サンタブーツの一足早いプレゼント
Thu.12.12.2013 Posted in 恋愛
■このエントリーは『聖夜のオレの願い』の続きです。

おはよう。

奴は目を覚ましてオレに朝の挨拶を囁いた。
そして何時ものように身体を伸ばして、枕元に置かれたサンタブーツに気付いてそれを手に取った。

「……サンタさんの赤いブーツだ」
「可愛いだろう?」
「今日はクリスマスだった?」
「違うな」
「クリスマスの予行練習?」
「そうだ。今日もクリスマスみたいに楽しい日になるように」
「ふふ、ありがとう」

奴は微笑んでサンタブーツを頬にくっつけて、それからオレの方へ右腕を伸ばした。
オレはその手を取って甲にキスをした。
すると奴はいきなりオレの腕を強く掴んで、オレをベッドの上に引き込んだ。

軽いキスを数回。
それから深いキスを数分。

それは奴からの感謝だった。
だがオレは感じてしまった。目覚めて間もない身体は誘惑に弱く、もう余り時間がない事も忘れて朝日の満ちるベッドの上で戯れてしまいたくなった。

「抱きたい」
「あ、駄目」

しかし、オレが奴を抱き締めようとしても奴は首を横に振った。
時間がなかったので当然だったが、今日は一日中モヤモヤした気分に取り憑かれそうだと思ってオレは苦笑を浮かべた。

「駄目か」
「駄目」
「遅刻するからな」
「それもあるけど、オレがお前を抱きたい気分だから」
「そうなのか?」
「うん。愛してるよ」
「オレも愛してる。だがオレがネコになるなら急げば3分で終われるな」

オレも奴を抱きたい気分だったが(97%の割合でオレはタチだから)、長い時間の挿入に不快感を覚えてしまうオレなら手早く短時間で済ませる事が出来るので敢えてそんな事を言った。

けれど奴はオレの頬を摘み上げてこう言った。

「そんな失礼な事は出来ない。じっくりお前を愛したいから駄目だ」

滅多に出てこないオレの3%が疼いた。
今朝ほど時間がなかったのを悔しく思った事はなかったかもしれない。

2013_12_10_1.jpg

「サンタブーツの中にいろんなお菓子が入ってる」
「今夜、貴方に食べさせてやるぞ」
「楽しみにしてる」

時間ギリギリまでベッドの上で過ごした。
サンタブーツはオレに、名残惜しくて堪らない気持ち、を一足早いクリスマスプレゼントとしてくれたようだ。

なかなかやってくれるぜ。マゾなオレはこういう気分に弱いんだ。
焦らされる切なさは嫌いだとか言いつつ、ますます夢中になってしまうのは悲しいマゾの性だな。

==========

という訳で、
昨日に引き続き、お詫びです!
すみません、今日は時間がなくてサンタコスの続きが書けませんでした。明日こそ続きを書きたいと思いますので、今夜はお許し下さい。

12月も半ばに入ってクリスマスムードが深まっているな。
皆さんも楽しく過ごされているか?
今年も残るところあと19日!
どうせなら楽しく1年を締め括って、楽しく新年を迎えそうな。
年末だからこその苦労もあるが、それ以上に幸運な出来事もあるように応援しています。

では、今夜も心地良く眠って幸せな夢を。
おやすみ。

にほんブログ村へ 同性恋愛  国際恋愛
今日もお付き合い下さってありがとございました。2つのバナーのクリックをお願い致します。

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。

スポンサーサイト



Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP