オレの我侭と奴の過保護
Sat.07.12.2013 Posted in 恋愛
休日の朝はいつも気分が良い。
慌ただしく準備に取り掛かる必要はなく、心のままに楽しい事だけをしていられる。

「体調は?」
「良いぞ」
「熱はもうない?」
「ああ、すっかり。いや、ここに移った」
「もう。でも凄く熱くなってるね」
「熱冷ましに付き合ってくれ」
「ふふ、良いよ。でもパジャマは着たままでして。身体を冷やさないように」

朝が来てもカーテンを閉めっぱなしにしていると淫らな気分になる。
オレ達は肉体の底から疼きを感じて欲望の限りに身体を絡ませあった。

オレは奴の耳元で数々の淫らな言葉を囁き、それに刺激された奴はオレに抱き着いて喘ぎ声を漏らした。

もっと声を出せば良いと思った。
そこをきつく締め付けてオレの名を呼んで欲しいと思った。
今日は朝が来てもオレ達は自由なのだから、何ものにも邪魔されずに欲するものを好きだけ求めたかった。そして奴からも求められたかった。

朝の行為の後は、昨日買っておいたドイツパンにチーズを乗せて食べた。
ベッドの上で、猫様も交えて、カーテンを開いた明るい寝室でピクニックのように。

「美味しいな。ミルクも良いが紅茶が欲しい」
「一昨日で切らしたんじゃない?」
「そういえばそうだったな」
「後でオレが買ってくるよ。今日は、お前は留守番をしていて」

奴はオレの体調を気遣ってそう言ったが、休日にずっと自宅に居るのは退屈なのでオレは我侭を言った。

「ジャン・ポール・エヴァンのブレンドティーが飲みたい。あの渋みのないスパイシーな紅茶が無性に飲みたくなった」
「え! あの紅茶って販売もしてる?」
「ないと思う。だから店に行って飲む」
「でも今日は安静していた方が良いよ」
「あの紅茶を飲まないとストレスが溜まって元気が出ない。熱も痛みも完全に引いたから大丈夫だ。出かける準備をしようぜ」

「治りかけの時に風に当るのは良くない、明日まで我慢できない?」と奴は言ったが、オレは最後まで折れなかった。
せっかくの12月の週末なのだから紅茶一杯だけでも奴と外出したかった。「温かいブルゾンを着て行くから、帰ったら大人しくしているから」と約束したら、奴はようやく折れてくれた。

「そこまで言うなら判った。でもオレが車を運転して行くよ?」
「ありがとう、嬉しいぜ」
「今日はイルミネーションは見ないよ? 紅茶を飲んだら帰るんだからね」
「ああ、勿論だ。紅茶だけだ」

オレは奴の手を取って指切りをした。
奴は少し心配そうな顔をしてオレの頬にキスをした。
奴は心配性だよな。
オレは朝からあんなに元気だったというのに、ほんの数分間だけ風に当る事を物凄く心配していた(笑)

2013_12_07_2.jpg
■チョコレートケーキといえばこの店。手前はベルガモ(オレ)、奥はフランボワーズ(奴) 全種類制覇を目指しています。

チョコレートがメインのジャン・ポール・エヴァンの店に来て紅茶だけで帰る訳にはいかなかった。
オレ達はそれぞれ違う種類のチョコレートケーキを食べて、ゆっくりと語りながら休日の午後を楽んだ。

今日は昨夜のように時間を掛けたデートは出来なかった。
だが、運転が上手になったステキな彼氏にエスコートされるのはなかなか良い気分だった。運転する奴の凛々しい横顔を「格好良いから撮らせてくれ」とiPhoneを出したら、奴は途端に照れて可愛くなってしまったが(笑)

奴の助手席には誰も乗せたくないな。
あんな紳士的で格好良くて可愛い男に車で美味しいチョコレートケーキの店になど連れて行かれたら絶対に惚れるに決っている。このオレがそうなのだからな(彼氏をベタ褒めしてノロケるのが趣味です)

朝の戯れは楽しかった。
紅茶とチョコレートケーキは美味しかった。
奴は格好良くて可愛かった。
それだけで十分に幸せな12月の休日だった。

だが、今夜は早く眠って完全に風邪を治してしまおう。
明日の日曜日はもっと楽しく過ごせるように。
明日は、自宅の白いツリーの横に並べるサンタクロースを買いに行く予定だからな。

そうそう、今日は無事に自炊したぜ!
奴がカボチャのサラダやオムレツを作ってくれた。
これで今週は4回の自炊を達成!
明日はサンタさんを買うついでに奴への達成プレゼントも買わないとな(笑)

休日が2日もあるって最高だな。
来週は日曜日だけだ。
だから今週は有意義に、楽しい事に時間を費やしておきたい。

皆さんも楽しく過ごされているか?
クリスマスや年末の準備に忙しいかもしれんな?
そろそろ本や粗大ごみなどの処分もやっていかないといけないしな。

クリスマスイブまであと17日。
大晦日まであと24日。
どんなに忙しくても充実感のある、それなりに幸せを感じられる日々を過ごしたいな。皆さんの毎日が幸運であるように祈っています。

では、引き続き楽しい土曜日の夜を。

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こんな夜には身も心もホットになる
Sat.07.12.2013 Posted in 恋愛
今日は仕事が終わるとすぐに奴と六本木ヒルズに行った。

目的はクリスマスらしいデートをする為だ。
先週はほとんど素通りしてしまったクリスマスマーケットで、グリューワインで乾杯してホットドッグやワッフルを食べて、オーナメント等を買いたかった。

