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一人で過ごす最初の夜
Wed.30.01.2013 Posted in 恋愛
本日の『奴がいないから出来る事』は、シャンパンをボトルのままラッパ飲みすること。
ただし200mlの小瓶で(笑)

しかし買ったシャンパンが口に合わなかった。
いつものブリュットにしておけば良かったぜ。
アルコール類の冒険買い(ラベルの雰囲気で選ぶ)は好きだが、失敗するとちょっと辛いんだよな。

実はシャンパンのラッパ飲みは奴に止められた事があった。「無理して飲んでいるみたいで美味しそうに見えない」といった理由で。
もっともその時は大瓶だった。小瓶ならばラムネを飲んでいるようで美味しそうに見える筈だ(と自分は思う)

けれど味で失敗したからな。
やはり『奴に内緒で……』というのがいけなかったのかもしれない。

だが明日も何かしてみたい。
そんな馬鹿げた事をしていないと、この部屋がとても静かに感じてな。
ちょっとだけ悪い事をして、奴に叱られる妄想でもして楽しみたい(笑)

そして今夜のご飯だが、先日も作ったビーフシチューをおさらいで作ってみた。
前回はちょっと濃い味付けになったので、今夜は加減を良く調節して。

2013_01_30_1.jpg
ステーキ用の肉を使った普通のナベでも短時間で出来るビーフシチュー。このエントリーの最後にレシピを掲載ちゅうxxx

なかなか良い味に仕上がった。
奴に食べてもらえなくて残念なぐらい。

ライスの代わりに(ご飯を炊き忘れていてな・汗)添えた焼き立てのベーグルとの相性も良かった。
奴が帰って来たらこの組み合わせで出してやろう。美味しいバターも用意してな。

奴からのメールはまだ来ない。
オレはそろそろ眠らなくてはならないので先にメールを送っておいた。

いつもならオレの方が遅くに寝るのに、奴が向こうに行っている間は奴の方が遅いんだな。もう何度も思っているが、時差って面白いよな。

奴はまだ仕事をしている時間だ。
夕食はあと3~4時間後ぐらいか?

……それにしても、やっぱり暇だぜ(汗)
正直に言えば、奴がいないとブログを書く気力がちょっと落ちる。ノリが悪くなって文章が浮かばない。

今夜は他に書きたい事があったのだが、それは後日に書こう。
週末に行ったスペイン料理レストランでの出来事とか、書きたいことは沢山ある筈なのにな。

あと、今日は眠いせいもあるのだろう。
今夜はもう眠って明日は元気になろう。
オレが眠っている間に奴はメールをくれて、明日の朝にはそれが読めるのだしな。

という訳で、ノリの悪いエントリーになって申し訳ない(汗)

明日は過去語りの続きを書きながら初々しかった頃を思い出そう。
人間関係も、たまには初心に帰るのが良いのだろうからな。
そして奴の将来の夢を思い出して応援しよう。奴が理想としている人生を歩めるように、自分の事のように応援してやりたい。

ははは。
寂しくなってくると、急にそんな良い子ぶった事を書いてしまうんだよな。
そうやって紛らわせているんだ。自分の感情よりも奴の立場を優先しようとしてな。

では、おやすみ。

皆さんも楽しい夢を見て欲しい。
そして明日も、沢山の幸運に恵まれるように祈っています。

さてムーミン、一緒に寝るぜ!
良い夢を見ような。

今夜はムーミンと良い夢を!明日の朝のメールが楽しみだね! と思って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 初日が一番寂しくなるものなのかもしれないな。急に部屋が静かになったように感じて。でも明日も仕事を頑張ります。そして自炊もブログも頑張ります(笑)
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email me, maybe
Wed.30.01.2013 Posted in 恋愛
今日のオヤツ時間頃に奴からメールが来た!!

オレは朝からずっと「まだかまだか」と待っていたが、考えてみれば時差があるし、個人的なメールはホテルからしか出せないので、遅くなって当然だったな。

奴は元気に働いているようだ。一緒に行った某君の翻訳係までこなして(笑)

数回のメールのやり取りで、週末にスカイプで話す時間などを決めた。
出張に行っている奴に負担を掛ける訳にはいかないので、オレが超深夜に早起きして話す事になったがな。

だが良いんだ。
深夜の丑三つ時に睦言を囁き合ったりスカイプセックスをするなんて最高だぜ。オレの遅寝遅起きの悪習慣を楽しく直してくれそうだ。眠気のあまりに色っぽい話になっても勃たないかもしれんが(汗)

今日は、奴は仕事が始まったばかりだし、オレも外出を控えていた時だったので、そう何度もメールの交換は出来なかった。
けれど、奴が物凄く楽しんでいるのが判って安心した。仕事として考えれば2週間なんて短いものだが(待っているオレとしては長いが)、その間はめいっぱい貪欲になって海外の良い部分を吸収して来て欲しい。

オレは応援するぞ。
奴は向こうの体格の良い美男子に心惹かれたりはしないと信じながら!

いや、実はそれもちょっと心配でな(汗)
海外で自分好みの男と知り合うと、少々奔放になって色事を楽しみたくなる場合もあるだろうから。

で、オレは今日のメールのやり取りで、情けなくも奴に願ってしまった。
『そっちに良い男がいても浮気するなよ』と、冗談めいた文章で、さり気なくだが。

『しないよ。こっちに来てもお前の事を想っている。素敵なお店を見付けたから、そこでお土産を買うよ! xxx』

と、奴は返事をくれたが、そうだな、信じよう。
オレが信じなくては、せっかくの奴の気持を無碍にしてしまう。

それにしても土産ってなんだろうな?
奴はなかなかファッショナブルな所に行ったので、あれこれと想像して楽しみになってしまう。

奴が出立する前は、「土産はいらないぞ、貴方が無事に帰ってくれば」なんて格好を付けて言ったが、やはり土産があると嬉しくなるものだ。何をもらっても有難くて大切にしたくなる。
買ったものではなく、奴が出張中に穿いていたパンツでも嬉し(以下略

奴は夜にもメールすると言ってたが、どんな内容のメールをくれるのだろうな?
そのメールがオレの所に送られているのは深夜だが、それを早く読みたいが為にオレはまた夜更かしをしてしまいそうだ。

なんて、昨日は朝の4時に眠ったお陰で今日は眠い。
帰宅して猫様のご飯をあげたらすぐに眠ってしまいそうだ。
奴が枕元に置いているムーミンを抱いて、それを奴だと思って頭を撫でながら。

……あのほわほわムーミンの感触を思い出したら眠気がドッと来たぜ(汗)

もう帰ろう。
帰って、暇だから自分で何か作って食べるか。

奴がいない間は外食オンリーになるかと思ったが、それをボストン君に言ったら、「そういう時にこそ腕を磨くんだ」とか言われたのでそうすることにした。

何を作るかな。
そうだ、今日からオレは、『奴がいない今だからこそ出来ること』をする事にした。

奴に関しては物凄く小心者なオレのことなので大それた事は出来ないが、そんな期間限定の新シリーズにお付き合い頂けたら嬉しいです。

という訳で、今日の『奴がいない今だからこそ出来ること』は──?

また深夜のエントリーにてお披露目いたします。
皆さんも楽しい夜をお過ごしください(笑)

ではまた!

元気そうなメールが来て良かったね!今夜のメールも週末のスカイプも楽しみだね! と思って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 奴からのメールが来た時だけは眠気が覚めました(笑)今夜は一人ディナーですが、奴に写真を送って、「オレも頑張ってるぜ」アピールをしたいです。
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唇まであと5分
Wed.30.01.2013 Posted in 恋愛
「──では2月○日まで気を付けて」
「はい」

最後のミーティングの締め括りにオレ達は握手を交わした。

『これでもう奴は行ってしまう』
そう思えばあと一言なにかを言いたかったが、気の利いた言葉がまったく浮かばず、ただ奴の顔を見つめるだけとなった。

もしも周囲に誰もいなかったら頬にキスでもしたかった。
けれど周囲には10人ぐらいの奴の同僚が居て、奴を見送ろうとしていた。

それに、キスならもう何度もしたはずだった。
昨日は別れを惜しんで数えきれないぐらいした。
今朝などは玄関で、ドアを開いて外に出ようとした奴を壁に押さえつけてした。猫様はオレ達の様子がおかしいのを察して、オレと奴の足に交互に頭を擦り付けていた(スボンの裾に猫様の白い毛がたくさん付いてしまって、その後、大急ぎでコロコロを掛けた)

「2週間なんてあっという間だよ」
「そうなんだろうけど、心配でな」
「心配性。でもオレも寂しいよ。あと5分だけで良いからこうしていられたら良いのにね」

あと5分。
それはオフィスで、奴と握手を交わした時にも思った。

あと5分の時間があったなら、オレは周囲を気にせずに居られる場所に奴を連れ出して、最後にもう一度愛してると言ってキスが出来たかもしれなかった。

実際には、社内でそんな安全な場所なんて一箇所もないのだがな。

『もう1回キスがしたかった』

奴が行ってしまった後、オレは奴に送ったメールの文末にそんな事を書いた。

返事はすぐに来た。

『オレもそう思った。だからオレが帰ったら何倍にもしてしよう』

出立の時間が来てしまえば、呆気無いものだな。
その前にどんなに濃密な時間を過ごしても、どんなに心配しても、行くべき時間が来てしまえば奴はアッサリと行ってしまった。

まあ、当たり前のことなんだがな。
そこで奴が「やっぱり行くのは嫌!」とか言い出したらオレも困る(笑)
いきなりオレを抱き締めてチューっと濃厚なキスをされても困る。して欲しいのは山々だが。

今頃、奴はどの辺りに居るんだろうな?
体調を崩したりしないで、楽しく良い仕事が出来るように心の底から祈っているぞ。

奴なら出来る。
そして向こうでの仕事が終わったら元気に帰ってくるだろう。
たくさんの土産話を抱えてな。

そういえば今日、ちょっと面白い事があった。

実は、ホテルでお風呂遊びをした時、オレはiPhoneを持ち込んで写真を撮った。
その時、iPhoneの内部まで風呂の湯気で湿ってしまったのか、その時からバイブレーション機能がイカれてしまった。

修理に出すしかないと思った。
けれど今日、奴が出張に行ってしまった後、仕事で銀座に向かっている途中に友人からメールが来て、ちゃんとバイブレーション機能が働いて振動で着信を知らせてくれた。

このiPhoneとはもう2年近い付き合いだ。
奴とほとんど同じ頃に購入して(オレが買った直後に奴も欲しがって買ったのだった)、幾度と無く2人だけの秘密をやり取りした。

周囲に知られないように、お互いにいつもバイブレーション設定にしておいて、ブルブルと振動が来ると『彼氏からの連絡が来た!』と思ったものだった。

だから、奴が行ってしまった後にいきなり故障していた筈のバイブレーションが直ってしまったのは、なんだか落ち込んでいるオレを慰めているくれたように思えた。

ちょうどその時に風呂場の湿気が乾燥して直っただけなのかもしれんが、あまりにもタイミングが良くてな。

そんな訳で、iPhone君にも応援されているようなので、オレも奴が留守の間にちょっとした仕事をやり遂げる決意をした。本当にささやかな規模のものだが。

奴が帰ってきた時には、奴に負けないぐらい前途洋々な報告が出来たら良いな。
なんて、そんなに早く先の事は判らないが、パートナーが新しい事をやり始めるのは何となく自分も希望みたいなものを感じるものだから、奴にもそんな風に感じて貰えたら嬉しいぜ。

で、今夜は早速それの下準備をしていたらこんな時間だ。
奴がいたら往復ビンタの上に翌日は放置プレイだな(汗)

もう4時だが、皆さんは今頃夢の中だろうな。
楽しい夢を見ているか? 夢を見ないぐらいグッスリと熟睡しているのも良いな。

さてオレも寝よう。
奴の写真にキスをしてから。

今日は奴からメールが来る予定なので嬉しい。
だからオレも、奴に楽しい返信が返せるように頑張ろう。仕事も、ムーミンの籤も。

では、おやすみ。

今日もたくさんの幸運が皆さんと奴のところに来てくれますように。ついでにオレのところにも来てくれますように(笑)

出張先からのメールが楽しみだね!それはそうと、早く寝ないと奴にチクるぞ! と思われる下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 早く元気で楽しそうな報告メールを読みたいものです(笑)チクられたらお仕置きなのでご勘弁…いや、それも良いかも。
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テーブルの上の薔薇
Tue.29.01.2013 Posted in SM・フェチ
■このエントリーにはBDSM(嗜虐的性向)の要素が含まれております。

ランチを食べたレストランのテーブルの上には深紅の薔薇が飾られていた。

オレはそれを見て、「ベルベッドみたいで温かそうな色だな」と言った。
すると奴はこう言った。「お前が買ってきた和蝋燭の色にそっくりだ」と。

「ベルベッドよりも蝋燭の方が温かいな」
「温かいの? お前にはあれが温かく感じるなら、こんな風の冷たい日には全身に垂らして着せてあげようか?」
「訂正。熱い、だ」
「もう遅いよ」

お互いに声を潜めてニヤニヤしながら話をした。
オレ達はこれから都外のホテルに行って、コスチュームやらジェルやらソープやらを持ち込んでハメを外した風呂遊びをする予定でいた。

2013_01_27_1.jpg

ホテルのガレージに車を停めると、奴はお気に入りのトートバッグを肩に掛けた。
オレはなんとなくそのバッグの膨らみ具合に気を留めた。

「中に何を入れてきたんだ?」
「色々」
「ラバーのドレスと編上げブーツか?」
「あはは! さすがにブーツは持って来なかったよ。お風呂で履いたら転びそうだ」

『ホテルの部屋に入ったら中身を見せる』と奴は言って車から降りた。
オレは奴の肩を抱いて頬にキスをしながら部屋に向かった。バッグの中に入っているものを言い当てようとしながら。

==========

濃厚なピンク色の照明に塗られたベッドの上に、奴が持ってきたものが並べられた。

白いラバーのドレス、同じく白いラバーのガーターストッキング、シースルーの下着、革紐、手枷、一本鞭、バラ鞭、数種の蝋燭、そしてムーミンのお風呂セットと猫耳バンド(笑)

「このイカれた違和感が最高だな」
「お前もオレもセックス中はイカれるからね」
「それにしても色々と持って来たんだな。コスチュームとお風呂セットだけかと思っていたぞ」

『使うつもりか?』と奴に訊こうかと思ったが、何となく口を閉ざした。ただ、バラ鞭の先を弄っただけで。

(「まさかそんなものは使わないですよね?」とか言いつつ勃起しているマゾヒスト男子は多くて、そんな期待感が奴には見え見えだったら恥ずかしくてな・苦笑)

けれど奴はこう言った。
「だって今日はお前にお仕置きをしなくちゃいけない」

奴は冗談を言っているのだと思ってオレは笑った。

しかし奴はオレの手からバラ鞭を取り上げた。
そして鞭の柄でオレの胸を軽く突いて、そのままベッドに押し倒した。

「オレは何か、お仕置きをされるような事をしたか?」
「したよ」
「見に覚えがないぞ」
「忘れっぽいんだね。一人でムーミンの籤を引いたじゃない」

『ムーミン! なんだやっぱり冗談か!』とオレは笑った。
けれど奴はそんなオレを見下ろしたままベッドの上に並べたボンテージの玩具を探り、その中から赤い蝋燭を選んで、「今日はやっぱりこれかな」と言った。

オレは奴の顔をじっと見上げていた。
蝋燭を手にした時の奴は、吊り上がった青い目に歓喜の笑みを浮かべているようだった。

奴は冗談で言っていたのではないと気付いた。奴のサディスティックなスイッチは既に入れられていた。

まず、奴はオレに上半身を肌蹴るように言った。
火を灯した蝋燭を持って、蝋が滴り落ちる前に全てのボタンを外せなかったら真っ先に下半身に垂らすと脅して。

オレはベッドに横になったままシャツのボタンを外した。
そして肌を晒した途端に数滴の蝋を垂らされて、その熱さに身体を仰け反らせた。

「間に合ったね。そうしている時のお前のこの辺って好きだよ」

奴はそう言いながら左手に乗馬鞭を掴んで、その先の部分でオレの喉から胸をなぞり回した。

くすぐったい快楽と皮膚を焼くような熱が交互に襲ってきた。
オレはその度に身体を仰け反らしたり縮こませたりして、堪えて、けれど時に堪え切れずに呻きを漏らした。

オレは玩具だった。
さっきまで暢気に笑っていたのが嘘だったように、奴の気まぐれな命令に言いなりになっていた。
その後、すっかりと胸に薔薇色の蝋を散らされた後も、奴に両手を革紐で縛り付けられてもじっとして従っていた。

「お仕置きの理由は可愛いくせに、ずいぶん厳しいな」

革紐の結び目の硬さを確かめながらオレはそう呟いた。

すると奴は一本鞭でオレの胸をピシャリと打った。
オレは痛みよりも、いきなり高らかに響いた音に驚いて肩を竦めた。
その一撃は(奴が本気で打った事を物語るように)強く、オレの胸の上で固まった蝋のいくつかを床に弾き落とした。

「理由はそれだけじゃないからね」
「他に何がある?」
「判らないの?」
「判らない、教えて欲しい」
「……酷いね、判らないなんて」

奴はそこで会話を区切って鞭を振り下ろした。
鞭で打たれる度にオレの胸に張り付いていた蝋が落ちて、露出した肌に鞭が直接当たるようになって痛みが増して行った。

オレは何度も奴に訊いた。。
貴方を怒らせている理由はなんだ? と。

奴はなかなか教えてはくれなかった。
いつもの調教でなら必ず出してくる交換条件(鞭を300回受けたら話す、といったような)も出さずに黙々とオレを鞭で打った。

けれど、オレが悲鳴に近い声を出した頃、奴はようやく口を開いた。
急にオレに抱き付いて。

「理由は、お前が可愛くないからだ。オレはこれから2週間もいなくなるのに、ちっともねだらなくて」
「ねだらないって、こういう事を?」
「そう。以前は少し離れるだけでも、そのあいだ消えないぐらいの鞭の痕を付けて欲しいって言っていたくせに、今回は何も言わない」

そういうことだったか……と、オレは驚きながらもすっかりと理解した。

けれどそれは誤解だった。
オレは遠慮していただけだった。

本当は今日だってレストランで薔薇の花を見た時からずっと誘惑されていた。だが、多忙続きで出張を控えている奴の負担になりたくなくて望むのを控えていた。何しろ調教行為とは頭も体力も使うものだから。そんな事を望んで面倒に思われるのも嫌だった。

オレは自分のそんな気持を正直に奴に打ち明けた。
けれど奴は用心深く、「本当に? それだけで強請らなかったの?」とオレに訊いた。

奴を不安にさせてしまった。
まったく、素直になれない時はこういうすれ違いを良く生じさせる。特に、性愛に関する事柄に関しては。
相手の迷惑ウンヌンと考えこむよりも自分の欲求を言ってしまった方が良いのだろうか?

