奇跡の木の下で
Sun.01.12.2013 Posted in 恋愛
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■12月の都内はどこに行ってもキラキラ。奴が日本に来たばかりの頃、その華やかさに驚いたそうだ。「東京ってNYよりも刺激的!」と。

お客さんへのクリスマスプレゼントの手配を済ませた後、ホテルのエントランスに輝くイルミネーションの真ん中でオレは立ち止まった。

「疲れた?」
「そういう訳じゃないが、ちょっと息が詰まりそうだった」
「休日は仕事から離れたいね?」
「ああ。一秒でも外行きの顔をしたくない」
「お前は外面が良すぎるんだ。買い物するだけでも全身の神経を使ってる」
「貴方は自宅でも外でもあんまり変わらないのにな」

奴はオレの前に立って両手を差し出した。
オレはその手を握って再び歩き出した。

師走なんていつも『完全な休日』などあり得ない。
それは承知だし慣れている。だがたまに息が詰まる。
年末の仕事もそれなりに楽しんでやっているオレだが、誰かと一緒にいる時間がとても長くなって一人でいる時間が極端に少なくなる為に緊張が解れなくなるのだろう。奴のようにいつも自然体でいられた良いのだろうがオレはそれができない。きっと格好付けが激しすぎるのだろうな(笑)

「まだ17時を過ぎたばかりだ。イルミネーションを見て回ってから買い物をしようよ」
「そうだな。今晩は自宅で簡単なものを作るから……」
「チキン&ジャガイモの煮物とマスカルポーネのスパゲティを本当に作るの? 合わなくない?」
「まったく合わないが両方食べたいんだ」
「おかしな舌だね」

今日のオレの味覚がおかしいのもストレスの所為だったのかもしれない。
だが、実際に食べてみればそれほどの違和感はなかった。奴も何だかんだ言っていたくせに「美味しい、煮物もスパゲティも最高に美味しい」と喜んでパクパク食い付いていたしな。

マスカルポーネのスパゲティは美味しく出来たので、明日のエントリーで写真とレシピのお披露目をさてて頂きます。
また料理ブログを名乗れるぐらいレシピ公開をしたいもんだぜ(笑)

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■パークハイアット東京2階のペストリー・ブティック。果物をふんだんに使ったエレガントなケーキが豊富。メープルのシュークリームやラズベリーを挟んだマカロンなどもオススメ。プレゼント選びのついでにケーキを食べてくれば良かったと後悔している。

車で西新宿を出て六本木へ(この数日は仕事等の都合でこのコースばかりだ)

そのまま自宅に帰ろうとしたが、ちょっとだけミッドタウンに寄り道する事にした。
奴がミッドタウンの守り神?である樹齢60年のクスノキ、『奇跡の木』の写真を撮って祖母さんに送りたいと言ったからだ。

「そんな木があったなんて知らなかった」
「毎年あの木だけ他の木とは違う電飾がされていたのに?」
「それは単に他の木より大きいからだと」
「まあ、普通はそう思うか」

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■ピンク色に輝いている『奇跡の木』は、まるでそこを訪れる人々に愛の魔法を振り撒いているようにも見えた。
樹齢数十年というと貫禄を感じさせるものだが、それをあえて可愛くデコレーションするとはなかなか良いセンスをしている。

「その木の前に立ってくれ。貴方の写っている写真も送った方が祖母さんは喜ぶだろう」
「そう思う? じゃあお願い」

奴はピンク色に輝く木の前に立ってニコニコと微笑んだ。
今日の奴は先日買ったばかりの白いコートを着ていたが、猫耳を頭に付けてやったらさぞかし可愛い白猫が出来上がるだろうとオレは思った。

「良い写真が撮れたぞ」
「見せて」
「ああ、見てくれ」

オレは奴に近付いてカメラを渡した。
奴は嬉しそうにそれを受け取ってモニターを覗き込んだ。
かなり顔を近付けたので、オレはそのままさり気なく奴にキスをした。
奴は笑ってチュと返してくれた。
ほんの一瞬のキスだったが、奇跡の木の下で交わすキスは少し特別なものであるように思えてとても胸が踊った。

樹齢の長い木には精霊のようなものが宿ると聞くが、あの木もそうなのだろうか?
帰り際、オレ達のクリスマスがずっと華やかで楽しくあるようにと願ってきたが、皆さんの幸運も願ってきた。その願いが叶うと良いな。聖夜は、いや大晦日も新年も、みんなが幸せでありますように。

という訳で、
今夜は久しぶりにまともな自炊をしたぜ!
よろしければ、今週あと3回自炊できるように応援して下さい(笑) 出来なかったら厳しく叱咤をお願い致します!

それにしても、すっかり寒くなったな。
皆さんは元気か? 風邪なんてひいてないか?
楽しくて慌ただしくて頭の中がクレイジーになる12月。どうか体調に気を付けてハッピーな毎日をお過ごし下さい。

おっと、これから『猫侍』だ!
オープニングが始まった! 急ぐんだオレ!

では、今夜も心地良く楽しい夢を。
おやすみ。

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ストイックな土曜日~ようこそ師走
Sun.01.12.2013 Posted in 恋愛
深夜にごきげんよう。

今迄、仕事と英会話レッスンをしていた。
眠る前なので短信にて。

今日は奴と買い物をした。
散歩がてらに気ままに……と思って外出したのだが、クリスマスのオーナメントやケーキなどを見ている内に熱くなってしまった。

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■ヒルトン東京2Fのケーキショップ。ここのケーキ&お菓子は別格に可愛いものが多くてオススメです。

「今年は小さなケーキで良いと思っていたが、こういうのを見るとやっぱり大きのを買いたくなるな」
「でも2人でしょ? おまけにオレはそんなに食べないし」
「うーん、今年もアイスケーキにするか? あれなら保存が効く」
「でもこういう小さいのも良くない? もしくは、色々なお菓子を買って並べても楽しそう」
「それも良いな」

数件のケーキ屋を回ったが、結局は決め兼ねて、今日はケーキ(お菓子)の予約はしないでおいた。

そろそろ決めなくてはならないのに悩ましいぜ。
4人家族とか、友人が来るとか、甘いものが大好きなカップルなら豪華なホールケーキでも良いのだろうが、オレ達はそうじゃないからな。一昨日はそれで失敗して半分以上あまらせてしまった。

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■スノーマンをモチーフにしたお菓子。けれど『別のモノ』にも見える、なんて事は奴には言わなかった。

遅いランチを食べた後は六本木方面へリターン。

六本木ヒルズでは今日からクリスマスマーケットが開催されていたが、初日の上に土曜日だった為に混雑していたので、ドイツの屋台でビールで乾杯するのは後日に変更した。

「来週中に行きたいね。12月に半ばになったら混雑しそうだし」
「ホットドッグとワッフルが食べたかった。シュニッツェルとグリューワインも」
「さっき食べたばかりなのに?」
「そういうのは満腹でも食べられるんだ。別腹ってやつだな」
「年末にお腹が出ちゃうよ」

『貴方のウインナーもいつでも食べられるぞ』と言いたかったが、ステキなクリスマスのムードをぶち壊しそうだったので言わなかった。

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■写真は去年のもの。今年も楽しげで賑やかな本場ドイツのクリスマスがやって来た。Prost(乾杯)!

という訳で、品性を守ったストイックな土曜日を過ごした。

最後にスーパーで、計量カップと計量スプーンとピーラーと鍋を買った。
どれも奴が5年以上も使っていたものなので愛着があったが、ヒビが入っていたり切れが悪くなっていたので買い換える事にした。

「こういうのって新しいのに換えると、なんとなく料理が上手くなったような気になれる」
「でも本当に上手くなったよ? オレ達が付き合い始めた頃、お前はご飯すら炊いてなかったんだから」
「超初心者から初心者ぐらいには格上げしたかもな」
「初心者以上だよ。魚料理も肉料理も美味しく作ってくれるし、ケーキやピザも作れるんだから」

そんな話をしていたら、また自炊メインの食生活を取り戻したくなった。
やはり自炊は身体に良いし(保存用添加物が入ってないのも大きそうだ)、好きな味付けに出来るからな。

だが、それに挑戦するのはこれで何度目だ?
ちょっと前には、週に4回自炊したら記念に奴とプレゼント交換をするとかもやっていたよな。あの約束はいつの間に消えたんだ(汗)

しかしオレも来年には32歳だ。
そろそろ本当に健康を気にしなくてはならん年齢だ。
だからまた頑張ってみようと思う。『出来る限り自炊する』という方針で、『週に4回できたらご褒美プレゼント交換をする』の約束も取り戻して。

また中断になるかもしれないが、それはそれで構わない。
全く食生活を気にしないよりは、少しでも気にして1食分でも多く身体に良いものを食べた方が良いだろうからな。

明日の朝、奴に持ちかけてみるつもりだ。
奴はきっと賛成してくれるだろう。
そしてさっそく「今夜は何を作る?」と、晩ご飯のメニューを考えるだろうな。そうしたら奴の好きなものを言ってやろう。

おっと、短信のつもりが長くなった。
眠くて瞼が勝手に閉じそうだ(汗)

皆さんも良い夢を見ているか?
12月に入ったこの夜、夢の中でも楽しく幸せに過ごしているように祈るぜ。

おやすみ。
明日も幸運でありますように。

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