たかが猫 されど猫
Sun.06.04.2014 Posted in 恋愛
先日、新宿の劇場で『猫侍』を観た。
北村一輝の男前ぶりと玉之丞の可愛さで★5つ。

2014_04_03_5.jpg
●劇場に展示されていた猫侍の看板の一部。猫砂は持参しましょう。

その他、シナリオなどのレビューは省略。
オレは世界一甘口のレビュアーを自称しているので、そこに及んでは★の数を下げざるを得なくなるので省略だ。

しかし1つだけ。
ドラマ版の続き(完結)が見られるのかと思っていたらまるで違う物語(登場人物もほぼ全て違う)になっていたので残念だった。
あと、映画版でも『にゃんこ羊羹』とか『どにゃつぼう』とか、萌え萌え和スイーツを登場させて欲しかった。

「だが白猫3匹を使っての撮影は大変だったろうな」
「猫は自分の感情を優先する生き物だからね。興味が他に移ったらお終いだ」

2014_04_03_1.jpg
●新宿三丁目のあの蟹専門店です。

映画を観た後、夕飯には少し早かったが蟹を食べに行った。
奴もボイルした蟹やグラタンは大好きなので、映画の話をしながら楽しく食事をした。

「焼きガニも良い味だろう?」
「美味しいね。サラダも」
「ここを出たらどうする? まだ時間は早いが」
「疲れてない?」
「大丈夫だ」
「じゃあね……歌舞伎町を歩こう。お前と歌舞伎町に来るなんて随分と久しぶりで、懐かしいから」

奴のリクエストに答えて、オレ達は夜の歌舞伎町をあてもなく歩く事にした。

オレはガイド役になった。
かつて奴と一緒に入ったのぞき部屋やストリップ劇場(笑)、顔見知りの中国人が経営する美味しい飲茶屋、高名な漫画家が利用していた高級クラブ、伝説のSMクラブのあったマンション、マニア向けのアダルトショップ、SM設備のあるホテル……と、実にオレらしい案内だった。

「ホテル、凄い数だね。こんなにあったら無駄なんじゃない?」
「そうでもない。休日前の夜はどこも満室になるぐらいだぞ。歌舞伎町には風俗店が多いから、その客と女性が利用するんだ。あと水商売の人や、カップルも」
「凄いね。外国人もいるね」
「ああ、ずっと前だが、この辺を歩いていたらアメリカ人にナンパされた事があった。ホテルで遊ばないか?って」
「ええ!?」
「オレも驚いた。だがここらにはそういう外国人もいるぞ(実話です)」

そんな会話の流れから、「じゃあ男同士でも入れるホテルは結構あるの?」と奴が質問した。
確か数軒あった筈だが、しかし、かつてオレが何度か利用していたのはかなり昔だったので、どことどこのホテルだったか忘れてしまった(その内の一軒は昭和時代を思わせる古い風呂のあるホテルだった。正しくは男同士OKのホテルではなく、会計のおばさんに数千円の袖の下を渡してOKにしてもらったホテルだったが)

「何軒あるか、一軒一軒訊いて回るか?」
「あはは、良いよ」
「もしもOKのホテルがあったら入るか?」
「え」
「入りたいな」
「う、うん」

多くの男がそうであるように、オレもホテル街を歩いている内に『その気』になってしまった。
きっと奴もそうだった。だからわざわざ『男同士でも~』といった台詞を言ったのだった。

取り敢えずオレ達は、その辺にある喫茶店に入った。
そしてiPhoneで検索して利用可能のホテルを数軒見付けた。念の為にホテルに電話を入れて間違いなく可能である事を確認してからホテルに向かった。

「キレイな部屋だね。歌舞伎町のホテルってもっと怪しい感じを想像していたよ」
「怪しい方が良かったか? その方が淫らな気分になれて」
「ふふ、さあ?」

さっきまでオレ達は猫やら蟹やらに萌えていた筈が、今やすっかり愛欲の虜になっていた。
何せホテルに行くなど久しぶりだったから。おまけにオレは多忙明けだった為に、酷くそうした事に飢えていた。

「シャワーを浴びてくる」
「一緒に浴びたらダメか?」
「恥ずかしいよ。今日は何の準備もしてこなかったから……」
「愛してるぞ。早く帰って貴方とこうしたかった」

恥ずかしがっている奴をオレは抱き締めた。
もうシャワーなんてどうでも良かった。汚れていても良いから、今すぐに奴の全身を、奥までも舐めて愛撫したかった。

「フェチスト」
「はは、洗ってないそこを舐めたがる男はストレートにも多いんだぞ」
「知ってるよ。中まで舌で舐めさせて、それで便秘解消をしているS女性の存在も。でもオレは恥ずかしいからダメ」
「焦らす気か?」
「焦らす。そして虐めてあげる」
「そんな事を言われたらますます我慢できなくなる」

