苺満月の願いが叶いますように
Mon.17.06.2019 Posted in 恋愛
ブログを書くと決めた途端に忙しくなってしまいながら、ごきげんよう。

先日オレはそれを見付けてしまい、驚きを隠せずに奴の部屋に向かった。

「これ、まだ持っていたのか。もう捨てたらどうだ?」
「捨てない」
「でも何年穿いてる?」
「3年ぐらい?」
「いや、もっと長い筈だぞ。えーっと、買ったのはあの時だから……5年以上だ!」
「ええーっ! そんなに経つの!?」
「オレが貴方にプレゼントした本人だから間違いない」
「でも、まだ穿けるよ! ほら、スナフキンとムーミンの顔も伸びてたるんでない」
「そうかもしれないが5年以上も穿き続けているパンツ(メンズ用下着の方)ってちょっと凄すぎないか!?」

奴は頑として今後もそのムーミンのパンツを履き続けると言う。
そんなに穿きたいならオレもそれ以上は言うまいと思ったが、奴って本当に物持ちが良いな! オレ達がこんなに長く付き合えているのも実は奴のその物持ちの良さも深く関わっているのかもしれない。

(↑書きながら急にそう思えてきた。オレは奴と付き合うまで、すぐに別れる交際ばかりを繰り返してきたのに奴とだけはこんなにも長く付き合えている。奴が物持ちの良い性格で幸運だったようだ・汗)

しかし奴から良く良く話を聞けば、そのムーミンのパンツはオレからプレゼントされてから暫くの間は勿体なくて穿けなかったそうだ。

プレゼントされたばかりの頃はオレに見せる為もあって数回は穿いたが、後は引き出しの中に大切にしまっていたらしい。2年ぐらい経ってからようやく普通に穿けるようになったが、それでも頻繁に穿くのはやはり勿体なくて極々たまにしか穿かなかったとか。

その話を聞いてオレは納得する。
そういえば今回、ムーミンパンツが洗濯物として出されているのを見たのは物凄く久し振りだった。だからオレは物凄く驚いた。「このパンツまだ持っていたのか!」と。もうずっと見ていなかったから、てっきり何年も前に処分したのだと思っていた。

「そんなに大切にしてくれていたとは知らなかった」
「大切だよ。オレが故郷に居た頃のムーミンの思い出を話したらお前がわざわざプレゼントしてくれたものだからね」
「そうか。もう穿き古してボロボロになって捨てたのかと思っていた」
「捨てる時にはちゃんと言うよ。捨てる前にお前にもう一度ありがとうって言いたいから」

まさかムーミンパンツに感動させられる日が来るとは。

良い子だなあ……と、オレは奴の頭を撫でこながら決意した。オレも奴から貰ったものとお別れする時には奴に礼を言おうと。そして今日みたいに当時を振り返ることが出来たら最高に嬉しい。

==========

そんな訳で、昨日は父の日だった。
相変わらず今もオレ達は母の日と父の日にはプレゼント交換をしているが、昨夜奴から貰ったものは……内緒にしておこう(笑)

だが実用性に長けた物凄く良いものだった。
オレを応援してくれている奴の気持ちが込められていて最高に嬉しくなった。

オレはそれを地道に使って、やがて使い切って収納ケースを捨てることになったら奴に礼を言いたい。これを貴方がプレゼントしてくれたお蔭であれだけのことが出来たと。

どうせならたくさん感謝にしたいのでたくさんのことをやり遂げたいぜ。「これを貴方がプレゼントしてくれたお蔭で石油王になれたぜ!」とはまではいかないだろうが(笑)、奴の思い遣りに倍返しできるぐらいは頑張りたい。

ところで今夜はストロベリームーンだ。
言い伝えによればこの満月は恋を叶えてくれるとか。
オレが外を見上げた時には曇っていて見えなかったが、今はどうだろう?
だが見えなくても皆さんの一途な想いが叶うように応援しております。

では引き続き楽しい苺満月の夜を。
明日の幸運も祈っています。

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猫のいる道
Mon.10.06.2019 Posted in 気軽な雑談
~5月3日~