「こうやってお前の気持が少しずつ冷めていっているのかと思ったら……拘束や痛みで繋ぎ止めておくしかないって、だから……」
「うん、すまない。して欲しいくせに言えなくてすまなかった」

オレは奴を抱き締めたくて、手首を縛り付けている革紐を歯で解こうとした。
奴は肩を落としていたが、オレのそんな四苦八苦した状態を見て笑った。

「して欲しい?」
「して欲しい。2週間、本当に消えない痕を付けてくれ」
「2週間もなんて……出血してしまうよ」
「構わない。貴方が帰ってくるまで、毎日それを見て寂しさを紛らわすから」
「……それを見て一人で、オレを思い出してしてくれる?」
「する」
「スカイプでその時の声を聞かせてって言ったら?」
「一緒にしよう。見せ合いっ子しような」

2人で笑って、そのままベッドにもつれ込んだ。
オレは奴が可愛くて、すぐに奴の中に埋め込ませて揺さぶりながら「傷を付けてくれ」と願った。

「こうされながらそんな事をしたら、一気に興奮してすぐにいっちゃうよ」と奴は言った。
だがそれはきっとオレも同じなので「良いぞ」と言った。

奴はオレの太腿に爪を立てた。
そして指に力を加えてギリギリと皮膚を裂いた。

オレは、その堪らない痛みに再び呻きを漏らした。
奴の爪が離れた後には、傷は燃えるようにビリビリと傷んだ。
けれど、これで2週間、1人で居ても自分は常に奴に拘束されるのだと思えて安堵に包まれた。本当はずっとこうされたかったのだと、痛みの余韻に浸りながらそう思った。

達する前に、奴はこう言った。
「その内にお前にピアスを刺してしまうかもしれない。そして本当にオレのものにするんだ」と。

ゾクゾクした。
オレはもう貴方のものなのだがますます貴方が愛しくなった。そう意味では、オレはより貴方のものになるのだろう。

ピアスだけは勘弁して欲しいと思っていたのだがな。
だが、つくづくオレは奴には逆らえない。それどころか奴が言えば、どんなに残酷な行為でだろうと甘美な誘惑に思えて興奮する。

奴に引っ掻かれた傷からは血が滲んでいた。
オレは血が苦手で採血の時などは貧血を起こす。だが奴にそうされた時だけは甘い気分で居られる。自分のろくでもない血を眺めて、テーブルの上の薔薇を思い出すぐらいには。

その後は、お風呂に入って遊んだ。

ムーミンのお風呂セットを持って数カ月ぶりのソープ坊(ソープ嬢の男版)ごっこをしたが、奴に大好評で奴は風呂場で笑い転げていた。
笑わせるつもりで潜望鏡とかをやったのではなかったがな。まったく笑い上戸で困ったやつだぜ(笑)

長くなったので、その話はまたいずれの時に。

==========

奴は行ってしまったが、オレの足に残された傷は生き生きとして痛い。
まるで、仕事をサボってブログを書いているオレを奴がリアルタイムで折檻しているようだ。ああ、もっと強く。今度は右足にも……。

寂しくなったらこの痛みを思い出そう。
痛みがなくなったら傷を眺めよう。
本当に、奴が帰国するまで消えなければ良いのにな。

という訳で、昼間からボンテージなエントリーを読んで下さってありがとうございました。

このブログにはあまり過激な事は書くまいと思っていたが、やはりたまにはご容赦ください。
奴に拘束されてお仕置きをされるのがオレにとって一番のノロケだし、オレの過去や交友上での出来事も語れなくなるので(笑)

今日も皆さんにたくさんの良い事が起きますように。
奴が飛んでいった空を眺めながら、夕方も夜もそう祈っています。

では、また時間があれば夜に。

離れていてもスカイプもメールもあるじゃないか!次回のエントリーも待ってるよ! と思って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 そうですね、気分は既に飼い主の帰りを待つ犬ですが、「こっちに到着したよ!」という奴の無事な声が聞ける時を楽しみに待つとします。
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その出張の何が最も寂しいかと言えば
Sun.27.01.2013 Posted in 恋愛
自室のデスクより、ごきげんよう。

今夜は急な用事が入ってしまったので雑談を書き散らかせて頂きます。
本当は今日の出来事を書きたかったが、それは明日の昼間か夜に。

明後日から奴が出張でいなくなる。
数日間ばかり一人暮らしに戻るだけだが、今から寂しくなってしまった。
ブログに書くネタも無くなってしまうしな(笑)

明日の夜は奴の仕事の成功を祈って乾杯することにした。
奴の好きなスペイン料理屋に行ってな。

今日はその出張に持って行くものを買い揃えた。
向こうは日本よりも寒いので服を何着かプレゼントした。マフラーと手袋も。

奴は「そんなに良いよ!」と言ったが、オレは過保護なんだ。
万が一向こうで風邪でも引いて、それが悪化して、帰国できないなんて事態になったらオレはますます寂しくなってしまう。だから過剰装備で送り出してやるぜ。

一週間以上も奴と離れるのは2年以上ぶりだ。
前回はオレが出張の時だったが、あの時はアイスランドの火山が噴火して帰国できなくなって物凄いホームシック(正しくは、奴シック)になったものだった。

幸運にも宿泊先等には恵まれたが、早く奴の顔が見たくてたまらなかった。
火山活動がますます活発になって一ヶ月も帰国できなくなったらどうしようかと真剣に悩んだ。
現地の優しい方々に励まされて環境の良い部屋や食堂を世話して貰いながらも、とにかく一刻も早く奴に会いたくて切なかった。

あんな焦らしプレイはもう御免だぜ。
そもそもオレは焦らしプレイと放置プレイだけは苦手なんだ。構って貰えないとすぐに拗ねる甘えっ子のマゾヒストだからな。それなら肉体に苦痛を与えられるプレイをされた方がずっと良いって話だ。

帰国できた時は物凄い喜びだったけどな。
会社で奴の顔を見た時には、荷物なんて放り投げて抱き締めたかった。周囲の目なんて無視してキスがしたかった。
「会いたかった、ずっとお前に会いたかった」と、どんなに奴に会いたくて切なく思っていたのかを口にして伝えたかった。まあ、その晩はたっぷりと伝えながら身体を繋げた訳だがな(笑)

だから、今回の奴の出張では、何事も起きないように祈るばかりだ。
帰国予定日に時間ちょうどに帰って来て、また一緒にレストランに行って乾杯が出来るように。

奴のいない間、オレもちゃんと猫様のお世話をして、部屋の掃除をするから。自炊も面倒くさがらずに……と思ったが、やっぱり自分一人の為に料理する気にはなれんな(汗)

出立の前に奴にもっと色々な事をしてやりたいが、もう何も思い浮かばない。

今日はホテルでのお風呂デートの後にムーミンの籤を一緒に引いた。
結果は、H賞のメモとペンのセットと、昨日と同じF賞(ポーチ。しかし4種類あるので今日は違う模様のをもらってきた)

「オレが出張から戻ったらまた一緒に引こう」
「その間に景品が無くなるってことはないかな?」
「うーん、ないとは言い切れないかもしれないね」
「……じゃあ、たまにオレが一人で引いても良いか?」
「……うん。でも何を引いたからメールで教えてね」
「判った、写真付きで送るぜ」
「会社の帰りに一緒に引きたかったね……」

楽しいムーミン籤も、そんな会話をしてしまうと寂しくなってしまった(汗)

奴と一緒に出張に行く某君が羨ましいぜ。
出張の直前、某君の飲み物に強烈な下剤を仕込んで、行けなくなった某君の代わりにオレが行きたい。

ちなみに、昨日オレが一人でムーミン籤を引いてしまった事を奴に言ったら、「こら!」と言われて尻をペンペンされた。

奴に叱って貰うのって大好きだ。自分がどうしようもない駄目な犬になったようで、もっと奴に躾けてもらわないといけないように思えて幸せになってくる。オレにはこの人が絶対に必要なんだ……! って具合にな(マゾヒストの至福感はこういう所にあるのかもな)

けれど明後日からは暫く叱って貰えないんだよな。テンションが下がるぜ。
だからせめてこのブログではノロケさせて貰おう。過去を思い出して。最近の事や今日の事も思い出して。

雑談にするつもりが、ただ奴の出張を悲しむ内容になったな(汗)

あともっと書きたい事があったが忘れてしまった。
オレの頭の中に残るのは、結局いつも奴の事ばかりだ。
どんなに「良いな」と思う英国美男子に会っても、たまには奴にも言えないようなドエロなプレイをコッソリとしたくなっても、それらは一時的なもので後には残らない。

だから奴も、出張からちゃんと帰って来て欲しいぜ。
1秒でも長く出張先に残ったりしないで、オレが待っている日本にちゃんと帰って来てくれよ。

貴方が帰ってくる時にはもうバレンタインデーは終わっているけどな(泣)

今回の出張の最大の悲劇はそれだ。
今年も去年みたいにプレゼント交換がしたかったぜ。

という訳で、長々と泣き言やノロケをお読み下さってありがとうございました。
そんな親切な皆さんが明日も幸せであるように数多の星々に祈っております。

明日は平日最初の月曜日だが楽しい1日にしような。
オレも頑張るぜ。何しろ明日は、奴のお見送り会だからな。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

<私信>
■mu~oさんへ。さっそく作って頂けて嬉しいです! メレンゲですが、「たった2個の卵白がこんなにもこもこに増えた!」というぐらい、シロ子のお腹のボリュームになるぐらい泡立てるとふんわりと焼き上がります(笑) また作られる時にはふんわりもこもこのメレンゲになりますように! 応援しております。

大丈夫、奴は帰国予定日にちゃんと帰ってくるから、明日は楽しくお見送り会をしてね! と思って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 ありがとうございます。ちゃんとその日に帰って来て欲しいので、その日に帰って来る事を信じます。明日は楽しんで来ます!
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冬の暖かな夜
Sat.26.01.2013 Posted in 恋愛
奴はさっき眠ってしまった。
ホットワインを飲んでいたら目が半分ぐらいしか開かなくなって、「眠いよー」と言って(笑)

今週は忙しかったからな。
今夜はゆっくり眠って欲しい。楽しい夢を見て。

さて、今夜のご飯だが、デミグラスソース味のオムライスにした。
(レシピはこのエントリー最後の<今日のレシピを見る>からどうぞ。これも簡単レシピです)

2013_01_26_2.jpg

美味しく出来上がって奴も喜んでくれた。
今日も外は寒かったから、熱いソースを掛けたこってり味のオムライスにして大正解だった。

しかし寒い日は夜空がキレイだな。
都内は晴天が続いているので、このところずっと見事な月が拝める。

今夜など奴は、帰宅するなり、「R! 月がキレイだよ!」と言ってオレを外に連れ出した。オレは上着なんか着ていなかったのにな(笑)

「キレイだな。煌々と照る月って感じだ」
「でしょう? お前に見せたかったんだ」

寒かったが、奴の肩を抱いて眺める月はなかなか良いものだった。
奴は猫みたいに体温が高くて、そうしていると寒さを忘れられた。

「明日の夜も晴だったら良いね」
「晴れたらまた明日も見よう」
「お風呂デートの帰り道に?」
「ああ。山道を通って帰るから」
「素敵だね」

身体が冷えてしまうまで、そうやって2人で月を見上げながら話をした。
寒くてもすぐに部屋に入ってしまうのは勿体無くて、奴が「お腹がすいた」と言うまでそうしていた。

今夜のオムライスがいつもより奴に好評だったのは、そんな一時を過ごしたからなのかもしれないな。
外が寒ければ寒いほど、部屋の中に用意された温かな料理は美味しく感じるものだから。

ところでムーミンの籤だが、今夜はそろそろ眠らないとまた睡眠時間が狂うので、明日のエントリーに書かせて頂きます(笑)

明日もコンプリートを目指してムーミン籤を引きに行くぞ!
奴が何を当てるか楽しみだ。

という訳で、皆さんも楽しい週末の夢を。
今夜も明日の朝も冷え込むようなので、暖かくしてお休み下さい。

明日も皆さんにたくさんの楽しい出来事があるように祈っています。

おやすみ。

<お知らせ>
レモンタルトのレシピを追加しました。
過去のエントリー、『レモンタルトがとろけるハートの温度』の<今日のレシピを見る>からご確認下さい。
沢山の方に興味を持ってもらえて嬉しかったです。美味しく仕上がりますように!

明日も2人で月を眺められたら良いね! と思って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 自然の美しい風景を眺めていると、何故かいつもより穏やかに素直に色々な話ができるものですね。明日の夜も晴れますように。
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退屈な休日に夢中になれるもの
Sat.26.01.2013 Posted in 恋愛
彼氏の部屋より、ごきげんよう。

しかし奴はいない。一人きりだ。
オレは自分の部屋でないところで一人きりになるとズボンを下げたくなる奇妙な習性を持っているが(まだ誰も来ていない早朝のオフィスとか学校とか友人宅とか)、今日は寂しくてそんな気にもならないぜ。

本当なら今日は、昼間から奴とホテルの風呂に入りに行く予定だった。
だが、なんと奴はオレを捨てて学校に行ってしまった。今月中にどうしても終わらせなくてはならない課題があると言って(泣)

ムーミンのお風呂セットとかタオルとか、色々と準備をしていたのにな。
ホテルに行く前にPAULでサンドイッチを買おうとか、そんな計画もしていた。

まあ、学校の事情ならば仕方がない。
ホテルは明日でも行けるが、学校の課題は期日まで提出しなくては評価に繋がらない。

……なんて、いつもならそんな風に理解のあるお兄さんぶるオレだが、今日はなんだか割り切れなくてグズグズしてしまった。

「一人でラブホに行って風呂に入ってくるかな。ムーミンの籤も一人で引いてくる」
「そんなに拗ねないで。明日は必ず行けるから待っていて。そうだ、明日はお前の好きな白いラバーのミニドレスを持って行くよ! お前がやりたがっていたジェル遊びをしようか」

オレはすっかり機嫌を直した。
いやスケベで単純だからじゃないぞ。エロ度の高いフェティッシュなメイクラブはオレにとって一番愛情の感じられる行為だから……なんて下手な言い訳だな。下半身の歓びは心の歓びに直結するものなのだから仕方がない。

そんな訳で、
奴はオレに部屋の掃除と猫様のお世話と晩ご飯の準備まで任せて出て行った。

奴はオレの扱い方が上手いぜ。
というか、オレが奴に甘いのかもな。

取り敢えず昼間は仕事をして、夕方から外出した。
晩ご飯の材料を買う為だけの外出だったが、一旦外に出てしまうとそれだけで帰るのは勿体無くて、奴に内緒でムーミンの籤を引くことにした。

タイトーくじ本舗『ムーミン』本日より発売!

(この情報を教えて下さったMさん、そして本日ちょうどオレが籤を引いている時にツイッターで知らせて下さったSさん(笑)、まことにありがとうございました!)

奴には、「一緒に引きに行くんだから一人で行かないでよ」と言われていたが、今夜も遅く帰宅する奴に「こんなのを当てたぞ!」とプレゼントするのも悪くないかと思って約束を破ってしまった。

奴に尽くしたいオレの奴隷根性が悪いんだ。オレが悪い訳ではない。

本当は10回ぐらい引こうかと思った。
だがレジのお姉さんの顔を見たら急に恥ずかしくなって、「2回、お願いします」と言ってしまった。奴隷根性が足りなかったぜ。

で、結果だが……。

2013_01_26_1.jpg

なかなか手ごわいかもしれんな、この籤。
F賞とG賞で上位の賞が出なかった。まあ2回しか引いてないせいもあるのだろうが。

F賞は奴が欲しがっていたポーチだったのでラッキーだった。学校で使うペンケースにするらしい。

あとは、A賞のムーミン、B賞のクッション、C賞のクロック、D賞のティッシュカバー、E賞のマスコット、H賞の文具セット、そしてラストハッピー賞の70cmのビッグなニョロニョロと、ダブルハッピー賞のフローレンをゲットすれば良いだけだ!

道のりは遠そうだな(汗)
フローレンなんて10名にしか当たらない難関だ。さっき2回引いたが見事に外れた。

だが今回も、奴の「わあ!」という笑顔が見たいが為に頑張るぜ。
そして奴の部屋をムーミン谷のようにして幸せに暮らすんだ。

という訳で、今後から定期的にムーミン籤の結果発表をさせて頂きます。
A賞からH賞まで当てた暁には拍手を送って頂けたら嬉しいです。2つのハッピー賞まで当てた暁にはパンツコールをお願い致します(笑)

さて、これから急いで夜ご飯の準備だ。

また時間に余裕があれば深夜に。
これから奴の大好きなものを作るので、それのお披露目が出来たと思います。レモンタルトのレシピもその時に掲載します。

では、皆さんも引き続き楽しい夜を!

ムーミンの全部の賞が当たるように応援してるよ! と思って下さる心優しい方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 ありがとうございます!皆さんの応援があればハッピー賞まで当てられるような気がします(笑)
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メール着信音 - 過去語り act.11
Fri.25.01.2013 Posted in 過去語り
■これは奴と付き合う以前の過去を語っているエントリーです。

あけましておめでとう。
今年もよろしく。

オレも楽しかった。
飲み比べの勝負が付かなかったのは残念だったな。

続きがしたくなったら連絡をくれ。
オレは明後日から会社が始まる日まで暇だから、その間でも良い。Y君の都合の良い日にまた飲みに行こう。

==========

初詣から自宅に戻って、オレはそんな当たり障りの無いメールを奴に送った。
『メールを貰えて物凄く嬉しかった。飲み比べなんてどうでも良い、お前に会いたい』という本音をすっかりと隠して。

本当はもっと書きたい事もあったが、色々と文章を考えていると自分の気持をほのめかすような事を書いてしまいそうだったので「これで良いや」とさっさと送信してしまった。
要らぬ事を書いて、『Rさんってまさか?』なんて奴に警戒されたくなかったらな。せっかく、友人になれたのだから。

返信は来るだろうか?

携帯を握ったままオレはベッドに横になった。
奴から返事が来たら、すぐに読みたかったから。

==========

何時の間にか眠っていて、起きたのは夕方近くだった。6時間ぐらい眠っていた。

目覚めてすぐに携帯を開いた。
そして眠っている間に受信したメールをチェックして、奴の名前がなかった事に落胆した。

だが今日は元旦だった。
奴は帰省はしないが日本で世話になっている親戚の家に挨拶に行くと言っていた。今頃は親戚の家で正月らしい時間を過ごしているかもしれなかった。

そしてオレも、本当は昼から実家に帰る予定だった。
挨拶をして、手伝いをして、親戚の子供にお年玉をあげて、親父の仕事の手伝いをして、奴の事をボンヤリと考えている暇などなかった筈だった。

だが、実家に着いてからも、オレは何度もメールをチェックした。
けれど来るのは飲み仲間からの新年の挨拶やお誘いばかりで(それはそれで嬉しかったが)、奴からの返信は深夜になっても来なかった。

今夜は自宅に泊まる事になったが、布団に入った後も携帯を傍に置いて、着信音が鳴ってもいないくせに何度か着信歴をチェックした。

時刻はもう3時だった。きっと奴はとっくに眠っていた。
オレも明日は何人かの友人と朝から晩まで遊ぶ約束をしていたので、もっと早く寝るべきだったと後悔した。

もっとも、恋焦がれた相手からのメールを待って時間を無駄にしてしまうのは仕方のない事だから、無意味な後悔だったが。

==========

「今年も順調に行けそうか?」
「ああ、良い人材が入ったお陰で。前に話した、北欧人の彼の事だけど」

夜は友人とバーで飲んだ。
このブログではボストン君という名前で度々登場して貰っている、オレが一番信用して頼りにしている10年来の友人だ。

オレは彼の前ではいつも胸の内を口にしてしまうのだが、それは今夜も例外ではなく、奴の名前を出さずには居られなかった。

奴の事はボストン君にしか話せなかった。
奴の話をするのはとても楽しくて、ボストン君にとっては退屈な話題だろうと思いながらも(なにせ2人は面識がないし、オレは奴を褒めちぎるばかりだし)止められなかった。

「ずいぶん評価しているんだな」
「きっとオレのチームの成績が上がるぞ。これが奴の写真なんだ」

オレは自慢するように奴の写真をボストン君に見せた。
年末のパーティの時に撮ったもので、奴はダークグレーのスーツに華やかな花束を抱えていた。

一番の友人に奴の良さを知って欲しかった。
あるいは、この友人以外には誰にも話せないことだから、オレはここぞとばかりにノロケたかったのかもしれない。
ボストン君もオレの様々な過去を知っているから、彼にも、『奴の事が好きになったんだ』とは言えなかったが。

「可愛いな。お前の好みだ」
「いや、オレはデイヴィッド・ギャンディー(英国の男性モデル)みたいなのが好きだし」
「それは違うだろう。お前はギャンディーみたいになりたいとは思っているが、好きになるのは可愛いタイプだ」
「そうかな? まあ、どっちも好きだけどな」

などとオレはとぼけながらも、『さすが良く判ってるな』と心の中で友人の洞察力を評価していた。
そしてそれは間接的に『この写真の人物が好きなんだろう?』と言われているようで嬉しくなってしまった(苦笑)

誰にも言えない恋心とは、ガス抜きが出来ない為か、ちょっとした事で人を舞い上がらせるのかもしれない。

『ボストン君に言われただけ』
『奴からメールを貰っただけ』
近頃のオレはそんな程度の事で喜んでばかりだった。
もしもボストン君にオレの片思いが知られたとしても、片思いは片思いのままだというのに。それのどこが嬉しいのかオレにも全く判らない。

あるいは、好きな人の話しができるだけも嬉しいと思えるほどオレは純情ではなかった筈だが……今回ばかりはそうなのかもしれない。誰にも言えないし、成就は望めないから、その程度の事が最高の喜びとなるのかもしれない。

「今夜は飲みたいんだ。新年だし、景気よく」
「付き合おう」

まだ宵の口と呼べるような時間だったが、ボストン君はウォッカをオレのグラスにたっぷりと注いだ。

今夜は気心の知れた彼と楽しく飲みたかった。
『翌日の夜になっても返事が来ないのは奴が乗る気じゃないからかもしれない』などといったネガティブな憶測など忘れて。

「ボストン君は、あのイタリアの彼と続いているんだよな?」
「ああ、今は国に帰っているけどな」
「寂しいな」
「たまにはお互いに自由にしているのも良いものだぞ」
「浮気したらチクってやろう」
「この歳になるとそんな元気もない」

