悠久の浴場伝説(テルマエ・ロマエ)
Thu.03.05.2012 Posted in 恋愛
外で奴を待つのは好きだ。
奴がオレを見付けて笑顔で手を振れば、オレも自ずと笑顔になって手を振り返す。

と言うことで、
本日観た映画は『テルマエ・ロマエ』

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「これの原作は面白かったです」とオレが言ったら、
「映画も面白かったから観てきたら?」と、ある先輩が招待券を譲ってくれたので、有り難く観に行く事にした。

映画は評判通りだった。

未完の作品をどうやってまとめるのかと思っていたが、なるほど上手く感動的にまとめたものだ。
ちゃんとクライマックスに相応しく、ルシウスの皇帝への忠誠心を貫き通した末に得たハッピーエンドに、ついつい胸が熱くなった。

特に前半は笑えるシーンの目白押しで退屈も感じさせない。
場内で何度も笑い声が上がって、思いっ切り気軽に楽しめる娯楽映画だった。

いや、娯楽面ばかりでなく、芸術文化面の見所(聞き所)もかなり多かった。

セットや衣装の美術も素晴らしかったし、その上、三大テノールのプラシド・ドミンゴ(大の親日家としても知られるイタリアのオペラ歌手)の神々しい美声まで聴けるとは! しかもお茶目な演技付きで。

今日は買いそびれてしまったが、このエントリーを上げた後にamazonでサントラを買っておこう。オレの好きな歌曲(プッチーニやヴェルディ)ばかりを歌っていたので、かなりお買い得だ。

そして、これをオレが書かずにどうするという感じで大いに評価しておきたい。

主役のルシウスを演じた、阿部寛の身体が素晴らしかった!
(個人的嗜好で言えばあとちょっとズッシリ感のある筋肉が好みですが、今は個人的な事は横に置いて語ります)

後ろ向きで衣装を脱いで全裸になるシーンがあったが、ピシっと伸びた背筋から繋がる引き締まった中臀筋と大臀筋(お尻)、そしてその下方に伸びる良い長い足が恰好良かった。

それから太く鍛えられた腕、身体の雄々しさを強調する胸筋・腹筋・大腰筋・腸骨筋、どれもお見事だったが、それらを惜しげもなく何度も披露していた。

この映画はお風呂をメインとしたストーリーなので露出度が物凄く高い。モザイクなしで股間を上手に隠した映し方もドキドキするばかりだった。

と、思いっ切りオレの視点から評価して花丸特点を付けておこう(笑)
だが演技も良かったとちゃんと言っておきたい。とてもキュートで、ホットで。

映画の後は、かなり盛り上がって奴と話をした。

「ああいう露天風呂に行きたい」
「銭湯も良いぞ。早い時間に行けば空いてるし」
「お風呂にああいうボトルを置きたくなった」

等と話をしながら、映画館の前にある階段を降りていた。

と、その時、
想定外の事件が起きた。

いきなり誰かが奴の名前を呼んだのだった。
心臓が跳ね上がるほどドキリとして後ろを見れば、そこにはオレの知らない女性が二人立っていた。

「わあ、○○さんも観に来ていたんですね!」

と、彼女達ははしゃぐように言った。
どうやら同じ会社の新人で、奴の間接的な部下のようだった。そして奴のファン?

彼女達の視線は必然的にオレの方にも向かってきた。
オレは軽く挨拶をしたが、プライベートな時間にプライベートな恰好で一緒に居る所を初めて会社の人間に見られて動揺していた。

奴などピンク色のスキニーデニムを履いて、ちょっとヒラヒラしたコットンのシャツを着ていたしな。
この手の事に勘の鋭い女性は多いそうなので、モロにデート中のファッションだと見破られやしないかとドキドキした(思い込みだけでまるで見当違いな人間をゲイ扱いする方も多いそうだが・汗)

奴は彼女達にオレを紹介した。上司であって、元は同じ部署に勤めていたという事を。
けれど彼女達はオレの事を知っていて、頭を深々と下げて挨拶をした。

『元同じ部署の親しい人間が一緒に映画を観に来ていた』

と、どうやらそういう事でオレと奴が一緒にいる説明が付いた。
本当にそう信じてくれたなら良いがな。

昼食を一緒にどうかと誘われたが、これから仕事の話をしなくてはならないと言って断った。
本当は、『恋人とデートだから』と言って断りたかったが、それはまあ追々に。

ああ、ずっと隠しているつもりはないんだ。
言ってしまっても大丈夫な時が来たら、オレと奴は自分達の本当の関係を告白して一緒に暮らすつもりでいる。
その為にも今は頑張っているんだ。独立できるように。あるいは、そういう評判に関係なく仕事が出来る力を蓄える為に。

