたい。ナースコスはやった事があるから婦警はどうだ? オレが貴方に取り調べされるストーリープレイ」
「取り締まりって、お前はどんな悪い事をやったの?」
「そうだな。貴方に痴漢?」
「婦警に痴漢なんて、まるでアダルトムービーだ!」

大きな和風のベッドの上に転がってオレ達は笑った。
今日はどんな刺激的なセックスをする? そんな相談をするのは久しぶりだったので盛り上がった。

オレはフロントに電話して婦警のコスチュームを借りた。
ストーリーはこうだ。電車の中(和室をそう見立てて)でオレが奴の尻を撫でる。実は婦警だった奴はオレを取調室(寝室)に連行して厳しい取り調べを……まあ、婦警姿の人間に痴漢を働く人間が居るとは思えないとか色々とおかしな点はあるがそれは所詮『ごっこ』なので適当で良いのだ。

「化粧もしたい」と奴が言い出した。婦警にしてはあり得ないぐらい短いスカートが気に入ったようで(エロ向けコスチュームには良くある事)、ケバイ化粧をしたインチキ婦警になってオレを苛めたくなったそうだ。
だからオレは一通りのものを揃える為に200メートル程離れた所にあるコンビニまで車を走らせた。面倒とは思わなかった。それがフェチストのこだわりだから。

「シャワーを浴びてメイクが終わったらこっちに来てくれ」
「そっちは電車の中だよね?」
「ああ、適当に壁に向かって立ってくれたらオレは痴漢を始める」

ストーリープレイを経験した事のない方は『そんなままごとみたいな事で興奮するのか?』と思われるかも知れないが、SMもフェチも『なりきってその世界に入る』事が大切であり、なりきってしまえば驚くほど興奮するので一度真剣に試してみて欲しい。とにかくバカバカしいと思ったり恥じらったりするのは捨てること(笑)

==========

シャワーの音が聞こえる間、オレはiPhoneで遊んでいた。
しかし奴が着替えをしてメイクをしている間はプレイの流れを考えていた。

奴は今日、鞭や蝋燭や針といった責め具を持ってきていない。
となると、せいぜいビンタかスパンキング、それから快楽責め……。いや、サディスティックな気分が昂ぶればベルトを鞭にする事もあるし、オレの予想を超える事をしてくる時もあった。

ともあれ、はじめは奴の自由に任せていれば良かった。オレはほぼ完全に受け身となって。
だがそれが終わったら今度はオレが主導権を持つ側となる。奴を楽しませるご奉仕をする訳だが、では何をすれば良いだろうかと考えた。いつものように舌と男根で奴を気持ち良くするのは無論だが、せっかくこんな昭和臭ホテルにいるのだからそれを有効に使いたいと思った。

オレは室内を見回した。
そしてバスルームの設備を思い出して、大まかな流れを組み立てた。

SMプレイやフェチプレイをする前にそんな事で悩むのがまた楽しい。
刺激の強いセックスは勢いに任せたら呆気無く終わってしまうから、もっとじっくりと楽しむ為にポルノを撮影するように様々な演出で盛り上げたくなる。耐えて耐えて興奮を引き伸ばして最後に思い切り射精するそれは寸止めの快楽と同じだ。

そろそろ奴はこの部屋に来る頃だった。
オレはベッドから起きてソファに座った。獲物を待ち伏せる痴漢になりきって。

既に興奮して前は大きくなっていた。
痴漢をする事にも、お仕置きをされる事にも、奉仕をする事にも、全てに興奮していた。

==========

続きは明後日の夜に。
しかし続きはフェチ色が強くなってしまうがモロに書いてしまっても良いものだろうか?

変態大歓迎の読者様が多くおられたら嬉しいです(笑)

では、今夜もエロティックムーンな夢を。
おやすみ。

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無欲と強欲の天秤
Mon.21.07.2014 Posted in 恋愛
オレの出番は間もなくだった。
くるみ割り人形の序曲が、あの華麗に盛り上がるところに差し掛かったら、オレはすぐさま舞台に飛び出さなくてはならなかった。

しかし、音楽はなかなかその部分に入らなかった。
ずっと待っていても。そんなに先ではない筈なのに。
次第にオレは焦りを感じた。
ひょっとしてもうその部分は過ぎてしまって、オレは大失敗したのではないかと……。

──。

「……そんな夢を見てた」
「お前がバレエの夢を見るなんて初めてじゃない?」
「踊っている頃は見たが、もう何年も見てなかったな」

急にそんな懐かしい夢を見るなんて不思議だった。
だが何となく判っていた。当時と今の気持ち(プレッシャーに対する焦り)が似ていたからこそそんな夢を見たのだと。

それは昼間にうたた寝している時に見た夢だった。
奴はオレに気遣って冷たい飲み物を持って来てくれた。

「わざわざありがとう。冷たくしてもローズヒップティーは美味しいな」
「オレの残り物だけどね。他に何か欲しいものはない?」
「他に……」

オレはカップを見下ろして少し考えた。
ハーブティのお陰で喉は潤ったし、それほど食欲もなかった。
しかし夢での不安感がまだ胸の中に残っていたので、強いて言えば、心地良く寄り掛かれるものが欲しかった。

「そうだな……ムーミンママ?」
「ええ?!」
「こう、大きくて、ぽよんって柔らかくて、あたたかいものに寄り掛かりたいような、抱きしめたいような……」

オレは突然そんなおかしな事を言った。
しかし奴はそれを笑い飛ばしたりはせずに真面目に聞いてくれた。

「オレがムーミンママみたいな体型だったら良かったね。ぼよんって弾力があったら」
「いや、貴方はそのままで良いぞ。ぺったんこのお腹で」
「ウォーターベッドみたいにお湯を入れられるムーミンママってないのかな?」
「あったらすぐに買いたいな」
「でも、ムーミンママにお前を取られそうだ。オレは痩せてるけど、オレじゃダメ?」

奴の慰め方はいつも優しい。
王子様のような優しい包容に優しいキス。そして優しい声と優しい語り掛け。

『ぽよん』は、別に身体だけのものではないとオレは思った。
奴の包容力もまた『ぽよん』だった。
オレは奴の胸に顔を寄せている内に胸の窓を開け放ったみたいに色々な無駄話をしていた。

バレエを習い始めた頃に思っていた。
性欲も支配欲も感じさせない、ただ安心だけを感じさせてくれる抱擁が欲しいと。オレに何らかの欲望を向けるのではなく、オレを守るように抱きしめてくれる人が居てくれたらと。

