3日間を埋めるキス
Sat.24.03.2012 Posted in 恋愛
「寝てしまわない?」
「まだまだ起きてるぞ」
「良かった。起きて待っていて」
「判った」

奴はオレにキスをして仕事部屋に篭った。

3日間も会えなかったのだから、本当ならシャワーを浴びた後にはすぐにベッドに行きたかった。
だが出張から戻ってもの奴の慌ただしさは変わらなかった。今はそういう時期なのだから仕方がないが、判っていても寂しさや情欲を感じてしまうのもまた仕方のないことだ。

オレも二時間ほど仕事をしたが、身体を伸ばしたくなって寝室のベッドに横になった。
無論、眠るつもりはなかった。iPhoneで曲を聴きながら画集などを眺めて、奴が仕事を終えるのを待っていた。

30分程して、寝室のドアがノックされた。
そして奴が顔を出して、「起きてる?」と声を掛けた。

「起きてるぞ」

とオレは答えてヘッドホンを外した。
すると奴はこちらに来て、いきなりオレをベッドに押さえ付けるようにしてキスをしてきた。

オレも負けじとばかりに奴の頭を掴んで熱烈なキスをお返しした。もうこれ以上わずかにも埋められないぐらい唇を重ねて。

「終わったのか」
「終わったんだ」

お互いにキスをしたまま笑った。
だが夢中でキスをしている内に笑い声は消え、情欲に取り憑かれたように自然と息を荒げさせた。

オレも奴も、もう求めるものは一つだった。
互いの服を脱がし合いながら、唇と舌で耳や首筋をくすぐり合い、手でペニスを扱き合った。

3日間の禁欲が一触即発の状態で爆発したようだった。
回りくどく焦らすような事は一切せずに、すぐに身体を繋げた。
そしてオレは激しく奴を突いて獰猛な息を吐き、奴はオレに揺さぶられて歓喜の嬌声を上げた。

「凄い……ねえ、一人でしなかったの?」
「しない。貴方は?」
「一昨日……」
「どんな事を考えてした?」
「お前の硬いそれに……激しく……」

「激しくって、こんな風に?」

オレは四つん這いになっている奴の腰を掴み、より激しく腰を打ってメチャクチャに奴の中を突き上げた。

「ああっ! ああっ!!」

奴は両手でシーツを掴んで喘いだ。
真っ白な背中を艶かしく汗ばませて、尻をオレの方に突き出すその姿は、『そこが感じるからもっと貫いて欲しい』とオレに訴えているかのようだった。

数日ぶりに奴と繋がり、数日ぶりに身体の相性の良さを実感した。
オレのものは奴の中を擦って感じて、奴の中はオレのものに擦られて感じていた。

「頭がぼーっとする……」
「オレが髪を伏から、そのまま寝て良いぞ」

四つん這いの後に奴がオレの上に騎乗して、繋がったまま互いに自分のものを扱いて絶頂を迎えた。

その後一緒にシャワーを浴びてベッドに戻れば、奴はずっと目を閉じたまま話をしていた。

本当は仕事が終わったら倒れるように眠りたかったのかもしれない。
だが、オレにも良くあるが、どんなに疲れていても性欲が湧いてしまえば、それを果たすまでは眠れない時がある。昨夜の奴はそんな感じだったのかもしれない。……まあ、オレもそうだったが。

「あ、花」
「花?」
「うん……また花束を買ったらそれを鞭にするっていう約束。ごめん、今夜は出来なかった」

今にも眠りそうな顔をしながら何を言うかと思ったら、そんな事だった。

「枯れる前にやってくれ」とオレが笑いながら言うと、
「明日の朝が良い、あの花は勿体無いから、しおれている方ので……愛してるよ……ふふ……」と(目を瞑ったまま)言って微笑んだ。

しおれている方?
オレは暫し考えた。そんな花、この家にあったか? と。

考えている内に奴は眠ってしまった。
というか、最後の台詞を言い終わった瞬間に眠ってしまったのかもしれない。
疲れ切った身体でセックスをしたのだから、きっとシャワーを浴びている時には意識の半分は飛んでいたと思う。

オレは奴にキスをした。
「おやすみ。オレも愛してる」と言って。

その時、オレは唐突に思い出した。
確かにこの家には、オレが奴に贈ったのとは別の花があると。

けれど、あれは確かに花だが、花と言うより……それにずっと奴の部屋に飾っていて日数も経っていたから、だからオレは思い出せなかったんだ……と、この謎は次回のエントリーに持ち越す事にしよう。

という訳で、週末は良いな。
奴は昼に出勤して、オレも自宅で書類を書きまくっていたが、それでも週末は心に余裕がある。

皆さんも引き続き楽しい週末をお過ごし下さい。
たくさんの楽しい事が起きるようにお祈りしています!

それにしても、今年は寒いな?
花粉症と共に春風邪も流行っているようなので、外出の時にはマスクを忘れずに。

では、今夜も楽しくて幸せな夢を。
おやすみ。

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