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「ビックリしたな」
「ふふ、でもちょっと嬉しかった。オレとお前が親しいって事を、ほとんどの人が知らないから」

ホテルのラウンジで食事をしながらそんな話をした。
オレも奴と同じような気持ちでいた。知られるのは今はまだ困るが、奴がオレと親しいということぐらいは知っていて欲しいと、たまに思う事があった為に。

そもそもオレは独占欲が強い。
だから本当は知り合いの全てに知っていて欲しいんだ。奴はオレのものなのだと。
大人気のないことかもしれないが、それが言えないのは不安だし寂しい。

「お前をオレの恋人だって皆に紹介したいな」
「その時が来たらきっと紹介して。とても楽しみにしているんだ」

奴はニコリを笑ってオレに乾杯を求めた。
オレは笑い返して、自分のワイングラスを奴のそれにチンと当てた。

だが一つだけ、オレは胸の奥で小さな痛みを感じていた。
そういえば父親には最後までその秘密を打ち明けられなかったな……と思って。

連休後半の初日は、ちょっとスリリングにハッピーに終了。

皆さんもハッピーに過ごされたなら何より。
今夜は残りの3日の事を思って楽しく過ごそうな。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

<お礼>

ムーミン探しを応援して下さった方、ムーミン情報を教えて下さった方。
本当にありがとうございます!
まだ奴が求めているムーミンは探し出せてはいませんが、欧州に詳しいボストン君と、輸入食品に詳しい某君と、そしてこっそりと奴の同郷の友人にも協力をお願いする予定でいます。

二十年以上も昔のお菓子なので今は製造されていない可能性が高いですが、もしも見付かったら、皆様に感謝を込めてご報告させて頂きます。

見付からなかったら代用ムーミンをたくさん買うつもりなので、その時にはそれをご報告させて頂きます(笑)

いつも親身になって下さってありがとうございます。
奴の分まで一緒に、心からの感謝を申し上げます。

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スロウな休日
Thu.03.05.2012 Posted in 恋愛
「起きるか?」
「もう少し……」

猫様にご飯をあげた後、奴は再び眠りに落ちた。
オレも久しぶりにゆっくり出来る朝に微睡んで、いつのまにかまた眠ってしまった。

それから2時間ぐらいして、ほとんど同時にオレと奴は起きた。
奴が「ん……」と言って身体を伸ばした時に、オレも目を覚めて。
けれどすぐに身体を起こす気にはなれず、ベッドに入ったまま他愛もない話をした。

「今日はこれからどうしよう?」
「食事は?」
「まだ食べなくても良いや」
「あ、そうだ。これな、図書館で借りてきたんだけど」

オレが大きな画集を開くと、奴はオレの背中にくっついて背後から覗きこんだ。
全裸でいる奴の胸がオレの背中に密着した。そして、奴の声と息がオレの耳元をくすぐった。

不意にオレは顔を背後に向けて奴にキスをした。「おはよう」と言って。
奴はニコリと微笑んでオレにキスを返した。同じく、「おはよう」と言って。

それから1時間ぐらいして空腹を感じた。

「オレが作るよ。温野菜とチーズで良い?」
「オレはチーズはいらないから納豆」
「判った」

奴が朝食の準備をしてくれている間、オレはベッドメイキングをして、サイドボードの上を軽く掃除した。

そしてガウンを着てキッチンに行ったが、奴はまだ全裸のままそこに立っていた。
オレは暫し奴の後ろ姿を眺めた。全てが白い肌に覆われた、シャープなラインの背中や腰や、細長い足や、小さな尻を。鑑賞して、見惚れるように。

「寒くないのか? 今日は雨だぞ」
「全然。窓を閉めていると蒸し暑いぐらいだ」

奴は茹で上がった野菜に塩を振りながらそう言った。
オレは奴の背後に立って、奴の真っ白な肩を抱き締めた。

「良い匂いだ」
「ブロッコリーとチーズって良い匂いだよね」
「……ああ」

オレは奴の肌の匂いの事を言ったのだが、まあ良いか。

そして奴は、チーズの隣にあった納豆の匂いの事は口にしなかった(笑)
納豆は和食ヘルシーブームでデンマークのスーパーでも売られているが、それでも奴にとっては、あの匂いは『良い匂い』とは形容し難いようだ。

奴の肩にカーディガンを羽織らせてブランチを食べた。

「今日はずっと雨かな?」
「映画でも観に行くか」
「良いね。そのついでに学校で使うものを買いたい」

今日も思いつくままに過ごす休日。
奴と仲良く、映画と買物に行ってきます。

皆さんも楽しい休日を。

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