それを言ってから、念の為に奴を誤解させないように言い加えた。「貴方はそうだよな」と。
奴は微笑んで頷いた。「今のオレはお前の家族だよ」と。

奴とは、昨夜は自ら進んで欲望の限りを尽くした。しかし今はそうしたものを微塵にも介入させたくないでいる。

それはまた不思議な関係であると思った。
だが大人と呼べる年齢になって親から離れれば、無欲な愛や抱擁とは、そうした自分の全てを知り尽くした相手からのみ与えてもらえるのかもしれない。強欲に貪って奪い尽くした相手にだからこそ心を許して無欲な聖者となれて。

少なくてもオレの場合は。オレは何度もセックスをした相手にしか沢山の心を開くことが出来ないようだから。

「ところで、良い匂いがするぞ」
「ハーブティーじゃなくて?」
「貴方の身体から」
「ああ、今日からボディソープを新しくしたよ。蜂蜜ブレンドなんだ」
「良い匂いだ」
「好き?」
「好きだ」
「あはは、襟の中を嗅がれたらくすぐったいよ」

奴の匂いに刺激されてオレがその気になることは良くある。
しかしオレはさっきまで無欲な愛情を求めていたハズだったが……まったくオレという人間はどこまで身勝手で移り気なのだか。

オレは奴とセックスをした。蜂蜜の味がしそうな奴の肌を舐め回して、匂いを嗅いで、そのくすぐったさに奴を少し笑わせて。

奴はオレに振り回されているのかといえばそうでもなく、まるでオレを可愛がるようにオレに抱かれながらオレの頭をずっと撫でていた。

オレは何度も奴にキスをした。貫いている時にも、絶頂の時にも。そして最初から最後までずっと感じていた。奴に甘えさせて貰いながらのセックスはなんて愛しくて気持ちが良いのだろうかと。

奴の中から出たくなくてしつこく絶頂を長引かせた。
そのせいで奴は射精のタイミングを逃してしまった……(苦笑)

情けない事をした。
それを奴に詫びれば、奴は「連休中に楽しませて」と言って笑った。
オレは約束した。オレの連休は2日しかないが、その2日間は貴方に捧げると。

連休2日目の明日は、奴の観たがっていた映画に行く。その後で兎肉のパエジャを食べて、それからホテルに行く。

明日は奴に楽しんで貰えたら嬉しい。
ホテルの広いバスルームで背中を流してやろう。肉体の疲労が癒えるような気持ちの良い事も、悩ましく唇を舐めたくなるようないやらしい事も目一杯やって、眠りに落ちるまで尽くして。

そんな楽しみな明日を前に、今夜はどんな夢を見るのだろうな?
くるみ割り人形の音楽に乗って上手に踊っている夢が見れたら嬉しい。

==========

皆さんは良い夢を見ているか?
辛い事があった日も夢だけは楽しいのを見たいな。それで少しは心が癒えるなら。

そして連休を楽しく過ごしているだろうか?
学生さんは夏休みに連休がくっついてラッキーだったな(笑)

皆さんが幸運な毎日を送っているように祈っています。
楽しい夏の日々となるように。夢を叶える充実した日々となるように。

では、今夜も楽しい夢を。
そろそろ空が明るくなる時刻だが、朝方の夢は現実になりやすいと聞いた事があるので、これから最高に幸せな夢を見られるように祈っています。

おやすみ。

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何も語らぬライチが望む道
Thu.17.07.2014 Posted in SM・フェチ
5日ぶりの夜に、ごきげんよう。

奴は暑さに弱い。
今年は異常気象もあってとても蒸し暑い日が多く、その為に何度か軽い鼻血を出している(エルニーニョも秋にずれ込んで、今年も猛暑が予想されているそうだな)

だからといって極端に身体を冷やすのも良くない。
かき氷器を購入して毎夜のように奴に氷いちごや氷メロンを出そうかと思ったが、それよりは健康的に冷えたスイカやメロンを出す事にした。

そんな日々を送っていたある日。

オレ達は久々にフレンチレストランで食事をした。
そしてその後、そのレストランのあるホテルのラウンジで、丸くカットされたメロンの浮かぶデザート・ドリンクを飲んだ。

「冷たくて美味しい。口の中で冷たい果汁が溢れる」

奴はそのドリンクをとても気に入ったようだった。
赤くぽってりとした唇でメロンの冷たい感触を味わい、それから口の中で噛み締めて滴る果汁を……と、そんな愛しむような食べ方をしていた。

オレはその様子を眺めて淫靡な気持ちを掻き立てられた。数年前に見た『とある調教』を思い出しながら。
食事中に生々しい調教の話しをするのは好きではないオレだが、それは耽美趣味なフェチストが行った可愛らしい悪戯だったので奴にその話をした。

「こんな丸い果物を奴隷に挿入していた男がいた」
「メロンを?」
「メロンは柔らかいから上手く入らなさそうだ」
「じゃあスイカ?」
「スイカも簡単に潰れるだろう」
「うーん、なんだろう? マンゴーでもバナナでもないよね?」

奴は答えを知りたかった。
だがオレは意地悪をして教えなかった。
どうせなら教える時に、奴に同じ悪戯をしてやろうと企んだから。

それから数日後。
オレはスーパーで買い物をしている時に『答え』である果物を見つけた。

オレはそれを購入し、帰宅して冷蔵庫で冷やした。
夕食の後に冷たいカクテルを作って、その上に浮かべて、そこからさり気なく奴をそそのかそうと計画して。

かくして夕食の後、オレは果物とアルコールをテーブルに並べた。
オレが破廉恥な企みをしているなど露ほどにも知らぬ奴は無邪気に喜んだ。「冷えたジンにライチって合いそうだね」と言って。

そう、『答え』はライチだった。
適度な硬さと弾力があるために他の果物のように潰れない丸い果物だ。

「ああ、良く合うぞ」

とオレは言って、皮を剥いたばかりの新鮮なライチをジンに浮かべた。
奴は笑顔でそのグラスを受け取り、一口ジンを飲んでからライチを口に含んだ。

「美味しいか?」
「……美味しい! ジントニックのクールな味と合わさって、口の中が冷たくなって気持ちが良いよ」
「気持ちが良いか」
「お前も飲んだら?」

奴に勧められてオレも同じものを作った。
だがライチは奴に譲った。キスをして、口移しで。

「冷たくて気持ち良いか?」とオレが囁やけば、奴は目を細めて頷いた。
オレは自分の計画が順調であると確信した。もう一杯、冷たいライチのカクテルを作り、そして言葉巧みに奴を乗せれば……と。

「蒸し暑い日が続いて身体が火照っているみたいだな」
「熱が冷め切らない。だから鼻血も……」
「身体の中から冷やすか?」
「身体の中?」
「ああ、このライチで。冷たいのが喉を通って気持ちが良かったなら、今度は貴方の下の口から入れて」