「今日はリアル猫いるかな?」
「いた。今日もエリザベスカラーを首に巻いて出窓から顔を出している」
「可愛いねえ。エリザベスカラーは怪我をしたせいかな?」
「フェイク猫もいるぞ」
「でも今日は2匹しかいない」


~5月12日~

「今日はリアル猫いるかな?」
「いない。フェイク猫だけが出窓に並んでいる」
「いないね。でもあのフェイク猫も可愛いね。木彫り?」
「今日は3匹揃っているぞ。色違いの服を着た小さいのが並んでいると可愛いな」


~5月28日~

「今日はリアル猫いるかな?」
「いた! 今日もエリザベスカラーを付けている。だがフェイク猫が1匹もいないぞ」
「フェイク猫達どこに行っちゃったの!」
「きっとリアル猫が落としたんだ。そこはオレの場所だ! って」
「あはは、そうかもね」


~6月4日~

「今日はリアル猫いるかな?」
「いないぞ。フェイク猫達もいない」
「みんなどこに行っちゃったのー!」


~6月9日~

「今日はリアル猫いるかな?」
「いた。相変わらずのエリザベスカラーだ。フェイク猫もいるぞ」
「でもフェイク猫2匹しかない」
「今日こそみんな揃ったと思ったが、リアル猫がフェイク猫の一匹を落としたかな」
「思ったけど、エリザベスカラーに引っ掛かって落ちちゃうのかもしれない。リアル猫がいない日だけフェイク猫は3匹揃っていたし」
「ああ、なるほど……」
「リアル猫もフェイク猫もいなかった日は掃除で退かされていたのかも」
「有り得るな」


さて、ここで問題です。
リアルと猫とフェイク猫、同じ数がいた日は何日と何日でしょうか?

正解された方には漏れなく奴とオレが描いた下手糞ニャンコの直筆イラストを……なんて冗談です(笑)
ちなみに日付は適当です。


我が家の近所にはいつも猫に会える道がある。
そこは奴とオレのお気に入りの散歩コースだ。

だが一度だけ一匹の猫もいなかった。
そしてみんなが揃ったところを見たことは一度もない。

いつかリアル猫さんのエリザベスカラーが取れてフェイク猫さんが一匹も落とされず、みんな揃ったところが見られるだろうか?

もしもそれが確認できたらここでご報告いたします。
その日はきっと奴と乾杯すると思います(笑)

==========

そんな訳で、
短文ですが、ごきげんよう。

今年の梅雨は梅雨らしい長雨続きだな。
季節感はあった方が嬉しいオレだが、こんな時期にインパを控えているのでちょっと焦ってしまう。

まあオレ達の事なので(というか奴の事なので)、大雨だろうとパークに着いてしまえばまたアトラクション巡りに夢中になるのだろう。今回は久々だし、初めて入る予定のレストランも楽しみなので、また当日にはささやかにツイッター実況を行いたいと思います。お時間に余裕のある方がおられましたらお付き合い頂けると嬉しいです。

明日も関東は雨の予報……と思っていたが明日から曇りと晴が続くようだ。近頃の予報はしょっちゅう変更されるので直前にならないと判らない。さてインパの日はどうなることやら。

皆さんも天気の変化に振り回されて傘などお忘れになりませんように。
天気がどうであれ、明日も楽しい日になるように応援しております。

では今宵も楽しい夢を。
おやすみ。

いや、おやすみするには早い時間だな(笑)
引き続き楽しい夜を!

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秘密はダブルベッドの下
Fri.07.06.2019 Posted in 恋愛
梅雨に入った日に、ごきげんよう。

今日はさっそく訪問先に傘を忘れて来てしまった。途中で雨が上がるとどうも忘れてしまう。忘れないでいるコツなどあるのだろうか? 今年の梅雨も何度も奴に叱られそうで喜んで……いや、困っている。

先日、久しぶりに浅草でサド二人組に囲まれた。
サド二人とは言うまでもなく奴とボストン君のことだ。

二人は先に待ち合わせた店の席に就いていた。
オレが後から加わると、何やら二人揃って意味ありげに笑い出す。

オ:何だ?
ヤ:お前の話をしていたんだ。
オ:オレの?
ボ:さっきオレのグラスの氷にいきなり亀裂が入って欠片が弾け飛んだ。
ヤ:お前の注文した飲み物の氷もそうなってお前の顔に当たったらお前は喜ぶだろうねって話していたんだ。