早い時間だったのでまだ混雑していなかった。
先日は大混雑していていたマーケットが嘘のように空いていたので、椅子に座って落ち着いて飲み食いする事が出来た。

「きっと毛利公園や展望台もまだ空いてるぞ」とオレが言うと、
「じゃあ早く行こう。マーケットにはまた後で来ることにして」と奴は言った。

2013_12_06_5.jpg

先に展望台に上がって、そこに展示されているクリスマスツリーを見た。

ケーキで出来たようなメリーゴーラウンドのツリーだった(本当はケーキではなく溶けかかった氷をイメージしているようだが)
オレ達は暫しツリーと夜景を眺め(窓ガラスに映ったツリーもロマンティックでステキだった)、背後に流れる音楽を聴いた。
けれども混雑する前に毛利庭園にも行ってしまいたかったので、名残惜しさを感じながらそこそこの時間で展望台を後にした。

「寒くなってきたね」
「ちょっとゾクゾクする」
「平気?」
「ああ、大丈夫だ」

2013_12_06_1.jpg

幸運にも毛利公園もまだ人が少なかった。

お陰で人混みに視界を遮られる事もなく美しい庭を堪能できた。
良い写真も撮れた。
他のカップルがやっている様にオレ達も金色のハートの前でツーショットを撮って貰おうかと思ったが、さすがに照れくさかったので遠慮した(笑)

だが、庭園の奥で奴にキスをした。
ダイヤモンドのように輝く波を眺めている奴の肩を掴んで背後を振り向かせて、いきなりキスをした。

奴は、はにかんだ笑顔を見せた。
少し顔を俯かせて白い歯で下唇を噛んで、「びっくりしたよ」と小さな声で言った。

その表情は可愛くて、甘えた声は悩ましかった。
オレはもう一度、今度は奴の額にキスがしたくなった。
だがちょうど年配の奥様グループがこちらに来たので(凄くガッカリした・笑)、奴の手を引っ張って歩き出した。「冷えただろう? そこで珈琲を買おうぜ」と、庭園の入り口辺りにあるワゴンを目指して。

「オレは平気。お前こそ冷えたでしょう?」
「そうでもない。だが去年もだが、ここのイルミネーションは冷たそうだな」
「キレイだけどね。上にカラフルなツリーがあるから、それと差を付けているのかも」
「そうかもな」

寒空の下で飲む珈琲はとても美味しかった。
だが、そこそこ長く会話をしたので身体が冷えてしまった。
もっともオレは抜け目なく「寒いな!」とか言って奴に身体をくっつけたが。

2013_12_06_4.jpg

再びクリスマスマーケットに戻り、今度はホットアップルワイン、ザワークラウト入りのグーラッシュ、ジャガイモのスープなどを口にして暖を取った(しかしこの時は20時近くて混雑してきたので、並んで買い物をするのが大変だった)

「クリスマスが終わる前にまた来ようね」と奴は言った。
オレは頷いて、「ああ、ここなら何度でも来たいぜ」と言った。

そしてヒルズを後にして帰宅しようと思った。
だが今夜の六本木はとても賑わっていて、オレ達だけが早々に帰路をたどってはつまらなく感じた。

「どこへ?」
「ミッドタウンは? あそこのスーパーで買い物をしたいし」
「良いね。オレはチーズが欲しい。マーケットで美味しそうなパンを買ったから」

2013_12_06_3.jpg

すぐにスーパーには行かず、まずはイルミネーションを見て回った。
今夜は人が多かった為に先日よりも気分が盛り上がった。
楽しくて30分ぐらい外にいた。
しかしミッドタウンの館内に戻った時には、ゾクゾクした寒気が酷くなっていた。

──実は、昨日から軽く喉の痛みを感じていた。
オレは嫌な予感がした。
この症状はひょっとして……。

今年のオレはか弱いな(汗)
先々月に風邪をひいたばかりなのに、こんなに続けて風邪をひくなんて本当に生まれて初めてだぞ。

「帰宅したらすぐに熱い風呂に入りたい」
「やっぱり寒かった?」
「寒いというか寒気がする。おまけに喉がちょっと痛い」

オレが珍しく素直にそう言うと、奴はオレの腕をガシっと掴んで、「早く帰ろう!」と言った。

大袈裟だな。
いや、心配して貰えるのはとても嬉しいぞ。
だが明日は土曜日だ。奴と一日中自由に過ごせる。だから何があってもオレは今夜中に治すのにな。

という訳で、
帰宅してすぐに熱い風呂に浸ってすぐに寝た。
眠気があったのですぐに眠れたが、何故か1時に目が覚めてそれからまったく眠れなくなってしまった(汗)

奴は熟睡中だ。
ぽってりした唇が可愛くてベッドから出る時にキスをしたが無反応だった。きっと奴は眠りが深いのだろうな。

風邪の方だが、喉の痛みは半分になった。熱を測ったら37.3℃。
奴の処方(マヌカ蜂蜜とベーキングソーダ入りの風呂)が効いたのだろう。軽く済んで良かったぜ。

だが、こんな状態の時に真夜中にこっそりとPCに向かっているのを奴が知ったら怒るだろうな。
だからこのエントリーを更新したらすぐにベッドに戻るつもりだ。

眠っている時の奴の身体は猫みたいに温かくて気持ちが良いしな。
奴の体温に安堵しながら、毛利庭園での事を思い出して眠りたい。そうすれば良い夢を見て、残りの喉の痛みや熱も治るだろうから。

ようやく叶ったクリスマスらしいデートはオレの風邪で幕を閉じた。
だが後悔はないぞ。
物凄く楽しかったから。
熱が出たのはきっと、幸せで身体が温もり過ぎたからに違いない。

さて、寝よう。

皆さんも心地良く眠られているか?
今夜は良い夢を見て、明日も楽しい1日となりますように。

おやすみ。

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