祭りの灯りはまだ消えず
Sun.14.07.2013 Posted in 恋愛
奴の一言は凄い。
先日、あんなに肥満していた母がガクリと痩せていた。

オレが子供の頃から母は『外国から来た王子様』に憧れているようだったが、まさか奴の「健康の為にちょっとだけ頑張りましょう」の一言があんなにも効くとは。オレが100回言っても絶対にストレッチもダイエットもしなかったのにな(汗)

あと、奴のニコニコ顔に上手く乗せられた部分もあるような気がする。
それと、母もオレと同じように物凄く外面が良い人間だったのかもしれん。

まあ、何はともあれ良かった。不健康に肥満した時はどうしようかと思ったが、ほとんど戻ったので福島の叔母さんに心配を掛けずに済みそうだ。

「貴方の言うことなら何でも聞きそうだ」
「お前もニコニコしながら楽しそうに話せば良いんじゃない?」
「難しい。顔が強張る」
「ベタなラブロマンス小説みたいだけど、今夜から笑顔の練習をしてあげようか?」

オレは「NoNo」と辞退した。
奴は奴の顔と雰囲気だからニコニコ顔が似合うんだ。急にオレがそんな顔をしても胡散臭くて母を怖がらせてしまう。

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無事に母の面会を済ませて最寄りの駅に行けば、この地域での夏祭りが始まるところだった。

今は本当にシーズンなんだな。神輿も出ていて賑やかだった。
今夜はブッフェタイプのビアガーデンを予約していたのでたこ焼きは食べられなかったが、オヤツとしてあんず飴の類似品のメロン飴を買って食べた。

これも夏の風物詩。
しかしツイッターでもリプライを頂いたが凄い鮮やかな色だよな(笑)

だが、食べた後に奴の舌を見せてもらったが青い舌にはなっていなかった。
着色料は天然のものを使っているのだろうか?
いっその事、真っ青になった舌でイロエロな事をして欲しかったような気もする。妖怪ニャンコごっこでもして、ヒンヤリした舌で唇をぺろりと。ついでに別の箇所もぺろりと。

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それから実家に寄って、妹と話をして、ガーナ子の昼寝の邪魔をして(撫でたら睨まれた)、いよいよビアガーデンへと移動した。

念願のウインナーやポテトやエビマヨや飲茶や蒸しシャブなどがいっぱいあった。スイーツも、数種のケーキや冷えたスイカが。

ビールで乾杯した後(オレは運転があるのでノンアルコールビールで悲しかった・泣)、オレも奴も空腹だったので熱心に料理を取ってきて食べた。
それまでなかった新しい料理が追加されるとすぐに取ってきて、「美味い!」「ようやくビアガーデンに来れたよ!」と上機嫌で笑った。

爽快で楽しかった。
予約が混雑していた関係で早い時間の入店だったが、飲み食いしている内に良い具合に空が暗くなっていった。

たまにそよぐ夜風が気持ち良くて、これでアルコールが飲めたらもっと最高だったとオレは思った。
奴もずっとそれを気にかけてくれた。「近いうちに電車で来よう。その時はオレがご馳走するから」などと言ってくれて。

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そんなに遅くない時間にビアガーデンを後にした。
そのビアガーデンは実家の近くだったので、自宅に帰るまで良いドライブになった。空を見あげればおぼろな三日月も浮かんでいて良いムードだったしな。

「今年もほおずきが欲しい」
「そういえば今年はほおずき市に行けなかったな」
「あ、もう終わっちゃったんだ?」
「ああ、だから買って部屋に飾ろう。今年こそ上手にほおずきを鳴らしてな」
「ふふ、そうだね。今年は中をキレイに繰り抜いてね」

車の中ではそんな話ばかりしていた。
奴が「妖怪が出るってところにも行ってみたい」と言ったが、まあ幽霊じゃないから良いだろう。それに自宅の近くとか、某SMホテルの近くに妖怪スポットがあるようだしな。

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自宅まであと少しのところに来た。
すると祭り囃子が聞こえて、「あ、昨日お祭り今夜もやってる!」と奴が言った。

ビアガーデンで満腹まで食べたオレ達はちょっと躊躇したが、せっかくなので車を自宅の駐車場に停めてから盆踊りを見物する事にした。昨夜は悔しい思いをしたからな。奴と一緒に行きたかったと。

何も食べたいつもりだったが、場内はムシムシと暑かったのでかき氷を食べた。
オレはイチゴ、奴はメロン。
それを食べながら河原に座って盆踊りを眺めた。車での雑談の続きをしながら。

「凄い、賑やかだね。ここだけ明るくて」
「ああ、橋の向こうは静かなもんだぜ。この辺の賑やかさが全部ここに集まってるな」

そんな話をしている内に静かな川縁(かわべり)を散歩したくなった。
祭りのお囃子と照明と歓喜の声、それらの暑さから逃れるように。

「こっちの方が涼しく感じる」
「実際涼しいと思うぞ。あっちはあんなにたくさんの提灯をぶら下げていたから」

オレはそう言って明るい祭り会場の方を指差した。
すると奴はオレのその手を取って、突然と唇にキスをした。

ホタルが飛んでいたら本当に情緒たっぷりの光景だったのかもしれん。ついでにオレ達が浴衣を着ていれば(笑)

オレも奴にキスを返して奴を抱きしめた。
何故だかとても楽しくて、奴を抱き上げるように何度もぎゅっと腕に力を込めた。

「イチゴの味はしたか?」
「イチゴ?」
「かき氷を食べたから」
「ああ! あはは、残念だけどしなかった」
「こっちで食べれば良かったな」
「うん、こっちの方が涼しくて……食べながらキスをしたらイチゴの味がしたね」
「貴方はメロンだったから、イチゴとメロンの味だ」

今日は、『ようやく』が2つもあった。
1つは、ようやくビアガーデンに行けた。
そしてもう1つは、ようやく奴と夏祭りに行けた。しかも二箇所も(笑)

「楽しい休日だったよ」
「凄く楽しかったな」
「明日もこうして過ごせないのが残念だ」
「オレも残念だ」

川縁を手を繋いで歩いて自宅へと帰った。
繋いだ手をぶらぶらと揺らして。

祭り囃子はずっと聞こえていた。
それはとても楽しそうな音だったが、次第に遠くなってゆく祭りの灯りを見やれば、どことなくノスタルジックな気持ちになっていった。

祭りは今夜で終わり。
明日は奴とは過ごせない。
──だからなのかもしれん。

だが東北に行けば『うねめ祭り』がある。
今度はそれを楽しみにしながら、明日も一生懸命に仕事を頑張ろう。

==========

今夜も長々とした雑談を聞いて下さってありがとうございました。

明日は連休三日目。
皆さんにとって楽しい1日となりますように。
そして明日もたくさんの楽しい出来事がありますように。

では、今夜も心地良く眠ってステキな夢を。
おやすみ。

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