取り留めもなく会話が続いた。
冷えたウォッカが美味しくて、本当に潰れるまで飲みたいと思った。潰れた後のことはボストン君に任せて。

けれど、酔が回ってこれからますます会話が楽しくなってくるという頃、不意を突くようにオレの携帯が鳴った。

オレはそれまで奴の事を頭の隅に追いやっていた。
けれど着信音が鳴った途端に携帯を取り出して送信者をチェックした。その時を待っていたかのように。

そしてそれが奴からのメールだと判ると、すぐに読まずにはいられなかった。いつもなら誰かと一緒の時には、「ごめん、ちょっとメールが来た」とか断ってから読むようにしているのに。

『あの日、本当はまだまだ飲めたんです。でもRさんがご馳走してくれるというから、あんまり飲んだら申し訳なくて。次回はRさんを負かせてしまうかもしれませんが良いですか? ○日にまた飲みましょう。今度はオレが良く行くパブに案内させて下さい。オレの奢りで』

奴からのメールはそんな内容だった。
落胆して忘れたフリを決め込んでいたオレにとって、そのメールはあまりにも嬉しい内容だった。

「あっはっは!」
「なんだ? 良い知らせか?」
「ああ、友人からな。2分だけ良いかな? すぐに返信を打ちたい」

オレはボストン君の為にチョコレートを注文した(しかしこの日の支払いは全て彼がしてくれた・汗)
そして奴にメールを打った。『○日、了解。遠慮無く本気で飲め。オレもそうする。あと、会社以外では敬語を使わなくて良いぞ』と。

それからまたボストン君との飲み会を再開させたが、今度は奴からすぐに返信が来た。
『じゃあ次回は遠慮無く。敬語も抜きで。:-))』と、初めての顔文字入りで(笑)

そもそも今夜のボストン君との飲み会は楽しかったが、胸に奥に居座っていたわだかまりがすっかりと晴れて、ますます楽しい飲み会になった。

奴が普段どんな店で飲んでいるのか興味津々だった。
奴のことだからきっと外国人の多いパブなのだろうな。

また少しだけ奴のプライベートの中に入れたような気がして嬉しかった。
奴と会える日が待ち遠しくて落ち着いてはいられなかった。

今回は長い割に話が先に進まなくて申し訳ありません。それでも続きを待って下さる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。近々また続きを書かせて頂きます。
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傍らで目覚めた吸血鬼
Thu.24.01.2013 Posted in SM・フェチ
一人きりの部屋で、ごきげんよう。

大変に申し訳ない。
今夜は『過去語り』を書く予定だったが、昨日まで色々と張り切り過ぎた為に眠くて、半分しか書けなかったので明日に変更とさせて頂きます。

明日は必ず公開できるので、お待ち頂けたら幸いです。
今夜は一人なので、しっかりと眠って寝不足を解消しておきます。一人だからといって堂々とパンツを脱いで妄想などを始めたりしないで(笑)

ところで、奴のいないこんな夜には色々と昔の事が思い出される。
今は過去語りを書いているせいもあるのだろうな。

まだ奴と暮らす前で(今も半同棲だが)、2人で居る事は『安らぎ』よりも『激しさばかり』だった頃、オレは奴が家に来る度に朝まで眠れなくて悩まされた。

抱いても抱いても抱き足りなくて、連休中にホテルやら野外やら車内やら部屋でやらでしながら過ごしたら、流石に3日目には目の下のクマが出来た。

だが、それでもオレはまだやりたくてな。
あの時は本気で、精液が枯れて男根が擦り切れる感覚を覚えた。

「眠いなら無理をしないで眠れば良いのに……」
「まだ眠らない」
「言ったじゃない、オレは逃げないよ?」
「信じてない訳じゃない」

『どうしてそんなに焦るの?』と、当時は奴に言われたものだった。今もたまに言われるが……。

オレには焦っている自覚はなかった。けれどきっとそうだったのだろう。
少しでも多く奴を手に入れていないと不安だった。セックスで繋がっている時は奴に愛されている実感があって、その満足感に中毒症状を起こしていた。より多く、より激しくすればますます愛し合えているように思えて止められなかった。

当時のオレはそうやって奴に甘えていた。

だが、先にも書いたように、そんな生活をしていれば、目の下にはクマが出来て、頭もボーっとした。
しかし不思議な事に、そんな状態になるとますます下半身には欲望が滾ってもっとセックスばかりがしたくなった。
まるで『脳みそ』ではなく『快楽』を貪って生きているソンビみたいになって。

「もっとケダモノみたいになりたい」
「これ以上、どうやって?」
「噛み付いて」
「狼みたいだね」
「……いや、やっぱり噛み付かれたい」
「狼になるのはオレの方? それでお前が感じるなら、やってみようか?」

奴は甘い声音でそう言ってオレにキスをした。
そして唇を首筋へと滑らせて首筋に噛み付いた。

あの時の感触は今でもハッキリと覚えている。
奴の唇はとても柔らかったのに、歯は硬くて尖っていた。

あの時、オレは初めて奴に歯を立てられた。
奴の歯に皮膚を窪まされて鈍い痛みを与えられて、神経をむき出しにされるような興奮に見舞われた。

オレはゾクゾクしながら言った。「もっと強く噛んでくれ」と。
奴は微笑んで言った。「吸血鬼が血を啜って興奮する気持が判ったよ」と。

その日も、もう何度かセックスをした後だった。
だが、またもオレは奴の中に注ぎたくなった。
奴の赤く膨らんだ唇に包まれて、歯を立てられて、吸血鬼に啜られて生命力を削ぎ取られるように。目の下が真っ黒になっても、頭がセックスの事にしか動かなくなっても。

==========

……なんて病的な生活をしていたんだろうな、当時は(笑)

だが、そんな時にはそんな時の幸福感というものがあった。
ある種の男は本能的に、性を使って生命を削る事に充実感を覚えるものなのかもしれんな。
オレと奴とでは子孫を残すことはできないが、それでも使命感のようなものに酔って没我状態になるのかもしれない。

そしてその感覚は尊い愛情のようなものまで感じさせてくれた。
オレは疲労すればするほど奴が愛しくなって、セックスをしながら切なくなる事すらあった。
その気持をどこにぶつけたら良いのか判らなくて、地団駄を踏むように奴を揺さぶっていた。

==========

という訳で、今夜はこんな雑談になって申し訳ない。
お詫びに、明日はいつもの2倍、皆さんの幸運を祈らせて頂きます(笑)

明日は何時もにも増して良いことがありますように!
そしてたくさんの夢が叶いますように!

それから、嬉しい事に昨夜のエントリーのレモンタルトが好評で、レシピを書いて欲しいというリクエストを多く頂いたので、明日中にお披露目させて頂きます。

ボストン君に教えて貰ったコツを使えば難関部分も簡単に作れるので、興味を持って下さった型は是非作ってみて下さい。
詳しい事は明日のレシピに書きますが、レモンの酸っぱさを調節すれば、多くの方に美味しいと思って頂けるケーキになると思います。

では、今夜も皆さんに感謝を込めて、おやすみなさい。
今夜も心穏やかに幸せな夢が見られますように。

明日こそは過去語りを待ってるよ!レモンタルトのレシピもね! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 今夜は本当に申し訳ありません。奴のいない夜は腑抜けになるみたいです(笑)
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レモンタルトがとろけるハートの温度
Wed.23.01.2013 Posted in 恋愛
「18cmの普通のケーキの型ならあるけど、それでタルトを焼くのは無理かな?」
「やった事がないので何とも言えんが、ちゃんとタルトの型を買った方が良いだろう」
「判った、今から買いに行ってくる」
「今日は休みなのか?」
「いや仕事だけど、ケーキの為に上手く調整してる」

今日は仕事が比較的で暇だったので、オレは昼休みにボストン君に電話を掛けて『タルトを焼くコツ』を教えて貰った。

ボストン君というのは10年来のオレの親友だが、しょっちゅう海外出張をしている彼は外食に飽き飽きして、海外に滞在している最中にも自炊をするようになった尊敬すべき人物だ。

普通の料理も上手いがデザートも上手くてな。
オレは新しい料理に挑戦する時には良く彼にアドバイスを貰っている。ちょっとしたコツが料理をより美味くさせるものだからな。

タルトの型はすぐに見つかった。680円ぐらいだった。

そしてオレは予定通りに仕事を調節して、いつもより数時間早く仕事を終わらせる事に成功した。
その分、明日は忙しくなるのだが(泣)

「ちょっとした仕事の都合で今日はこれで帰宅する。貴方の帰りは○○時頃だよな?」
「判った。うん、オレはそのぐらいになると思う」
「晩ご飯を作っておくからな」
「ありがとう。楽しみにしてる」

会社を出る前に奴の部署に行って、仕事の話をするフリをして奴にそう伝えた。

少しだけケーキの事をほのめかそうと思ったが、止めておいた。
言ってしまったら『なかった事』には出来なくなる。
黙っていれば、万が一失敗しても、わざわざ会社を早退して作ったのに失敗したという恥ずかしい事態を知られずに済むからな(汗)

自宅の近くのスーパーで卵やレモンを買った。ついでにスパークリングワインも買った。

そして帰宅して、早々に着替えを済ませてキッチンに立った。
何としてでも奴が帰ってくる前に完成させてしまいたかったから。

上手く作れるか少々心配だったが、選んだレシピとボストン君のアドバイスのお陰でミスなく手際よく作る事ができた。

今回はカスタードっぽいクリームを初めて作ったが、これがかなり美味しく出来て感動した。
メレンゲも上手く泡立てられるが心配だったが、『これがたったの2個の卵白で出来ているのか!?』と驚くほどたっぷりのクリームに仕上がってくれた。

で、素材を混ぜたり焼いたり冷やしたりして、およそ2時間後、初めてのレモンタルトは良い具合に焼き上がった。

2013_01_23_1.jpg
焼き立てアツアツ状態。程よく『こげ』が付きました。

「おお、上手に出来たぜ!」

と、オレは感動のあまりに拍手をした(笑)
奴が帰宅するまで包丁を入れたくなかったので味見はしなかったが、レモンクリームもメレンゲも美味しく出来ていたので、きっと失敗はしていないと信じた。

それから暫くして奴は帰宅した。
レモンタルトは冷蔵庫に入れていたので、ちょうど中まで冷えて味が落ち着いた頃だった。

「おかえり」
「ただいま! なんだか良い匂いがするよ?」
「ははは、見てくれ」
「うん?」

オレは奴の手を引いてキッチンへ連れて行った。
そしてさっき冷蔵庫から出したばかりのレモンタルトを奴にお披露目した。

「すごい! なんて美味しそう!」
「味見をしていないから美味しいかどうかは判らないぞ」
「きっと美味しいよ。待ってて、着替えてくるから。すぐに食べたい!」
「判った、切っておくからな」

奴は自分の部屋に行く前にオレを抱き締めてキスをした。
オレもキスを返して、心の中で『どうか美味しく出来上がっていますように!』と神様に祈った。

2013_01_23_2.jpg
2人分を切った後。メレンゲはふんわり、中のクリームもキレイに整っている。

ケーキを切って皿に乗せた。
そしてシャンパンを開けて冷やしておいたグラスに注いだ。

奴はすぐに戻ってきた。
テーブルに就くとすぐにフォークを持って、「お店で買ったケーキみたいだね。本当にお前は料理が上手だ」と、まだ食べてもいないくせに絶賛してくれた(笑)

「美味しくなかったらすまない」
「美味しいよ。頂きます!」

奴はフォークでサクリとケーキを切って口に入れた。
そしてもぐもぐと口を動かして、また笑顔になってこう言った。

「やっぱり美味しいよ! レモンクリームの酸っぱさとメレンゲの甘さがピッタリだ。これなら何切れでも食べられそう」

毎度のことだが、奴の誉めっぷりを聞いていると照れて恥ずかしくなってくる。
オレは控えめに「そうか? そう言ってもらえて良かった」と答えたが、内心では『やった! 仕事をサボって作って良かった!』と舞い上がっていた。

しかしまあ、自分で言うのもなんだが、今日のレモンタルトは大成功だった。
中身は『タルト・レモンクリーム・焼きメレンゲ』の3層になっているのだが、それぞれの味には特徴があって、それが合わさると絶妙の味わいになっていた。

だからオレも奴の向かいでモクモクとケーキを食べた。
こんなに美味しく出来る時もあるなら、弁当だけでなくケーキ作りも復活させるかな……等と考えながら。

「本当にとっても美味しかった」
「そんなに喜んで貰えて嬉しいぞ」
「オレも幸せだよ。こんなに美味しいケーキを焼いてくれる恋人が居て」
「いや、はは」
「お前は優しいしね」
「いや、そうでもないだろう」

奴にそんな事を言って貰うのは嬉しいが、何せオレはいまだに奴に対しては照れ屋だ。だからいつも返答に困る。幸せな悩みだが(笑)

くすぐったい気持を隠すように奴を抱き締めた。
そんなに気に入ったならまた作るぞ、と約束をして。

そして食器などを洗ってすっかりキッチンがキレイになった頃、奴はオレの隣にやってきてこんな事を言った。

「さっき友達の○○に電話をして、お前が焼いてくれたケーキの自慢をしたんだ。そうしたら思いっ切り冷やかされたよ」

○○君(オレと同じ年で既婚の男性)はオレと奴の共通の友人だが、奴は彼にかなり惚気たようだった。恥ずかしくてここにも書けないような甘い事まで言ったようで……。

「そんな事を言ったら照れるぞ」

とオレは普通の笑顔で奴に言ったが、内心では照れ臭さに身悶える程だった。

暫く○○君には会えないと思った。
けれどその半面、もっと冷やかして欲しいとも思った。実際に冷やかされたら照れて言葉が出なくなるのだがな。

何よりも奴が○○君にオレの事を愛しているとか大好きとか言ってくれたのが嬉しかった。
オレにだけでなく、他の人にもちゃんと同じ事を言ってくれて、奴は本当にオレを好きでいてくれるのだなと思って嬉しくなった。

「今度はベリー系のタルトでも作るか」
「ベリー系も美味しそうだね。作ってくれたらまた誰かに自慢するんだ」
「自慢できるほどのものじゃないぞ」
「自慢できるよ! 本当に美味しかったもん」

奴はそう言ってオレの背中を抱き締めた。
そんなに喜んでくれるなんて、奴の方こそ自慢できるぐらい優しい彼氏だ。……とオレは思いながら、頑張ってケーキを作った充実感に幸せを感じていた。

明日の仕事量がどんなに増えようと、今日サボった事に後悔はしないぜ(笑)

==========

そんな訳で、今日のレモンタルトは大成功だった。

無理をして今日作らなくても良かったのかもしれないが、オレは『思い立ったらすぐに!』の性格なので、どうしても今日作ってしまいたかった。

だが、そうしてしまって良かった。
きっと今日は料理運の良い日だったに違いない。でなければ、あんなに上手に作れるハズがなかった(笑)

調子に乗って、また来週にでもタルトを作ってみるか。
その時もまた奴が喜んでくれたら良いな。

深夜にも、こんな惚気を聞いて下さってありがとうございます。
今夜も皆様に心からの感謝を申し上げますm(__)m

明日も皆さんに良いことがたくさんありますように!
明日は真面目に仕事をしながら祈っています。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

美味しく出来て良かったね、おめでとう!次回のケーキも待ってるよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 皆さんの応援のお陰もあって成功しました。ありがとうございます!次回も頑張ります。その前にタジン料理も頑張ります(笑)
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嬉しかったから頑張ってやろう
Tue.22.01.2013 Posted in 恋愛
リビングでワインを飲みながら、ごきげんよう。

昼間のエントリーに書いたように、今夜は奴と美味しいレモンタルトを──と書きたいところだが、なんと、レモンタルトは売り切れだった(泣)

そういえばオレにそのレモンタルトを教えてくれたお客さんは「人気のお店の人気商品でね~」と言っていた。そんなケーキが夜19時まで売れ残っているはずがなかった。迂闊だったぜ。

「すまない、売り切れだったんだ」

オレはそう言って、レモンタルトの代わりに買ってきたジンジャークッキーを奴に差し出した(ケーキ類は全て売り切れでクッキーしか買えなかった)

「良いよ、それなら休みの日に一緒に買いに行こうよ」

と奴は笑顔で言ってくれたが、あんな予告をしながらこのザマだったので情けなかった(汗)
一緒に買いに行くのも楽しみだが、やはり仕事で疲れて帰って来た奴に「土産だぞ!」という感じて振舞いたいんだよな(譲れない我侭)

しかし、ケーキ屋の店員さんに聞いたところ、レモンタルトは夕方には売り切れてしまうそうだ。
だから確実に買おうと思えば仕事が休みである休日を狙うしかないが、それでは奴と一緒に買いに行くことになってしまう。

オレは、iPhoneで友人にメールを打っている奴を膝枕しながら思い付いた。
買えないならば自分で作れば良いじゃないか! と。

最近はすっかりデザートを作らなくなっていたしな。
奴は市販品よりも甘さや調味料を調節できる手作りの方が好きなので、自分で作った方が喜んでくれるかもしれない。レモンタルトなど作ったことがないので、きっと市販のものの方がずっと美味しいだろうがな。

奴の頭を撫でながら、オレもiPhoneを出してレシピをチェックした。

幸いな事に、思ったよりは簡単そうだった。
以前作ったチョコレートケーキの方がずっと難しそうで(あれは時間も掛かった)、これなら作れそうだと、ますます決心を固くした。

「よし!」
「なに?」
「いや、仕事の事でな」
「なんだろう? 良いことがあったみたいだね?」

奴は身体を起こしてニコニコと笑った。
「ああ、そうなんだ」とオレも笑い返して奴にキスした。

「どんな事?」
「明日か、遅くても週末には正確な結果が出るから、その時に教える」
「判った、楽しみしているよ」

ああ、楽しみにしていてくれ。
だが今度こそ失敗は許されんな。一度ぐらい失敗しても良いように2個分の材料を買っておくか(笑)

そういえばブログには書いていなかったが、実は弁当作りをまた始めているんだ。
今朝も6時に起きて、奴の好きな卵やポークを詰めてやった。

以前みたいに可愛く凝った弁当ではなくてな。
だから写真でお披露目するのは恥ずかしくて伏せていたが、頑張っているぞ。
奴は週に3回でも弁当にすると体調が良いと喜んでくれている。

「学校を卒業したら、このお礼は絶対にするからね」
「良いって。弁当を作るとオレもしっかりと朝食が食べられるから都合が良いんだ」
「それでもするよ。頑張ってオレも出世して、お前の好きな洋服やパンツやデザートをたくさんプレゼントするんだ」

大きな目をキラキラとさせながら嬉しい事を言ってくれるもんだ。ちょっとばかり目頭が熱くなったぜ。

しかしパンツまで入ってるとは、奴は良く判っているじゃないか(笑)
奴が穿き古したパンツだけでも嬉しいんだがな。「ゴムが緩くなってきたから、ほら、やるよ」とオレの顔つ投げ付けてくれたら、それだけでオレは天国だ。

という訳で、明日か週末にリベンジします。
美味しそうに出来上がったら拍手を送って下さい。

では、今夜もゆっくりと楽しい夢を。
明日も皆さんにたくさんの幸運があるように祈ってます。

おやすみ。

数カ月ぶりのケーキ作りを応援するよ!頑張れ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 焼きメレンゲの乗った美味しそうなレシピがあったのでそれに挑戦してみます。美味しく出来て奴に喜んでもらえますように。
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レモンタルトの憩い
Tue.22.01.2013 Posted in 恋愛
「雪は降らなかったね」
「降らなかったな」

昼休みに入る1時間ほど前、社内の自動販売機の前でオレ達は珈琲を飲みながらそんな呟きを漏らした。

奴と販売機の前で会ったのは偶然だった。
オレが珈琲を買っていたら奴がそこを通ってな。
オレは奴を呼び止めて、さり気なく珈琲を奢ってやって、僅かな憩いの一時に付き合ってもらったという訳だ。

「午後は外か?」
「うん、夕方まで戻れないと思う」
「昼過ぎに貴方の部署に行くから会えると思っていたが、居ないのか」
「ごめんね」
「行くな」
「行くなって……あはは、お前にそんな事を言われたら行きたくなくなっちゃうよ」

そしてオレは、奴にそんな事を言われて尚さら奴を引き止めたくなった。

空は灰色だ。また雨が降るかもしれない。
だから外出は中止にして、淹れたての珈琲を飲みながら温かな部屋でオレとミーティングをしよう。貴方の為に美味しいレモンタルトを今から買ってくるから──。

なんて、奴と立場と自分の立場を思って言わなかったがな(笑)

だからオレは奴を見送った。「レモンタルトの美味しい店をお客さんから紹介して貰ったから、今夜は紅茶を淹れて一緒に食べよう」と告げて。

「今夜の楽しみが出来た。頑張ってくるよ」

奴はニッコリと笑ってオレに手を振った。
オレは奴のひょろりとした後ろ姿に手を振って、自分も仕事を頑張ろう、と気合を入れ直した。

仕事が終わるまであと数時間。
これから銀座に出るので、ちょっと寄り道をして紅茶を買おう。
先日ダージリンを切らしてしまったが、フルーツ系の甘酸っぱいデザートに一番合うのはダージリンのように思えるからな。

焼きメレンゲの乗った甘すぎないレモンタルトは奴の好きなケーキだ。
今夜はそれを食べてゆっくりと寛いで欲しい。
奴は明後日からとても忙しくなるし、再来週には海外の出張を控えているので、それまではのんびりと楽しい夜を過ごして欲しいぜ。

という訳で、皆さんもお疲れ様です。
夜にも楽しい事が起きるように応援しています。

では、また時間に余裕があれば夜に。

<予告>

明後日から暫く奴の帰宅が遅くなるので、その間に、『過去語り』と『渡辺さん&佐々木くん』を出来る限り進めます。

「先が読みたい」とリクエストを下さって真にありがとうございます。大変に嬉しいです。
どちらも(特に渡辺さんの話は)お待たせしてしまって申し訳ありません。

渡辺さんの話はエロティックでボンテージな内容となりますが、出来る限りその時の雰囲気を壊さないように書き上げたいと思います。

どうぞよろしくお願い致しますm(__)m

出張の前に奴が体調を崩したりしないように気を付けてあげてね と思われる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 奴は滅多に風邪を引きませんが、それでも用心したくなるものですね。暫くはオレは奴を守るホスト役に徹します(笑)
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ムーミンと一緒
Mon.21.01.2013 Posted in 恋愛
お休みの前に、ごきげんよう。

今日は朝からずっと急がしかった。
だから帰宅した時にはぐったりで、着替えもせずにソファに転がった。

「お疲れ様、紅茶を淹れようか?」
「ウイスキーも入れてくれると有り難い」
「良いよ。待ってて」

奴はオレのネクタイを緩めてキスをしてからキッチンへと向かった。

今夜も外は寒かったので早くウイスキー入りの紅茶を飲んで身体を温めたかった。
部屋の中は暖房を効かせていたが、それでも肌寒いような気がしてな。

いつもその辺に置いてある膝掛けはないかと、オレは目を瞑ったままソファの上を探した。
すると指先に『もふっ』としたものが当たったので、オレはそれを掴んで引っ張りあげた。

しかしそれは肘掛けではなくてムーミンのぬいぐるみだった。
けれどまるで毛布のようにふかふかで柔らかかったので、ギュっと抱きしめてムーミンの顔に自分の顔を埋めた。

が、

何やら頬が『ぬるっ』とした。
おまけにちょっと生臭い匂いが……?