しかし、オレがそう言った途端、奴は笑って首を横に振った。
「嫌だよー!」と、キッパリと言って。

オレはさっきとは裏腹に計画があっけなく崩れるのを予感した。
だが諦められずに食い下がった。
アルコールに浸した冷たいライチは貴方を気持ち良く酔わせるとか、羞恥と酔いが新たな刺激になるとか、猫耳を付けた貴方に1個1個これを挿入したいとか。もう後半の方はただの酔っぱらいの欲望の垂れ流しでしかなかったが。

「ダメか?」
「ダメ」
「夏向けの前戯として気持ち良いと思うんだがな」
「もしかして、この前レストランで言っていた果物ってライチ?」
「そうだ」
「そうか。あの時はちょっとドキドキしたけど、実際にこんなものをお尻に入れるって想像したら……ダメ」
「なんで? 興奮するとか言っていたじゃないか」
「あははは。でも、入れて、ちゃんと出てくる? 出すには浣腸? 取れなくなって肛門科に行くのは嫌だし、ライチが可哀想」

あの耽美派フェチストのように浣腸器を使えば取れないということはまず有り得ない。
だからオレも当たり前のようにそうするつもりだったが……確かにガラスのシリンダー製の浣腸器を奴に使うのは限度を超えた行為であって、それはちょっとオレの望むことではなかった。

夢見がちな先走りフェチストはしょっちゅう落とし穴に落ちる。
理想に突っ走る余りに上下左右が見えなくなり、自分の求めるものばかりに都合良く目が行ってしまう。

「残念だ」とオレが諦めた呟きを漏らせば、
「変態。オレにするつもりでライチを買ったんだね?」と奴は言った。

だが奴はチャンスを与えてくれた。
「お前が先にライチをお尻で食べて、浣腸器を使って確実に出てくるって立証してくれたらオレにもして良いよ」

ハードルが高い条件だった。
無理だと思った。そんな無理だと思うような事を奴にしたがるのはいけないのだが……。

だが、猫耳の奴が1個挿入される度に「にゃあ~ん」とエロく鳴いてくれるならオレは自分の尻を差し出しても良いような気がした。

いや、そんなのは冗談だが。
冗談のハズなのだがオレは耽美派フェチストにメールで問い合わせてしまった。「浣腸で確実に出てくるよな?」と。

オレは何を考えているのだろうな。
きっとこの夏の異常気象で脳がただれてしまったのだろう。
ライチで尻を冷やす必要のあるのは奴ではなくオレなのかもしれない。

と、結局オレが尻を差し出すべき立場となってこの失敗談を終わります。
ご拝聴、ありがとうございましたm(__)m

==========

久しぶりの更新がこんな話で申し訳ない。

色々と書きたいネタはあったが、リアルタイムを逃すと、どんなネタもつまらなく思えて書く気になれなくなるものだな。
短信でもその日にあった出来事を書けるようになりたいものです。

湿気のある暑い日が続いているが、皆さんはお元気ですか?
オレの会社には頭痛や腹痛などで体調を崩す人もいるので、どうぞ皆さんも気をつけて下さい。

明日も明後日も幸運な1日となりますように。
不定期更新になっても応援してくださる皆さんに感謝を込めて、そう祈らせて頂きます。

では、今夜も心安からに楽しい夢を。
おやすみ。

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過去を映す水面のように
Sat.12.07.2014 Posted in 恋愛
あんなにスケジュール調整で大騒ぎした台風は一体どこへ行った?

まあ今のご時世、いちいちそんな事にこだわっていては生きていけないのだろう。
とても不思議な虹が見られたのでそれで一件落着だ。明日も出勤になったのも台風のせいだが、それも忘れてやろう(泣)

今日はお客さんと台風騒動の話で盛り上がった。
そしてオレがおいとまする時、お客さんのご家族が作られた自家製の梅酒を頂いた。

『奴への土産が出来たぜ!』

と、オレは喜んでそれを自宅に持ち帰った。
梅酒の中には果実もたくさん入っていたので、今夜はそのまま食べて、休日中にはゼリーを作ろうと思った。

「へえ、自家製の梅酒なんだ」
「お客さんの家でちょっと飲んだが美味しかったぞ」
「勤務中に飲酒したんだ、悪いんだー」
「ゼリーを作って食べさせてやるから密告は勘弁だ」
「あはは、じゃあオレも何か作って良い?」
「良いぞ。何を作るんだ?」
「まだ考えてない。飲みながら考える」

奴は『早く飲ませて』と催促した。
オレはタンブラーを持って来た。だがその前に柄の長いスプーンで果実をすくい上げて奴の口元に運んだ。

パクリ。と奴は口に入れた。
梅汁を含んだうす甘い果実は美味しかったようで、口をモグモグと動かしながらニコニコしていた。そして「何を作るか決めたよ」と言った。

だが日曜日まで何を作るのか教えてくれないそうだ。
一体何を作ってくれるのだろうな? ヒントとして「デザートじゃないよ」と言っていたが、梅酒を使う料理というのはまったく想像できない。

「じゃあオレはデザート担当で、貴方は食事担当な」
「いいよ。一緒に作るのは久しぶりだから楽しみだね」

どうやら今度の日曜日は平穏にのんびりと過ごせそうだ。
梅ゼリーに失敗して大慌てしないように、明日は仕事中にしっかりとレシピをチェックしておこう。

レシピといえば。
梅酒を頂いた方に、同じく自家製の水まんじゅうをご馳走になった。

「美味しいです。作るのは難しいのでしょうね」とオレが言ったら、「簡単です」とその方は言ってレシピを教えてくれた。

確かに簡単だった。さすがに透明のゼリー状の部分は難しそうだと思ったのだが、意外にも餡よりも簡単だった。もっとも餡は、市販の出来上がっている物を使えば更に簡単なのだが。

「どうやって作るの?」
「家に片栗粉はあるよな? あれと砂糖と水だけで3分で出来る」
「そうなの? じゃあ今すぐに作れる?」

いや、皮の部分だけを作っても……と思ったが、好きな人の前では良い格好をしたいオレはキッチンに立った。
そしてiPhoneに書いたレシピを見ながら片栗粉と砂糖を煮込んで数分後、初めてにしては良い具合に水の皮を完成させた。

「わあ、本当に透明でプルプルしてる。食べてみて良い?」
「本当は冷蔵庫で冷やした方が良いんだが、温かくても良いならどうぞ」
「構わないよ。いただきます」

パクリ。奴はスプーンに乗せた水皮を口に入れた。
しかしそれはとても曖昧な味だったせいか『良く判らない』という顔をした。口では「日本のお菓子って味だね。美味しい」なんて言っていたが。まったく良い旦那さんだぜ(笑)