何なんだこのサド共(汗)
もしかしてオレの可愛さに嫉妬しているのか?
オレはそんな事に喜ぶような軽いマゾではないのにな(恐らく大はしゃぎで喜ぶが)

まあ彼らは変態だからそういう発想をするのも仕方がないと、オレは諦めてドリンクをオーダーした。氷が弾けて飛んでくれそうな強炭酸のものを。ワクワクしながら飲んだが最後まで弾け飛んでくれなくて物凄くガッカリしたが。

ところで、久し振りに三人で集まったのは特に理由はないが、強いて言えばボストン君の見送りの為だった。

彼は数日後から長期に渡るバカンスと出張で海外に滞在するので、出立の前に会ってしっかりと土産をねだろう……ではなく、長い道中と滞在中の無事を祈る為に乾杯してやることにした。

オ:そんなに長い間海外にいるのも珍しいな。
ボ:要件が重なってな。
ヤ:写真を撮って送って。でもボヤけているのはいらないからね。
オ:それは無理な注文だろ。ボストン君の写真っていつもボケてるから。
ヤ:そうだね。前もボケているのばっかりで、ボケていないのを探したら一枚もなかったからね。

奴がキツい女王様っぷりを発揮しながら和気あいあいと話をして、その内に話の焦点はオレの休暇に当てられた。何故かというと、この三人の中で一番アクセクと働いてほとんど旅行に行っていないのはオレだからだ(泣)

ヤ:そうなんだよ。Rってディズニーランドすら行かなくなったんだよ。
ボ:そのぐらいの余裕もないのか?
オ:そのぐらいはあるけどな。
ヤ:老けるよ? 楽しもうって気持ちがなくなったらダメだってお前も言っていたじゃない。
ボ:Rは昔から年齢の割に老けているから気を付けろ。
ヤ:そうそう。

お二人の優しいお心遣いに説得されてオレは今月中におよそ一年ぶりのインパ(ディズニーリゾートに遊びに行くこと)を決めることにした。

梅雨入りしているが大丈夫だろう。過去に一度、大雨強風の日にインパしたが乗り物が乗り放題で意外と楽しかった。奴と一緒にずぶ濡れになってハイテンションでアトラクション巡りをしたのは良い思い出だ。

「ホテルはどこにする?」
「パーク内のも素敵だけど、あのホテルも良いな」

帰宅してからオレ達はさっそく日にちを決めてホテルの予約を取ろうとした。しかしその日のツインルームは満室。

「ダブルなら空いている」
「ダブル……」
「嫌なら他のホテルにするぞ」
「嫌じゃない。でも緊張する」
「なんで緊張」
「ホテルでダブルベッドなんて久しぶりだから」

そんな事を言いながら奴は手を後ろで繋いで片足をぶらぶらさせる。何でいきなりそんな可愛い仕草をするのかと不思議に思ったが、どうやら照れていると恥じらっているとか、そんな感じらしい。

「じゃあここで良いか?」
「うん」
「寝相が悪かったらすまない」
「良いよ。頬をペシペシするから」
「ははは、じゃあわざと寝相悪くするか」
「忙しい間もマゾだね」
「年中無休でマゾだ」

奴があんな素振りを見せるからオレまで緊張してしまいそうだぞ。
だが久々の夢の国の後の、ロマンティックな欧州風ダブルベッド。そんな部屋に泊まるのなら、ちょっとぐらい初々しい方が良いのかもしれない。

しかし後から判明する。そのホテルの部屋にはエキストラベッドを無料で追加することが出来ると。

気を利かせてエキストラベッドを頼むべきか?
いいや、それは駄目だな。知らなかったことにしておこう。

==========

という訳で奇跡の2夜連続更新でした。

以前は自分のエントリーを長文だと感じていたが(1000~2000文字位です)、今は仕事で大量の文章を書いているせいで短く感じる。
だからと言ってポンポン書ける訳ではないのが残念だ。ブログは書く速度よりもネタがあるかどうかが問題だからな(笑)