「うわ!」

オレは思わずムーミンを引き剥がした。
その時ちょうど奴が戻ってきて、「どうしたの?」と目を丸くした。

「ムーミンの顔がヌルヌルする」
「ええ?!」
「ほら、ここ」
「……あ、もしかして」
「なんだ?」
「○○(猫様の名前)が毛繕いをして舐めたのかも。前にもやっていたことがあるんだ」

それだ!
と、オレは思った。

猫(特に、幼い頃に母親と別れた雄猫が良くやる?)って、たまにぬいぐるみを相手に毛繕いをするんだよな。
実家のシロ子もやっている時があった。自分に似たモフモフした毛が生えていると家族だと思い込むのかもしれんな。

「それにしても、これは洗わないと駄目だよな?」
「お前はこれからお風呂でしょう? 洗ってきて」
「え、どうやって洗ったら良いんだ?」
「優しく手洗いすれば大丈夫。その後はムーミンと一緒にお風呂に入ったら良いよ」

まさかムーミンとお風呂に入る日が来るとは。

オレは風呂場でムーミンを洗った。
形が崩れたりしないように優しくモミモミと。

「綺麗になった?」と、途中、奴が声を掛けた。
「こんなもんで良いか?」とオレが訊くと、奴はバスルームのドアを開けて顔を覗き込ませた。

「あはは、可愛い! ムーミンと一緒にお風呂に入ってる!」
「可愛いって、洗ってやっただけだろう」
「でもムーミンと一緒にお風呂だ。お前って会社じゃそんな事をするような顔を見せないのに」

いやいや、会社でムーミンと一緒に風呂に入っているのが判るような顔をしていたらちょっと問題があるだろう(汗)

オレとムーミンの入浴シーンは奴にとってツボだったようで、奴はバスルームの中にまで入って来て笑った。
そして「オレのムーミンをキレイにしてくれてありがとう」と言ってオレにキスをしてくれた。

すっかりとキレイになったムーミンをバスチェアーに座らせた。

「貴方も入らないか?」
「このお風呂じゃ2人は入れないよ」
「じゃあ今度の週末は広い風呂に入りに行こうぜ」
「ふふ、ホテルだね? 良いよ。でもまさかこのムーミンは連れて行かないよね?」
「流石にコレはな。お風呂セットのムーミンを連れて行ったら良いんじゃないか?」
「そうしよう。ずっと飾っていたからそろそろ使いたかった」

寒い日の風呂場でのおしゃべりはなかなか楽しかった。
久々にホテルデートの約束も交わせたしな。

その時には広い風呂に入りながら冷えたビールを飲むか。
まずはムーミンのボトルに詰めたソープで髪や身体を洗って、次に湯船とマットで色々と楽しんで(笑)、そしてビールを飲みながらホッと一息だ。

「そういうのってどうだ?」
「楽しそうだ。やろう」
「貴方の全身にローションを塗ってたっぷりとご奉仕をするぞ」
「ふふふ、あれって気持良いんだよね。どうせだからラバーのコスチュームも持って行こうかな」
「良いな。ラバーを着用してローションを使うと物凄くエロティックな気分になるんだよな」

何時しかオレ達はそんな話に盛り上がっていたが、ムーミンはとぼけた顔をしながらもしっかりとオレ達の会話を聞いているように思えた。

お風呂に入れられるムーミンもあったら良いのにな。
家にはアヒルのお風呂用玩具が2個あるが(コンラッドホテルで貰った物)、あんな感じのを。
そうしたらお風呂デートの時に必ず連れて行くのにな。

という訳で、
申し訳ない。物凄く眠くて後半はボンヤリと書いたのでよく判らない話になっているかもしれん(汗)

こんな夜はホットワインを飲んでベッドに潜ろう。

そういえば今夜は雪は降らないのか?
帰宅してからずっとカーテンを開いて待っているのだが降る気配がない。
雪の降る景色を眺めながら酒を飲むのは最高だからな。積もると翌日が大変だが。

では、皆さんも今夜はゆっくりと眠って楽しい夢を。
明日もたくさんの幸運に出会えるように応援してるぜ。

おやすみ。

今夜はゆっくり眠って、明日もまた元気に仕事をしてブログを書いてくれよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 今夜はムーミンがいないので奴を抱っこして眠ります。そして明日は面白いエントリーが書けたら良いなあ。
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休日の60分
Sun.20.01.2013 Posted in 恋愛
「なんだか眠い……」
「少し眠ったらどうだ?」
「ううん、今日中に読みたい本があるんだ」

奴はそう言ってリビングのソファで本を開いた。
オレは奴に珈琲を淹れて、それから自分の部屋に戻って持ち帰った仕事の片付けに取り掛かった。

それから5分後、
オレは夕御飯のメニューに付いて訊きたい事があって、リビングに戻って奴の名前を呼んだ。

けれど、返事はなかった。

もう一度名前を呼んだがやはり返事がなかったので、ソファを覗き込んで奴の様子を確認した。

奴は本を持ったまま眠っていた。
静かな部屋で活字を目で追っている内に、何時の間にか眠気に飲み込まれてしまったようだ。

そっとブランケットを掛けてやった。
けれどそれだけは(世話を焼くのが)物足りなくて、奴の手から落ちそうになっている本を取り上げて、その代わりにダッフィーのストラップを乗せてやった。

オレはキッチンに入って料理を始めた。
奴は何時に起きるか判らなかったが、もう夜だったので、奴が目覚めた時に空腹だったらすぐに食べられるようにしておきたかった。

==========

下ごしらえは夕方に終わっていたので、50分もあれば全て出来上がった。
メニューは、奴の好きなポークとジャガイモがメインにしたものだった。

料理に使う皿をリビングのテーブルの上に並べた。
奴を起こさないように、できるだけ物音を立たせないようにして。

けれど、そんな時に限って何故ヘマをしてしまうのか? オレは先にテーブルに出しておいたタンブラーを肘に引っ掛けて倒してしまった。

カターン!
と大きな音がして、奴は「んー……」と声を出した。
『しまった!』とオレは思ったが、奴は目を開けて「どうしたの?」と言った。

その時、奴は自分の手の中にダッフィーが居ることに気付いた。
そしてテーブルの上には夕食の準備が整っている事にも気付いて、「……魔法みたい」と言って、まだボンヤリとした顔付きのまま笑った。

「すまない、起こしちまったな」
「ううん、ずっと寝てたら夜に眠れなくなってたから。……それより、目覚めた時に変化があるって面白いね。本がダッフィーに変身していてビックリした。夕御飯が出来ていて嬉しかった。お前の悪戯は可愛いね」

奴にそう言われてオレはちょっと照れた。
だが、奴にそう思って貰えたのだから悪戯は大成功だった。

「そろそろ食べるか? まだ作りたててで温かいぞ」
「食べたい。いい匂いがするから、さっきから気になってた」
「貴方の大好きな卵入りの角煮とジャガイモのサラダを作ったからな」
「そうなの? 目覚めてこんなにハッピーな事があるなんて本当に魔法みたいだ」

奴はオレの背中に抱き付いて一緒にキッチンに来た。
そして「手伝うよ」と言って、冷蔵庫からビールを出した。

食べる前にビールで乾杯した。
今夜のビールは『水曜日のネコ
先週の水曜日に買って、週末に奴と一緒に飲む約束をしていた。

「日曜日だけど水曜日のネコ」
「ふふふ、猫は曜日に捕らわれない動物だから何曜日に飲んでも構わないんだよ」

ビールをタンブラーに注いで乾杯して、おしゃべりをしながら晩ご飯を食べた。
猫の名前の付いたフルーティなビールを飲みながらの夕御飯は、とても気ままで楽しかった。

==========

皆さんも今日は楽しく過ごされたか?
充実した休日であったなら何よりです。

明日は平日スタートの月曜日だが、何でも夜にはまた関東甲信地方で雪が降るかもしれないそうだ。予報では今のところ、多摩西部を中心に積もると言っている。

明日も寒くなりそうだな。
風邪を引かないように温かくして、マスクも忘れないようにな。帰宅したら手洗いとうがいもお忘れなく。

明日も楽しいことがたくさんあるように応援しているぜ。
そしてこの一週間、毎日が実りある日々になるように祈ってます。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
おやすみ。

Rも風邪を引いたり雪に滑って転ばないように気を付けて!今週も更新を待ってるよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 ありがとうございます。今週も色々なエントリーを書けるように、充実した一週間になるように頑張ります!
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春の花のドレス
Sun.20.01.2013 Posted in SM・フェチ
海外に住む友人がメールを送ってくれた。
フェティッシュパーティに参加した時の貴重な写真を10枚ぐらい添付して。

「さすが向こうはファッションが素敵だな。このドレスは可愛くて貴方にも似合いそうだ」
「お前はオレに猫の格好をさせたいんじゃないの?」
「両方させたい」
「あはは! 良いよ。じゃあこういう素敵なのを買って」
「良いぞ。綺麗なのも可愛いのも、何着でも買ってやる」

2人でベッドに転がってノートPCのモニターを眺めた。ボンテージショップのコスチュームをチェックする為に。

奴が「これ」と言ったコスチュームが紹介されているページは全てブックマークに保存した。
それは10ページ以上になったが、2人でもう一度見直して、最終的に購入するものを2着決めた。

「ドレス丈がかなり短いけど大丈夫かな?」
「英国の男性用サイズだから問題ないだろう。でも下着が見えたとしても、それはそれで良さそうだぞ」
「下着が見えたら恥ずかしいよ」
「オレはその方が嬉しいけどな。下着は透けるショーツとガーターストッキングにしようぜ。で、オレはその短いスカートの中に顔を突っ込んでやる」
「そんな事をしたら足でお前の頭を挟んで窒息させてやる!」
「やってくれ!」
「マゾ!」

オレ達は大笑いしながらベッドでじゃれ合った。

「あ、駄目、やっぱり待って!」と照れている奴をベッドに抑えこんで、オレはその衣装を注文するバナーをクリックした。
奴は「本当に買うなんて!」と叫んだが、本音はその楽しそうな笑顔に十分に表れていた。

ついでに、もう長らく参加していなかったフェティッシュのイベントに参加する事を決定した。
奴は躊躇したが(当然その衣装を着ていく事になるので)、オレが熱烈におねだりをして、どうにか首を縦に振ってもらう事に成功した。

「半年以上参加してなかったよね?」
「ああ、色々とあったからな」
「これからはまた、たまに参加しようか」
「貴方はボンテージファッションが似合うから、ああいう場所を楽しいと思うなら参加しないのは勿体無いぞ」
「似合うかな? 楽しいと思っているから、そうかもしれないね」

奴が頷いたので、オレも頷いて奴の頭を撫でた。「ラバーもエナメルも猫耳も、全部似合うぞ」と言いながら。

すると奴はポツリと呟いた。
ワイングラスに赤い唇を当てたまま、表情を隠すように顔を俯かせて。

「でもオレも先日2X歳になったし、可愛い格好はそろそろ似合わなくなっちゃうよ」

奴がそんな事を言うのは初めてだったのではオレは驚いた。
奴がそんな心配を密かにしていた事にも驚かされた。

オレは一度もそうした事を気にしたことはなかった。
逆に、奴がハゲても中年の顔になっても、その時はその時の魅力を備える男性になっているだろうと想像して興奮した事はあったが。

そもそもオレは、少年っぽさを感じさせる青年期の男も好きだが、それ以上に中年期の男の顔や体格や雰囲気が好きだしな。
奴に惹かれたのも年齢に不相応な大人びた雰囲気があったからだ。爺臭い雰囲気も物凄く気に入ったしな(笑)

猫耳だって同じだ。
確かに今の年齢の奴が猫耳をつけるとめちゃくちゃ可愛いが、その容姿的な可愛さよりも、表情や反応から感じさせる淫靡さにオレは物凄く興奮させられている。
元の顔が判らないぐらい厚化粧をしたオカマ女王様の時もだ。そのイカれた退廃的ムードや言葉遣いにゾクゾクして、オレは生涯の奴隷を誓うぐらいにハマってしまった。

「だから40歳になっても猫耳を付けて派手なドレスを着て欲しいぞ。絶対に似合うから」

そう言ってオレが奴に素直な気持を伝えると、奴は照れたように笑って、どう返事をしたら良いのか判らないように首を振った。

けれどもすぐに「うん」と頷いた。
「お前がクレイジーで良かった。猫耳とか女装とか、似合わなくなったら飽きられるかと思った」と言って。

「絶対に飽きたりしないぞ。ずっと愛してる」
「ずっとオレの奴隷で恋人で家族でいてくれる?」
「ああ、ずっとだ。今ここで1億回ぐらい誓っておくか?」
「あはは、いや判った。信じるから。きっとお前も、40歳になっても素敵だと思うよ」
「中年太りして腹が出たらごめんな」
「それは駄目。鞭で打って絞る」
「何で! オレは貴方が禿げても愛してるって言ってるのに?!」
「オレは筋肉フェチだからね。でも安心して、お腹が出ても見捨てないで鞭で引き締めてあげるから」

奴は優しい男だが、管理的な面では物凄く厳しいんだよな(汗)
だが、オレも中年になって腹が出ても奴に見捨てないで貰えるようで安心した。

オレは、オレの腹を擦る奴の手を掴んでキスをした。
今夜は土曜日なのだから寝潰れるまで1つになっていようと言って。

==========

という訳で、今朝もちょっと寝不足だ。

しかし休日の寝不足は充実感があって良いものだ。
仕事のある日の寝不足はだるいだけなんだがな。

今日も良い天気になって嬉しいぜ。
皆さんにとっても、今日が幸運な1日になるように祈ってます。

では、また夜に。

<余談>

実際、40代50代の女装者(猫耳好きも)なんて珍しくない。
そしてオレはそれを普通の事だと思っている。女性的で可愛く美しい一時を過ごしたいと思う気持は年齢や容姿によって生まれるものではないのだから。

と、余談にこのテーマの思うところを全て書こうと思ったが長くなりそうなので、また後日に改めて書かせて頂きます。その際にはよろしくお付き合い下さいm(__)m

何歳になっても楽しい事をして刺激的な事もして、ずっと仲良く一緒に過ごせたら良いね! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 そうしたいです。そうやっていつまでも奴に楽しく人生を過ごして欲しいです。
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猫語のレッスン
Sat.19.01.2013 Posted in SM・フェチ
今日の昼間は奴とデートだった。

天気が良かったので『富士急ハイランドに行こうか?』という話になったが、土曜日で混雑していそうなので、都内のアイススケートリンクで遊ぶことにした。

今日はちょっと思い切って奴と手を繋いで滑った。
ラスト一周は手を繋いだまま競争になって楽しかった(笑)

2013_01_19_1.jpg

スケートで良い汗をかいた後は、奴のリクエストでイタリアンレストランに行った。

「何にする?」
「生ハム」
「入る前から生ハムが食べたかったみたいだな? この生ハムとチーズとイチジクの前菜はどうだ?」
「良いね、クリームチーズも美味しそうだ。塩味が効いたものが食べたくてね。あと真鯛のカルパッチョと、ミートソースのタリアテッレも食べたい」
「食欲旺盛だな。良いぞ、何でも注文してくれ」

今日の奴は食べっぷりが良くて可愛かった。
ノンアルコールのシャンパンをお供に、運ばれてくる料理をモクモクと食べてな。

逆にオレはあまり食欲がなくて(ダイエット成功中)、魚のグリルとパンを食べながら奴の食事姿を眺めていた。美味しいオヤツに夢中になっている時の猫様にそっくりだな、とか思いながら。

奴は、スケートで遊んだ後で空腹だった事もあるが、仕事と学校の両立の疲れが出たのかもな。
疲れている時には身体を休めるのも大切だが、栄養のある美味しいものを食べるのも大切だ。

奴が労働と勉学の両立に疲れたら、いつでもオレがご馳走してやろう。
その後はオレが奴を美味しく頂く事になるかもしれないけどな(笑)

食事の後は買い物をして、帰宅する前に本屋に行った。

何か面白そうな新刊はないかと店内をぐるりと見ていたら、奴がこんな本を見付けた。

2013_01_19_2.jpg

「猫語のレッスンだって」
「にゃーにゃーって鳴いて会話が出来るようになるのか?」
「猫って色々な鳴き声を出して感情を訴えるから、声のパターンを覚えてコミュニケーションを取るって感じかな?」
「そうかもな。で、人間も猫の鳴き声に合わせた鳴き声を出して会話をするって感じか」

(上の会話はあくまでもオレ達の想像であって、本当はどんな内容の本なのかはまったく判りません)

オレ達はそれぞれ何冊かの本を買って、駐車場に停めていた車に乗って自宅へと向かった。

その途中、また猫の鳴き声の話題になった。
『こういう鳴き声は甘えている時』とか、『ああいう鳴き声はおねだりをしている時』とか。

その内に猫の発情期の鳴き声の話になった。
そしてそこからオレが話を脱線させて、『猫コスプレイ』の際に奴が出す猫の鳴き声の話になった。

「あの時の貴方の猫の鳴き真似にもパターンがあるぞ。だから鳴き声って、その時その時の気持が良く表れているものだと思う」
「……そ、そう?」
「気に入らない時には「にゃー」って無感情な鳴き声だ。でも、感じていると「にゃあああ~ん」って発情期の猫とそっくりな鳴き声になる」
「ちょっと、恥ずかしいよ!」

奴は恥ずかしがって顔を赤くしたが、オレはすっかり興奮した。

それで、つい悪乗りした。
そんな時の貴方の中は物凄く気持が良いとか、あの声に興奮させられて夢中になって猫コスプレイが止められなくなったとか、そんな事を露骨な言葉で素直に言ってやった。

「運転しているくせに、そんな話をするのは危険だよ」
「そうだな。もうガチガチだ」
「……(無言で手を伸ばしてオレのそれを軽く握る)ほんとに、もう」
「貴方は?」
「え?」
「オレのと同じになってないのか?」
「あ……う……うん」

奴はしきりに自分の髪に手を当てて頷いた。
オレは、奴のそんな初々しく興奮している姿を横目で見て、帰宅したらすぐに『猫語のレッスン』を始めようと決めた。

レッスンの内容は、リクエストがあれば、いずれ(笑)

という訳で、
オレ達は楽しく休日を過ごしている。

猫語のレッスンの後には持ち帰った仕事をしたが、それも終わったので、これから夕飯の準備だ。

皆さんも楽しく過ごされているなら何よりです。
夜にもたくさんの良い事があるように応援しています。

では、また時間に余裕があれば深夜に。

にゃーにゃー!(今夜もRが美味しい料理を作って奴が喜んでくれるように!) と猫語で思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 にゃにゃーん!(ありがとうございます。今夜はサーモン料理に挑戦です!)
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好きな人 - 過去語り act.10
Fri.18.01.2013 Posted in 過去語り
■これは奴と付き合う以前の過去を語っているエントリーです。

今日で今年は終わりだ。
今年はもう奴に会うことはない。
だが昨夜2人だけで飲めたのは幸運だった。きっと忘れられないぐらい幸運だった筈だ。

大晦日は何人かの友人と過ごす約束になっていた。
まずはクラブで騒いで、それから初詣に行って、そしてフェティッシュバーで朝まで飲んで、最後に初日の出を望んで解散する予定だった。

クラブはかなりの賑わいで、誰もが底抜けに陽気な笑顔を浮かべていた。
顔を知っている程度の他の客にまで抱き付かれたり握手を求められたりして、「今年は楽しく踊ったな! 来年もよろしく!」といった挨拶を交わした。

「Rもここでカウントダウン?」
「いや、22時になったら神社に行くんだ」
「良いねえ、僕もそうしよっかな」
「カウンターがカラになったら誰がお客さんに酒を作ってやるんだ」

友人やスタッフと笑ったり、乾杯したり、踊ったり、ハグしたり、オレもテンションを上げて楽しく過ごした。

だがずっと、奴の事が頭に浮かんでいた。

今、どんな風に過ごしている?
今、誰と過ごしているんだ?

