完治したら漏れなく温泉旅行をプレゼント
Wed.04.09.2013 Posted in 恋愛
昨日の復習、というか応用か?
今日は眠気が強かったので奴にそれをメールしてみた。

健康な状態の時に『眠い』というのは平和な感じがするが、不調な時に『眠い』と訴えるのは奴を不安にさせてしまうようで戸惑ったが……。

『物凄く眠い。頭が重くて痛くて辛い』

戸惑った割にはズバリと書いてしまって、送信した後に『もう少しオブラートに包めば良かったか』と悩んだ。

だが、奴からの返事はとても優しいものだった。

『きっと明日の診察で原因が判るよ。我慢できる? 辛かったらオレを頼って。一緒に早退しよう。オレがお前を家まで抱えて行くから!』

うかつにも眼の奥がジンとした。
今日はオレの方が暫く顔を上げられなくなってしまった。

外出先で具合が悪いと全身が緊張してしまうものだが、奴のそのメールを読んだ途端に強張りが緩んだ。
それで少し具合が良くなったので定時まで頑張る事ができた。緊張すると、それだけで頭痛や吐き気の原因になるからな。今日のオレは多少なりそんな感じだったのかもしれない。

会社を出た後、駅前の喫茶店で待ち合わせて一緒に帰宅した。

「具合が完全に良くなったらどこかに行ってゆっくり休みたい」
「そうだね。今は緊張ばかりしていると思うから……。温泉にでも行く?」
「行きたい」
「じゃあオレが良さそうなところを予約しておくよ。お前の状態が良くなったら、そのお祝いに」

奴にそんな嬉しい事を言われてオレの涙腺は再び緩んでしまいそうになった。流石に奴を目の前にして泣いては恥ずかしいので堪えたが。

しかし、多くの人がそうであると思うが、体調を崩すと途端に心細くなる。そして、やたらと人の優しさに弱くなって涙もろくなってしまうものだ。
そんな状態になった人の見舞いに行った事は何度もあるが、まさか自分がそうなってしまうとは……。オレは暫く、奴に泣かされてばかりになるのかもしれない。

それにしても、何だか厄介な状態になってしまったものだ。
取り敢えず脳に異常がなかったのは万々歳だったが、もしかすると、それなりに長く治療の必要な状態になってしまったのかもしれない。

まあ、それでも、今もPCに向かってブログの更新が出来る程度だしな。それに苦痛はあるが仕事もこなせる。

もしも仕事の出来ない状態になっていたら困り果てただろうな。
母への仕送りが出来なくなるし、奴の厄介になってしまうし、どちらも耐えられない苦痛となってオレを物凄く苦しめたに違いない。

だから、今回の事故は幸運だったと思う事にした。
奴との付き合いに於いて大きく学ぶ事もあったしな。きっと必ず通らなくてはならない試練だったんだ(前向きに前向きに考える)

幸運だったのだからきっと簡単に完治するだろう。
そして奴のエスコートで温泉に行って、今回の出来事を話しながらのんびりと過ごすんだ。

という訳で、明日も検査と治療を頑張って来ます。

ちなみに今夜のメニューは鮭のフライだった。奴がカラリと揚げてくれてとても美味しかった。
具合の悪いのが治ったら、オレも奴に美味しい料理をたくさん作ってやらないとな。今度こそ自炊の習慣を復活させるぜ(笑)

明日は晴れますように。
今日は大雨や地震や竜巻で日本が荒れたから、明日は優しい気候となりますように。

そして皆さんにたくさんの幸運がありますように。
日々寄せて下さる温かな思いやりに感謝して、いつも皆さんが幸せであるように祈っています。

そうそうオレは奴にばかりでなく、皆さんにも結構泣かされているんだぞ(笑) ありがとうな。

では、今夜も心地良く楽しい夢を。
おやすみ。

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ちょっと悲しかった特別授業
Wed.04.09.2013 Posted in 恋愛
「ただいま」

奴は元気に帰って来て猫様を抱っこした。
そしてオレの方を向いて、「疲れた」と言って寄りかかって来た。
だからオレは奴の肩を抱えてリビングまで連れて行った。「お疲れ様、涼しい部屋で寛ごうな」と言って。