さて、本格的に梅雨入りしたぞ。
予報を見ると見事に大雨続きだ。

奴は用心してインパ用にラバー製の靴を買ったが、皆さんもお足元にはお気を付けください。靴の中に雨が染み込んで気持ち悪くなりませんように。濡れたタイルで滑って転びませんように。乱暴な運転の車に水しぶきを掛けられませんように。服が濡れて風邪を召しませんように。

では楽しい週末をお迎えください。
今宵も心地の良い夢を。
おやすみ。

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近状オムニバス
Thu.06.06.2019 Posted in 気軽な雑談
暫くぶりに、ごきげんよう。
今宵は軽くオムニバス形式で近状報告を。といっても短い話を2つだけだが(笑)


■あんみつ

過去にも度々書いたが奴は和食デザートが好きだ。特に餅系だが、欧州人が餅を好むのはとても珍しい(あんころ餅好きなスウェーデン人もいるが)

先日、一緒にデパ地下に行った時に奴はカップに入った「あんみつ(@梅園)」を買った。過去にオレから半分貰って食べた時に寒天が美味しかったからだそうだ。相変わらず渋好みの猫顔金髪美青年だ(今も奴君至上主義です)

で、奴はそのあんみつはオレが仕事に出ている間に食べた。オレは仕事をしながら『今ごろ美味しく食べているかな』などと思っていた。

しかし帰宅してから奴に「美味しかったか?」と訊くと、奴は「うーん」と妙な顔をする。オレは不思議に思った。あのあんみつが美味しくない訳がないのだから。

「どんな味だったんだ?」
「味が薄かった」
「え? 黒蜜と餡子が入っているから甘い筈だが」
「それがほとんど甘味がなくて、寒天に餡子を乗せながら食べたんだ」
「甘さ控え目な味付けになったのかな……」

自分でそう言っておきながら本当にそこまで甘さ控え目のあんみつが存在するのか物凄く疑問だった。

しかし、その2日後。

部屋の掃除をしていた奴が突然、「これだ!」と言いながらリビングに入ってきた。

「何かあったのか?」
「これ、見て! この間のあんみつ、これを入れて食べるんだったんだよ!」

奴はそう言って手に持ったものをオレに差し出す。
それはプラスチックの容器にたっぷりと入った、おそらくあんみつのカップの中に添えられていたと思われる黒蜜だった。

「これを入れなかったら甘くなくて当然だ!」
「デスクの上にノートを積み重ねていてね、その横に隠れていたんだ!」
「今ごろ見つかってもな!」
「あんみつ、勿体ない食べ方をした!」
「また買わないと!」

そんな訳で、次の休日もあんみつを買うことになりそうだ。
今度こそ奴が美味しくあんみつを食べられるように皆さんも応援して頂けると嬉しいです。

しかし暑くなってくると何となくあんみつが美味しそうに思えてくる。涼を求める日本人のDNAがそう思わせているのだろか?
今度はオレの分も買おう。そして冷蔵庫で冷やして奴と一緒に頂きたい。どうやら関東では明日から梅雨入りして涼しい日が続くようだがな(汗)


■奴みたいな男

先日、とある地下鉄の電車に乗ったら隣に若い男が座った。

オレの隣に座った時に良い香りがフワリと漂い、それに惹かれてそちらに視線を向ければ、膝の上に新鋭アート的な猫のイラストが描かれているトートバッグが置かれているのが見えた。

奴みたいな人だ。

オレは視線を自分の手帳に戻しながら思い出した。そういえば先日も奴は、この系統の香水を身に付けて猫のバッグを持って出かけていたと。まあ、先日も何も、休日にはほとんどそうなのだが。

帰宅して、奴にその話をした。
貴方みたいな人がいたと。

「へえ、そのトートバッグをオレも見たかった」
「どこで売っているのか訊けば良かったな」
「あはは、そんなにオレが好きそうなバッグならお前に買って欲しいって言ったかもしれない」
「じゃあやっぱり訊けば良かった」