一番傍に居て欲しい相手がいなかったからだ。
クラブに居る時にも神社に移動した後も、オレは友人たちと笑いながらも、ずっと頭の一部を上の空にしていた。

奴とは昨夜会ったばかりだったが、今夜も会いたかった。
こんな夜に一番傍にいて欲しい相手が傍にいてくれたら、どんなに楽しかっただろうかと思った。

==========

参拝の行列に並んでいる最中にカウントダウンとなって、1月1日を迎える時報が鳴り響けば、一斉に「あけましておめでとう!」の声が上がった。

それまでの厳かな雰囲気が一変してパーティが始まったかのようだった。
オレも友達と一緒となって新年を祝った。
晴れ晴れと、賑やかに。
さっきから胸の中に居座り続けている奴にも、『あけましておめでとう。今年もよろしくな』と声には出さずに挨拶を告げた。

「参拝が終わったらバーでシャンパンシャワーをしようぜ」
「Rのおごりか?」
「お前も出せ。こんな日にケチるとケチくさい1年になるぞ」
「そうだな。今夜の出費は全部神様に貢ぐつもりで景気良くやるか」

真摯な気持で参拝を終えた後、オレはバーに行く前にマスターに電話をしようと思って携帯を開いた。
すると、それまで人混みに揉まれていたので気付かなかったが、携帯には何件かの『あけましておめでとう!』のメールが届いていた。

……来る筈はないのだが、もしや奴からのメールもあるのではないかと、恥ずかしながらも奴の名前を探した。

やはり、来ていなかった。

そんな当たり前な事に肩を落としながらもオレは考えた。オレの方から『あけましておめでとう』のメールを送ったらどうだろう? と。

結局、出せなかったが。

新年を迎えたばかりの深夜にそんなメールを送って来るのは、特別に親しい友人か、恋仲の相手ばかりだ。
オレと奴は、たかが一度だけ2人で飲んだことのあるだけの間柄だった。
そんな相手から、しかも上司から(苦笑)、いきなりそんなメールを受け取ったら、距離感というものが理解できない馴れ馴れしい男だと思われるかもしれなくて送れなかった。

昨日は2人で飲んで、プライベートでは友人付き合いをする事になって、オレはそれで奴との距離がかなり縮んだように感じていた。
だが、実際にはその程度だった。
気軽に遊びに誘う事が出来ないどころか、メール一通送る事もできやしなかった。

==========

バーには知った顔がズラリと並んでいた。

女装した娘もいれば、刺青を彫ったばかりも子もいるし、サディスティン(女性のサディスト)に鞭で打たれながら踊っている子もいるし、このバーの常連の画伯が描いた性器画を眺めている蝋燭マニアの教授もいた。

「待ってたわよ! あけましてめでとう!」

カウンターの向こうでマスターがオレ達に手を振った。
オレは屋台で買った様々な飴やお菓子を詰めた袋をマスターに渡して、「ハッピーニューイヤー! サンタさんからの土産だ」と言った。

「時代遅れのサンタだねえ。なにを飲む? キレイな飴細工のお礼に一杯目は奢ってあげるわ」
「シャンパン。コント・ド・シャンパーニュのブラン・ド・ブラン」
「バカおっしゃい。仕入れ値200円以下の酒だけだよ」
「やすっ! じゃ、ビール。生で」
「ビールいっちょう!!」

店内は思ったより賑わっていた。
しかし、いつもならここは非常に回転が遅い店だが(会員制でセット料金が高いので運営できている)、これから初詣や初SM&変態プレイの為にホテル行く客もあって、2時を過ぎた頃にはガラガラになった。

けれど、そんな中にも前触れもなく飛び込んでくる客もあった。
初変態プレイを終えてパートナーと別れた後に一息入れに来た客とか、朝まで居座れる場所を求めて来た客など。

そんな中に、オレの良く知る男(見た目は可愛い少年のような)が混じっていた。
彼(以降、T)はオレの肩を掴んで「よお、来てんだ? 奢って」と言った。
そしてオレの隣に座っていた友人に「ちょっとRと話がしたくて、替わって貰っても良いですか?」と言って、友人を退かせてそこに座った。

「このシャンパンで良いか? ちょうどボトルで頼んだところだ」
「良いよ」
「彼氏とは一緒じゃないんだ」
「彼氏なんていない。好きな人が出来たとは前にあんたに言ったけど」
「そうか」

Tはオレと話がしたいと言ったが、特に何か決まった話しをしたい訳ではなかった。
ただ自分の近状を語って、オレのそれも聞いて「ふうん」と言った。あれから特に代わり映えのないオレの生活環境に退屈を感じたように。

しかしオレはTと『好きな人』の関わりに興味を持った。
自分も片思いをしている身の上だから、Tも同じような気持を抱いているのかもしれないと思って。

「どんな相手だ?」
「身体のデカい、お人良しのおっさん。顔はそんなに良くない」
「お前の好みだな」
「顔が良い方が好みだ」
「彼はお前の事を知っているのか?」
「知ってる。だってゲイバーで知り合ったんだもん」
「そうか、良いな」

オレは羨ましくなって本音を漏らした。
ゲイバーで知り合ったという事は、彼は同性であるTを受け入れる可能性が十分にあるという事だから。異性愛者でガールフレンドのいる奴とは違って。

だが、オレは素直にTを応援したいと思った。

オレはかつてTに惹かれていた時期があったし、ある罪悪を一緒に償う約束を交わした過去もあった為に、はじめてTの口から好きな人が出来たと聞かされた時には彼との絆が消えてしまうように思えて寂しくなったが、それでも彼に好きな相手が出来たのは喜ばしかった。

『もう二度と誰のことも好きにならない』

Tと決心した償いとはそれだったが、罪悪を作ったのはオレだったのだから、Tまでその責任を被る必要はなかった。
誰の事も好きにならないなんて、そんなのは罪を犯した人間だけが自分を戒める(罰する)為に自然な感情に逆らってするべきものであって、何も悪い事をしていないTには全く不適切だった。

Tは本来持って生まれた性格の通りに陽気な毎日を過ごすべきだった。
オレに付き合って罪悪感に囚われたりしないで。

だからTに好きな相手が出来た事はオレを安心させた。
せっかく生まれたその相手への気持が成就すれば良いと、心の底から思った。

「応援する」
「応援なんていらねー。それより、やっぱりあんたはずっとそのままなのか?」
「そのままって?」
「誰の事も好きにならないって」
「ああ」

一瞬、オレは返答に迷った。
本当の事を言うべきかと思ったが、けれど、その想いを成就させるつもりがないなら好きな相手がいないのと同じだと、そんな自分に都合の良い言い訳を見付けて嘘の答えを言った。

本当は、好きで好きでたまらない相手を見付けてしまったのに。
朝から晩まで、こうしてTと話をしている間も、その相手の事が頭に浮かびっぱなしだというのに。

「何でそんな事を訊く?」
「あれからもう一年以上も経って、オレには好きなヤツが出来たのに、あんたにはまだ出来ないのかな……ってさ。それだけ」
「そうか」
「そう。シャンパンのお代わりを貰って良い? 美味しいね、これ」
「良いシャンパンだからな」
「シャンパンを飲むのなんて久しぶりだ。前は良くあんたと飲んでいたから懐かしくなる」
「あと2時間ぐらいで初日の出だから、それまで好きなだけ飲め」
「遠慮無く。ラッキーな正月になった」

Tの為にワインもボトルで追加した。
オレは彼の今年一年の幸運を願って彼のグラスに何度もシャンパンとワインを注いでやった。嘘を吐いた事をやましく思い、心の中でそれを詫びながら。

朝日が登る時刻になって、オレは参拝に一緒に行った友人達とビルの屋上に移動した。

Tにも声を掛けた。「一緒に行くか?」と。
けれどTは「飲み過ぎて眠いから帰りながら見る」と言ってバーを出た。「またな」とオレに手を振って。

その年の元旦の太陽は輝かしかった。
飲み明かした目には痛いぐらい眩しかったが、心の中の闇までも照らしてくれるような清々しさと神々しさがあって目を背けられなかった。

「この時間まで起きていて良かった」
「ああ……ここで眠りそうだけどな」
「寒いから寝るなよ。元旦にビルの屋上で集団○○とか洒落にならねえ」
「あっはっは、本当に冗談じゃないわ!」

太陽に手を合わせた後は、そんな下らない話をして、それからバーに戻ってマスターにコーヒーをご馳走してもらって、それを飲んだ後に解散した。

ビルを出たのは8時頃だった。
オレは一人、駅のホームに入って、そろそろやってくる電車を待ちながら携帯を開いた。

大アクビをしながら何時の間にか受信していたメールをチェックした。
するとその中に、一人だけ横文字で書かれた名前があって、オレはドキリとしてアクビを飲み込んだ。

奴の名前だった。
オレは飛び付くようにそのメールを真っ先に開いた。

案の定、本文は新年の挨拶だったが、正月なのにこんな早い時間にメールを送ってくれたのが嬉しかった。上司に対する礼儀だと言ってしまえばそれまでだが、お決まりの正月の挨拶の中にこんな文章も含まれていたので余計に喜ばずには居られなかった。

『一昨日は楽しかったです。貴方が友達になってくれるなんて思わなくて! また飲みに行きたいです。今度はオレの方から誘っても良いですか?』

オレは思わず携帯を胸に押し付けた(苦笑)

昨夜のTとの会話は最近のオレの浮ついた気持を戒めるものになった筈だったのに、奴からそんなメールを受け取っただけでオレの心の中は押し流されるように一変した。枯れていた気持が一気に蘇って花盛りになったみたいに。

単純すぎて馬鹿みたいだが、それが誰かに夢中になっている時のオレだ。
そんな時の感情には自分でも逆らう事は出来ないと思った。例えこの先もずっと奴に告白するつもりはないとしても。

間も無く電車がやってきて、オレはシートに座って改めて奴からのメールを読みなおした。

さっそく返信を打とうと思った。
だが、眠気と、突然の事に頭の中がまとまらなくて、自宅に戻ってからゆっくりと文章を考えて返信することにした。

出来れば正月休み中にもう一度会いたかった。
この前の飲み比べの続きをして、また素っ気ない事を言われてお開きにされたとしても。

そしてオレは逆らい切れない気持の中でこんな事を思った。
いつかオレも「好きな人が出来た」と誰かに告白したい、と。

それはきっと最後まで叶わない願いのだろうが、電車の窓から差し込む希望に満ちるような朝日を浴びれば、そんな事を願わずにはいられなかった。

まとまりのない長文になってすみません。それでも次回も待ってるよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 奴と付き合う約束を交わしたところまで、頑張って書き上げたいです。
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今、キスをしています
Fri.18.01.2013 Posted in 恋愛
「今日はだるいな」
「寝不足?」
「……そうかも、昨夜は持ち帰った仕事があったからな」

実はそうではなかったが、仕事上の面倒事を奴に話すのは苦手なのでそういうことにしておいた。

まだベッドに横になったまま目を開けば、オレの顔を覗き込む奴の顔がすぐそこにあった。

奴は心配してくれた。
今はインフルエンザで会社を休む者も出てきたので、寝不足で体力が落ちているオレも感染してしまわないかと案じてくれた。

「もしも具合が悪くなったら無理はしないで」
「今日はそんなに忙しくないからな」
「午後の打ち合わせの時、元気な顔をしたお前に会える事を願ってる」
「ありがとう」

ようやく顔に表情を作る気分になってオレは笑みを浮かべた。
奴はまだ心配そうな顔をしてオレにキスをした。いつもの『おはようのキス』よりもゆっくりと深く。

奴の唇がとても暖かく感じられた。
今日はそれでどうにか1日を乗り越えられそうな気がした。

==========

午前中は無気力を引きずっていた。
やるべき仕事すらも放置して、PCやiPhoneで好き勝手な事をしていた。
たまにはこんな日もあるもんだ、と開き直って。

午後になって、急ぎの要件が入った振りをして外に出た。
サボる為だ。

まずは喫茶店で新聞を読みながら炭酸を飲んで、次に公園を歩いた。
それからコンビニに行った。これはサボる為ではなく、奴への土産を買う為に。

奴の部署に行く時間になったので会社に戻った。
仮病を使って映画でも観ようかとも思ったが、最近は一人で観る映画に物足りなさを感じるようになったので止めておいた。どうせなら観たい映画は奴と一緒に観たいと思って。

奴の部署に行くと、まだ仕事が慌ただしいようだった。
オレは奴を捕まえて「給湯室でお茶を淹れてくる」と言った。そしてそれを飲みながら慌ただしさが無くなる頃を待つと。

「Rさんが一言、『始める』って言えば始められるのに?」
「良いんだ。今日は積極的に仕事がしたい気分じゃないから」
「うーん、じゃあオレも給湯室に行くよ」
「何でY君も?」
「お前が心配だから」

奴は小声でそう言って、オレよりも先に給湯室に向かった。

奴と給湯室に行くのは久しぶりだった。
給湯室には誰も居なければ良いな、と思った。
奴のほっそりとした後ろ姿を眺めている内に、奴を抱き締めたいという気分が込み上げて。

けれど給湯室には先客が居た。
それには奴も躊躇したようで、オレの顔をチラリと見て肩を竦めた。

しかしオレ達は先客達に聞こえないような小声でひそひそと話をした。

「打ち合わせが終わったらクラブで落ち合わない?」
「どこの?」
「○○○」
「OK」

そんな約束を奴と交わしてしまえば、ますます仕事に集中するのが困難になった。

早く終わってしまえば良いと思った。
それでも奴の部署の人間に適当な態度を見せる訳には行かないので出来る限りには頑張った。最後まで頭の一部は上の空で集中し切れなかったが。

==========

奴は先にクラブに行っていた。
オレが行くと、奴はカウンター席に座ってスタッフと話をしていた。

奴はオレの姿を確認すると、手を振って、「大丈夫?」と言った。
オレは痺れを切らした気分で、すぐに奴を抱き締めた。これでようやく胸や喉に詰まっていた息を吐き出せると思いながら。

「何? Rは具合が悪いの?」

カウンターのスタッフは奴に話し掛けた。
奴は「気分的にね。飲み物は後で取りに行く」と言って、オレを抱き締めたままボックス席へと移動した。

「飲もうか」
「んー」
「それともまだこうしていた方が良い?」
「ああ」
「判った。じゃあこうしていよう」

奴が甘やかしてくれたので、オレは暫く奴の肩に顔を伏せて音楽を聴いた。
2曲は何も言わずに聴いていた。
3曲目からは黙っている事に飽きて、流れている曲に関する事を奴に話した。
そして5曲目からは同じ格好でいる事にも飽きて、「ようやく頭が覚めた」と言って奴から手を離した。

「朝起きた時から今まで眠っていたの?」
「そんな感じだな」
「おはよう。目覚めの飲み物は何が良い?」
「冷たいビールが飲みたい」
「持ってくる」
「ありがとう」

奴はオレの頭を撫でて席を立った。
オレは奴が居なくなった隣の席をボンヤリと眺めた。本当にたった今、目覚めたような心地で。

奴が戻ってきたら昨夜の仕事上のトラブルを話そうかと思ったが、止めておいた。
ようやく頭がスッキリして気持の切り替えが出来そうになったのだから、過ぎた事を口に出して愚痴っぽくなりたくなかった。
何も言わなくても奴はオレを案じて、オレが満足するまで抱擁してくれたのだから、それでもう十分に思えた。

「ビール、お待ちどう様」
「ありがとう。でもビールより冷えたジンが飲みたくなった」
「我侭だな!」
「これを飲んだらオレがもらってくる」
「寝潰れるまで飲んだら? 週末はまだ先だけど、お前が潰れるまでオレも付き合うから」
「それも良いな。飲みたい時に飲むのが本当に良い飲み方だ」

──という感じで、オレ達は飲んで踊って歌った。

強い酒を飲みながら踊るのは久しぶりでな。
お陰で酔いが回りまくって……奴は帰りのタクシーの中で寝潰れた。オレが寝潰れるのを待ってはくれずに、一人で先に(汗)

コンビニで買ったニャンコ先生の蒸しパンを渡し損ねた。
賞味期限は19日なので、それは問題ないが。

今も奴はオレの横でグーグーと眠っている。
色白の奴は酔うと唇や瞼が赤くなるが、赤くなった唇はいつもよりぷっくりしているように見えて可愛いな。

キスしても起きないか?
……起きないな。

もう一回。
……大丈夫だ。グーグー。

もう一回。
……起きない。
チュッチュッとしつこくしているのに起きないな。ちょっと寂しい。起こしたら叱られて大変な事になるから眠ったままで良いのだが。

ってリアルタイムキス更新って初めてだな。
次回はリアルタイム調教でも頑張ってみるか。鞭を打たれたらリアルタイムに「ああっ!!!」とか書いて。……なかなかエロ臭くて良いかもしれん。

そんな馬鹿な事を言ってないでオレも寝よう。
煮詰まった頭がスッキリしたら眠ってしまうのが一番良い。だが、今夜みたいに一人取り残されると、なんとなく眠れなくなるんだよな。

仕方がないから飲み直すか。
今、自宅にあるのはフランス産のウォッカ(シロック)だけだが、あれは仄かな柑橘系の香りがあって良い感じに酔える。

今から飲んだらまた明日もボケた目覚めになるかもしれないが、明日はちゃんと奴に言ってやろう。
今夜の礼と、愛しているって事を。

奴に優しくされると、奴の事が好きで好きでたまらなくなるぜ。
オレ達はSMやフェティッシュの強い結びつきがあるが、それ以上にオレが奴から離れられない理由は奴がオレに優しくしてくれるからだ。

優しくしてもらえるのは本当に嬉しい。
その嬉しさが愛情になって、信頼になって、奴を裏切るまいとする誓いになる。

と、盛り上がったところで、奴におやすみのキス。
チュッと……やっぱり起きないな(笑)

皆さんも良い夢を見られますように。
そして明日も、楽しい出来事がたくさん起きるように祈ってます。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
おやすみ。

明日は気持ちを新たにして、奴よりも早く起きて、おはようのキスで奴を目覚めさせるんだ! と思われる方はランキングバナーのクリックをお願い致します。 奴よりも早く起きるのは非常に難しいですが頑張ります!奴をキスで起こしたら、そのまま何かを始めてしまいそうですが(笑)
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一人になりたくない夜
Thu.17.01.2013 Posted in 恋愛
「早く帰れる日って良いな」
「夜に余裕があるのって楽しいよね」

帰り間際に奴とメールで遣り取りをして、今夜はフレンチに行くことにした。
美味しい肉料理のあるレストランならどこでも良いと奴が言ったので、奴に仔羊や鴨をご馳走する為に、ついでにオレはエスカルゴを食べる為に、今夜のデートはそこに決定した。

