雨上がりの夜空に「退屈」と囁く
Wed.25.09.2013 Posted in 恋愛
今夜はオレと猫様で留守番だ。
奴は学校の課題の締め切りが間に合わないとかで、今夜は泊まり込みで頑張るそうだ。

仕事も忙しいのに大変だな。
オレに手伝える事があれば何でもやりたいが、奴は「心の中で応援していて。猫のお世話をよろしく」と言うだけだった。

今夜は雨が降ったせいで外の風が涼しい。
鈴虫の声もキレイだ。部屋の中が静かだから余計に澄んで聞こえて来る。

今夜は飲みに行けば良かったかもな。随分とご無沙汰している店が何件もあるから。

そういえば奴と付き合い始めた頃、オレは馴染みの店に奴を連れ回した。
そしてマスターや常連に奴を「彼氏なんだ」と紹介して、「おめでとう」と祝福されたものだった。

嬉しかったな、あの時は。
オレの過去の事情を知っている人の中には、涙ぐみながら祝ってくれた人もいた。

……などと、一人でウイスキーを飲みながら回想していたらボストン君から電話が掛かってきた。内容は、明日の予定に付いてだ。

「明日は何時に身体が空く?」
「◯◯時にミッドタウンで解放される」
「その辺で待ち合わせるか。◯◯1Fの◯◯で良いか?」
「ああ……、いや、ネットカフェとかは?」
「なんでそんなところで?」
「漫画を読んでゴロゴロしたいから」

当然だが却下された。
だいたいオレは会員登録しているネットカフェなど一軒もない。ボストン君も然り。

しかし雨の降る寂しい夜なんて、悪戯にそんな無気力な発言をしたくなるものだ。今夜は猫様を撫でて過ごす筈だったが、猫様はずっと奴の部屋で眠っている。

それに、今日はある漫画の『第一部』を読み終えたので、その続きである『第二部』が気になっていた。もしもボストン君がOKしてくれたら、明日は本当にゴロゴロしながら読んでいただろう。

もっとも、男2人がペアシートに入るってなかなかないだろうな。子供同士や親子なら兎も角。
だが、そんなところでヒソヒソと妖しい商談をするのは楽しそうだ。いつか、一度はやってみたいからアルコールOKのカフェを作って欲しい(アルコールを置いているカフェってないんだよな?)

「ダメか。判った、それなら◯◯で。で、どこで飲む?」
「ホテルのレストランも飽きたからな。ところでYはどうするんだ?」
「学校が忙しくてやっぱり無理だって」
「そうか。じゃあ焼き鳥にでも行くか」

奴が一緒ならきっとお洒落なバーになっていたのだと思う。ボストン君は奴には優しいからな。オレには適当だが。

そんな訳で、明日の約束を交わしたのでオレは電話を切った。
だがもう少し話をすれば良かったと後悔した。
決して暇な訳ではないが、今夜は何となく意欲的になれず、時間を無駄話で潰してしまいたかったから。

奴には電話できないし、他の友人とは話す気になれない。
空にはぼんやりとムードいっぱいの月が出てきたのに、こんな夜に話し相手もなく一人で飲むのは寂しいぜ。

何やら酔っぱらいのグダグダになってきたな。
まったく話がまとまっていないが、今夜はこのまま酔って眠るのでブログも終わりにしよう。

気の抜けたようなエントリーで申し訳ない。
お詫びを込めて今夜は、皆さんが格別に幸せな夢を見られるように祈っています。そしてそれが現実となりますように、と。

明日も幸運な一日を。
おやすみ。

にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ ゲイの恋愛  国際同性恋愛も
本日も2つのバナーのクリックをよろしくお願い致します。

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。
スポンサーサイト



Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

昨夜の記憶は青い瞳の中
Wed.25.09.2013 Posted in 恋愛
昼休みに会社のデスクより、ごきげんよう。

昨日は昼ご飯を食べる暇もないほど忙しかった。
ようやく仕事が終わって帰ろうとしたら、間抜けな事に、家とは反対方向に行く電車に乗ってしまった。

疲れがドッと出て自炊する気力がなくなった。
昨夜は圧力鍋で魚の煮付けを作ろうと思っていたが、根性がない。

せめて少しでも身体に優しいものを食べようとオーガニックレストランに入った。
そこで奴にメールした。
逆方向の電車に乗った事と、たった今レストランに入った事と、学校の調子はどうだ? という事を。