「貴方に作る時は蜂蜜で味付けて、中に煮込んだフルーツを入れよう」

オレは笑いながら自分も一口食べた。

その瞬間、何やら懐かしい記憶が脳裏に蘇った。
中に餡を入れた完成品を食べた時には気付かなかったが、あの水皮の味は、確か幼い頃に……。

「そうだ、風邪をひいた時に食べさせられたんだ」
「これを?」
「ああ。母がな、オレが子供の頃に作ってくれた。風邪をひいた時にはこれが良いんだとか言って。だが作ってくれたのはほんの数回だったから、ずっと忘れていた」

そうだ、この味だ、懐かしいぜ。とオレは言いながら水皮を次々に口に運んだ。
水皮……いや、母はカタクリと呼んでいたと思う。片栗粉のカタクリって事だな。

「良い思い出だね」と奴が言った。
『そうか?』とオレは思ったが、「そうだな、懐かしい」と答えておいた。

まさかこんな形であんな記憶が蘇るとは思わなかったが、遠い記憶の中のオレはカタクリを美味しいと感じていた。ほんの子供だったのに、あんな古くさくて(失礼)懐かしい味のものを美味しいと。

あの頃の母はまだ、とても元気で美しかった。
ブルネットの長い髪をキレイに巻いて、貧しい生活の中で工夫を凝らして料理を作ってくれて(小麦粉の中に残ったご飯を足して甘く味付けてパンケーキのように焼いたものも美味しかったと思う)、風邪で熱を出せばそんなものを作ってくれて、たまにアイスを買って来てくれて、狭い部屋の中を走り回って遊んでくれた。

不思議なもので、ずっと忘れていた過去を何か一つ思い出せば、それは記憶を束ねる蔓(つる)となってたくさんの過去を蘇らせる。
何をしても消せない嫌悪を抱いても、そうなる以前の僅かな過去を思い出せば、その途端に気持ちが崩れそうになるのは何でだろうな。

「冷えたら味がハッキリしてきた」と言いながら再びカタクリを食べ始めた奴に、思い出した事の全てを語ろうかと思った。奴はオレと母の話を聞きたがるから。

だが妙にしんみりとしてしまいそうだったので止めておいた。
どうせ語るなら奴も同じような気持ちでいる時の方が良いように思えた。夏は夜を満喫できる季節だから、もっとゆっくりと静かに語れる夜にでも。

==========

という訳で、
奴の料理が楽しみだ。だがオレも洋風水まんじゅうを頑張って作らないとな(笑)

上手く出来たら、またレシピと共に写真をお披露目します。

そういえば最近はブログに写真を使わなくなった。
カメラが故障した訳ではない。奴とのデート中には今もたまに撮っているが(奴も相変わらず写真好きで)、時間のない今は、ブログに乗せる為に写真をサイズ加工するが面倒でな(汗)

来週が終わったら暇になって楽しい夏を過ごせますように。
皆さんも幸運と歓喜に満ちた夏を過ごせますように。

では、引き続き幸せな夢を。
そして明日は楽しい週末をお過ごし下さい。

しんみりなエントリーが続いたので、明日は元気なのを書くぞ。

おやすみ。

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台風の向こうには銀河がある
Fri.11.07.2014 Posted in 恋愛
「風は強くなってきた?」
「まだそうでもない」

友人から訳もなく貰った『銀河鉄道の夜』のDVDを観ながら、オレ達は度々窓の外を気にしていた。

今夜は東京に嵐がやってくる。
だからオレは幸運にも今日は早く帰宅する事が出来た(夜に会う予定だったお客さんがキャンセルを申し出た為に)

それが決まった時、オレは即座に奴に連絡した。『一緒に今夜の準備をしよう』と。
大げさな事だが万が一の事態を想定して2日分の食料や飲み物を買い込んだ。今夜はもう一歩も外に出なくても済むように。

「夜に嵐が来るなんて久しぶりだね」
「前はいつだった?」
「えーっと……夏だった? 暗い空に雷光が走ったのを覚えている」
「ああ、そういえば……。だがそんなに昔だったか?」

銀河鉄道の夜はもう何度も観た映画だった。だからオレ達は気軽に喋ったり、紅茶を淹れたり、アップルパイを切ったりしていた。
だがクライマックスが近づくに連れて自ずと物語に集中していった。もう何度も観た筈だったが、あのラストは見逃したくなくて。

その後、オレ達はアップルパイを食べながら死者の国の話をした。

「黄泉の世界があるって信じる?」
「信じる」
「オレも」
「生きたまま行ってみたいと思っているからジョバンニが羨ましい」
「帰って来られなくなるかもしれないから行かなくて良いよ」
「だけどこの映画みたいに、猫の姿になって銀河を走る汽車に乗れるとしたら魅力的じゃないか?」
「……確かにそれは魅力だね」

そんな話をしている内に奴は「お前はジョバンニだね」と言った。
「なんで?」とオレが訊くと、
「オレが女の子と話をしていると寂しくなってヤキモチを焼くから」と言った。

オレは急に照れ臭くなりながらも笑って、「優しくて皆から慕われているカンパネルラは貴方に似てるな」と言った。
すると今度は奴が照れた顔になって、「ジョバンニの方が可愛いよ。オレがカンパネルラならザネリの意地悪からお前を守るのに」と言った。

オレ達は銀河を走る汽車に乗る猫に変身するなど、それは本当にコミカルなジョークだった。

だが奴は不意に顔から笑みを失くしてこんな事を呟いた。「でもお前より先に逝くのは嫌だな。一緒に連れて行ってしまうかも」
だがすぐに言い直した。「冗談。天国から見守っているよ」と。

そういえばオレは何度か奴に叱られた事があった。
2人で未来の話をする時にオレは、「オレの方が先に逝くから」と言った事が数回あったが、奴はその度に「そんなの判らないじゃない」と不機嫌になった。

その時がくるのはまだまだ先の事だ(と思う) だが子供の持てないオレ達は今からそんな話をしっかりとしておく必要があるように思えた。

だからオレは、年齢からいって奴を残す事になりそうなので言ったのだが、奴は人の死に敏感な部分があるので余計に、そんな話は遠ざけてしまいたいようだ。

ドラマティックな物語のように、まったく時を一つにして逝けたら良いのにな。大切な人を残す事になる不安は今だって感じているのだから。先に死に逝く者が大切な者を連れて逝くのではなく、2人の寿命の尽きる時が奇跡的にも一緒であれば良いな、と。

その確率は、オレが石油を掘り当てて大富豪になるよりも低いのだろうがな。いや、さすがにそれよりは現実的か?(笑)