2013_01_16_2.jpg
去年からお気に入りのバジルを効かせたブルゴーニュ風エスカルゴ。

「寒いせいか空いてるね」
「昨日や一昨日はもっとガラガラだったかもな」
「寒い日は早く帰りたくなるからね」
「だがラブホテルは混むみたいだぞ」
「そうなの? 寒くて人肌が恋しくなるのかな?」
「夜の8時頃にラブホテルに行ったら満室で待たされて暇だ、って友人からメールが来た」
「ぶ、お前の友達ったら!」

オレ達は笑える話ばかりをしながら飲んで食べた。
この数日は大雪のせいで仕事が忙しかったので、今夜ばかりは仕事の話はしない約束をして。

料理は食べたいものを食べた。
だが、アルコールは控えた。
何故なら、自宅で飲むシャンパンがあったからだった。

あのシャンパンは明日飲めば良いとオレは言ったが、奴は今夜飲みたいと言った。「お前がオレの為に買って来てくれたものを何日も放ってはおけない」と。

別にそれでオレの気持が変わる訳でもないのにな。
だが嬉しかった。ほんのささやかなプレゼントなのに、そんなに風に思ってもらえて。

「今夜もやっぱり寒いな」
「酔い覚めしない内に帰ろう」

いつもなら夜には賑わう通りも、今夜はとても閑散としていた。
雪はまだ道路の端に残っていてタクシー乗り場の足元を悪くしていた。

「滑らないようにな」
「ツルツルして転びそうだね」

タクシーに乗り込む時、オレ達は互いの身体を支えた。
そこまでするほど地面は凍結していなかったが、ただ互いの身体に触れたくてな。

満腹で、程よく酔って、幸せな気分だったから大好きな相手と身体をくっつけたくなったのかもしれない。
幸せを感じている時こそ、一番大好きな相手と身体を寄り添わせたいものだからな。

2013_01_16_1.jpg
仔羊の骨付きロースのロースト。奴のお気に入りだからオレも好き。

帰宅して、シャワーを浴びた後にシャンパンを開けた。
シャンパンはレストランでも飲んだが、今夜はリラックスできる部屋で飲んだ方が美味しく感じた。

「今度は何に乾杯する?」
「今夜も幸せだった事に」
「じゃあオレは、明日も幸せな事を願って」

そんな乾杯の後に飲んだピンクゴールドのシャンパン(MONOPOLE ROSE TOP)はとても美味しくて、そのまま酔って心地良く眠りに就いてしまいたいぐらいだった。

奴と一緒に、ソファの上で。

「夜は酔いが回る」
「寝不足じゃない? 昨夜あんまり寝てないから」
「そうかも」

オレは身体を横にして奴の膝に顔を伏せた。
そして奴の足にキスをすると、奴は笑いながらオレの頭を撫でた。

目を閉じればすぐに眠ってしまいそうだった。
だが奴ともっと話をしていたくて眠気を堪えた。
奴に「眠そうだからそろそろ寝たら?」と言われないように、自分から話題を振って、キスもたくさんして。

『オレを寝かし付けようとしないでくれ』

たまにオレは奴に対してそんな事を思う。
他愛のない話をしている時でも、喧嘩をしている時でも、酔っている時は特に奴が恋しくなって、いつまでも話を終わりにしないて一緒に居て欲しいと願う。

だが、もともと夜更かしが好きなオレはともかく、23時には眠くなってしまう奴に夜更かしを付き合わせる訳には行かずにオレは奴よりも先に言う。「眠そうだから、そろそろ寝るか?」と。

奴に先に言われるよりは自分から先に言った方が諦めが付くから。
名残惜しい気持は全く変わらないのだがな。

「お前は眠れそう?」
「ああ、少しだけPCで作業をして、それが終わったらすぐに寝る」
「夜更かしはしない?」
「しない、約束する」

奴はオレに顔を寄せてキスをした。
オレは奴の背中を腕を回して少しだけ深くキスを返した。『おやすみ、今夜も楽しかった』と心の中で囁いて。

==========

……もう1時半だ。早く寝ないとな(笑)
奴はきっと眠りながらもベッドでオレを待っていてくれる筈だ。と、前向きに考えて。

それにしても、雪だが。
凍結した地面を歩く時には「早く溶けろ!」と思うが、いざ溶けて無くなってくると少し寂しくなるもんだな。

人間って(オレだけ?)本当に、何事に対しても我侭に出来ているものだよな。

実は自宅で乾杯をする前に落ち込む出来事があって、それで楽しい気持が吹き飛んで、なかなかエントリーが書けなかった。

だがオレには幸せを感じさせてくれるものがあるのだから、それがある限り、何があっても極端に落ち込む必要はないはずだ。

今はまだ悔しさや腹立たしさが残っているが、いつまでもそれを引きずったりはするまい。
そんな感情は一瞬だけで良い。もっと大きな希望を信じて、今回の件は今後の警告と受け止めてまた頑張ろう。

さて寝よう。

皆さんはもう夢の中か?
楽しくて幸せな夢を見ているように祈ってるぜ。

今夜もノロケやら愚痴やらを聞いてくれてありがとう。
明日も皆さんに良い事がたくさん起きるように心の底から祈ってます。

おやすみ。
心地の良い眠りを。

Rにも明日は良い事はあるように応援してるよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 ありがとうございます。皆さんが応援して下さるなら、明日は必ず良い1日になります(笑)
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今夜の予定は猫可愛がり
Wed.16.01.2013 Posted in 恋愛
午後の休憩時間に、ごきげんよう。

昨夜は思ったより早く帰宅できた。といっても23時過ぎだが。
夕方には首都高などの一部通行止めが解除されたお陰で仕事がスムーズに進んでな。
最悪の場合、泊まり込みになるかと思っていたので助かったぜ。

それでも昨日のスケジュールはなかなかハードで、夕方から銀座で接待でおでんを食べて、それからまた会社に戻って打ち合わせと書類作業だった。

寒い夜に温かな美味しいおでんを食べて、そのまま真っ直ぐに家に帰りたかった。それを会社に戻って仕事とか、まるで罰ゲームじゃないか(泣)

だが、おでんは美味しかった。
特に『つみれ』と『半熟卵』が絶品だった。
奴がおでんが苦手じゃなかったら今度のデートコースに入れたのだがな。残念。

書類作業が22時半頃に終わって、それからオレはリカーショップでシャンパンを買った。奴への土産だ。
他にケーキなどのデザートを買おうかと思ったが、それはオレが食べたいだけだったので止めておいた(笑)

「ただいま……」とオレは控え目に帰宅した。

既に奴は寝ていた。
リビングのソファで眠っていた猫様がクルルと鳴いたので、オレは猫様を抱っこして自分の部屋に入った。

暖房が部屋を温めてくれるまで、猫様は大いに役立ってくれた。
奴の真似をして上半身裸で猫様を抱っこすると、まるでゴージャスな毛皮をまとっているようで自分が毛皮を着たヴィーナス(マゾッホ作)になった気分になって興奮した。流石だぜオレ。

それからシャワーを浴びて、部屋で暫しPCで遊んだ。ツイッターなどもして。

しかし1時頃、オレの部屋から漏れる灯りやキーを打つカタカタ音が奴の眠りを妨げてしまった。
奴はオレの部屋をノックして、「入るよ? まだ起きてるの?」と不機嫌そうな声で言った。まあ、そんな時間に起こされたら誰だって怒りたくなるよな……

オレは慌ててPCを終了させながら、「ああ、さっき帰って来たんだ。すまない、すぐに寝るから」と言った。
すると奴はオレの部屋の中に入って来て、眠たそうな顔でオレを睨んで、「帰って来てもう2時間ぐらい経ってるじゃない。夜更かしをする嘘吐きにはお尻に焼印を押すよ!」と言った。

……焼印。

オレはこれまでにも何度もそうやって奴を起こしているからな。
奴は普段それをそんなに咎めやしないが、実は物凄く怒っているのかもしれん。
そろそろ本当にダラダラと夜更かしするのを止めなくては、いつか本当に尻にジュュー!!! とやられそうだ(汗)

===回想===

オレと奴がフェチプレイをするようになって間も無くの頃、フェティッシュバーで過激なプレイが話題になって、『いつか奴がオレに奴隷の証である焼印を押す』という冗談で盛り上がった事があった。

その時オレ達は、「焼印って売ってるのか?」と好奇心でネットを探してみた。すると猫ちゃんや肉球やハートなどの焼印が普通に販売されていて驚いた。
といっても、それらの焼印は奴隷の肌に押す為のものではなく、木材やお菓子やパンにワンポイントを付ける為に押すものだが。しかし前者の用途にも使える本格的なものだ。

===終了===

「良し、寝るぞ」
「早くおいで」

しかめっ面で口元をぶーと膨らませている奴の肩をオレは抱いた。
そして一緒に寝室に行って、ベッドに潜って、奴におやすみのキスをした。「ごめんな」ともう一度謝って。

けれど奴は何も言わずにオレの尻をぎゅっとつねった。
あれはきっと、「今度やったらここに焼印だからね!」という無言の脅しだったのだろうな(汗)

昨夜も本当にすまなかった。
今夜は早く帰って寝るので、仲直りのシャンパンをオレと一緒に飲んでくれ。
仲直りと言っても、今朝には奴の機嫌はすっかり治っていたけどな。

「今夜は定時で上がるんだよね?」
「ああ、帰りに何か食べるか?」
「学校の課題が続いてちょっと疲れたみたい。家で作れないような、こってりと煮込んだお肉が食べたいんだ」
「良いぞ。待ち合わせて食べに行こう」
「ありがとう。それで昨夜の事は許してあげる」

奴はそう言って玄関でオレにキスをした。
そして、「行ってらっしゃい」と言ってもう一度キス。

許してくれずにお仕置きをされても良かったけどな。焼印以外で。
だが、やはり朝は機嫌良く笑う奴の顔が見たい。奴が不機嫌だと、一日中それが気になって仕事に集中できないからな。

良し、今夜はサービスするぞ。
性的なサービスじゃなくて、美味しいものでな(笑)

という訳で、オレは眠い。
奴の言うことを守って昨夜も帰宅したらすぐに眠れば良かった(汗)

皆さんは元気に過ごしているか?
今日も栄養のある美味しいものを食べて、充実した1日をお過ごし下さい。

では、また夜に!

今夜は楽しい会社帰りデートを!お詫びを込めて、奴に美味しいものをご馳走してあげるんだよ! と思われる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 そうします。今夜は奴を猫可愛がりして何でも我侭を聞いてあげます(笑)
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お尻をぎゅーっと
Tue.15.01.2013 Posted in 恋愛
お昼休みに、ごきげんよう。

今朝は地面が凍結して酷かったな!
オレもタイルの上を歩く時だけは小股でよちよち歩きをしたぜ。平然とした顔をしながらも内心では「滑る! 怖い」と震え上がりながら。

凍結したタイルは物凄く滑る上に硬いからな。
何年か前に(夜遊び中に)滑って転んだ事があったが、泥雪で服がぐっしょり濡れるし、痛いし、格好悪いし、悲惨だったぜ(汗)

「日の当たる場所は溶けたけど、陰のところはツルツルだね」
「転ばないように気を付けてな。尻にアザが出来るぞ」
「あはは、お前も気を付けて。お前のお尻にアザが出来たら指で押しちゃうよ」

朝っぱから奴はなんてサドな事を言うんだろうな(汗)

だが、青アザとか虫刺されとか筋肉痛とか、なぜか親しい相手のそういうのって押したくなってウズウズするんだよな。押すと痛がったり痒がったりするのが可愛くて。なんて、そんな事をしたがるのはオレ達だけか?

それにしても、今日は大雪の影響で色々と忙しい。
届くはずの荷物が届いてなかったり、昨日の休日出勤組の仕事が大幅に遅れていたり、重要な人物が何人か会社に来ていなかったり(笑)

って笑い事じゃないんだよな。
オレもその影響で今日の帰宅は0時を過ぎそうだ。
本当はこんな夜には早く帰宅して、奴とすき焼きでも食べたいのだがな。

「お前の帰りがそんなに遅いながらオレも学校に行ってくる。明日行くつもりだったけど予定を変更して」
「変更しも困らないのか?」
「大丈夫。帰りは気を付けてね。また地面が凍っているかもしれないから」
「ありがとう。貴方も気を付けてな」

オレの事情に奴を付き合わせるのは申し訳ないが、やっぱり合わせて貰えると嬉しいものだ。

今夜は奴に何か土産を買って帰ろう。
オレが帰宅した時にはもう奴は眠っているだろうから、明日の夜にでも2人で飲めるシャンパンを買うか。先日飲んだピンクゴールドのシャンパンを、奴はとても気に入ったようだったしな。

皆さんも今朝は大変だったろう? お疲れ様でした。
夜も気を付けて帰宅して下さいね。特に磨かれたタイルの上を歩く時には!

だがオレは、奴にぎゅーと押されて虐められるのなら、ちょっと転んで尻に青あざを作っても良いかもしれないと思っている。
しかし痛いんだよな。回りからジロジロ見られて笑われるし。それも羞恥プレイだと思えば乗り越えられるか?

さて、昼休みは終了。
午後もあっちこっちに行ってしっかりと働いてくるぞ。

皆さんも充実した楽しい1日をお過ごし下さい。
今日も皆さんに良い事がたくさん起きるように応援しています。

青あざを作ってぎゅーっと虐められたらこのブログで報告しなさいね? と思われる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 皆さんもサドですね。そんな命令をされたらわざと滑り止め加工のない靴を履いて凍った路上をダッシュしてしまうかもしれません。
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私は猫になりたい
Mon.14.01.2013 Posted in 恋愛
オレが風呂から上がると、先にシャワーを済ませていた奴はまだ上半身裸のままだった。
そしてその格好でリビングのテーブルの下に潜り込んで床磨きをしていた。

「裸で掃除か? 風邪をひくぞ」
「猫がね、またお尻の毛にう○ちをぶら下げていたみたいで、ここに落ちていたんだ。だからこの辺を拭いていた」
「ああ……いつもご苦労様」

オレは奴の背中にバスローブを掛けてやろうと思った。だが、ちょうどリビングに陰干ししていたロングファーのシーツが目に止まって、それで奴の身体をぐるりと包んでやった。

「あったかい」
「素肌にファーって気持良いんだよな」
「オマケに悩ましい気分にもなるね」
「ああ、そのシーツを買ってから回数が増えたしな」
「そういえばこの間、オレのパジャマが胸までめくれ上がっている時に猫がお腹にピッタリくっついて来たけど、このシーツよりも柔らかい毛で凄く気持が良かった」

猫様が羨ましい。
と、オレは思った。

もしもオレが長毛種の人間サイズの猫に変身できるなら、奴の全身を蕩けるぐらい気持ち良くしてやれるのにな。

寒い夜には、ただ抱きしめてやるだけで喜んで貰えるだろう。
犬や猫の温もりはとても安心出来るものだし、ましてや奴は無類の猫好きなので幸せすら感じてくれるかもしれない。

「オレも猫になりたい」
「え? あ、うふふ」

オレは奴のうなじにキスをした。
唇を滑らせて、真っ白な肩から腕へ、そして指先にまで。

奴はくすぐったさそうに肩を竦めた。
だがオレは猫になった気分で、奴の身体から漂うソープの香りを嗅ぎながら背中や脇腹にまでキスをした。

「もしもお前が猫になったら、お前がオレに甘えてくる度にこんな事になっちゃうね」
「きっとそうだろうな。寒くないか?」
「大丈夫。カーペットの上にシーツを敷いてるし、お前の身体は温かい。お前の背中こそ冷たくなってるよ」

奴はオレを温めるように両腕をオレの背中に回した。
洗ったばかりの奴の肌が密着して、オレはファーのシーツに包まれる以上の心地良さを感じた。

==========

そんな訳で、寒い夜には暖かな寝床が有り難い。
いつもは奴が先にベッドに入って温めておいてくれるので、今夜ぐらいはオレが先に入ろう。

以前は、真冬にベッドに入る度に冷たいシーツに身震いしていたのにな。
子供の頃は飼っている猫を無理矢理ベッドの中に押し込んで温めさせようとして、猫に嫌がられて腕を思い切り引っかかれたものだ(実話)

お、その思い出話で思い付いたが、猫耳&猫尻尾パンツをつけた奴に先にベッドに入って貰うのも良いな?
で、オレがベッドに入る時に奴はニャーンと鳴くんだ。ちょっとエロティックな感じで。どうせならキレイな首輪も付けて欲しい。音色の良い鈴の付いているのを。

名案だ。
ただしオレはその度に興奮して夜更かしの悪癖が戻って来てしまいそうだ。いや、そんな(楽しい)妄想をしてないで今夜はもうベッドに入ろう。

皆さんも今夜は温かくしてお休みください。
明日も冷え込むようなので、どうか風邪など召しませんように。

明日も幸運な出来事がたくさん起きるように応援しています。
今週も充実した一週間にしような。

では、今夜もゆっくりと楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

いつか本当に猫耳&猫尻尾パンツの夜を迎えられたら、ここでこっそりと教えてね! と思われる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 ファーのパンツと猫尻尾を買って来て自作しようかと本気で考えています。この冬が終わる前にそんな夜を過ごしたいです。
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初雪の日の他愛もない出来事
Mon.14.01.2013 Posted in 恋愛
ストーブの傍より、ごきげんよう。

初雪というと淡くて繊細なイメージだが、通行量の多い道路も積もるぐらいの大雪になったな。
この調子でずっと降り続けたら明日の仕事は色々と予定変更になりそうだ。いっそ休みにならないものか。

今朝は寒くて布団から出られなかった。

「もう起きて。実家に行くんでしょう?」と奴に言われても、
「猫はこたつで丸くなる♪」などとオレは寝ぼけた声で歌って布団の中で香箱を作った。結局、奴に布団を剥がされて尻を叩かれて起こされたが。

2013_01_14_1.jpg

実家に行くと、シロ子とガーナ子はオレ達が来たにも関わらず無反応でストーブの前で眠っていた。オヤツの袋を開ければ途端に起きて向かって来る癖に。

まるで冬眠だ。
だが可愛い。手が重なっていて仲良しだ。

妹に福島の叔母さんが送ってくれた餅をおすそ分けして、父が残した仕事を簡単に手伝った。
それから普段なら妹を誘ってランチを食べに行くのだが、今日は雪が大降りになってきたので要件だけで帰る事にした。道路が積もったり混みあったりすると面倒だからな。

「やっぱりトロトロ運転だな」
「でも窓の外を見てると綺麗だよ。雪がこんなに降ってる」
「ああ、そうだな……」

そのまま家に帰るのが勿体無く思えた。

「どこか行きたいところはあるか?」と奴に訊くと、
「雪が眺められるところで食事がしたいな」と奴は答えた。

西新宿の高層階にあるイタリアンに行った。
そこで2人で白いクリームドリアを食べながら、黒い格子のある窓の外を眺めた。

雪の粒が大きくて、まるで天使の羽根が舞っているようだった。
長居してはますます道路は混雑するかもしれなかったが、その滅多に見られない光景をもっと眺めていたくて、食後の紅茶をゆっくりと飲んだ。

「明日も休みなら、これから何処かに行ったのにな」
「何処かって?」
「北の方。雪が積もった木を見に」
「良いね。オレも行きたいな」

帰りの車の中で、奴は故郷の話を、オレは一時預けられていた東北の話をした。

雪の積もった夜は暖かい。
雪の積もった木々は美しい。
雪の積もった大地は幻想的。

そんな共通して感じている部分に盛り上がりながら。

帰宅する前にスーパーで買い物をした。
その最中、オレは急に福島の叔母さんが送ってくれた餅が食べたくなった。叔母さんが手紙に『ぜんざいを作っても美味しいですよ!』と書いていた事を思い出して。

「ぜんざいを作るからあずきの缶詰を買って行く」
「甘いお餅だよね?」
「ああ、貴方も食べるか?」
「ううん、オレは良い」

帰宅して、オレはさっそくぜんざい作りに取り掛かった。
あずきを溶く為のお湯を沸かそうとすると、奴が来て「何か手伝う」と言ってくれたので、あずきの缶を開けて欲しいと頼んだ。

しかし数分後、「これって上手く開けられない。どうすれば良いの?」と奴は言った。
『缶詰なんてプルトップを押し上げて引っ張れば開けられるものなのに何で開けられないんだ?』とオレは不思議に思いながら奴が差し出した缶詰を見た。

すると、なんとそれにはプルトップが付いてなくて、しかも奴はソムリナイフで缶詰を開けようとしていた。ワインのラベルを切るナイフを缶の表面に当てたり、ボトルの飲み口に引っ掛ける部分を缶の脇に引っ掛けようとしたりして(汗)