注文した料理が来る少し前に奴から電話が来た。

「疲れていたんだね。オレは今、学校を出たところなんだ」
「そうか。じゃあここに来ないか?」
「えっと……20分ぐらい掛かるけど、良い?」
「ゆっくり食べながら待ってる」

不幸中の幸いだった。
電車に乗り間違えたお陰で昨夜も奴とディナーを一緒する事となった。何しろ近頃のオレは、一人で食事をするのは物足りなくて苦手だ。

本当にゆっくりと食事をして、豆腐のハンバーグを半分ほど食べた頃に奴はやって来た。
学校で使う道具を入れた大きなバッグを肩に掛けて、ニコニコしながらオレに手を振った。

「お疲れ様。何でも好きなのを注文してくれ」
「ありがとう。電車は大変だったね」
「ああ、目を瞑ってたから10分ぐらい気付かなかった」
「今は眠い?」
「ちょっとな」
「今夜は早く寝るんだよ」

やがて奴の注文した料理がやって来た。
奴はそれ(ポーク料理)を食べながら、最近iPhoneで撮った写真をオレに見せた。仕事中に出会った猫、学校の課題、友人と行ったクラブ(何やら物凄く悪趣味なクラブだが同性愛者らしき人間が多かったらしい)

オレは眠気で夢心地でそれらを聞いていた。
楽しそうに語る奴の顔を見詰めて、こちらまで自ずと笑顔になっていた。

レストランを出てタクシーに乗って帰った。
その道中、「今夜も仕事?」と奴に訊かれたので、「いや、今夜はしない」とオレは答えた。

「そう、じゃあシャワーを浴びたらすぐにベッドに行こう」

と奴は言った。
車内の暗がりの中、オレを見詰めるブルーの瞳が印象的だった。そこだけがライトに反射して浮かび上がって。

昨夜、部屋の灯りを消した時間は早かった。
ベッドに入る前に少しだけPCを起動しようとしたオレを奴は止めた。「モニターの灯りよりもこれを見て」と言って。

フッと部屋の照明を消され、ゆっくりとシャツのボタンを外されて肩まで脱がされた。
そしてうなじにキスをされ、そこに熱で溶けた蜜蝋を一滴ポタリと落とされた。

「うっ」とオレは声を漏らした。
うなじに落とされた熱は尾てい骨にまでしみて、そのたった一滴でオレは奴の意のままになった。

マウスを離して背後を向けば、キャンドルの炎にブルーの瞳を輝かせる奴の姿があった。

オレは(キャンドルの蝋を零さないようにそっと)奴を抱き上げて寝室に行った。
奴は満足そうな顔をしていた。
オレは予感した。寝室でもオレは、キャンドルを使った催眠術を掛けられたように奴に従順に従うのだろうと。

==========

その後談。

シートを敷かずにベッドでキャンドル遊びをする場合、シーツやカバーに蝋が垂れて取れなくなる事を覚悟にやりましょう。

自業自得だがオレのお気に入りのミッソーニのカバーが(泣)
だけどSM愛好者なら物凄く判ってくれると思うが、調教はタイミングとムードが大切だからシートを敷いていると現実に戻されて白ける。

これも趣味への投資と考えるべきか。

という訳で、今日も刺激的で楽しい1日を。
今日も皆さんが幸運である事を祈っています。

また時間に余裕があれば夜に。

にほんブログ村 恋愛ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ ゲイの恋愛  国際同性恋愛も
本日も2つのバナーのクリックをよろしくお願い致します。

コメントはこちら携帯版)へどうぞ。大変に申し訳ありませんが只今コメント返信は不定期とさせて頂いております。

Theme: 男同士の恋愛 « 恋愛

topBack to TOP