もしかすると『猫 イラスト トートバッグ』で画像検索を掛ければ見付けられるかもしれないと閃いてオレはスマホを開いた。

結果は、見付けられなくて残念。
だがそれとは違うバッグを奴が気に入ったので、それをプレセントすることにした。

「涼しそうな色使いで夏に良さそうだな」
「嬉しいけど良いの? 急に買ってもらうことになって」
「ああ、貴方が持ったら絶対に似合うから買いたい」
「そう? じゃあいっぱい持ち歩くね」

奴はそんな嬉しい事を言ってくれた。
今年の夏は白い猫バッグを持って楽しそうに遊ぶ猫型彼氏の姿が拝めるのだからオレが喜ばない訳がない。

「お前もこういうのを持たない? 軽くて便利だよ」

奴はそう言って別の猫バッグを指さす。
有難かった。だがオレは辞退した。確かに可愛いかったがオレはどうもトートバッグは似合わなくて、それを持って出かける勇気が出そうになかったからだ(汗)

==========

という訳で近状報告でした。
本当はあと一つ書きたい話があったが、また後日に。

このブログの更新はかなり久しぶりだが、皆さんはお元気にお過ごしでしたか?
先にも書いたようにこれから梅雨入りするので、肌寒い日や気圧が乱れる日などに体調を崩さないようにお気を付け下さい。

そして、長きに渡って放置していた間にもここに訪れて下さったり、ランキングバナーをクリックして下さったり、復帰を待って下さったり、ここに気持ちを傾けて下さった全ての方々に感謝を申し上げます。ありがとうございます。

では今宵も楽しい夢を。
明日も幸運な日になるように祈っています。
おやすみ。

追記。このブログもそろそろデザインを変えようかと考えている。スマホの普及と共にウェブサイトのスタイルは変化して、今やこのブログの文字は小さすぎて読みにくい。よな?

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夏の小鬼はなかなか手強い
Tue.04.07.2017 Posted in 友人や家族
数カ月ぶりに、ごきげんよう。

ブログの休止宣言をしたのは昨年の9月の中旬。これから涼しくなり始めようとする頃だった。

そして休止を終えてみれば、今は7月の初旬。これから暑くなり始めようと……いや、既に十分に暑いな? 東京都では30℃を超える日が続くようだし、今夜は今年初の熱帯夜だ。

このブログを長く読んで下さっている方々はご存知だろうが、オレのパートナーである奴君は暑さに弱い。長く日本に住んでいるとは言え、湿気とも暑さとも無縁な北欧生まれなのだから仕方がない。今年も夏日が始まったゴールデンウィーク辺りからバテバテだ。

「食欲がないから今夜はフルーツだけで良い」
「パスタも食べられないか?」
「うーん、良いや。頬の火照りが治らない」
「早くも重症だな」

度々そんな会話を交わしているが、そればかりか……。

辛いものなら食欲を刺激されるという事でカレー屋に行った時、奴はボーっとしながら店頭のサンプルにを悪戯するように指で突いたら、それは樹脂制ではなく本物のカレーで奴の指はカレーまみれになった。すまないと思いつつオレは爆笑して奴に背中をどつかれた(快感)

おまけに、中華レストランに独りで行って会計をした時、奴はボーッとしてレジカウンターに財布を置いて店を出てしまった(帰宅後に店に問い合わせたら財布は保管して下さっていたので良かった)

「来週ハワイへ行くが、一緒に行くか?」

と奴に持ち掛けたのはボストン君。
オレは「オレもオレも!」と言ったが相手にしてもらえなかった。相変わらず差別が激しい。

「行きたいけど急に一週間の休暇なんて取れないよ。それにもうすぐR(オレ)と京都・奈良へ行くから」

と奴が断ると、ボストン君は(物知りな大人の男をアピールするように)こんな事を言った。

「京都か。京都なら初夏も良いが真夏も良いぞ」
「真夏は凄く暑いんじゃない?」
「じっとりとした暑さの中、古都の街並みが打水される光景は良かった。それと、一斉に騒がしく鳴く蝉の声が京都の山々に染み入るようで素晴らしかった」
「へえ……」