「ソムリナイフじゃ開かないぞ。缶切りじゃないと」
「え? そうなんだ?」

そういえば、以前の奴はほとんど料理を作らなかったし、今時の缶詰にはプルトップが付いているからな。知らなくても仕方がなかったのかもしれないが笑ってしまった(笑)

「あ~、恥ずかしい事をしちゃった」
「ははは、大丈夫。可愛いぞ」

オレはキッチンの引き出しを開けて缶切りを探した。
もうずっと使っていなかったが、確か引き出しの中に入っていたと思って。

けれど、いくら探しても缶切りを見付ける事は出来なかった。
そしてその内に思い出した。そういえばあの缶切りは、ずっと使わない内に錆びてしまったので、買い換えようと決めて1年以上も前に捨ててしまった事を……。

「……ない」
「買いに行く?」
「この大雪の中を?」
「ぜんざいは明日にする?」
「今すぐに食べたい」
「じゃあ買いに行かないと」

という訳で、オレ達は大雪の降る中、缶切りを求めてスーパーに行った。
マンションのタイルは滑るし、吹き付ける風は冷たくて顔面が冷えるし、車が脇を通ると泥雪の飛沫が足に掛かるし、いささか大変な思いをしながら。

だが、こんな機会は滅多にないので楽しかった。
奴と雪道をザクザクと歩きながら、ただそれが面白くて笑った。
「雪うさぎを作ろうかな」とか、「雪合戦をしようぜ」とか言って。

しかしながら、教訓。
たとえ2年に一度しか使わないようなものでも、使う可能性があるものは常に備えておくべきだ。
運命の女神とはなかなかサディストで、大雪が降った時に限って2年に一度のタイミングを与えてくるものだからな(汗)

2013_01_14_2.jpg
出来たてアツアツの美味しいぜんざい&ソムリエナイフと缶切り。

そんな訳で、皆さんも雪の休日を楽しまれているか?
都内は止んでしまったな。明日は天気が回復するようなので、明日には全て溶けてしまうかもしれん。その前に雪うさぎを作っておくか。

では引き続き、連休最後の午後を楽しくお過ごしください。
午後も幸運な事がたくさんあるように応援している。

また時間に余裕があれば夜に。

寒い日の朝は猫になってずっと布団でぬくぬくしていたいぜ! と思われる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 そんな季節になりましたね。雪が降る日に早朝から仕事に行くとか、想像しただけでRは震え上がって布団から出られません。
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プリズナー誓約書
Sun.13.01.2013 Posted in 恋愛
「どこのラウンジだ?」
「○○ホテルの1階の」
「判った、今からすぐに行く」

電話を切って、オレは奴が待っているラウンジへと向かった。
今日はオレにちょっとした用事が出来てしまって、奴はその用事が終わるまで時間を潰して待っていてくれた。

タクシーに乗れば○○ホテルにはすぐに到着した。
オレはラウンジに入って奴を探した。

だが、いなかった。

2回も客席を回って1人1人を漏れ無く確認したが、奴の姿も、レストルームなどで一時的に無人になっている席も、見付けられなかった。

『ここに居るって言ったのに勝手に移動したな!』

オレはちょっとムッとして奴に電話した。

「今、○○ホテルのラウンジだがいないじゃないか、どこに行った?」

すると奴もまたちょっとムッとしたような声でこう言った。

「○○ホテルじゃなくて○○ホテルだよ。さっきからずっと待ってるのに、お前こそどこに行ってるの?」

……○○ホテルか!!

恥ずかしくなって全身がカーっと熱くなった。
どうやらオレは聞き違えた訳でもなく何故かホテルの名前を勘違いして記憶していた。まったく似ても似つかない名前のホテルだというのに(汗)

「すまない、オレが勘違いしてた」
「そうなの? 急に怒った声で言われたらビックリしたよ」
「ごめん。今すぐに行くから待っていてくれ」
「もう、良いよ。待ってる」

2013_01_13_1.jpg

そして○○ホテルのラウンジに行ってみれば、奴はちゃんと目立つ席に座っていた。オレの姿を発見すると、口元をぷーと膨らませて(アヒルみたいで可愛かった)

「なんで○○ホテルって覚えたんだか」
「○○ホテルで誰かとデートする約束でもしているんじゃないの?」
「ないない。本当にただの勘違いだから許してくれ」

取り敢えず奴は許してくれてオレにメニューを差し出した。「罰はゆっくり考えるから、飲み物を注文して」と言って。

オレは紅茶を注文した。
そして奴に訊いた。「罰があるのか?」と。

「あるよ」
「どんな?」
「お前が怖がるのが良いな。鞭とかキャンドルとか、そういう喜ぶものじゃなくて」

いやいや、奴は誤解している。
鞭もキャンドルもちゃんと痛いし熱いんだぞ。何故か喜んでしまう結果になるのは否めないが。

しかし奴に思いっ切り容赦のない罰を与えられるのも悪くないかもしれない。──なとど期待しながらもオレは奴をなだめた。

「来月か再来月には有休が取れるし、その時に貴方の行きたい所に行こう。ホテルでもレストランでもTDRでも、好きに選んで良いぞ」
「本当にオレが決めても良いの?」
「勿論だ。どこか行きたいところがあるのか?」
「実はあるんだけど、でもお前に言い難くて」
「言い難いなんて、あははは。どこだ?」

これで仲直り出来るぞ、とオレは確信した。
奴は恐らくTDRかカールトンかステーキハウスに行きたがっているな、と見当を付けて。

しかし、奴の答えはオレの予想を裏切るものだった。

「富士急ハイランド」

奴はハッキリとそう言ったが、オレは自分の耳を疑って「え?」と聞き返してしまった。

「富士急ハイランドだよ。TDRにも行きたいけど、その前に富士急ハイランドに行って高飛車や鉄骨番長で遊びたい」
「本気で言ってるのか? オレを虐める為に言っているとかじゃなく?」
「お前の為? 違うよ自分の為だよ。お前の為に行って欲しいなら、前にお前が考えていた事をしてあげようか? 絶叫マシーンに乗る時にお前にローターを括り付けて、恐怖と快楽のどちらが勝つのか実験してあげようか?」

頬杖をついてニッと笑う奴の向かいでオレは唖然とした。
あの邪悪な微笑みは、オレを虐めて楽しむ為に行きたがっているに違いなかった(決めつけか? それともオレの願望か・笑)

去年、初めて富士急ハイランドに行った時、オレはかなり怖がって奴のサド心をたっぷりと楽しませたようだ。
それ以来奴は、オレにきつくお仕置きをする時はハイランドに限ると思ったのかもしれん。困った事だぜ。

そういえばあの時も『罰ゲーム』として行ったんだよな(汗)
だからオレは断れなくて高飛車にも戦慄迷宮にも乗った。失禁して失神しそうなりながらも頑張って。

本当に怖かったが、奴に絶対服従している状態にちょっとばかり酔いしれたりもして。

「マジかよ。今度こそ漏らすかもしれないぞ?」
「オムツがあるじゃない」
「オツムつけた彼氏と歩いて恥ずかしくないのか? 薄型のオムツでも尻がモコモコッとするんだぞ」
「あはははは!! アヒルみたいで可愛いかもね。今度は帰りの車の中で首輪を付けてあげようかな。そしてホテルに寄ってお前を可愛がるんだ」
「可愛がるってどんな風に?」
「恐怖に震え上がったお前を抱き締めて頭を撫でるんだ。そしてね……」

奴は声を潜めてエロティックでフェティッシュな提案を言ってくれた。

その日のオレは犬になって奴に可愛がれるらしい。いつもは奴が猫になってオレに可愛がられているからな。
と言っても、オレがインサートで受けになる訳じゃないぞ。体質の都合でオレはそれが困難だからな。

「それなら従う。行こうじゃないか、富士急ハイランド」
「でもその前に試練があるんだよ? 遊園地の中では実験されたりオムツをされたり」
「やっぱりオムツだけは止めよう。オレの人生の黒歴史になる」
「お前の大好きな羞恥プレイなのに?」
「オムツは羞恥っていうか幼児プレイだ」
「お前は幼児じゃなくて犬だもんね。あ、そうだ。その日の為にこの連休中に犬の調教の実験をしてみようかな。そういうのって興味はあったけど一度もしたことがなかったし」

オレは深く頷いた。
何ならラウンジを出たらすぐにやろうと。
オレはそれまでの会話でもう十分にその気になってしまっていたから。

そしてホテルに行った訳だが、その内容に付いては、いずれまた(笑)

だが、今日は首輪がなかったのでバスローブの紐で代用したが、奴がぎゅっと紐を引っ張る度に首に食い込んでゴホゴホと咳き込みながら「ストップ! マジでイく!」とか言って爆笑した。

やっぱり本皮の安心設計の首輪じゃないとダメだな。
だから今日は笑いっぱなしの予行練習になった。途中で首輪を取って、ロマンティックな流れになったけどな。

「こんなに笑いながらセックスをしていても感じるぞ」
「楽しくて好きだよ、オレも」
「ずっとしような。今年も」
「うん」

情熱や愛欲をぶつけ合うようなセックスも良いが、最近ではもっと柔らかな気持でするセックスも好きだ。

もっともオレは、その時の気分やムードで色々なセックスが好きになるんだかな。
奴も猫ちゃんから女王様からデカダンまで、実に色々な雰囲気で楽しもうとしてくれるしな。恋愛に於いて性愛の結びつきは欠かせないと思っているオレにとって、奴のそうした好奇心はとても有り難い。

そうそう、ホテルの部屋でオレは奴に誓約書を書かされた。
奴の可愛いムーミンの手帳に、『私、Rは必ず富士急ハイランドに行ってYの犬になることを誓います』と。最後にサインまでして。

これでオレはもう逃げられなくなった訳だが、あんなものに大喜びする奴はやっぱり可愛いよな。
オレが約束を破ったら、オレ達の共通の友人の全てに誓約書を見せると言っていたが、恥ずかしいから止めてくれ(笑)

という訳で、長くなって申し訳ない。
明日は連休最後の日だが、思いっ切り楽しく過ごそうな。

明日も皆さんに沢山の幸運があるように祈っています。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
おやすみ。

2回目なら絶叫マシーンも前ほど怖くないさ♪ と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 その言葉を信じたいので応援をお願い致します(汗)次回は前回乗れなかった超回転コースターにも乗せられるんだろうな(震)
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風呂場での秘密の出来事
Sat.12.01.2013 Posted in 恋愛
「指を切った」
「わ! 血が床に垂れてるじゃない!」

==========

もう2年以上も前になると思うが、オレは旧ブログに『包丁の切れが悪くて玉ねぎの微塵切りをする時に目が染みて辛い』というエントリーを書いた。

そしてその翌日には、『切れる包丁を求めて百貨店に行ったのだが、どれもスパスパ切れそうで怖くて買えなかった』というエントリーを書いた。

……ああ、実はオレはちょっとした刃物恐怖症で、病院で血液採取をされると目眩を起こす程度に流血恐怖症でもあるんだ(汗)

HIV検査の時の採血では、恐怖心と貧血で本当に倒れそうになって結果が出るまでの間、ベッドを借りて休ませてもらった程だ(病院での有料の即日検査で、40分ぐらいで結果が出るので普通は待機室の椅子に座って待つことになっている)

こんな格好悪い事は二度とブログに書くまいと思っていたが、キッカケがあればこうして書いてしまうのだから、オレはとことん羞恥プレイが好きなマゾだよな。

で、包丁の買い換えたが、結局しなかった。
玉ねぎの微塵切りすら困難な切れの悪い包丁を一昨日に至るまでずっと使っていた。
けれど、いよいよニンジンすら満足に切れなくなったので、仕方なしに今度こそ買い換える決心をした。

それでまた百貨店へ足を運んだが、やはりそこにある包丁はどれも怖くて(刃がギラギラと輝いていてな)、結局、近所のスーパーで1490円で売られている包丁を買った。これならそれほど切れないだろうと思って。

しかし昨夜の事、切った野菜が包丁に張り付いた時、指の表面を包丁に当てつーっとやってそれを取ろうとしたら、途端に皮膚がすっぱりと切れて赤い液体がどばーと流れてしまった。

以前の包丁ならそんな風にしても平気だったのにな。
例え1480円の包丁でも新品は良く切れるのだとビックリした。
オレには使い古して切れなくなった包丁がちょうど良いみたいだ。

==========

で、冒頭のシーンになる訳だ。

奴は救急箱を持ってきて手当をしてくれた。
消毒液をシューとかけて、絆創膏を貼って。

「ああ、ピリピリする」
「なかなか血が止まらなかったね」
「目眩がした」
「大丈夫?」

『大丈夫だ』とオレは答えようとしたが、ちょっと乙女の茶目っ気が出て、「ダメ。今日はもう何も出来ない」と言って奴に抱き着いた。

すると奴は、「後の事は全部オレがやるから、お前はゆっくりしていて」と優しい声で言って、オレを抱き締めて頬や額にキスをしてくれた。

嬉しくてオレは奴の胸に頬擦りなどをしたが、さすがに『ありがとう! 任せたぜ!』とは言えなかった。
奴だって仕事をして疲れているのだから、雑用の一切を押し付ける訳にはいかなくてな(汗)

「この指を水に濡らさなければ大丈夫だ」
「でも顔色が悪いよ?」←奴の気のせい。本当に平気だった。
「じゃあ、食後の食器洗いと片付けを頼む」
「本当にそれだけで平気? 他にして欲しいことはない?」
「……じゃあ、シャワーを浴びる時にオレの事も洗ってくれ」
「良いよ。お前はシャワーを浴びる時は手にビニールでも被せて入って」

『こんな時にふざけないの』と怒られるかと思ったが、意外にも奴はOKしてくれた。
というか、奴の優しさに付け込んでスケベ心を丸出しにした自分が恥ずかしくなった(汗)

で、食事の後、奴は本当にオレの身体を洗ってくれた。
「もう入るよ? 洗うからね!」とか言ってバスルームに入ってきて(Tシャツに短パン姿で可愛かった)

オレはこれ以上奴の優しさを汚すまいとして頑張ったが、ソープを付けた奴の手で全身をヌルヌルされたら意思とは裏腹に興奮してしまった。

奴はすぐにそれに気付いた。
「あーあ。指が痛いくせに元気なんだね」とか言いながら……と、以下略。続きはご想像にお任せ致します(笑)

という訳で、指の傷はもう大丈夫なので、明日も頑張って美味しい料理を作りたい。

今夜の中華レストランの料理も美味しかったけどな。
特にこの、マヨネーズ風味の車海老が。あと、カレー風味のチキンや、春巻きや大根餅やビーフンも美味しかった。

2013_01_12_1.jpg

しかし来週からは本腰で自炊の習慣を取り戻したい。
今日は福島の叔母さんから美味しいつき立ての餅を送ってもらったしな。明日はこれで、奴が食べても美味しいと思ってくれるような洋風お雑煮を作ってみよう。

明日は連休2日目だ。
皆さんも楽しく過ごされているか?
明日も楽しい事がたくさんあるように応援しています。

では、今夜もゆっくりと幸せな夢を。
風邪をひかないように温かくしてな。

おやすみ。

明日は指を切らないように美味しい料理を作るんだぞ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 ありがとうございます。明日こそここでお披露目できるような料理を作れるように頑張ります!
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安定感と幸福感
Sat.12.01.2013 Posted in 友人や家族
食事の後、口直しのワインを飲んだ。
奴は白いファーのストールに身体を包んで、オレはそんな奴の肩を抱いて。

オレは奴と過ごすそんな一時を幸せだと思った。そして同時に、偶然にも今年に入って耳にした幾つかの類似した話を思い出していた。

『高等学校卒業の学歴では未来の大学教授の妻として不適切』という相手方の親の判断で婚約を解消された女性の話。

『同性愛は一時的なもの、あるいは病んでいる人間のすること』という親の意見で交際を禁じられた上に病院に行く事を勧められた男性の話。

『コネもない作家志願の男に将来はないのだから別れろ』という親の判断で強引に関係を解消させられた女性の話。

恐らく、それぞれの親は我が子の将来を案じてそうした事を言ったのだと思う。どうやら多くの親とは、安定した人生を我が子に歩んで欲しいと思っているようだから。

オレの父親もオレに一流大学を卒業して公務員になる事を強く進めていた。
子供は親の理想する人生を歩んでこそ幸せになるものだと信じて、そんな父親に反発するオレを叱咤したり、「親の気持の判らないRは可哀相なやつだ」と哀れんだりしていた。

そんな父親も、オレがそれなりの収入を得てそれなりの人脈と交流を持つようになってからはオレの人生に口を挟まなくなった。一時は『ゴミ溜めみたいな人生』とまで言ってくれたものだが、多少は応援してくれるようにもなった。

だが、オレが同性愛者として奴と一緒になりたいと伝えたら、きっと父はまた頭ごなしに否定しただろうと思う。『人並みの人生が送れないのは恥ずかしい事だ』と何度も繰り返していたその台詞を言って。

けれど、父は一昨日の秋に亡くなった。
それによって家族の中でオレの人生を否定する人間は誰もいなくなった。

母はそうした事には柔軟らしいし(妹から聞いた話だ。本当は早く孫の顔を見たいのかもしれないが)、妹は以前から理解を示してオレと奴の関係を認めた上で自然に交流してくれる。

だから今のオレは、自分が幸せだと思う事に自由に触れる事ができる。
オレは恵まれている。
誰に咎められる事もなく同性の恋人と一緒に生きる決意が出来るのだから。

だが、一つ、胸に引っかかる。
亡くなった事によりオレに『恵まれている』という気持を抱かせた父親は、今は天国でどんな気持でいるのだろうか?

オレはそれが虚しい。父も虚しく思っているような気がする。
父はオレの為を思ってオレを否定し続けてきたのかもしれんが、その結末がこんなものになって、父は嘆かずにいられるのだろうか?

そしてオレは父が死してもなお親不孝者だ。
そんな結末は望んではいなかった。
まったく虚しいじゃないか。

話は冒頭に戻るが、
何の『口直し』だったかと言うと、実は、タジン鍋料理が失敗してな。
ごま油を足さないのがいけなかったのか、火が強すぎたのかは判らないが、野菜もビーフンも半分ぐらい焦げてしまったんだ(汗)

奴は無理をして「ここなら焦げてないし美味しいよ!」とか言って食べてくれたが、やはり焦げ付いた料理の後には甘い口直しが必要だった。

「こんな事なら自宅用のニャンコ先生まんじゅうも買っておけば良かった」
「デザートになりそうなのはシャンパンしかないね」

それは去年からずっと冷蔵庫の中に眠られていた天使のラベルの甘口のシャンパンだった。
普段はほとんど甘口のアルコールを口にしないオレ達だが、昨夜ばかりはそれがあって助かった。

「口の中が洗われるようだぜ」
「焦げてなかったら凄く美味しかったのにね」
「新鮮なホタテも焦がして勿体無い事をした」

という訳で、見た目も酷い出来栄えだったので、このブログでの写真公開も中止とさせて頂きました(汗)
次回、予定では連休中に! またタジン鍋に挑戦してみるので、その時にこそお披露目させて頂きます。

今夜は奴と一緒に中華料理の予定だ。
本当は昼ご飯を外食にするつもりだったが、オレの実家に急用が出来て中止になってしまった。
どうも母がインフルエンザに罹ってしまったようだ。急に高熱が出てしまってな。

インフルエンザの流行はこれからが本番なのかもしれない。
皆さんも油断せずに、外出の時にはマスクと、帰宅したらうがいと手洗いを怠りなくしてください。

では、また時間に余裕があれば夜に。
今日も楽しい事がたくさんある1日となりますように!

次回のタジン料理こそ頑張れ!応援してやる! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 応援をお願い致します!次回は本気で掛かって最高に美味いタジン料理を作りたいです!!
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予告メール
Fri.11.01.2013 Posted in 恋愛
お昼休みに、ごきげんよう。

今日はお客さんとの要件が終わった直後に昼休みになったので、オレは会社には戻らずに適当な喫茶店に入って昼食を食べることにした。

注文したのは、ヘルシーなサーモンのグリル。
オレはそれを食べながら自分のノートパソコンを開いて、趣味のパンツ探しの旅を始めた。

いつもは持ち歩いている本を読むのだが、今日は忘れてしまってな。退屈だったんだ(笑)

座席の構造上、ウェイターさんがPCのモニターを覗き見するのは不可能だったが、それでも料理を運んで来た時などは『股間を誇張したビキニを穿いた男のセミヌードを見ているのがバレたら物凄く恥ずかしい!』などと思って、その癖になりそうなスリルにドキドキした。あるいは既に癖になっているからそんな事をしてしまうのかもしれん。

海外サイトから楽天サイトまで幅広くチェックした。
すると、ローライズブリーフタイプのもので、奴にとても似合いそうなものを発見した。
アンティークなローズカラーで、息子の収納にちょっとしたコツを使うとキレイに膨らみが強調されるという素晴らしいデザインだ。

『これ、どうだ? 気に入ったら注文する』

オレはさっそく、そのパンツが紹介されているページのURLを添えて奴のiPhoneにメールを送った。
『わあ、素敵だね♪ ちょうどこんなパンツを穿いてお前の顔の上に座りたいと思っていたんだ♪』という返事を期待して。

しかし、実際の奴からの返事はこうだった。

『急にそんなメールを送って来るなんて! 見られはしなかったけど、同僚が目の前に居るところで股間のアップ写真が表示されて心臓が飛び跳ねたよ!』

怒られてしまった。
まあ、その状況を思えば確かにちょっとスリリングだったかもしれんな。

次回からは『急に』送るのは止めて、『このメールの次にパンツ拡大画像を送るぞ』と事前に予告メールを送っておこう。さすれば奴も心の準備をした上で場所を選んで画像を開ける。

けれど、その手の写真はいきなり送るから楽しんだよな。オレも今回はドッキリ感を狙って送った訳だし(笑)

『すまない、帰宅したら正座して詫びる。で、買っておくか?』
『首輪を嵌めてペンペンだ。そうだな、どうしよう、取り敢えず買っておいて』

首輪は望むところだ!
そして、『取り敢えず』とか付けちゃって奴もまだウブだな。本当はそういうパンツを穿いて色気を出すのが好きな癖にな。まったく可愛いぜ。ああ、興奮する。

という訳で、オレは耽美な色調のエロティックなパンツを色違いで2枚購入した。
ついでに夜の必需品の小物も一緒に。

そんな訳で、オレは外出している時には良くノートPCを開いているが、その5分の1ぐらいはそんな個人的な用事を行なっている。
だから近くにビジネスマンがいて同じようにノートに向かって真面目な顔をしているのを見ると、オレと同じようにエッチなサイトを見ているのではないかと疑ってしまう。

現に、あるホテルのラウンジでそんな外国人のモニターをさり気なく盗み見したら、外国人専門のヘルスの紹介らしきページ(下着姿のセクシーな女性の写真がずらりと表示されている)だったしな。見た目の雰囲気だけではモニターの中まで判らないものだ(笑)

さて、パンツは無事に注文できたので、これで安心して3日連休を迎えられる。
明日から休みなので今夜は外食にしようかと思ったが、奴が自炊を希望したので、今夜は自宅で食べる事になった。

実は昨夜……

「あれ? パンなの? タジンの料理は?」
「すまない、すっかり使い方を忘れて材料を買って来られなかった。復習して思い出したら作るぜ」
「そうなんだ……。お前が作った焼き立てのビーフンが食べたかったな……」

そんな事があってな。
奴は本当に残念そうにしていたので、今夜こそちゃんと作れるように会社でタジン用のレシピをチェックした。今日は暇だから仕事中にやりたい放題だ(笑)

レシピは完全に把握したので、奴の大好きなシーフードのビーフンを作ろう。ホタテをたっぷりと入れてな。

さて、そろそろ真面目に仕事をしよう。
夕方には外出で、またノートを開いてパンツ探しをしてしまいそうだがな。

皆さんも引き続き楽しい午後をお過ごしください。
パンツを買われる方は、カラーもデザインもフィット感もセクシー度もピッタリと好みに合うものが見つかるように応援しています(笑)

では、また時間に余裕があったら夜に!

タジン料理が上手く出来たらお披露目をしてね! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 奴の笑顔の為に頑張ります!そしてこれを機にタジン鍋のプロを目指します!
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友達 - 過去語り act.9
Thu.10.01.2013 Posted in 過去語り
奴にしてみればただの『飲み比べ』なのだろうが、
オレにしてみれば『初めてのデート』だった。

自分でも笑えるほどソワソワしていた。
とにかく楽しみで、待ち合わせ場所に到着したのは15分も前だった。

奴から急なキャンセルのメールが来ていないか携帯を確認した。
バーの予約はちゃんと入っているか電話で確認した。

そして、今日はどんな話をしようかと話題を考えた。
……が、思い浮かぶのは自分に都合の良いロマンティックかつエロティックな妄想ばかりで手頃な話題は何一つとして浮かばなかった(笑)

奴は時間ちょうどにやって来た。
ライトグレーのスキニーデニムにマリンブルーのブルゾンという、当たり前だが会社ではお目にかかれない格好で。

あまり洒落っ気を感じさせないそのスタイルは、会社に居る時よりもずっと奴を少年ぽく見せた。
おまけにニコニコと愛嬌たっぷりに笑って手を振るものだから、オレはついつい『なんだ、随分と可愛いじゃないか!』と口に出してしまいそうになった。

「待たせてしまって、ごめんなさい」
「いや、オレもさっききたばかりだから。それよりそのブルゾン、良い色だな」
「ありがとうございます。Rさんの着ているニットも格好良いですね。スーツじゃないから新鮮な感じがするし」
「ははは、そんな姿のY君も新鮮だぞ。ここは寒いから移動するか」
「近くなんですか?」
「ああ、すぐそこだ」

オレ達は駅を出て予約を入れたバーに向かった。
バーに着くまでの間、好きな酒の銘柄や、過去に最高でどれだけの酒を飲んだ事があるのか、そんな話をした。

時間が早かった為に、まだ他の客は二組ほどしか入っていなかった。
店内は落ち着いた灯りと静けさに包まれ、大きなガラス窓のすぐ向こうには東京タワーがライトアップされてとても美しく見えた。

「わあ、こんなところで飲むならもう少しマシな格好で来れば良かった……」
「いや、眺めは良いが、そんなにかしこまったところでもない。その服装で十分だぞ」
「そうですか? ムードが良くて、なんだかデートで来てみたいでちょっと緊張します」

奴はそう言って笑ったが、オレはドキっとした。
やっぱりここってデート向けの場所だよな? いきなりこんなところに連れて来ておかしく思われたか? と(汗)

しかし来てしまった今となっては取り返しは付かなかった。
オレは「最近のお気に入りの店でボトルを入れているんだ。カクテルやオードブルも美味いぞ。ケーキもあるしな」と言いながら、奴にメニューを渡した。

「ケーキは滅多に食べないです。Rさんは好きなんですか?」
「いいや、オレも甘いものはほとんど食べない(当時はそうだった) じゃあ、まずは辛口のシャンパンで乾杯するか。つまみは、取り敢えずオリーブとチーズで」
「乾杯は、初めての飲み比べ対して?」
「ああ。乾杯した時からゲームスタートだ。そうだ、どうせ勝負するなら何かペナルティを付けるか? 勝った方は負けた方の命令を何でも聞くとか」
「あはは、2人で王様ゲームですか? やりましょう!」

ピンクゴールドのシャンパンがそれぞれのグラスに注がれた。
そしてオレ達は互いのグラスを軽くぶつけて、相手が酔い潰れるまで終わらない飲み比べをスタートさせた。

「よし、どんどん飲むぞ。ウイスキーで良いか?」
「ウイスキーが一番飲みやすいですね」
「夕御飯はまだなんだろう? ここは料理も美味いから好きなものを頼んでくれ。今夜はオレがご馳走するから遠慮無くな」
「それは駄目です。オレもかなり飲むし」
「じゃあオレに買ったら割り勘で半分支払ってくれ。勝てなかったらここに連れてきたオレに任せるように」
「あはは! 普通は勝ったら支払わないものでしょう?」

奴に会う前はどんな会話をしようかと迷っていたが、一杯目のシャンパンを飲んだら話題に困ることがないぐらい会話が弾んだ。

それは多分、奴が陽気に受け答えをしてくれたからだと思う。
だからオレもノリが良くなって、酔が深まれば深まるほど饒舌になれた。

ほとんどはお互いの共通の話題である会社の話だったが、猫の話もして、趣味の話もした。
オレが踊りが好きでたまにクラブに行っている事を話したら、奴は好奇心いっぱいの顔になって「オレの仲の良い友達もそのクラブに行ってます!」と言って、今度3人で遊ぶ事になった。すっかり酔った奴が早速その友人にメールを打って話をまとめて(笑)

「さっきのメールでRさんの事をオレの友達だって書いてしまいました。すみません」
「構わないぞ。Y君と飲むのは楽しいな。今夜は誘って良かったと思っている」
「オレもラッキーだったと思ってます。楽しいし、もっと普通のパブに行くのかと思ったらこんな素敵なバーだったし」

奴にそう言って貰えて嬉しかった。
友人なら、『飲み比べ』などという口実をわざわざ付けなくても、これからも2人で飲みに行けるだろうから。

「新しい友達に乾杯!」
「あはは。乾杯!」
「でも会社じゃ今までと変わりなく接するぞ?」
「それは当然でしょう」

オレ達は二度目の乾杯をして笑った。
そしてもっと飲んだ。
オレ達は勝負をする為に飲んでいた筈で、はじめはグラスをカラにした回数をナプキンに書き込んでいたが、その内にそんな事など忘れて飲んで話して笑うばかりになっていた。

バーに入って2時間以上が過ぎた。
何時の間にか店内は満員になっていた。

その頃からオレは時計を気にし始めた。
酔っているくせに奴との飲み会がお開きになってしまうのが寂しくて、何度も時計を気にしてしまった。

あまり遅くなっては奴を困らせるかもしれないと思いながらも、もっと長く一緒に飲んでいたかった。
だからオレは奴にメニューを開いて見せた。「これもいけるから飲んでみないか? これも美味いぞ?」とオーダーを薦めて時間を長引かせた。

「ここでギブアップしたら、オレの負けかな……」

かなり飲んで食べて、これ以上はもう何も入らないと思った頃、奴がそんな事を呟いた。

奴は頬や瞼を赤くして、少し細めた目を潤ませていた。
その表情はとてもあどけなくて、オレはソファの肘掛けに凭れた奴の身体を抱き寄せたくなった。切ないぐらい、そうしたくなった。

「ああ、負けだな」
「支払いは?」
「諦めて負けろ」
「駄目」

その頃にはお互いにすっかりタメ口になっていた。
オレも会社では言わないような言葉遣いをして、奴も生意気だったり甘えたような言葉を言うようになった。

「まったく頑固だな」

オレはそう言って軽く奴の背中を叩いた。本当は抱き締めてしまいたい気持をきつく飲み込んで。

すると奴はこちらを向いて微笑んだ。
そのバーの座席はすべて横に並んで座る形式なので、そうするとオレと奴の顔はかなり接近した。

オレはかなり酔っていた事も手伝って、衝動的にその笑顔に吸い込まれそうになった。つい自分の気持の一片を(はっきりとは言わずに暗号めいた言葉で)漏らしてしまいたくなるような甘い気分になった。

だが奴の言った言葉はこうだった。
「酔い潰れて負けてそうだから、そろそろ帰ります」

それは『友達』としては当たり前な台詞だったが、オレは悲しいような憎いような、途端に目が覚めて苦い気分を持て余した。

奴は「正確にはどちらが勝ったか判らないから勝負は次回に」と言ったが、構わずに伝票を取って、カードを添えてスタッフに渡した。
1人で盛り上がっていた自分を恥じて、支払いでもサインでも何でもしてさっさとそれを忘れてしまいたかった。

電車で帰るのが億劫で、奴を誘ってタクシーに乗った。
先に奴を自宅周辺で下ろして、それからオレも帰宅するつもりで。

「奢ってもらった上に車で送って貰って、本当にデートみたいだ。Rさんはプライベートでも親切ですね」

タクシーの中で奴はそう言って笑った。

コチラはそんなつもりだったのだから仕方がないじゃないか……。とオレは思いながら、無邪気に酔いを楽しんでいる奴の頭を一回だけ撫でてやった。
さり気なく、怪しまれない程度に、「タクシーから降りたら気を付けて帰れよ」と言って、あの猫っ毛の髪を撫でた。

『友達で十分じゃないか。
 こちらの気持を知られて嫌われたり人にバラされたりしたら最悪だぞ』

奴がタクシーから降りた後、オレは自分にそう言い聞かせた。
けれど、そんな事をしても胸を燻らせる感情は冷めず、帰宅してシャワーを浴びてベッドに入っても、奴への愛しさを募らせるばかりだった。

続きを待ってるよ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 いつも遅くてすみません。次回はもう少し早くお披露目したいですm(__)m
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たくさんのキス
Thu.10.01.2013 Posted in 恋愛
お昼休みの後に、ごきげんよう。

昨夜は早く眠ったお陰で今朝の目覚めは最高だった。
安定して7時間半も寝たら、そりゃ体調が良くなるよな。だがそれが判っていても敢えて夜更かしをして頭が朦朧となって苦しむ道を選ぶのはマゾだからなのだろうか?

そんな訳で、今朝は6時に置きてちゃんとした朝食を作った。
奴にはチキンのグリルを。
オレはブリの照り焼きを。

それにインゲンとニンジンをボイルしたサラダを付けて、卵のスープも付けて、最近では稀に見る豪華な朝食となった。オレのダイエットには適していないメニューだったかもしれないが(笑)

「やっぱり早起きって良いもんだな。労働意欲が湧く」
「こんな朝食だと、話をしながらゆっくり食べたくなるよね」
「いつもは卵とサラダばっかりだからな」
「明日も早く起きれるように今夜も早く寝よう」

今夜は奴の学校日なので、奴の帰宅は遅い。
オレは正月明け業務の多忙も落ち着いてきたので、今夜は美味しそうなものを作って奴の帰りを待とうと思う。

かなり久しぶりに、もうずっとキッチンの戸棚の奥にしまいっぱなしにしていた『タジン鍋』を使って。

あれはもう2年ぐらい前になるのか?
当時、このブログに、『タジン鍋を買ったぜ! フルに活用して美味しい料理をどんどん作るぞ♪』とか書いていたよな(汗)

それがまさか、話題の健康器具と同様にブームの後にはキッチンの奥に封印するように仕舞われることになるとは……。

初心を取り戻して今日からまた使うことにしよう。
まずは何を作るか?
簡単にビーフンとかグラタンも良いかもしれんな。レシピをすっかり忘れてしまったが。

(オレにタジン鍋の事を思い出させてくれたs~oちゃん、ありがとうございます!)

「今日の帰宅は21時頃になる」
「判った。何か軽いものを作っておくぜ」
「ありがとう」
「それと、今日の昼間もファミマに行くから、もしも(ニェンコ先生の饅頭などが)あったら差し入れするぜ」
「本当に行くの? あったら良いね。差し入れてくれたらお礼にキスしてあげるよ」

と、今朝はそんな会話をしながら朝の支度をしたオレ達だが、お目当てのものはしっかりとゲットすることが出来た(詳しくはツイッターで)

奴の部署にもニャンコ先生のファンがいるそうなので少し多目に買った。
そして社内でこっそりと奴と会ってそれを渡した。

「みんなの分まで買って来てくれてありがとう」
「オレからの差し入れとは言わないで、自分で買ったって言うんだぞ。美味しかったら良いな」
「うん、そうする。本当にありがとう」
「良いって、あ、じゃあキスだけしてもらうかな」
「帰ってからいっぱいしてあげる」
「楽しみにしてる」

嬉しそうな奴を見送ってからオレも自分の部署に戻った。
けれど、すぐに奴からメールが来た。
何かあったのかと(饅頭が潰れていたとか・汗)メールを見れば、そこにはこんな事が書いてあった。

『kiss kiss kiss..... a lot of kisses!』

沢山のキスを受け取ってオレは満足した。
だが、今夜もちゃんとリアルでしてくれるよな? メールでしたからもう終わりってことはないよな?(汗)

そんな訳で、オレもおやつ時間になったらニャンコ印の七辻まんじゅうを食べよう。
それまで仕事を頑張って、後はタジン料理のレシピをチェックだ。多忙が過ぎたらサボりまくりだぜ(笑)

では、皆さんも充実した午後をお過ごし下さい。
引き続き楽しい事がたくさん起きるように応援しています。

夜もちゃんとキスのご褒美がもらえるから心配しないで仕事を頑張れ! と思って下さる方はランキングのバナーのクリックをお願い致します。 今夜はそれを楽しみに帰宅して料理を作ります!どうかオレの楽しみがなくなりませんように(笑)
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睡魔と淫魔
Wed.09.01.2013 Posted in SM・フェチ
眠い……。
と、オレはフラフラしながら帰宅した。

こんなに眠いのは昨夜2時間しか眠っていなかったからだ。もちろん正月明けの業務のせいだ。

だから今夜は帰宅したらすぐにシャワーを浴びて寝ようと思っていた。
晩ご飯は抜いて、とにかくベッドに潜って眠ってしまいたかった。

けれど、

「ただいま」とオレが玄関に入って言ったら、
「お帰り」と奴が出迎えてくれて、「さっきこれが届いたんだよ」と、インポート通販で買った、編み上げ式の黒革のロングブーツを差し出した。

「おお、なんてセクシーだ!」

途端にオレの目はぱっちりと開いた。それまで今にも閉じてしまいそうだったのに。

そして奴の肩を抱き締めて「履いてみようぜ」と、嬉々としながらリビングに入った。
ズボンを履いていてはせっかくのブーツが隠れてしまうので、奴に下着姿になる事を薦めながら。

「どう? 似合ってる?」
「似合ってる。(ローライズボクサーの)パンツがピンク色だからイカれた感じがして良いぞ」
「ご主人様に向かってイカれたって……こら!」

オレは奴の足に抱き付いて肌が露出している太ももにキスをした。ついでに『膨らみ』にも。
奴は笑いながらオレの頬をピシャピシャと叩いた。早くも興奮し始めているオレをもっと刺激するように。

奴はソファに横たわって腕を組み、ブーツを穿いたまま足を広げた。下部の入り口を見せ付けてオレに「来るんだ」と命令するように。

オレは喜んで『馬』になった。
奴の真っ白な足が真っ黒なブーツに包まれている様は、生々しいエロスとサディズムを同時に感じさせてオレをたまらなく興奮させた。

「駄目、もっとゆっくりするんだ」
「それこそ駄目だ。凄く気持良い」
「せっかち。鞭で打つよ」
「めちゃくちゃにしてくれ」

奴は感じてくるとブーツのピンヒールをオレの太腿や腰に食い込ませた。
そうされる度に眉間にシワを寄せて声を漏らすオレの顔を見上げて、「もっとだ、もっと腰を動かせ」と淫らさをあらわにした顔付きで微笑んだ。

そしてオレは苦痛と快楽に弄ばれる深みに嵌っていった。
夢中になった。
ヒールを食い込まされて、何度も頬を打たれて、興奮に任せて腰を揺さぶった。

奴がオレに達する事を許可して、奴の白い足とブーツに目掛けて欲望を吐き出すまで。

「買ったばかりなのにもう汚したね?」
「ごめん、凄く興奮してな」
「オレも。でもお前が洗っておいてね」
「……判った」

性急に始まった『調教』は慌ただしく終わった。
その忙しさは行為の後も同様で、奴はオレを抱き締めてキスをすると、ピンク色のパンツを穿いて仕事の為に自分の部屋に戻った。

オレはノーパンのままバスルーム(の脱衣所)に入って、黒革のロングブーツを拭った。オレの最愛のご主人様のものだから、一点の汚れも残さないように丁寧に。

そして今、
オレもまた性急に眠気を取り戻して、脳が渋柿になったかのように眠いぜ(汗)

あんなに眠くても刺激されればしっかりと役割を果たすオレって健気だよな。というか、単にスケベなだけか。

けれど眠気のある時は性欲も旺盛になるものだ。
そんな時には達した瞬間に睡魔に飲み込まれて泥のように眠るべきなのだが、今日は(奴の新品のブーツを汚しておいて)そういう訳にはいかなかったからな(汗)

だが、男マゾヒストのブーツフェチ率って物凄く高いからな。
あんまりマゾマゾしてないタイプでもブーツには興奮する男が多いのは何でだろう?

と、そんな疑問は横に置いて、今夜はもう寝よう。
奴もそろそろシャワーを浴びて寝室で本を読む頃だしな。

という訳で、皆さんも眠い時にがぐっすりとお休みください。
多少のノルマが残っていても、動かない頭で支離滅裂な書類を作るより、明日早く起きて頑張ろう(と自分に言い聞かせています)

明日も皆さんに沢山の良い事があるように応援しています。

では、おやすみなさい。
今夜も楽しくて幸せな夢を。

■明日は『過去語り act.9』を仕上げてお披露目いたします。

今回は唐突なフェチ物で失礼いたしました。「この程度なら別に構わないよ!」と思われた方はバナーのクリックをお願い致します。ちょっとした参考にさせて頂きますm(__)m
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