しかしリビングのソファの前に着いても奴は座らなかった。
突っ立ったままオレに片手を伸ばして「座らせて」などと言った。

オレは奴のそんな甘えっぷりを奇妙に思いながらも奴をソファに座らせた。
けれど奴の甘ったれはまだまだ続いて、「スーツを脱がして。あ、先に靴下ね」とカラフルな靴下を履いた足をパタパタさせて、まるで子供のようだった。

「今日はどうした? 暑くて疲れちゃったか?」
「うん、疲れちゃった」
「ははは、可愛いな」
「こんな風に甘えてるオレも嫌いじゃない?」
「もちろん、いつもの100倍猫可愛がりしたくなるぞ」

オレは奴の胸や足にたくさんキスをした。
すると奴は、いきなりガバっとオレを抱き締めて、「オレもそうなんだよ!」と言った。

ビックリした。
だが、奴の言わんとする事はすぐに理解できた。

「甘えるのなんて簡単なんだよ」
「ああ」
「お前もやってみて。オレに抱き着いて、疲れたー! とか、具合が悪い! とか、今の気持ちを言って」

オレはもう一度「ああ」と頷いたが、オレへの怒りを飲み込んでまで甘え方の見本を見せてくれた奴に申し訳なくて、うまくできなかった。

「頭が重い」と言う代りに、「ごめんな」と言った。
けれど奴は「違うでしょ」と言ってオレの頬をつねったので、今度はちゃんと「まだ頭が重くてボンヤリするぜ」と言って自ら奴の胸に顔を押し付けた。

それは確かに心地の良いものだった。
不慣れで心の底から甘える事は出来なかったが、一言でも不安な気持ちを口に出してしまえば後は不思議と、それまで頑なに隠していた気持ちが次々と零れた。

「不安だったんだ」
「うん」
「あんな頭痛がしたのは初めてで診察を受けるのが怖かった。最悪の状況ばかり浮かんでな。だから忙しくしている内に自然に治る事を期待していた」
「そうだったんだ……。怖いと思う気持ちは判るよ。でも、それでもオレがいるんだから行かなくちゃ。どんな結果を言い渡されても、オレ達は一緒に生きるんだって決めたんだから」
「そうだったな。許してくれるか?」
「許してるよ。でも本当にもう二度として欲しくないから、痛みもボンヤリも全部治ったらしっかりと怒るからね」

オレはホッとして目を閉じた。
だが予感した。こんな事で奴を苦しめるのは、本当にこれで最後にしないと取り返しの付かない事になると。
それこそがオレの生まれ付いて持ってきてしまった最悪の悪癖であり、そのせいでオレは今まで沢山の人間関係を壊してきたのだから。

「明後日の検査結果もちゃんと教えて」
「すぐに貴方に報告する」
「必ずだよ。これから美味しいハンバーグを焼いてあげるから、もうオレに隠し事をしちゃ駄目だ」
「ハンバーグか、嬉しいな。判った、絶対に約束する」

奴はニコリと微笑んでオレにキスをした。
オレは奴がハンバーグを焼いてくれている間、猫の容器に猫のチョコレートを盛っておいた。

もう二度とこんな不安に駆られる事がなければ良いな、と思った。
体調の事もそうだが、奴との関係が終わってしまうような馬鹿な行為をオレがしなければ良いな、と。

今頃になってオレはようやく奴の気持ちが判ってきたのかもしれない。

オレは、せっかく運命のように出会えて肉体の相性まで良い貴方に置いて行かれたくない。
オレ達はまるで2人で一個の魂を持っているように、長い人生を通しても、人生の中に起きるたくさんの出来事の最中にも、いつもオレが貴方の一番近くにいる安堵を感じさせて欲しい。

奴もオレに対して同じような気持ちで居てくれるのかもしれない。
だが、オレ達の性質の違いの所為か(オレが天邪鬼すぎるせいか)、見事にすれ違ってしまうときがある。
オレは奴に見限られたくなくて強がるのだが、それが裏目に出てしまってな。

とにかく、もう奴を泣かせたくない。
泣かせないと約束するぞ。

短信でサラリと書くつもりが長くなった。
早々に眠らなくては。また奴を心配させてしまう。

皆さんも心地の良い眠りを。
今夜も楽しい夢を見て、明日も幸運に満ちた1日を迎えられるように祈っています。

おやすみ。

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