「外は静かだよ」

奴は話題を変えて窓辺に行ってしまった。
オレもそうした。
嵐の前の静けさに包まれた夜に、何も悲しい気持ちでいる必要はないのだから。

せっかく今夜は奴が夜更かしをする為にアップルパイを買って来てくれたのだから、オマケにオレは久々に奴とゆっくりと夜を過ごせるのだから。

「夏にまたプラネタリウムに行くか」
「良いね。行こう。夏の星座とか冬の星座とか、たまにプラネタリウムに行かないと忘れちゃう」

確かにな。

分厚い雨雲に覆われた空を見上げてオレはそう思った。
星座を覚えても仕事の役に立つ訳ではないが、もしかして数十年後に銀河鉄道に乗れたら、その時には役立つかもしれない。先に電車に乗り込んで銀河を何周か回って、やがて後から乗って来る奴に星座の案内が出来るから。

==========

と、今夜は七夕でもないのに宇宙に夢を馳せたちょっと恥ずかしいエントリーを書いてしまったぜ。まあ、たまにはこういうのもご容赦下さい。

という訳で、今夜は早く帰宅したのに夜更かしだ。
いや、遊んでいた訳じゃない。仕事をしていた訳でもなく、銀河鉄道の夜の本を引っ張りだして読んでいたのだが(笑)

そろそろ寝よう。
この時間になっても外は荒れていないが、これからだろうか?

明日の朝には台風の全てが去って、明るい朝を迎えられたら良いな。
交通が混乱していませんように。皆さんの足元が安全でありますように。

そんな事を祈ってから良い夢を見させて頂きます。

皆さんも引き続き楽しい夢を。
明日も幸運に満ちた1日となるように応援しています。

おやすみ。

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頭かくして尻かくさぬ猫
Thu.10.07.2014 Posted in 恋愛
猫も眠る深夜に、ごきげんよう。

今夜も帰宅が遅かった。
しかし夜道からマンションを見上げれば、まだ奴の部屋には照明が灯っていた。

土産を買って帰れば良かったと思った。
こんなに遅くまで待っていてくれてありがとう、と。

だが玄関のドアを開いて「ただいま」と言っても、奴の「おかえり」はなかった。

オレはそっと奴の部屋に入った。
すると奴は、……頭だけに毛布を被ってソファベッドで眠っていた。

頭だけを隠して尻も背中も丸出しだった。
蒸し暑い部屋で明かりを点けたまま眠ったので、眩しくて暑くてそんな格好になったのだろう(汗)

やはり土産を買ってくれば良かったと思った。
明日の朝になったら、「遅くまで待っていてくれたんだろう?」と礼がしたかったから。

オレは寝室からタオルケットを持ってきて奴の身体に掛けた。
そして頭の毛布は、起こしてしまわないかと少し悩んだが、やはり取ってやる事にした。

そっと抜き取ったつもりだった。
だが奴は起きてしまった。
ソファベッドの上に座ってキョロキョロと周囲を見回しながら「え? あれ?」とか言った。どうやら寝ぼけて、自分の今の状況を把握していない様子だった(笑)

「すまない、起こしたな」
「おかえり、いつの間にか寝てた」
「すぐに寝てくれ。すまなかった」
「うん……眠いからそうする」

奴はそう言って再びソファベッドに身体を伏せた。
今夜はそのままそこで寝かせるべきだったのかもしれない。だがオレは1人で眠るのが寂しかったので奴を抱き上げて寝室に運んだ。

「……運ばれてる」
「猫さんのお引越しだ」
「にゃーにゃー」

奴は軽く足をパタパタさせた。猫になって尻尾を振ったつもりだったのかもしれん。

ベッドに奴を下ろせば、奴はオレを抱き締めて「おやすみ」とキスをした。
オレは心地良くなって目を閉ざした。そのまま一緒に眠ってしまいたい気持ちに耐えながら、奴の髪を撫でて。

『おやすみ、明日は早く帰るから一緒に食事をしよう』

そんなセリフが言えたら良いだろうなとオレは思った。
明日がダメなら金曜の夜に、時間を気にせずにワインを飲み明かしたいと。

もっとも、この程度の多忙や不満(仕事上でのトラブル)で憂鬱になってはいられない。
それに、今週と来週は台風の影響でスケジュールが混乱しただけであって、きっと再来週には好きなだけワインを飲めるしインパも出来るだろう。

何度も何度も予定をキャンセルしてしまって奴には申し訳ない。
ダッフィーの新しいお友達を早くプレゼントしたいのに。たったそれだけの事を叶えてやれなくて情けなくて仕方がない。

さて、そろそろ寝よう。
明日も外人さんとお仕事だ。
今は「それでもオレと一緒にいて欲しい」と奴にお願いながら、前へ前へと進むしかないよな。

皆さんも良い夢を。
明日も台風の被害のない幸運な1日となるように応援しています。

おやすみ。

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玄関の白い箱
Mon.07.07.2014 Posted in 恋愛
日曜日の夜は静かだ。
おそらく一週間の中で最も夜が静かなのは日曜日だ。

夜風に当たりながら、ごきげんよう。

ライチの話でなくて申し訳ない。
今夜はディナーの後に奴とお楽しみで、その時にエロスな欲求を全て使い果たしてしまった為に変態エントリーが書けなくなった(笑)

お詫びに、
明日のインパが中止になった話を(泣)

今回は珍しくオレの仕事が原因ではない。
奴が仕事上で気掛かりな件を抱えてしまったので、それがすっかりと解決する来週まで延期する事にした。

「ごめん。せっかくスケジュールを調整してくれたのに」
「良いんだ。明日だと夜しか行けなかったしな。どうせならオレももう少し暇な日に行きたい」
「七夕は終わっちゃうね」
「まあ、今年は他のところで短冊を書いたから。それに明日は◯◯不動尊の近くに行く用事があるから、貴方の願い事が叶うように護摩木を書いてくるぜ」
「短冊の代りに護摩木を?」
「ああ。七夕祭りをやっている期間に書くと七夕の神様も加勢してくれて、より願い事が叶いそうだろう?」
「あはは、そうだね」

奴は猫のメモに願い事を書いてオレに渡した。
それはオレにとっても叶って欲しい願い事だったので「必ず叶うぞ」と言った。

奴は照れたように笑って「叶ったら良いな」と言った。
だからオレは、何が何でも叶えて貰えるように心を込めて護摩木を書いてくると奴に約束した。

そして今日、約束を果たしてきた。
護摩木を書いて、参拝して、絵馬も書いてきた(笑)