日本の情緒が大好きな奴には、そのセリフはたまらなく誘惑的だったようだ。ボストン君と別れてから早速「真夏に行こうか?」と言ったぐらいに。

「かなり暑いぞ?」
「暑いって言っても外を歩く時だけだし」
「その歩いている最中に倒れて溶けなけりゃ良いが」
「あはは、溶けないよ」
「じゃあ貴方に任せる。行きたい日が決まったら言ってくれ。スケジュールを調整するから」
「うん」

予定では7月の下旬に行くつもりだった。
しかし夏の小鬼はなかなかの悪さ好きで、その予定は延期となった。

実家で13年間暮らしていたガーナ子という名の猫が死んでしまった。
毎日世話をしていた妹は酷く落胆して何度も何度も留めようのない涙を零した。

妹からその報告を受けた時、オレは自分の親指に残る傷痕に目を遣った。ガーナ子が実家に来て間もなく、オレが無理にガーナ子を抱っこしようとして噛まれた傷痕だ。オレは思った。死に目に会うことはできなかったが、この傷を残して貰えて良かった……と。

「すまない、京都と奈良は延期して良いか?」
「もちろんだよ」
「勝ち気な目をした強い子だったのにな」
「シロ子をいつも負かしていたのにね」
「シロ子もこれから寂しいだろうな」
「そうだね……」

ガーナ子を見送った夜、オレと奴は実家に泊まって話をした。酒を抜きにして、ソファの下とかカーテンの裏側とか、ガーナ子が良くいた場所を眺めては、その時その時のガーナ子の様子を思い出して。

以下、妹から聞いた話だ。
これを語りながら妹はまた泣いてしまったが。

室内で洗濯物を干す場所の横にはガーナ子のお気に入りのソファがある。しかし洗濯物を干そうとすると決まってガーナ子はどこかへ行ってしまう。安眠を妨害されるのが嫌だった為か、あるいは干す邪魔にならないように気を使った為か。

だが、病状が進行すると洗濯物を干し始めてもどこかへ行かなくなった。行けなくなったからだろう。身体が辛くて、行きたくても動けなくて。

「来年のこの日もチューリップを買って供えよう」
「忘れないようにメモっておく」
「白いソックスが可愛い子だったよね」
「あのアンヨがもう見られないのが辛いな」
「もっと撫でておけば良かった」
「そうだな」

語りだせば後悔は尽きない。
もっと撫でてやれば良かった。
もっとオヤツを差し入れれば良かった。
もっと語り掛けてやれば良かった。
……。

それでもガーナ子が少しでも楽しく暮らせていたのなら嬉しい。大満足とまではいかなくても、「あの時にもらったオヤツは美味しかった」と天国で思い出してくれるぐらいには満たされていたなら。

ところで、オレは忘れられない贈り物をガーナ子から受け取ったのかもしれない。

妹に報告を受けた時、オレはまったく実感を覚えなかった。だが、そのくせに翌日の早朝(目覚める間際)に夢を見た。ガーナ子が元気に飛び跳ねている夢だ。それを眺めながらオレは思った。良かった元気だ、と。

あれは虹の橋を無事に渡ったというガーナ子からのメッセージだったのかもしれない。今はもうこんなにも元気だから、たとえ実家に来て痩せ細った亡骸を見ても悲しまないで欲しいと。

もしもそうだったのなら、優しい子だな。
悲しまないでいるのは無理だったが。

しかしガーナ子は辛い苦しみを乗り越えて今は楽になったのだという安堵を覚えられた。もっとガーナ子にしてやれることはなかったのかという疑問に胸を痛ませながらも、頑張ったなと、ちゃんとガーナ子を見送ることが出来た。

==========

という訳で、お久しぶりです。
このエントリーを機にまた不定期ではありますが更新しようと思います。

長期休止期間にもこのブログを訪れて下さった方々に心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます。

どうぞ今後もご贔屓の程を。
全国的に今年の夏も非常に暑いようだが、皆さんがバテることなく(奴はバテバテだが)日々元気であるように応援しております。

では今夜も楽しい夢を。
おやすみ。

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