困っていることはないか?
Thu.10.10.2013 Posted in 恋愛
帰宅の遅い日が少し続くと、必ずオレは奴に「何か困っていることはないか?」と質問をする。

仕事での事、学校での事、ご家族との事、その他の事、何かあるなら何でも言って欲しくて。
忙しいと奴の顔をゆっくり見られなくなって、奴の様子の変化に気づけない時があるから。

「大丈夫、何もないよ」と奴は答えた。
しかしその直後、「あ」と言って訂正した。

「なんだ?」
「一つだけ困っていることがあるんだ」
「話してくれ」
「うん、今まで使っていたマスカラがなくなったから買い換えたんだけど、違うブランドのを2本も買ったのにどちらも色落ちが酷くてパンダになるんだ」

……それは酷いな。と、オレは奴に頷きながら、その想定外の問題をどう解決してやろうかと悩んだ。

片っ端からマスカラをプレゼントしてやるか。
もしもパンダになるマスカラを贈った日にはお仕置きを受けるルールにしてな。

さて、これから接待だ。
さっき奴から『飲み過ぎないようにね。応援してる』というシンプルだが嬉しいメッセージを受け取ったので頑張ろう。

そして今夜も出来るだけ早く帰って、奴とゲロルシュタイナーを飲みながらムーミンのDVDを観たい。

今夜も我が家に帰る為に仕事をやり抜くぞ。
人間の帰省本能とは心からの安堵に結びついていると、近頃よくそんな事が浮かぶ。

今夜も土産を買って帰れたら良いな。
奴は毎日はいらないと言っているが、忙しくなってくると浮かぶオレの不安をどうか判かって、笑顔で受け取ってくれ。

では、皆さんも楽しい夜を。
今夜も美味しい晩御飯を食べような。

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プリンの気持ち
Thu.10.10.2013 Posted in SM・フェチ
今夜の奴への土産はプリンとゲロルシュタイナー3本。

ゲロルは箱買いしたかったが今日は車ではなかった。
前回は箱買いをしたがらなかった奴だが、今回は前回よりも当選者数が半分なので、のんびりやっていたら当選ナンバーが全てなくなってしまいそうなので賛成してくれた(マキさん、その現実に気付かせて下さってありがとうございます!)

「どうだ?」
「…………ダメだった、3枚ともハズレ」
「やっぱりか。いや、どうせハズレると決めてかかってやるからダメなのか?」
「そうだよ。オレは当るって思ってやっているのにお前がハズレるって思ってるから!」
「すまない、オレが悪かった」
「許してあげない!」

と、そんな感じで戯れていたのだが、その時、オレはテーブルの上にあったプリンを肘に引っ掛けて落としてしまった。

プリンは無残にも床に落ちるかと思った。
だが咄嗟に奴が手を出したので奴の手の上に着地した。
しかし……それをどうして良いのか判らず、オレ達は顔を見合わせて暫し固まった。

「……あー、すまない」
「いや、オレのプリンは無事だから。お前のが、これ……」

奴はそう言って手の上に乗ったプリンを軽く揺らした。

しかしそれは床に落ちた訳ではなかった。最愛の奴の手にキャッチされて少し形を崩しただけで汚いとは全く思わなかった。だからオレ「食べる」と言った。

「え」
「そのまま動くな」
「あ……うん」
「(小さいので一口で食べた)」
「あ、あはは。くすぐったい。ワンコにご飯を上げてるみたい」

奴はクスクスと笑いながらオレの頭を撫でた。
オレは調子に乗って、プリンがなくなっても奴の手のひらを舐めたり吸ったり繰り返した。

「汚いって思わなかった?」
「全然。落ちた場所が貴方の股間だって食べられたぞ」
「え、そう?」
「ウェット&メッシー(*1)みたいなものじゃないか」
「ああ……あれが好きなフェチストって結構いるんだよね?」
「少ないようで多いぞ。実際にやってみたら意外と気持ちが良くてハマった、とか良く聞く。そういえば、全身をプリンまみれにしないと興奮しないという変態さんと話をした事もあるぞ(*2)」

(*1)相手の身体に飲食物などを塗り付けて(あるいは濡らして)、それを鑑賞したり、舐めたり、身体を重ねたりすることで性的に興奮するフェティッシュプレイの一つ。

(*2)プレイの後、洗っても全身にプリンの甘い匂いが残って、周囲の人に糖尿病だと思われたらどうしようと心配していた(笑)

……「気持ち良いかな?」と奴は呟いた。
だからオレはこう言った。「今度、休肝日ではない日に貴方にワインを掛けるか」と。勿論それを舐め取るつもりで。

奴は笑いながら「考えておく」と言った。
だがオレは明日にでもその時に使うワインを買うつもりだ。甘くて香りの良いデザートワインを。
赤ワインの色がキレイに染まる白いコットンのブラウスも買っておいてやろう。それをする前に気分を盛り上げる為の赤い薔薇も。

オレは奴隷だが、少しばかりご主人様を強引に誘ってその気にさせるのが好きだ。
最初は戸惑うくせに気分が乗ってくると残酷に豹変する奴の姿を見るのも好きだ。

いいや、好きだという範囲ではない。
愛している。
その駆け引きには胸が踊り、その変化を目にするれば胸が熱くなって溶けそうになる。

休肝日はいつだったか?
明日は接待で飲まなくはならないので日曜日まではお預けだ。こんな時に限って忌々しいぜ。オレは焦らしプレイだけは苦手なのにな(飲んだら2日は空けるルールだからな)

だが日曜日には初めて行くラウンジでシャンパンや紅茶を楽しむ予定なので、その後でお気に入りのホテルで遊ぶのも良いかもしれない。
どうせなら風呂をいっぱいに出来るほどのワインが欲しいが、それはいつか叶える夢として胸の中に温存しておこう。

「今度の日曜日は予定通りで大丈夫か?」

オレは暗にそれを予告するように奴に尋ねた。
奴は心なしニッと意味深に微笑んで、「大丈夫」と答えた。

挑発的な猫の目をする奴が愛おしかった。
だが、オレは本当は気付いているんだぞ。貴方はオレの目論見を判っていながら大丈夫だと答えたんだよな?
きっと最後まで気付かないフリをして、貴方をその気にさせようと必死になるオレを眺めて楽しむのだろうが。

物凄く悪趣味だよな。
だがそんな貴方に心底陶酔するオレは、やっぱり貴方でなくてはダメなんだ。つまりオレは貴方よりももっと悪趣味だという事になる。

今夜のプリンは美味しかった。
オレ達の悪趣味を覆い隠してくれるほど無邪気で可愛らしい味がした。

という訳で、寝よう。
今夜も夜更かしをしてしまった。
明日の朝は奴にお尻ペンペンを頼もう。いや、それよりも刺のあるアザミで尻を思いっ切り打ってもらうか。

皆さんも楽しい夢を。
明日も幸運な一日であるように応援しています。

おやすみ。

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