しかし奴は許してくれなかった。
オレのネクタイを抜き取って、それでオレの両腕を縛ってバスルームに行ってしまった。

しかも、オレの興奮したイチモツを散々撫で回して、本気でこれ以上我慢できないというところまで刺激してくれた後に(苦笑)

もっとも、それは良い起爆剤となってくれた。

奴がバスルームから戻って来ると、オレは腕を拘束されたまま奴に襲いかかった。
奴は喘ぐようにクスクスと笑いながら「ダメだよ」とか「こら」とか言っていた。満足に両腕の使えないオレが夢中で、いつになく獰猛に自分を貪って行く様を心から楽しむように。

「今日の声も可愛かったぞ」
「うるさく鳴いちゃったね」
「ハスキーな猫の声みたいだった。オレはその声に刺激されて獣になった」
「あはは。猫好きめ。たかが猫、されど猫」

奴は『猫侍』の台詞を口にして笑った。
オレも釣られて笑ってシャワーを浴びた。
今度は2人で、お互いの背中や大切なところをソープでアワアワにして洗い合って(笑)

「このまま帰る?」
「あと一軒付き合ってくれ」
「どこ?」
「カフェかパーラー」
「パーラー?」
「フルーツの美味しいパーラーがあるんだぞ」

ホテルを出て、今日のデートの締め括りに甘いものを食べる事にした。
行ったのは駅前の有名なフルーツパーラーだが、実は数日前にここの期間限定のパフェが美味しいとの評判を聞いていたので、奴がOKしてくれるなら食べたいと思っていた。

2014_04_03_3.jpg
●さくらももいちごのパフェ。この苺が滅多に出回らない貴重なものらしい。

「2,000円のパフェなんて初めて食べる(正確には1,944円)」
「酸味が少なくて甘くて上品な味だ。これも凄く美味しいが、貴方のチョコレートパフェも美味しいだろう?」
「うん、生チョコはほろ苦くて濃厚だ。アイスは甘いのに食べるほど口の中がサッパリする。不思議」
「このパーラーが大好きなお客さんがいるんだが、貴方と同じことを言っていた」

2014_04_03_4.jpg
●手前のは奴君が注文した大人テイストのチョコレートパフェ。こちらもかなりオススメ。

まずはデザートを味わって、それから珈琲を飲みながら許される限りに会話を楽しんだ。

数週間ぶりにそんなゆったりとした時間を過ごすと、先日の多忙が夢だったかのように感じた。あるいは、もう余り記憶に残っていない昔の事であるかのように思えた。

「帰ってこれて良かった」

珈琲を飲みながらオレはそんな言葉を呟いた。
すると奴は優しそうな顔をして笑った。
「お疲れ様。毎日お前の事を思って待っていたよ」などと、嬉しい事を言ってくれながら。

『今は頑張れ。家には可愛い猫が待っているのだから!』

──実は多忙の時、オレはそんな気持ちを励みに頑張っていたが、頑張って良かったと思った。
奴というサドで青い目の猫。そしてその猫が心から愛している美しい毛並みの猫様。
オレはその2匹の忠実な下僕(しもべ)となって、その2匹が喜んでくれる事を生き甲斐にしているのだから。

「楽しかったか?」
「楽しかった」
「良かった」
「ありがとう」

パーラーを出る前に、そんな初々しいカップルのような言葉を交わした。
大満足だった。
こんな胸の温かなるデートが出来るなら、今後の多忙も乗り越えられると思った。

==========

という訳で、
たまにデート場所を変えると新鮮な感じがして良いな。

今は花見シーズンに突入して、明日も明後日も花見接待だが頑張ろう。
酔っ払ったお客さんを持ち上げながら(と言っても上品な方がほとんどだが)、心の中では奴と楽しく花見をする妄想をして。

……間違っても桜の木の下で野外エッチをする妄想をして勃起しないように気を付けよう。股間の昂ぶりをお客さんに悟られたら誤解されて困るからな(笑)

皆さんはもう花見には行かれたか?
今夜も奴と近所の夜桜を見ながら散歩をしたが、それだけでも楽しかった。

しかしちょっと寒さが戻って来てしまったな。
夜桜を眺めに行かれる方は、花冷えの風邪に罹らないようにお気を付け下さい。花見酒を楽しみたい方は、保温ポットにホットワインを入れて持って行くのもオススメです。

どうぞ楽しい春の日々を。
そして今夜も心安らかに幸せな夢を見て下さい。

おやすみ。

本日も2つのバナーのクリックをお願い致します!
にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ 同性恋愛  国際恋愛

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。

スポンサーサイト



Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP