黒猫の悪戯
Thu.17.10.2013 Posted in SM・フェチ
昼休みの前、奴は書類の入ったファイルをオレに寄越した。
ペラペラとその中をめくると、5枚目の下に黒猫のポストカードが挟んだあった。

ああ、この前言っていた……。

オレは自分のブースの中に入り、人目を避けるように背中を丸めてカードに書かれた文字を読んだ。

『週末に買ったマスカラはセクシーな仕事をする。この黒猫のように』

口元が綻んだ。
オレはカードの文字にキスをして、iPhoneを取り出して返事を書いた。

『真っ黒に睫毛を塗った目でオレを見上げながら舐めてくれ』

そんなメールを奴に送れば、数分後には返信が来た。

『週末に。でも黒猫はお昼ご飯をあまり食べられなくて飢えているから牙を立てるかもしれない』

オレはその文章に興奮を感じた。
それまで手を付けていた書類を放ってまたiPhoneに向かって返信を書いた。

『良いぞ。牙を立てて喰いついてくれ。だがそれで傷を負ったら少しは舐めてくれるんだろう?』

『そうだね。苦痛に歪むお前の顔に満腹になったら優しくしてあげる。でも、それでお前が気持ち良さそうな顔をしたらまた噛み付いてしまうかもしれない。お前の顔をじっと見詰めているよ』

ふと、黒猫のように目の周囲を黒々と縁取った奴の顔が頭に浮かんだ。

その淫らなまでに長い睫毛は奴のブルーの瞳を際立たせ、まるで本当の獣の目であるかのように見せてくれるように思えた。

時に文章というものは、実際にそれを見たりたり触れたりする以上に興奮を掻き立てる。
脳に刻まれたイメージに捕らわれて淫らな欲望に頭がいっぱいになり、それを発散しない限り何も手に付かなくなる。

オレは席を立って、たいした用事もないくせに外回りに出た。
そのままオフィスにいてはトイレに入って自慰に耽ってしまいそうだったから(苦笑)

悪戯な黒猫ちゃんは、そんなオレの葛藤も知らずに元気に仕事をしているのだろう。

ああ、だがそれで良い。
貴方の気づかぬところでもオレを翻弄していれば良い。
貴方はオレのサディスティックなご主人様だからな。

……だがちょっと憎いので、今夜は少しだけお仕置きをしてやるぞ(小声)

ところで、ムーミンお鍋セットが一向に当たらないのだがパソコンの故障を疑うべきか?

では、また夜に。
午後も皆さんに楽しい出来事がたくさんありますように。

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