『書いたのを見たい!』
『写メで送る。……良し、送ったぞ』
『来た! わあ! 叶う、叶うよ!』

奴は満足してくれた。
実は願い事には猫様に関する事も含まれていたので、オレは願い事の横に猫の絵も描いた。奴はそれでますます気に入ってくれたようだ。太いマジックで描いた猫はとてもいびつで可愛くなかったが(汗)

その後、参道に並ぶ七夕飾りの写真も撮って奴に送った。
奴のお気に入りのケーキ屋で焼き菓子などを買ったことは内緒にして。

帰宅したのは夕方だった。

オレは玄関のシューズボックスの上にお菓子の詰まった箱を置いて、奴が「おかえりー!」と出迎えに来る前にリビングに入った。

「日曜日だったのにお疲れ様」
「早く帰れたから疲れてないぞ。夕食の準備とか、何か手伝うことはないか?」
「大丈夫。下ごしらえはもう出来てるから」

オレ達はそんな話をしながら『おかえり、ただいま』のキスをした。
それからオレは着替える為に自分の部屋に行こうとした。その前に、さり気なく奴にこう言って。

「そういえば玄関に何かあったぞ」

奴は首を傾げた。

「郵便物?」
「そうかも。シューズボックスの上に置いたが、ここに持ってくるのを忘れた」
「なんだろう? 取ってくる」

奴は玄関に向かった。
オレはニヤニヤした。まだ幼かった頃の自分を思い出しながら。

お菓子の箱を見つけた奴は驚いてくれるだろうか?
箱を開けて中にお菓子が詰まっているのを見たら喜んでくれるだろうか?

それはオレが父親にされた事だった。
滅多にはなかったが、父はたまにケーキを買って来てくれて「玄関に何かあったぞ?」とオレと妹に言った。

オレはそのハプニングが楽しみでならなかった。
父が何も言わない日にも玄関を確かめてしまうぐらい楽しみにしていた。

「あのお店のお菓子だ! 買って来てくれたんだ?」
「ブレッツェル、ミルリトン・ド・ニース、ブルトン、ガトーラカム、生キャラメル。色々と買って来た」
「あはは、お前がこんな事をするなんて。ありがとう、驚いたよ」

奴はお菓子の箱を抱いてオレに何度もキスをした。
あんな子供だましな演出でそんなに喜んでくれるとは思わなかった。

紅茶を淹れるから一緒に食べようと奴に言われた。
オレは楽しい幸せを感じながら着替えをした。

心の中で今は亡き父に感謝しながら。
先日の父の誕生日には和菓子を供える事しか出来なかったから、夏にはちゃんと供養すると心に決めて。

==========

という訳で、
今年も七夕がやって来たぜ。

人間もそうだが恋人とデートの日には浮かれていつも以上にサービス精神旺盛になるものだ。
だから七夕の神様もきっと大盤振る舞いをしてくれる違いない。果たして今日は晴れてくれるかどうかは判らないが、自分の願いはきっと叶うと心晴れやかに祈りたいな。

皆さんと皆さんの大切な方々の願い事が全て叶いますように。
そして今週もたくさんの幸運に満ちた一週間となりますように。

今夜も楽しい夢を見ような。
おやすみ。

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偽りのキスの約束
Sun.06.07.2014 Posted in 恋愛
一週間ほど前の夜、オレはオフィスに泊まって仕事をした。

オレの部署のほとんどの人間がいなくなる時刻は(その日の場合は)22時過ぎだった。
彼等は「お疲れ様」の挨拶と共に帰っていった。しかしそれよりも少し遅い時間に、逆に「お疲れ様」の挨拶と共にやって来た人物がいた。

その人物の名前は、Y(笑)

彼は静まり返った部屋の中をそっと覗いて、オレだけがいるのを確認してから入ってきた。その姿はまるで、飼われたばかりの猫が警戒しながらもご飯欲しさにそろそろとやって来る様子に似ていた。

「ようこそ、猫ちゃん」
「部下を猫ちゃんって呼ぶなんて」
「オヤツを用意して待っていたぞ」
「オヤツって本当に? あ、入っても大丈夫?」
「ああ、貴方は用事があってここに来た事にすれば良いだろう? ほらオヤツ」

オレはデスクの引き出しから珈琲キャンディを出して奴に渡した。
奴はそれを受け取ってさっそく口の中に放り込んだ。「餌付け?」と言って。

窓の向こうは真っ暗だった。
そして室内は静かだった。
少しずつオレは可笑しな心地になっていった。
いつもとは違うオフィスの中、いつもはいない奴と二人きりだったから。

「誰かと会ったか?」
「ううん」
「じゃあここに貴方が来たことは誰も知らないんだな」
「そうだね。どうせなから何かする? 完全犯罪」
「はは、良いな。じゃあ重要な書類のある◯◯室に忍び込んで貰おうか」
「猫みたいに足音を立てないで入ってみせるよ」

オレの部署は目立つ位置にあるので場所を変える事にした。
夜は滅多に人の出入りのない物置に似た部屋へ。

そこでオレ達は暫く普通の会話をしていた。
だがオレは焦りを感じていた。
こんなにのんびりと話をしていたら誰かに見つかるんじゃないか? と。だから早く目的を果たすべきじゃないか? と。いや、それよりも本当は、早く奴に手を出したくて部屋を移った時から既に興奮を昂ぶらせていた。

不意に奴の腕を掴めば、奴は唇から言葉を失くした。
そして妖しい猫の目に笑みを浮かべ、身体を屈めて、椅子に座っているオレにキスをした。

オレは目を閉ざした。
静かな室内にキスの音が響いた。
濡れた唇を吸って舌を舐める音がとても生々しかった。

「キスだけだよ」
「ああ。ここにもキスだけだ」
「そこは……」
「キスだけなら良いんだろう?」
「キスだけど……そこは、誰かが来たら誤魔化せなくなるよ」
「見せ付けてやろうか? オレ達がしているところ」
「ダメ……」

そんな最中、オレはデジャヴを感じていた。
もう何年前だろう? あの時もオレ達は給湯室で同じ事をしていた。奴の方からキスをして、オレがもっと貪欲なキスをしたがって、奴が身体を反応させながらもオレの行為を拒もうとしていた。

その記憶はますますオレを欲情させた。今感じている興奮に、当時の興奮が上塗りされて。
オレは久々に沸き起こる激しい性欲に揺さぶられながら、椅子から立ち上がり、部屋の照明を消して、唐突に奴を壁に押さえ付けた。

「本気?」
「こうすれば誰かが来てもすぐにはバレない」

奴の身体がぎこちなくなっているのが可愛かった。
出来れば本当に、意地悪な悪戯だったと誤魔化したりせずに、本当にそのまま奴の身体中をキスで愛撫してしまいたかった。奴の初々しく鼓動をドキドキと鳴らしている身体が(そしてそこから発している汗ばんだ匂いが)、この上なくオレを興奮させていたから。

「だが見回りが来たら懐中電灯を当てられるか」
「……あ、あはは、そうだね。万が一の事を考えたらこれ以上は怖いよ」
「残念だ」
「酷いね」
「見回りが?」
「違うよ。本当にするのかと思って、本気にしちゃったじゃない」

奴のその一言のせいでオレ達の立場は逆転した。
奴はオレの頬をつねって身体を離そうとして、オレは奴に未練を感じて離れられなくなった。さっきまではオレの方が主導権を握っていた筈なのに。

万が一を考えれば怖い。だがそれ以上に快楽を満たしたい誘惑は大きかった。

照明を点けようと思ったが止めた。
あと5分なら大丈夫だと確信した。
何の根拠もない確信だったが、ここで誘惑に負けてしまわなければ奴につまらない男だと思われるような気がした。

オレはルールを破った。
「気をつけて帰るんだぞ」と奴を解放して別れのキスをするフリをして、再び奴を壁に押さえ付けた。

そして、驚いている奴に構わず声を塞ぐような強引なキスをして、奴の下半身に手を伸ばした。そこを撫でまわして、ファスナーを開いて、その中に手を忍び込ませて。

「……約束と違う。キスだけだって」
「しっ、声が大きいぞ」
「ん……」
「凄く感じてるんだな。こんなに硬くなって濡れてる」

奴はもう何の抵抗のセリフも言わなかった。
声を押し殺す為にオレに抱き着いてオレの胸に顔を押しつけていた。

無我夢中の刺激的な一時だった。
おそらく5分にも満たないほんの数分間だったが、奴ははあはあと息を荒げながらオレの手の中に熱い液を放出させた。

当然だが、それ以上の行為に及ぶ度胸はなくて、オレはお預けだった(苦笑)
だが十分だった。奴が物凄く感じていたのを思い出しながら後で自慰をすれば良い事だった。

「服に掛からなかったか?」
「大丈夫、お前が手で止めたから」
「気が利くだろう?」
「もう、約束を破ったお仕置きだ」

奴はそう言って勃起状態のオレのアレを膝でグリグリとえぐった。
どうせなら後3分間の気持ちの余裕(大丈夫だという根拠のない確信)が欲しかった。そうすればオレは奴の膝でイく事が出来たのだから。

奴のもう一つの目的(夜食のサンドイッチ弁当)を受け取って、今度こそ本当にお別れのキスをした。

奴はさっきよりも楽しそうだった。
ああ、本当は判っていた。「差し入れのついでにキスをしに行くよ」などと奴は言っていたが、本当はオレと同じようにサンドイッチよりもオフィスメイクラブが目的だったのを(笑)

しかし、やはりこういう行為はエスカレートするものだ。
あの危険を含んだ刺激が、今や少々マンネリを否めなくなったオレ達には新鮮な刺激となって中毒化してしまったのか、もっとオフィスでインモラルな行為が出来たら……と、先日はそんな妄想を2人で語りながらセックスをした。

いつも仕事をしているディスクで、客人をもてなすソファで、奴を激しく背後から突き上げて鳴かせたくなってしまった。

「良いね、お前はスーツだよね。ネクタイをきちんと締めたままするんだ」
「良いぞ。じゃあ貴方も……いや、全裸に猫耳をよろしく」
「なんでオフィスなのに全裸で猫耳なの!?」
「オレの趣味」
「猫耳をしてお前にされている姿を誰かに見られたら、もうオレは行きていけないよ」

さて、オレのこのささやかな(?)願いはいつか叶うだろうか?
明日は七夕。まだ短冊を書かせてくれるところがあったら、この願いを真摯に書いてみようか。

そしていい加減に夜更かし癖が治るように願ってこよう(汗)
明日もまた奴に叱られるな。出勤の前に奴に尻を叩かれるのは最高の見送りだがな。

==========

という訳で、
昨日のエントリーで『どれから書こうかな♪』等と書いたら、『ライチのを!』というリクエストを4通も頂いて驚きを隠せません(笑)

さすがこのブログをご贔屓にして下さっている方々です。普通のエロよりも変態エロを望んで下さるなんて嬉しくなりました。

次回はそれを書かせて頂きます。
ただ、それほど皆さんに楽しんで頂けるどうか、ちょっと自信はありません(汗)

さて今日は日曜日だ。
楽しい休日をお過ごし下さい。日頃の疲れを癒して、ストレスを吹き飛ばして。楽しい事に満ちた一日となるように祈っています。

では、今夜も心安からに幸せな夢を。
おやすみ。

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彼氏と友人のデートに歯ぎしりした金曜の夜
Sat.05.07.2014 Posted in 恋愛
数日ぶりに、ごきげんよう。

こんなに長くブログを放置したのは、初めてではない。しかし完全に多忙を理由にしたのは初めてだ。……と思うが、そうだよな?

先々週と先週は怒涛のスケジュールだった。
良く全ての仕事をこなしたと自分を褒めてやりたい。

2時とか4時とかの深夜の帰宅が当たり前で、平均睡眠時間は4時間ぐらいだった。
早朝に帰宅すれば猫様が起きて『ご飯ちょうだいにゃーん』と鳴くので奴が起きてしまって、奴のことまで不眠症にさせてしまった(泣)

「すまない、オレがとんでもない時間に帰ってくるせいで……」
「いいや、違うんだ。お前が原因じゃないんだけど、何故かその時間に起きるようになっちゃって……」

優しい奴はそんな事を言ってくれたが、オレが帰宅する時刻に目が醒めるのは、やはりオレの立てる物音や猫様の鳴き声せいに決まっている。

もしもオレ達の関係を上司が知っているなら相談できたんだがな。「すみません、オレの夫がオレの帰宅する物音で起きてしまって寝不足なんです。だから深夜の仕事はなしにしてもらえませんか?」と。……なんて、こんな事情で仕事がなくなるなら楽だよな(汗)

しかしまあ、来週を超えれば少しはマシになる筈だ。

そうすれば早朝に奴を起こさなくて済む。
眠そうな顔で「おかえり~」と言ってくれたのは嬉しかったけどな。朝帰りは何故か、とても疲れてわびしい気持ちになるものだから。

来週からまた仕事環境が変わる。
今週まではオフィスから離れたお客さんのところにお邪魔する仕事が多かったが、来週からはまたオフィス内やオフィス近辺の仕事がほとんどになる。その代わり、英会話力はますます必要とされるが(汗)

近頃は時間がなくてロクに英会話の勉強ができなかった。
来週から巻き返してやろう。曜日によっては一日中、外人さんとご一緒にすることになるのだから。ああ、ドキドキぜ。

そんな訳で、
それに合わせてブログを書く回数も増やせればと思っている。

実は冒頭の部分だけを書いたエントリーが幾つかある。
オフィスラブな事、2人でかき氷を食べた事、アワビの踊り焼きが美味しかった事、奴のお尻にライチを入れようとして怒られた事(照)

さて、どれから書くか?
20行ほど書いているオフィスラブにするか。
今日は休日なので、今日中にお披露目できるように頑張ろう。明日の日曜日はまた仕事で書けないかもしれないからな。

今のこの時間、外は既に明るい。
猫様はオレの隣にいて、静かな雨音に合わせて小さな寝息を立てている。奴の寝顔にそっくりでめんこいぞ(撫で撫で)

こうしてのんびりと過ごすのは何日ぶりだろう?
先週と今週は常に時間に追われていた。
夜更かしは良くないが、今だけは自由に時間を使いたい。涼しくて気持ちの良い早朝の風にそよがれながら。

ブログの返信、Twitterのリプライなど、まともに返せない事が多くて申し訳ありません。
けれど、皆さんからいただくメッセージをいつも楽しく読ませて頂いています。また時間のある時に、ブログで頂いたコメントにお返事したいです。

それから、長くお休みをしている間にもランキングのバナーをクリックして下さってありがとうございます。
これからも細く永く、どうぞよろしくお付き合い願いますm(__)m

ところで、

昨日の夜は、オレと奴とボストン君の3人で飲む約束をしていた。
オレも20時には仕事から上がれる予定だったから。

しかし!
交通機関の乱れの影響で緊急事態となり、結局オレが解放されたのは23時過ぎだった。

お陰で、奴とボストン君のデートになってしまった(汗)

オレは悔しくて歯ぎしりした。
2人でどんな会話をしてるんだ? どうせまた英語で会話して「今Rが来ても会話に入れないねー!」なんて言ってるとか? まさかオレの恥ずかしい話をしてないだろうな!? とか、気が気でなかった(被害妄想&自意識過剰)

オレは2人が帰った後に、さみしく1人でジャージャー麺を食べた。深夜に食べる料理ではなかったが、物凄く空腹だった上に疲労と虚しさに付きまとわれていて、元気が出そうなボリュームのあるものが食べたくてデザートの自家製ロールケーキまで食べてしまった。

「R、ごめん。そろそろ帰るよ」
「そうか……もう22時だもんな。今まで待ってくれてありがとう」
「ううん、B(ボストン君)に代わるね」
(代わった)
「R、そういう事だからまたな」
「待たせたくせに行けなくてすまない。そこの料理は美味しかったか?」
「美味しかったぞ。お前は来られなくて残念だったな」
「残念っていうか、寂しいぜ」

スペイン産の芳醇な赤ワインと、兎と羊の肉のパエジャ。
金曜日の夜らしく楽しく過ごす予定だったのにな。
ボストン君と話したかったし、食事の後は奴とカフェやホテルでデートしたかった。仕事中にはイライラさせられる事もあって、ますます寂しい夜だと感じさせられた。

だがあと少しで山場を超えられるのだから頑張ろう。
来週にはまた奴とインパデートの約束をしている。シーに行って、ダッフィーの新しいお友達のジェラトーニをお迎えするつもりだ(笑)

「忙しいのに本当に良いの?」
「可愛いから早く欲しいだろう?」
「うふふ、うん。早く欲しい」
「良し良し、家に迎えたら特大ダッフィーに抱っこさせような」

この多忙期間にも随分と奴に助けられた。それに何度も早朝に起こして迷惑を掛けた。
だから少しでも奴に楽しい思いをさせてやりたい。ピンクの肉球が可愛いニャンコをプレゼントして、お洒落な料理とアルコールをご馳走して、それでニコニコと笑ってもらえたら嬉しい。

正直なところ、最近ちょっと不安でな。
こんなつまらない生活になってしまって奴は退屈じゃないのか、と。

付き合ったばかりの頃は夢のような誓を幾つもした訳だが、今じゃ花束をプレゼントする習慣もなくなってしまった。オレはもっとロマンティストかと思ったが、本当はそれほどロマンのない人間だったのかもしれない。

あの頃のオレの言葉を信じてくれた奴に申し訳なくなる。

『奴も多忙だからそんなには気にしていない筈だ』とか、『長く付き合っていればロマンは薄れるのが普通だ』とか思ってはみても、胸の中には罪悪感が残る。そして、結局はそうした『狎れ(打ち解けすぎる事)』や『怠り』が、相手を軽んじる事に繋がるのも否めない。ひいてはそれが、相手の気持ちを冷ましてしまう原因になる事も。

恋の魔法は必ず解けるものだという。
だが、世の中には老いてもなお、パートナーにキスやプレゼントを贈る事を忘れないカップルがいるのも事実だ。

相手に対する愛情をいつまでも損なわないでいる方法って何だろうな?

努力だろうか?
浮気しない努力、相手を慈しむ努力、相手を幸せにする努力。
趣味でも研究でも人間関係でもそうだが、自分が懸命に手を掛けたものにほど強く愛情を抱くものだ。何物にも代えがたい愛着が湧いて、何よりも優先して慈しみたくなる。

大切な人をいつまでも愛する秘訣とは、そんなところにあるのかもしれない。だから当初の約束を貫くのは本当はとても大切なのかもしれない。『続かなくて当然だ』なんて思ったりはしないで。

今日の土曜日は、ちょっとでも良いから奴に恩返しをしよう。
昔の気持ちを思い出して奴の好きな花をプレゼントしたい。また奴に、「急にどうしたの?」なんて言われるかもしれないが。

==========

という訳で、
皆さんも朝帰りをされる際には、完全に気配を消そうとして呼吸まで止めてしまわないようにご注意下さい。マゾなオレでも苦しかったので。

それにしても今年の梅雨は長い。
早くカラリと晴れた夏になって海やプールに遊びに行きたいぜ。
今年も奴と一緒に海パンを買いに行く約束をしたからな(笑)

皆さんもお元気でしたか?
荒々しい天気が続いていますが、どうかお身体を大切になさって、体調を崩さないように栄養のある美味しいものを召し上がって下さい。

久しぶりのエントリーを読んで下さってありがとうございました。
今夜もまたよろしくお付き合い下さい。

では、おやすみ!

■質問へのお返事です♪
赤坂サカス1Fにあるポルトガル料理レストランです。リーズナブルな料金で美味しいのでお薦めです。イワシは是非! 楽しいお食事会になりますように。

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